JPH1020375A - カメラの手動式フィルム巻上装置 - Google Patents

カメラの手動式フィルム巻上装置

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JPH1020375A
JPH1020375A JP8198372A JP19837296A JPH1020375A JP H1020375 A JPH1020375 A JP H1020375A JP 8198372 A JP8198372 A JP 8198372A JP 19837296 A JP19837296 A JP 19837296A JP H1020375 A JPH1020375 A JP H1020375A
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JP
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winding
lever
battery
film
hoisting
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JP8198372A
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Masakatsu Hori
真克 堀
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 電池が寿命に達していたり抜き取られてい
たりしても、無駄なフィルム送りを防止し、安定したフ
ィルム送りを可能にする。 【解決手段】 電池収納部3への電池4の存否に応じて
作動する電池存否検知機構80を設け、電池4が電池収
納部3に存在しない時またはフィルムの巻き上げ途中で
電池を抜き取った時に、電池存否検知レバー801、第
1及び第2電池存否伝達レバー802、803が作動し
て巻上防止機構70の第1巻上ロックレバー701をラ
チエット爪202の第1の方向への傾動を規制する位置
に揺動させ、この傾動規制位置を、第2巻上ロックレバ
ー702を介してロック制御手段703のマグネット7
03Bに吸着することで巻上レバー10の巻き上げ操作
のできないリセット状態に保持する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの手動式フ
ィルム巻上装置に関し、特にブローニー判カメラのよう
に、手動巻上機構及び該手動巻上機構の巻き上げ操作に
連動してチャージされるフォーカルプレーンシャッタと
クイックリターンミラーを有するカメラの手動式フィル
ム巻上装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブローニー判のカメラには、一般に手動
式のフィルム巻上機構が利用され、この巻上機構に連動
してフォーカルプレーンシャッタ及びクイックリターン
ミラーをチャージするようになっている。従来、このよ
うなブローニー判のカメラは、巻上レバーを操作するこ
とにより巻き上げられるフィルムの送り量をローラの回
転に置き換え、このローラの回転が所定の回転量(1駒
分のフィルム送り量)に達した時に、巻上レバーが最終
操作端に達していなくとも、フィルム巻取スプールに巻
き止めを掛けて1駒分以上の余分なフィルムが巻き取ら
れないようにするフィルム巻き止め機構、巻上レバーの
操作で1駒分のフィルムが巻き上げられた後は、レリー
ズされない限り巻上レバーの巻き上げ操作を禁止する二
重巻上防止機構、及びカメラに装填されたブローニー判
フィルムの裏紙に形成したスタートマークをカメラボデ
ィの指標に合わせて裏蓋を閉じた後、フォーカルプレー
ンシャッタ及びクイックリターンミラーをチャージさせ
ることなく、巻上レバーの巻き上げ操作でスタートマー
クから最初の1駒目のフィルムがアパーチャに位置され
る1巻上手前まで空送りするための機構を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のブローニー判カメラにおけるフィルム巻き止め
機構、二重巻上防止機構及びフィルム空送り機構を全て
レバーや歯車列等により機械的に構成した場合、その構
造は複雑になり、構成部品数も多くなってコスト高にな
る。特に巻上レバーの巻き上げ操作角度が一定であるの
に対し、巻上レバーの巻き上げ操作に連動して回転され
るフィルム巻取りスプールの巻き径は、フィルムが巻き
取られるにつれて大きくなるため、フィルムの送り量を
機械的な手段のみで検知してフィルム巻き止め機構を作
動させるようにすると、フィルム送り量検知機構を含め
たフィルム巻き止め機構が更に複雑になり、その部品精
度が影響して安定したフィルム送りが期待できない。
【0004】そこで、フィルムの送り量をフォトインタ
ラプタ等を用いて電気的に検出し、この電気信号を利用
してフィルム巻き止め機構あるいは二重巻上防止機構を
電気的に制御することにより、上述の問題を解決でき
る。しかるに、フィルム巻き止め機構あるいは二重巻上
防止機構を電気的に制御しようとすると、電源が必要に
なり、この電源には、一般に電池が使用される。しかし
ながら、この種の電池には寿命があるため、電池が寿命
に達していたり、あるいは電池がカメラから抜き取られ
ていたりすると、フィルム巻き止め機構あるいは二重巻
上防止機構は機能せず、フィルムが無駄に巻き上げられ
てしまうという問題があった。
【0005】本発明は、上述の事情に鑑みなされたもの
であり、電池が寿命に達していたり抜き取られていたり
しても、無駄なフィルム送りを防止し、安定したフィル
ム送りを可能にしたカメラの手動式フィルム巻上装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、巻上レバーを巻き上げ開始端から巻き上げ
終端に巻き上げ操作し、この巻き上げ操作に連動してフ
ィルム巻上駆動系を動作させるカメラの手動式フィルム
巻上装置であって、前記巻上レバーと一体に回転される
ラチエットホイール及び該ラチエットホイールに係合す
るラチエット爪を有するラチエット機構と、カメラの電
池の存否に応じて作動する電池存否検知機構とを備え、
前記ラチエット爪は、前記巻上レバーの巻き上げ操作時
におけるラチエットホイールの回転により第1の方向に
傾動すると共に、前記巻上レバーの巻き上げ終端から巻
き上げ開始端への戻り時におけるラチエットホイールの
回転により前記第1の方向とは逆向きの第2の方向に傾
動するように構成され、前記電池存否検知機構が電池の
非存在を検知した時の該電池存否検知機構の動作に連動
し、前記ラチエット爪の第1の方向への傾動を規制して
前記ラチエットホイールの回転をロックし、フィルムの
巻き上げを防止する巻上防止機構を設け、前記ラチエッ
ト爪の第1の方向の傾動が規制された時に前記巻上防止
機構を、フィルムを巻き上げることができないリセット
状態に保持する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0007】本発明はまた、前記電池の容量をチェック
する電池容量チェック手段を設け、前記容量チェック手
段が前記電池の容量が規定値以上であると判断した時の
信号とシャッタレリーズ時に発生する信号とに基づいて
前記制御手段を制御することにより前記巻上防止機構の
リセット状態を解除するように構成されるものである。
本発明はまた、前記電池存否検知機構が、カメラへの電
池の挿脱に連動して進退する電池存否検知レバーと、前
記電池存否検知レバーの進退動作に連動して移動する第
1電池存否伝達レバーと、前記第1電池存否伝達レバー
に連動して動作し、電池の非存否を検知した時に前記巻
上防止機構をリセット状態に動作させる第2電池存否伝
達レバーを備えるものである。本発明はまた、前記ラチ
エット機構が、前記巻上レバーの巻き上げ操作を途中で
停止した時に前記ラチエット爪が前記ラチエットホイー
ルに係止して巻上レバーの戻りをロックするように構成
されているものである。本発明はまた、前記巻上防止機
構が、前記巻上レバーが巻き上げ終端から巻き上げ開始
端へ戻る時に、前記ラチエット爪の第2の方向への傾動
に連動し該ラチエット爪の第1の方向への傾動を規制し
て前記ラチエットホイールの回転をロックし、フィルム
の二重巻き上げを防止できるようにしたものである。本
発明はまた、前記二重巻上防止機構は第1巻上ロックレ
バーを備え、前記第1巻上ロックレバーは前記ラチエッ
ト爪の第2の方向への傾動に連動して前記ラチエット爪
の第1の方向への傾動を規制する位置に揺動され、か
つ、第1巻上ロックレバーは、前記巻上レバーが巻き上
げ操作される時に、前記ラチエット爪と係合してラチエ
ットホイールの回転をロックするように構成されるもの
である。本発明はまた、前記巻上防止機構が、一端が前
記第1巻上ロックレバーに、他端が前記制御手段にそれ
ぞれ連結された第2巻上ロックレバーを備え、前記第2
巻上ロックレバーは、前記ラチエット爪の第1の方向へ
の傾動を規制する位置に第1巻上ロックレバーが揺動さ
れた時の動きを前記制御手段に伝えて巻上レバーを前記
リセット状態に保持し、かつ前記制御手段のリセット解
除動作により第1巻上ロックレバーをラチエット爪の第
1の方向への傾動を規制しない位置に揺動させるように
構成されるものである。本発明はまた、前記制御手段
が、前記巻上防止機構の第2巻上ロックレバーに連結さ
れる可動子と、この可動子を吸着することにより前記巻
上防止機構のリセット状態に保持するマグネットと、シ
ャッタレリーズされた時の信号により通電することで前
記マグネットの吸着力を減少させて前記リセット状態を
解除する電磁コイルとから構成されるものである。本発
明はまた、前記巻上レバーの巻き上げ開始端から巻き上
げ終端への揺動操作に連動して動作するシャッタチャー
ジ駆動系及びミラーチャージ駆動系の少なくとも一方を
備えるものである。本発明はまた、前記巻上レバーに連
動する前記フィルム巻上駆動系により巻き上げられるフ
ィルム送り量が規定量に達した時点でフィルム巻上駆動
系のスプールの回転をロックするフィルム巻き止め機構
と、前記フィルム巻上駆動系により巻き上げられるフィ
ルムの送り量を検出するフィルム送り量検出手段と、前
記フィルム巻き止め機構を、フィルムがスプールに巻き
取り可能な状態に保持するとともに前記フィルム送り量
検出手段が規定量のフィルム送り量を検出した時の信号
により前記巻取可能な状態を解除する第2の制御手段を
更に備えるものである。
【0008】本発明は、巻上レバーが巻き上げ開始端と
巻き上げ終端間で揺動され、巻き上げ開始端から巻き上
げ終端への揺動に連動してフィルム巻上駆動系、シャッ
タチャージ駆動系及びミラーチャージ駆動系を動作させ
るカメラの手動式フィルム巻上装置であって、前記巻上
レバーの巻き上げ開始端から巻き上げ終端への揺動に連
動して前記シャッタチャージ駆動系及びミラーチャージ
駆動系をチャージした後、レリーズしないかぎり巻上レ
バーをロック状態に保持してフィルムの巻き上げを防止
する巻上防止機構と、カメラの電池の存否に応じて作動
する電池存否検知機構と、前記電池の容量をチェックす
る電池容量チェック手段と、前記電池存否検知機構が電
池の非存在により作動した時に前記巻上防止機構をフィ
ルムが巻き上げることのできないリセット状態に保持
し、前記電池容量チェック手段が設定値以上の電池容量
を検出した時の信号とシャッタレリーズ時に発生する信
号により前記リセット状態を解除する制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
例におけるブローニー判カメラのフィルム巻上装置の構
成を示す概略平面図、図2は巻上防止機構部分を拡大し
て示す平面図、図3は電池存否検知機構部分の側面図で
ある。
【0010】図1〜図3において、カメラのフィルム巻
上装置は、巻上レバー10と、巻上レバー10の巻き上
げ操作途中で巻上レバー10から手を離しても巻上レバ
ー10を巻き上げ途中に保持するラチエット機構20
と、巻上レバー10の巻き上げ操作に連動して動作され
るフィルムの巻上駆動系30,シャッタのチャージ駆動
系40及びミラーのチャージ駆動系50と、フィルム送
り量が予め決められた量を巻き上げ方向に送られた時に
フィルムの送りを巻上レバー10の巻き上げ操作に関わ
らず禁止するフィルム巻き止め機構60と、電池寿命時
及び電池が抜き取られている時にフィルムの巻き上げを
防止する巻上防止機構70と、カメラの電池の存否に応
じて作動する電池存否検知機構80を備える。
【0011】巻き上げレバー10は、親板1に回転可能
に設けた軸101により巻き上げ開始端(レバー収納位
置)と巻き上げ終端間(約180度程度の間)で揺動操
作可能に支持され、さらに、図示省略したトーションば
ね等により巻き上げ開始端の方向へ自動的に戻るように
付勢されている。ラチエット機構20は、巻上レバー1
0の軸101に同軸に固定されたラチエットホイール2
01と、このラチエットホイール201に係合するラチ
エット爪202を備える。なお、ラチエットホイール2
01の回転角度範囲は、巻き上げ開始端と巻き上げ終端
間の約180度程度の角度範囲で回転できるように図示
省略のストッパにより規定されている。
【0012】ラチエットホイール201は、図1及び図
4に示すように、その円周方向で巻上レバー20の巻き
上げ操作角に相当する角度離れた箇所に所定角度範囲の
第1切欠部201A及び第2切欠部201Bを有すると
ともに、この第1切欠部201Aと第2切欠部201B
間に位置する周縁にはラチエット爪202が係合する三
角状のラチエット歯201Cが形成され、また第2切欠
部201Bと隣接する箇所には半径方向に突出する突部
201Dが形成され、更に突部201Dに隣接してカム
部201Eが形成されている。
【0013】ラチエット爪202は、巻上レバー10が
巻き上げ開始端に位置している場合に、ラチエットホイ
ール201の第1切欠部201Aに臨む箇所に位置して
軸202Aにより親板1に揺動可能に支持され、このラ
チエットホイール201には二重巻上防止機構70をリ
セット状態に作動させるセットレバー203が一体に設
けられている。また、ラチエット爪202には、軸20
2Aと同心に略Ω状のばね204が装着されており、こ
のばね204の両端部はラチエット爪202の一端部に
突設したばね掛けダボ202Bに両側から挟持するよう
に係合され、更にこのばね204の両端部の先端は親板
1に突設した固定ピン205に係止されている。
【0014】これにより、ラチエット爪202の他端が
ラチエットホイール201の第1切欠部201Aまたは
第2切欠部201Bに臨んでいる時、図1に示す中立位
置に保持されるようになっているとともに、ラチエット
爪202は、巻上レバー10の巻き上げ開始端から巻き
上げ終端への巻き上げ操作時におけるラチエットホイー
ル201の巻き上げ方向への回転により第1の方向に傾
動し、また、巻上レバー10の巻き上げ終端から巻き上
げ開始端への戻り方向の操作時によりラチエットホイー
ル201の戻り方向への回転により第1の方向とは逆向
きの第2の方向に傾動するようになっている。更に巻上
レバー10を巻き上げ方向に操作する時はラチエット爪
202の他端がラチエットホイール201のラチエット
歯201Cとクリック係合して巻上レバー10の巻き上
げ操作を許可し、巻上レバー10の巻き上げ操作途中で
巻上レバー10から手を離した場合はラチエット爪20
2の他端がラチエットホイール201のラチエット歯2
01Cに係止して巻上レバー10の戻りをロックするよ
うになっている。
【0015】フィルムの巻上駆動系30は、巻上レバー
10の軸101に同軸に固定された第1ギア301と、
この第1ギア301と噛合し、親板1に回転可能に支持
された軸302に固定した第2ギア303と、軸302
に図示省略のフィルム巻き上げ方向の回転に対してのみ
結合する一方向クラッチを介して取り付けた第3ギア3
04と、この第3ギア304と噛合し、親板1に回転可
能に支持されたスプール軸305に回転可能に支持され
る第4ギア306と、スプール軸305に固定され、第
4ギア306と図示省略のフリクションクラッチを介し
て結合したスプール用ラチエットホイール307とから
構成され、このラチエットホイール307の回転がフィ
ルムの実際の巻取りに寄与する。
【0016】シャッタのチャージ駆動系40は、巻上レ
バー10の軸101に回転可能に設けた巻上主ギア40
1と、この巻上主ギア401の外周縁部寄りに巻上主ギ
ア401の平面内で中間部分がピン402により回転可
能に支持され、一端に形成された鉤部403Aが上記ラ
チエット機構20のラチエットホイール201に突設し
たチャージ切替ピン404と係合する方向(反時計回り
方向)に図示省略のばねにより付勢されるチャージ切替
レバー403と、巻上主ギア401と噛合し、軸405
により回転可能に支持されたシャッタチャージギア40
6と、このシャッタチャージギア406の軸405に同
軸に設けた上下一対の先・後幕チャージギヤ407と、
この先・後幕チャージギヤ407の上ギアに噛合する先
幕ピニオンギヤ408及び下ギアに噛合する後幕ピニオ
ンギア409とから構成され、この先幕及び後幕ピニオ
ンギア408、409により、周知のフォーカルプレー
ンシャッタの先幕と後幕を巻き上げレバー10の巻き上
げ操作に連動してチャージするように構成されている。
【0017】ミラーのチャージ駆動系50は、巻上主ギ
ア401に噛合するミラーチャージギア501を備え、
このミラーチャージギア501により、周知のクイック
リターンミラー機構をチャージするように構成されてい
る。
【0018】フィルム巻き止め機構60は、図1に示す
ように、親板1に設けた軸601に中間部が回転可能に
支持され、一端に設けた係止部602Aが上記フィルム
巻上駆動系30のスプール用ラチエットホイール307
に係脱されるフィルム巻止め用係止レバー602と、こ
の係止レバー602を時計回り方向(係止部602Aが
ラチエットホイール307に係止する方向)に付勢する
トーションばね603と、係止レバー602の他端に連
結された係止制御手段604とを備える。係止制御手段
604は、係止レバー602の他端に連結された可動子
604Aと、この可動子604Aを吸着することにより
係止レバー602をスプール用ラチエットホイール30
7と係止しないリセット状態に保持するマグネット60
4Bと、フィルム送り量が規定量に達した時に通電する
ことによりマグネット604Bの吸着力を減少させて係
止レバー602のリセット状態を開放する電磁コイル6
04Cとから構成される。なお、係止制御手段604の
電磁コイル604Cへの通電タイミングは、後述するフ
ィルム送り量検出手段100からの信号により制御さ
れ、また、係止レバー602のリセットは、フォーカル
プレーンシャッタの後幕が走行を完了した時に動作する
図示省略の後幕走行完了レバーにより行われる構成にな
っている。
【0019】巻上防止機構70は、電池寿命時及び電池
が抜き取られている時にフィルムの巻き上げを防止する
ともに、レリーズ前のフィルムの二重巻き上げを防止す
る機能を兼ねるものであり、図1及び図2に示すよう
に、第1巻上ロックレバー701、第2巻上ロックレバ
ー702及びロック制御手段703を備える。
【0020】第1巻上ロックレバー701は、平面形状
がY字状をなし、その中心部は図示省略のカメラ本体に
軸704により回転可能に支持され、ばね705によっ
て反時計回り方向に付勢されている。第1巻上ロックレ
バー701をY字状にすることにより形成される第1の
係合部701Aは、後述する電池存否検知機構80の第
2電池存否伝達レバー803の他端部に形成した突部8
03Aにセットレバー203と反対の側から当接され、
巻上レバー10が巻き上げ終端から巻き上げ開始端へ戻
り方向に回転されることによりラチエットホイール20
1のラチエット歯201Cでラチエット爪202が図4
(C)に示す第2の方向へ傾動された場合に第2電池存
否伝達レバー803を時計回り方向に回動して第1巻上
ロックレバー701を反時計回り方向に回動させる。ま
た、第2の係合部701Bは、第1巻上ロックレバー7
01が反時計回り方向に回動された場合に、その先端が
ラチエット爪202のばね掛けダボ202Bと係止する
位置にあり、この状態で、レリーズ前に巻上レバー10
を巻き上げ操作すると、ラチエット爪202のばね掛け
ダボ202Bが第2の係合部701Bの先端に係止して
ラチエット爪202の時計回り方向の回動をロックし、
同時にラチエットホイール201をもロックして、フィ
ルムの二重巻き上げを防ぐ。
【0021】第2巻上ロックレバー702は、第1巻上
ロックレバー701に隣接して、図示省略のカメラ本体
に軸706により回転可能に支持され、ばね707によ
って反時計回り方向に付勢されている。この第2巻上ロ
ックレバー702の一端は、ダボ702Aを介して第1
巻上ロックレバー701の第3の係合部701Cに係合
され、その他端はロック制御手段703に連結されてい
る。
【0022】ロック制御手段703は、第2巻上ロック
レバー702の他端に連結された可動子703Aと、こ
の可動子703Aを吸着することにより第1及び第2巻
上ロックレバー701、702を二重巻き上げ防止位置
(図1の仮想線に示すリセット状態)に保持するマグネ
ット703Bと、電池容量チェック手段90が電池の容
量が規定値以上であると判断した時の信号とシャッタレ
リーズ時に発生する信号とに基づいて通電させること
で、マグネット703Bの吸着力を減少させて第1及び
第2巻上ロックレバー701、702を開放する電磁コ
イル703Cとから構成される。
【0023】電池存否検知機構80は、図1及び図3に
示すように、図示省略のカメラ本体2のグリップ部に形
成した電池収納部3に電池4を挿脱する時の動作に連動
して進退する電池存否検知レバー801と、この電池存
否検知レバー801の進退動作に連動して、該進退方向
と直角な方向に移動する第1電池存否伝達レバー802
と、この第1電池存否伝達レバー802に連動する第2
電池存否伝達レバー803を備える。
【0024】電池存否検知レバー801は、ピン801
Aによってカメラ本体2に電池収納部3の長手方向に進
退可能に支持され、更にばね804によって電池収納部
3内に突出する後退方向に付勢されている。また、電池
存否検知レバー801の電池収納部3内への突出端には
電池4の縁部と係合する係合部801Bが形成され、電
池収納部3外への突出端には第1電池存否伝達レバー8
02に当接する突部801Cが形成されている。第1電
池存否伝達レバー802は、ピン802Aによってカメ
ラ本体2に電池存否検知レバー801の進退方向と直角
な方向に移動可能に支持され、そして電池存否検知レバ
ー801の突部801Cが当接する端部にはカム部80
2Bが形成されており、更に第1電池存否伝達レバー8
02は、そのカム部802Bが突部801Cに常時圧接
するようにばね805によって付勢されている。第2電
池存否伝達レバー803は電池の存否を巻上防止機構7
0に伝達するもので、その中間部は係止レバー602の
軸601に回転可能に取り付けられている。また、電池
存否伝達レバー803の一端部は第1電池存否伝達レバ
ー802に連結され、他端部は巻上防止機構70の第1
巻上ロックレバー701の第1の係合部701Aに係合
されている。
【0025】図1において、110は巻上レバー10を
巻き上げ開始端から巻き上げ方向に所定角度操作した時
点でオンする第1の予備角スイッチであり、この第1の
予備角スイッチ110及び上記第2の予備角スイッチ1
20はラチエットホイール201の円周方向に前後し
て、かつ親板1に電気的に絶縁にした状態で配設され、
巻上レバー10を巻き上げ開始端から巻き上げ方向に操
作すると、ラチエットホイール201の突部201Dが
予備角スイッチ110、120に順番に接触し、ラチエ
ットホイール201をグランドとしてオン信号を出力す
る構成になっている。また、第1の予備角スイッチ11
0は、バネ性の接片からなり、その先端にラチエットホ
イール201の突部201Dと係合するクリック部11
0Aを有し、巻上レバー10を巻き上げ開始端から巻き
上げ方向に所定角度(予備角)操作することにより、突
部201Dがクリック部110Aを乗り越えた時点で巻
上レバー10から手を離しても、その回動位置を保持で
きるように構成されている。
【0026】フィルム送り量検出手段100は、図5に
示すように、ブローニーフィルムの送り量に応じて回転
し、外周に明暗パターン1001A一定のピッチで形成
したローラ1001と、このローラ1001の回転によ
る明暗パターン1001Aの明暗変化を光学的に検出し
て回転角に応じたパルスを生成するフォトインタラプタ
1002と、このフォトインタラプタ1002のパルス
を計数するカウンタ1003と、このカウンタ1003
の計数値を基に1駒分のフィルム送り量及びブローニー
フィルムのスタートマークから最初の1駒目がカメラ本
体のアパーチュアに位置するまでのフィルム送り量を算
出してそれぞれの信号を出力する演算制御部1004と
から構成される。
【0027】次に、上記のような構成された本実施の形
態例の動作について説明する。まず、図示省略したブロ
ーニー判カメラに図示省略のブローニーフィルムを装填
し、その裏紙に印刷されているスタートマークをカメラ
本体の指標に合わせた後、図示省略の裏蓋を閉じ、この
状態で、最初の1駒目がカメラ本体のアパーチュアに位
置するまでフィルムを空送りする場合について述べる。
この場合は、巻上レバー10を図1において、巻き上げ
開始端から反時計回り方向に操作する。これに伴い、巻
上レバー10と一体に回転するラチエットホイール20
1の突部201Dが第1の予備角スイッチ110と当接
すると第1の予備角スイッチ110がオンされ、更に突
部201Dが第1の予備角スイッチ110を乗り越えて
第2の予備角スイッチ120と当接すると第1の予備角
スイッチ110がオフされ、第2の予備角スイッチ12
0もオンされる。この第1の予備角スイッチ110のオ
ン信号によりフォトインタラプタ1002及びカウンタ
1003が作動状態となる。
【0028】この時、電池収納部3には容量の十分な電
池4が挿着されている。従って、電池存否検知レバー8
01が図3の実線に示すように前進され、その突部80
1Cとカム部802Bにより第1電池存否伝達レバー8
02が図3の実線の位置に移動しているため、第2電池
存否伝達レバー803は図1の実線に示す位置に回動保
持されている。また、電池容量チェック手段100は、
電池4の端子電圧から電池容量をチェックし、電池4の
容量が設定値以上ある時はHレベルの信号を出力する。
【0029】かかる状態において、巻上レバー10が巻
き上げ方向に更に操作されると、これと一体に回転する
ギア301の巻き上げ方向の回転は、ギア303、30
4、306及び図示省略のフリクションクラッチ、スプ
ール用ラチエットホイール307を介してスプール軸3
05に伝達され、フィルムを巻き取る。このフィルムの
送りに応じてローラ1001が回転すると、フォトイン
タラプタ1002は、明暗パターン1001Aの明暗変
化を光学的に検出し、ローラ1001の回転角に応じて
発生するパルスをカウンタ1003により計数する。こ
のカウンタ1003の計数値は演算制御部1004に取
り込まれ、フィルムのスタートマークから最初の1駒目
がカメラ本体のアパーチュアに達する約1巻き上げ手前
まで空巻き上げされたかを判定する。
【0030】一方、第2切欠部201Bがラチエット爪
202と対向する位置、即ち巻上レバー10が巻き上げ
終端まで揺動操作された後、この位置から巻上レバー1
0が第2切欠部201Bに相当する角度分戻り方向に回
転されると、ラチエット爪202が図4(C)に示すよ
うに、ラチエット歯201Cの山部によりばね204に
抗して反時計回り方向である第2の方向へ傾動されるた
め、ラチエット爪202と一体のセットレバー203が
第2電池存否伝達レバー803を図4(C)の矢印方向
に押圧して時計回り方向に回動するとともに、巻上防止
機構70の第1巻上ロックレバー701は反時計回り方
向に回動され、同時に第2巻上ロックレバー702が時
計回り方向に回動される。これにより、第2巻上ロック
レバー702の他端はロック制御手段703のマグネッ
ト703Bに可動子703Aを介して吸着され、巻上防
止機構70は二重巻き上げを防止するリセット状態に保
持される。そして、巻上レバー10が戻し方向に揺動さ
れるに伴い、ラチエットホイール201はラチエット爪
202とクリック係合しながら巻上レバー10と一体に
戻り方向に回転され、図4(A)に示す状態に復帰す
る。
【0031】ここでは、カウンタ1003の計数値は、
フィルムスタートマークから最初の1駒目がカメラ本体
のアパーチュアに達する約1巻上手前まで空巻き上げさ
れる量に達していないので、巻上レバー10を巻き上げ
開始端に戻してから再び巻き上げ操作して、最初の1駒
目がカメラ本体のアパーチュアに達する約1巻き上げ手
前まで空巻き上げる必要がある。そこで、巻上レバー1
0が巻き上げ開始端から再度巻き上げ操作されることに
より、ラチエットホイール201の突部201Dにより
第1の予備角スイッチ110がオンからオフされた後、
第2の予備角スイッチ120がオンされると、このオン
信号により、巻上防止機構70におけるロック制御手段
703の励磁コイル703Cに瞬時的に通電される。こ
れにより励磁コイル703Cが励磁されると、マグネッ
ト703Bの吸着力が瞬時的に減少するため、このマグ
ネット703Bでリセット位置に吸着保持されていた第
2巻上ロックレバー702は、ばね707により図1の
実線に示す位置に回動されるとともに、第1巻上ロック
レバー701を図1の実線に示す位置に回動させ、その
第2の係合部701Bをラチエット爪202のばね掛け
ダボ202Bと係合する位置から退避させる。その結
果、巻上レバー10の巻き上げ操作が可能になる。
【0032】かかる状態で、巻上レバー10を巻き上げ
方向に更に操作することにより、フィルムが巻き上げら
れ、このフィルム送り量を計数するカウンタ1003の
計数値が、フィルムスタートマークから最初の1駒目が
カメラ本体のアパーチュアに達する約1巻上手前に相当
する空巻き上げ量に達すると、演算制御部1004から
フィルム巻き止め機構60の係止制御手段604にリセ
ット解除指令信号が出力される。これにより、励磁コイ
ル604Cに瞬時的に通電して励磁コイル604Cを励
磁し、マグネット604Bの吸着力を瞬時的に減少させ
る。このため、マグネット604Bでリセット位置に吸
着保持されていた係止レバー602はトーションばね6
03により図1において時計回り方向に回動され、この
係止レバー602をスプール用ラチエットホイール30
7に係止する。これにより、巻上レバー10が巻き上げ
操作途中であっても、巻上レバー10の巻き上げ操作に
よるフィルムの空巻き上げを阻止する。その後、巻上レ
バー10が巻き上げ終端に達した時点で、巻上レバー1
0から手を離せば、巻上レバー10は図示省略の復帰ば
ねにより自動的に巻き上げ開始端に復帰する。なお、巻
上レバー10の巻き上げ操作途中で、巻上レバー10か
ら手を離した場合は、図4(B)に示すように、ラチエ
ット爪202の先端がラチエットホイール201のラチ
エット歯201Cの谷部に係止するため、ラチエットホ
イール201の戻り方向の回転はロックされ、これによ
り巻上レバー10の巻き上げ途中からの戻りを防止す
る。
【0033】次に、上記フィルムの空送りが終了した状
態から実際の撮影におけるフィルム送り時の動作につい
て説明する。巻上レバー10を巻き上げ操作すると、こ
れと一体に回転するラチエットホイール201の突部2
01Dが第1の予備角スイッチ110に接触することに
よりオンされると、そのオン信号は後述するシャッタレ
リーズ許可のためのイネーブルとして使用される。その
後、巻上レバー10の巻き上げ操作に伴い第1の予備角
スイッチ110がオフされると、このオフ信号により、
図示省略した制御手段が動作することで、チャージ切替
レバー403が反時計回り方向に回動され、その鉤部4
03Aは巻上レバー10と一体に回転するラチエットホ
イール201のチャージ切替ピン404と係止する状態
になる。次いで、第2の予備角スイッチ120がオンさ
れると、このオン信号により、フィルム送り量検出手段
100のフォトインタラプタ1002、カウンタ100
3及び演算制御部1004に給電して、フィルム送り量
検出手段100を作動状態にする。従って、巻上レバー
10を巻き上げ方向に更に操作すると、チャージ切替ピ
ン404とチャージ切替レバー403とが係止した段階
からラチエットホイール201と共に巻上主ギア401
も同一方向に回転し、その回転をシャッタチャージ駆動
系40のチャージギア列に伝達することにより、周知の
フォーカルプレーンシャッタの先幕、後幕をもチャージ
する。これと同時に、巻上主ギア401の回転はミラー
チャージ駆動系50にも伝達され、周知のクイックリタ
ーンミラー機構をチャージする。
【0034】一方、巻上レバー10の巻き上げ操作に連
動してフィルム巻上駆動系30が動作することにより、
フィルムはスプール用ラチエットホイール307と一体
に回転するスプールに巻き取られる。そして、このフィ
ルム送り量に応じて回転するローラ1001の明暗パタ
ーン1001Aの明暗変化をフォトオンタラプタ100
2により光学的に検出し、このフォトオンタラプタ10
02から出力されるパルス信号をカウンタ1003によ
り計数する。このカウンタ1003の計数値が1駒分の
フィルム送り量に達すると、演算制御部1004からフ
ィルム巻き止め機構60の係止制御手段604にリセッ
ト解除指令信号が出力される。これにより、励磁コイル
604Cに瞬時的に通電して励磁コイル604Cを励磁
し、マグネット604Bの吸着力を瞬時的に減少させる
ことで、マグネット604Bでリセット位置に吸着保持
されていた係止レバー602を開放する。これに伴い係
止レバー602はトーションばね603により図1にお
いて時計回り方向に回動され、この係止レバー602を
スプール用ラチエットホイール307に係止することに
より、スプール用ラチエットホイール307をロック
し、フィルムの巻き止めを行う。この場合、巻上レバー
10が巻き上げ操作途中であっても、スプール用ラチエ
ットホイール307とギア306間は結合する図示省略
のフリクションクラッチがスリップするため、巻上レバ
ー10の巻き上げ操作によりフィルムが巻き上げられる
ことがない。
【0035】巻上レバー10が巻き上げ終端まで揺動操
作された後、この位置から巻上レバー10が第2切欠部
201Bに相当する角度分、戻り方向に揺動されると、
ラチエット爪202が図4(C)に示すように、ラチエ
ット歯201Cの山部によりばね204に抗して反時計
回り方向である第2の方向に傾動されるため、ラチエッ
ト爪202と一体のセットレバー203が第2電池存否
伝達レバー803を図4(C)の矢印方向に押圧して時
計回り方向に回動するとともに、巻上防止機構70の第
1巻上ロックレバー701は反時計回り方向に回動さ
れ、同時に第2巻上ロックレバー702が時計回り方向
に回動される。これにより、第2巻上ロックレバー70
2の他端はロック制御手段703のマグネット703B
に可動子703Aを介して吸着され、巻上防止機構70
は二重巻き上げを防止するリセット状態に保持される。
従って、レリーズしない状態で巻上レバー10を再度巻
き上げ操作すると、ラチエット爪202のばね掛けボス
202Bがロック位置に保持されている第1ロックレバ
ー701の第2の係合部701Bに当接し、ラチエット
爪202の時計回り方向への回転を規制するため、ラチ
エットホイール201の反時計回り方向の回転はロック
され、同時に巻上レバー10の巻き上げ方向への揺動が
できなくなる。これにより、フィルムの二重巻き上げを
防止できる。
【0036】一方、図示省略のレリーズ釦が操作される
ことにより、シャッタレリーズされると、フォーカルプ
レーンシャッタの先幕が走行し、後幕の走行が完了した
時に動作する図示省略の後幕走行完了レバーにより、係
止レバー602を図1において反時計回り方向に回動
し、この状態をフィルム巻き止め機構60における係止
制御手段604のマグネット604Bで吸着保持して、
フィルム巻き止め機構60をリセット状態に復帰させ
る。これにより、次回のフィルム巻き上げ操作が可能に
なる。
【0037】次に、電池4が電池収納部3に挿着されて
いない場合の動作について述べる。この場合、電池存否
検知レバー801は図3の2点鎖線に示す位置に後退し
ているため、ばね804により付勢されている第1電池
存否伝達レバー802は図3の2点鎖線に示す位置に移
動している。この結果、第2電池存否伝達レバー803
は図1の実線に示す位置から2点鎖線に示す位置に回動
され、同時に巻上防止機構70の第1巻上ロックレバー
701を反時計回り方向に回動し、これに連動して第2
巻上ロックレバー702を時計回り方向に回動すること
により、第2巻上ロックレバー702の他端をロック制
御手段703のマグネット703Bに可動子703Aを
介して吸着し、巻上防止機構70をフィルムの巻き上げ
ができないリセット状態に保持する。
【0038】従って、電池4が電池収納部3に挿着され
ていない場合に巻上レバー10を巻き上げ方向に操作す
ると、ラチエット爪202のばね掛けボス202Bがロ
ック位置に保持されている第1ロックレバー701の第
2の係合部701Bに当接し、ラチエット爪202の時
計回り方向への回転を規制するため、ラチエットホイー
ル201の反時計回り方向の回転はロックされ、同時に
巻上レバー10の巻き上げ方向への揺動ができなくな
る。これにより、電池がない時のフィルムの無駄な巻き
上げを防止する。
【0039】一方、カメラユーザが巻上レバー10の巻
き上げ操作ができないことにより、電池が挿着されてい
ないことに気付いた場合は、電池4を電池収納部3に挿
着する。電池4が挿着されると、電池存否検知レバー8
01は図3の実線に示す位置に前進され、これに伴い突
部801Cがカム部802Bに圧接しながら前進するこ
とにより第1電池存否伝達レバー802が図3の実線の
位置に移動される。その結果、第2電池存否伝達レバー
803は図1の実線に示す位置に回動されるため、第1
ロックレバー701の時計回り方向への回動規制が解除
される。ここで、挿着された電池4の容量が十分な電池
であれば、電池容量チェック手段90からHレベルの信
号が出力され、この信号とシャッタレリーズに伴う信号
が巻上防止機構70におけるロック制御手段703の励
磁コイル703Cに瞬時的に通電される。これにより励
磁コイル703Cが励磁されると、マグネット703B
の吸着力が瞬時的に減少するため、このマグネット70
3Bでリセット位置に吸着保持されていた第2巻上ロッ
クレバー702は、ばね707により図1の実線に示す
位置に回動されるとともに、第1巻上ロックレバー70
1を図1の実線に示す位置に回動させ、その第2の係合
部701Bをラチエット爪202のばね掛けダボ202
Bと係合する位置から退避させる。これにより、巻上レ
バー10の巻き上げ操作が可能になる。
【0040】また、挿着された電池4の容量が設定値以
下の場合は、その容量をチェックする電池容量チェック
手段90の出力はLレベルであるため、巻上防止機構7
0のロック制御手段703はリセット解除動作されな
い。従って、巻上レバー10の巻き上げ操作はできず、
フィルムの無駄な巻き上げを防止する。
【0041】また、巻上レバー10の巻き上げ操作によ
りフィルムの巻き上げ途中で電池4を抜き取った場合
は、電池存否検知レバー801は図3の2点鎖線に示す
位置に後退し、第1電池存否伝達レバー802は図3の
2点鎖線に示す位置に移動するため、第2電池存否伝達
レバー803は図1の実線に示す位置から2点鎖線に示
す位置に回動される。その結果、巻上防止機構70の第
1巻上ロックレバー701は反時計回り方向に回動さ
れ、これに連動して第2巻上ロックレバー702が時計
回り方向に回動されるため、第2巻上ロックレバー70
2の他端はロック制御手段703のマグネット703B
に可動子703Aを介して吸着され、巻上防止機構70
をフィルムの巻き上げができないリセット状態に保持す
る。これにより、フィルムの無駄な巻き上げを防止す
る。
【0042】上記のような本実施の形態例によれば、電
池収納部3への電池4の存否に応じて作動する電池存否
検知機構80を設け、電池4が電池収納部3に存在しな
い時またはフィルムの巻き上げ途中で電池を抜き取った
時に、電池存否検知レバー801、第1及び第2電池存
否伝達レバー802、803が作動して巻上防止機構7
0の第1巻上ロックレバー701をラチエット爪202
の第1の方向への傾動を規制する位置に揺動させ、この
傾動規制位置を、第2巻上ロックレバー702を介して
ロック制御手段703のマグネット703Bに吸着する
ことで巻上レバー10の巻き上げ操作のできないリセッ
ト状態に保持する構成にしたので、電池がカメラに挿着
されていない無電源時に、フィルムの巻き上げを規制す
ることができ、無駄なフィルム巻き上げを防止できる。
また、電池収納部3に電池4が挿着されても、その容量
が設定値以下であることが電池容量チェック手段90で
検出された場合は、ロック制御手段703によるリセッ
ト状態を解除しない構成になっているので、同様にして
無駄なフィルム巻き上げを防止できる。
【0043】また、本実施の形態例によれば、巻上レバ
ー10を巻き上げ開始端から巻き上げ終端間の揺動操作
に連動して動作されるラチエット機構20を介して作動
する巻上防止機構70を、第1巻上ロックレバー70
1、第2巻上ロックレバー702、及びマグネット70
3Bと該マグネット703Bの減磁用電磁コイル703
Cからなるロック制御手段703とから構成し、巻上レ
バー10が巻き上げ終端から巻き上げ開始端へ戻る時
に、ラチエットホイール201の回転によるラチエット
爪202の第2の方向への傾動に連動して第1巻上ロッ
クレバー701をラチエット爪202の第1の方向への
傾動を規制する位置に揺動させ、この傾動規制位置を、
第2巻上ロックレバー702を介してロック制御手段7
03のマグネット703Bに吸着することで巻上レバー
10を巻き上げ操作できないリセット状態に保持し、そ
して、シャッタレリーズ時に発生する信号により電磁コ
イル703Cに瞬時的に通電してマグネット703Bの
吸着力を減少させることでリセット状態を解除する構成
にしたので、巻上防止機構70の機械的構造が簡素化さ
れ、低コスト化を容易に実現できるとともに、ロックレ
バー等の部品精度に影響されることのない安定したフィ
ルムの巻上防止が可能になる。
【0044】また、本実施の形態例によれば、巻上レバ
ー10に連動するフィルム巻上駆動系30により巻き上
げられるフィルム送り量が規定量に達した時点でフィル
ム巻上駆動系30のスプールの回転をロックするフィル
ム巻き止め機構60の巻取可能な状態を、フィルム送り
量検出手段90が規定量のフィルム送り量を検出した時
の信号で制御される係止制御手段604により解除する
構成にしたので、このフィルム巻き止め機構60の機械
的構造が簡素化され、低コスト化できるとともに、部品
精度に影響されることない安定したフィルムの送り制御
が可能になる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、カメラの電池の存否に応じて作動する電池存否
検知機構を設け、電池が存在しない時またはフィルムの
巻き上げ途中で電池を抜き取った時に、電池存否検知機
構が作動して巻上防止機構をラチエット爪の第1の方向
への傾動を規制する状態に作動させ、巻上レバーの巻き
上げ操作のできないリセット状態に保持する構成にした
ので、電池がカメラに挿着されていない無電源時に、フ
ィルムの巻き上げを規制することができ、無駄なフィル
ム巻き上げを防止できる。また、電池が挿着されても、
その容量が設定値以下であることが電池容量チェック手
段で検出された場合は、巻上防止機構のリセット状態を
解除しない構成になっているので、同様にして無駄なフ
ィルム巻き上げを防止できる。
【0046】巻上レバーを巻き上げ開始端から巻き上げ
終端間の揺動操作に連動して動作されるラチエット機構
を介して作動する巻上防止機構を、巻上レバーが巻き上
げ終端から巻き上げ開始端へ戻る時に、ラチエット爪の
第2の方向への傾動に連動し該ラチエット爪の第1の方
向への傾動を規制してラチエットホイールの回転をロッ
クすることによりフィルムの巻き上げを防止し、この巻
上防止機構を制御手段で巻上レバーの巻き上げ操作ので
きないリセット状態に保持するとともに、シャッタレリ
ーズ時に発生する信号により制御手段を作動させてリセ
ット状態を解除する構成にしたので、巻上防止機構の機
械的構造が簡素化され、低コスト化を容易に実現できる
とともに、部品精度に影響されることない安定したフィ
ルムの巻き上げを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例におけるブローニー判カ
メラの手動式フィルム巻上装置の構成を示す概略平面図
である。
【図2】本発明の実施形態例における巻上防止機構部分
を拡大して示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態例における電池存否検知機構
を拡大して示す側面図である。
【図4】本発明の実施形態例におけるラチエットホイー
ルとラチエット爪との動作関係を示す説明図である。
【図5】本発明の実施形態例におけるフィルム送り量検
出手段の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 電池収納部 4 電池 10 巻上レバー 20 ラチエット機構 201 ラチエットホイール 202 ラチエット爪 30 フィルム巻上駆動系 40 シャッタチャージ駆動系 50 ミラーチャージ駆動系 60 フィルム巻き止め機構 70 二重巻上防止機構 701 第1巻上ロックレバー 702 第2巻上ロックレバー 703 ロック制御手段 703A 可動子 703B マグネット 703C 電磁コイル 80 電池存否検知機構 801 電池存否検知レバー 802 第1電池存否伝達レバー 803 第2電池存否伝達レバー 90 電池容量チェック手段 100 フィルム送り量検出手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻上レバーを巻き上げ開始端から巻き上
    げ終端に巻き上げ操作し、この巻き上げ操作に連動して
    フィルム巻上駆動系を動作させるカメラの手動式フィル
    ム巻上装置であって、 前記巻上レバーと一体に回転されるラチエットホイール
    及び該ラチエットホイールに係合するラチエット爪を有
    するラチエット機構と、 カメラの電池の存否に応じて作動する電池存否検知機構
    とを備え、 前記ラチエット爪は、前記巻上レバーの巻き上げ操作時
    におけるラチエットホイールの回転により第1の方向に
    傾動すると共に、前記巻上レバーの巻き上げ終端から巻
    き上げ開始端への戻り時におけるラチエットホイールの
    回転により前記第1の方向とは逆向きの第2の方向に傾
    動するように構成され、 前記電池存否検知機構が電池の非存在を検知した時の該
    電池存否検知機構の動作に連動し、前記ラチエット爪の
    第1の方向への傾動を規制して前記ラチエットホイール
    の回転をロックし、フィルムの巻き上げを防止する巻上
    防止機構を設け、 前記ラチエット爪の第1の方向の傾動が規制された時に
    前記巻上防止機構を、フィルムを巻き上げることができ
    ないリセット状態に保持する制御手段を設けた、 ことを特徴とするカメラの手動式フィルム巻上装置。
  2. 【請求項2】 前記電池の容量をチェックする電池容量
    チェック手段を設け、前記容量チェック手段が前記電池
    の容量が規定値以上であると判断した時の信号とシャッ
    タレリーズ時に発生する信号とに基づいて前記制御手段
    を制御することにより前記巻上防止機構のリセット状態
    を解除するように構成されている請求項1記載のカメラ
    の手動式フィルム巻上装置。
  3. 【請求項3】 前記電池存否検知機構は、カメラへの電
    池の挿脱に連動して進退する電池存否検知レバーと、前
    記電池存否検知レバーの進退動作に連動して移動する第
    1電池存否伝達レバーと、前記第1電池存否伝達レバー
    に連動して動作し、電池の非存否を検知した時に前記巻
    上防止機構をリセット状態に動作させる第2電池存否伝
    達レバーを備える請求項1または2記載のカメラの手動
    式フィルム巻上装置。
  4. 【請求項4】 前記ラチエット機構は、前記巻上レバー
    の巻き上げ操作を途中で停止した時に前記ラチエット爪
    が前記ラチエットホイールに係止して巻上レバーの戻り
    をロックするように構成されている請求項1、2または
    3記載のカメラの手動式フィルム巻上装置。
  5. 【請求項5】 前記巻上防止機構は、前記巻上レバーが
    巻き上げ終端から巻き上げ開始端へ戻る時に、前記ラチ
    エット爪の第2の方向への傾動に連動し該ラチエット爪
    の第1の方向への傾動を規制して前記ラチエットホイー
    ルの回転をロックし、フィルムの二重巻き上げを防止す
    る請求項1ないし4のいずれかに記載のカメラの手動式
    フィルム巻上装置。
  6. 【請求項6】 前記二重巻上防止機構は第1巻上ロック
    レバーを備え、前記第1巻上ロックレバーは前記ラチエ
    ット爪の第2の方向への傾動に連動して前記ラチエット
    爪の第1の方向への傾動を規制する位置に揺動され、か
    つ、第1巻上ロックレバーは、前記巻上レバーが巻き上
    げ操作される時に、前記ラチエット爪と係合してラチエ
    ットホイールの回転をロックするように構成される請求
    項5記載のカメラの手動式フィルム巻上装置。
  7. 【請求項7】 前記巻上防止機構は、一端が前記第1巻
    上ロックレバーに、他端が前記制御手段にそれぞれ連結
    された第2巻上ロックレバーを備え、前記第2巻上ロッ
    クレバーは、前記ラチエット爪の第1の方向への傾動を
    規制する位置に第1巻上ロックレバーが揺動された時の
    動きを前記制御手段に伝えて巻上レバーを前記リセット
    状態に保持し、かつ前記制御手段のリセット解除動作に
    より第1巻上ロックレバーをラチエット爪の第1の方向
    への傾動を規制しない位置に揺動させるように構成され
    ている請求項5または6記載のカメラの手動式フィルム
    巻上装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記巻上防止機構の第
    2巻上ロックレバーに連結される可動子と、この可動子
    を吸着することにより前記巻上防止機構のリセット状態
    に保持するマグネットと、シャッタレリーズされた時の
    信号により通電することで前記マグネットの吸着力を減
    少させて前記リセット状態を解除する電磁コイルとから
    構成されている請求項1ないし7のいずれかに記載のカ
    メラの手動式フィルム巻上装置。
  9. 【請求項9】 前記巻上レバーの巻き上げ開始端から巻
    き上げ終端への揺動操作に連動して動作するシャッタチ
    ャージ駆動系及びミラーチャージ駆動系の少なくとも一
    方を備える請求項1ないし8のいずれかに記載のカメラ
    の手動式フィルム巻上装置。
  10. 【請求項10】 前記巻上レバーに連動する前記フィル
    ム巻上駆動系により巻き上げられるフィルム送り量が規
    定量に達した時点でフィルム巻上駆動系のスプールの回
    転をロックするフィルム巻き止め機構と、前記フィルム
    巻上駆動系により巻き上げられるフィルムの送り量を検
    出するフィルム送り量検出手段と、前記フィルム巻き止
    め機構を、フィルムがスプールに巻き取り可能な状態に
    保持するとともに前記フィルム送り量検出手段が規定量
    のフィルム送り量を検出した時の信号により前記巻取可
    能な状態を解除する第2の制御手段を更に備える請求項
    1ないし9のいずれかに記載のカメラの手動式フィルム
    巻上装置。
  11. 【請求項11】 巻上レバーが巻き上げ開始端と巻き上
    げ終端間で揺動され、巻き上げ開始端から巻き上げ終端
    への揺動に連動してフィルム巻上駆動系、シャッタチャ
    ージ駆動系及びミラーチャージ駆動系を動作させるカメ
    ラの手動式フィルム巻上装置であって、 前記巻上レバーの巻き上げ開始端から巻き上げ終端への
    揺動に連動して前記シャッタチャージ駆動系及びミラー
    チャージ駆動系をチャージした後、レリーズしないかぎ
    り巻上レバーをロック状態に保持してフィルムの巻き上
    げを防止する巻上防止機構と、 カメラの電池の存否に応じて作動する電池存否検知機構
    と、 前記電池の容量をチェックする電池容量チェック手段
    と、 前記電池存否検知機構が電池の非存在により作動した時
    に前記巻上防止機構をフィルムが巻き上げることのでき
    ないリセット状態に保持し、前記電池容量チェック手段
    が設定値以上の電池容量を検出した時の信号とシャッタ
    レリーズ時に発生する信号により前記リセット状態を解
    除する制御手段と、 を備えることを特徴とするカメラの手動式フィルム巻上
    装置。
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