JPH0214274Y2 - - Google Patents

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JPH0214274Y2
JPH0214274Y2 JP17876684U JP17876684U JPH0214274Y2 JP H0214274 Y2 JPH0214274 Y2 JP H0214274Y2 JP 17876684 U JP17876684 U JP 17876684U JP 17876684 U JP17876684 U JP 17876684U JP H0214274 Y2 JPH0214274 Y2 JP H0214274Y2
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cable
water
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layer
metal casing
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は遮水構造を有する電力ケーブルの接続
部の改良に関するものである。
(従来技術) 最近、ケーブルシースの内側に金属フイルム等
からなる遮水層を設け、径方向からケーブル内へ
の浸水を防止した高電圧、超高電圧送電線用電力
ケーブルが開発されている。斯る電力ケーブルの
接続部においては高度の遮水性が要求される。そ
の一例として実願昭56−99559号の電力ケーブル
接続部が開示されているが、その構造は第3図及
び第4図に示すように、ケーブル導体接続部20
上に施された絶縁補強層21の外側からケーブル
シース23上(第3図参照)またはケーブル遮水
層24上(第4図参照)に亘り金属ケーシング2
2を被せ、該金属ケーシング22の端末部上から
ケーブルシース23またはケーブル遮水層24上
に亘り、直接、薄肉金属箔の片面又は両面にゴ
ム.プラスチツクを一体化したラミネートシート
(テープ状のものを含む)に粘着層を設け、これ
をオーバーラツプ又は縦沿えさせて巻付けて薄肉
金属遮水層25を設け、その上から金属ケーシン
グ22上に亘り外部保護層26が施され、ケーブ
ル接続部に浸入する径方向からの水分を金属ケー
シング22で遮ぎり、ケーブルシース23と外部
保護層26との接合界面に沿つて浸入する水分を
薄肉金属遮水層25で阻止するようになつてい
る。斯る構造の電力ケーブル接続部は、薄肉金属
遮水層25を有しないこの種電力ケーブル接続部
に比較して優れた遮水効果を有するが、金属ケー
シング22の端末部外径とケーブルシース23ま
たはケーブル遮水層24の外径との間に大きな径
差がある場合や、第4図に示すように金属ケーシ
ング22の端末部内径とケーブル遮水層24の外
径との間に径差が生じている場合には、通電時の
負荷変動による電力ケーブルの熱膨脹熱収縮によ
り、粘着性が弱い薄肉金属遮水層25と金属ケー
シング22との接合部がずれる恐れがあり、薄肉
金属遮水層25が金属ケーシング22からずれる
と、該部分から接続部内に水分が侵入し接続部の
絶縁特性が劣化するなどの問題点があつた。
(本考案の構成) 本考案は上記問題点を解消する目的でなされた
もので、ケーブル導体接続部上に施した絶縁補強
層の外側に、接続した双方のケーブルのシース上
又はケーブル遮水層上に跨つて金属ケーシングを
被せてなる電力ケーブル接続部において、前記金
属ケーシングの端末部内周面とケーブルシース又
はケーブル遮水層との間に防水性介在物を設ける
と共に前記金属ケーシングの端末部上から前記ケ
ーブルシース又はケーブル遮水層上に跨がり密に
粘着層を設け、その粘着層を封止するようにその
外側に、薄肉金属箔の少なくとも片面にゴム.プ
ラスチツクシートを一体化したラミネートシート
(テープ状のものを含む)からなる薄肉金属遮水
層を施し、その両端末部を上記金属ケーシングの
端末部及びケーブルシース又はケーブル遮水層に
固着してなることを特徴とするものである。
(本考案の実施例) 以下、本考案の実施例を図面により説明する
に、第1図において1は接続すべき電力ケーブル
で、ケーブルシース2の内側には薄肉金属箔から
なる遮水層3がケーブルシース2と一体に設けら
れている。4はケーブルシース2の端末部に設け
られた防水性を有する介在物で、該介在物4はゴ
ム.プラスチツク材料からなる粘着層又は粘着性
防水テープ、硬化性或は非硬化性のパテ等からな
り、後述の金属ケーシングの端末部内径とほぼ同
径の外径を有している。5はスリーブ接続された
導体接続部、6は導体接続部5上に施された絶縁
補強層、7は鋼等からなる金属ケーシングで、該
金属ケーシング7は上記絶縁補強層6の外側から
前記ケーブルシース2上に設けられた防水性の介
在物4上に亘り被せられている。8はゴム.プラ
スチツク材料からなる粘着層で、この粘着層8は
上記金属ケーシング7の端末部上からケーブルシ
ース2上に跨がり密に施されている。9は薄肉金
属遮水層で、該薄肉金属遮水層9は薄肉金属箔の
片面又は両面にゴム.プラスチツクを一体化して
なるラミネートシートからなる薄肉金属遮水層で
あり、上記粘着層8を封止するようにその外側
に、金属ケーシング7の端末部上からケーブルシ
ース2上に亘り巻回又は縦沿えして形成されてお
り、その両端末部は金属ケーシング7及びケーブ
ルシース2に融着又は接着等により固着されてい
る。この薄肉金属遮水層9の巻回重合部又は縦沿
え重合部は全て熱融着されている。また、薄肉金
属遮水層9の端末部を金属ケーシング7の端末に
融着する場合には、金属ケーシング7の端末部に
予め前記ラミネートシートのゴム.プラスチツク
と同系のゴム.プラスチツクをコーテングしてお
くことにより容易に相互を熱融着することができ
る。10は金属ケーシング7上に被せられた金属
ケーシング防食層、11は金属ケーシング防食層
10の端末部上からケーブルシース2上に亘り施
された外部保護層である。第2図は薄肉金属箔か
らなる遮水層がケーブルの外部導電層に一体化さ
れている電力ケーブル接続部に適用した本考案の
実施例を示す説明図で、図示するように露出させ
た遮水層3の端末部上に防水性を有する介在物4
を設け、導体接続部5上に施した絶縁補強層6の
外側から上記ケーブル遮水層3上に設けた防水性
介在物4上に亘り金属ケーシング7を被せ、該金
属ケーシング7の端末部上からケーブル遮水層3
上に跨がり密に粘着層8を設け、この粘着層8を
封止するようにその外側に、金属ケーシング7の
端末部上からケーブル遮水層3上に亘り箱肉金属
遮水層9を施し、その両端末部を金属ケーシング
7の端末部及びケーブル遮水層3に融着又は接着
により固定し、該薄肉金属遮水層9上にゴム.プ
ラスチツクテープ又は熱収縮チユーブ等からなる
内部保護層11′を設け、ケーブル金属蔽体12
を金属ケーシング7に接続し、金属ケーシング7
の外側に金属ケーシング防食層10を設け、その
端末部からケーブルシース2上に亘り外部保護層
11が設けられている。
(本考案の効果) 本考案は上述のように、ケーブル導体接続部5
上に被せた金属ケーシング7の端末部内周面とケ
ーブルシース2又はケーブル遮水層3との間に防
水性介在物4を設けると共に前記金属ケーシング
の端末部上から前記ケーブルシース2又はケーブ
ル遮水層3上に跨がり密に粘着層8を設け、この
粘着層8を封止するようにその外側に、薄肉金属
箔の少なくとも片面にゴム.プラスチツクシート
を一体化したラミネートシートからなる薄肉金属
遮水層9を施し、その両端部を上記金属ケーシン
グ7及びケーブルシース2又はケーブル遮水層3
に固着してあるから、通電時の負荷変動により電
力ケーブルが熱膨脹熱収縮しても薄肉金属遮水層
9が金属ケーシング7からずれるような惧れは全
くなく、また、薄肉金属遮水層9がケーブルシー
ス又はケーブル遮水層3からずれることもない。
しかも、薄肉金属遮水層9の内側に該遮水層9に
よつて封止された粘着層8が設けられ、薄肉金属
遮水層9と粘着層8とは密着しているので薄肉金
属遮水層9の巻回重合部又は縦沿え重合部から水
分が侵入することもない。したがつて接続部の絶
縁が侵入する水分によつて劣化する惧れは全くな
く、経年電気特性の安定した信頼性の高い接続部
が得られるという優れた利点がある。また、薄肉
金属遮水層9の巻回重合部又は縦沿え重合部を熱
融着したことにより該部分から水が侵入するのを
更に確実に防止できる利点がある。さらに万一薄
肉金属遮水層9が破損した場合でも粘着層8と防
水性介在物4の存在により水分がケーブル接続部
内に侵入するのを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、
第2図は本考案の他の実施例を示す要部断面図、
第3図及び第4図は従来の電力ケーブル接続部を
示す断面図である。 1:電力ケーブル、2:ケーブルシース、3:
ケーブル遮水層、4:防水性介在物、5:導体接
続部、6:絶縁補強層、7:金属ケーシング、
8:粘着層、9:薄肉金属遮水層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ケーブル導体接続部上に施した絶縁補強層の
    外側に、接続した両ケーブルのシース上又はケ
    ーブル遮水層上に跨つて金属ケーシングを被せ
    てなる電力ケーブル接続部において、前記金属
    ケーシングの端末部内周面とケーブルシース又
    はケーブル遮水層との間に防水性介在物を設け
    ると共に前記金属ケーシングの端末部上から前
    記ケーブルシース又はケーブル遮水層上に跨が
    り密に粘着層を設け、その粘着層を封止するよ
    うにその外側に、薄肉金属箔の少なくとも片面
    にゴム.プラスチツクシートを一体化したラミ
    ネートシートからなる薄肉金属遮水層を施し、
    その両端末部を上記金属ケーシングの端末部及
    びケーブルシース又はケーブル遮水層に固着し
    てなることを特徴とする電力ケーブル接続部。 2 前記薄肉金属遮水層は、金属ケーシングの端
    末部上からケーブルシース又はケーブル遮水層
    上に亘り巻回して設け巻回重合部を全て熱融着
    してなることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の電力ケーブル接続部。 3 前記薄肉金属遮水層は、金属ケーシングの端
    末部上からケーブルシース又はケーブル遮水層
    上に亘り縦沿えして設け縦沿え重合部を全て熱
    融着してなることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の電力ケーブル接続部。
JP17876684U 1984-11-27 1984-11-27 Expired JPH0214274Y2 (ja)

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JP17876684U JPH0214274Y2 (ja) 1984-11-27 1984-11-27

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JPS6196728U JPS6196728U (ja) 1986-06-21
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