JPS5849527Y2 - 通信ケ−ブル - Google Patents

通信ケ−ブル

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Publication number
JPS5849527Y2
JPS5849527Y2 JP1979089159U JP8915979U JPS5849527Y2 JP S5849527 Y2 JPS5849527 Y2 JP S5849527Y2 JP 1979089159 U JP1979089159 U JP 1979089159U JP 8915979 U JP8915979 U JP 8915979U JP S5849527 Y2 JPS5849527 Y2 JP S5849527Y2
Authority
JP
Japan
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insulator
quad
linear
longitudinal direction
conductor
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979089159U
Other languages
English (en)
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JPS568011U (ja
Inventor
徳治 吉田
智勇 原島
秀男 山本
伸哉 小島
誠 大村
信夫 富田
建也 淵上
Original Assignee
日本電信電話株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電信電話株式会社 filed Critical 日本電信電話株式会社
Priority to JP1979089159U priority Critical patent/JPS5849527Y2/ja
Publication of JPS568011U publication Critical patent/JPS568011U/ja
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Publication of JPS5849527Y2 publication Critical patent/JPS5849527Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、通信ケーブル、特に多対化と製造工程の簡略
化とをはかると共に漏話特性の向上をはかった星形平衡
ケーブルに関するものである。
従来の星形平衡ケーブルはまず一本の導体に絶縁体を被
覆して心線を形成し、次に4本の心線を撚り合せてカッ
ドを製造している。
したがってこの場合、絶縁被覆工程と撚り合せ工程との
二つの工程が別々に存在し、生産性の向上には限界があ
った。
また一般にケーブルの損失は同一カッド内の導体間距離
によってほぼ決まり、他カッドの導体が接近しても損失
に大きな変化(1ない。
したがってカッドの導体から外側の部分の絶縁厚は薄く
てよく、薄くすることによりカッドの外径は小さくなり
、ケーブルの収容対数を増すことができる。
しかし、従来のように導体の一本一本に絶縁体を被覆し
、これらを撚り合せてカッドを形成する方法ではカッド
の導体かり外側の絶縁厚を薄くできないという欠点があ
った。
本考案はこれらの欠点を除去するため十字形状の断面を
構成する4つの壁の厚さが長手方向に無作為に変動した
線状絶縁体の4個所の溝に裸導体または絶縁体を被覆し
た導体を配置してその外側に絶縁体を被覆したこと、ま
たは絶縁テープの巻き付けを施したことを特徴とする集
合体を構成し、撚り合せと絶縁体被覆が同一工程ででき
るので生産能率の向上がはかれ、外側に被覆する絶縁体
の厚さを薄くして上記集合体すなわちカッドの外径を小
さくしてケーブルの多対化がはかれるとともに、漏話特
性の向上をはかることを目的としている。
第1図は本考案のカッドの実施例の斜視図であって、1
は線状絶縁体、2(1裸導体または絶縁体を被覆した導
体、3は絶縁体、4A、4B、4C。
4Dは線状絶縁体の壁、5A、5B、5C,5Dは線状
絶縁体の溝である。
本考案のカッドは4つの壁4A、4B、4C,4Dによ
って十字形状の断面を有する線状絶縁体1の4個所の溝
5A。
5B 、5C,5Dに裸導体または絶縁体を被覆した導
体2を配置して、その外側に絶縁体3を被覆したもので
、このとき線状絶縁体1の4つの壁4A、4B 、4C
,4Dの谷々の厚さは長手方向に無作為に変動している
この構造で絶縁体3による被覆は絶縁体からなるテープ
で押え巻きしたものでも良い。
第2図は本考案のカッドに使用される線状絶縁体1の斜
視図、第3図は線状絶縁体1の長手方向の第2図図示任
意の位置Pi、P2.P3.P4における断面図である
第2図、第3図に示すように線状絶縁体1の断面寸法は
長手方向に無作為に変動するため、溝5A、5B、5C
,5Dに配置された裸導体または絶縁体を被覆した導体
2の相対的な位置も長手方向に無作為に変動する。
したがって、第4図に示す各導体間の静電容量X1゜X
l、X3.X4もカッド長手方向に無作為に、変動する
カッド内実回線間の漏話(これをカッド内漏話と呼ぶ)
の主要因である静電容量不平衡には各導体間の静電容量
により決まり、K二X1−X2+X3−X4で与えられ
る。
この静電容量不平衡をカッド全長で積分したものがカッ
ド内漏話の量に対応するが、Kが有限な値を有し、かっ
Xl、Xl。
X3.X4が長手方向に変動しない場合、Kは常に同一
極性の値を持ち、カッド全長での静電容量不平衡はカッ
ド長に比例した値を有することになる。
一方、Xl、Xl、X3.X4が適当な量で長手方向に
変動する場合、Kは長手方向に極性を変える。
従って長手方向にKを積分していくとカッド全長では、
X1*X2.X3.X、が変動しない場合lこ比してそ
の絶対値を小さくすることができる。
通常のプラスチック押出し技術で断面寸法が長手方向に
一定の十字形線状絶縁体を形成して本発明のカッドを形
成した場合、この線状絶縁体間で生じた寸法面差は長手
方向に持続するため導体間の静電容量は長手方向に一定
となる。
従って、カッド全長で大きな静電容量不平衡が生じるこ
とになる。
本発明の構造ではこうした寸法面差による静電容量不平
衡が小さくなりカッド内漏話特性が良好となるため、本
発明の構造を有するカッドは通信ケーブルとして望まし
いものとなる。
なお従来から第7図図示の各静電容量x1.X2.x3
.X4を均一化するよう配慮されていたものである。
しかし、上記均一化をはかるため1こ、線状絶縁体3の
厚さを予め定めた精度のもとで一定化しようとしても実
質上一定化することがきわめて困難である。
そしてこのような誤差は長手方向で累積されることとな
って上記不平衡kを零に保つことが実質上困難である。
本願の場合、上記厚さを一定化するという発想を転換し
て、いわばあえて長手方向に無作為に変動を与えるよう
にして、長手方向に累積した結果として上記不平衡kを
実質上塔に保つようにしている。
また、本構造のカッドを製造する場合、導体の撚り合せ
と絶縁被覆との工程が一体化できるので生産能率の向上
をはかることが可能である。
さらにこのような構造にするとカッドの外側に被覆する
絶縁体3の厚さを適当に選ぶことにより同一の導体間距
離を有し、しかもカッドの外径を従来構造のカッドのも
のより小さくすることができる。
これを示したのが第5図であり、aは従来構造のカッド
の断面図、bは本考案のカッドの実施例の断面図である
このようにすると同−面積内におけるケーブルの収容対
数を従来構造のものより増すことができる。
以上説明したように、本考案によれば十字形状の断面を
構成する4つの壁の厚さが長手方向に無作為または周期
的に変動してカッド内の導体間相互の位置を長手方向に
変化させるため、カッド内実回線間の静電容量不平衡を
平均的に零にするので漏話%性の良好な通信ケーブルを
得ることができる。
また、心線製造工程の省略が可能であり、導体の撚り合
せと絶縁体の被覆が同一工程でできるので生産能率の向
上をはかることができる。
さら1こ外側fこ被覆する絶縁体の厚さを適当に調節で
きるので従来構造のカッドより小さい外径のカッドが実
現でき、同一ケーブル径でケーブルの収容対数を増すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカッドの実施例の斜視図、第2図は第
1図の実施例で使用する線状絶縁体の斜視図、第3図は
第2図の線状絶縁体の断面図、第4図はカッドの導体間
の静電容量を示す断面図、第5図のaは従来構造のカッ
ドの断面図、bは本考案のカッドの実施例の断面図であ
る。 1・・・・・・線状絶縁体、2・・・・・・裸導体また
は絶縁体を被覆した導体、3・・・・・・絶縁体、4A
、4B、4C。 4D・・・・・・壁、5A、5B、5C,5D・・・・
・・溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面形状が十字状である線状絶縁体と、該線状絶縁体が
    有する4個所の溝にそれぞれ長手方向に添わされる4本
    の裸導体または絶縁体を被覆した導体と、前記線状絶縁
    体および前記裸導体または絶縁体を被覆した導体を一括
    して外側から覆う絶縁体とから成り、前記線状絶縁体の
    谷溝を形成する壁の厚さが線状絶縁体の長手方向に沿一
    つで無作為に変動するよう構成したことを特徴とする通
    信ケーブル。
JP1979089159U 1979-06-29 1979-06-29 通信ケ−ブル Expired JPS5849527Y2 (ja)

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JP1979089159U JPS5849527Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 通信ケ−ブル

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JP1979089159U JPS5849527Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 通信ケ−ブル

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JPS568011U JPS568011U (ja) 1981-01-23
JPS5849527Y2 true JPS5849527Y2 (ja) 1983-11-11

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JP1979089159U Expired JPS5849527Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 通信ケ−ブル

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KR100726530B1 (ko) * 2005-08-30 2007-06-11 엘에스전선 주식회사 비대칭형 세퍼레이터 및 이를 구비하는 통신용 케이블

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JPS568011U (ja) 1981-01-23

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