JP3501607B2 - 遮蔽型多心ケーブル及びその製法 - Google Patents
遮蔽型多心ケーブル及びその製法Info
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Description
が、遮蔽用導電性円管内に、それを埋めている絶縁柱内
に並置埋設されている態様で並置されている構成を有す
る遮蔽型多心ケーブル、及びその製法に関する。
及びその製法を、図16〜図19を伴って次に述べる遮
蔽型多心ケーブルの製法で述べるに、その製法は、次に
述べる順次の工程をとっている。すなわち、断面例えば
円形の複数本例えば2本の導体心線A1及びA2が絶縁円
柱F内にその中心軸のまわりに等角間隔を保つように並
置埋設されている構成を有する絶縁被覆線G(図16A
及びB)と、その絶縁円柱Fの外径φF2とほぼ等しいか
またはそれよりも大きな内径φE1を有する導電性円管E
とを予め用意する(図16C及びD)。
に挿入配置する(図17A及びB)。なお、図は、簡単
のため、導電性円管E及び絶縁被覆線Gの絶縁円柱F
を、導電性円管Eの内径φE1が絶縁被覆線Gの絶縁円柱
Fの外径φE2とほぼ等しいとして、示している。
しいかそれよりも大きな一端側の内径φH1から導電性円
管Eの外径φE2よりも小さな他端側の内径φH2に長さ方
向に徐々に変化している内径φHを有する断面が円であ
る貫通孔Hを有する絞り用具K(図18A及びB)を用
い、その貫通孔H内に、絶縁被覆線Gを挿入配置してい
る導電性円管Eを、貫通孔Hの大きな内径φH1を有する
端側から小さな内径φH2を有する端側に向って引き抜き
によって通す、という絞り加工を、導電性円管Eに施し
(図18A)、それによって、絶縁被覆線Gの2本の導
体心線A1及びA2による2本の導体心線A1′及びA2′
が、導電性円管Eから形成された絞り用具Kの貫通孔H
の小さな内径φE2と同じ外径φH2′を有する遮蔽用導電
性円管E′内に、その遮蔽用導電性円管E′内を絶縁被
覆線Gの絶縁円柱Fによる絶縁円柱F′によって遮蔽用
導電性円管E′と一体化された態様で全く埋めている、
その絶縁円柱F′内に並置埋設されている態様で、並置
されている構成を有する遮蔽型多心ケーブルM(図19
A及びB)を、従来提案されている遮蔽型多心ケーブル
Mとして得る。
導電性円管E′の内径φE1′が導電性円管Eの内径φE1
よりも小さくなるので、絶縁被覆線Gの絶縁円柱Fによ
る絶縁材が遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管
E′内から外部に押出される。このため、その押出され
た絶縁材を、絞り加工を施す工程後において、除去す
る。
従来の遮蔽型多心ケーブルの製法によって得られる従来
の遮蔽型多心ケーブルM(図19A及びB)は、図20
に示すように、遮蔽用導電性円管E′をその端末部にお
いて一部切り取って、絶縁円柱F′をその端末部におい
て外部に一部露呈させ、次で、絶縁円柱F′をその端末
部において一部切り取って、2本の導体心線A1′及び
A2′をそれらの端末部において外部に一部露呈させ
る、という端末処理を施して使用されるのを普通とする
が、その使用において、2本の導体心線A1′及びA2′
の遊端間間隔を大きく拡げる処理が所望される場合がし
ばしばある。
導体心線A1′及びA2′がそれらに共通の絶縁円柱F′
内に並置埋設されているので、絶縁円柱F′にその遊端
から遮蔽用導電性円管E′の遊端に向って導体心線
A1′及びA2′間に延長している割りを入れない限り、
2本の導体心線A1′及びA2′間間隔を絶縁円柱F′の
遊端位置からそれら導体心線A1′及びA2′の遊端に向
かって拡げることでしか行うことができない。
する場合において、2本の導体心線A1′及びA2′の遊
端間間隔を大きく拡げる処理が所望される場合、上述し
た端末処理において、2本の導体心線A1′及びA2′の
外部露出長を長くするか、または上述した端末処理後、
絶縁円柱F′にその遊端から遮蔽用導電性円管E′の遊
端に向って導体心線A1′及びA2′間に延長している割
りを入れない限り、その所望事項を達成することができ
ない。
ーブルMの場合、上述した端末処理を施しての使用にお
いて、2本の導体心線A1′及びA2′の遊端間間隔を、
絶縁円柱F′にその遊端から遮蔽用導電性円管E′の遊
端に向って割りを入れるか、導体心線A1′及びA2′の
遊端の長い外部露出長でしか、大きく拡げ得ない、とい
う欠点を有していた。
多心ケーブルの製法による場合、絶縁被覆線Gを用意す
る工程(図16A及びB)において、その絶縁被覆線G
を、2本の導体心線A1及びA2が絶縁円柱Fの中心軸を
含む平面に対して高精度に各部一様な対称関係に配され
ているように絶縁円柱F内に並置埋設されている(導体
心線A1及びA2が、絶縁円柱Fの中心軸と直交するどの
面上の断面でみても、導体心線A1及びA2の中心を結ぶ
線が絶縁円柱Fの中心を通り且つ導体心線A1及びA2が
絶縁円柱Fの中心に対して同じ高精度な対称関係にある
ように、絶縁円柱F内に並置埋設されている)ものとし
て、用意することができれば、遮蔽型多心ケーブルM
を、2本の導体心線A1′及びA2′が遮蔽用導電性円管
E′の中心軸を含む平面に対して高精度に各部一様な対
称関係に配されているように絶縁円柱F′内に並置埋設
されている(導体心線A1′及びA2′が、遮蔽用導電性
円管E′の中心軸と直交するどの面上の断面でみても、
導体心線A1′及びA2′の中心を結ぶ線が遮蔽用導電性
円管E′の中心を通り且つ導体心線A1′及びA2′が遮
蔽用導電性円管E′の中心に対して同じ高精度な対称関
係にあるように、絶縁円柱F′内に並置埋設されてい
る)ものとして、得ることができる。
2本の導体心線A1及びA2が絶縁円柱Fの中心軸を含む
平面に対して高精度に各部一様な対称関係に配されてい
るように絶縁円柱F内に並置埋設されている(導体心線
A1及びA2が、絶縁円柱Fの中心軸と直交するどの面上
の断面でみても、導体心線A1及びA2の中心を結ぶ線が
絶縁円柱Fの中心を通り且つ導体心線A1及びA2が絶縁
円柱Fの中心に対して同じ高精度な対称関係にあるよう
に、絶縁円柱F内に並置埋設されている)ものとして、
用意するのに、2本の導体心線A1及びA2がともに絶縁
円柱Fの中心軸から偏心した位置に配されているので、
困難を伴う。
る導電性円管Eに絞り加工を施す工程(図18A)にお
いて、遮蔽型多心ケーブルMを、2本の導体心線A1′
及びA2′が遮蔽用導電性円管E′の中心軸を含む平面
に対して高精度に各部一様な対称関係に配されているよ
うに絶縁円柱F′内に並置埋設されている(導体心線A
1′及びA2′が、遮蔽用導電性円管E′の中心軸と直交
するどの面上の断面でみても、導体心線A1′及びA2′
の中心を結ぶ線が遮蔽用導電性円管E′の中心を通り且
つ導体心線A1′及びA2′が遮蔽用導電性円管E′の中
心に対して同じ高精度な対称関係にあるように、絶縁円
柱F′内に並置埋設されている)ものとして、得るのに
困難を伴う。
型多心ケーブルの製法の場合、遮蔽型多心ケーブルM
を、所期の良好な高周波特性を有するものとして、容易
に製造することができない、という欠点を有していた。
多心ケーブルの製法の場合、遮蔽型多心ケーブルMを、
上述したところから明らかなように、2本の導体心線A
1′及びA2′がそれらに共通の絶縁円柱F′内に並置埋
設されているものとしてしか得ることができないので、
遮蔽型多心ケーブルMを、上述した端末処理を施しての
使用において2本の導体心線A1′及びA2′の遊端間間
隔を絶縁円柱F′にその遊端から割りを入れることなし
に且つ短い外部露出長で大きく拡げ得るものとして、製
造することができない、という欠点を有していた。
新規な遮蔽型多心ケーブル及びその製法を提案せんとす
るものである。
る遮蔽型多心ケーブルは、複数n本の導体心線が、遮蔽
用導電性円管内に、その遮蔽用導電性円管内を複数n本
の第1の絶縁柱及び複数n本の第2の絶縁柱によって上
記遮蔽用導電性円管の中心軸のまわりに第1の絶縁柱と
第2の絶縁柱とが順次交互に配されている態様で全く埋
めている、その上記複数n本の第1の絶縁柱内にそれぞ
れ埋設されている態様で、並置されている構成を有す
る。
ブルは、複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管内
に、その遮蔽用導電性円管内を絶縁円筒とその絶縁円筒
内をその中心軸のまわりに配されている態様で並置して
全く埋めている複数n本の絶縁柱とによって全く埋めて
いる、その上記複数n本の絶縁柱内にそれぞれ埋設され
ている態様で、並置されている構成を有する。
ブルは、複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管内
に、その遮蔽用導電性円管を絶縁円筒とその絶縁円
筒内をその中心軸のまわりに順次交互に配されている態
様で並置して全く埋めている複数n本の第1の絶縁柱及
び複数n本の第2の絶縁柱とによって全く埋めている、
その上記複数n本の第1の絶縁柱内に埋設されている態
様で、並置されている構成を有する。
ブルの製法は、(a)導体心線が第1の絶縁円柱内にそれ
と同心的に埋設されている態様で配されている構成を有
する絶縁被覆線の複数n本と、第2の絶縁円柱の複数n
本と、上記複数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2
の絶縁円柱とを挿入配置し得る大きさの内径を有する導
電性円管とを用意する工程と、(b)上記複数n本の絶縁
被覆線と上記複数n本の第2の絶縁円柱とを、上記導電
性円管内に、その中心軸のまわりに絶縁被覆線と第2の
絶縁円柱とが順次交互に配されている態様に、挿入配置
する工程と、(c)その工程後、上記導電性円管に、上記
複数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の絶縁円柱
とを上記態様に挿入配置した状態で、絞り加工を施し、
それによって、上記複数n本の絶縁被覆線の導体心線に
よる複数n本の導体心線が、上記導電性円管から形成さ
れたそれに比し小さな内径及び外径を有する遮蔽用導電
性円管内に、その遮蔽用導電性円管内を上記複数n本の
絶縁被覆線の第1の絶縁円柱による複数n本の第1の絶
縁柱及び上記複数n本の第2の絶縁円柱による複数n本
の第2の絶縁柱によって上記遮蔽用導電性円管の中心軸
のまわりに第1の絶縁柱と第2の絶縁柱とが順次交互に
配されている態様で全く埋めている、その上記複数n本
の第1の絶縁柱内にそれぞれ埋設されている態様で、並
置されている構成を有する遮蔽型多心ケーブルを得る工
程とを有する。
ブルの製法は、(a)導体心線が絶縁円柱内にそれと同心
的に埋設されている態様で配されている構成を有する絶
縁被覆線の複数n本と、それら複数n本の絶縁被覆線を
挿入配置し得る大きさの内径を有する絶縁円筒と、その
絶縁円筒を挿入し得る大きさの内径を有する導電性円管
とを用意する工程と、(b)上記複数n本の絶縁被覆線と
上記絶縁円筒とを、上記導電性円管内に、上記絶縁円筒
が上記導電性円管と同心的に配され且つ上記複数n本の
絶縁被覆線が上記絶縁円筒内にその中心軸のまわりに配
されている態様に、挿入配置する工程と、(c)その工程
後、上記導電性円管に、上記複数n本の絶縁被覆線と上
記絶縁円筒とを上記態様に挿入配置した状態で、絞り加
工を施し、それによって、上記複数n本の絶縁被覆線の
導体心線による複数n本の導体心線が、上記導電性円管
から形成されたそれに比し小さな内径及び外径を有する
遮蔽用導電性円管内に、その遮蔽用導電性円管内を上
記絶縁円筒による絶縁円筒とその絶縁円筒内をその中
心軸のまわりに配されている態様で並置して全く埋めて
いる上記複数n本の絶縁被覆線の絶縁円柱による複数n
本の絶縁柱とによって全く埋めている、その上記複数n
本の絶縁柱内にそれぞれ埋設されている態様で、並置さ
れている構成を有する遮蔽型多心ケーブルを得る工程と
を有する。
ブルの製法は、(a)導体心線が第1の絶縁円柱内にそれ
と同心的に埋設されている態様で配されている構成を有
する絶縁被覆線の複数n本と、第2の絶縁円柱の複数n
本と、上記複数n本の絶縁被覆線及び上記複数n本の絶
縁円柱を挿入配置し得る大きさの内径を有する絶縁円筒
と、その絶縁円筒を挿入し得る大きさの内径を有する導
電性円管とを用意する工程と、(b)上記複数n本の絶縁
被覆線と上記複数n本の第2の絶縁円柱と上記絶縁円筒
とを、上記導電性円管内に、上記複数n本の絶縁被覆線
と上記複数n本の第2の絶縁円柱とが上記絶縁円筒内に
その中心軸のまわりに絶縁被覆線と第2の絶縁円柱とが
順次交互に配されている態様に、挿入配置する工程と、
(c)その工程後、上記導電性円管に、上記複数n本の絶
縁被覆線と上記複数n本の絶縁円柱と上記絶縁円筒とを
上記態様に挿入配置した状態で、絞り加工を施し、それ
によって、上記複数n本の絶縁被覆線の導体心線による
複数n本の導体心線が、上記導電性円管から形成された
それに比し小さな内径及び外径を有する遮蔽用導電性円
管内に、その遮蔽用導電性円管を上記絶縁円筒による
絶縁円筒とその絶縁円筒内をその中心軸のまわりに順
次交互に配されている態様で並置して全く埋めている上
記複数n本の絶縁被覆線の第1の絶縁円柱による複数n
本の第1の絶縁柱及び上記複数n本の第2の絶縁円柱に
よる複数n本の第2の絶縁柱によって全く埋めている、
その上記複数n本の第1の絶縁柱内に埋設されている態
様で、並置されている構成を有する遮蔽型多心ケーブル
を得る工程とを有する。
ケーブル及びその製法の第1の実施の形態例を、図1〜
図4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
1の実施の形態例で述べよう。
ケーブルの製法の第1の実施の形態例は、次に述べる順
次の工程をとる。
外径φB2を有する絶縁円柱B内にそれと同心的に埋設さ
れている態様で配されている構成を有する、絶縁被覆線
Sの複数例えば2本(それらをS1及びS2とする)(図
1A及びB)と、絶縁被覆線S1及びS2の絶縁円柱Bの
外径φB2と等しいかまたは等しくない外径φC2を有する
絶縁円柱Cの2本(それらをC1及びC2とする)とを用
意する(図1C及びD)とともに、2本の絶縁被覆線S
1及びS2と2本の絶縁円柱C1及びC2とを挿入配置し得
る大きさの内径φE1を有する導電性円管Eを用意する
(図1E及びF)。この場合、導電性円管Eの内径φE1
は、絶縁被覆線S1及びS2の絶縁円柱Bの外径φB2と絶
縁円柱C1及びC2の外径φC2とが等しい場合、外径φB2
またはφC2の2倍よりも大きいが3倍以下であり、ま
た、絶縁円柱Bの外径φB2が絶縁円柱Cの外径φC2より
も大きい場合、外径φB2の2倍よりも大きく外径φB2の
2倍と外径φC2との和よりも小さく、さらに、絶縁円柱
Bの外径φB2が絶縁円柱Cの外径φC2よりも小さい場
合、外径φC2の2倍よりも大きく外径φC2の2倍と外径
φC2の和よりも小さい。
本の絶縁円柱C1及びC2とを、導電性円管E内に、その
中心軸のまわりに、絶縁被覆線Sと絶縁円柱Cとが順次
交互に配されている態様に挿入配置する(図2A及び
B)。なお、図は、簡単のため、絶縁被覆線S1及びS2
の絶縁円柱Bの外径φB2と絶縁円柱C1及びC2の外径φ
C2とが等しいとして、且つ導電性円管Eの内径φE1が、
絶縁被覆線S1の絶縁円柱Bと絶縁円柱C1及びC2のそ
れぞれとが互に接し、且つ絶縁被覆線S2の絶縁円柱B
と絶縁円柱C1及びC2のそれぞれとが互に接している状
態で、絶縁被覆線S1及びS2の絶縁円柱B及び絶縁円柱
C1及びC2が導電性円管Eの内面に接している状態が得
られるような値を有している、として示されている。
心ケーブルの製法で用いたと同様の絞り用具K(図3A
及びB)を用い、その貫通孔H内に、2本の絶縁被覆線
S1及びS2と2本の絶縁円柱C1及びC2とを上述した態
様に挿入配置している導電性円管Eを、貫通孔Hの大き
な内径φH1を有する端側から小さな内径φH2を有する端
側に向かって引き抜きによって通す、という絞り加工
を、導電性円管Eに施し(図3A及びB)、それによっ
て、2本の絶縁被覆線S1及びS2の導体心線Aによる2
本の導体心線A1′及びA2′が、導電性円管Eから形成
された絞り用具Kの貫通孔Hの小さな内径φH2と同じ外
径φE2′を有する遮蔽用導電性円管E′内に、その遮
蔽用導電性円管E′内を2本の絶縁被覆線S1及びS2の
絶縁円柱Bによる2本の絶縁柱B′(それらをB1′及
び B2′とする)と2本の絶縁円柱C1及びC2による2
本の絶縁柱C(それらをC1′及びC2′とする)によっ
て遮蔽用導電性円管E′の中心軸のまわりに絶縁柱B′
と絶縁柱C′とが順次交互に配されている態様で且つ遮
蔽用導電性円管E′と一体化された態様で全く埋めてい
る、その2本の絶縁柱B1′及びB2′内にそれぞれ埋設
されている態様で、並置されている構成を有する遮蔽型
多心ケーブルMを得る(図4A及びB)。
被覆線S1及びS2の絶縁円柱Bの外径φB2及び絶縁円柱
C1及びC2の外径φC2とが上述した関係を有するので、
絶縁柱B1′及びB2′及びC1′及びC2′が、遮蔽用導
電性円管E′内を、その中心軸のまわりに絶縁柱B′と
絶縁柱C′とが順次交互に配されている態様で埋めてい
る関係が担保される。
と直交する面上でみた面積の2倍と絶縁円柱C1及びC2
のそれらの軸と直交する面上でみた面積の2倍との和
が、絞り用具Kの貫通孔Hの小さな内径φH2によって決
まる、遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管E′の
その軸と直交する面上でみた内側面積とほぼ等しいかま
たはそれよりも大きければ、上述した、遮蔽用導電性円
管E′が絶縁円柱B1′及び B2′及びC1′及びC2′
によって全く埋められた状態が得られるが、絶縁被覆線
S1及びS2の上述した面積の2倍と絶縁円柱C1及びC2
の上述した面積の2倍との和が、遮蔽用導電性円管E′
の内側面積とほぼ等しければ、絶縁被覆線S1及びS2の
絶縁円柱B及び絶縁円柱C1及びC2による絶縁材が遮蔽
型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管E′内から外部に
押出されないので、図1〜図4に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法で述べたと同様に、絞り加工を施
す工程後において押出された絶縁材を除去する、という
作業を省略することができる。
ケーブルの製法の第1の実施の形態例によって得られる
本発明による遮蔽型多心ケーブルM(図4)は、図16
〜図19に示す従来の遮蔽型多心ケーブルの製法により製
造される遮蔽型多心ケーブルMの場合に準じて、且つ図
5に示すように、遮蔽用導電性円管E′をその端末部に
おいて一部切り取って、絶縁柱B1′及びB2′、及びC
1′及びC2′をそれらの端末部において外部に一部露呈
させ、次で、絶縁柱B1′及びB2′、及びC1′及び
C2′をそれらの端末部において一部切り取って、導体
心線A1′及びA2′をそれらの端末部において外部に一
部露呈させる、という端末処理を施して使用することが
できる。
A1′及びA2′の遊端間間隔を大きく拡げる処理が所望
される場合がしばしばあるが、この場合の処理は、導体
心線A1′及びA2′がそれぞれ絶縁柱B1′及びB2′内
に埋設され、そして、絶縁柱B1′及びB2′が、絶縁柱
C1′及びC2′とともに、互に分離し得るものとして得
られているので、それら絶縁柱B1′及びB2′、及びC
1′及びC2′をそれらの遊端部において互に分離し、そ
して絶縁柱B1′及びB2′間間隔を遮蔽用導電性円管
E′の遊端位置からそれら絶縁柱B1′及びB2′の遊端
に向かって拡げるということでも、さらにはそれに続い
て、2本の導体心線A1′及びA2′間間隔をそれらの遊
端に向かって拡げることでも行うことができる。
する場合において、2本の導体心線A1′及びA2′の遊
端間間隔を大きく拡げる処理が所望とされる場合、その
所望事項を、絶縁柱B1′及びB2′、及びC1′及び
C2′の遊端部を互に分離し且つ絶縁柱B1′及びB2′
の遊端部間間隔を拡げさえすれば、2本の導体心線
A1′及びA2′の遊端部の短い外部露出長で、容易に達
成することができる。
心ケーブルMの場合、上述した端末処理を施しての使用
において、絶縁柱B1′及びB2′、及びC1′及びC2′
の遊端部を互に分離し且つ絶縁柱B1′及びB2′の遊端
部間間隔を拡げさえすれば、2本の導体心線A1′及び
A2′の遊端間間隔を、それらの遊端部の短い外部露出
長で、大きく拡げ得る。
型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例によれば、
遮蔽型多心ケーブルMの絶縁柱B1′及びB2′が互に同
じ絶縁被覆線S1及びS2の絶縁円柱Bから得られ、ま
た、導体心線A1′及びA2′が互に同じ絶縁被覆線S1
及びS2の絶縁円柱B内にそれぞれ同心的に埋設されて
いる導体心線Aからそれぞれ得られ、絶縁柱C1′及び
C2′が互に同じ絶縁柱C1及びC2が得られ、そして、
絶縁被覆線S1及びS2を用意する工程において、それら
絶縁被覆線S1及びS2を、それらのそれぞれの絶縁円柱
Bの外径φB2が高い精度を各部一様に有し、且つそれら
のそれぞれの導体心線Aが絶縁円柱Bと高精度の同心性
を各部一様に保っているものとして、容易に、用意する
ことができ、また、絶縁円柱C1及びC2を用意する工程
においても、それら絶縁円柱C1及びC2を、それらの外
径φC1が高い精度を各部一様に有するものとして、容易
に、用意することができる。
2本の絶縁円柱C1及びC2とを挿入配置している導電性
円管Eに絞り加工を施す工程において、遮蔽型多心ケー
ブルMを、2本の絶縁柱B1′及びB2′が遮蔽用導電性
円管E′の中心軸を含む平面に対して高精度に各部一様
な対称関係に配され、また、導体心線A1′及びA2′も
遮蔽用導電性円管E′の中心軸を含む平面に対して高精
度に各部一様な対称関係に配され、さらに、絶縁柱
C1′及びC2′も遮蔽用導電性円管E′の中心軸を含む
平面に対して高精度な各部一様な対称関係に配されてい
るものとして、従って、遮蔽型多心ケーブルMを、導体
心線A1′及びA2′の中心軸を含む第1の平面が遮蔽用
導電性円管E′の中心軸を通り且つ第1の平面と直交す
る第2の平面からみた導体心線A1′側の部と導体心線
A2′側の部とが後者の第2の平面に対し高精度に各部
一様な対称関係を有するものとして、容易に得ることが
できる。
蔽型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例による場
合も、遮蔽型多心ケーブルMを、良好な高周波特性を有
するものとして、容易に製造することができる。
型多心ケーブルの製法の場合、遮蔽型多心ケーブルM
を、上述したところから明らかなように、2本の導体心
線A1′及びA2′を埋設している絶縁柱B1′及びB2′
が絶縁柱C1′及びC2′とともに互に分離され得るもの
として得ることができるので、遮蔽型多心ケーブルM
を、上述した端末処理を施しての使用において、絶縁柱
B1′及びB2′、及びC1′及びC2′の遊端部を互に分
離し且つ絶縁柱B1′及びB2′の遊端部間間隔を拡げさ
えすれば、2本の導体心線A1′及びA2′の遊端間間隔
をそれらの遊端部の短い外部露出長で大きく拡げ得るも
のとして、容易に製造することができる。
ケーブル及びその製法の第2の実施の形態例を、図6〜
図9に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
2の実施の形態例で述べよう。
部分には同一符号を付して示す。図6〜図9に示す本発
明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第2の実施の形態
例は、次に述べる順次の工程をとる。
外径φB2を有する絶縁円柱B内にそれと同心的に埋設さ
れている態様で配されている構成を有する、図1〜図4
に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1の
実施の形態例で述べたと同様の絶縁被覆線Sの複数例え
ば2本(それらをS1及びS2とする)(図6A及びB)
と、2本の絶縁被覆線S1及びS2を挿入配置し得る大き
さの内径φQ1を有する絶縁円筒Qとを用意する(図6C
及びD)とともに、その絶縁円筒Qを挿入配置し得る大
きさの内径φE1を有する導電性円管Eを用意する(図6
E及びF)。この場合、導電性円管Eの内径φE1は、絶
縁円筒Qの外径φQ2とほぼ等しいかまたはそれよりも大
きい。また、絶縁円筒Qの内径φQ1は、絶縁被覆線S1
及びS2の絶縁円柱Bの外径φB2の2倍(2φB2)とほ
ぼ等しいかまたはそれよりも大きい。
縁円筒Qとを、導電性円管E内に、2本の絶縁被覆線S
1及びS2が絶縁円筒Q内にその中心軸のまわりに配され
ている態様に、挿入配置する(図7A及びB)。なお、
図は、簡単のため、導電性円管Eの内径φE1が絶縁円筒
Qの外径φB2とほぼ等しいとして、且つ絶縁円筒Qの
内径φQ1が、絶縁被覆線S1及びS2の絶縁円柱Bの外径
φB2の2倍(2φB2)とほぼ等しいとして、示されて
いる。
型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例で用いたと
同様の絞り用具K(図8A及びB)を用い、その貫通孔
H内に、2本の絶縁被覆線S1及びS2と絶縁円筒Qとを
上述した態様に挿入配置している導電性円管Eを、貫通
孔Hの大きな内径φH1を有する端側から小さな内径φ
H2を有する端側に向かって引き抜きによって通す、と
いう絞り加工を、導電性円管Eに施し(図8A及び
B)、それによって、2本の絶縁被覆線S1及びS2の導
体心線Aによる2本の導体心線A1′及びA2′が、導電
性円管Eから形成された絞り用具Kの貫通孔Hの小さな
内径φH2と同じ外径φE2′を有する遮蔽用導電性円管
E′内に、その遮蔽用導電性円管E′内を絶縁円筒Q
による絶縁円筒Q′とその絶縁円筒Q′内をその中心
軸のまわりに配されている態様で且つ絶縁円筒Q′と一
体化されている態様で並置して全く埋めている2本の絶
縁被覆線S1及びS2の絶縁円柱Bによる2本の絶縁柱B
1′及びB2′とによって遮蔽用導電性円管E′と一体化
された態様で全く埋めている、その2本の絶縁柱B1′
及びB2′内にそれぞれ埋設されている態様で、並置さ
れている構成を有する遮蔽型多心ケーブルMを得る(図
9A及びB)。
の軸と直交する面上でみた面積の2倍と絶縁円筒Qのそ
の軸と直交する面上でみた円環の面積との和が、絞り用
具Kの貫通孔Hの小さな内径φH2によって決まる遮蔽型
多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管E′のその軸と直交
する面上でみた内側面積とほぼ等しいかまたはそれより
も大きければ、上述した遮蔽用導電性円管E′が絶縁円
筒Q′及び絶縁柱B1′及びB2′によって全く埋められ
た状態が得られるが、絶縁被覆線S1及びS2の上述した
面積の2倍と絶縁円筒Qの上述した面積との和が、遮蔽
用導電性円管E′の内側面積とほぼ等しければ、絶縁被
覆線S1及びS2の絶縁円柱B及び絶縁円筒Qによる絶縁
材が遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管E′内か
ら外部に押出されないので、図1〜図4に示す本発明に
よる遮蔽型多心ケーブルの製法で述べたと同様に、絞り
加工を施す工程後において押出された絶縁材を除去す
る、という作業を省略することができる。
ケーブルの製法の第2の実施の形態例によって得られる
本発明による遮蔽型多心ケーブルM(図9)は、図4に
示す本発明による遮蔽型多心ケーブルMの場合に準じ
て、且つ図10に示すように、遮蔽用導電性円管E′を
その端末部において一部切り取って、絶縁円筒Q′をそ
の端末部において外部に一部露呈させ、次で絶縁円筒
Q′をその端末部において一部切り取って絶縁柱B1′
及びB2′をそれらの端末部において外部に一部露呈さ
せ、次で、絶縁柱B1′及びB2′をそれらの端末部にお
いて一部切り取って、導体心線A1′及びA2′をそれら
の端末部において外部に一部露呈させる、という端末処
理を施して使用することができる。
明による遮蔽型多心ケーブルMで述べたように、2本の
導体心線A1′及びA2′の遊端間間隔を大きく拡げる処
理が所望される場合がしばしばあるが、この場合の処理
は、図4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルMで述
べたように、導体心線A1′及びA2′がそれぞれ絶縁柱
B1′及びB2′内に埋設され、そして、それら絶縁柱B
1′及びB2′が互に分離され得るので、図4に示す本発
明による遮蔽型多心ケーブルMの場合と同様に、それら
絶縁柱B1′及びB2′をそれらの遊端部において互に分
離し、そして絶縁柱B1′及びB2′間間隔を絶縁円筒
Q′の遊端位置からそれら絶縁柱B1′及びB2′の遊端
に向かって拡げるということでも、さらにはそれに続い
て、2本の導体心線A1′及びA2′間間隔をそれらの遊
端に向かって拡げることでも行うことができる。
する場合において、2本の導体心線A1′及びA2′の遊
端間間隔を大きく拡げる処理が所望とされる場合、その
所望事項を、図4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブ
ルMの場合と同様に、絶縁柱B1′及びB2′の遊端部を
互に分離し且つそれら間間隔を拡げさえすれば、2本の
導体心線A1′及びA2′の遊端部の短い外部露出長で、
容易に達成することができる。
心ケーブルMの場合も、図4に示す本発明による遮蔽型
多心ケーブルMの場合と同様に、上述した端末処理を施
しての使用において、絶縁柱B1′及びB2′の遊端部を
互に分離し且つそれら間間隔を拡げさえすれば、2本の
導体心線A1′及びA2′の遊端間間隔を、それらの遊端
部の短い外部露出長で、大きく拡げ得る。
型多心ケーブルの製法の第2の実施の形態例によれば、
遮蔽型多心ケーブルMの絶縁柱B1′及びB2′が互に同
じ絶縁被覆線S1及びS2の絶縁円柱Bから得られ、ま
た、導体心線A1′及びA2′が互に同じ絶縁被覆線S1
及びS2の絶縁円柱B内にそれぞれ同心的に埋設されて
いる導体心線Aからそれぞれ得られ、そして、絶縁被覆
線S1及びS2を用意する工程において、それら絶縁被覆
線S1及びS2を、それらのそれぞれの絶縁円柱Bの外径
φB2が高い精度を各部一様に有し、且つそれらのそれぞ
れの導体心線Aが絶縁円柱Bと高精度の同心性を各部一
様に保っているものとして、容易に、用意することがで
き、また、絶縁円筒Qを用意する工程においても、その
絶縁円筒Qを、高精度の外径φQ2及び内径φQ1を各部一
様に有するものとして、容易に用意することができる。
び絶縁円筒Qを挿入配置している導電性円管Eに絞り加
工を施す工程において、遮蔽型多心ケーブルMを、2本
の絶縁柱B1′及びB2′が遮蔽用導電性円管E′の中心
軸を含む平面に対して高精度に各部一様な対称関係に配
され、また、導体心線A1′及びA2′も遮蔽用導電性円
管E′の中心軸を含む平面に対して高精度に各部一様な
対称関係に配され、さらに絶縁円筒Q′が遮蔽用導電性
円管E′と高精度に各部一様に同心的に配されているも
のとして、従って、図1〜図4に示す本発明による遮蔽
型多心ケーブルの製法の場合と同様に、遮蔽型多心ケー
ブルMを、導体心線A1′及びA2′の中心軸を含む第1
の平面が遮蔽用導電性円管E′の中心軸を通り且つ第1
の平面と直交する第2の平面からみた導体心線A1′側
の部と導体心線A2′側の部とが後者の第2の平面に対
し高精度に各部一様な対称関係を有するものとして、容
易に得ることができる。
蔽型多心ケーブルの製法の第2の実施の形態例による場
合も、遮蔽型多心ケーブルMを、図1〜図4に示す本発
明による遮蔽型多心ケーブルの製法によって製造される
遮蔽型多心ケーブルMの場合と同様に、良好な高周波特
性を有するものとして、容易に製造することができる。
型多心ケーブルの製法の第2の実施の形態例の場合も、
遮蔽型多心ケーブルMを、図1〜図4に示す本発明によ
る遮蔽型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例の場
合と同様に、導体心線A1′及びA2′がそれぞれ絶縁柱
B1′及びB2′内に埋設され、そして、それら絶縁柱B
1′及びB2′が互に分離され得るものとして得ることが
できるので、遮蔽型多心ケーブルMを、上述した端末処
理を施しての使用において絶縁柱B1′及びB2′の遊端
部を互に分離し且つそれら間間隔を拡げさえすれば、2
本の導体心線A1′及びA2′遊端間間隔をそれらの遊端
部の短い外部露出長で大きく拡げ得るものとして、容易
に製造することができる。
ケーブル及びその製法の第3の実施の形態例を、図11
〜図14に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法
の第3の実施の形態例で述べよう。
図6〜図9との対応部分には同一符号を付して示す。図
11〜図14に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの
製法の第3の実施の形態例は、次に述べる順次の工程を
とる。
外径φB2を有する絶縁円柱B内にそれと同心的に埋設さ
れている態様で配されている構成を有する、図1〜図4
に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1の
実施の形態例で述べたと同様の絶縁被覆線Sの複数例え
ば2本(それらをS1及びS2とする)(図11A及び
B)と、絶縁被覆線S1及びS2の絶縁円柱Bの外径φB2
と等しいかまたは等しくない外径φC2を有する、図1〜
図4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第
1の実施の形態例で述べたと同様の絶縁円柱Cの2本
(それらをC1及びC2とする)(図11C及びD)と、
2本の絶縁被覆線S1及びS2と2本の絶縁円柱C1及び
C2とを挿入配置し得る大きさの内径φQ1を有する、図
6〜図9に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法
の第2の実施の形態例で述べたと同様の絶縁円筒Qとを
用意する(図11E及びF)とともに、その絶縁円筒Q
を挿入配置し得る大きさの内径φEIを有する、図1〜図
4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1
の実施の形態例で述べたと同様の導電性円管Eを用意す
る(図11G及びH)。この場合、導電性円管Eの内径
φE1は、絶縁円筒Qの外径内径φQ1とほぼ等しいかまた
はそれよりも大きい。また、絶縁円筒Qの内径φQ1は、
絶縁被覆線S1及びS2の絶縁円柱Bの外径φB2と絶縁
円柱C1及びC2の外径φC2とが等しい場合、外径φB2ま
たはφC2の2倍よりも大きいが3倍以下であり、また、
絶縁円柱Bの外径φB2が絶縁円柱Cの外径φC2よりも大
きい場合、外径φB2の2倍よりも大きく外径φB2の2倍
と外径φC2との和よりも小さく、さらに、絶縁円柱Bの
外径φB2が絶縁円柱Cの外径φC2よりも小さい場合、外
径φC2の2倍よりも大きく外径φC2の2倍と外径φC2の
和よりも小さい。
本の絶縁円柱C1及びC2と絶縁円筒Qとを、導電性円管
E内に、2本の絶縁被覆線S1及びS2と2本の絶縁円柱
C1及びC2とが絶縁円筒Q内にその中心軸のまわりに絶
縁被覆線Sと絶縁円柱Cとが順次交互に配されている態
様に配されている態様に、挿入配置する(図12A及び
B)。なお、図は簡単のため、絶縁被覆線S1及びS2の
絶縁円柱Bの外径φB2と絶縁円柱C1及びC2の外径φC2
とが等しいとして、且つ絶縁円筒Qの内径φQ1が、絶縁
被覆線S1の絶縁円柱Bと絶縁円柱C1及びC2のそれぞ
れとが互に接し、且つ絶縁被覆線S2の絶縁円柱Bと絶
縁円柱C1及びC2のそれぞれとが互に接している状態
で、絶縁被覆線S1及びS2及び絶縁円柱C1及びC2が絶
縁円筒Qの内面に接している状態が得られるような値を
有しているとして、示されているとともに、導電性円管
Eの内径φE1が絶縁円筒Qの外径φQ2とほぼ等しいとし
て、示されている。
型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例で用いたと
同様の絞り用具K(図13A及びB)を用い、その貫通
孔H内に、2本の絶縁被覆線S1及びS2と2本の絶縁円
柱C1及びC2と絶縁円筒Qとを上述した態様に挿入配置
している導電性円管Eを、貫通孔Hの大きな内径φH1を
有する端側から小さな内径φH2を有する端側に向かって
引き抜きによって通す、という絞り加工を、導電性円管
Eに施し(図13A及びB)、それによって、2本の絶
縁被覆線S1及びS2の導体心線Aによる2本の導体心線
A1及びA2が、導電性円管Eから形成された絞り用具K
の貫通孔Hの小さな内径φH2と同じ外径φE2′を有する
遮蔽用導電性円管E′内に、その遮蔽用導電性円管E′
を絶縁円筒Qによる絶縁円筒Q′とその絶縁円筒
Q′内をその中心軸のまわりに、順次交互に配されてい
る態様で且つ絶縁円筒Q′と一体化されている態様で並
置して全く埋めている2本の絶縁被覆線S1及びS2の絶
縁円柱Bによる2本の絶縁柱B′(それらをB1′及び
B2′とする)及び2本の絶縁円柱C1及びC2による2
本の絶縁柱C′(それらをC1′及びC2′とする)とに
よって遮蔽用導電性円管E′と一体化された態様で全く
埋めている、その2本の絶縁柱B1′及びB2′内にそれ
ぞれ埋設されている態様で、並置されている構成を有す
る遮蔽型多心ケーブルMを得る(図14A及びB)。
覆線S1及びS2の絶縁円柱Bの外径φB2及び絶縁円柱C
1及びC2の外径φC2とが上述した関係を有するので、絶
縁柱B1′及びB2′、及びC1′及びC2′が、絶縁円筒
Q′内を、その中心軸のまわりに絶縁柱B′と絶縁柱
C′とが順次交互に配されている態様で埋めている関係
が担保される。
と直交する面上でみた面積の2倍と、絶縁円柱C1及び
C2のそれらの軸と直交する面上でみた面積の2倍と、
絶縁円筒Qのそれらの軸と直交する面上でみた円環の面
積との和が、絞り用具Kの貫通孔Hの小さな内径φH2に
よって決まる、遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円
管E′のその軸と直交する面上でみた内側面積とほぼ等
しいかまたはそれよりも大きければ、上述した、遮蔽用
導電性円管E′が絶縁柱B1′及びB2′、及びC1′及
びC2′と絶縁円筒Q′とによって全く埋められた状態
が得られるが、絶縁被覆線S1及びS2の上述した面積の
2倍と絶縁円柱C1及びC2の上述した面積の2倍と絶縁
円筒Qの上述した面積との和が、遮蔽用導電性円管E′
の内側面積とほぼ等しければ、絶縁被覆線S1及びS2の
絶縁円柱B、絶縁円柱C1及びC2及び絶縁円筒Qによる
絶縁材が遮蔽型多心ケーブルMの遮蔽用導電性円管E′
内から外部に押出されないので、図1〜図4に示す本発
明による遮蔽型多心ケーブルの製法で述べたと同様に、
絞り加工を施す工程後において押出された絶縁材を除去
する、という作業を省略することができる。
多心ケーブルの製法の第3の実施の形態例によって得ら
れる遮蔽型多心ケーブルM(図14)は、図4に示す本
発明による遮蔽型多心ケーブルMの場合に準じて、且つ
図15に示すように、遮蔽用導電性円管E′をその端末
部において一部切り取って、絶縁円筒Q′をその端末部
において外部に一部露呈させ、次で、絶縁円筒Q′をそ
の端末部において一部切り取って絶縁柱B1′及び
B2′、及びC1′及びC2′をそれらの端末部において
外部に一部露呈させ、次で、絶縁柱B1′及びB2′、及
びC1′及びC2′をそれらの端末部において一部切り取
って、導体心線A1′及びA2′をそれらの端末部におい
て外部に一部露呈させる、という端末処理を施して使用
することができる。
明による遮蔽型多心ケーブルMで述べたように、2本の
導体心線A1′及びA2′の遊端間間隔を大きく拡げる処
理が所望される場合がしばしばあるが、この場合の処理
は、図4に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルMで述
べたと同様に、導体心線A1′及びA2′がそれぞれ絶縁
柱B1′及びB2′内に埋設され、そして、絶縁柱B1′
及びB2′が、絶縁柱C1′及びC2′とともに、互に分
離され得るので、図4に示す本発明による遮蔽型多心ケ
ーブルMで述べたと同様に、それら絶縁柱B1′及び
B2′、及びC1′及びC2′をそれらの遊端部において
互に分離し、そして、絶縁柱B1′及びB2′間間隔を絶
縁円筒Q′の遊端位置からそれら絶縁柱B1′及びB2′
の遊端に向かって拡げるということでも、さらにはそれ
に続いて、2本の導体心線A1′及びA2′間間隔をそれ
らの遊端に向かって拡げることで行うことができる。
する場合において、2本の導体心線A1′及びA2′の遊
端間間隔を大きく拡げる処理が所望とされる場合、図4
に示す本発明による遮蔽型多心ケーブルMで述べたと同
様に、絶縁柱B1′及びB2′、及びC1′及びC2′の遊
端部を互に分離し且つ絶縁柱B1′及びB2′の遊端部間
間隔を拡げさえすれば、2本の導体心線A1′及びA2′
の遊端部の短い外部露出長で、その所望事項を容易に達
成することができる。
多心ケーブルMによる場合も、図4に示す本発明による
遮蔽型多心ケーブルMの場合と同様に、遮蔽型多心ケー
ブルMを、上述した端末処理を施しての使用において、
絶縁柱B1′及びB2′、及びC1′及びC2′の遊端部を
互に分離し且つ絶縁柱B1′及びB2′の遊端部間間隔を
拡げさえすれば、2本の導体心線A1′及びA2′の遊端
間間隔を、それらの遊端の短い外部露出長で、大きく拡
げ得る。
遮蔽型多心ケーブルの製法の第3の実施の形態例によれ
ば、遮蔽型多心ケーブルMの絶縁柱B1′及びB2′が互
に同じ絶縁被覆線S1の絶縁円柱Bからそれぞれ得ら
れ、また、導体心線A1′及びA2′が互に同じ絶縁被覆
線S1及びS2の絶縁円柱B内にそれぞれ同心的に埋設さ
れている導体心線Aからそれぞれ得られ、絶縁柱C1′
及びC2′が互に同じ絶縁円柱C1及びC2からそれぞれ
得られ、そして、絶縁被覆線S1及びS2を用意する工程
において、それら絶縁被覆線S1及びS2を、それらのそ
れぞれの絶縁円柱Bの外径φB2が高い精度を各部一様
に有し、且つそれらのそれぞれの導体心線Aがそれぞれ
絶縁被覆線S1及びS2の絶縁円柱Bと高精度の同心性を
各部一様に保っているものとして、容易に、用意するこ
とができ、また、絶縁円柱C1及びC2を容易する工程に
おいて、それら絶縁円柱C1及びC2を、高精度の外径φ
C2を各部一様に有するものとして、容易に用意すること
ができ、さらに、絶縁円筒Qを用意する工程において、
その絶縁円筒Qを、外径φQ2及び内径φQ1が高精度を各
部一様に有するものとして、容易に用意することができ
る。
2本の絶縁円柱C1及びC2と絶縁円筒Qとを挿入配置し
ている導電性円管Eに絞り加工を施す工程において、遮
蔽型多心ケーブルMを、2本の絶縁柱B1′及びB2′が
遮蔽用導電性円管E′の中心軸を含む平面に対して高精
度に各部一様な対称関係に配され、また、導体心線
A1′及びA2′も遮蔽用導電性円管E′の中心軸を含む
平面に対して高精度に各部一様な対称関係に配され、さ
らに、絶縁柱C1′及びC2′も遮蔽用導電性円管E′の
中心軸を含む平面に対して高精度に各部一様な対称関係
に配され、また、絶縁円筒Q′が遮蔽用導電性円管E′
と高精度に各部一様に同心的に配されているものとし
て、従って、図1〜図4に示す本発明による遮蔽型多心
ケーブルの製法の場合と同様に、遮蔽型多心ケーブルM
を、導体心線A1′及びA2′の中心軸を含む第1の平面
が遮蔽用導電性円管E′の中心軸を通り且つ第1の平面
と直交する第2の平面からみた導体心線A1′側の部と
導体心線A2′側の部とが後者の第2の平面に対し高精
度に各部一様な対称関係を有するものとして、容易に得
ることができる。
る遮蔽型多心ケーブルの製法の第3の実施の形態例によ
る場合も、遮蔽型多心ケーブルMを、図1〜図4に示す
本発明による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1の実施の
形態例によって製造される遮蔽型多心ケーブルMの場合
と同様に、良好な高周波特性を有するものとして、容易
に製造することができる。
遮蔽型多心ケーブルの製法の第3の実施の形態例の場合
も、遮蔽型多心ケーブルMを、図1〜図4に示す本発明
による遮蔽型多心ケーブルの製法の第1の実施の形態例
の場合と同様に、導体心線A1′及びA2′がそれぞれ絶
縁柱B1′及びB2′内に埋設され、そして、絶縁柱
B1′及びB2′、及びC1′及びC2′が互に分離し得る
ものとして得ることができるので、遮蔽型多心ケーブル
Mを、上述した端末処理を施しての使用において絶縁柱
B1′及びB2′、及びC1′及びC2′の遊端部を互に分
離し且つ絶縁柱B1′及びB2′の遊端部間間隔を拡げさ
えすれば、2本の導体心線A1′及びA2′の遊端間間隔
をそれらの遊端部の短い外部露出長で大きく拡げ得るも
のとして、容易に製造することができる。
ある遮蔽型多心ケーブル及びその製法に本発明を適用し
た場合の実施の形態例を述べたが、導体心線が2本以上
の複数n本である遮蔽型多心ケーブル及びその製法に本
発明を上述した実施の形態例で述べたのに準じて適用
し、上述した実施の形態例で述べたのに準じた作用・効
果を得るようにすることができることは当業者にとって
明らかであろう。
ば、端末処理を施しての使用において、一の導体心線と
他の一の導体心線との遊端間間隔をそれらの遊端部の短
い外部露出長で大きく拡げ得る。
よれば、遮蔽型多心ケーブルを良好な高周波特性を有す
るものとして、容易に製造することができる。
の実施の形態例の説明に供する、絶縁被覆線の略線的斜
視図(図1A)及びその断面図(図1B)、絶縁円柱の
略線的斜視図(図1C)及びその断面図(図1D)、及
び導電性円管の略線的斜視図(図1E)及びその断面図
(図1F)である。
の実施の形態例の説明に供する、図1に示す導電性円管
内に図1に示す絶縁被覆線及び絶縁円柱を挿入配置した
状態を示す略線的斜視図(図2A)及びその断面図(図
2B)である。
の実施の形態例の説明に供する、導電性円管内に絶縁被
覆線及び絶縁円柱を挿入配置した図2に示す状態で導電
性円管に絞り加工を施している状態を示す略線的斜視図
(図3A)及び絞り加工に用いる絞り用具の断面図(図
3B)である。
の第1の実施の形態例の説明に供する、図3に示す絞り
加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルを示す略線的
斜視図(図4A)及びその断面図(図4B)である。
の第1の実施の形態例の説明に供する、図3に示す絞り
加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルに端末処理を
施した状態を示す略線的斜視図である。
の実施の形態例の説明に供する、絶縁被覆線の略線的斜
視図(図6A)及びその断面図(図6B)、絶縁円筒の
略線的斜視図(図6C)及びその断面図(図6D)、及
び導電性円管の略線的斜視図(図6E)及びその断面図
(図6F)である。
の実施の形態例の説明に供する、図6に示す導電性円管
内に図6に示す絶縁円筒及び絶縁被覆線を挿入配置した
状態を示す略線的斜視図(図7A)及びその断面図(図
7B)である。
の実施の形態例の説明に供する、導電性円管内に絶縁円
筒及び絶縁被覆線を挿入配置した図7に示す状態で導電
性円管に絞り加工を施している状態を示す略線的斜視図
(図8A)及び絞り加工に用いる絞り用具の断面図(図
8B)である。
の第2の実施の形態例の説明に供する、図8に示す絞り
加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルを示す略線的
斜視図(図9A)及びその断面図(図9B)である。
法の第2の実施の形態例の説明に供する、図8に示す絞
り加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルに端末処理
を施した状態を示す略線的斜視図である。
3の実施の形態例の説明に供する、絶縁被覆線の略線的
斜視図(図11A)及びその断面図(図11B)、絶縁
円柱の略線的斜視図(図11C)及びその断面図(図1
1D)、絶縁円筒の略線的斜視図(図11E)及びその
断面図(図11F)、及び導電性円管の略線的斜視図
(図11G)及びその断面図(図11H)である。
3の実施の形態例の説明に供する、図11に示す導電性
円管内に図11に示す絶縁円筒、絶縁被覆線及び絶縁円
柱を挿入配置した状態を示す略線的斜視図(図12A)
及びその断面図(図12B)である。
3の実施の形態例の説明に供する、導電性円管内に絶縁
円筒、絶縁被覆線及び絶縁円柱を挿入配置した図12に
示す状態で導電性円管に絞り加工を施している状態を示
す略線的斜視図(図13A)及び絞り加工に用いる絞り
用具の断面図(図13B)である。
法の第3の実施の形態例の説明に供する、図13に示す
絞り加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルを示す略
線的斜視図(図14A)及びその断面図(図14B)で
ある。
法の第3の実施の形態例の説明に供する、図13に示す
絞り加工によって得られる遮蔽型多心ケーブルに端末処
理を施した状態を示す略線的斜視図である。
する、絶縁被覆線の略線的斜視図(図16A)及びその
断面図(図16B)、及び導電性円管の略線的斜視図
(図16C)及びその断面図(図16D)である。
する、図16に示す導電性円管内に図16に示す絶縁被
覆線を挿入配置した状態を示す略線的斜視図(図17
A)及びその断面図(図17B)である。
する、導電性円管内に絶縁被覆線を挿入配置した図17
に示す状態で導電性円管に絞り加工を施している状態を
示す略線的斜視図(図18A)及び絞り加工に用いる絞
り用具の断面図(図18B)である。
明に供する、図18に示す絞り加工によって得られる遮
蔽型多心ケーブルを示す略線的斜視図(図19A)及び
その断面図(図19B)である。
明に供する、図18に示す絞り加工によって得られる遮
蔽型多心ケーブルに端末処理を施した状態を示す略線的
斜視図である。
ル Q、Q′ 絶縁円筒 S、S1、S2 絶縁被覆線
Claims (6)
- 【請求項1】複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管
内に、その遮蔽用導電性円管内を複数n本の第1の絶縁
柱及び複数n本の第2の絶縁柱によって上記遮蔽用導電
性円管の中心軸のまわりに第1の絶縁柱と第2の絶縁柱
とが順次交互に配されている態様で全く埋めている、そ
の上記複数n本の第1の絶縁柱内にそれぞれ埋設されて
いる態様で、並置されている構成を有することを特徴と
する遮蔽型多心ケーブル。 - 【請求項2】複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管
内に、その遮蔽用導電性円管内を絶縁円筒とその絶縁円
筒内をその中心軸のまわりに配されている態様で並置し
て全く埋めている複数n本の絶縁柱とによって全く埋め
ている、その上記複数n本の絶縁柱内にそれぞれ埋設さ
れている態様で、並置されている構成を有することを特
徴とする遮蔽型多心ケーブル。 - 【請求項3】複数n本の導体心線が、遮蔽用導電性円管
内に、その遮蔽用導電性円管を絶縁円筒とその絶縁
円筒内をその中心軸のまわりに順次交互に配されている
態様で並置して全く埋めている複数n本の第1の絶縁柱
及び複数n本の第2の絶縁柱とによって全く埋めてい
る、その上記複数n本の第1の絶縁柱内に埋設されてい
る態様で、並置されている構成を有することを特徴とす
る遮蔽型多心ケーブル。 - 【請求項4】導体心線が第1の絶縁円柱内にそれと同心
的に埋設されている態様で配されている構成を有する絶
縁被覆線の複数n本と、第2の絶縁円柱の複数n本と、
上記複数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の絶縁
円柱とを挿入配置し得る大きさの内径を有する導電性円
管とを用意する工程と、 上記複数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の絶縁
円柱とを、上記導電性円管内に、その中心軸のまわりに
絶縁被覆線と第2の絶縁円柱とが順次交互に配されてい
る態様に、挿入配置する工程と、 その工程後、上記導電性円管に、上記複数n本の絶縁被
覆線と上記複数n本の第2の絶縁円柱とを上記態様に挿
入配置した状態で、絞り加工を施し、それによって、上
記複数n本の絶縁被覆線の導体心線による複数n本の導
体心線が、上記導電性円管から形成されたそれに比し小
さな内径及び外径を有する遮蔽用導電性円管内に、その
遮蔽用導電性円管内を上記複数n本の絶縁被覆線の第1
の絶縁円柱による複数n本の第1の絶縁柱及び上記複数
n本の第2の絶縁円柱による複数n本の第2の絶縁柱に
よって上記遮蔽用導電性円管の中心軸のまわりに第1の
絶縁柱と第2の絶縁柱とが順次交互に配されている態様
で全く埋めている、その上記複数n本の第1の絶縁柱内
にそれぞれ埋設されている態様で、並置されている構成
を有する遮蔽型多心ケーブルを得る工程とを有すること
を特徴とする遮蔽型多心ケーブルの製法。 - 【請求項5】導体心線が絶縁円柱内にそれと同心的に埋
設されている態様で配されている構成を有する絶縁被覆
線の複数n本と、それら複数n本の絶縁被覆線を挿入配
置し得る大きさの内径を有する絶縁円筒と、その絶縁円
筒を挿入し得る大きさの内径を有する導電性円管とを用
意する工程と、 上記複数n本の絶縁被覆線と上記絶縁円筒とを、上記導
電性円管内に、上記絶縁円筒が上記導電性円管と同心的
に配され且つ上記複数n本の絶縁被覆線が上記絶縁円筒
内にその中心軸のまわりに配されている態様に、挿入配
置する工程と、 その工程後、上記導電性円管に、上記複数n本の絶縁被
覆線と上記絶縁円筒とを上記態様に挿入配置した状態
で、絞り加工を施し、それによって、上記複数n本の絶
縁被覆線の導体心線による複数n本の導体心線が、上記
導電性円管から形成されたそれに比し小さな内径及び外
径を有する遮蔽用導電性円管内に、その遮蔽用導電性円
管内を上記絶縁円筒による絶縁円筒とその絶縁円筒内を
その中心軸のまわりに配されている態様で並置して全く
埋めている上記複数n本の絶縁被覆線の絶縁円柱による
複数n本の絶縁柱とによって全く埋めている、その上記
複数n本の絶縁柱内にそれぞれ埋設されている態様で、
並置されている構成を有する遮蔽型多心ケーブルを得る
工程とを有することを特徴とする遮蔽型多心ケーブルの
製法。 - 【請求項6】導体心線が第1の絶縁円柱内にそれと同心
的に埋設されている態様で配されている構成を有する絶
縁被覆線の複数n本と、第2の絶縁円柱の複数n本と、
上記複数n本の絶縁被覆線及び上記複数n本の絶縁円柱
を挿入配置し得る大きさの内径を有する絶縁円筒と、そ
の絶縁円筒を挿入し得る大きさの内径を有する導電性円
管とを用意する工程と、 上記複数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の絶縁
円柱と上記絶縁円筒とを、上記導電性円管内に、上記複
数n本の絶縁被覆線と上記複数n本の第2の絶縁円柱と
が上記絶縁円筒内にその中心軸のまわりに絶縁被覆線と
第2の絶縁円柱とが順次交互に配されている態様に、挿
入配置する工程と、 その工程後、上記導電性円管に、上記複数n本の絶縁被
覆線と上記複数n本の絶縁円柱と上記絶縁円筒とを上記
態様に挿入配置した状態で、絞り加工を施し、それによ
って、上記複数n本の絶縁被覆線の導体心線による複数
n本の導体心線が、上記導電性円管から形成されたそれ
に比し小さな内径及び外径を有する遮蔽用導電性円管内
に、その遮蔽用導電性円管を上記絶縁円筒による絶縁
円筒とその絶縁円筒をその中心軸のまわりに順次交互
に配されている態様で並置して全く埋めている上記複数
n本の絶縁被覆線の第1の絶縁円柱による複数n本の第
1の絶縁柱及び上記複数n本の第2の絶縁円柱による複
数n本の第2の絶縁柱とによって全く埋めている、その
上記複数n本の第1の絶縁柱内に埋設されている態様
で、並置されている構成を有する遮蔽型多心ケーブルを
得る工程とを有することを特徴とする遮蔽型多心ケーブ
ルの製法。
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