JPH0785943A - 多心ケーブルの端末処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多心ケーブルの各ケーブル導体と圧縮端子又
は圧縮導体接続管との接続を確実にすると共に接続作業
を容易にする。 【構成】 複数のケーブル導体挿入孔が同心円上に配列
された圧縮端子の各ケーブル導体挿入孔に夫々ケーブル
の各ケーブル導体の端末を挿入し、これらのケーブル導
体と圧縮端子とを圧縮接続するための多心ケーブルの端
末処理方法において、断面円形の可撓性を有する棒状の
介在物１０の回りに同心円上にケーブル心線６を配置
し、その外周にケーブル線心端面からの余長Ｌａを残し
て粘着テープ１１を巻回して固定し、各ケーブル線心の
絶縁被覆８をその端面から余長Ｌａよりも短い所定長さ
Ｌｃに剥ぎ取ると共に介在物の端面を本線側の絶縁被覆
の端面と面一となし、各ケーブル導体７の端末を圧縮端
子の各ケーブル導体挿入孔に一括して挿入するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、多心ケーブル特に、多
心電力ケーブルの端末処理方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】電力ケーブルの端末処理において圧縮端
子１に１本のケーブル２を圧縮接続する場合には、図６
のようにケーブル２の端末の絶縁被覆を剥ぎ取って裸出
させたケーブル導体３を圧縮端子１のケーブル接続部１
ａのケーブル導体挿入孔１ｂに挿入し、作業者がケーブ
ル２の端末近傍を素手で把持して圧縮端子１からの抜け
を防止しながら当該接続部１ａを圧縮して接続するよう
にしている。

【０００３】また、多心電力ケーブル例えば、４８心の
３相ケーブルであって、各相毎に１個の圧縮端子に接続
し、１相分１６心のケーブル線心を１個の圧縮端子に圧
縮接続する場合には、図７に示すように圧縮端子５のケ
ーブル側接続部５ａに同心円状に第１層、第２層の２層
に亘り配列、例えば、第１層の同心円上に５個、第２層
の同心円上に１１個周方向に均等に配列された１６個の
ケーブル導体挿入孔の各孔５ｂに、１６本のケーブル線
心６の各ケーブル導体７を挿入し、接続部５ａを圧縮し
て接続するようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図７の
ような多心ケーブルにおいて１個の圧縮端子５に１６本
のケーブル線心６を圧縮接続する場合、圧縮端子５の各
ケーブル導体挿入孔５ｂに各ケーブル導体７を挿入する
作業が面倒であり、作業性が悪い。更に、圧縮端子５の
各ケーブル導体挿入孔５ｂに夫々ケーブル導体７を挿入
した状態を保持しながら接続部５ａを圧縮することは困
難であり、圧縮接続作業中に一部のケーブル導体が圧縮
端子５から抜けてしまう虞れがある。

【０００５】また、圧縮接続方法の性質上、１本でもケ
ーブル導体の抜けが生じた場合には圧縮端子の再使用が
不可能であり、無駄になる。しかも、抜けたケーブル線
心及び圧縮接続されている他のケーブル線心を含めて全
部のケーブル線心の端末を切断して各ケーブル導体を裸
出させ、更めて接続作業を行わなければならず、接続作
業に２倍の手間が掛かり、作業性の一層の低下を来す等
の問題がある。

【０００６】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、多心ケーブルを１個の圧縮端子に接続し、又は多心
ケーブル同士を１個の圧縮導体接続管により圧縮接続す
る場合に、接続作業を容易に、且つ確実に行なうことが
できる多心ケーブルの端末処理方法を提供することを目
的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、複数のケーブル導体挿入孔が同心円
上に配列された圧縮端子の各ケーブル導体挿入孔に夫々
ケーブル線心の各ケーブル導体の端末を挿入し、これら
のケーブル導体と前記圧縮端子とを圧縮接続するための
多心ケーブルの端末処理方法において、断面円形の可撓
性を有する棒状の介在物の回りに前記ケーブル線心を配
置し、その外周にケーブル線心端面からの余長を残して
粘着テープを巻回して固定し、各ケーブル線心の絶縁被
覆をその端面から前記余長よりも短い所定長さに剥ぎ取
ると共に前記介在物の端面を本線側の絶縁被覆の端面と
面一となし、各ケーブル導体の端末を前記圧縮端子の各
ケーブル導体挿入孔に挿入するようにしたものである。

【０００８】更に、両端に夫々複数のケーブル導体挿入
孔が同心円上に配列された圧縮導体接続管の両端の各ケ
ーブル導体挿入孔に、互いに接続すべき各多心ケーブル
の各ケーブル導体の端末を夫々挿入して多心ケーブル同
士を圧縮接続するための多心ケーブルの端末処理方法に
おいて、前記接続すべき各多心ケーブルのケーブル線心
群の中心に夫々断面円形の可撓性を有する棒状の介在物
を配置し、各介在物の回りに夫々周方向に均等にケーブ
ル線心を配置し、その外周にケーブル線心端面からの余
長を残して粘着テープを巻回して固定し、各ケーブル線
心の絶縁被覆をその端面から前記余長よりも短い所定長
さに剥ぎ取ると共に前記各介在物の端面を夫々本線側の
絶縁被覆の端面と面一となし、かく形成した各多心ケー
ブルの各ケーブル導体の端末を前記圧縮導体接続管の両
端の各ケーブル導体挿入孔に夫々挿入するようにしたも
のである。

【０００９】

【作用】三相電力用多心ケーブルを各相毎に纏めた複数
のケーブル線心を、各相毎に１個の圧縮端子に圧縮接続
する場合、断面円形の可撓性を有する棒状の介在物の回
りに周方向に均等にケーブル心線を配置し、その外周面
にケーブル線心端面からの余長を残して粘着テープを巻
回して強固に固定し、各ケーブル線心の絶縁被覆をその
端面から前記余長よりも短い所定長さに剥ぎ取ると共に
介在物を本線側の絶縁被覆の端面と面一とし、各ケーブ
ル導体の端末を圧縮端子の各ケーブル導体挿入孔に挿入
し、圧縮接続する。これにより圧縮作業時に一部のケー
ブル線心のずれによるケーブル導体の圧縮端子からの抜
け落ちが防止されて確実に接続されると共に接続作業が
容易となる。

【００１０】

【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図１は、三相電力用多心型低インピーダンス
ケーブル例えば、４８心の電力ケーブルにおける１相当
たり１６本のケーブル線心を各相毎に１個の多心型圧縮
端子（以下単に「圧縮端子」という）に接続する場合の
端末を示し、第１層に５本、第２層に１１本のケーブル
線心６を夫々同心円上に配列して２層構造として１個の
圧縮端子に接続するもので、中心に断面円形の可撓性を
有する介在物１０が配置されている。この介在物１０
は、弾性部材例えば、クロロプレンゴム部材により棒状
に形成されており、その外径は、５φ程度とされてい
る。そして、介在物１０の回りにケーブル線心６が５本
各端面を面一に揃えて同心円上に周方向に等間隔で配列
されており、ケーブル線心６の端面から余長Ｌａを残し
て所定の位置に粘着ビニールテープ１１が巻回されて強
固に固定されている。このようにして５本のケーブル線
心６が、介在物１０の回りに強固に固定され、第１層が
形成される。

【００１１】次に、この５本のケーブル線心６の回りに
１１本のケーブル線心６が各端面を第１層のケーブル線
心６の端面と面一に揃えて同心円上に周方向に等間隔で
配列され、端面から余長Ｌｂ（＞Ｌａ）を残して所定の
位置に粘着ビニールテープ１２が巻回されて強固に固定
されている。このようにして１１本のケーブル線心６に
より第２層が形成されている。尚、第２層目の粘着ビニ
ールテープ１２は、第１層目に巻回された粘着ビニール
テープ１１よりもケーブル線心６の端面から少なくとも
テープの幅程度奥まった位置に巻回されており（Ｌｂ＞
Ｌａ）、第１層の各ケーブル線心６の絶縁被覆の剥ぎ取
りを容易にしている。

【００１２】また、介在物１０のケーブル線心６の端面
からの長さは、第２層目の粘着ビニールテープ１２が巻
回されている位置までの余長Ｌｂよりも長くされてお
り、第２層目の１１本のケーブル線心６を第１層の回り
に強固に固定し得るようになっている。このようにして
４８心のケーブル線心の中の各１相分１６本のケーブル
線心６を介在物１０の回りに同心円状に２層に亘り配列
して粘着ビニールテープ１１、１２により束ねて強固に
固定し、１相の多心ケーブル１３を構成する。他の２相
の各１６本のケーブル線心についても同様に処理する。

【００１３】次いで、第１、第２の各層のケーブル線心
６の絶縁被覆８の端末をケーブル線心６の端面から所定
の長さＬｃ（＜Ｌａ）に亘り剥ぎ取り、介在物１０も、
端面から当該剥ぎ取った絶縁被覆８と同じ長さ（Ｌｃ）
切断する。従って、１６本のケーブル線心６の各ケーブ
ル導体７の長さが同じ長さとなり、本線側の絶縁被覆８
の端面（切口）と介在物１０の端面とが面一となる（図
４）。尚、介在物１０は、ケーブル線心６の絶縁被覆８
の剥ぎ取り寸法（Ｌｃ）を予め考慮してその剥ぎ取り長
さ分だけ引き込ませておいてもよい。このようにするこ
とにより介在物１０を節約することができる。

【００１４】一方、図２及び図３に示すように圧縮端子
１５は、ケーブル側接続部１５ａが円柱状をなし、機器
側接続部１５ｂが平板状とされている。接続部１５ａに
は、軸方向に平行に１６本のケーブル導体挿入孔１５ｃ
が蜂の巣状に穿設されている。ケーブル導体挿入孔１５
ｃは、内側に５本同一円周上に周方向に沿って等間隔で
配列されて第１層とされ、この第１層の外側に１１本同
一円周上に周方向に沿って等間隔で配列されて第２層と
されている。各ケーブル導体挿入孔１５ｃは、ケーブル
線心６のケーブル導体７が僅かな間隙を存して挿入可能
な内径とされている。そして、各ケーブル導体挿入孔１
５ｃは、前記ケーブル１３の各ケーブル線心６のケーブ
ル導体７と対応している。尚、ケーブル線心６の絶縁被
覆８の剥ぎ取り長さＬｃは、図４に示すように圧縮端子
１５のケーブル導体挿入孔１５ｃの深さＬｄよりも僅か
に長く（Ｌｃ＞Ｌｄ）されており、ケーブル導体７がケ
ーブル導体挿入孔１５ｃ内に十分に挿入し得るようにな
っている。また、圧縮端子１５の機器側接続部１５ｂに
は接続用のボルト挿通孔１５ｄが複数例えば、２個穿設
されている。

【００１５】以下に多心ケーブル１３と圧縮端子１５と
の接続方法を説明する。図４に示すように圧縮端子１５
の各ケーブル導体挿入孔１５ｂに図１のようにして束ね
られた多心ケーブル１３の１６本のケーブル線心６の各
ケーブル導体７を挿入する。先ず、圧縮端子１５の第１
層目のケーブル導体挿入孔１５ｃに多心ケーブル１３の
第１層目の５本のケーブル線心６の各ケーブル導体７の
先端を僅かに挿入する。圧縮端子１５の第１層目の各ケ
ーブル導体挿入孔１５ｃとケーブル１３の第１層目の各
ケーブル導体７とは対応しており、従って、各ケーブル
導体７を対応するケーブル導体挿入孔１５ｃに一括して
挿入することができる。

【００１６】次ぎに、圧縮端子１５の第２層目のケーブ
ル導体挿入孔１５ｃに当該多心ケーブル１３の第２層目
の１１本のケーブル線心６の各ケーブル導体７の先端を
僅かに挿入する。圧縮端子１５の第２層目の各ケーブル
導体挿入孔１５ｃとケーブル１３の第２層目の各ケーブ
ル導体７とは対応しており、従って、各ケーブル導体７
を対応するケーブル導体挿入孔１５ｃに容易に挿入する
ことができる。このようにして圧縮端子１５の各ケーブ
ル導体挿入孔１５ｃに１６本のケーブル線心６の各ケー
ブル導体７の先端を僅かに挿入した後、これらのケーブ
ル導体７をケーブル導体挿入孔１５ｃに一度に押し込
む。これにより、圧縮端子１５の各ケーブル導体挿入孔
１５ｃに多心ケーブル１３の各ケーブル導体７の端末を
確実に、且つ容易に挿入することができる。

【００１７】次いで、圧縮装置に圧縮端子１５のケーブ
ル側接続部１５ａを装着し、多心ケーブル１３の端末近
傍を保持して接続部１５ａを圧縮し、これら両者を圧縮
接続する。多心ケーブル１３は、１６本のケーブル線心
６が介在物１０の回りに粘着ビニールテープ１１、１２
により強固に巻回固定されて一体とされているために、
圧縮作業時に一部のケーブル線心６がずれてケーブル導
体７が圧縮端子１５のケーブル導体挿入孔から抜けるこ
とが防止される。これにより圧縮端子１５に多心ケーブ
ル１３の各ケーブル導体７を確実に圧縮接続することが
できる。

【００１８】因みに、ケーブル線心６のケーブル導体７
の断面積を１４mm² 、導体の許容破断荷重を７kgf ／mm
² とした場合、当該ケーブル線心６を１６本束ねた前記
多心ケーブル１３の破断荷重Ｆは、Ｆ＝１４×１６×７
＝１５６８kgf となる。この多心ケーブル１３を前述し
た方法により圧縮端子１５に圧縮接続して引張荷重試験
を行なった結果、破断荷重が６２００kgf を超えたころ
からケーブル導体７が１本づつ破断した。従って、多心
ケーブル１３と圧縮端子１５とは、当該多心ケーブル１
３の破断荷重よりも遥かに強い力で圧縮接続されている
ことになる。破断荷重６２００kgf は十分な値であり、
実用上全く問題ない。

【００１９】図５は、多心（１６心）用圧縮導体接続管
（以下単に「圧縮導体接続管」という）１６により多心
ケーブル同士を接続する場合を示し、圧縮導体接続管１
６は、前記圧縮端子１５と同様に両端面にケーブル導体
挿通孔１６ａ、１６ｂが軸方向に沿って夫々１６本づつ
穿設されている。この圧縮導体接続管１６の一端の各ケ
ーブル導体挿入孔１６ａに接続すべき一方の多心ケーブ
ル１３の各ケーブル線心６のケーブル導体７を前述と同
様にして挿入し、他端の各ケーブル導体挿入孔１６ｂに
接続すべき他方の多心ケーブル１３’の各ケーブル線心
６’のケーブル導体７’を同様に挿入する。そして、圧
縮導体接続管１６を圧縮して各ケーブル導体７、７’を
圧縮接続する。これにより多心型圧縮導体接続管の接続
作業を確実に、且つ容易に行なうことができる。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
心ケーブルを圧縮端子又は圧縮導体接続管に圧縮接続す
る場合に、圧縮端子又は圧縮導体接続管の各ケーブル導
体挿入孔へのケーブル導体の挿入が容易となると共に、
圧縮接続作業中にケーブル線心のずれによるケーブル導
体の抜けが防止され、確実に圧縮接続することができ
る。また、束ねた多心ケーブルの各ケーブル導体を圧縮
端子又は圧縮導体接続管の各ケーブル導体挿入孔に容易
に挿入することができ、作業性が大幅に向上する。しか
も、接続ミスが無くなるために圧縮端子又は圧縮導体接
続管の無駄を無くすことができる等の優れた効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明方法を適用した多心ケーブルの端末の一
実施例を示す一部切欠斜視図である。

【図２】多心型圧縮端子の一部切欠側面図である。

【図３】図２の圧縮端子の端面図である。

【図４】図２の圧縮端子に図１の多心ケーブルの各ケー
ブル導体を圧縮接続した状態を示す断面図である。

【図５】多心ケーブル同士を多心型圧縮導体接続管によ
り接続した状態を示す一部断面図である。

【図６】従来の圧縮端子にケーブルのケーブル導体を圧
縮接続する方法を示す斜視図である。

【図７】従来の多心型圧縮端子に多心ケーブルの各ケー
ブル導体を圧縮接続する方法を示す斜視図である。

【符号の説明】

６ ケーブル線心 ７ ケーブル導体 ８ 絶縁被覆 １０ 介在物 １１、１２ 粘着ビニールテープ １３、１３’ 多心ケーブル １５ 多心型圧縮端子 １６ 多心型圧縮導体接続管

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠間 一郎 東京都江東区北砂１−19−16−201 (72)発明者 小島 健一 神奈川県横浜市戸塚区前田町516−１ Ａ −607 (72)発明者 波多野 佳則 千葉県袖ケ浦市福王台３−４ (72)発明者 石井 秀和 千葉県市原市五井6479−11

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のケーブル導体挿入孔が同心円上に
   配列された圧縮端子の各ケーブル導体挿入孔に夫々ケー
   ブル線心の各ケーブル導体の端末を挿入し、これらのケ
   ーブル導体と前記圧縮端子とを圧縮接続するための多心
   ケーブルの端末処理方法において、 断面円形の可撓性を有する棒状の介在物の回りに前記ケ
   ーブル線心を配置し、その外周にケーブル線心端面から
   の余長を残して粘着テープを巻回して固定し、各ケーブ
   ル線心の絶縁被覆をその端面から前記余長よりも短い所
   定長さに剥ぎ取ると共に前記介在物の端面を本線側の絶
   縁被覆の端面と面一となし、各ケーブル導体の端末を前
   記圧縮端子の各ケーブル導体挿入孔に挿入することを特
   徴とする多心ケーブルの端末処理方法。
2. 【請求項２】 両端に夫々複数のケーブル導体挿入孔が
   同心円上に配列された圧縮導体接続管の両端の各ケーブ
   ル導体挿入孔に、互いに接続すべき各多心ケーブルの各
   ケーブル導体の端末を夫々挿入して多心ケーブル同士を
   圧縮接続するための多心ケーブルの端末処理方法におい
   て、 前記接続すべき各多心ケーブルのケーブル線心群の中心
   に夫々断面円形の可撓性を有する棒状の介在物を配置
   し、各介在物の回りに夫々周方向に均等にケーブル線心
   を配置し、その外周にケーブル線心端面からの余長を残
   して粘着テープを巻回して固定し、各ケーブル線心の絶
   縁被覆をその端面から前記余長よりも短い所定長さに剥
   ぎ取ると共に前記各介在物の端面を夫々本線側の絶縁被
   覆の端面と面一となし、かく形成した各多心ケーブルの
   各ケーブル導体の端末を前記圧縮導体接続管の両端の各
   ケーブル導体挿入孔に夫々挿入することを特徴とする多
   心ケーブルの端末処理方法。
3. 【請求項３】 ケーブル線心の数に応じて前記介在物の
   回りに周方向に均等に複数本のケーブル線心を配列して
   粘着テープで巻回固定して第１層を形成し、当該第１層
   の回りに周方向に均等に前記第１層よりも多い数のケー
   ブル線心を配列して粘着テープで巻回固定して同心円状
   に第２層を形成し、順次同心円状にケーブル線心を配列
   して多層に形成することを特徴とする請求項１又は２記
   載の多心ケーブルの端末処理方法。
4. 【請求項４】 前記多心ケーブルは、三相電力用多心型
   低インピーダンスケーブルであって、各相毎に纏めた複
   数のケーブル線心の各ケーブル導体を、各相毎に１個の
   圧縮端子又は圧縮導体接続管に圧縮接続することを特徴
   とする請求項１又は２記載の多心ケーブルの端末処理方
   法。