JPH026572Y2 - - Google Patents

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JPH026572Y2
JPH026572Y2 JP1984201109U JP20110984U JPH026572Y2 JP H026572 Y2 JPH026572 Y2 JP H026572Y2 JP 1984201109 U JP1984201109 U JP 1984201109U JP 20110984 U JP20110984 U JP 20110984U JP H026572 Y2 JPH026572 Y2 JP H026572Y2
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heat
metal
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shrinkable
shield
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、通信ケーブルのガスダムに係わり、
特に、遮蔽体を有するとともにガス保守を行なう
通信ケーブルに適用して、遮蔽体の接地作業とガ
スダムの取付作業とを効率よく行なえるようにし
た通信ケーブルのガスダムに関するものである。
「従来の技術」 一般に、地下埋設用等の通信ケーブルとして、
ケーブル内に乾燥度の高いガスを封入しておき、
この封入ガスをケーブルの損傷検知や、損傷部分
からの水分の浸入防止に利用するようにした、い
わゆるガス封入型のケーブルが広く使用されてい
る。そして、このようなガス封入型の通信ケーブ
ルには、ケーブル内に封入されたガス圧の保守、
管理用として、通信ケーブルの心線露出部を熱収
縮性スリーブ等で気密に覆い、この熱収縮性スリ
ーブの筒壁を貫通してケーブル内に連通するガス
バルブを設けてなるガスダムが取り付けられる。
一方、通信中における漏話を防止するために、
ケーブル内に金属テープ等の遮蔽体が縦添えされ
た通信ケーブルが汎用されているが、このような
通信ケーブルを布設する場合には、遮蔽体を口出
ししたうえで遮蔽体からアース線を引き出す接地
作業が行なわれる。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、遮蔽体を有するガス封入型の通信ケ
ーブルでは、従来前述したガスダムの取付作業と
遮蔽体の接地作業とが別々に行なわれているた
め、作業効率が悪く、いかに効率アツプを図るか
が問題となつている。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、
ガスダムにおける熱収縮性スリーブ等の熱収縮性
被覆物の内側と外側とを連通させるようにガスバ
ルブに連結される金属連通管を設け、この金属連
通管と心線露出部の両側に露出させた遮蔽体とを
電気的に接続する導体を設け、さらに、この導体
における、電気的な接続のための接続点以外の部
分を熱収縮性シートの熱融着層への接着性の良好
なプラスチツクにより被覆するようにしたもので
ある。
「作用」 本考案のガスダムにおいては、金属連通管の熱
収縮性被覆物から外側に露出する部分に、アース
線を接続するだけで設置作業が完了する。また、
導体の表面に設けられたプラスチツクが熱収縮性
シートの熱融着層に強固に接着され、両者を密着
させてその気密性を保持する。
「実施例」 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第1図および第2図は、本考案の一実施例を示
すもので、符号1は、ガス封入型の通信ケーブル
であり、この通信ケーブル1の外被を取り除いた
心線露出部2、および、この心線露出部2の両端
に露出させた遮蔽体(例えばアルミニウムテー
プ)3に、これらの周囲を気密に覆う如く防水充
填物層4が設けられ、この防水充填物層4を密封
状態に覆う如くスリーブ状の熱収縮性被覆物5が
被せられている。そして、この熱収縮性被覆物5
の一端に、熱収縮性被覆物5の内側と外界とを連
通させる金属連通管6が、通信ケーブル1とほぼ
平行に、かつ、熱収縮性被覆物5の内面と密着し
た状態で挿入され、この金属連通管6の外方端に
ガスバルブ7が一体に設けられるとともに、内方
端にガスの満たされたケーブルコアに連通するガ
スバルブ8、および、この金属連通管6と遮蔽体
2とを導通させる導体9が接続されている。
前記防水充填物層4は、例えばポリエチレンあ
るいはポリウレタン等の常温硬化型の樹脂からな
るものである。
前記熱収縮性被覆物5は、架橋延伸ポリエチレ
ン等からなるスリーブ状の熱収縮体の内面に、ボ
ツトメルト型接着剤等からなる熱融着層が設けら
れたものである。
前記金属連通管6は、第2図に示すように、細
い金属パイプ10の両端部に接続用端子11を突
設し、この両端部を除く部分の外周に接着層12
を介して、前記熱融着層と接着性の良好なプラス
チツク被覆物13が設けられたものである。
前記導体9は、心線露出部2の両端の遮蔽体3
を相互に電気的に接続する遮蔽用ボンド線14
と、この遮蔽用ボンド線14と金属パイプ10の
内方端側の接続用端子11とを接続するジヤンパ
線15とからなるものである。
このような構成のガスダムは、ガスバルブ7と
一体の金属連通管6をガスバルブ8と接続し、か
つ、導体9を配線した状態で、心線露出部2に被
せた熱収縮性被覆物5の端部に挿入し、熱収縮性
被覆物5を加熱することによつて容易に取り付け
ることができる。しかも、第1図鎖線の如く、金
属パイプ10の外方端側の接続用端子11にアー
ス線16を接続するだけで遮蔽体3の接地作業を
完了させることができる。
一方、第3図〜第5図は、本考案の他の実施例
を示すもので、この図において防水充填物層4の
外側には、シート状の熱収縮性被覆物17が、第
4図の如く、その両側縁部を通信ケーブル1の半
径方向に起立させ、かつ、両側縁部の内面を相互
に突き合わせた状態で捲回され、これら両側縁部
の間に金属連通管18が、密着状態で挾持されて
いる。この金属連通管18は、第5図に示すよう
に、金属パイプ19の両側に、前記両側縁部の突
き合わせ面に沿つてこれと平行に延長される金属
薄板状部20が設けられ、かつ、これらの上に接
着層12を介してプラスチツク被覆物13が設け
られたもので、この金属連通管18の両端部に
は、プラスチツク被覆層13及び接着層12を除
去した金属露出部21が設けられている。そし
て、内方端側の金属露出部21に導体9が接続さ
れており、第3図の如く、外方端側の金属露出部
21にアース線16を接続して遮蔽体3を接地さ
せることができるようになつている。ちなみに、
第4図中、符号22は熱収縮体、23は熱融着
層、24は熱収縮性被覆物17の両側縁部に沿つ
て形成されたリブを示すものである。
なお、前記実施例において、金属パイプ10の
両端部に接続用端子11を設けたが、これに代え
て単に金属露出部を設けるだけでもよい。また、
心線露出部2の外側に筒状体を外挿し、この筒状
体の両端を通信ケーブル1に外嵌するスペーサで
閉塞し、これら筒状体あるいはスペーサを貫通さ
せて金属連通管6,18を固定したうえで、筒状
体内に防水充填物層4を充填し、熱収縮性被覆物
5,17で覆う構造としてもよい。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、熱収縮
性被覆物の内外を連通させる金属連通管に、蔽遮
体を電気的に接続する導体を設けたので、金属連
通管にアース線を接続するだけで、遮蔽体を接地
することができる。すなわち、通信ケーブルにガ
スダムを取り付ける作業を行ないながら実質的に
遮蔽体の接地作業を完了させることができるの
で、通信ケーブルの布設作業の効率を著しく向上
させることができる。加えて、導体の表面がプラ
スチツクにより覆われているから、導体を熱収縮
性シートの熱融着層に強固に固定して、気密性を
向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示
し、第1図は縦断面図、第2図は金属連通管の縦
断面図、第3図〜第5図は本考案の他の実施例を
示し、第3図は縦断面図、第4図は第3図の−
線に沿う一部を省略した矢視図、第5図は、金
属連通管の正面図である。 1……通信ケーブル、2……心線露出部、3…
…遮蔽体、5,17……熱収縮性被覆物、6,1
8……金属連通管、7……ガスバルブ、9……導
体、10,19……金属パイプ、11……接続用
端子、12……接着層、13……プラスチツク被
覆層、15……ジヤンパ線、21……金属露出
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通信ケーブル1の心線露出部2およびこの心線
    露出部の両端に露出させた通信ケーブルの遮蔽体
    3を気密に覆う熱収縮性被覆物5,17と、この
    熱収縮性被覆物の内側と外側とを連通させる金属
    連通管6,18と、この金属連通管と前記遮蔽体
    とを電気的に接続する導体9とを具備してなり、
    該導体は、電気的接続のための接続点11が複数
    設けられるとともに、該接続点以外の部分の表面
    に、前記熱収縮性被覆物の熱融着層に対して良好
    な接着性を有するプラスチツク被覆物13が設け
    られたことを特徴とする通信ケーブルのガスダ
    ム。
JP1984201109U 1984-12-27 1984-12-27 Expired JPH026572Y2 (ja)

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JPS61114619U JPS61114619U (ja) 1986-07-19
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