JP2573332Y2 - 多対ケーブル - Google Patents

多対ケーブル

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JP2573332Y2
JP2573332Y2 JP1991065347U JP6534791U JP2573332Y2 JP 2573332 Y2 JP2573332 Y2 JP 2573332Y2 JP 1991065347 U JP1991065347 U JP 1991065347U JP 6534791 U JP6534791 U JP 6534791U JP 2573332 Y2 JP2573332 Y2 JP 2573332Y2
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JP
Japan
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twisted
pair
layer
twisting
pair cable
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JP1991065347U
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JPH0517852U (ja
Inventor
喜直 ▲児▼玉
利明 森
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は多対ケーブルの改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子機器端末間、特にコンピュー
タ間のインターフェース信号接続には、対撚線を多数使
用した図1に示すような多対ケーブルが使用されてい
る。この多対ケーブル10は、図2に示すように、細線
3a,3a,…,3aを7本右方向撚りした導線2を絶
縁体4で被覆した線芯(コア線)5,5を左方向に対撚
した対撚絶縁線17を中心に3組配して第1層Aを形成
しこれを右方向に総撚し、その外側に8組の対撚絶縁線
17を配し左方向に総撚して第2層Bを形成し,その外
側に14組の対撚絶縁線17を配し右方向に総撚して第
3層Cを形成してなる25組の対撚絶縁線17,17,
…,17からなる3層巻きの対撚絶縁線群26の外側
に、押え巻きテープ(絶縁介在層)7を巻回し、その上
に編組からなる遮蔽層8を設け、その外側にシース層9
を設けた構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一般にこの種の多対ケ
ーブル10は、近年実開昭59−180686号公報等
に開示された「多心ケーブルの心線端末配列装置」を使
用して、多対ケーブル10の端末において各線を任意の
順番に配列し、その端末に圧接コネクタを自動的に取付
けるようになっている。この装置は、構造上の制約で装
置取付けの前準備として、多対ケーブル10の押え巻き
テープ7,遮蔽層8及びシース層9を所定長取除いて対
撚絶縁線群26を露出させた後、図3乃至図6に示すよ
うな撚りほぐし治具20を使用して、対撚絶縁線群26
を支持板1b,1cの間に入れ(図3)、これを図4に
示すように支持板1b,1cで挟みながら多対ケーブル
10を左右に動かして略水平面に並べ、次に線材抑え治
具1eを図5に示すように多対ケーブル10の根本側に
入れて、対撚絶縁線群26を抑え、その状態で多対ケー
ブル10を図5のように撚りほぐし治具20から外れな
いように手前に引き、そして支持板1b,1cを開い
て、また対撚絶縁線群26を元の位置にセットし直し
て、再度同様の作業を各対撚絶縁線17の撚りがほぐれ
るまで繰り返し行い、図6に示すように支持板1b,1
cと線材抑え治具1eの間にコア線5の平行部15を形
成した後、平行状態保持治具30をこの平行部に入れ
て、対撚りほぐし作業を終了し、この平行状態保持治具
30を付けた多対ケーブル10の端末を「多心ケーブル
の心線端末配列装置」にセットする必要がある。
【0004】しかしながら、対撚絶縁線17は「撚り返
しあり」で撚ってあり、また、第1層Aと第2層Bと第
3層Cを前述したように左右に交互に総撚していること
から、各対撚絶縁線17の撚りが強固(撚り状態が自然
に元の撚りなしの状態に戻らない)で、撚りほぐしが容
易に行えず、多対ケーブル10の心線端末配列作業効率
が悪いという不都合があった。
【0005】
【考案の目的】本考案は、上記従来例のもつ不都合を改
善し、比較的簡単な構成で容易に撚りをほぐせる多対ケ
ーブルを提供することを、目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本考案では、撚線
導体に被覆を施した信号線を2本対撚りしてなる対撚線
を複数対有し、これらを層状に配列し、各層をそれぞれ
所定の方向に撚って総撚を施して対撚絶縁線群を形成
し、その外側に絶縁介在層,遮蔽層及びシース層を順次
設けた多対ケーブルにおいて、撚線導体,対撚線,各層
の総撚り方向を各々同一方向撚りとするととともに、各
線を各々撚り返しなしの撚りとするという構成を採り、
これによって前記目的を達成しようとするものである。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1に基づいて説
明する。ここで上記従来例と同一の構成部材には同一の
符号を付すものとする。図1に示す多対ケーブル1は、
図2に示すような細線3a,3a,…,3aを左方向に
撚り返しなしで7本撚りした導線2を絶縁体4で被覆し
た線芯(コア線)5,5を左方向に撚り返しなし対撚し
た対撚絶縁線17を、まず中心部に2本の絶縁介在6,
6と2組の対撚絶縁線17とを配して第1層Aを形成
し、その外側に8組の対撚絶縁線17を配して第2層B
を形成し,その外側に15組の対撚絶縁線17を配して
第3層Cを形成してなる25組の対撚絶縁線17,1
7,…,17を左方向に撚り返しなしで総撚りして、3
層巻きの対撚絶縁線群6の外側に、押え巻きテープ(絶
縁介在層)7を巻回し、その上に編組からなる遮蔽層8
を設け、その外側にシース層9を設けた構成となってい
る。
【0008】この種の多対ケーブル1は、近年実開昭5
9−180686号公報等に開示された「多心ケーブル
の心線端末配列装置」を使用して、多対ケーブル1の端
末において各線を任意の順番に配列し、その端末に圧接
コネクタを自動的に取付けるようになっている。この装
置は、構造上の制約で装置取付けの前準備として、多対
ケーブル1の押え巻きテープ7,遮蔽層8及びシース層
9を所定長取除いて対撚絶縁線群6を露出させた後、図
3乃至図6に示すような撚りほぐし治具20を使用し
て、対撚絶縁線群6を支持板1b,1cの間に入れ(図
3)、これを図4)に示すように支持板1b,1cで挟
みながら多対ケーブル10を左右に動かして略水平面に
並べ、次に線材抑え治具1eを図5に示すように多対ケ
ーブル1の根本側に入れて、対撚絶縁線群6を抑え、そ
の状態で多対ケーブル10を図5のように撚りほぐし治
具20から外れないように手前に引き、そして支持板1
b,1cを開いて、また対撚絶縁線群6を元の位置にセ
ットし直して、再度同様の作業を各対撚絶縁線17の撚
りがほぐれるまで繰り返し行い、図6に示すように支持
板1b,1cと線材抑え治具1eの間にコア線5の平行
部15を形成した後、平行状態保持治具30をこの平行
部に入れて、対撚りほぐし作業を終了し、この平行状態
保持治具30を付けた多対ケーブル10の端末を「多心
ケーブルの心線端末配列装置」にセットする必要があ
る。
【0009】本実施例の多対ケーブル1は、対撚絶縁線
17を「撚り返しなし」で左方向に対撚りするととも
に、第1層A,第2層B,第3層Cを形成してなる25
組の対撚絶縁線17,17,…,17を左方向に撚り返
しなしで総撚りしていることから、端末処理時に押え巻
きテープ7,遮蔽層8及びシース層9を所定長取除いて
対撚絶縁線群6を露出させると、各対撚絶縁線17,1
7,…,17の撚り戻しが強固(撚り状態が自然に撚り
なしの状態に戻る)で、撚りほぐしが容易であるため
に、対撚絶縁線群6を露出させた後、図3乃至図6に示
すような撚りほぐし治具20を使用して、対撚絶縁線群
6の撚りをほぐす作業が、従来の多対ケーブル10の場
合に比べ、簡略化でき多対ケーブル1の心線端末配列作
業効率がよい。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、これによると、比較的簡単な構成で容易に撚りをほ
ぐせる多対ケーブルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案及び従来例の一実施例に係る多対ケーブ
ルの断面構成図。
【図2】本実施例および従来例のコア線の説明図。
【図3】撚りほぐし工程を示す説明図。
【図4】撚りほぐし工程を示す説明図。
【図5】撚りほぐし工程を示す説明図。
【図6】撚りほぐし工程を示す説明図。
【符号の説明】
1………多対ケーブル 2………導体 4………絶縁体 5………コア線 6………対撚絶縁線群 7………押え巻きテープ 8………遮蔽層 9………シース層 17……対撚絶縁線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】撚線導体に被覆を施した信号線を2本対撚
    りしてなる対撚線を複数対有し、これらを層状に配列
    し、各層をそれぞれ所定の方向に撚って総撚を施して対
    撚絶縁線群を形成し、その外側に絶縁介在層,遮蔽層及
    びシース層を順次設けた多対ケーブルにおいて、撚線導
    体,対撚線,各層の総撚り方向を各々同一方向撚りとす
    るととともに、各線を各々撚り返しなしの撚りとしたこ
    とを特徴とする多対ケーブル。
JP1991065347U 1991-08-19 1991-08-19 多対ケーブル Expired - Lifetime JP2573332Y2 (ja)

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JP1991065347U JP2573332Y2 (ja) 1991-08-19 1991-08-19 多対ケーブル

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Publication Number Publication Date
JPH0517852U JPH0517852U (ja) 1993-03-05
JP2573332Y2 true JP2573332Y2 (ja) 1998-05-28

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ID=13284330

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JPS5220877Y2 (ja) * 1974-08-22 1977-05-13

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JPH0517852U (ja) 1993-03-05

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