JP3065948B2 - ケーブル接続部における導体成型方法 - Google Patents

ケーブル接続部における導体成型方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧送電線路に敷
設するゴム・プラスチックケーブルの接続を行う際に、
ケーブルの導体を構成する素線の絶縁被膜を除去した後
で、導体の成型を行うケーブル接続部における導体成型
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地下に設けた管路や洞道を用いて敷設す
る高圧送電線路では、導体の面積の大きな大容量送電ケ
ーブルを用いており、前記ケーブルとして、表皮効果に
起因する送電損失を防止するために、導体素線の各々に
エナメル絶縁処理や酸化被膜絶縁処理を施した素線絶縁
ケーブルが用いられることがある。前記ケーブルの導体
としては、絶縁素線を多数本撚り合わせたセグメント導
体を複数集合した分割導体が一般的に採用されている。
また、前記ケーブルは、非常に大径のものとして構成さ
れているために、1つのドラムに巻くことができる長さ
が限られており、送電線路を構成する場合には、管路や
洞道に対して所定の間隔でマンホールを配置し、前記マ
ンホールの部分でケーブルの接続部を設けることが行わ
れている。前記送電線路において、ケーブル接続部、ま
たは、ケーブルの終端部での接続部を構成する際には、
導体の素線を被覆している絶縁被膜を除去する作業を行
い、素線を撚線状態に戻してから、接続部材を装着して
固定する必要がある。
【0003】前記素線の絶縁被膜を除去するためには、
例えば、特開平1−238411号公報等に示されるよ
うに、サンドブラストによる方法が用いられる。ところ
が、前記従来例に示されるように、素線の絶縁被膜の除
去を行う場合には、ケーブルの導体を構成する素線をほ
ぐして相互に分離させた状態で、各素線に対してサンド
ブラストの作業を行うために、絶縁被膜の除去を行った
後では導体の素線がバラバラになる。そこで、前述した
ような状態の導体の端部に接続部材を固定するために
は、素線を一定の太さにまとめてから、接続部材を装着
して固定する作業を行うことが必要である。
【0004】前記導体の端部の成型外径は、できるだけ
縮小するのが接続部のコンパクト化等に有利である。ま
た、その縮小の程度を一般の素線絶縁されていない導体
の占積率(導体の外径から計算される断面積内に全部の
素線の断面積の合計の占める割合)に近い外径としてお
けば、一般の素線絶縁されない導体として取り扱うこと
ができるので好ましい。例えば、接続部材本体と導体と
の間に、内径がほぼ導体外径に等しく、外周面にテーパ
面を有する円筒状のくさびを押し入れ、相互の反発力で
導体の把持と電気的な接触を保つようなくさび式接続を
行う場合においても、把持力と電気接続性能とを、一般
の素線絶縁されていない導体の場合と同等に維持するこ
とが可能となり、他に問題を波及させる恐れもない。し
かし、現在実施されている結束線、ネジによる締付工具
を用いる方法では、締付力に限度があり、成型外径は太
く占積率も低いものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般の素線絶縁されな
い導体の占積率は約88%程度である。一方、例えば、
導体断面積2500平方mmのエナメル絶縁処理されたケ
ーブルの絶縁被膜の除去を行った導体の端部を結束線、
ネジによる締付工具で成型した場合、導体の外径は約6
4mmで、導体の占積率は約78%程度に止まる。これに
対して、所望の約88%の占積率を得る導体外径は約6
0mmである。また、素線絶縁された導体の製造時の占積
率は、絶縁被膜の厚みにより、一般の素線絶縁されない
導体に比較すると低下し、その外径は少し太くなる。前
例の場合で外径は約62mmである。したがって、所望の
約88%の占積率を得るには、製造時の外径よりもさら
に小さく圧縮することが必要で、導体の圧縮効果の大き
な導体成型方法の開発が待たれているのが現状である。
【0006】本発明は、前述したような導体成型方法の
問題を解消するもので、導体の素線が傷ついたりするこ
とがなく、導体の外径形状を規制して圧縮の作業を行い
得るとともに、作業性の良好なケーブル接続部における
導体成型方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、素線絶縁ケー
ブル導体に導体接続用の接続部材を取り付ける際に、導
体の素線の絶縁被膜を除去した後で、前記導体の素線を
撚り合わせて構成するケーブル導体を所定の径に成型す
るために用いる方法に関する。本発明の請求項1の発明
は、前記ケーブルの導体を構成する導体の素線を成形す
る工程と、前記ケーブル導体を締付け工具を用いて押圧
して成形する工程と、成形されたケーブル導体の先端部
にリング部材を固定し、ケーブル導体外周面に一定の厚
さで導体の素線よりも軟質な受圧部材を巻き付ける工程
と、圧縮工具のダイス部材によりケーブル導体に対して
直交する2方向から圧縮作用を付与して、前記ケーブル
導体の外径を設定値にまで圧縮する工程と、前記圧縮さ
れたケーブル導体の周囲から軟質な受圧部材を除去する
工程と、を順次行い、前記ケーブル導体に対する成形と
圧縮とを行うことを特徴とする。請求項2の発明は、前
記ケーブル導体に対する圧縮の動作を行うに際して、前
記ケーブル導体の周囲に軟質銅テープ部材を巻き付け、
前記受圧部材を介して圧縮工具により圧縮の動作を行
い、圧縮後に前記軟質銅テープ部材を除去して接続に対
処させることを特徴とする。
【0008】前述したようにして、ケーブル接続部に対
応させて、ケーブル導体に対する圧縮成型作業を行う際
に、締付け工具を用いて成形してから、軟銅テープ部材
等を巻き付け、圧縮工具による圧縮作用を行うことによ
り、導体の素線を密接させるようにして圧縮し、ケーブ
ル導体の占積率を上昇させることが可能になる。また、
前記ケーブル導体を圧縮工具により圧縮する際に、ダイ
ス部材による押圧力は軟銅テープ部材等が受けて、軟銅
テープ部材等が変形することにより、素線の表面等に傷
がついたりすることがなく、接続部での電気的特性に悪
影響を与えることが防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、本発
明のケーブル接続部における導体成型方法を説明する
が、図1から図7には、本発明の1つのケーブル接続部
における導体成型方法の段階を追って説明している。図
1に示される例は、ケーブル1の絶縁体2を除去して、
導体3を所定の長さ露出させた状態で、サンドブラスト
等により素線の絶縁被膜を除去して、導体3を構成する
素線の撚線状態を修正した後で、締付け工具10……を
用いて導体3の圧縮成型を行う状態を示している。前記
図1に示される締付け工具10、10a……は、円筒を
2つ割りにした形状の部材を止めネジ11を用いて接続
して、円筒状に形成しているもので、絶縁被膜を除去し
た素線の撚りを導体の形状を設定し、前記導体の外周部
に所定の間隔で複数個の締付け工具を取り付けて、それ
ぞれの締付け工具を止めネジにより締付けるようにして
取り付ける。また、前記複数個の締付け工具は、それぞ
れ取り付け位相を異なる状態にして固定することによ
り、導体に対して異なる方向からの締付け作用を行わ
せ、導体に対する圧縮作用を良好な状態で行い得るよう
にする。
【0010】前記図1に示すようにして、導体3に装着
する複数個の締付け工具10……により、導体を成形し
て所定の外径に設定した後で、図2に示すように、導体
3の先端部にリング部材15を装着するが、前記リング
部材15の内径dは、締付け工具10により成形された
導体3の外径に合わせて構成される。また、前記リング
部材15としては、軟銅製のものを使用し、後で圧縮工
具を用いて圧縮する際に、導体の外形が縮小される動作
に追従して、リング部材15の内外径が縮小されるよう
にする。前記リング部材15を導体3の先端部に装着し
てから、締付け工具10……を取り外して、導体3の周
囲に軟銅テープ部材13……を所定の範囲に巻き込み、
軟銅テープ部材の端部を粘着テープ14により固定する
作業を行い、前記軟銅テープ部材を重ねて巻き込んだ厚
さtを、リング部材15の厚みとほぼ一致させるように
する。
【0011】前記実施例において、ケーブル絶縁体を除
去する際の導体3の露出長さをLとするが、その長さに
は、素線の絶縁被膜の除去後で、組立て作業に必要とさ
れる余裕長さを加味している。さらに、前記リング部材
15の幅L2と、軟銅テープ部材13の巻き込み長さL
1との和が、導体の露出長さLよりも短く設定される。
また、前記圧縮作用を行う際には、分割導体5の先端部
の不揃いの部分を切断して除去することを考慮して、先
端部に配置する締付け工具10の端部を導体の切断線A
に対応させて取り付け、前記切断線Aで導体の切り揃え
を行って、導体の先端面を成型する余裕部分を設ける。
【0012】前記図2に示されるようにして、導体の露
出部の外周部にリング部材と軟銅テープ部材による被覆
を形成してから、図3に示すように、圧縮工具20のダ
イス部材21、21aを位置決めして圧縮作用を行う。
前記図3に示される工程で、導体3に対する圧縮作用を
行う場合には、図4に示すように、導体3に対して圧縮
工具20を用いて上下方向から行う圧縮作用と、図5に
示すように、導体3に対して両側部から圧縮する作用を
行う。前記図4に示すようにして、圧縮工具20を用い
て導体の上下から圧縮作用を行う際には、ダイス部材2
1、21aの押圧面を略楕円形状に形成したものを用
い、導体に対して上下方向から押し潰す状態に圧縮す
る。また、図5に示す第2の圧縮工具22においては、
2つのダイス部材23、23aに形成する押圧面は、2
つの押圧面を合わせると円形になるようなものを使用す
るが、略楕円形状に成形された導体に対して、長径側か
ら圧縮作用を行うので、ダイスへの食い込みは防止され
る。そして、前記図3に示されるように、リング部材1
5と軟銅テープ部材13とを介して、導体3を圧縮成型
する作業を行うことにより、ほぼ円形断面の導体として
成型され、導体の占積率が導体接続部での理想とされる
88%程度に設定することができる。
【0013】前記図3に示されるような導体に対する圧
縮作用を行った後で、圧縮された導体3の基部に対し
て、図6に示すように、バインド結線24を巻き付けて
結束し、導体の圧縮状態が戻らないような処理を行い、
圧縮工具による圧縮作用を終了する。その後に、図7に
示すように軟銅テープ部材を取り去っても、導体3の先
端部にリング部材15を配置し、基部にバインド結線2
4による結束が行われているために、圧縮状態から解放
されることはなく、外径dcが接続部を形成するために
必要な外径に一致する状態に維持される。また、前記図
2に示される例において、導体3の外周部に軟銅テープ
を巻き付ける際に、圧縮された後での導体の径がdcと
なるようにするためには、軟銅テープの巻き付け回数を
調整することにより行うことができ、最終的に成型され
た導体3の径が、許容誤差の範囲に治まるようにする。
そして、前記図7に示す状態に成型された導体3に対し
て、導体接続部を構成する接続子等を装着することがで
き、素線の占積率を一定に維持したままの状態で、接続
部を形成できるようにする。
【0014】なお、前記図1〜7にそれぞれ示したよう
にして、導体を圧縮して成型する作用を行う場合に、導
体の先端部にリング部材15を取り付け、その他の周囲
の部分にリング部材の厚さとほぼ同じ厚さで、軟銅テー
プ部材を巻き付けてから、圧縮工具による圧縮の作業を
行うようにしている。そして、導体を構成する素線の硬
さよりも軟質なリング部材や軟銅テープ部材を使用する
ことにより、圧縮工具のダイス部材により圧縮作用を加
えた際に、図8に示すように、素線4がダイス部材によ
り直接押圧されずに、軟質な部材を介して間接的な圧縮
作用を受けることになる。したがって、前記ダイス部材
による押圧力が、導体の素線4の間の空隙を減少させる
ように作用するが、素線とダイス部材との間では、軟銅
テープ部材13が圧縮変形される作用が行われ、軟銅テ
ープ部材またはリング部材の内周面が素線の凹凸に追従
して大きく変形する。しかし、前記軟銅テープ部材の変
形は、圧縮作業の後で、軟銅テープ部材を除去すること
により解消するものであり、リング部材の変形は図4、
5に示す圧縮工程で、ほぼ外径が円形となるように自動
的に修正されるものとなる。
【0015】
【実施例】前記ケーブルにおいては、素線の絶縁被膜を
除去するために、導体を構成する素線をバラバラにした
状態で図9に示すように、ノズル30から石英砂や、ア
ルミナ等の粉末を圧縮空気とともに噴出させて、導体の
素線から絶縁被膜を除去する作業を行うような方法が用
いられる。また、前記ケーブル1において、図10、1
1に示されるように、ケーブル導体が分割導体5により
構成されているものであっても、各セグメント導体6…
…の素線7をそれぞれ分離した状態で、サンドを吹き付
けることにより、ケーブル導体の露出部分で所定の長さ
に亘って各素線の絶縁被膜を除去することができる。そ
して、前述したようにして、分割導体により構成するケ
ーブル導体においては、素線の絶縁被膜を除去した後
で、図10に示すように、各セグメント導体6を構成す
る素線をまとめて結束線8により結束するとともに、各
セグメント導体での素線の撚り状態を復活させて、圧縮
工具による圧縮作業の準備を行う。
【0016】一般の導体断面積の大きなケーブルによっ
ては、導体の中心部にロープ状の繊維部材を配置してい
るものがあるが、サンドブラストの作業を付与すること
により導体の芯部分に配置している繊維部材等が切断さ
れてなくなり、空隙として形成される場合が多い。そし
て、各セグメント導体を組み合わせた分割導体を圧縮す
る際に、図11に示すように、各セグメント導体6の表
面側の角の部分が分割導体5の表面部に突出したり、中
心部の空隙(芯孔)9にセグメント導体の内側の角の部
分が落ち込んだりして、成型作業を良好に行うことがで
きないという問題が発生する。そこで、セグメント導体
の乱れを防止するために、図12に示すように、分割導
体5の中心部の芯孔に軟銅棒部材12を挿入してからセ
グメント導体6を成型し、分割導体5の周囲から圧縮工
具による圧縮作用を行うようにしている。
【0017】また、前記圧縮作用を行う際には、分割導
体5の先端部の不揃いの部分を切断して除去することを
考慮して、図1に示すように、先端部に配置する締付け
工具10の端部を導体の切断線Aに一致させて取り付
け、前記切断線Aで導体の切り揃えを行い、導体の先端
面を成型する。なお、前述したようにして、締付け工具
により分割導体を締付ける際には、素線の絶縁被膜の除
去に際して、素線の間に付着している削り屑やサンド等
を除去してから、締付け工具の接続部の位相を食い違わ
せるようにして固定する。さらに、本発明において用い
る圧縮工具等の圧縮装置は、従来よりケーブルの接続部
の形成作業に使用されているような、油圧で作動する装
置を用いることができるので、マンホール内で接続部を
形成する際に、油圧発生装置を路上に設置して、油圧ホ
ース等の接続部材のみをマンホール内部に引き込んで圧
縮作業を行うことができる。
【0018】
【発明の効果】前述したように、導体の先端部に対する
成型作業を行う本発明のケーブル接続部における導体成
型方法においては、ケーブル接続部に対応させて、ケー
ブル導体に対する圧縮成型作業を行う際に、締付け工具
を用いて導体を成形してから、軟銅テープ部材等を巻き
付け、圧縮工具による圧縮作用を行うことにより、導体
の素線を密接させるようにして圧縮し、ケーブル導体に
おける占積率を上昇させることが可能になる。また、ケ
ーブル導体を圧縮工具により圧縮する際に、ダイス部材
による押圧力は軟銅テープ部材等が受けて、軟銅テープ
部材等が変形することにより、素線の表面等に傷がつい
たりすることがなく、接続部での電気的特性に悪影響を
与えることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 導体に対して締付け工具を取り付けて成形す
る工程の説明図である。
【図2】 成形した導体の表面にリング部材と軟銅テー
プ部材とを取り付ける工程の説明図である。
【図3】 導体に対して圧縮作用を行う工程の説明図で
ある。
【図4】 図3の圧縮工程に用いる圧縮工具のダイス部
材の説明図である。
【図5】 図4の圧縮工程に続いて用いる第2の圧縮工
具のダイス部材の説明図である。
【図6】 導体の基部を固定する工程の説明図である。
【図7】 軟銅テープ部材を除去した導体の状態の説明
図である。
【図8】 圧縮作業に際しての軟銅テープ部材の変形状
態の説明図である。
【図9】 導体の素線に対する表面の絶縁被膜の除去作
業の説明図である。
【図10】 分割導体をセグメント導体をまとめる工程
の説明図である。
【図11】 分割導体のセグメント導体にズレが発生す
る状態の説明図である。
【図12】 分割導体の中心部に軟銅棒部材を挿入して
圧縮する状態の説明図である。
【符号の説明】
1 ケーブル、 3 導体、 5 分割導体、6
セグメント導体、 10 締付け工具、 12
軟銅棒部材、13 軟銅テープ部材、 15 リ
ング部材、20・22 圧縮工具、 30 ノズ
ル。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−238411(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素線絶縁ケーブル導体に導体接続用の接
    続部材を取り付ける際に、導体の素線の絶縁被膜を除去
    した後で、前記導体の素線を撚り合わせて構成するケー
    ブル導体を所定の径に成型するために用いる方法であっ
    て、 前記ケーブルの導体を構成する導体の素線を成形する工
    程と、 前記ケーブル導体を締付け工具を用いて押圧して成形す
    る工程と、 成形されたケーブル導体の先端部にリング部材を固定
    し、ケーブル導体外周面に一定の厚さで導体の素線より
    も軟質な受圧部材を巻き付ける工程と、 圧縮工具のダイス部材によりケーブル導体に対して直交
    する2方向から圧縮作用を付与して、前記ケーブル導体
    の外径を設定値にまで圧縮する工程と、 前記圧縮されたケーブル導体の周囲から軟質な受圧部材
    を除去する工程と、を順次行い、 前記ケーブル導体に対する成形と圧縮とを行うことを特
    徴とするケーブル接続部における導体成型方法。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル導体に対する圧縮の動作を
    行うに際して、前記ケーブル導体の周囲に軟質銅テープ
    部材を巻き付け、前記受圧部材を介して圧縮工具により
    圧縮の動作を行い、圧縮後に前記軟質銅テープ部材を除
    去して接続に対処させることを特徴とする請求項1に記
    載のケーブル接続部における導体成型方法。
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