JP2805217B2 - 金属被ofケーブル防食層の接続方法 - Google Patents
金属被ofケーブル防食層の接続方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、金属被(アルミ被、鉛被)OFケーブルの
接続における防食層の形成方法に関するものである。
接続における防食層の形成方法に関するものである。
[従来の技術] 金属被OFケーブルの同径または準同径接続に際して
は、第3a図のように、接続部金属管40を片方のケーブル
上に送りこんでおく。
は、第3a図のように、接続部金属管40を片方のケーブル
上に送りこんでおく。
そのため、その側のケーブルのケーブル防食層20は相
当長さにわたって除去される。
当長さにわたって除去される。
次にケーブルコア10の接続後(12はコア接続部)、接
続部金属管40を所定位置の移動し(第3b図)、ケーブル
金属シース14との間を鉛工または溶接42する。
続部金属管40を所定位置の移動し(第3b図)、ケーブル
金属シース14との間を鉛工または溶接42する。
それから、接続部金属管40上ならびに上記のようにケ
ーブル防食層20を除去して露出したケーブル金属シース
14上に、接続部防食層30を形成する(第3c図)。
ーブル防食層20を除去して露出したケーブル金属シース
14上に、接続部防食層30を形成する(第3c図)。
そのとき、従来は、テープ巻きモールドにより接続部
防食層30を形成していた。
防食層30を形成していた。
なお、上記第3a〜3c図ならびに下記の第1a〜1d図にお
いては、ケーブル金属シース14を鉛被の場合のように直
線状態で示した。
いては、ケーブル金属シース14を鉛被の場合のように直
線状態で示した。
[発明が解決しようとする課題] 接続部防食層30を形成する部分の長さは相当な長さに
なる(500kV級ケーブルの場合、約13m)。
なる(500kV級ケーブルの場合、約13m)。
また、接続部防食層30の材料としては、PVCが多く用
いられる。
いられる。
PVCの場合、モールド区間が長いと、内部の絶縁紙の
温度が上昇し、劣化の恐れがある。
温度が上昇し、劣化の恐れがある。
たとえばPVCのモールド温度は160℃であり、絶縁紙PP
LPの場合、耐熱110℃であるから、劣化の恐れが充分に
あった。
LPの場合、耐熱110℃であるから、劣化の恐れが充分に
あった。
[課題を解決するための手段] 第1a〜1d図のように、 (1)接続部金属管40上ならびに接続工事のためにケー
ブル防食層を除去して露出したケーブル金属シース14上
に、ケーブル防食層と同一材料の熱収縮チューブ32,34
を被覆するとともに; (2)熱収縮チューブ32,34の両端およびケーブル防食
層20の端部の間にV形谷間を形成し、当該V形谷間を前
記ケーブル防食層と同一材料のテープ36により谷埋めし
かつ加熱モールドして前記接続部防食層30を形成する。
ブル防食層を除去して露出したケーブル金属シース14上
に、ケーブル防食層と同一材料の熱収縮チューブ32,34
を被覆するとともに; (2)熱収縮チューブ32,34の両端およびケーブル防食
層20の端部の間にV形谷間を形成し、当該V形谷間を前
記ケーブル防食層と同一材料のテープ36により谷埋めし
かつ加熱モールドして前記接続部防食層30を形成する。
[その説明] 接続部防食層30を形成する部分の長さは上記のように
相当な長さになるので、熱収縮チューブを2本用いた場
合について説明する。
相当な長さになるので、熱収縮チューブを2本用いた場
合について説明する。
(1)第1a図において、32と34が熱収縮チューブで、ケ
ーブル防食層20の同じ材料、たとえばPVCからなる。
ーブル防食層20の同じ材料、たとえばPVCからなる。
熱収縮チューブ32の端部33、熱収縮チューブ34の端部
35ならびにケーブル防食層20の端部22を、それぞれテー
パ状にする。
35ならびにケーブル防食層20の端部22を、それぞれテー
パ状にする。
(2)接続部金属40ならびに露出したケーブル金属シー
ス14上にコンパウンド50(たとえばコールタールなど)
を塗布する。
ス14上にコンパウンド50(たとえばコールタールなど)
を塗布する。
なお、そのとき、ケーブル防食層20の端部22付近、な
らびに熱収縮チューブ32,34の接続部分付近は、コンパ
ウンド50を塗布しないでおく。その理由は後で述べる。
らびに熱収縮チューブ32,34の接続部分付近は、コンパ
ウンド50を塗布しないでおく。その理由は後で述べる。
(3)熱収縮チューブ32,34を収縮して、接続部金属管4
0ならびに露出したケーブル金属シース14上を覆う(第1
b図)。
0ならびに露出したケーブル金属シース14上を覆う(第1
b図)。
そのとき、ケーブル防食層20と収縮チューブ32、収縮
チューブ32と収縮チューブ34、ならびに収縮チューブ34
とケーブル防食層20とが、それぞれ少しずつ重なり、そ
れらの間にV形の谷ができるようにする。
チューブ32と収縮チューブ34、ならびに収縮チューブ34
とケーブル防食層20とが、それぞれ少しずつ重なり、そ
れらの間にV形の谷ができるようにする。
(4)それらの谷を、PVCのテープにより谷埋めする
(第1c図)。36はテープ巻きを示す。
(第1c図)。36はテープ巻きを示す。
(5)テープ巻き36を加熱モールドし、全体を一体化し
て接続部防食層30とする(第1d図)。
て接続部防食層30とする(第1d図)。
なお、これら加熱モールドする部分の下には、上記の
ようにコンバウンド50が塗布されていない。それは、も
しコンパウンド50が塗布されていると、コールド時の熱
により膨張して吹き出す恐れがあるからである。
ようにコンバウンド50が塗布されていない。それは、も
しコンパウンド50が塗布されていると、コールド時の熱
により膨張して吹き出す恐れがあるからである。
(6)なお、以上はケーブル金属シース14が鉛被のよう
に平坦な場合を図面に示したが、アルミ被の場合は、第
2図のようになる。内容は、まったく上記と同じであ
る。
に平坦な場合を図面に示したが、アルミ被の場合は、第
2図のようになる。内容は、まったく上記と同じであ
る。
[発明の効果] 接続部金属管上ならびに接続工事のためにケーブル防
食層を除去して露出したケーブル金属シース上に、ケー
ブル防食層と同一材料の熱収縮チューブを被覆するとと
もに;前記熱収縮チューブの両端および前記ケーブル防
食層の端部の間にV形谷間を形成し、当該V形谷間を前
記ケーブル防食層と同一材料のテープにより谷埋めしか
つ加熱モールドして前記接続部防食層を形成するので、 モールド区間が非常に短くなる。その結果、たとえモー
ルドのために温度が上昇しても、内部の絶縁油の対流に
より、絶縁紙温度の過度の上昇および劣化が避けられ
る。
食層を除去して露出したケーブル金属シース上に、ケー
ブル防食層と同一材料の熱収縮チューブを被覆するとと
もに;前記熱収縮チューブの両端および前記ケーブル防
食層の端部の間にV形谷間を形成し、当該V形谷間を前
記ケーブル防食層と同一材料のテープにより谷埋めしか
つ加熱モールドして前記接続部防食層を形成するので、 モールド区間が非常に短くなる。その結果、たとえモー
ルドのために温度が上昇しても、内部の絶縁油の対流に
より、絶縁紙温度の過度の上昇および劣化が避けられ
る。
第1a図〜第1d図は本発明の実施例の方法を工程順に示し
た説明図、 第2図は本発明を波付きのアルミ被に適用した場合の説
明図、 第3a図〜第3c図は、従来技術を工程順に示した説明図。 10:ケーブルコア、12:コア接続部 14:ケーブル金属シース 20:ケーブル防食層、22:端部 30:接続部防食層 32,34:熱収縮チューブ 33,35:端部、36:テープ巻き 40:接続部金属管、42:鉛工または溶接 50:コンパウンド
た説明図、 第2図は本発明を波付きのアルミ被に適用した場合の説
明図、 第3a図〜第3c図は、従来技術を工程順に示した説明図。 10:ケーブルコア、12:コア接続部 14:ケーブル金属シース 20:ケーブル防食層、22:端部 30:接続部防食層 32,34:熱収縮チューブ 33,35:端部、36:テープ巻き 40:接続部金属管、42:鉛工または溶接 50:コンパウンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 置鮎 隆一 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)発明者 吉田 昭太郎 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−49019(JP,A) 特開 昭48−95586(JP,A) 特公 昭54−15631(JP,B2) 特公 昭54−8867(JP,B2) 特公 平3−28891(JP,B2) 特公 昭63−20085(JP,B2) 実公 昭53−18552(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 15/00 - 15/196 H02G 1/14
Claims (1)
- 【請求項1】コア接続部上に接続部金属管をかぶせ、そ
の両端とケーブル金属シースとの間を鉛工または溶接
し、前記接続部金属管上ならびに接続工事のためにケー
ブル防食層を除去して露出したケーブル金属シース上に
接続部防食層を形成するに際して;前記接続部金属管上
ならびに接続工事のためにケーブル防食層を除去して露
出したケーブル金属シース上に、ケーブル防食層と同一
材料の熱収縮チューブを被覆するとともに;前記熱収縮
チューブの両端および前記ケーブル防食層の端部の間に
V形谷間を形成し、当該V形谷間を前記ケーブル防食層
と同一材料のテープにより谷埋めしかつ加熱モールドし
て前記接続部防食層を形成する;金属被OFケーブル防食
層の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21215089A JP2805217B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | 金属被ofケーブル防食層の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21215089A JP2805217B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | 金属被ofケーブル防食層の接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0378417A JPH0378417A (ja) | 1991-04-03 |
JP2805217B2 true JP2805217B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=16617720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21215089A Expired - Fee Related JP2805217B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | 金属被ofケーブル防食層の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2805217B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5100245B2 (ja) * | 2007-08-09 | 2012-12-19 | 株式会社ビスキャス | 電力用直流同軸ケーブル接続部 |
JP5137623B2 (ja) * | 2008-03-04 | 2013-02-06 | 株式会社ビスキャス | 電力用直流同軸ケーブル接続部 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS565806Y2 (ja) * | 1976-07-28 | 1981-02-07 | ||
JPS548867A (en) * | 1977-06-21 | 1979-01-23 | Marukon Denshi Kk | Method of making capacitor |
JPS5939778B2 (ja) * | 1978-04-13 | 1984-09-26 | 大日本印刷株式会社 | 番号印字方法 |
JPS5849019A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-23 | 住友電気工業株式会社 | フレキシブル管路気中ケ−ブルの接続方法 |
-
1989
- 1989-08-18 JP JP21215089A patent/JP2805217B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0378417A (ja) | 1991-04-03 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |