JPS59699Y2 - 通信ケ−ブル接続部の構造 - Google Patents

通信ケ−ブル接続部の構造

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JPS59699Y2
JPS59699Y2 JP1689479U JP1689479U JPS59699Y2 JP S59699 Y2 JPS59699 Y2 JP S59699Y2 JP 1689479 U JP1689479 U JP 1689479U JP 1689479 U JP1689479 U JP 1689479U JP S59699 Y2 JPS59699 Y2 JP S59699Y2
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JP
Japan
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insulating sleeve
diameter insulating
diameter
small
core
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JP1689479U
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JPS55116478U (ja
Inventor
博司 伊藤
秀男 山本
誠 大村
信夫 富田
建也 淵上
Original Assignee
日本電信電話株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はたとえば対をなす2本またはカットをなす4本
の心線導体を安全かつ容易に接続するとともに接続個所
を一括して絶縁した通信ケーブル接続部の構造に関する
従来、たとえば2本または4本の心線導体が一括して絶
縁された対またはカッドの通信ケーブルの接続は、心線
導体を被っている絶縁部分の一個所または二個所にナイ
フなどの刃物で切込みを付けて各心線導体を独立に分離
し、ついで心線導体に付着した絶縁部分を接続に必要な
長さだけアルコールランプなどで加熱して取除き、その
後接続すべき心線導体どうしの切口を突合せつつウエル
ダにより加熱して銀ろう溶接を行なうという工程を採っ
ている。
そして、銀ろう溶接により接続された心線導体の絶縁は
、接続した心線導体間に絶縁スペーサを挿入して相互の
接触を防ぎ、ついで絶縁テープで押え巻きを行なう仕方
とか、心線導体を相互に接触させないように保持しつつ
接続個所をポリエチレン押出機を用いてモールドする仕
方により行なわれている。
ところが、上述した心線導体の接続および絶縁に当って
は、次のような欠点が存在する。
すなわち、(−)絶縁部分に切込みを付けるに当すナイ
フなどの刃物を用いているので怪我の危険が常にありし
かも切込みを付けるには熟練を要すること、に)アルコ
ールランプなどで絶縁部分を加熱して取除く作業は絶縁
部分の材質上有害なガスが発生する危険があること、(
三)心線導体の切口を突合わせる作業は心線導体が大径
であれば比較的容易であるが細径になるに従い困難とな
ること、(四)絶縁テープで押え巻きを行なう場合通信
ケーブルの対数が多くなるに従い手が通信ケーブル間に
入らなくなるため作業が煩雑となること、(五)銀ろう
溶接のためのウエルダやモールドのためのポリエチレン
押出機は装置自体が大形で設置場所を広く必要とするた
めマンホール内や電柱上での作業には適用できないこと
、などである。
そこで本考案は上述の欠点に鑑み安全で簡単に心線導体
を接続するとともに一括して容易に心線導体の絶縁を行
ないしかもウエルダ等の大形の装置を不用とした通信ケ
ーブル接続部の構造の提供を目的とし、新規な着想に基
づき突出されたものである。
かかる目的を遠戚するため本考案としては、複数本の心
線導体よりなる通信ケーブルの接続部の構造であって、
細径絶縁スリーブの外周面およびこの細径絶縁スリーブ
に密に嵌入まれ得る大径絶縁スリーブの内周面のいずれ
か一方または両方に軸方向に沿って少なくとも上記通信
ケーブルの心線導体数の溝または突起を設ける一方、接
続される2本の通信ケーブルの上記接続される複数本の
心線導体に半径方向外向きに力を加えて裂いた絶縁部分
の端を上記細径絶縁スリーブ内に両側から嵌込み、この
細径絶縁スリーブの外周面にて相応する上記心線導体ど
うしを接続し、この接続された上記複数本の心線導体を
上記溝または突起で個所にするよう上記細径絶縁スリー
ブに上記大径絶縁スリーブを嵌込むようにしたことを特
徴とする。
ここで、第1図ないし第7図を参照しつつ本考案による
通信ケーブル接続部の構造の実施例を説明する。
実施例では第1図に示すように4本の心線導体1を一括
して絶縁しである絶縁部分2を有するカットについて述
べる。
なお、第2図ないし第4図に示す心線導体1は太さを省
略して線または破線で記載した。
第2図a、l)、cにおいて、通信ケーブルを接続する
ために円筒形状の細径絶縁スリーブ3が形成され、この
細径絶縁スリーブ3の外周面には軸方向に沿って4本の
溝4が円周方向等間隔に設けられている。
さらに、細径絶縁スリーブ3の外径と略同じ内径を有す
る大径絶縁スリーブ5が形成され、この大径絶縁スリー
ブ5は平滑な円筒形状となっている。
一方、接続すべき2本の通信ケーブルの端にて心線導体
1をニッパなどの器具を用いてつまみ半径方向外向きに
力を加え、絶縁部分2の表面一部を引き裂き、接続に必
要な長さだけ心線導体1を絶縁部分2から引き出す。
ついで、心線導体1が弓き出された絶縁部分2の端面を
細径絶縁スリーブ3の長さの士より少し短くなるように
ニッパなどの器具で切り取る。
2本の通信ケーブルを接続するについては、一方の通信
ケーブルに太径絶縁スリーブ5を通しておき、細径絶縁
スリーブ3の両側から心線導体1が引き出された絶縁部
分2を嵌め込み、そして心線導体1と溝4とを合わせ溝
4に心線導体1を導入しつつ、溝4内にて心線導体1ど
うしでひねり接続またはひねりハンダ上げ接続を行ない
、4本の心線導体1につき接続を終了した後大径絶縁ス
リーブ5を細径絶縁スリーブ3に嵌込むものである。
因に、この場合細径絶縁スリーブ3の内径は心線導体1
が引き出された絶縁部分2が細径絶縁スノーブ3に好適
に嵌込まれるよう定められている。
また、溝4の大きさは心線導体1の太さに応じて決めら
れ、特に溝4の大きさを心線導体1の接続個所と同様に
することにより心線導体1を細径絶縁スリーブ3と大径
絶縁スリーブ5との間に固定させることができる。
第3図a、l)は他の実施例で、前述した第1の実施例
との差異を述べるに、大径絶縁スリーブ5の内周面には
軸方向に沿って4本の溝4が円周方向等間隔に細径絶縁
スリーブ3の溝4と対応して設けられている。
そして、心線導体1どうしを細径絶縁スリーブ3の溝4
内で接続した後細径絶縁スリーブ3に大径絶縁スリーブ
5を溝4どうじを合わせて嵌込むのである。
この結果、心線導体1の接続個所の収納空間が大きくな
るので、前記第1の実施例より太い心線導体1を適用す
ることができる。
第4図a、l)は更に他の実施例で、前述した第1およ
び第2の実施例との差異を述べるに、大径絶縁スリーブ
5の内周面には軸方向に沿って4本の突起6が円周方向
等間隔に設けられている。
そして、心線導体1どうしを細径絶縁スリーブ3の溝4
内で接続した抜溝4と突起6が合わないようにして細径
絶縁スリーブ3に大径絶縁スリーブ5を嵌込むのである
この結果、心線導体1の接続個所が突起6の間に位置し
突起6によって分離されるので、接続個所の収納が前述
の第2の実施例より容易になる。
第5図においては、前述した三つの実施例における細径
絶縁スリーブ3と大径絶縁スリーブ5との組合せ、すな
わち第5図aとbとで第1の実施例、第5図aとCとで
第2の実施例、第5図aとdとで第3の実施例を示した
ものである。
第6図では更に三つの実施例を示してあり、突起6を外
周面軸方向に等間隔に配置した細径絶縁スリーブ3(第
6図a)と平滑円筒形(第6図b)および円周面軸方向
に等間隔に配置した溝4(第6図C)および内周面軸方
向に等間隔に配置した突起6(第6図d)を有する大径
絶縁スリーブ5とのそれぞれの組合せを示し、心線導体
1の接続個所は第6図aとbでは細径絶縁スリーブ3の
突起6の間、第6図aとCでは細径絶縁スリーブ3の突
起6の間で大径絶縁スリーブ5の溝4内、第6図aとd
では細径絶縁スリーブ3と太径絶縁スリーブ5の突起6
の間に位置することになる。
第7図では更に二つの実施例を示してあり、平滑円筒形
の細径絶縁スリーブ3(第7図a)と内周面軸方向に等
間隔に配置した溝4(第7図b)および内周面軸方向に
等間隔に配置した突起6(第7図C)を有する大径絶縁
スリーブ5とのそれぞれの組合せを示し、心線導体1の
接続個所は第7図aとbでは大径絶縁スリーブ5の溝4
内、第7図aとCでは大径絶縁スリーブ5の突起6間に
位置することになる。
上記各実施例において、細径絶縁スリーブ3および大径
絶縁スリーブ5間の空隙を利用してこの空隙に相応する
接続個所であるひねり接続部またはひねりハンダ上げ接
続部を加圧し、この接続個所を押圧固定できるとともに
、空隙に係る加圧に着目すれば心線導体1どうしをその
まま圧着固定してひねり接続およびひねりハンダ上げ接
続を省略することもできる。
また、上記各実施例では一括して絶縁されたカッドにつ
き説明したが、同様の対構造についても更に他の構造に
ついても適用でき、この場合、細径絶縁スリーブ3また
は大径絶縁スリーブ5に設けた溝4または突起6の数も
心線導体1の数に伴つて変わる。
以上実施例にて説明したように本考案による通信ケーブ
ル接続部の構造によれば、複数本の心線導体よりなる通
信ケーブルの接続部の構造であって、細径絶縁スリーブ
の外周面およびこの細径絶縁スリーブに密に嵌込まれ得
る大径絶縁スリーブの内周面のいずれか一方または両方
に軸方向に沿って少なくとも上記通信ケーブルの心線導
体数の溝または突起を設ける一方、接続される2本の通
信ケーブルの上記接続される複数本の心線導体に半径方
向外向きに力を加えて裂いた絶縁部分の端を上記細径絶
縁スリーブ内に両側から嵌込み、この細径絶縁スリーブ
の外周面にて相応する上記心線導体どうしを接続し、こ
の接続された上記複数本の心線導体を上記溝または突起
で個別にするよう上記細径絶縁スリーブに上記大径絶縁
スリーブを嵌込むようにしたことにより、ニッパなどの
器具で絶縁部分と心線導体とを分離しかつ絶縁部分を残
す必要があるためナイフなどの刃物を使用する必要はな
くよって径孔の危険もないし熟練も要せず、またアルコ
ールランプなどで絶縁部分を取除く必要もないので有害
なガスの発生の点でも危険はなく、この点接続に際して
安全性が非常に向上する。
また、心線導体の切口を突合わせることもなくひねり接
続またはひねりハンダ上げ接続によるかまたは圧着を細
径絶縁スリーブおよび大径絶縁スリーブにて行なうこと
によりしかも心線導体を引き出すだけで良いことにより
極めて容易に接続することができ作業性も格段に向上し
、また絶縁にあっては絶縁テープの必要がなく溝または
突起で接続個所どうしを絶縁できしかも大径絶縁スノー
ブで外部に対しても絶縁できて一括して容易な絶縁が可
能となる。
また、ウエルダやポリエチレン押出機などの大規模な機
具は使用しないので設置場所を広くとらず経済的である
など多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案による通信ケーブル接続部
の構造の実施例で、第1図は通信ケーブルの一例を示す
断面図、第2図a、l)、cは第1の実施例を示しaは
接続状態の斜視図、bは細径絶縁スリーブの一例を示す
断面図、Cは大径絶縁スリーブの一例を示す断面図、第
3図a、l)は第2の実施例を示しaは接続状態の斜視
図、bは大径絶縁スリーブの一例を示す断面図、第4図
a、l)は第3の実施例を示しaは接続状態の斜視図、
bは大径絶縁スリーブの一例を示す断面図、第5図a。 b、C,dは細径絶縁スリーブの一例と大径絶縁スリー
ブの三つの例を示す断面図で、組合せaとbは第1の実
施例、組合せaとCは第2の実施例、組合せaとdは第
3の実施例を示し、第6図a、l)。 c、dはaにおいて突起を有する細径絶縁スリーブの一
例とす、C,dにおいて大径絶縁スリーブの三つの例を
示す断面図、第7図a、l)、cはaにおいて平滑円筒
形の細径絶縁スリーブの一例とす。 Cにおいて大径絶縁スリーブの二つの例を示す断面図で
ある。 図面中、1は心線導体、2は絶縁部分、3は細径絶縁ス
リーブ、4は溝、5は大径絶縁スリーブ、6は突起であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数本の心線導体よりなる通信ケーブルの接続部の構造
    であって、細径絶縁スリーブの外周面およびこの細径絶
    縁スリーブに密に嵌込まれ得る大径絶縁スリーブの内周
    面のいずれか一方または両方に軸方向に沿って少くとも
    上記通信ケーブルの心線導体数の溝または突起を設ける
    一方、接続される2本の通信ケーブルの上記接続される
    複数本の心線導体に半径方向外向きに力を加えて裂いた
    絶縁部分の端を上記細径絶縁スリーブ内の両側から嵌込
    み、この細径絶縁スリーブの外周面にて相応する上記心
    線導体とおしを接続し、この接続された上記複数本の心
    線導体を上記溝または突起で個別にするよう上記細径絶
    縁スリーブに上記大径絶縁スリーブを嵌込むようにした
    通信ケーブル接続部の構造。
JP1689479U 1979-02-13 1979-02-13 通信ケ−ブル接続部の構造 Expired JPS59699Y2 (ja)

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JP1689479U JPS59699Y2 (ja) 1979-02-13 1979-02-13 通信ケ−ブル接続部の構造

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JP1689479U JPS59699Y2 (ja) 1979-02-13 1979-02-13 通信ケ−ブル接続部の構造

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Publication Number Publication Date
JPS55116478U JPS55116478U (ja) 1980-08-16
JPS59699Y2 true JPS59699Y2 (ja) 1984-01-10

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59121172U (ja) * 1983-02-04 1984-08-15 ミネソタ・マイニング・アンド・マニユフアクチユアリング・コンパニ− ケーブル電線被覆の剥離部分のカバー装置

Also Published As

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JPS55116478U (ja) 1980-08-16

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