JPH0215991B2 - - Google Patents

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JPH0215991B2
JPH0215991B2 JP2903984A JP2903984A JPH0215991B2 JP H0215991 B2 JPH0215991 B2 JP H0215991B2 JP 2903984 A JP2903984 A JP 2903984A JP 2903984 A JP2903984 A JP 2903984A JP H0215991 B2 JPH0215991 B2 JP H0215991B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
twisting
segment
fitting
insulated
Prior art date
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Expired
Application number
JP2903984A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60172189A (ja
Inventor
Shinya Asai
Kunitomo Kato
Toshihiro Haga
Katsuhisa Yamashita
Ryosuke Hata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2903984A priority Critical patent/JPS60172189A/ja
Publication of JPS60172189A publication Critical patent/JPS60172189A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) 本発明は導入を構成する各素線が絶縁皮膜され
ている電力ケーブル用素線絶縁分割導体の接続方
法に関するものである。 (発明の背景) 第1図は素線絶縁分割導体の概要説明図で、イ
はその横断面図、ロは絶縁素線の横断面図であ
る。素線絶縁分割導体1は通常4〜9程度に分割
されたセグメント導体2が撚合されており、各セ
グメント導体2は例えば銅線4上に酸化第2銅の
ような半導電性被膜やポリビニルホルマールの焼
付被膜のような絶縁被膜5が施された絶縁素線3
を同一方向に撚合せて構成されている。上記のよ
うな素線絶縁分割導体1の上には通常の電力ケー
ブルと同様に油紙絶縁、プラスチツク絶縁等の絶
縁体6を有している。 近年、都市部では地下送電線路の立地難等から
1回線で可能な限り大電力を効率よく送電する必
要が高まつてきており、例えば導体サイスが2500
〜3000mm2といつた大サイズの導体を用いた地下電
力ケーブルが必要となつてきている。一般に800
〜1000mm2以上の導体になると製造上の容易さ及び
交流導体抵抗を悪化させる表皮効果係数を小さく
するために、複数に分割されたセグメント導体を
撚合せ円形に一体化し、各隣接セグメント導体間
を絶縁テープで絶縁したいわゆる分割導体が使用
される。分割導体には4〜9分割位が実用化され
ており、分割数を増加させる程交流抵抗を小さく
できるが、これも自ずと限界がある。特に導体中
央部に油通路等の空洞部をもたない例えばパイプ
タイプOFケーブルや架橋ポリエチレン絶縁電力
ケーブルのような導体では多分割化の効果が少な
くなる。 さらに大きく導体の交流抵抗を減少させるには
導体を構成する素線1本1本の外表面を絶縁した
前述の如き素線絶縁分割導体を採用する必要があ
る。素線の絶縁としては酸化第2銅被膜やポリビ
ニルホルマールの焼付被膜が用いられる。 しかし、導体の接続を行なう場合、従来のスリ
ーブ圧縮法では素線に絶縁被膜を有するため、こ
のままでは導体抵抗が局所的に増大してその部分
で過度の発熱が生じるので、スリーブ圧縮前にス
リーブに挿入される部分の素線の絶縁被膜を除去
する必要がある。 このような絶縁被膜を除去する方法としては、 (1) 全部の絶縁素線を薬品に浸漬し除去する方
法。 (2) サンドペーパーやヤスリ等で機械的に一本一
本除去する方法。 (3) サンドブラストで除去する方法。 等があるが、いずれにしても各セグメント導体を
ほぐして各素線をバラバラに開く必要があり手数
と時間がかかるのみならず、被膜除去後元の分割
導体に復元するのが困難である等の問題点があ
る。 (発明の開示) 本発明は上記の問題点を解消し絶縁素線の絶縁
を交率よく除去する電力ケーブル用素線絶縁分割
導体の接続方法を提供するものである。 以下第2図〜第4図にもとづいて本発明の接続
方法を詳細に説明する。第2図は本発明の主要な
作業を示す説明図、第3図及び第4図は本発明に
用いる捻り金具及び固定金具を示している。 (1) まず従来の導体接続と同様に、イに示すよう
に接続すべき電力ケーブルの端部の絶縁体6を
除去し、分割導体1を露出する。分割導体1の
露出長さaは20cm〜50cm程度が望ましい。露出
長さaが20cmより小さいと接続に必要な長さが
不十分となり、又導体の撚り戻し代が少なすぎ
て撚り戻しが円滑に行われ難い。又50cm以上だ
と撚り戻し長さが長いために必要な捻回角度が
大きくなつて作業性が悪いばかりか、均一な撚
り戻しが困難で被膜の除去が不均質になつた
り、復元するときにセグメント導体に不均一な
撚り戻しくせが残つたりするおそれがある。 (2) ついで、ロに示すように絶縁体6切断ぎわの
分割導体1上に固定金具7を締着し、分割導体
1を各セグメント導体2毎に分離し、それぞれ
の端部に捻り金具8を締着する。 固定金具7は第4図にその横断面図を示すよ
うに2ツ割れ金具7a,7bより成り、これを
分割導体1上に装着し、ボルト穴17にボルト
を挿通して締着する。この固定金具7はセグメ
ント導体2の捻り作用がこの金具より絶縁体6
側に及ばぬようにして絶縁体6の損傷を防ぐと
共に、捻り作用を行なうセグメント導体2の長
さを一定に保ち、各セグメント導体が均一な撚
り戻し効果をうるようにするためのものであ
る。 捻り金具8は第3図イに示すような側面をも
ち、左正面には捻り棒9を嵌合するための穴1
6を有しており、右正面にはセグメント導体2
を受けれる穴13と押え板14、ネジ15を備
えており、上記穴13にセグメント導体2の端
部を挿入し、ネジ15をしめて押え板14によ
り締着する。 捻り金具8は前記固定金具7と対になつて、
セグメント導体2の撚り戻し長を一定に保ち均
質な撚り戻しを得ること及びセグメント導体2
を撚り戻して絶縁素線3を開くためのものであ
る。 (3) ハに示すように捻り金具8の左正面の穴16
に捻り棒9を嵌合し、又は図面に示してないが
第3図ハのネジ15の頭部にレンチを捻り棒と
して嵌合するなどして、例えばニのように該捻
り棒9を操作して捻り金具8をセグメント導体
2の撚線方向と反対方向に捻回して各絶縁素線
3を開いてやる。この際捻り角度は90〜360度
程度が好ましい。90度より小さいと十分な撚り
戻しができず、360度より大きいと絶縁素線3
に不均一な歪を生じ、被膜除去後に元のセグメ
ント導体に復元することができなくなるおそれ
がある。 このようにセグメント導体2に撚り線方向と
反対方向に捻れ角を与えると、固定金具7と捻
り金具8により絶縁素線3が笑い逆の外力を与
えない限りこの撚り戻された状態の形状が保た
れる。 (4) 上記のように捻り開かれた状態の全セグメン
ト導体2の絶縁素線3をホに示すようにサンド
ブラスト容器10に収納し、ブラストマシン1
1により噴射ノズル12よりサンドを容器10
内に噴射せしめ絶縁被膜5を除去する。サンド
ブラストの種類やサンドの種類は特に限定しな
いが、例えば粒径約100〜800μmのアルミナ質
サンドを使用し、略2.5Kg/分の吐出量で吹き
つけた場合、2〜10分の間ですべての絶縁素線
の被覆が除去された。2分より少ないと除去が
不十分であり、10分以上であると被膜の下の銅
線まで無視できない損傷を与えてしまうおそれ
がある。 (5) 上記の作業によりすべての絶縁素線2の被膜
が除去された後、捻り金具8をセグメント導体
2の撚線方向と同一方向に捻回することにより
セグメント導体2を元の撚合せ状態に復元し、
捻り金具8及び固定金具7を取外して在来と同
様スリーブを用いて圧縮接続を行ない接続を終
了する。 (実施例) 上記の手順により5分割2000mm2の素線絶縁導体
を有する架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルにつ
いて実施した。 作業に要した時間を分析すると次表の通りであ
り、作業時間を含め、その作業性は十分すぐれて
いることが確認できた。
【表】 また、被覆除去処理ずみの分割導体を従来同様
にスリーブ圧縮にて接続し、通電実験を行なつた
ところ、通常の非素線絶縁導体のスリーブ圧縮接
続と同等の発熱しか生じず、本発明の接続方法が
電気性能的にも有効であることが確認できた。 (発明の効果) 本発明の接続方法によるときは、導体の固定金
具及びセグメント導体の捻り金具を用いて、セグ
メント導体を撚線方向と反対方向に捻回して全絶
縁素線を開きサンドブラストにて絶縁被膜を除去
するため作業性がよく、作業時間も短いという利
点がある。又絶縁体切断ぎわに固定金具を締着す
るためセグメント導体の捻り作用が絶縁体側に及
ぶことがなく絶縁体の損傷を防止すると共に、こ
の固定金具と対をなす捻り金具の双方の作用によ
り捻り作用を行なうセグメント導体の撚り戻し長
を一定に保ち均質な撚り戻しを得る利点をも併せ
て有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は素線絶縁分割導体の概要説明図で、イ
はその横断面図、ロは絶縁素線の横断面図、第2
図イ〜ホは本発明の主要な作業の説明図、第3図
は本発明に用いる捻り金具で、イは側面図、ロは
左正面図、ハは右側面図、第4図は本発明に用い
る固定金具の横断面図をそれぞれ示している。 1……素線絶縁分割導体、2……セグメント導
体、3……絶縁素線、6……絶縁体、7……固定
金具、8……捻り金具、10……サンドブラスト
容器、11……ブラストマシン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の各作業を具備したことを特徴とする電力
    ケーブル用素線絶縁分割導体の接続方法。 ケーブル端部の絶縁体を除去し導体を露出す
    る。 絶縁体切断端ぎわの導体上に固定金具を締着
    し、導体を各セグメント導体毎に分離し、それ
    ぞれのセグメント導体端部に捻り金具を締着す
    る。 捻り金具を各セグメント導体の撚線方向と反
    対方向に捻回して各絶縁素線を開く。 捻り開かれた全セグメント導体の絶縁素線を
    サンドブラスト容器に収納し、サンドブラスト
    により絶縁皮膜を除去する。 サンドブラスト処理後、捻り金具を各セグメ
    ント導体の撚線方向に捻回してセグメント導体
    をもとの状態に復元しスリーブ圧縮接続を行な
    う。 2 の作業において導体の露出長が20〜50cmで
    ある特許請求の範囲第1項記載の電力ケーブル用
    素線絶縁分割導体の接続方法。 3 の作業においてセグメント導体の捻回角度
    が90〜360度である特許請求の範囲第1項記載の
    電力ケーブル用素線絶縁分割導体の接続方法。
JP2903984A 1984-02-17 1984-02-17 電力ケ−ブル用素線絶縁分割導体の接続方法 Granted JPS60172189A (ja)

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JPS60172189A JPS60172189A (ja) 1985-09-05
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