JPH0414812Y2 - - Google Patents

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JPH0414812Y2
JPH0414812Y2 JP10427785U JP10427785U JPH0414812Y2 JP H0414812 Y2 JPH0414812 Y2 JP H0414812Y2 JP 10427785 U JP10427785 U JP 10427785U JP 10427785 U JP10427785 U JP 10427785U JP H0414812 Y2 JPH0414812 Y2 JP H0414812Y2
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heat
optical fiber
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wire
conductor
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JP10427785U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、架空送電線や架空地線のような架空
電線内部に光フアイバを収納してなる光フアイバ
複合架空電線に関するものである。
[従来の技術] 光フアイバ複合架空電線において、その構成部
材である導体の熱膨張率は光フアイバのそれより
ほぼ1桁大きい上、弾性伸びも導体の方が大き
い。したがつて、架線後に電線の熱膨張や架線張
力による伸び量に差が生じ、光フアイバには不均
一、局部的な応力が加わることになるが、この応
力は光フアイバの伝送特性を損うばかりでなく、
機械的強度の劣化を速め断線に至らしめる原因と
なることが知られている。
これを回避する目的で、クツシヨン層を介して
光フアイバを収納する構造とし、クツシヨン層で
前記応力を程よく吸収して前記のような事故に発
展するのを防止する手段がとなえている。しかし
ながら、クツシヨン層の半径方向の熱膨張によ
り、高温で光フアイバが押し拡げられ、引張り応
力が増加する欠点があつた。
そこで、新しく管状若しくはスパイラル状の熱
収縮性部材の外側に光フアイバを配列して架空電
線内に収納し、架線前若しくは架線後に、該熱収
縮性部材を熱収縮せしめる手段が提案されてい
る。
[考案が解決しようとする問題点] 本来、前記熱収縮部材は、熱収縮が円周方向に
起こることにより光フアイバとの間に間隙が生
じ、光フアイバの余長を確保して前記導線の熱膨
張や架線張力による引張応力が光フアイバへ加わ
らない様にするためのものである。しかしなが
ら、該熱収縮部材は電線の長手方向にも収縮しよ
うとするため、導線の剛性率との関係上収縮が不
釣合となり、熱収縮時に該熱収縮性部材の外径、
肉厚等に長手方向不均一な状態が生じて光フアイ
バに不均一な応力が加わる可能性があることがわ
かつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記のような実情に鑑み、熱収縮時
に前記熱収縮性部材の外径、肉厚等に長手方向不
均一な状態が生じない構造の新規な光フアイバ複
合架空電線を提供しようとするものであつて、そ
の要旨とするところは、該熱収縮性部材の内部に
該熱収縮性部材の内径より小さい外径を有する芯
材を挿入した構造にある。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図を参照しながら説
明する。
第1図は本考案に係る光フアイバ複合架空電線
に収納される熱収縮性部材2に熱収縮を施す前の
状態を示す断面図である。芯材1が挿入された管
状の熱収縮性部材2の外周には光フアイバ3が巻
回配列され、光フアイバユニツトを形成してお
り、その上にアルミニウムパイプ4を介して、導
体5が撚合せ被覆されている。
本実施例の一構成である芯材1の具体的例とし
ては、通常導体5として用いられる鋼線、アルミ
ニムウ線、アルミニウム被覆鋼線の他、FRP等
も適しており、概して長手方向の剛性率が導体5
と等しい程度のものがよい。一方、熱収縮部材2
としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、テフ
ロン(商品名)等の弗素樹脂に予め架橋処理を施
したものが用いられるが、必ずしも架橋処理を施
したものに限定されるものではなく、その形状も
管状のみならず、シート状のものをスパイラル状
に成形したものであつてもよい。また、導体5の
断面形状を扇形に成形し撚合せることによりアル
ミニウムパイプ4を介することなく光フアイバユ
ニツトを収納することも可能である。
第1図の状態で加熱処理を施した後の断面図を
第2図に示す。熱収縮時に熱収縮性部材2は芯材
1を被覆する様な形で変形するが、芯材1が存在
することにより熱収縮は一様に行われ、熱収縮性
部材2の外径、肉厚等に長手方向不均一な状態が
生じるのを防止できる。
[考案の効果] 以上説明したような本考案に係る光フアイバ複
合架空電線によれば、熱収縮性部材に長手方向不
均一な状態の熱収縮が起こらないので、光フアイ
バに不均一な応力が加わることなく光フアイバの
余長を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光フアイバ複合架空電線
の実施例を示す断面図、第2図は第1図における
熱収縮性部材を収縮せしめた状態を示す断面図で
ある。 1……芯材、2……熱収縮性部材、3……光フ
アイバ、4……アルミニウムパイプ、5……導
体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱収縮性部材内に形成された空間内に剛性を
    有する芯材が配置されており、該熱収縮性部材
    の外側に光フアイバが配列されており、このよ
    うに構成されている光フアイバユニツトが、架
    空電線内部の空間に収納されていることを特徴
    とする光フアイバ複合架空電線。 (2) 前記熱収縮性部材が弗素樹脂よりなるもので
    あることを特徴とする第1項記載の光フアイバ
    複合架空電線。
JP10427785U 1985-07-09 1985-07-09 Expired JPH0414812Y2 (ja)

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JPS6214624U JPS6214624U (ja) 1987-01-28
JPH0414812Y2 true JPH0414812Y2 (ja) 1992-04-03

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