JP2547884Y2 - 組立式水槽 - Google Patents

組立式水槽

Info

Publication number
JP2547884Y2
JP2547884Y2 JP1992013982U JP1398292U JP2547884Y2 JP 2547884 Y2 JP2547884 Y2 JP 2547884Y2 JP 1992013982 U JP1992013982 U JP 1992013982U JP 1398292 U JP1398292 U JP 1398292U JP 2547884 Y2 JP2547884 Y2 JP 2547884Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
water tank
reinforcing bar
support
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992013982U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0616297U (ja
Inventor
武昌 早坂
Original Assignee
前田製管 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 前田製管 株式会社 filed Critical 前田製管 株式会社
Priority to JP1992013982U priority Critical patent/JP2547884Y2/ja
Publication of JPH0616297U publication Critical patent/JPH0616297U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547884Y2 publication Critical patent/JP2547884Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、排水処理などに使用す
る組立式水槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種水槽として、複数個のプレキャス
ト製のブロックを組み合わせて構築するようにした組立
式のものは、例えば実開昭58−46794号公報に開
示された貯水槽など、従来より多数提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】然し乍ら、上記のよ
うな従来の組立式水槽では、側壁ブロックの連結部材、
特に側壁ブロックが二方向或いは三方向に接続するコー
ナー部では、夫々構造の異なる少なくとも二種類の連結
用ブロックを使用しなければならないこと、鋼棒を緊張
して全体を一体に連結するような構造の場合、このコー
ナー部に設置する連結部材に大きな水平加重がかかるた
め、横断面L字形或いはT字形とした肉圧が厚く、且つ
比較的大型のものになるといった諸問題点があった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本考案は、上記のよう
な従来の諸問題点を解決するためになされたもので、支
柱ブロックと側壁ブロックの二種類だけの部材で構築す
ることが出来、且つ比較的細く重量の軽いコーナー部の
接続部材で構築することができるものを提供することを
目的としたものであり、その要旨は、正方形状の底盤部
に横断面十字形状の突出部を有する支柱部を立設すると
ゝもに、該突出部の各接合端面を夫々前記底盤部の各接
合端面と面一に形成し、前記支柱部に互いに対向する前
記突出部間を貫通した横孔を穿設してなる水槽構築用支
柱ブロックと、側端面から鉄筋を突出せしめた長方形状
の底盤部に直立壁部を立設するとゝもに、この直立壁部
には接合端面間を貫通した横孔を穿設してなる側壁ブロ
ックとからなり、構築する水槽のコーナー部に立設した
前記支柱ブロックと、該支柱ブロック間に配設した前記
側壁ブロックとを、夫々前記各接合端面を接合して前記
横孔内に挿通したPC鋼棒で緊張連結して側壁を形成す
るとゝもに、側壁ブロックの底盤部より突出した前記鉄
筋と組立鉄筋とを接合して形成した配筋部にコンクリー
トを打設して構築する底版とからなることを特徴とする
組立式水槽にある。
【0005】
【実施例】以下、本考案を図1乃至図5に示す実施例に
基づき詳細に説明するに、図1において、1は本考案に
係る組立式水槽で、同一形状の二つの水槽1A,1Bを
並列して形成した水槽の実施例であり、外周側壁2Aと
間仕切側壁2B及びこの側壁2A,2Bで囲まれた底版
3とから形成されている。
【0006】4は前記側壁2A,2Bのコーナー部に使
用する支柱ブロックで、図2に示すように、正方形状の
底盤部5とその上方に立設した横断面十字状の突出部6
を備えた支柱部7とから構成され、この各突出部6の接
合端面6aは前記底盤部5の接合端面5aと夫々同一面
となるよう形成されている。そして、前記支柱部7には
夫々対向する突出部6と6との間に貫通した横孔8a及
び8bが夫々穿設されており、この互いに直交する横孔
8a及び8bは前記支柱部7の内部において互いに交差
しないよう上下にずらした位置に形成されている。
【0007】9は前記側壁2A,2Bとして使用する側
壁ブロックで、図2に示すように、長方形状の底盤部1
0と、該底盤部10の上方に立設した直立壁部11とか
ら構成されており、該直立壁部11にはその接合端面1
1a間に貫通した横孔12が前記支柱ブロック4に形成
した横孔8a又は8bと対峙する位置にそれぞれ穿設さ
れている。そして、前記底盤部10の側端面10aには
その内部に配設した鉄筋13が水平状態で突出してお
り、これを外周側壁2Aとして使用する側壁ブロックに
あっては一方の側端面10aにのみ、又間仕切側壁2B
として使用するものにあっては両方の側端面10aに夫
々前記鉄筋13が突出している。
【0008】なお、図中14は前記横孔8a,8b,1
2に挿通するPC鋼棒で、15は該PC鋼棒14を緊張
して定着するナット、16は底版3内の組立鉄筋で、1
7は現場打ちコンクリート、18は玉石、19は基礎で
ある。
【0009】そこで、水槽1を構築する場合は、図3乃
至図5に示すように、先ず水槽1を設置する場所に玉石
18を敷き、その上部に均しコンクリートを打設して基
礎19を形成する。そして、構築する水槽1のコーナー
部及び間仕切壁2Bの外周側壁2Aとの接続部に、前記
支柱ブロック4をその底盤部10において前記基礎19
の上に夫々設置する。
【0010】つぎに、前記各支柱ブロック4,4間に側
壁ブロック9を複数個配設し、該側壁ブロック9の接合
端面11a同士及び接合端面11aと支柱ブロック4の
接合端面5a,6aとを夫々面接させ、外周側壁2A及
び間仕切側壁2Bを夫々形成する。この際、各ブロック
4,9の接合端面5a.6a,11a間には連結部の自
由度を確保するために所定巾の目地隙間20を作ってお
く。
【0011】そして、PC鋼棒14を各ブロック4,9
の横孔8a,8b,12内に挿通して連結するとゝも
に、支柱ブロック4の露出している端面5a,6aにお
いて、PC鋼棒14の突出端部にナット15を螺合して
仮止めしておき、その後上記各ブロック4,9間の前記
目地間隙20に目地用型枠等を当てて目地コンクリート
を詰め、この目地コンクリートがある程度硬化した後前
記PC鋼棒14を緊張して各ブロック4,9を一体に連
結する。
【0012】次に、予め所要寸法に組立てた底版3用の
組立鉄筋16を、前記側壁2A,2Bで囲まれた槽1
A,1Bの底部に夫々設置し、前記組立鉄筋16の端部
を前記側壁ブロック9の底盤部10より突出した鉄筋1
3と溶接又は重ね合わせにより接合する。そして、この
組立鉄筋16の上からコンクリート17を打設し、側壁
ブロック9と一体化した底版3を形成する。そして、必
要に応じて、前記各ブロック4,9間の接合部には樹脂
系コーキングを施して仕上げをする。
【0013】
【考案の効果】本考案に係る組立水槽は、上記のよう
に、正方形状の底盤部に横断面十字形状の突出部を有す
る支柱部を立設するとゝもに、該突出部の各接合端面を
夫々前記底盤部の各接合端面と面一に形成し、前記支柱
部に互いに対向する前記突出部間を貫通した横孔を穿設
してなる水槽構築用支柱ブロックと、側端面から鉄筋を
突出せしめた長方形状の底盤部に直立壁部を立設すると
ゝもに、この直立壁部には接合端面間を貫通した横孔を
穿設してなる側壁ブロックとからなり、構築する水槽の
コーナー部に立設した前記支柱ブロックと、該支柱ブロ
ック間に配設した前記側壁ブロックとを、夫々前記各接
合端面を接合して前記各横孔内に挿通したPC鋼棒で緊
張連結して側壁を形成するとゝもに、側壁ブロックの底
盤部より突出した前記鉄筋と組立鉄筋とを接合して形成
した配筋部にコンクリートを打設して構築する底版とか
らなる構成であるから、支柱ブロックと側壁ブロックの
二種類だけの少ない部品点数で構築することが出来、製
品の管理,搬送及び組立作業等を能率的に行うことが出
来るとゝもに、その組み合わせにより大きさの異なる種
々の水槽を自在に構築することができる。また、PC鋼
棒を緊張して側壁を構築する際、コーナー部、特に四隅
部に立設した前記支柱ブロックの支柱部にはかなり大き
な水平加重がかかるが、該支柱部は横断面十字形状の突
出部で形成されているため、断面積がそれ程大きくなく
とも前記水平加重に十分に耐えることができ、緊張方向
へ撓むことがない。したがって、支柱部の横断面積が小
さい比較的細いもので賄えるため材料の節減を図ること
ができるとゝもに、支柱部の接合端面と側壁ブロックの
接合端面との間に前記支柱部の撓みによる隙間が形成さ
れることがないので、確実な止水構造を備えた全体が一
体構造となる水槽を構築することができる、といった諸
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る組立式水槽の平面図である
【図2】支柱ブロック及び側壁ブロックの斜視図であ
る。
【図3】図1のII−II線断面図である。
【図4】図1のIII −III 線断面図である。
【図5】部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 組立式水槽 2A 外周側壁 2B 間仕切側壁 3 底版 4 支柱ブロック 5 底盤部 5a 接合端面 6 突出部 6a 接合端面 7 支柱部 8a 横孔 8b 横孔 9 側壁ブロック 10 底盤部 11 直立壁部 11a 接合端面 12 横孔 13 鉄筋 14 PC鋼棒 15 ナット 16 組立鉄筋 17 コンクリート 19 基礎 20 目地間隙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正方形状の底盤部に横断面十字形状の突
    出部を有する支柱部を立設するとゝもに、該突出部の各
    接合端面を夫々前記底盤部の各接合端面と面一に形成
    し、前記支柱部に互いに対向する前記突出部間を貫通し
    た横孔を穿設してなる水槽構築用支柱ブロックと、側端
    面から鉄筋を突出せしめた長方形状の底盤部に直立壁部
    を立設するとゝもに、この直立壁部には接合端面間を貫
    通した横孔を穿設してなる側壁ブロックとからなり、構
    築する水槽のコーナー部に立設した前記支柱ブロック
    と、該支柱ブロック間に配設した前記側壁ブロックと
    を、夫々前記各接合端面を接合して前記横孔内に挿通し
    たPC鋼棒で緊張連結して側壁を形成するとゝもに、側
    壁ブロックの底盤部より突出した前記鉄筋と組立鉄筋と
    を接合して形成した配筋部にコンクリートを打設して構
    築する底版とからなることを特徴とする組立式水槽。
JP1992013982U 1992-02-14 1992-02-14 組立式水槽 Expired - Lifetime JP2547884Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992013982U JP2547884Y2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 組立式水槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992013982U JP2547884Y2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 組立式水槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0616297U JPH0616297U (ja) 1994-03-01
JP2547884Y2 true JP2547884Y2 (ja) 1997-09-17

Family

ID=11848435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992013982U Expired - Lifetime JP2547884Y2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 組立式水槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2547884Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5348559B2 (ja) * 2009-12-14 2013-11-20 清水建設株式会社 地上式低温タンク及びその構築方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567259Y2 (ja) * 1978-07-11 1981-02-17
JPS56141718A (en) * 1980-04-04 1981-11-05 Tokyo Shibaura Electric Co Signal synchronizing system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0616297U (ja) 1994-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2547884Y2 (ja) 組立式水槽
JPH1068162A (ja) 貯水槽構成部材及びそれを用いた貯水槽
JP3315492B2 (ja) 床梁構法
JP3039295B2 (ja) 混合構造物のプレハブ部材の製造方法
JP4105820B2 (ja) 柱脚構造及び建物ユニット
JP2977367B2 (ja) ユニット式建物用のプレキャストコンクリートブロック基礎
JP2579838B2 (ja) 建造物における柱体と梁体の構築工法
JP2000248678A (ja) せん断補強部材、ハーフpc部材、およびそれを用いた床スラブと壁体の施工方法
JPH0270850A (ja) Pc合せ梁及び同合せ梁による施工法
JPH06341167A (ja) コンクリート構造体の施工方法
KR100402659B1 (ko) 격자형 프리캐스트 콘크리트 보
JPH07139054A (ja) プレキャストコンクリート壁版の接合方法
JPS6195136A (ja) プレキヤスト鉄筋コンクリ−トユニツトによる多層建築物骨組の構築方法
JP2931158B2 (ja) コンクリート製組立型地下室の躯体構造
JP2916494B2 (ja) 柱と梁との構築方法
JPH04323417A (ja) 基礎構造
JPH0842027A (ja) Rc造厚壁と鉄骨梁との仕口およびその仕口構法
JP3312945B2 (ja) コンクリート構造体の構築方法
JPH0711719A (ja) 耐震壁用プレキャストブロック
JP2709551B2 (ja) プレファブ基礎部材とその施工方法
JPH0617482A (ja) 建築用鋼板製永久型枠
JPH07139068A (ja) 半pc梁付き床版
JPH0442411Y2 (ja)
JPH0432904B2 (ja)
JPH0641984A (ja) ユニット式建物のプレキャストコンクリートブロック基礎

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term