JPH09190721A - 電線・ケーブル - Google Patents
電線・ケーブルInfo
- Publication number
- JPH09190721A JPH09190721A JP15396A JP15396A JPH09190721A JP H09190721 A JPH09190721 A JP H09190721A JP 15396 A JP15396 A JP 15396A JP 15396 A JP15396 A JP 15396A JP H09190721 A JPH09190721 A JP H09190721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- tape
- insulating material
- separator
- stripped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulated Conductors (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ストリッパーで絶縁体を剥ぎ取る際にセパレー
タテープも完全に取り除かれるように改良した電線・ケ
ーブルを提供すること。 【解決手段】セパレータテープを導体の外周長に等しい
幅にして導体上に縦添えし、縦添えしたセパレータテー
プの合わせ目を突き合わせてなり、以て、ストリッパー
で絶縁体を剥ぎ取るとセパレータテープも完全に剥ぎ取
られ、剥き出し導体上にセパレータテープの残存をなく
せるようにした。
タテープも完全に取り除かれるように改良した電線・ケ
ーブルを提供すること。 【解決手段】セパレータテープを導体の外周長に等しい
幅にして導体上に縦添えし、縦添えしたセパレータテー
プの合わせ目を突き合わせてなり、以て、ストリッパー
で絶縁体を剥ぎ取るとセパレータテープも完全に剥ぎ取
られ、剥き出し導体上にセパレータテープの残存をなく
せるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線・ケーブルの
技術分野に関し、より具体的には撚線導体上にセパレー
タテープを介して絶縁体を被覆した構造を有する電線・
ケーブルに関する。
技術分野に関し、より具体的には撚線導体上にセパレー
タテープを介して絶縁体を被覆した構造を有する電線・
ケーブルに関する。
【０００２】
【従来の技術】電線やケーブル（コア；絶縁線心）にお
いて、導体に撚線を用いその上にプラスチックやゴム等
の絶縁体を被覆する際には、撚線導体の直上にセパレー
タテープを施し、絶縁体が撚線導体の素線間の窪みにめ
り込むのを当該セパレータテープで防止するようにして
いる。
いて、導体に撚線を用いその上にプラスチックやゴム等
の絶縁体を被覆する際には、撚線導体の直上にセパレー
タテープを施し、絶縁体が撚線導体の素線間の窪みにめ
り込むのを当該セパレータテープで防止するようにして
いる。
【０００３】従来、上記のセパレータテープは、撚線導
体上にラップ巻き付けするかあるいは、絶縁体の被覆作
業時に導体外周寸法より広幅のテープをラップさせなが
ら縦添えしていた。
体上にラップ巻き付けするかあるいは、絶縁体の被覆作
業時に導体外周寸法より広幅のテープをラップさせなが
ら縦添えしていた。
【０００４】図３は、撚線導体１上にセパレータテープ
２を縦添えして合わさり目をラップさせ、その上から絶
縁体３を押出により被覆した例である。
２を縦添えして合わさり目をラップさせ、その上から絶
縁体３を押出により被覆した例である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術のよ
うに、ラップ巻き付けまたはラップ縦添えされたセパレ
ータテープをもつ電線・ケーブル（絶縁線心）において
は、撚線導体を機器等につなぎ込む際に、絶縁体を図３
のようにストリッパー４（絶縁体剥ぎ取り工具）で剥ぎ
取ると、セパレータテープは絶縁体の内側に粘着してい
るためにその大部分が剥ぎ取られるが、ラップした部分
のセパレータテープ５が導体１上に残ってしまうという
不都合が発生した。
うに、ラップ巻き付けまたはラップ縦添えされたセパレ
ータテープをもつ電線・ケーブル（絶縁線心）において
は、撚線導体を機器等につなぎ込む際に、絶縁体を図３
のようにストリッパー４（絶縁体剥ぎ取り工具）で剥ぎ
取ると、セパレータテープは絶縁体の内側に粘着してい
るためにその大部分が剥ぎ取られるが、ラップした部分
のセパレータテープ５が導体１上に残ってしまうという
不都合が発生した。
【０００６】セパレータテープの材質は、紙やプラスチ
ックであり、電気絶縁物であることが一般的である。こ
のようなセパレータテープの一部が導体上に残ったまま
で、導体をターミナルや圧着端子へ接続させると接触抵
抗が大きくなるため、電線の接続作業に当たっては、ス
トリッパーで絶縁体を剥ぎ取った後、導体上に残ったセ
パレータテープの端くれを手作業で切断・除去する作業
を要し、余計な手間が要していた。のみならず、上記の
ようなセパレータテープの残存及びこの除去作業は、自
動機による機械化接続の障害となっていた。
ックであり、電気絶縁物であることが一般的である。こ
のようなセパレータテープの一部が導体上に残ったまま
で、導体をターミナルや圧着端子へ接続させると接触抵
抗が大きくなるため、電線の接続作業に当たっては、ス
トリッパーで絶縁体を剥ぎ取った後、導体上に残ったセ
パレータテープの端くれを手作業で切断・除去する作業
を要し、余計な手間が要していた。のみならず、上記の
ようなセパレータテープの残存及びこの除去作業は、自
動機による機械化接続の障害となっていた。
【０００７】そこで、本発明の解決すべき課題は、スト
リッパーで絶縁体を剥ぎ取る際にセパレータテープも完
全に取り除かれるように改良した電線・ケーブルを提供
することにある。
リッパーで絶縁体を剥ぎ取る際にセパレータテープも完
全に取り除かれるように改良した電線・ケーブルを提供
することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する電
線・ケーブルは、セパレータテープを導体の外周長に等
しい幅にして導体上に縦添えし、縦添えしたセパレータ
テープの合わせ目を突き合わせてなり、以て、ストリッ
パーで絶縁体を剥ぎ取るとセパレータテープも完全に剥
ぎ取られ、剥き出し導体上にセパレータテープの残存を
なくしたものである。
線・ケーブルは、セパレータテープを導体の外周長に等
しい幅にして導体上に縦添えし、縦添えしたセパレータ
テープの合わせ目を突き合わせてなり、以て、ストリッ
パーで絶縁体を剥ぎ取るとセパレータテープも完全に剥
ぎ取られ、剥き出し導体上にセパレータテープの残存を
なくしたものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は、本発明に係る電線・ケー
ブルの好ましい一実施例を示したものである。この実施
例では、絶縁被覆導体としての電線を対象にしている。
ブルの好ましい一実施例を示したものである。この実施
例では、絶縁被覆導体としての電線を対象にしている。
【００１０】（イ）において、１０は撚線導体、２０が
セパレートテープにして、このセパレートテープ２０の
テープ幅Ｌを撚線導体１０の円周長（外周長）に等しく
してなるものである。
セパレートテープにして、このセパレートテープ２０の
テープ幅Ｌを撚線導体１０の円周長（外周長）に等しく
してなるものである。
【００１１】そして、上記のような特定幅のセパレート
テープ２０を、（ロ）のように導体１０上に縦添えし、
合わせ目３０を突き合わせてなるものである。最後に
（ハ）のように絶縁体４０を押出により被覆してなるも
のである。
テープ２０を、（ロ）のように導体１０上に縦添えし、
合わせ目３０を突き合わせてなるものである。最後に
（ハ）のように絶縁体４０を押出により被覆してなるも
のである。
【００１２】図２は、上記のようにして製造された電線
をストリッパー５０（絶縁体剥ぎ取り工具）で絶縁体４
０を剥ぎ取り状況を示しており、それによれば、絶縁体
４０のみならずその絶縁体の内側に粘着して一体化する
セパレータテープ２０までもが完全に剥ぎ取られ、剥き
出しの導体１０上にはセパレータテープ２０の残存物は
見られず、完全な導体剥き出しが行えることが確認され
た。
をストリッパー５０（絶縁体剥ぎ取り工具）で絶縁体４
０を剥ぎ取り状況を示しており、それによれば、絶縁体
４０のみならずその絶縁体の内側に粘着して一体化する
セパレータテープ２０までもが完全に剥ぎ取られ、剥き
出しの導体１０上にはセパレータテープ２０の残存物は
見られず、完全な導体剥き出しが行えることが確認され
た。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、ス
トリッパーで絶縁体を剥ぎ取る際にセパレータテープも
完全に取り除かれるように改良した電線・ケーブルを提
供するという所期の目的を達成することができ、セパレ
ータテープの残存による手作業での除去作業を不要と
し、自動機による機械化接続へも容易に応じられるよう
になる等、実用上の効果は大きいものといえる。
トリッパーで絶縁体を剥ぎ取る際にセパレータテープも
完全に取り除かれるように改良した電線・ケーブルを提
供するという所期の目的を達成することができ、セパレ
ータテープの残存による手作業での除去作業を不要と
し、自動機による機械化接続へも容易に応じられるよう
になる等、実用上の効果は大きいものといえる。
【図１】本発明の実施例にして、（イ）は撚線導体とセ
パレートテープとの関連を示す説明図、（ロ）はセパレ
ートテープを縦添えした後の状態説明図、（ハ）は絶縁
体を被覆した状態の説明図。
パレートテープとの関連を示す説明図、（ロ）はセパレ
ートテープを縦添えした後の状態説明図、（ハ）は絶縁
体を被覆した状態の説明図。
【図２】本発明の実施例にして、図１により得られた電
線・ケーブル（絶縁線心）の被覆剥ぎ取り要領の説明
図。
線・ケーブル（絶縁線心）の被覆剥ぎ取り要領の説明
図。
【図３】従来例にして、ラップ巻きセパレータテープを
介在した電線・ケーブル（絶縁線心）への被覆剥ぎ取り
要領の説明図。
介在した電線・ケーブル（絶縁線心）への被覆剥ぎ取り
要領の説明図。
１０ 撚線導体 ２０ セパレータテープ ３０ 合わさり目（突き合わせ） ４０ 絶縁体 ５０ ストリッパー（の刃）
Claims (1)
- 【請求項１】撚線導体上にセパレータテープを介して絶
縁体を被覆してなる電線・ケーブルにおいて、当該セパ
レータテープを導体の外周長に等しい幅にして導体上に
縦添えし、縦添えしたセパレータテープの合わせ目を突
き合わせてなることを特徴とする電線・ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15396A JPH09190721A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 電線・ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15396A JPH09190721A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 電線・ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09190721A true JPH09190721A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11466106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15396A Pending JPH09190721A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 電線・ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09190721A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008084833A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-04-10 | Hitachi Cable Ltd | 可とう性非ハロゲン電線 |
| DE112008001542T5 (de) | 2007-06-13 | 2010-04-22 | Ahn, Moon-Sang | Abschliesswerkzeug für Kabelformverbindung |
| JP2022185409A (ja) * | 2021-06-02 | 2022-12-14 | 冨士電線株式会社 | 通信ケーブルおよびその製造方法 |
-
1996
- 1996-01-05 JP JP15396A patent/JPH09190721A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008084833A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-04-10 | Hitachi Cable Ltd | 可とう性非ハロゲン電線 |
| DE112008001542T5 (de) | 2007-06-13 | 2010-04-22 | Ahn, Moon-Sang | Abschliesswerkzeug für Kabelformverbindung |
| JP2022185409A (ja) * | 2021-06-02 | 2022-12-14 | 冨士電線株式会社 | 通信ケーブルおよびその製造方法 |
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