JP2004152688A - ケーブル接続部およびその絶縁方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】絶縁体からなる熱収縮チューブをケーブル端子に被せ、この被せられた熱収縮チューブに熱を加えて収縮させることにより、熟練した技術を要せずに、ケーブル端子の絶縁処理を短時間に能率よく施行することができ、後の解線に際してもケーブル接続部の絶縁体を容易に除去することができるようにする。
【解決手段】複数のケーブル1a,1bと、この各ケーブル端部に取付けられ互いに接合された端子2a,2bと、これらの端子を貫通するボルト3と、このボルトに螺合して端子を相互に締結するナット4と、締結された端子を被覆する絶縁体からなる熱収縮チューブ6とを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】複数のケーブル1a,1bと、この各ケーブル端部に取付けられ互いに接合された端子2a,2bと、これらの端子を貫通するボルト3と、このボルトに螺合して端子を相互に締結するナット4と、締結された端子を被覆する絶縁体からなる熱収縮チューブ6とを有する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボルトおよびナットで締結された端子を熱収縮チューブで被覆して絶縁するケーブル接続部およびその絶縁方法、ならびに解線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複数のケーブルを端子により接続し、その接続部の端子の周りを絶縁体によって絶縁する場合、絶縁体として絶縁テープを採用し、これをケーブル接続部に巻いている。
【0003】
例えば電気品に接続されるケーブルの端部と、このケーブルに接続される他のケーブルの端部とを接合する場合、まず端子同士を接合してボルトおよびナットで締結する。次に、ケーブルにチェックマークを付し、このチェックマークを目安にして、ケーブルの一部を含めて端子の周囲に絶縁テープを巻付ける。この絶縁テープとしては、例えば自己融着テープ(通常、セルボンテープと称す)が多用されている。セルボンテープは、接合部の表面側に凹凸が発生しないように成形しながら巻付けられる。
【0004】
また、セルボンテープの表面は粘るため、その外周側を貼付き防止用のエンパイヤクロスにより被覆する。そして最終的に、巻付けられたエンパイヤクロスの外周側に、ビニールテープを1/2ずつラップしながら1往復巻付ける。
【0005】
このような従来のケーブル接続部およびその絶縁方法においては、絶縁テープ等を多重に巻いて成形するので施行に時間がかかる。また、施行にバラツキがあり、熟練した技術が必要である。
【0006】
一方、このようにして接続されたケーブルを点検時等に解線する場合には、自己融着テープを使用しているので、テープ巻付け長さの全体に亘ってカッタ、ナイフ等で切断する必要があり、その際、テープがケーブルの一部も含めた形で巻付けられているのでケーブルを傷付ける虞があった。
【0007】
なお従来、一対のケーブルを平行に揃えて接続し、接続部をキャップ状の可撓性絶縁具で覆い、この絶縁具をケーブルに押圧して締付ける技術が提案されている(特許文献1参照)。
【0008】
しかし、この提案によれば多重のテープ巻付けが省略できるが、キャップが一定以上の容積を有するため、電気品の端子箱内にコンパクトに収容するうえで問題がある。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−92684号公報
【0010】
【特許文献2】
特開平10−321304号公報
【0011】
【特許文献3】
特開平9−154210号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のケーブル接続部およびその絶縁方法においては、絶縁テープを巻いて成形するので施行に時間がかかり、施行にバラツキがあるので熟練した技術が必要であり、さらに、自己融着テープを使用しているので解線時に全体に亘ってカッタ、ナイフ等で切込む必要があり、ケーブルを傷付ける虞があり、さらに電気品内への収容等についても問題があった。
【0013】
ところで近年、平行に接続される複数のケーブルの端子のうち、ケーブルの絶縁被覆の外側部分を熱収縮性チューブで結束する技術(特許文献2参照)、あるいは直列に接続されるケーブルの導電層部分を半導電性熱収縮チューブによって被覆する技術(特許文献3参照)等も提案されている。
【0014】
本発明はこのような技術で利用されている熱収縮性チューブを適用し、前述したボルト、ナットで連結するケーブル接続部の当該ボルト、ナットを含めた端子による接続部を直接に絶縁被覆として有効に適用することにより、ケーブル端子の絶縁処理を短時間に施行することができ、熟練した技術を要せずに施行できる接続部およびその絶縁方法を提供することを目的とする。
【0015】
併せて本発明では、ケーブル接続部を点検等のために解線する場合に、安全かつ能率よく解線処理を行なうことができるケーブル解線方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明では、複数のケーブルと、この各ケーブル端部に取付けられ互いに接合された端子と、これらの端子を貫通するボルトと、このボルトに螺合して前記端子を相互に締結するナットと、前記締結された端子を被覆する絶縁体からなる熱収縮チューブとを有することを特徴とするケーブル接続部を提供する。
【0017】
上記構成のケーブル接続部においては、締結されたケーブル端子を被覆する熱収縮チューブに熱風をかけて収縮させて接続部の絶縁体を成形することができる。
【0018】
請求項2に係る発明では、前記ケーブルが電動機の端子箱内に配線されたことを特徴とする請求項1記載のケーブル接続部を提供する。
【0019】
上記構成のケーブル接続部においては、電動機の端子箱内で、締結されたケーブル端子を被覆する熱収縮チューブ熱風をかけて収縮させて接続部の絶縁体を形成することができる。
【0020】
請求項3に係る発明では、電気品に接続された複数のケーブルの他端に端子を取付ける端子取付けステップと、このケーブルに取付けられた端子をボルトおよびナットで締結する端子締結ステップと、この締結された端子を絶縁体からなる熱収縮チューブで被覆する熱収縮チューブ取付けステップと、この端子を被覆する熱収縮チューブを熱風により収縮させる熱収縮チューブ収縮ステップとを有することを特徴とするケーブル接続部の絶縁方法を提供する。
【0021】
上記ケーブル接続部の絶縁方法においては、締結されたケーブル端子を被覆する熱収縮チューブに熱風をかけて収縮させて接続部の絶縁体を形成することができる。
【0022】
請求項4に係る発明では、前記熱収縮チューブ収縮ステップにおいて、工業用ドライヤによる熱風により熱収縮チューブを収縮することを特徴とする請求項3記載のケーブル接続部の絶縁方法を提供する。
【0023】
上記ケーブル接続部の絶縁方法においては、締結されたケーブル端子を被覆する熱収縮チューブに工業用ドライヤによる熱風をかけて収縮させて接続部の絶縁体を形成することができる。
【0024】
請求項5に係る発明では、前記ケーブルを前記端子による接続部にて解線する場合、前記収縮した熱収縮チューブの端部に切込みを入れる切込みステップと、前記切込みから前記熱収縮チューブを切裂いて除去する熱収縮チューブ除去ステップとを有することを特徴とするケーブル接続部の解線方法を提供する。
【0025】
上記ケーブル接続部の解線方法においては、収縮した熱収縮チューブの端部を切込みを入れて熱収縮チューブを除去することができるので、ケーブルを傷付けずに安全に解線することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1および図2はケーブル接続部の構成を絶縁方法の手順に沿う2態様として順次に示した説明図であり、図3は同方法の手順を示すフローチャートである。
【0027】
図1に示すように、本実施の形態では、電動機等の電気品(図示せず)に一端が接続されたケーブル1aの他端に、他のケーブル1bを平行に揃えた状態で接続する場合について説明する。これら両ケーブル1a,1bの接続端部には、略同一形状の端子2a,2bが接続されている。これらの端子2a,2bは、例えば細長なブロックの一端側に薄い板状部分が突出した構成とされており、互いに対向する面が平坦となっている。両端子2a,2bの薄い板状部分には、互いに連通し得るボルト挿通用の孔が穿設されている。そして、両端子2a,2bを互いに平坦な面側にて接合し、これらの端子2a,2bの孔に締結用のボルト3を貫通し、ナット4のより締結することにより、両端子2a,2bを接合することができる。なお、両端子2a,2bの締結は、例えば端子箱(図示せず)内で施行する。
【0028】
これらの締結された端子2a,2bに、熱収縮チューブとして成形された成形絶縁品5を被せる。この熱収縮チューブ5は、例えば一端(下端)が開口し、他端(上端)が閉塞した筒状のものとされており、これを端子2a,2bに被せるだけで被覆準備が整う。この状態で、例えば工業用ドライヤを適用して熱収縮チューブとして成形される収縮絶縁品5に熱風8を吹きかける。熱収縮チューブとして成形された収縮絶縁品5に熱を加えると、収縮して小径となり、最終的には図2に示すように、端子2a,2bの外面に密着した熱収縮チューブ6となる。これにより、締結された端子2a,2bは熱収縮チューブ6により、外形に沿った形態、例えば端子2a,2bの下端側にて一部開口し、上端側略全体が凹凸に沿って密封された状態で被覆される。したがって、熱収縮チューブ6は外れることがなくなる。
【0029】
このように、端子2a,2bを被覆する熱収縮チューブ6によってケーブル1a,1bの端子接続部が絶縁被覆される。
【0030】
本実施の形態によれば、締結されたケーブル1a,1bの端子2a,2bに被せた熱収縮チューブとしての成形絶縁品5に熱風をかけて収縮させて接続部の絶縁体となる熱収縮チューブ6を成形するだけの簡便な作業により、ケーブル端子の絶縁処理を短時間に能率よく施行することができる。また、工業用ドライヤ7から熱風8を加えて接続部の絶縁体を成形することにより、施行のバラツキがなく、熟練した高度な技術を要せずに施行することができる。
【0031】
次に、本発明に係る絶縁方法の実施形態について、図3を使用して具体的に説明する。
【0032】
まず、電動機等の電気品に接続された複数のケーブル1a,1bの各端部にそれぞれ端子2a,2bを取付ける(端子取付けステップ;S101)。次に、両ケーブル1a,1bに取付けられた端子2a,2bをボルト3およびナット4によって締結する(端子締結ステップ;S102)。この後、締結された端子2a,2bを熱収縮チューブとして成形された成形絶縁品5によって被覆させる(熱収縮チューブ取付けステップ;S103)。そして、最終的に、この端子2a,2bを被覆する熱収縮チューブとして成形された成形絶縁品5に、工業用ドライヤ7により熱風8を加えて収縮させる(熱収縮チューブ収縮ステップ;S104)。
【0033】
このような方法により、ケーブル1a,1bの接続部の絶縁被覆を形成することができる。
【0034】
本実施の形態によれば、締結されたケーブル1a,1bの端子を熱収縮チューブ6による被覆処理を短時間で能率よく、しかも施行のバラツキなく実施することができる。
【0035】
次に、上述の方法で絶縁したケーブル接続部を、点検時等において解線する場合について説明する。図4は、解線初期段階を示す説明図であり、図5は解線の手順を示すフローチャートである。
【0036】
例えば、端子2a,2bの点検時等には、図4に示すように、熱収縮チューブ6の例えばスカート状に開口した下端部分に切込み14を形成する(図5の切込み入れのステップ;S201)。次に、熱収縮チューブ6の端部に形成した切込み14を出発点として熱収縮チューブ6を上方に向けて開く等の切裂きを行って除去する(図5の熱収縮チューブ除去ステップ;S202)。
【0037】
このように、収縮状態の熱収縮チューブ6の端部に切込み14を入れた後、切裂きにより熱収縮チューブ6を除去することができる。
【0038】
本実施の形態によれば、ケーブル1a,1bの一部を含めた形で端子2a,2bを被覆している収縮した熱収縮チューブ6の下端部に、予め切込み14を入れ、その後に両側に引き裂く等の作用によって熱収縮チューブ6を除去することができるので、従来技術と異なり、全体に亘ってカッタ、ナイフ等で切り進める必要がなくなり、ケーブル1a,1bを傷付けずに安全に、かつ能率よく解線することができる。
【0039】
なお、以上の実施形態では2本のケーブル1a,1bを接続する場合について説明したが、本発明は3本以上のケーブル接続についても適用することができる。
【0040】
また、端子2a,2bの形状および絶縁成形品5および熱収縮チューブ6の形状等についても図示のものに限らず、種々の変形、応用が可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、絶縁体からなる熱収縮チューブをケーブル端子に被せ、この被せられた熱収縮チューブに熱を加えて収縮させることにより、熟練した技術を要せずに、ケーブル端子の絶縁処理を短時間に能率よく施行することができる。また、後の解線に際しても、ケーブル接続部の絶縁体を容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるケーブル接続部の構成を縦断面で示した説明図。
【図2】図1に示した熱収縮チューブを熱収縮させた状態を縦断面で示す説明図。
【図3】本発明に係るケーブル接続部の絶縁方法の手順を示すフローチャート。
【図4】上述したケーブル接続部の解線時の状態を縦断面で示す説明図。
【図5】解線の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ケーブル
2 端子
3 ボルト
4 ナット
5 成形品
6 熱収縮チューブ
7 工業用ドライヤ
8 熱風
14 切込み
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボルトおよびナットで締結された端子を熱収縮チューブで被覆して絶縁するケーブル接続部およびその絶縁方法、ならびに解線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複数のケーブルを端子により接続し、その接続部の端子の周りを絶縁体によって絶縁する場合、絶縁体として絶縁テープを採用し、これをケーブル接続部に巻いている。
【0003】
例えば電気品に接続されるケーブルの端部と、このケーブルに接続される他のケーブルの端部とを接合する場合、まず端子同士を接合してボルトおよびナットで締結する。次に、ケーブルにチェックマークを付し、このチェックマークを目安にして、ケーブルの一部を含めて端子の周囲に絶縁テープを巻付ける。この絶縁テープとしては、例えば自己融着テープ(通常、セルボンテープと称す)が多用されている。セルボンテープは、接合部の表面側に凹凸が発生しないように成形しながら巻付けられる。
【0004】
また、セルボンテープの表面は粘るため、その外周側を貼付き防止用のエンパイヤクロスにより被覆する。そして最終的に、巻付けられたエンパイヤクロスの外周側に、ビニールテープを1/2ずつラップしながら1往復巻付ける。
【0005】
このような従来のケーブル接続部およびその絶縁方法においては、絶縁テープ等を多重に巻いて成形するので施行に時間がかかる。また、施行にバラツキがあり、熟練した技術が必要である。
【0006】
一方、このようにして接続されたケーブルを点検時等に解線する場合には、自己融着テープを使用しているので、テープ巻付け長さの全体に亘ってカッタ、ナイフ等で切断する必要があり、その際、テープがケーブルの一部も含めた形で巻付けられているのでケーブルを傷付ける虞があった。
【0007】
なお従来、一対のケーブルを平行に揃えて接続し、接続部をキャップ状の可撓性絶縁具で覆い、この絶縁具をケーブルに押圧して締付ける技術が提案されている(特許文献1参照)。
【0008】
しかし、この提案によれば多重のテープ巻付けが省略できるが、キャップが一定以上の容積を有するため、電気品の端子箱内にコンパクトに収容するうえで問題がある。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−92684号公報
【0010】
【特許文献2】
特開平10−321304号公報
【0011】
【特許文献3】
特開平9−154210号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のケーブル接続部およびその絶縁方法においては、絶縁テープを巻いて成形するので施行に時間がかかり、施行にバラツキがあるので熟練した技術が必要であり、さらに、自己融着テープを使用しているので解線時に全体に亘ってカッタ、ナイフ等で切込む必要があり、ケーブルを傷付ける虞があり、さらに電気品内への収容等についても問題があった。
【0013】
ところで近年、平行に接続される複数のケーブルの端子のうち、ケーブルの絶縁被覆の外側部分を熱収縮性チューブで結束する技術(特許文献2参照)、あるいは直列に接続されるケーブルの導電層部分を半導電性熱収縮チューブによって被覆する技術(特許文献3参照)等も提案されている。
【0014】
本発明はこのような技術で利用されている熱収縮性チューブを適用し、前述したボルト、ナットで連結するケーブル接続部の当該ボルト、ナットを含めた端子による接続部を直接に絶縁被覆として有効に適用することにより、ケーブル端子の絶縁処理を短時間に施行することができ、熟練した技術を要せずに施行できる接続部およびその絶縁方法を提供することを目的とする。
【0015】
併せて本発明では、ケーブル接続部を点検等のために解線する場合に、安全かつ能率よく解線処理を行なうことができるケーブル解線方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明では、複数のケーブルと、この各ケーブル端部に取付けられ互いに接合された端子と、これらの端子を貫通するボルトと、このボルトに螺合して前記端子を相互に締結するナットと、前記締結された端子を被覆する絶縁体からなる熱収縮チューブとを有することを特徴とするケーブル接続部を提供する。
【0017】
上記構成のケーブル接続部においては、締結されたケーブル端子を被覆する熱収縮チューブに熱風をかけて収縮させて接続部の絶縁体を成形することができる。
【0018】
請求項2に係る発明では、前記ケーブルが電動機の端子箱内に配線されたことを特徴とする請求項1記載のケーブル接続部を提供する。
【0019】
上記構成のケーブル接続部においては、電動機の端子箱内で、締結されたケーブル端子を被覆する熱収縮チューブ熱風をかけて収縮させて接続部の絶縁体を形成することができる。
【0020】
請求項3に係る発明では、電気品に接続された複数のケーブルの他端に端子を取付ける端子取付けステップと、このケーブルに取付けられた端子をボルトおよびナットで締結する端子締結ステップと、この締結された端子を絶縁体からなる熱収縮チューブで被覆する熱収縮チューブ取付けステップと、この端子を被覆する熱収縮チューブを熱風により収縮させる熱収縮チューブ収縮ステップとを有することを特徴とするケーブル接続部の絶縁方法を提供する。
【0021】
上記ケーブル接続部の絶縁方法においては、締結されたケーブル端子を被覆する熱収縮チューブに熱風をかけて収縮させて接続部の絶縁体を形成することができる。
【0022】
請求項4に係る発明では、前記熱収縮チューブ収縮ステップにおいて、工業用ドライヤによる熱風により熱収縮チューブを収縮することを特徴とする請求項3記載のケーブル接続部の絶縁方法を提供する。
【0023】
上記ケーブル接続部の絶縁方法においては、締結されたケーブル端子を被覆する熱収縮チューブに工業用ドライヤによる熱風をかけて収縮させて接続部の絶縁体を形成することができる。
【0024】
請求項5に係る発明では、前記ケーブルを前記端子による接続部にて解線する場合、前記収縮した熱収縮チューブの端部に切込みを入れる切込みステップと、前記切込みから前記熱収縮チューブを切裂いて除去する熱収縮チューブ除去ステップとを有することを特徴とするケーブル接続部の解線方法を提供する。
【0025】
上記ケーブル接続部の解線方法においては、収縮した熱収縮チューブの端部を切込みを入れて熱収縮チューブを除去することができるので、ケーブルを傷付けずに安全に解線することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1および図2はケーブル接続部の構成を絶縁方法の手順に沿う2態様として順次に示した説明図であり、図3は同方法の手順を示すフローチャートである。
【0027】
図1に示すように、本実施の形態では、電動機等の電気品(図示せず)に一端が接続されたケーブル1aの他端に、他のケーブル1bを平行に揃えた状態で接続する場合について説明する。これら両ケーブル1a,1bの接続端部には、略同一形状の端子2a,2bが接続されている。これらの端子2a,2bは、例えば細長なブロックの一端側に薄い板状部分が突出した構成とされており、互いに対向する面が平坦となっている。両端子2a,2bの薄い板状部分には、互いに連通し得るボルト挿通用の孔が穿設されている。そして、両端子2a,2bを互いに平坦な面側にて接合し、これらの端子2a,2bの孔に締結用のボルト3を貫通し、ナット4のより締結することにより、両端子2a,2bを接合することができる。なお、両端子2a,2bの締結は、例えば端子箱(図示せず)内で施行する。
【0028】
これらの締結された端子2a,2bに、熱収縮チューブとして成形された成形絶縁品5を被せる。この熱収縮チューブ5は、例えば一端(下端)が開口し、他端(上端)が閉塞した筒状のものとされており、これを端子2a,2bに被せるだけで被覆準備が整う。この状態で、例えば工業用ドライヤを適用して熱収縮チューブとして成形される収縮絶縁品5に熱風8を吹きかける。熱収縮チューブとして成形された収縮絶縁品5に熱を加えると、収縮して小径となり、最終的には図2に示すように、端子2a,2bの外面に密着した熱収縮チューブ6となる。これにより、締結された端子2a,2bは熱収縮チューブ6により、外形に沿った形態、例えば端子2a,2bの下端側にて一部開口し、上端側略全体が凹凸に沿って密封された状態で被覆される。したがって、熱収縮チューブ6は外れることがなくなる。
【0029】
このように、端子2a,2bを被覆する熱収縮チューブ6によってケーブル1a,1bの端子接続部が絶縁被覆される。
【0030】
本実施の形態によれば、締結されたケーブル1a,1bの端子2a,2bに被せた熱収縮チューブとしての成形絶縁品5に熱風をかけて収縮させて接続部の絶縁体となる熱収縮チューブ6を成形するだけの簡便な作業により、ケーブル端子の絶縁処理を短時間に能率よく施行することができる。また、工業用ドライヤ7から熱風8を加えて接続部の絶縁体を成形することにより、施行のバラツキがなく、熟練した高度な技術を要せずに施行することができる。
【0031】
次に、本発明に係る絶縁方法の実施形態について、図3を使用して具体的に説明する。
【0032】
まず、電動機等の電気品に接続された複数のケーブル1a,1bの各端部にそれぞれ端子2a,2bを取付ける(端子取付けステップ;S101)。次に、両ケーブル1a,1bに取付けられた端子2a,2bをボルト3およびナット4によって締結する(端子締結ステップ;S102)。この後、締結された端子2a,2bを熱収縮チューブとして成形された成形絶縁品5によって被覆させる(熱収縮チューブ取付けステップ;S103)。そして、最終的に、この端子2a,2bを被覆する熱収縮チューブとして成形された成形絶縁品5に、工業用ドライヤ7により熱風8を加えて収縮させる(熱収縮チューブ収縮ステップ;S104)。
【0033】
このような方法により、ケーブル1a,1bの接続部の絶縁被覆を形成することができる。
【0034】
本実施の形態によれば、締結されたケーブル1a,1bの端子を熱収縮チューブ6による被覆処理を短時間で能率よく、しかも施行のバラツキなく実施することができる。
【0035】
次に、上述の方法で絶縁したケーブル接続部を、点検時等において解線する場合について説明する。図4は、解線初期段階を示す説明図であり、図5は解線の手順を示すフローチャートである。
【0036】
例えば、端子2a,2bの点検時等には、図4に示すように、熱収縮チューブ6の例えばスカート状に開口した下端部分に切込み14を形成する(図5の切込み入れのステップ;S201)。次に、熱収縮チューブ6の端部に形成した切込み14を出発点として熱収縮チューブ6を上方に向けて開く等の切裂きを行って除去する(図5の熱収縮チューブ除去ステップ;S202)。
【0037】
このように、収縮状態の熱収縮チューブ6の端部に切込み14を入れた後、切裂きにより熱収縮チューブ6を除去することができる。
【0038】
本実施の形態によれば、ケーブル1a,1bの一部を含めた形で端子2a,2bを被覆している収縮した熱収縮チューブ6の下端部に、予め切込み14を入れ、その後に両側に引き裂く等の作用によって熱収縮チューブ6を除去することができるので、従来技術と異なり、全体に亘ってカッタ、ナイフ等で切り進める必要がなくなり、ケーブル1a,1bを傷付けずに安全に、かつ能率よく解線することができる。
【0039】
なお、以上の実施形態では2本のケーブル1a,1bを接続する場合について説明したが、本発明は3本以上のケーブル接続についても適用することができる。
【0040】
また、端子2a,2bの形状および絶縁成形品5および熱収縮チューブ6の形状等についても図示のものに限らず、種々の変形、応用が可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、絶縁体からなる熱収縮チューブをケーブル端子に被せ、この被せられた熱収縮チューブに熱を加えて収縮させることにより、熟練した技術を要せずに、ケーブル端子の絶縁処理を短時間に能率よく施行することができる。また、後の解線に際しても、ケーブル接続部の絶縁体を容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるケーブル接続部の構成を縦断面で示した説明図。
【図2】図1に示した熱収縮チューブを熱収縮させた状態を縦断面で示す説明図。
【図3】本発明に係るケーブル接続部の絶縁方法の手順を示すフローチャート。
【図4】上述したケーブル接続部の解線時の状態を縦断面で示す説明図。
【図5】解線の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ケーブル
2 端子
3 ボルト
4 ナット
5 成形品
6 熱収縮チューブ
7 工業用ドライヤ
8 熱風
14 切込み
Claims (5)
- 複数のケーブルと、この各ケーブル端部に取付けられ互いに接合された端子と、これらの端子を貫通するボルトと、このボルトに螺合して前記端子を相互に締結するナットと、前記締結された端子を被覆する絶縁体からなる熱収縮チューブとを有することを特徴とするケーブル接続部。
- 前記ケーブルが電動機の端子箱内に配線されたことを特徴とする請求項1記載のケーブル接続部。
- 電気品に接続された複数のケーブルの他端に端子を取付ける端子取付けステップと、このケーブルに取付けられた端子をボルトおよびナットで締結する端子締結ステップと、この締結された端子を絶縁体からなる熱収縮チューブで被覆する熱収縮チューブ取付けステップと、この端子を被覆する熱収縮チューブを熱風により収縮させる熱収縮チューブ収縮ステップとを有することを特徴とするケーブル接続部の絶縁方法。
- 前記熱収縮チューブ収縮ステップにおいて、工業用ドライヤによる熱風により熱収縮チューブを収縮させることを特徴とする請求項3記載のケーブル接続部の絶縁方法。
- 前記ケーブルを前記端子による接続部にて解線する場合、前記収縮した熱収縮チューブの端部に切込みを入れる切込みステップと、前記切込みから前記熱収縮チューブを切裂いて除去する熱収縮チューブ除去ステップとを有することを特徴とするケーブル接続部の解線方法。
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