JPH102060A - 組立鉄筋と二重組立鉄筋と鉄筋組立工法と鉄筋コンクリート構造物と鉄筋コンクリート構造物の構築法 - Google Patents

組立鉄筋と二重組立鉄筋と鉄筋組立工法と鉄筋コンクリート構造物と鉄筋コンクリート構造物の構築法

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JPH102060A
JPH102060A JP17753896A JP17753896A JPH102060A JP H102060 A JPH102060 A JP H102060A JP 17753896 A JP17753896 A JP 17753896A JP 17753896 A JP17753896 A JP 17753896A JP H102060 A JPH102060 A JP H102060A
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bar
shaped
frame
rebar
reinforcing bar
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Application number
JP17753896A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Morimoto
敏幸 森本
Kenichi Iso
健一 礒
Makoto Nagao
眞 永尾
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JDC Corp
Zenitaka Corp
Maeda Corp
Original Assignee
JDC Corp
Zenitaka Corp
Maeda Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立鉄筋・二重組立鉄筋・鉄筋コンクリート
構造物などについて構造物の強度を高めたり、鉄筋組立
工法・鉄筋コンクリート構造物の構築法などにおいて労
力・時間・材料などを節減したりする。とくに方法につ
いては、現場での合理的な作業を実現させたり工事費用
を減額させたりする。 【解決手段】 互いに並列した複数の棒状鉄筋21と、
トラス配列をなして棒状鉄筋の長さ方向沿いに分布する
複数の枠形鉄筋31とを備えている。一部の棒状鉄筋2
1が各枠形鉄筋31の一方のトラス開閉部13側に内接
してこれら枠形鉄筋31の枠内を貫通している。他の一
部の棒状鉄筋21が各枠形鉄筋31の他方のトラス開閉
部14側に内接してこれら枠形鉄筋の枠内を貫通してい
る。棒状鉄筋21と枠形鉄筋31との交差した部分にお
いてこれら棒状鉄筋21・枠形鉄筋31が緊締用具41
を介して相互に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築の分野や土木の
分野で用いられる組立鉄筋・二重組立鉄筋・鉄筋組立工
法・鉄筋コンクリート構造物・鉄筋コンクリート構造物
の構築法などに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、鉄筋コンクリートは各種
の建築物・構築物において広く用いられている。こうし
た鉄筋コンクリート構造物をつくるときには、はじめ鉄
筋その他を加工し、つぎに鉄筋を組み立て、そののち組
立鉄筋の周りに型枠を組んでこれの内部にコンクリート
を打設するのが一般である。
【0003】建築物や構築物の梁をつくるときの工事に
おいては、現場作業の効率化と省力化のためにつぎのよ
うなことが行なわれている。その一つは、鉄筋を加工し
つつこれをトラス状に組み立て、このトラス鉄筋の下面
側に型枠を組み付けることである。他の一つは、トラス
鉄筋の下面側にプレキャストコンクリートを付設するこ
とである。このようにした場合には、支保工スペースを
スラブや梁下に大きくとることができたり、支保工を省
略したりすることができる。これにともなって型枠下の
作業スペースも大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】既存のトラス鉄筋工事
は、トラス斜材用の鉄筋を曲げ加工したりトラス斜材と
弦材とを溶接したりするものであるために手間と時間が
かかる。しかもトラス斜材と弦材は溶接により断面欠損
しているので構造材としての評価を受けない。これはト
ラス鉄筋が施工荷重を支持するための仮設材の用しかな
さないということである。したがって構造用鉄筋を別途
に要することとなり、コンクリートの硬化後にトラス鉄
筋が無駄になる。
【0005】これらの説明から理解できるように、現場
作業の効率化や省力化のためにとられている従来の対策
には、労力・時間・材料(鉄筋)を多く消費したり無駄
な鉄筋を排出したりする点で解決すべき課題が残されて
おり、これらが工事費用のコストアップを惹き起こして
いる。
【0006】[発明の目的]本発明はこのような技術的
課題を解決するためになされたものである。すなわち本
発明は、組立鉄筋・二重組立鉄筋・鉄筋コンクリート構
造物などについて構造物の強度を高めたり、鉄筋組立工
法・鉄筋コンクリート構造物の構築法などにおいて労力
・時間・材料などを節減したりしようとするものであ
り、とくに方法については、現場での合理的な作業を実
現させたり工事費用を減額させたりするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
組立鉄筋は、所期の目的を達成するために下記の課題解
決手段を特徴とする。すなわち、互いに並列した複数の
棒状鉄筋と、トラス配列をなして棒状鉄筋の長さ方向沿
いに分布する複数の枠形鉄筋とを備えていること、およ
び、一部の棒状鉄筋が各枠形鉄筋の一方のトラス開閉部
側に内接してこれら枠形鉄筋の枠内を貫通しているとと
もに、他の一部の棒状鉄筋が各枠形鉄筋の他方のトラス
開閉部側に内接してこれら枠形鉄筋の枠内を貫通してい
ること、および、棒状鉄筋と枠形鉄筋との交差した部分
においてこれら棒状鉄筋・枠形鉄筋が緊締用具を介して
相互に固定されていることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る二重組立鉄筋は、
請求項1に記載された組立鉄筋として相対的に大きいも
のと相対的に小さいものとを有し、これら組立鉄筋が、
大きいものを外側、小さいものを内側にして一体に組み
合わされていることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る組立鉄筋は、請求
項1または2記載のものにおいて枠形鉄筋が正方形・長
方形・円形(楕円形を含む)のうちから選ばれた任意の
枠形状を有することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係る組立鉄筋は、請求
項1または2記載のものにおいて緊締用具が締付金具お
よび/または金属製の結束線材であることを特徴とす
る。
【0011】本発明の請求項5に係る鉄筋組立工法は、
所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴
とする。すなわち、一方の棒状鉄筋と他方の棒状鉄筋と
を複数対の枠形鉄筋内に通したり、一方の棒状鉄筋と他
方の棒状鉄筋との間に間隔をおいてこれらを互いに並列
させたり、一方の棒状鉄筋を各枠形鉄筋に内接させた
り、枠形鉄筋相互を重なり合わせて一対のものとした各
対の枠形鉄筋を棒状鉄筋の長さ方向沿いに分布させたり
する鉄筋配列工程、および、一方の棒状鉄筋と各対の枠
形鉄筋とが交差した部分においてこれら棒状鉄筋・枠形
鉄筋を相互に固定する鉄筋固定工程、および、各対の枠
形鉄筋において先に固定された部分の反対側を他方の棒
状鉄筋と衝突する方向に開いて他方の棒状鉄筋を各枠形
鉄筋に内接させる枠形鉄筋開放工程、および、他方の棒
状鉄筋と各対の枠形鉄筋とが交差した部分においてこれ
ら棒状鉄筋・枠形鉄筋を相互に固定する鉄筋固定工程を
備えていることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項6に係る鉄筋コンクリート
構造物は、所期の目的を達成するために下記の課題解決
手段を特徴とする。すなわち、請求項1〜4いずれかに
記載された組立鉄筋がコンクリート中に埋め込まれてこ
れら組立鉄筋とコンクリートとが一体になっていること
を特徴とする。
【0013】本発明の請求項7に係る水平材用ハーフプ
レキャスト鉄筋コンクリート構造物は、所期の目的を達
成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわ
ち、横に長い組立鉄筋が請求項1〜4いずれかに記載さ
れたものからなり、この組立鉄筋の長い下面側にプレキ
ャストコンクリートが結合されて一部の棒状鉄筋と各枠
形鉄筋の一部分とがプレキャストコンクリート中に埋め
込まれていることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項8に係る水平材用ハーフプ
レキャスト鉄筋コンクリート構造物は、請求項7記載の
ものにおいてプレキャストコンクリートが板状をなして
いることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項9に係る水平材用ハーフプ
レキャスト鉄筋コンクリート構造物は、請求項7または
8記載のものにおいてプレキャストコンクリートが中空
形状を有することを特徴とする。
【0016】本発明の請求項10に係る鉄筋コンクリー
ト構造物の構築法は、所期の目的を達成するために下記
の課題解決手段を特徴とする。すなわち、請求項7〜9
いずれかに記載された水平材用ハーフプレキャスト鉄筋
コンクリート構造物の両側面にコンクリート用型枠を組
み付け、こうしたものを二つの垂直構造材間にわたって
介在させた後、プレキャストコンクリートと両コンクリ
ート用型枠とで囲われた空間内にコンクリートを打設す
ることを特徴とする。
【0017】[作用]本発明に係る組立鉄筋や二重組立
鉄筋は、立体トラス構造を有するものであるから機械的
強度が大きく、曲げモーメントを受けたときの変形が小
さい。このような組立鉄筋は、互いに組み合わされた棒
状鉄筋と枠形鉄筋との交差した部分を緊締用具で固定す
るだけであるから容易につくることができる。しかも、
非溶接手段(緊締用具)で固定された棒状鉄筋や枠形鉄
筋には断面欠損がないので、これらをそのまま構造用鉄
筋として用いることができる。
【0018】本発明に係る鉄筋組立工法は、鉄筋配列工
程、鉄筋固定工程(先行)、枠形鉄筋開放工程、鉄筋固
定工程(後行)などを備えているから、上記のような利
点のある組立鉄筋を簡単につくることができる。
【0019】本発明に係る鉄筋コンクリート構造物は、
立体トラス構造を有する組立鉄筋がコンクリート中に埋
め込まれてこれら組立鉄筋とコンクリートとが一体にな
っているものであるから、当該組立鉄筋に依存して高強
度を発揮する。
【0020】本発明に係る水平材用ハーフプレキャスト
鉄筋コンクリート構造物は、立体トラス構造を有する組
立鉄筋の長い下面側にプレキャストコンクリートが結合
されて一部の棒状鉄筋と各枠形鉄筋の一部分とがプレキ
ャストコンクリート中に埋め込まれたものである。自明
のとおり、このようなハーフプレキャスト鉄筋コンクリ
ート構造物は、あらかじめ製作しておいたものにコンク
リート用型枠を組み付けてこれを所定の建設部位まで搬
入することができる。ちなみに当該構造体が梁用のもの
である場合にはこれが吊り支えられて両柱頭間に配置さ
れる。この際の当該構造体に曲げモーメントが作用する
としても、組立鉄筋の立体トラスがこれに耐えるので、
ハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構造物には構造不
良をきたすような変形とか破壊とかが生じない。したが
って梁下の支保工を省略することができるとともに、支
保工を省略した分だけ、梁下の作業スペースも大きく確
保することができる。
【0021】本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の構
築法は、たとえば、水平構造材たる梁を構築するときに
既述のハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構造物を用
い、コンクリート用型枠の組み付けられた当該構造体を
二つの垂直構造材間にわたって介在させてから、プレキ
ャストコンクリートと両コンクリート用型枠とで囲われ
た空間内にコンクリートを打設するというものである。
この工法によるときは作業数が少なくしかも殆どの作業
が事前に行なわれるので、建設部位での作業がコンクリ
ートの打設のみということになる。したがって梁下の支
保工省略をも含めて作業全体を合理化することができ
る。また、鉄筋すべてが構造用として活用されるので無
駄がなく経済的である。
【0022】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明に係る組立鉄筋
の一実施形態として図1〜図3に例示されたものを説明
する。
【0023】図1〜図3において、立体トラス構造を有
する組立鉄筋11は複数の棒状鉄筋21・複数の枠形鉄
筋31・複数の緊締用具41などを構成部材(部品)と
して組み立てられている。
【0024】組立鉄筋11における棒状鉄筋21は主筋
である。棒状鉄筋21としては、普通鉄筋・異形鉄筋・
高強度鉄筋・特殊鋼鉄筋・加工鋼鉄筋など公知ないし周
知のものが採用される。
【0025】組立鉄筋11における枠形鉄筋31は剪断
補強筋であり肋筋であり斜材でもある。枠形鉄筋31に
ついても、公知ないし周知のもの(普通鉄筋・異形鉄筋
・高強度鉄筋・特殊鋼鉄筋・加工鋼鉄筋など)が採用さ
れる。枠形鉄筋31の枠形としては、多角形・円形(楕
円形を含む)のほか、直線部分と曲線部分とを有する各
種の形状が採用される。これらのうちで代表的なものは
正方形・長方形・円形などであるが、図1・図2に示さ
れた枠形鉄筋31の場合は略長方形の枠形をしている。
【0026】図1・図2に略示された緊締用具41は、
図3(A)(B)(C)を参照して明らかなように二股
脚42と閉じ板45と二つのナット47a・47bとか
らなる。略U字形や略V字形のような形状をなす二股脚
42は、これの両端から折れ曲がってその直交方向へ伸
びる二つのネジ棒43a・43bを有しており、雄ネジ
44a・44bが両ネジ棒43a・43bの端部外周面
に形成されている。閉じ板45はその板面に二つの通孔
46a・46bを板面に有していてこれら通孔46a・
46bの間隔が両ネジ棒43a・43bの間隔と対応し
ている。両ナット47a・47bは、両ネジ棒43a・
43bの雄ネジ44a・44bと対をなすものである。
緊締用具41を構成している部品ないし部材は、通常、
金属製のものであるが、これらの一部または全部が合成
樹脂(FRPを含む)で形成されることもある。
【0027】図1・図2の組立鉄筋11においては、四
本の棒状鉄筋21が四角形の四隅部に該当する箇所に配
置されて互いに並列している。これに対する多数の枠形
鉄筋31は、図2の両側面からみて三角形と逆三角形と
が交互に繰り返すようなトラス配列で棒状鉄筋21の長
さ方向沿いに分布している。この場合のトラスにおい
て、三角形を形成している各二つの枠形鉄筋31は、こ
れらの上部がトラスの閉じた部分となっており、これら
の下部がトラスの開いた部分となっている。これとは相
対的に、逆三角形を形成している各二つの枠形鉄筋31
は、これらの上部がトラスの開いた部分となっており、
これらの下部がトラスの閉じた部分となっている。した
がって組立鉄筋11は、図1・図2の姿勢を基準にした
場合に、これの上下両部にトラス開閉部13・14を有
することになる。棒状鉄筋21と枠形鉄筋31との関係
では、また、上位二本の棒状鉄筋21が各枠形鉄筋31
のトラス開閉部13に内接してこれら枠形鉄筋31内を
貫通しており、下位二本の棒状鉄筋21が各枠形鉄筋3
1のトラス開閉部14に内接してこれら枠形鉄筋31内
を貫通している。より具体的には各棒状鉄筋21が各枠
形鉄筋31の四隅部に内接してこれら枠形鉄筋31の枠
内を貫通している。このような組立鉄筋11においては
各棒状鉄筋21と各枠形鉄筋31とが各所で交差してい
る。この組立構造を保持するために、各棒状鉄筋21と
各枠形鉄筋31との交差した部分が固定される。
【0028】図3は上記各棒状鉄筋21と各枠形鉄筋3
1との固定態様についてその一例を示している。この固
定態様を以下に説明するとき、四本の棒状鉄筋21につ
いては、図1の上方前側にあるものを上方前側棒状鉄
筋、図1の上方後側にあるものを上方後側棒状鉄筋、図
1の下方前側にあるものを下方前側棒状鉄筋、図1の下
方後側にあるものを下方後側棒状鉄筋という。また、各
枠形鉄筋31の四辺については、図2の上辺を上辺部、
図2の右辺を後辺部、図2の下辺を下辺部、図2の左辺
を前辺部という。
【0029】既述のとおり、図1において相互に隣接す
る各二つの枠形鉄筋31はこれらの上辺部相互・下辺部
相互がそれぞれ接触しており、各棒状鉄筋21は各枠形
鉄筋31の上方前側隅部・上方後側隅部・下方前側隅部
・下方後側隅部においてこれらと交差接触している。こ
れらのうち、各棒状鉄筋21の上方前側隅部において鉄
筋相互を固定する場合を例にあげると、はじめは、相互
に隣接する両枠形鉄筋31の上方前側隅部において緊締
用具41の二股脚42が鉄筋交差部にあてがわれる。こ
うしたときの二股脚42は、接触状態にある両枠形鉄筋
31の上辺部相互を図3(B)(C)のように跨いでこ
れらの上面に接触するとともに、上方前側棒状鉄筋21
の内面や下面にも押し当たる。それに上方前側棒状鉄筋
21下を潜った二股脚42の両ネジ棒43a・43bが
両枠形鉄筋31の前辺部に交差してこれらを挟み、各ネ
ジ棒端を両枠形鉄筋31の前面側へ突出させる。つぎ
に、緊締用具41の閉じ板45が両枠形鉄筋31の前辺
部にあてがわれる。このときに二股脚42の両ネジ棒4
3a・43bが閉じ板45の両通孔46a・46bを貫
通する。その後、各ネジ棒43a・43bの雄ネジ44
a・44bに施された各ナット47a・47bが強く締
め付けられる。この締付力により、閉じ板45が両枠形
鉄筋31の前辺部に押し付けられたり二股脚42が閉じ
板45側へ引き付けられたりするので、各棒状鉄筋21
と各枠形鉄筋31との交差した部分は緊締用具41を介
して強固に固定される。これは両枠形鉄筋31の上方後
側隅部・下方前側隅部・下方後側隅部などにおいても、
上方後側棒状鉄筋21・下方前側棒状鉄筋21・下方後
側棒状鉄筋21と各枠形鉄筋31の上辺部・下辺部との
交差した部分が、緊締用具41を介して上記と実質的に
同じ態様で固定される(ただし緊締用具41の向きは異
なる)。したがって、これらの固定態様については上記
を参照することにより省略する。
【0030】つぎに、図1・図2の組立鉄筋11におけ
る両鉄筋21・31の交差部を図4の緊締用具51で固
定する例について説明する。
【0031】図4に例示された緊締用具51は、一方の
クランブ部材52と他方のクランブ部材58とナット6
2とからなる。一方のクランブ部材52は、等脚台形を
なす基板53と、基板53の両側縁から内向きに折れ曲
がった両側板54a・54bと、基板53の長い縁辺
(図4の下側縁)から内向きに折れ曲がった下側板55
と、基板53の裏面に一体化された連結棒56とで構成
されている。したがって一方のクランブ部材52におい
ては、両側板54a・54bが基板53の短い縁辺(図
4の上側縁)から長い縁辺(図4の下側縁)に向けて末
広がりに傾斜している。連結棒56は、基板53の裏面
からこれと直交する方向へ伸びて基板53と平行する方
向(両側板54a・54bの狭くなる方向)へ折れ曲が
っている。連結棒56の先端部外周面には雄ネジ57が
ある。他方のクランブ部材58は、板面の中央に通孔6
0を有する四角形の基板59と、基板59の両側縁から
内向きに折れ曲がった両側板61a・61bとからな
り、通孔60が連結棒56を通すことのできる孔径を有
する。その他、ナット62は連結棒56の雄ネジ57と
対をなすものである。緊締用具51を構成している部品
ないし部材も、前記緊締用具41と同様の材質のもので
ある。
【0032】図4の緊締用具51を用いて各棒状鉄筋2
1と各枠形鉄筋31との交差部を固定する場合であっ
て、各棒状鉄筋21の上方前側隅部で鉄筋相互を固定す
るときは以下のようになる。はじめは、互いに隣り合っ
て三角形状をなしている両枠形鉄筋31の前辺部上端寄
りの部分に緊締用具51のクランブ部材52があてがわ
れる。こうしたときのクランブ部材52は図4(B)
(C)のように、基板53の裏面が両枠形鉄筋31の前
辺部前面に接触したり、両側板54a・54bの各裏面
が左側枠形鉄筋31の前辺部左側面・右側枠形鉄筋31
の前辺部右側面に接触したりするほか、下側板55が左
右枠形鉄筋31の前辺部間に介在する。したがって左右
枠形鉄筋31の各前辺部は、基板53、両側板54a・
54b、下側板55により取り囲まれてクランブ部材5
2により保持される。また、基板53の裏面から突出し
ている連結棒56は、図4(B)(C)の水平部分が左
右枠形鉄筋31の前辺部間から上方前側棒状鉄筋21下
を潜り、同図の垂直部分が左右枠形鉄筋31の上辺部間
に介入してこの間を上方へ突き抜けるものとなる。つぎ
に、緊締用具51のクランブ部材58が、その基板59
の通孔60を連結棒56の垂直部分で貫通されながら左
右枠形鉄筋31の上辺部にわたって被される。こうした
ときのクランブ部材58は図4(B)(C)のように、
基板59の裏面が両枠形鉄筋31の上辺部上面に接触
し、両側板54a・54bの各裏面が左側枠形鉄筋31
の上辺部左側面・右側枠形鉄筋31の上辺部右側面に接
触する。したがって左右枠形鉄筋31の各上辺部もクラ
ンブ部材58により保持される。その後、連結棒56の
雄ネジ57に施されたナット62が強く締め付けられ
る。この締付力により、両クランブ部材52・58相互
が強く引き寄せられるので、各棒状鉄筋21と各枠形鉄
筋31との交差した部分は緊締用具51を介して強固に
固定される。これは両枠形鉄筋31の上方後側隅部・下
方前側隅部・下方後側隅部などにおいても、上方後側棒
状鉄筋21・下方前側棒状鉄筋21・下方後側棒状鉄筋
21と各枠形鉄筋31の上辺部・下辺部との交差した部
分が、緊締用具51を介して上記と実質的に同じ態様で
固定される(ただし緊締用具51の向きは異なる)。し
たがってこれらの固定態様については、上記を参照する
ことにより省略する。
【0033】図4の緊締用具51においてはクランブ部
材52の基板53と連結棒56とが一体化されている
が、これらは別体のものであってもよい。このような別
体構成の一例としては、基板53の板面に通孔が形成さ
れたり連結棒56の基端部(雄ネジ57の反対側)外周
面に雄ネジを形成されたりして、両者がナットで連結さ
れる。すなわち、連結棒56の雄ネジ付き基端部にスト
ッパ用のナット(一個または二個)をねじ込んでおき、
こうしてから、連結棒56の雄ネジ付き基端部を基板5
3の通孔に通し(ただし基板53の裏面から表面に向け
て)、その後、基板53を貫通した連結棒56の雄ネジ
付き基端部に締付用のナット(一個または二個)をねじ
込む。他の一例として、ストッパ用のナットに代えて連
結棒56の基端部にストッパ用のフランジが形成される
こともある。図4の緊締用具51においてクランブ部材
52の基板53と連結棒56とが別体であるときには、
前述した鉄筋相互の固定において、クランブ部材58を
先行して両枠形鉄筋31の上辺部に被せ、クランブ部材
52を後行して両枠形鉄筋31の前辺部にあてがうとい
った作業手順をとることができる。
【0034】図5に例示された緊締用具71は番線と俗
称されている金属製の結束線からなる。このような緊締
用具71は自由に塑性変形させることができる。したが
って当該緊締用具71を用いて各棒状鉄筋21と各枠形
鉄筋31との交差した部分を固定するときには、これを
所定の箇所に巻き掛けて締め付ければよい。
【0035】つぎに、本発明に係る二重組立鉄筋の一実
施形態として図6・図7に例示されたものを説明する。
【0036】図6・図7の二重組立鉄筋12は、相対的
に大きな組立鉄筋11Aと相対的に小さな組立鉄筋11
Bとが、大きいのもを外側、小さいのもを内側にして組
み合わされている。大きな組立鉄筋11Aにおいては、
四本の棒状鉄筋21aが既述の四点配置で互いに並列し
ているとともに多数の枠形鉄筋31aが既述のトラス配
列で棒状鉄筋21aの長さ方向沿いに分布している。小
さな組立鉄筋11Bにおいても、四本の棒状鉄筋21b
が既述の四点配置で互いに並列しているとともに多数の
枠形鉄筋31bが既述のトラス配列で棒状鉄筋21bの
長さ方向沿いに分布している。外側の組立鉄筋11Aに
おける各棒状鉄筋21aと各枠形鉄筋31aとの交差部
や、内側の組立鉄筋11Bにおける各棒状鉄筋21bと
各枠形鉄筋31bとの交差部は、図3・図4・図7いず
れかの緊締用具41・51・71で固定されている。
【0037】二重組立鉄筋12においては、図6のごと
く、両組立鉄筋11A・11Bのトラス位相がずれてい
るために一方の枠形鉄筋31a群と他方の枠形鉄筋31
b群とがX状に交差している。図7を参照して、両組立
鉄筋11A・11Bの高さは同じであるが、これらの幅
については、組立鉄筋11Aの幅が組立鉄筋11Bの幅
を上回っている。
【0038】その他、図6・図7の実施形態に準じて、
三つ以上の組立鉄筋を組み合わせて多重組立鉄筋を構成
することもできる。
【0039】つぎに、本発明に係る組立鉄筋の前記以外
の実施形態として図8〜図11に例示されたものを説明
する。
【0040】図8の組立鉄筋11は、図1・図2のもの
において傾斜しない枠形鉄筋32が傾斜状態の両枠形鉄
筋31間に介在されたものである。傾斜しない枠形鉄筋
32は傾斜状態の枠形鉄筋31よりも縦方向の寸法が短
い。この例においては、緊締用具41・51・71のい
ずれか、または、緊締用具41と緊締用具71、あるい
は、緊締用具51と緊締用具71とにより、棒状鉄筋2
1と枠形鉄筋31との交差部が固定される。図8の組立
鉄筋11における他の事項は既述のものと同じかそれに
準ずる。
【0041】図9の組立鉄筋11は、トラス配列をなす
多数の枠形鉄筋31が楕円形の枠形を有する点で既述の
ものと異なる。この組立鉄筋11の各枠形鉄筋31が円
形の枠形である場合は、枠形鉄筋31が図9において楕
円形にみえる。この例において棒状鉄筋21と枠形鉄筋
31との交差部を緊締用具41・51で固定するのがむ
ずかしい場合には、緊締用具71によりこれらが固定さ
れる。図9の組立鉄筋11における他の事項は既述のも
のと同じかそれに準ずる。
【0042】図10の組立鉄筋11は、トラス配列をな
す多数の枠形鉄筋31が三角形・逆三角形の枠形を有す
る点で既述のものと異なる。この例での各枠形鉄筋31
は二等辺三角形の枠形をなしているが、各枠形鉄筋31
の枠形が正三角形をなしている場合もある。図10の組
立鉄筋11においては、三角形のものと逆三角形のもの
とが交互に繰り返すように各枠形鉄筋31が棒状鉄筋2
1の長さ方向沿いに分布している。この例において棒状
鉄筋21と枠形鉄筋31との交差部を緊締用具41・5
1で固定するのがむずかしい場合には、前記と同様、緊
締用具71を介してこれらが固定される。図10の組立
鉄筋11における他の事項は既述のものと同じかそれに
準ずる。
【0043】図11の組立鉄筋11は、二つを一対とす
る複数対の枠形鉄筋31が、一対ごとに隣接間隔をおい
て棒状鉄筋21の長さ方向沿いに分布している。この例
においては、緊締用具41・51・71のいずれか、ま
たは、緊締用具41と緊締用具71、あるいは、緊締用
具51と緊締用具71とにより、棒状鉄筋21と枠形鉄
筋31との交差部が固定される。図11の組立鉄筋11
における他の事項は既述のものと同じかそれに準ずる。
【0044】図を参照してこれまでに説明された組立鉄
筋11や二重組立鉄筋12の角枠形鉄筋31・31a・
31bは、三角形・四角形・円形(楕円形を含む)など
である。これら枠形鉄筋31・31a・31bとして
は、前述されたのもの以外の多角形や異形形状(例:直
線部分のみで形成されたもの・曲線部分のみで形成され
たもの・直線部分と曲線部分とで形成されたものなど)
も採用される。枠形鉄筋31・31a・31bとしてこ
のような形状のものが採用された場合でも、組立鉄筋1
1は既述の内容に準じて構成される。このほか、多角形
の枠形鉄筋31・31a・31bを一部の構成要素とす
る組立鉄筋11・11A・11Bにおいては、四角形・
六角形・八角形などのように偶数角をもつもが奇数角の
ものよりも鉄筋を組み立てやすい。図1〜図11で説明
された技術内容は、また、互換性のある範囲内において
各実施形態の組立鉄筋11に導入することができる。
【0045】図12に例示された鉄筋組立工法は、鉄筋
配列工程、鉄筋固定工程などを主要な工程とするもので
ある。一例として、図1・図2に示された組立鉄筋11
を当該方法でつくるときは以下のようになる。
【0046】図12(A)の「鉄筋配列工程」では、四
本の棒状鉄筋21を多数の枠形鉄筋31内に通した後、
各棒状鉄筋21の両端を支持してこれらを水平に保つ。
より具体的には各棒状鉄筋21の両端を上下二段型の間
隔保持台に載せるとか、脱着型の間隔保持具を各棒状鉄
筋21の両端に取り付けるとかして、これらを平行並列
させる。あるいは上位二本の棒状鉄筋21の両端を上記
の手段で水平支持し、下位二本の棒状鉄筋21を各枠形
鉄筋31で吊り支える。かくて四本の各棒状鉄筋21は
図2のような四点配置になる。これに対する各枠形鉄筋
31は、二つのものを一対として、棒状鉄筋21の長さ
方向沿いに等間隔で分布させる。この段階のとき、上位
二本の棒状鉄筋21が各枠形鉄筋31の上方前側隅部・
上方後側隅部に内接するが、下位二本の棒状鉄筋21は
各枠形鉄筋31の下方前側隅部・下方後側隅部に内接し
ていない。
【0047】図12(B)の「鉄筋固定工程」では、上
位二本の棒状鉄筋21と各対の枠形鉄筋31とが交差し
た部分において、これら棒状鉄筋21・枠形鉄筋31を
相互に固定する。この際の固定手段として緊締用具41
とか緊締用具51とか緊締用具71とかを用いたりする
ので、両鉄筋21・31の交差部が既述のように固定さ
れる。
【0048】図12(C)の「枠形鉄筋開放工程」で
は、各対の枠形鉄筋31における未固定の部分(先行固
定部の反対側)を下位二本の棒状鉄筋21と衝突する方
向に開き、これら下位二本の棒状鉄筋21を各枠形鉄筋
31の下方前側隅部・下方後側隅部に内接させる。こう
した場合には隣り合う枠形鉄筋31で立体トラスが形成
される。
【0049】図12(C)の「鉄筋固定工程」では、下
位二本の棒状鉄筋21と各対の枠形鉄筋31とが交差し
た部分において、これら棒状鉄筋21・枠形鉄筋31を
相互に固定する。この際の固定手段としても、緊締用具
41とか緊締用具51とか緊締用具71とかを用いたり
するので、両鉄筋21・31の交差部が既述のように固
定される。
【0050】上記各工程における各作業は、その一部に
ついて順序を入れ替えることができる。たとえば、図1
2(A)の「鉄筋配列工程」において、上位二本の棒状
鉄筋21と各対の枠形鉄筋31との交差した部分を固定
してから、下位二本の棒状鉄筋21を各枠形鉄筋31内
に通すことがある。また、枠形鉄筋31が多数対ある場
合において、四本の枠形鉄筋31を図12(C)の「P
1 →P2 →P3 」のように「上→上→下」の順に固定し
たり「上→下」の順に固定したりすることがある。
【0051】図6〜図11の各組立鉄筋11・12も、
図12を参照して述べた鉄筋組立工法をそのまま用いた
り、これの手順を一部変更して用いたりすることにより
つくることができる。これらのうち図6・図7の・二重
組立鉄筋12では、鉄筋配列工程のときに、一対の枠形
鉄筋31a・一対の枠形鉄筋31b・一対の枠形鉄筋3
1a・一対の枠形鉄筋31bといったようにこれらを交
互配置した後、四本の棒状鉄筋21aで各枠形鉄筋31
a内を貫通させたり、四本の棒状鉄筋21bで各枠形鉄
筋31b内を貫通貫通させたりするほか、鉄筋固定工程
において、組立鉄筋11A側の各交差部を優先的に固定
したり、または、組立鉄筋11B側の各交差部を優先的
に固定したり、あるいは、組立鉄筋11A側の交差部と
組立鉄筋11B側の交差部とを交互に固定したりする。
さらに図8の組立鉄筋11では、鉄筋配列工程のとき
に、枠形鉄筋31・枠形鉄筋32・枠形鉄筋31・枠形
鉄筋32といったようにこれらを交互配置する。
【0052】つぎに、本発明に係る水平材用ハーフプレ
キャスト鉄筋コンクリート構造物の各種実施形態とし
て、図13に例示されたものや図14に例示されたもの
を説明する。
【0053】図13のハーフプレキャスト鉄筋コンクリ
ート構造物81は、図6・図7に例示された二重組立鉄
筋12において、両組立鉄筋11A・11Bの下部と平
板状のプレキャストコンクリート82とが一体に結合さ
れたものである。このようなハーフプレキャスト鉄筋コ
ンクリート構造物81は、図1・図2の組立鉄筋11や
図8〜図11の各組立鉄筋11とこれの下部に結合され
るプレキャストコンクリート82とで構成することもで
きる。ただし組立鉄筋11の各角形鉄筋31が五角形以
上の多角形であったり円形(楕円形を含む)であったり
する場合には、プレキャストコンクリート82として断
面円弧形の板状のものとか多角形筒(五角形以上の筒
体)を縦割したような形状のものとかが採用される。
【0054】図14のハーフプレキャスト鉄筋コンクリ
ート構造物83は、図6・図7に例示された二重組立鉄
筋12と溝形中空のプレキャストコンクリート84とが
一体に結合されたものである。溝形中空のプレキャスト
コンクリート84は、下壁部85とその下壁部85の両
端より立ち上がる両側壁86a・86bとからなり、こ
れの下部すなわち両組立鉄筋11A・11Bの下部がプ
レキャストコンクリート84の下壁部85に埋め込まれ
ている。溝形中空のプレキャストコンクリート84の長
さ方向の両端にある端面は、通常、開放されたままであ
ることが多い。場合により、これら両端面のいずれか一
方または両方が端面壁で閉塞されていることもある。図
6・図7以外の組立鉄筋11も、これらが溝形中空のプ
レキャストコンクリート84と一体に結合されたときに
所定のハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構造物83
になる。
【0055】図13のハーフプレキャスト鉄筋コンクリ
ート構造物81は図15に例示されたような方法で製造
される。図15において上面を開放されている水平かつ
扁平な成形空間91は、コンクリート用型枠(底面用)
92と、該型枠92上の周囲に組み付けられたコンクリ
ート用型枠(両側面用)93a・93bおよび図示しな
いコンクリート用型枠(前後面用)とで形成されてい
る。この成形空間91内には、前記二重組立鉄筋12の
下部が嵌め込まれたりコンクリートモルタルが流し込ま
れたりするとともに、コンクリートモルタルが硬化する
までの間、これら二重組立鉄筋12を図示しない手段
(周知)で動かないように支持したりする。その後、硬
化したコンクリートモルタルが平板状プレキャストコン
クリート82になり、これと二重組立鉄筋12とが結合
一体化する。以下、上記各型枠を取り外すことにより、
図13のハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構造物8
1が得られる。図6・図7以外の組立鉄筋11を用いて
ハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構造物81を製造
するときも、上記と同様かまたはそれに準じた方法が採
用される。
【0056】図14のハーフプレキャスト鉄筋コンクリ
ート構造物83は図16に例示されたような方法で製造
される。図16のケースでは、たとえば図15の方法で
つくられた図13のハーフプレキャスト鉄筋コンクリー
ト構造物81が用いられる。この場合の一方(図13)
の構造体81のプレキャストコンクリート82は、他方
(図14)の構造体83の下壁部85と同じものであ
る。したがって図16においては、プレキャストコンク
リート82に該当する部分を下壁部85という。
【0057】図16を参照して明らかなように、下壁部
85の両側には、上面の開放された垂直かつ扁平な成形
空間94a・94bがある。一方の成形空間94aは、
二枚のコンクリート用型枠(内外壁面用)95a・96
aと図示しないコンクリート用型枠(前後端面用)とで
形成されている。他方の成形空間94bも同様に、二枚
のコンクリート用型枠(内外壁面用)95b・96bと
図示しないコンクリート用型枠(前後端面用)とで形成
されている。図16において、コンクリートモルタルが
両成形空間94a・94b内に流し込まれてこれが硬化
すると、下壁部85上の両側には、これと一体になった
両側壁86a・86bができあがる。以下、各型枠を取
り外すことにより図14のハーフプレキャスト鉄筋コン
クリート構造物83が得られる。図6・図7以外の組立
鉄筋11を用いてハーフプレキャスト鉄筋コンクリート
構造物83を製造するときも、上記と同様またはそれに
準じた方法が採用される。
【0058】つぎに、本発明に係る鉄筋コンクリート構
造物の一実施形態を図17に基づいて説明する。
【0059】図17に例示された鉄筋コンクリート構造
物101は、断面四角形の充実したコンクリート102
とこれの内部に埋め込まれ他二重組立鉄筋12とで構成
されている。既述の内容から理解できるように、このよ
うな鉄筋コンクリート構造物101においては、図6・
図7の二重組立鉄筋12に代えて他の組立鉄筋11がコ
ンクリート102内に埋め込まれることもある。図17
の鉄筋コンクリート構造物101やこれに類した鉄筋コ
ンクリート構造物は、また、図13・図14に例示され
たハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構造物81・8
3などを利用して簡単につくることができる。または、
複数のコンクリート用型枠で形成された成形空間内に前
記任意の組立鉄筋を入れ、ここにコンクリートモルタル
を流し込むことによっても、このような鉄筋コンクリー
ト構造物をつくることができる。その他、図10の組立
鉄筋11を利用する場合には、断面円形の鉄筋コンクリ
ート構造物が得られる。
【0060】つぎに、本発明に係る本発明に係る鉄筋コ
ンクリート構造物の構築法として図18〜図20に例示
されたものを説明する。
【0061】図18〜図20に例示されたものは、鉄筋
コンクリート構造梁(水平構造材)を二つの柱(垂直構
造材)201a・201b間にわたって構築するための
工法である。一方の柱201aの上部(柱頭)側には、
複数枚のコンクリート用型枠301a〜301dを介し
て四角形に囲われたコンクリートモルタル充填用の空間
(充填空間)302があり、一方の柱201aの上面か
ら突出した鉄筋202が充填空間302を貫通してい
る。充填空間302の内側面を形成しているコンクリー
ト用型枠301bには、該充填空間302を梁用の充填
空間(後述)と連通させるための開放部がある。他方の
柱201bの上部(柱頭)側も、一方の柱201aとの
対称性をもってこれと同様になっているが、この柱20
1b側のコンクリート用型枠などは図示省略されてい
る。この工法においては梁の予成形体として図13のハ
ーフプレキャスト鉄筋コンクリート構造物81が用いら
れ、これにコンクリート用型枠が組み付けられる。すな
わち図18〜図20のように、固定具・連結棒・スペー
サ金具・その他を用いる周知の手段で一対のコンクリー
ト用型枠303a・303bがプレキャストコンクリー
ト82の両側に組み付けられる。これらプレキャストコ
ンクリート82・コンクリート用型枠303a・303
bで囲われた溝形部分は、梁用の充填空間304とな
る。こうしてコンクリート用型枠303a・303bを
組み付けられたハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構
造物81は、クレーンおよび/または他の物揚げ手段で
水平に吊り支えられながら両柱201a・201bの柱
頭間にわたって介在される。この介在状態のとき、ハー
フプレキャスト鉄筋コンクリート構造物81の両端から
突出している各棒状鉄筋21a・21bの両端が一方の
柱201a上の充填空間302や他方の柱201b上の
充填空間(図示せず)にそれぞれ介入する。また、この
時点では、両コンクリート用型枠303a・303bの
両端が一方の柱201a側のコンクリート用型枠301
bや他方の柱201b側のそれと連結される。しかる
後、一方の柱201a上の充填空間302・梁形成用の
充填空間304・他方の柱201b上の充填空間(図示
せず)にコンクリートモルタルが流し込まれるのであ
る。このコンクリートモルタル充填後、所定の時間が経
過して各充填空間のコンクリートが硬化すると、両柱2
01a・201bと一体になった鉄筋コンクリート構造
梁(水平構造材)ができあがる。かかる梁の断面構造
は、図17に例示した鉄筋コンクリート構造物のそれと
同じである。
【0062】上記の工法においては、図14のハーフプ
レキャスト鉄筋コンクリート構造物83が用いられるこ
ともある。このケースでは、コンクリート用型枠303
a・303bを組み付けるための作業が不要である。そ
の他、ハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構造物81
・83における組立鉄筋が図6・図7以外のものである
ときも、上記のような工法で鉄筋コンクリート構造梁
(水平構造材)を構築することができる。
【0063】本発明に係る各種の技術は、たとえば、建
築の分野・土木の分野などでの各種建築物・各種構築物
において、鉄筋を内蔵したコンクリート構造物をつくる
ときに有用なものである。これらの技術は、梁のような
水平構造材をつくるときに最適であるといえるが、柱の
ような垂直構造材をつくるときにも適用できるものであ
る。
【0064】
【発明の効果】本発明に係る組立鉄筋は、棒状鉄筋の長
さ方向沿いにトラス配列された枠形鉄筋を有するもので
あるから、そのトラスに依存して高強度を発揮する。し
かも、これらの鉄筋で構成される当該組立鉄筋の場合
は、鉄筋の曲げ加工や鉄筋相互の溶接が不要であるため
に組立易度が高く、現場などにおいても簡単に組み立て
ることができる。本発明の組立鉄筋においてとくに重要
なことは、棒状鉄筋と枠形鉄筋とが緊締用具を介して相
互に固定されていること、すなわち、溶接部分が全くな
いことである。このような組立鉄筋の場合は、溶接に起
因にした断面欠損が各鉄筋になく、これら鉄筋すべてが
構造体としての評価を受けるために無駄な鉄筋が生じな
い。これは鉄筋すべての有効利用ということであり、コ
ストダウンにつながる。
【0065】本発明に係る二重組立鉄筋は、上記組立鉄
筋が二つ組み合わされたものであるから、上記と同様の
効果を有するのはもちろんのこと、組立鉄筋としての強
度がさらに高まる。
【0066】本発明に係る組立鉄筋工法は、棒状鉄筋・
枠形鉄筋などを鉄筋配列工程において棒状鉄筋・枠形鉄
筋などを配列したり、鉄筋開放工程において枠形鉄筋を
開いたり、鉄筋固定工程においてこれら鉄筋相互を固定
したりするだけのものであるから、高強度かつ経済的な
組立鉄筋が簡単に得られる。
【0067】本発明に係る水平材用のハーフプレキャス
ト鉄筋コンクリート構造物は、上記組立鉄筋の一部とプ
レキャストコンクリートとが結合一体化されたものであ
るから、経済的であったり現場でも簡単につくることが
できたりするほか、脆弱なプレキャストコンクリートの
破損防止が組立鉄筋により保証される。したがって、こ
れの取扱中にコンクリート破損が起こりがたい。
【0068】本発明に係る鉄筋コンクリート構造物は、
上記組立鉄筋がコンクリート中に埋め込まれてこれが一
体になったものであるから、安価にして強度が高く、こ
れの耐久性が増す。
【0069】本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の構
築法は、既述のハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構
造物を用いて高強度の鉄筋コンクリート構造物を構築す
るというものである。したがって、鉄筋工事からコンク
リート工事までの各作業についいて、労力・時間・材料
を節減しながらこれらを実施することができる。とくに
プレキャストコンクリートの破損や変形が組立鉄筋によ
り阻止され、そのために支保工が不要になるから、鉄筋
コンクリート構造梁(水平構造材)の構築に際してはス
ラブ下や梁下のスペースを大きくとることができ、ま
た、現場での合理的な作業を実現させたり工事費用を減
額させたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組立鉄筋の一実施形態(第一の実
施形態)を略示した斜視図である。
【図2】図1に略示した組立鉄筋の端面図である。
【図3】図1・図2の組立鉄筋において鉄筋相互の固定
するために用いられる緊締用具の一例を示した分解斜視
図とその緊締用具を介して固定された組立鉄筋の要部を
示した正面図および側面図である。
【図4】図1・図2の組立鉄筋において鉄筋相互の固定
するために用いられる緊締用具の他の一例を示した分解
斜視図とその緊締用具を介して固定された組立鉄筋の要
部を示した正面図および側面図である。
【図5】図1・図2の組立鉄筋において鉄筋相互の固定
するために用いられる緊締用具の別の一例を示した斜視
図である。
【図6】本発明に係る組立鉄筋の他の一実施形態(第二
の実施形態)を略示した正面図である。
【図7】図6に略示した組立鉄筋の端面図である。
【図8】本発明に係る組立鉄筋について前記以外の一実
施形態(第三の実施形態)を略示した正面図である。
【図9】本発明に係る組立鉄筋について前記以外の一実
施形態(第四の実施形態)を略示した正面図である。
【図10】本発明に係る組立鉄筋について前記以外の一
実施形態(第五の実施形態)を略示した端面図である。
【図11】本発明に係る組立鉄筋について前記以外の一
実施形態(第六の実施形態)を略示した端面図である。
【図12】本発明に係る鉄筋組立工法の一実施形態を工
程順に略示した正面図である。
【図13】本発明に係る水平材用ハーフプレキャスト鉄
筋コンクリート構造物の一実施形態を示した断面図であ
る。
【図14】本発明に係る係る水平材用ハーフプレキャス
ト鉄筋コンクリート構造物の他の一実施形態を示した断
面図である。
【図15】図14に例示したハーフプレキャスト鉄筋コ
ンクリート構造物の製造方法を略示した断面図である。
【図16】図15に例示したハーフプレキャスト鉄筋コ
ンクリート構造物の製造方法を略示した断面図である。
【図17】本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の一実
施形態を示した断面図である。
【図18】本発明に係る鉄筋コンクリート構造物の構築
法についてこれの一実施形態を略示した平面図である。
【図19】図18に略示された工法の正面図である。
【図20】図18に略示された工法の断面図である。
【符号の説明】
11 組立鉄筋 11A 組立鉄筋 11B 組立鉄筋 12 二重組立鉄筋 13 トラス開閉部 14 トラス開閉部 21 棒状鉄筋 21a 棒状鉄筋 21b 棒状鉄筋 31 枠形鉄筋 31a 枠形鉄筋 31b 枠形鉄筋 32 枠形鉄筋 41 緊締用具 42 二股脚 43a ネジ棒 43b ネジ棒 44a 雄ネジ 44b 雄ネジ 45 閉じ板 46a 通孔 46b 通孔 47a ナット 47b ナット 51 緊締用具 52 クランブ部材 53 基板 54a 側板 54b 側板 55 下側板 56 連結棒 57 雄ネジ 58 クランブ部材 59 基板 60 通孔 61a 側板 61b 側板 62 ナット 71 緊締用具 81 ハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構造物 82 ハーフプレキャストコンクリート 83 ハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構造物 84 ハーフプレキャストコンクリート 85 下壁部 86a 側壁 86b 側壁 91 成形空間 92 コンクリート用型枠 93a コンクリート用型枠 93b コンクリート用型枠 94a 成形空間 94b 成形空間 95a コンクリート用型枠 95b コンクリート用型枠 96a コンクリート用型枠 96b コンクリート用型枠 101 鉄筋コンクリート構造物 102 コンクリート 201a 柱 201b 柱 202 鉄筋 301a コンクリート用型枠 301b コンクリート用型枠 301c コンクリート用型枠 301d コンクリート用型枠 302 充填空間 303a コンクリート用型枠 303b コンクリート用型枠 304 充填空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 礒 健一 東京都港区赤坂4丁目9番9号 日本国土 開発株式会社内 (72)発明者 永尾 眞 東京都千代田区富士見2丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに並列した複数の棒状鉄筋と、トラ
    ス配列をなして棒状鉄筋の長さ方向沿いに分布する複数
    の枠形鉄筋とを備えていること、および、一部の棒状鉄
    筋が各枠形鉄筋の一方のトラス開閉部側に内接してこれ
    ら枠形鉄筋の枠内を貫通しているとともに、他の一部の
    棒状鉄筋が各枠形鉄筋の他方のトラス開閉部側に内接し
    てこれら枠形鉄筋の枠内を貫通していること、および、
    棒状鉄筋と枠形鉄筋との交差した部分においてこれら棒
    状鉄筋・枠形鉄筋が緊締用具を介して相互に固定されて
    いることを特徴とする組立鉄筋。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された組立鉄筋として相
    対的に大きいものと相対的に小さいものとを有し、これ
    ら組立鉄筋が、大きいものを外側、小さいものを内側に
    して一体に組み合わされていること特徴とする二重組立
    鉄筋。
  3. 【請求項3】 枠形鉄筋が正方形・長方形・円形(楕円
    形を含む)のうちから選ばれた任意の枠形状を有する請
    求項1または2記載の組立鉄筋。
  4. 【請求項4】 緊締用具が締付金具および/または金属
    製の結束線材である請求項1または2記載の組立鉄筋。
  5. 【請求項5】 一方の棒状鉄筋と他方の棒状鉄筋とを複
    数対の枠形鉄筋内に通したり、一方の棒状鉄筋と他方の
    棒状鉄筋との間に間隔をおいてこれらを互いに並列させ
    たり、一方の棒状鉄筋を各枠形鉄筋に内接させたり、枠
    形鉄筋相互を重なり合わせて一対のものとした各対の枠
    形鉄筋を棒状鉄筋の長さ方向沿いに分布させたりする鉄
    筋配列工程、および、一方の棒状鉄筋と各対の枠形鉄筋
    とが交差した部分においてこれら棒状鉄筋・枠形鉄筋を
    相互に固定する鉄筋固定工程、および、各対の枠形鉄筋
    において先に固定された部分の反対側を他方の棒状鉄筋
    と衝突する方向に開いて他方の棒状鉄筋を各枠形鉄筋に
    内接させる枠形鉄筋開放工程、および、他方の棒状鉄筋
    と各対の枠形鉄筋とが交差した部分においてこれら棒状
    鉄筋・枠形鉄筋を相互に固定する鉄筋固定工程を備えて
    いることを特徴とする鉄筋組立工法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4いずれかに記載された組立
    鉄筋がコンクリート中に埋め込まれてこれら組立鉄筋と
    コンクリートとが一体になっていることを特徴とする鉄
    筋コンクリート構造物。
  7. 【請求項7】 横に長い組立鉄筋が請求項1〜4いずれ
    かに記載されたものからなり、この組立鉄筋の長い下面
    側にプレキャストコンクリートが結合されて一部の棒状
    鉄筋と各枠形鉄筋の一部分とがプレキャストコンクリー
    ト中に埋め込まれていることを特徴とする水平材用ハー
    フプレキャスト鉄筋コンクリート構造物。
  8. 【請求項8】 プレキャストコンクリートが板状をなし
    ている請求項7記載の水平材用ハーフプレキャスト鉄筋
    コンクリート構造物。
  9. 【請求項9】 プレキャストコンクリートが中空形状を
    有する請求項7または8記載の水平材用ハーフプレキャ
    スト鉄筋コンクリート構造物。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれかに記載された
    水平材用ハーフプレキャスト鉄筋コンクリート構造物の
    両側面にコンクリート用型枠を組み付け、こうしたもの
    を二つの垂直構造材間にわたって介在させた後、プレキ
    ャストコンクリートと両コンクリート用型枠とで囲われ
    た空間にコンクリートを打設することを特徴とする鉄筋
    コンクリート構造物の構築法。
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