JP2512529B2 - 同軸ケ―ブルの細径接続部形成方法 - Google Patents

同軸ケ―ブルの細径接続部形成方法

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JP2512529B2 JP13562288A JP13562288A JP2512529B2 JP 2512529 B2 JP2512529 B2 JP 2512529B2 JP 13562288 A JP13562288 A JP 13562288A JP 13562288 A JP13562288 A JP 13562288A JP 2512529 B2 JP2512529 B2 JP 2512529B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、障害が発生した同軸ケーブルに対し引き替
える必要が生じた際、または他のルートへ移設する必要
が生じた際に、布設管路長より短い2本の同軸ケーブル
相互を接続し、接続部を含めて同軸ケーブルを前記管路
内に布設することができるようにするための同軸ケーブ
ルの細径接続部形成方法に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、同軸ケーブル内にある複数の同軸心の接続は、
以下に述べる手順に従って行なわれている。すなわち第
4図に示すように、同軸心1の中心導体2および外部導
体3を接続するため、同軸心1相互を接続可能な長さに
切断した後、外部導体スリーブ4を挿入し、外部導体補
強用内部カラー5を外部導体3の内表面に接するように
挿入し、さらに外部導体補強用外部カラー6を外部導体
3の外表面に接するように挿入して両カラー5,6により
外部導体3を挾み込む。そして中心導体2相互が数mm離
れるように中心導体2を切断し、中心導体スリーブ7を
中心導体2にかしめて接続した後、外部導体スリーブ4
を前記外部カラー6が隠れるまで移動させ、このスリー
ブ4の両端を3ヵ所程度かしめて外部カラー6と一体化
させることにより外部導体3相互を接続する。接続を完
了した同軸心1には、隣接する同軸心との絶縁のため、
外部導体スリーブ4の上にPVCテープ8が巻かれる。
かかる同軸心の接続作業を順次おこなうため、複数の
同軸心1を第5図に示すように配置する。つまり、外部
導体スリーブ4上にPVCテープ8を巻くため、同軸心1
相互間に約2〜3cmの間隔を必要とする。このため、約1
cmの外径を有する同軸心1(本実施例では8心)の接続
部は全体で約10cmの太さとなる。さらに、これらの接続
が終了後、接続部全体にクラフト紙,綿テープを巻き、
接続部を保護する。
同軸心が8本実装されている本実施例のような同軸ケ
ーブルにおける接続部全体の保護および気密の確保は、
第6図に示す要領で、120mmφの鉛管9を使用して以下
のように行なわれる。すなわち木槌で鉛管9の両端をケ
ーブル外被径まで細め、鉛工すべき箇所のケーブル外被
および鉛管9の細めた部分に半田の密着度を高めるた
め、あらかじめスズ成分の多い半田で表面をコーティン
グ(半田メッキ)する。ついでトーチランプを用いて両
者を鉛で接続することにより鉛工部10を形成する。
したがって、従来は、接続部が120mmの外径となり、8
0mmの内径を有する管路内には布設できないため、接続
点は必ずマンホール内に設置しなければならなかった。
このため、マンホール間隔が長い(すなわち管路長が長
い)場合には長い同軸ケーブルが必要になり、短尺の同
軸ケーブルが複数あっても全く利用できないという不都
合があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、ケーブルとその接続部とを管路内に布設す
ることができるように、同軸ケーブルの接続部を細径化
することを目的とする。この細径化により、短尺な同軸
ケーブルを利用することが可能となる。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、上記問題点、すなわち同軸心にPVCテープ
を巻くために同軸心相互の間隔をとっていることが接続
部の仕上り外径を太くしている点に鑑み、接続部で同軸
心の曲げを形成せず、かつ、接続位置をケーブルの長手
方向に対し分散化させた同軸心の接続前に熱収縮チュー
ブを同軸心に通し、接続後にこの熱収縮チューブで外部
導体スリーブを覆い、同軸心線間の絶縁を保持すること
を特徴とする同軸ケーブルの細径接続部形成方法にあ
る。
〈作用〉 上記構成により、同軸心線間の作業幅が不必要とな
り、仕上り外径を60mmφに抑えることができる。
〈実施例〉 以下、図面に示した実施例にもとずき、本発明に係る
同軸ケーブルの細径接続部形成方法について説明する。
第1図は、本発明に係る細径接続部の形成方法により
同軸心の接続が終了した段階の状態を示すものである
が、従来の接続部とちがって細径化されるのは、各同軸
心1の接続位置11をケーブルの長手方向に対し分散(本
実施例では3ヵ所)させるようにして接続部が太くなら
ないように考慮されているからである。また、同軸心1
は、第5図で示した従来の接続部と異なり、曲げを形成
せずにできるだけ直線上にし、ケーブルけん引張力が各
同軸心1に分散されるようになっている。
かかる本発明に係る同軸心の接続は下記の手順にした
がって行なわれる。すなわち個々の同軸心1の接続は前
述した従来の方法に準じるが、同軸心1を直線状にして
所定の位置で切断し、接続前に外部導体スリーブととも
に熱収縮チューブを同軸心に通して置く。そして、前述
したように、中心導体および外部導体の接続をかしめに
より行った後、熱収縮チューブを外部導体スリーブの上
にずらし、適宜の加熱手段により熱収縮チューブを加熱
して外部導体スリーブに密着させ、これを絶縁する。
次に2本目の同軸心の接続を行う。第二本目の同軸心
1も接続予定の位置で、所定の長さに切断して接続を実
施し、かしめ工具の最小作業幅の間隙を接続終了同軸心
1との間に取っておく(第2図参照)。中心導体および
外部導体スリーブのかしめ終了後、熱収縮チューブで絶
縁処理し、第一本目の同軸心側に寄せる。
以上の要領で順次、接続の終了した同軸心を既に接続
の終了した同軸心側に寄せ、接続部の細径化を図る。以
上の方法による接続では、接続部を管路内に引き込む際
に張力の一部を同軸心で負担することになる。
なお、当発明の基礎検討における実験では、同軸心一
本当り約120〜130kgの張力に耐えうることが確認されて
いる。
第1図に示すように、形成した複数の同軸心上にトー
チランプによる鉛工の際の熱防護対策として、クラフト
紙を巻く。その上に、同軸心線間を近接させるために綿
テープを巻き、更に本発明では鉛管と接続部の間隙が少
ないためガラステープ12を巻いて熱遮蔽する。以上の工
程により元の外径約50mmの同軸ケーブルに対して外径60
mmの鉛管が適用できる。
次に、接続作業最初の段階にあらかじめ通しておいた
鉛管9を鉛工により接続することにより外被接続を行
う。この外被接続は最も耐張力性、気密性の高い鉛工方
法を採る。すなわち鉛管9の作成方法は、第3図左側に
示すように、鉛管9の両端を木槌でケーブル外被に接触
する程度にまで細め、最も張力がかかるケーブル外被と
鉛管9の接触部分を半田の接着密度を高めるためにスズ
成分の多い半田で鉛管9の表面をコーティングする。な
お、この時ケーブル外被と接触する鉛管9の内部にもス
ズ成分の多い半田で表面をコーティングし、耐張力性を
より高めるようにする(第3図に示すように破線部をコ
ーティングする)。また、同様の目的で、同軸ケーブル
の外被である鉛管9の表面にスズ成分の多い半田をコー
ティングし、鉛工の接着強度を高める。
鉛工は第3図右側に示すように、鉛管9とケーブル外
被の間隙から鉛管9内へ若干半田を押し込み、鉛管9の
内部とケーブル外被との接着面が多くなるように施工
し、最後に鉛管9の細めた部分とケーブル外被の鉛工際
が一直線に成るように半田により形状を整える。
〈発明の効果〉 以上説明したような接続部の形成方法を適用すること
により、細いケーブル接続部を形成でき、かつ、その接
続部の強度も十分であり、内径約80mmの管路に引込むこ
とができるため、新たに長尺の同軸ケーブルを発注する
ことなく、手持ちの短尺な同軸ケーブル相互を接続する
ことができるから管路内へ布設することができる。
したがって、本発明により同軸ケーブルルートの迅速
な保守運用が可能と成るとともに、保守工事のコストダ
ウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る細径接続部の形成方法により同軸
心の接続が終了した段階の状態を示す側面図、第2図お
よび第3図は本発明方法の手順を示す側面図である。ま
た、第4図(a)(b)〜第6図は従来の接続部形成方
法の手順を示す側面図である。 1……同軸心 2……中心導体 3……外部導体 4……外部導体スリーブ 5……外部導体補強用内部カラー 6……外部導体補強用外部カラー 7……中心導体スリーブ 8……PVCテープ 9……鉛管 10……鉛工部 11……接続位置 12……ガラステープ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の同軸心からなる同軸ケーブルの前記
    同軸心を切断するとともに、接続前に外部導体スリーブ
    を前記同軸心に通し、ついで中心導体および外部導体の
    接続をかしめにより行った後、接続部の絶縁処理および
    外被接続をする接続部の形成方法において、前記同軸心
    の切断に際し同軸心には曲げを形成せず、かつ、その接
    続位置を前記ケーブルの長手方向に対して分散させるよ
    うにするとともに、接続前に前記外部導体スリーブを前
    記同軸心に通すに際し熱収縮チューブとともに行う一
    方、絶縁処理にあたっては前記熱収縮チューブを前記外
    部導体スリーブ上にずらし加熱して前記外部導体スリー
    ブに密着させて行うことを特徴とする同軸ケーブルの細
    径接続部形成方法。
JP13562288A 1988-06-03 1988-06-03 同軸ケ―ブルの細径接続部形成方法 Expired - Lifetime JP2512529B2 (ja)

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