JPS6120844Y2 - - Google Patents

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JPS6120844Y2
JPS6120844Y2 JP1981153833U JP15383381U JPS6120844Y2 JP S6120844 Y2 JPS6120844 Y2 JP S6120844Y2 JP 1981153833 U JP1981153833 U JP 1981153833U JP 15383381 U JP15383381 U JP 15383381U JP S6120844 Y2 JPS6120844 Y2 JP S6120844Y2
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JP
Japan
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heat
layer
shrinkable
shrinkable sheet
sealing layer
Prior art date
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Application number
JP1981153833U
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English (en)
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JPS5859321U (ja
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Publication of JPS5859321U publication Critical patent/JPS5859321U/ja
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Publication of JPS6120844Y2 publication Critical patent/JPS6120844Y2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電気ケーブルの接続部を保護被覆す
る熱収縮性シートに関するものである。
従来、電気ケーブルを接続する必要が生じる場
合として (i) ケーブルは一般に長尺であるほど有利であが
ケーブルの生産設備やケーブル輸送上からケー
ブルの最大長が制約され、従つてこのケーブル
を布設する際に接続される。
(ii) ケーブルが故障した場合の修理、張替え等の
保守の際に再び接続する場合等がある。
そして例えば通信ケーブルの接続部の構造の一
例として従来より第1図に示すものが知られてい
る。すなち通信ケーブルAおよびBの接続部Cを
覆つて縦方向に二分割されたアルミパイプ片1
A,1Bを各々のケーブル端部に嵌着されたスペ
ーサ2,2を介して通信ケーブル接続部の外側に
取り付けておき、これ等のアルミパイプおよびス
ペーサの表面に熱収縮性シート3を縦沿え、この
熱収縮性シートの縁部を固定したままトーチラン
プ、ヒータなどによつて加熱収縮させ、ケーブル
の接続部Cを保護被覆する構造としたものであ
る。
しかしながら、前述の従来例においては第2図
のように半割構造のアルミパイプ片1A,1Bが
使用されるので、各アルミパイプ片1A,1Bの
合せ目から何等かの原因によつて湿気が浸入する
という新たな問題が生ずる。
この考案は前記の事情を考慮して提案されたも
ので、前記問題点を改良した熱収縮性シートを提
供することを目的とするものである。
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
説明する。なお、図中従来例と共通する部分にに
は同一符号を付し説明を簡略化する。
第3図イ〜ロおよび第4図イ〜ハはこの考案の
第一実施例を示すもので、図中符号10で示すも
のはこの考案に係る熱収縮性シートである。この
熱収縮性シート10は、第3図イに示すように一
軸延伸架橋ポリエチレンテープを巻回積層して成
り、熱収縮性を有する熱収縮層11と、この熱収
縮層11の内側に一体に積層され未架橋ポリエチ
レンテープを巻回積層して成り、熱融着性を有す
る熱融着層12と、この熱融着層12に塗布され
金属との接着性を良好にするための接着層13
(例えば三井石油化学工業株式会社の商品名アド
マーVE300が使用される)と、この接着層13に
接着剤(例えばEVAが使用される)による全面
づけもしくは点づけによつて接着、積層された導
電性の高い金属箔(例えば鉛、アルミニウム箔)
14と、この金属箔14の表面に塗布されアルミ
パイプ片1A,1Bとなじませるための潤滑層
(例えばテトラフルオルエチレン)15とから構
成されている。そして、この第一実施例における
熱収縮性シート1の周縁部にには、第3図ロに示
すように熱融着層12にこの熱融着層12より長
さ寸法および幅寸法が小さい金属箔14を積層す
ることにより、熱融着層12a,12a,12
b,12bが形成されている。そして、金属箔1
4の幅Wはケーブル接続部1Cに被せられるアル
ミパイプ片1A,1Bの長さより若干大きくさ
れ、同じく長さは各アルミパイプ片の周長より
若干大きくされている。
このように構成された熱収縮性シート10によ
つて電気ケーブルを接続する場合について説明す
る。
まず、ケーブル接続部Cにおいて必要な導体あ
るいは心線の接続あるいは補修を行なつた後、
各々のケーブル端部にスペーサ2を嵌着せしめ、
次いでこの外側にアルミパイプ片1A,1Bを被
せさらに熱収縮性シート10を縦沿える。このと
き熱収縮性シートの熱融着層12b,12bは第
4図イおよびロに示すように互に対向させ、その
両側を固定具16を挾んで固定する。次にトーチ
ランプなどで前記熱収縮性シートの両端近傍を加
熱収縮させて保護被覆を形成し、その後、固定具
を取り外す。なお17は補助スリーブもしくは熱
収縮性チユーブである。
このようにして接続部Cに被覆された熱収縮性
シート10は、熱収縮層11および熱融着層12
の厚さ方向あるいは融着部分の微少間隙から透過
する水分を金属箔14が遮断するために防湿効果
を有し、さらに、接続部Cをシールドする作用を
も有している。また、金属箔14の外側に潤滑層
15が形成されているから、熱収縮性シート10
が収縮する際金属箔14とアルミパイプ片1A,
1Bとが潤滑されることになり、互いにこすられ
て気密性を損なうことが防止できる。
また、第5図イ,ロはこの考案の第二実施例を
示すもので、前記第一実施例と同様に各々の層が
積層され、第5図ロに示すように左右の縁部に熱
融着面12a,12aが形成され、下方の縁部に
幅△に渡つて熱融着層12bが形成された熱収
縮性シート10を、第5図イに示すように、表層
11に熱融着層12bを被せて接続部Cに巻回
し、加熱収縮させるとともに熱収縮層11と熱融
着層12bとを熱融着させて被覆を形成したもの
である。
なお、この熱収縮性シート10を使用して接続
部Cを被覆する場合は、金属箔14が防湿、シー
ルドの効果を持つているから、アルミパイプ片1
A,1Bに代えてプラスチツクなどのパイプを使
用してもよく、また、接続部Cに特に外力が加わ
らない場合に、接続部Cに直接熱収縮性シート1
0を被せて被覆を形成するようにしてもよい。
なお、前記第一、第二実施例においてはポリエ
チレンシース用の熱収縮性シートを説明したが、
熱融着層12を未架橋ビニルで形成することによ
りビニルシース用の熱収縮性シートを得ることが
できる。
以上の説明で明らかなように、この考案は熱収
縮性を有する熱収縮層に熱融着層を積層し、この
熱融着層にこの熱融着層より幅の狭い金属箔を接
着層を介して積層して熱収縮性シートを構成した
から、この熱収縮性シートをケーブル接続部に巻
回し、加熱収縮させることによつて保護被覆を形
成することができる。また、この熱収縮性シート
の厚さ方向から透過する水分および熱融着部分か
ら透過する水分を金属箔で遮断してケーブル接続
部を防湿し、さらにシールドすることができる。
また、使用条件によつてはアルミパイプ片を他の
材質、例えばプラスチツクに替えることが出来る
かあるいはこれを省略して熱収縮性シートをケー
ブル接続部に直接被せて被覆を形成することがで
きるので、ケーブル接続作業の作業性が著しく向
上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のケーブル接続部を
示すもので、第1図はケーブル接続部の構成説明
図、第2図はアルミパイプ片の構成を示す斜視図
である。また、第3図イ,ロおよび第4図イ,
ロ,ハはこの考案の第一実施例を示すもので、第
3図イ,ハは熱収縮性シートの構成説明図、第4
図イはケーブル接続部の横断面図、第4図ロはケ
ーブル接続部の外観を示す斜視図、第4図ハはケ
ーブル接続部の縦断面図である。そして、第5図
イ,ロはこの考案の第二実施例を示すもので、第
5図イはケーブル接続部の横断面図、第5図ロは
熱収縮性シートの構成説明図である。 A,B……ケーブル、C……接続部、3……熱
収縮性シート、10……熱収縮性シート、11…
…熱収縮層、12……熱融着層、12a……熱融
着面、13……接着層、14……金属箔、15…
…潤滑層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電気ケーブルの接続部の周囲に巻回して加熱
    することにより収縮して前記接続部を保護被覆
    する熱収縮性シートにおいて、熱収縮性を有す
    る熱収縮層11と、この熱収縮層の片側に一体
    に積層された熱融着層12と、この熱融着層の
    一部に接着層13を介して積層されかつ電気ケ
    ーブルの長手方向および周方向に対応する方向
    への寸法が前記熱融着層よりわずかに短くされ
    た金属箔14とからなる電気ケーブルの接続用
    熱収縮性シート。 (2) 前記金属箔14の表面に潤滑層15を被覆し
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の電気ケーブルの接続用熱収縮性シー
    ト。
JP15383381U 1981-10-16 1981-10-16 電気ケ−ブルの接続用熱収縮性シ−ト Granted JPS5859321U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15383381U JPS5859321U (ja) 1981-10-16 1981-10-16 電気ケ−ブルの接続用熱収縮性シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15383381U JPS5859321U (ja) 1981-10-16 1981-10-16 電気ケ−ブルの接続用熱収縮性シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5859321U JPS5859321U (ja) 1983-04-21
JPS6120844Y2 true JPS6120844Y2 (ja) 1986-06-23

Family

ID=29946433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15383381U Granted JPS5859321U (ja) 1981-10-16 1981-10-16 電気ケ−ブルの接続用熱収縮性シ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5859321U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS611211Y2 (ja) * 1980-02-26 1986-01-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5859321U (ja) 1983-04-21

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