JPH0110856Y2 - - Google Patents

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JPH0110856Y2
JPH0110856Y2 JP18843883U JP18843883U JPH0110856Y2 JP H0110856 Y2 JPH0110856 Y2 JP H0110856Y2 JP 18843883 U JP18843883 U JP 18843883U JP 18843883 U JP18843883 U JP 18843883U JP H0110856 Y2 JPH0110856 Y2 JP H0110856Y2
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JP
Japan
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support sheet
heat
cable
support
shrinkable sleeve
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JP18843883U
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JPS6094775U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱収縮性スリーブを使用したケーブル
接続部の保護構造に関するものである。
従来、電気・通信ケーブル等の接続部を保護す
るための保護構造として、接続部にスペーサ等に
支持させて保護管を外挿し、これらスペーサ、保
護管等の上から熱収縮性スリーブを覆せて前記接
続部を密封する構造が知られている。この構造
は、保護管によつて接続部の機械的強度が向上す
るという利点を有する反面、保護すべき接続部の
長さやケーブルの外径に合わせてスペーサや保護
管を加工したり、あるいは予め種々のサイズのス
ペーサや保護管を用意したりする作業が煩雑であ
るという難点がある。
そこで、例えば屋内に位置する接続部等のよう
に比較的外力の加わり難い接続部にあつては、第
1図に示すように前記スペーサおよび保護管を省
略した接続部の保護構造が採用される場合があ
る。
しかしながら、ケーブル1,2とこれらケーブ
ル1,2の接続部3との境目Aには、ケーブル外
被1a,2aを切除した際に形成される段差があ
り、この段差に密着するように熱収縮性スリーブ
4が収縮すると、段差の角(ケーブル外被1a,
2aの縁)が圧接し、この圧接された部分に収縮
時の応力が集中するため、熱収縮性スリーブ4に
前記段差に沿う亀裂が生じ易くなるという問題が
ある。また、前記境目Aの接続部側に絶縁テープ
等を多重巻きして前記段差を埋めることも考えら
れるが、凹凸なく巻き付けるには熟練を要すると
ともに、前記外被1a,2aの厚さ(市内ケーブ
ルでは1.5〜3ミリメートル程度)に相等する厚
さまで巻き付けるのは作業の能率を低下させ、ま
た不経済でもある。
本考案は前述事情を考慮してなされたもので、
ケーブルと接続部との境目付近の表面の起伏、例
えば前記段差あるいは心線結束具の結び目等を表
面上取り除いて熱収縮性スリーブの損傷を防止す
るとともに、接続部の長さ、ケーブルの外径等に
かかわらず適用が容易でかつ組立・解体作業性の
良好なケーブル接続部の保護構造の提供を目的と
するものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明
する。
第2図は本考案の第1実施例を示すもので、主
ケーブル1および分岐ケーブル2,2とこれらの
接続部3との境目A,Aを覆つて内部空間B,B
を形成する如く、紙・アルミニウム等からなる支
持シートを巻き付け、これら支持シート5,5お
よび支持シート5,5に挾まれる接続部3の表面
を一体に覆う如く熱収縮性スリーブ4を設けた構
成とされている。
前記支持シート5は、前記ケーブル外被1a,
2aよりも薄い肉厚を有するもので、ケーブル外
被1a,2aの肉厚を越えない範囲でかつ前記熱
収縮性スリーブ4を内側から支持するのに充分な
剛性を発揮できるまで巻き付けられるものであ
る。そして支持シート5には、例えば第3図に示
すように、巻き付け方向に沿う一側部に、巻き付
け方向に間隔をおいた多数のスリツト5a…が設
けられ、このスリツト5a…を境目Aのケーブル
側に向けて巻き付けた際に、これらスリツト5a
…を利用して支持シート5を図示するような先の
窄められた円筒状に形成し、その両側部を外径差
のあるケーブル1,2,2と接続部3の外周に沿
わせて支持させることが可能となる。
このような支持シート5,5を設けることによ
り、境目Aの段差や分岐ケーブル2,2の分れ目
付近の起伏、あるいは接続部3の心線を結束する
結束具の結び目などが覆い隠されて表面上除去さ
れ、かつ、巻き付けられた支持シート5,5が前
述のような円筒形状に形成されて機械的強度が向
上し熱収縮性スリーブ4を内側から支持するため
熱収縮性スリーブ4が支持シート5,5の起伏の
緩やかな外面に沿つて収縮する。従つて、収縮時
に熱収縮性スリーブ4が局部的な応力を受け難
く、その損傷を避けることができる。
また、第4図は本考案の第2実施例を示し、接
続部3の表面に耐熱性テープ等を隈無く巻き付け
て耐熱性保護層6を設け、この接続部3に前記支
持シート5,5、熱収縮性スリーブ4を設けた構
造となつている。即ち、支持シート5,5の内側
の空間B,Bおよび耐熱性保護層6が断熱層とな
つて、熱収縮性スリーブ4を加熱する際に、接続
部3の心線の絶縁体が熱におかされることを防止
することができる。
さらに第5図は、本考案の第3実施例を示し、
前記支持シート5のスリツト5a…を境目Aの接
続部側に向けて巻き付け、かつ支持シート5を先
の広げられた円筒状に形成した構造とされてい
る。このような構造は支持シート5のスリツトの
ない部分の巻き付け半径が小さくなるので接続部
の外径が大きい場合等に支持シート5の機械的強
度を高める上で有効である。
なお前述の実施例においては、一側部にスリツ
トを有する支持シートを使用したが、巻き付け方
向に沿う両側部にスリツトを有する支持シートを
使用してもよい。
以上説明したように、本考案によればケーブル
とその接続部との境目を覆う如く、紙、アルミニ
ウム等からなる支持シートを巻き付け、これら支
持シートおよび接続部の上を一体に覆う如く熱収
縮性スリーブを設けた構造であつて、支持シート
に耐熱性保護層を設けるとともに、端部にスリツ
トを形成するようにしたので、下記のような効果
を得ることができる。
ケーブルと接続部との境目付近の表面の起伏
が支持シートによつて覆われて表面上除去され
るので、熱収縮性スリーブが支持シートの起伏
の緩やかな外面に沿つて収縮して損傷を受け難
くかつその耐久性が向上する。
支持シートは接続部の長さ、外径、およびケ
ーブルの外径等にかかわりなく適用可能である
ので組立て作業性がよく、また配線替えの際等
の解体作業も支持シートの内側の空隙を利用し
て切り裂けば心線を傷つけずに能率よく行なう
ことができる。
支持シートによつて境目付近が大径化するの
で、この部分への外力の集中が抑制されて接続
部の機械的強度が向上する。
耐熱性保護層が断熱層となるから、熱収縮性
スリーブの加熱に際して、接続部の心線の絶縁
体が熱におかされることを防止することができ
る。
支持シートの端部にスリツトが設けられてい
るから、支持シートを接続部に巻回した後、こ
のスリツトの部分にて支持シートを先細り状に
成形することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の保護構造例を示す一部を断面に
した正面図、第2図は本考案の第1実施例を示す
一部を断面にした正面図、第3図は支持シートの
一例を示す斜視図、第4図および第5図は各々本
考案の第2、第3実施例を示す一部を断面にした
正面図である。 1,2……ケーブル、3……接続部、4……熱
収縮性スリーブ、5……支持シート、5a……ス
リツト、6……耐熱性保護層、A……境目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブル1,2とその接続部3との境目Aを覆
    う如く紙、アルミニウム等からなる支持シート5
    を巻き付け、これら支持シートおよび接続部の上
    を一体に覆う熱収縮性スリーブ4を設けてなり、
    前記接続部における少なくとも前記支持シートに
    挟まれる部分の表面には耐熱性保護層6が設けら
    れ、前記支持シートにおけるケーブル長手方向の
    端部には、支持シートの内方に向かうスリツト5
    aが支持シートの円周方向に相互に間隔をおいて
    複数形成されたことを特徴とするケーブル接続部
    の保護構造。
JP18843883U 1983-12-06 1983-12-06 ケ−ブル接続部の保護構造 Granted JPS6094775U (ja)

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JP18843883U JPS6094775U (ja) 1983-12-06 1983-12-06 ケ−ブル接続部の保護構造

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JP18843883U JPS6094775U (ja) 1983-12-06 1983-12-06 ケ−ブル接続部の保護構造

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Publication Number Publication Date
JPS6094775U JPS6094775U (ja) 1985-06-28
JPH0110856Y2 true JPH0110856Y2 (ja) 1989-03-29

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ID=30406514

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JP18843883U Granted JPS6094775U (ja) 1983-12-06 1983-12-06 ケ−ブル接続部の保護構造

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