JPH0224083Y2 - - Google Patents

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JPH0224083Y2
JPH0224083Y2 JP1984030154U JP3015484U JPH0224083Y2 JP H0224083 Y2 JPH0224083 Y2 JP H0224083Y2 JP 1984030154 U JP1984030154 U JP 1984030154U JP 3015484 U JP3015484 U JP 3015484U JP H0224083 Y2 JPH0224083 Y2 JP H0224083Y2
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JP
Japan
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optical cable
optical
outer sheath
optical fiber
tensile strength
Prior art date
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JP1984030154U
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JPS60143407U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、光ケーブルの接続装置に係り、特
にその光フアイバ心線を保護するようにしたもの
に関する。
近時、例えば通信回線、制御回線及びコンピユ
ータリンク等の各種データ伝送に際しては、光ケ
ーブルが広く普及されてきている。この光ケーブ
ルは、第1図に示すように、防錆処理の施された
鋼線でなるテンシヨンメンバ11の周囲に、合成
樹脂材料を紐状に形成してなるケーブル介在物1
2及び光フアイバ心線13を撚り合わせ、それら
を緩衝部材(プラスチツクヤーン)14で包み、
テープ15で巻き付けることにより光ケーブルコ
ア16を構成し、この光ケーブルコア16を例え
ばアルミラミネートポリエチレン、ポリエチレン
またはビニル等でなる外被17で覆うようにして
構成されるものである。
そして、上記のような光ケーブルは、例えば架
空配線を行なう場合には、電柱間に架設された吊
線に一定間隔毎にケーブルリング等を介して吊る
すようにして配線が行なわれる。ところで、光ケ
ーブルは、機械的強度上の点から、あまり長さを
長く形成することができないもので、例えば数10
〔Km〕もの距離を架空配線する場合には、途中に
接続部を介在させて中継させるようにしているも
のである。
第2図は、このような架空配線に際しての光ケ
ーブルの接続部の構成を示すものである。すなわ
ち、図中二点鎖線で示す吊線18にケーブルリン
グ19を介して吊設された2つの光ケーブルA,
Bの各端部は、略円筒形状の接続スリーブ20の
両端部に形成された透孔20a,20bをそれぞ
れ挿通して固着されている。また、各光ケーブル
A,Bには、温度変化等の影響による外被17
A,17Bの伸縮を吸収し、接続スリーブ20に
不要な圧力が加わらないようにするために、接続
スリーブ20の透孔20a,20bに嵌着される
前の部分に、スラツク部21A,21Bがそれぞ
れ設けられている。
ここで、上記各光ケーブルA,Bは、接続スリ
ーブ20内で外被17A,17B及び緩衝部材
(図示せず)等が除去され、テンシヨンメンバ1
1A,11B及び光フアイバ心線13A,13B
が露出される。そして、テンシヨンメンバ11
A,11Bは、互いに対向させた状態で接続部2
2で接続される。また、光フアイバ心線13A,
13Bは、接続スリーブ20内でらせん状に巻回
されて接続部23で接続され、ここに光ケーブル
A,Bの接続が行なわれるようになるものであ
る。
ところで、一般に、ポリエチレンやビニル等の
合成樹脂材料を成型加工した場合、製造段階で合
成樹脂材料が熱や圧力等の応力を受け、その応力
が成型品内部に製造時の歪として残留することが
知られている。そして、この残留歪は、光ケーブ
ルA,Bの外被17A,17Bにも当然生じてお
り、この外被17A,17Bが自然環境下におか
れると、時間経過に伴なつてその歪が徐々に解放
され、外被17A,17Bの長さが初期の長さよ
りも短くなるという現象が生じる。一方、この残
留歪は、光ケーブルコア16A,16Bにも同様
に生じているが、この光ケーブルコア16A,1
6Bの歪量自体は外被17A,17Bに比して無
視できる程小さいものである。
このため、残留歪が解放されると、外被17
A,17Bと光ケーブルコア16A,16Bとの
間にずれが生じることになる。すなわち、光ケー
ブルA,Bの外被17A,17Bは、その一端部
が接続スリーブ20の透孔20a,20bに嵌着
されて完全に固定されており、この状態で残留歪
の解放により外被17A,17Bが短かくなる
と、スラツク部21A,21Bのたわみが少なく
なり、このとき光ケーブルコア16A,16Bの
長さは略一定であるので、結局光ケーブルコア1
6A,16Bが接続スリーブ20内に押し出され
るようになる。
すると、この光ケーブルコア16A,16Bの
移動に伴なつて光フアイバ心線13A,13Bも
同方向に移動されることになるが、接続スリーブ
20内で光フアイバ心線13A,13Bは巻回さ
れた状態でふらつかないように固定されている。
このため、結果的に、光フアイバ心線13A,1
3Bにはその光ケーブルコア16A,16Bの端
部付近に対向する部分に、曲げや引張りの応力が
集中されることになり、伝送損失の増大や最悪時
には光フアイバ心線13A,13Bの断線を招く
という問題が生じる。この場合、光ケーブルコア
16A,16Bを接続スリーブ20内に移動させ
る力は、テンシヨンメンバ11A,11Bが対向
されていることにより互いに相殺されてある程度
抑制されるものの、両光ケーブルA,Bの長さ、
スラツク部21A,21Bのたわみの大きさ及び
光ケーブルA,Bに加わつている張力等の相違に
より、光ケーブルコア16A,16Bの移動力は
それぞれ異なるので、到底十分に抑制しきれるも
のではない。
この考案は上記事情を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で容易に光ケーブルコアの移動を
防止し、光フアイバ心線を保護し得る極めて良好
な光ケーブルの接続装置を提供することを目的と
する。
以下、この考案の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。第3図は、第2図に示す光
ケーブルAに対して、この考案を適用した一例を
示すものであり、第3図において第2図と同一部
分には同一記号を符して示し、ここでは異なる部
分についてのみ説明する。すなわち、光ケーブル
Aのうち前記スラツク部21Aを形成する部分の
外被17Aに添わせて、例えば鉄、鋼、アルミニ
ウム合金及び強化プラスチツク等の弾性係数の大
きい材料を略線状に形成してなる抗張力体24
を、収縮テープ25で巻付けて固着するようにし
たことが、従来と異なる部分である。
このような構成によれば、外被17Aの前述し
たような残留歪の解放による収縮を抗張力体24
で抑制することができ、光ケーブルコア16Aの
移動を防止し、ひいては光フアイバ心線13Aを
十分に保護することができるものである。
ここで、上記外被17Aに抗張力体24を固着
させる手段としては、上述したように収縮テープ
25を巻付けて収縮処理を行なうものに限らず、
例えば収縮チユーブをかぶせて収縮処理を施した
り、バインド線でしばり付けたり、さらにはバイ
ンド線でしばり付けた後収縮テープや収縮チユー
ブで固着する等、種々の手段を広く用いることが
できる。この場合、特に収縮テープや収縮チユー
ブを用いることにより、外被17Aと抗張力体2
4とを、スラツク部21A全域に渡つて均一な密
着度で強固に固着し得るという利点を有する。
また、抗張力体24の寸法や使用する常数等
は、外被17Aの残留歪の解放を抑制するのに十
分な強度を有するように適宜設定し得ることは、
いうまでもないことである。さらに、上記実施例
では光ケーブルAについてのみ説明したが、これ
は光ケーブルBについても適用されることはもち
ろんである。また、抗張力体24は線状に限ら
ず、必要に応じて例えば板状等に適宜形成される
ものである。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
したがつて、以上詳述したようにこの考案によ
れば、簡易な構成で容易に光ケーブルコアの移動
を防止し、光フアイバ心線を保護し得る極めて良
好な光ケーブルの接続装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は光ケーブルの構成を示す断面図、第2
図は従来の光ケーブルの接続装置を示す側面図、
第3図はこの考案に係る光ケーブルの接続装置の
一実施例を示す側面図である。 11……テンシヨンメンバ、12……ケーブル
介在物、13……光フアイバ心線、14……緩衝
部材、15……テープ、16……光ケーブルコ
ア、17……外被、18……吊線、19……ケー
ブルリング、20……接続スリーブ、21A,2
1B……スラツク部、22,23……接続部、2
4……抗張力体、25……収縮テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接続部分の近傍でスラツク部を形成するように
    してなる光ケーブルの接続装置において、前記光
    ケーブルのうち前記スラツク部を形成する部分の
    外被に添わせて、前記外被の伸縮を阻止する抗張
    力体を固着するように構成してなることを特徴と
    する光ケーブルの接続装置。
JP3015484U 1984-03-02 1984-03-02 光ケ−ブルの接続装置 Granted JPS60143407U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3015484U JPS60143407U (ja) 1984-03-02 1984-03-02 光ケ−ブルの接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3015484U JPS60143407U (ja) 1984-03-02 1984-03-02 光ケ−ブルの接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60143407U JPS60143407U (ja) 1985-09-24
JPH0224083Y2 true JPH0224083Y2 (ja) 1990-07-02

Family

ID=30529593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3015484U Granted JPS60143407U (ja) 1984-03-02 1984-03-02 光ケ−ブルの接続装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006246580A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Fujikura Ltd ケーブル引留部の補強構造

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JPS55129302A (en) * 1979-03-28 1980-10-07 Mitsubishi Electric Corp Optical fiber device
JPS58143308A (ja) * 1982-02-19 1983-08-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 自由配線用接続「かん」

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JPS55137106U (ja) * 1979-03-20 1980-09-30

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JPS60143407U (ja) 1985-09-24

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