JPH0742192Y2 - 低圧引込線用端末キャップ - Google Patents

低圧引込線用端末キャップ

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JPH0742192Y2
JPH0742192Y2 JP1987051453U JP5145387U JPH0742192Y2 JP H0742192 Y2 JPH0742192 Y2 JP H0742192Y2 JP 1987051453 U JP1987051453 U JP 1987051453U JP 5145387 U JP5145387 U JP 5145387U JP H0742192 Y2 JPH0742192 Y2 JP H0742192Y2
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JP
Japan
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core wire
cylindrical portion
cable
wire
insulating core
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JP1987051453U
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JPS63160037U (ja
Inventor
圭一 石田
司 荒川
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Inoue Mfg Inc
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Inoue Mfg Inc
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、低圧引込線用端末キャップ、特にポリエチレ
ン絶縁ビニルシールケーブル(以下CVケーブルと言う)
が引込線に用いられる場合に好適な端末キャップに関す
る。
〔従来の技術とその問題点〕
CVケーブルの絶縁心線の絶縁層は自然色ポリエチレンを
導体上に押出成形し、その表面に着色インクを塗布して
心線色別するか、導体上に縦添えされるテープに着色し
これによって心線色別をしている。
ところで、ポリエチレンは電気特性には優れているが、
耐候性において難点があり、自然色ポリエチレン太陽に
晒すと短期間で絶縁表面にクラックが生ずる。
したがって、CVケーブルを引込線として用い、その端末
の塩化ビニルシールを剥ぎ取り、絶縁心線を分岐してそ
れから先に延びる絶縁電線に接続する場合、従来では露
出絶縁心線上に粘着ビニルテープを重ね巻して該絶縁層
を保護している。
しかしながら、この粘着ビニルテープの巻回作業は手作
業であり、非常に煩わしいものである。また、塩化ビニ
ルシースを剥ぎ取った絶縁心線の分岐箇所(別れ箇所)
に前記粘着テープを重ね巻きすることは極めて困難で熟
練を要する。更に、高圧ケーブル接続の場合は電線メー
カから耐候性・耐老化性等をよく吟味した粘着ビニルテ
ープが供給され、これにより工事が行われるが、低圧ケ
ーブルの場合、一般に市販されている粘着ビニルテープ
が用いられ、しかも張力を加えられながら巻回されるこ
とから短時日の内に亀裂あるいはさけ目が生じる等の問
題がある。
このような実情から、実開昭49-135792号公報において
端末キャップが提案されている。この端末キャップは、
ケーブルシースの端部に被嵌される円筒状部と、この円
筒状部の閉塞前面周囲から連続して前方に延びる分岐絶
縁心線が挿通する分岐管と、から成る。
この端末キャップはそれなりに有効であるが、分岐作業
時に問題がある。すなわち、この作業時、ケーブルの外
部シースを剥ぎ取って絶縁心線の撚りを戻すが、絶縁心
線は撚りを戻すと外側に広がって膨径する。一方、端末
キャップの円筒状部の内径はケーブル外部シースの外径
とほぼ同じとなっている。このため、その膨径した絶縁
心線を、端末キャップの円筒状部内に挿通し、かつ各分
岐管に挿通するには、各絶縁心線の束を縮径しつつ円筒
状部を拡径して行わねばならず、非常に煩わしい作業と
なっている。
また、特開昭59-25519号公報にも同様な端末キャップの
開示がある。このキャップはその素材を拡径可能な弾性
体でなしているため、前記絶縁心線の膨径に応じて、円
筒状部も拡径するため、上記煩わしさは少しは軽減され
ている。
しかしながら、キャップを拡げてのその中への絶縁心線
の束の挿入はやはり煩わしい。
〔考案の目的〕
本考案は以上の点に鑑み、撚りを戻し後の絶縁心線が拡
径しても支障なく円滑に挿通できるようにすることを目
的とする。
〔目的を達成するための手段〕
上記目的を達成するために本考案にあっては、外部シー
スを剥ぎ取って絶縁心線を露出させた低圧引込線のケー
ブル端末に被せられる前述の周知のキャップにおいて、
前記外部シースの端部に被嵌される円筒状部と、この円
筒状部から前記絶縁心線前方に徐々に拡径する膨径部
と、この膨径部から絶縁心線前方に延びる前記円筒状部
より大径の円筒状部と、この円筒状部の閉塞前面周囲か
ら連続して前方に延びる前記絶縁心線が挿通する分岐管
と、から成る構成としたのである。
〔作用〕 このように構成される端末キャップは、前述のように、
外部シースを剥ぎ取って絶縁心線を分岐した引込線用ケ
ーブル端末に嵌めて使用する。
このとき、絶縁心線は撚りを戻すことにより外側に広が
るが、膨径部の存在により、その広がりを吸収した状態
で絶縁心線を分岐管に挿通し得る。また、膨径部のつぎ
に大径の円筒部をさらに形成したので、その中での絶縁
心線の移動スペースが確保され、その挿通はより円滑と
なる。
〔実施例〕
第1図に示すように、この端末キャップAは、円筒状部
1と、この円筒状部1から前方に徐々に拡径する膨径部
4と、この膨径部4からさらに前方に延びる大径の円筒
状部2と、この円筒状部2の閉塞前面周囲から連続して
前方に延びる分岐管3と、から成り、耐候性・耐老化性
の良い材料、例えば塩化ビニル組成物等により製作す
る。
円筒状部1は、CVケーブルの外部シースにぴったり嵌ま
る内径とするとともに、その長さは適宜に選定する。
膨径部4は、後述の引込線となるCVケーブルの絶縁心線
を露出させて撚りを戻した際、その絶縁心線が広がる
が、その広がった状態でキャップAをケーブルに容易に
被せ得る作用をするものであり、その内径の最大部は円
筒状部1の径に対して1.5倍程度とし、膨径部4と円筒
状部2を加えた長さは径の0.9〜2.5倍程度とする。
円筒状部2は、膨径部4の最大径に適応させればよい。
分岐管3の長さは、後述の接続作業を容易になし得るこ
と等を考慮して適宜に決めればよく、通常、径の8倍以
上、好ましくは10倍以上、より好ましくは約15倍であ
り、また、後述の導体接続部が互いにずれて接触しない
ように各分岐管3の長さに切断等により差をもたせるこ
とが好ましい。
実施例は以上のように構成されており、つぎに、このキ
ャップAを使用した低圧引込線の端末接続方法について
説明する。
まず、第2図に示すように、高圧架空絶縁電線11から引
下線、柱上高圧トランス12、柱上低圧トランス13等を経
て低圧引込線aが需要家ビルBに引込まれる。この引込
線aがCVケーブルの場合、柱とビルB間にメッセンジャ
ーワイヤー14を架渉し、このメッセンジャーワイヤー14
に、ケーブルハンガーを介して引込線aを吊架する。こ
の引込線aは、ビルBに入る手前で屋内配線ケーブルb
例えばビニル絶縁ビニルシースケーブル(以下、VVケー
ブルという)に接続される。
この接続作業は、第3図に示すように、ケーブルaの端
末のシース15を所要長さ剥取り、絶縁心線16の撚りを戻
してジュート介在17を取除いて絶縁心線16を分岐すると
ともに絶縁心線16の端部絶縁18を圧着端子20が圧着でき
る長さだけ剥取る。
このように絶縁心線16を露出させてケーブルaの端末に
本考案に係るキャップAを嵌せるものであり、円筒状部
1から絶縁心線16を挿入して分岐管3に挿通するととも
に、円筒状部1をケーブルシース15に嵌入して第4図に
示す状態とする。このとき、分岐した絶縁心線16はその
絶縁層18が分岐管3から僅かに出る程度となるようにそ
の長さを決定する。
次に、前記端部絶縁18を剥取って露出した導体19に圧着
端子20を圧着し、屋内配線の前記VVケーブルbのシー
ス、絶縁層を所望の長さに段剥し、その露出した導体
に、CVケーブルaと同様の圧着端子を圧着し、両圧着端
子のリング部を重ね合わせボルトナットで締付け接続
し、該接続部上に且つ端末キャップの分岐管3とVVケー
ブルbの絶縁間に亘って粘着絶縁テープを重ね巻きして
引込線接続を完了する。
この接続作業時、分岐絶縁心線16を工事の都合で曲げて
も、膨径部4及び円筒状部2の存在により、キャップA
と絶縁心線16間に遊びがあるため、相互間にストレスが
生じることがなく、絶縁心線16がキャップA内面に円滑
に沿う。
上記実施例の引込線aはCVケーブルであるが、架橋ポリ
エチレン絶縁ビニルシースケーブル、ポリエチレン絶縁
ビニルシースケーブル、又は支持線付きケーブル等を適
宜用いることができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る端末キャップは、以上のように構成し、膨
径部でもって撚り戻した絶縁心線の拡径を吸収し、大径
の円筒状部でもって絶縁心線の相互間のスペースを確保
してその動きを円滑にし得るようにしたので、絶縁心線
の束の縮径などの作業が不要となり、分岐の作業性が向
上するとともに、工事中、絶縁心線が円滑に屈曲してス
トレスが生じない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る端末キャップの一実施例の斜視
図、第2図は引込配線の概略説明図、第3図及び第4図
はそれぞれ引込配線作業説明用斜視図である。 A……端末キャップ、a……引込線(CVケーブル)、b
……ケーブル、1、2……円筒状部、3……分岐管、4
……膨径部、11……高圧架空絶縁電線、12……高圧トラ
ンス、13……低圧トランス、15……シース、16……絶縁
心線、17……ジュート介在、18……絶縁(絶縁層)、19
……導体、20……圧着端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 荒川 司 神奈川県横浜市西区岡野2丁目10番10号 株式会社井上製作所内 (56)参考文献 特開 昭59−25519(JP,A) 実開 昭49−135792(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部シース15を剥ぎ取って絶縁心線16を露
    出させた低圧引込線aのケーブル端末に被せられるキャ
    ップAにおいて、前記外部シース15の端部に被嵌される
    円筒状部1と、この円筒状部1から前記絶縁心線16前方
    に徐々に拡径する膨径部4と、この膨径部4から絶縁心
    線16前方に延びる前記円筒状部1より大径の円筒状部2
    と、この円筒状部2の閉塞前面周囲から連続して前方に
    延びる前記絶縁心線16が挿通する分岐管3と、から成る
    ことを特徴とする低圧引込線用端末キャップ。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第(1)項におい
    て、上記分岐管3の長さをその外径の10倍以上としたこ
    とを特徴とする低圧引込線用端末キャップ。
JP1987051453U 1987-04-03 1987-04-03 低圧引込線用端末キャップ Expired - Lifetime JPH0742192Y2 (ja)

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JP1987051453U JPH0742192Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03 低圧引込線用端末キャップ

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Publication Number Publication Date
JPS63160037U JPS63160037U (ja) 1988-10-19
JPH0742192Y2 true JPH0742192Y2 (ja) 1995-09-27

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JP1987051453U Expired - Lifetime JPH0742192Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03 低圧引込線用端末キャップ

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JPS49135792U (ja) * 1973-03-24 1974-11-21

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JPS63160037U (ja) 1988-10-19

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