JP3241988B2 - フィルム巻き上げにおける一回転制限機構 - Google Patents

フィルム巻き上げにおける一回転制限機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのフィルム
巻き上げ機構において、正確な1駒送りを可能にする一
回転制限機構に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム巻き上げにおいて、1駒送りを
行う機構は現在まで種々のタイプのものが提案されてい
る。その中で、カムの溝に爪を飛び込ませスプロケット
の回転を停止させることにより1駒巻き上げを行う形式
の一回転制限機構は、他の方法で一駒送りをするものに
対し精度よく位置出しができるという特徴を有してい
る。このような一回転制限機構を採用するカメラでは、
途中巻き戻しではなく、フィルム終了に際し撮影者は上
記溝より爪を外しその状態を保持するための外部操作を
行う必要がある。
【0003】本件発明者は、フィルムが終了した時点
で、巻き戻し信号を出力することにより上記溝より爪を
離脱させ、巻き戻し方向にモータを回転させるだけで自
動的に上記溝に爪が係合しないようにさせて連続の巻き
戻し動作ができるような機構を考えていた。図9に本件
発明者が考えた機構を示してある。この図はカメラ下方
から見た図で、一回転制限カム48はスプロケットに同
軸に固定されている。
【0004】(a)の一回転制限状態において、シャッ
タ動作の直後にフィルム巻き上げのための信号がプラン
ジャ47に入力する。プランジャ47は通電されていな
い状態では吸着板51を吸着しており、通電で発生する
磁気によって吸着力が消滅する。そのため吸着板51は
解放され、解除スプリング45の張力により吸着板51
は離脱し解除レバー49が反時計方向に回転する。これ
に従動して制限レバー46も回転し爪が一回転制限カム
48の溝より抜ける。(b)はその状態を示した図であ
る。
【0005】この状態でフィルムの巻き上げが行われ一
回転制限カム48が時計方向に回転する。一回転の間に
一回転制限カム48に設けられている解除レバーカム4
8aにより解除レバー49は時計方向に回転して吸着板
51をプランジャ47に押し付け吸着させる。(c)は
一回転終了直前の状態を示すもので、一回転制限カム4
8が回転し溝が元の位置に達したときバネ5aの付勢力
によって制限レバー46の爪は溝の中に係合する。
(d)は巻き戻し状態を示す図で、モータが反対方向に
回転すると一回転制限カムの2つの制限カム部がずれそ
れぞれの溝が一致しなくなる。そのため制限レバー46
の爪は溝に飛び込むことができず、連続する巻き戻しを
可能にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記機構に
おいては解除スプリング45はプランジャ47の吸着力
を超える強さにすることはできない。一方で、一旦、プ
ランジャ47の吸着力が消滅したときには、制限レバー
の爪を溝より速やかに抜き取るだけの強いバネ力が要求
されるので、バネの張力は上記いずれの条件をも満たす
ような中間的なものが使用されていた。そのため、一回
転の繰り返し動作により一回転動作が不安定になる可能
性があった。例えば、当初バネが適正な強さに調整され
ていても、疲労により張力が変化することが予想される
し、繰り返し動作により爪の溝に対する摩擦力が変わる
ことが考えられるからである。
【0007】本発明の課題は、電磁マグネット手段で直
接解除レバーを拘束するのではなく、電磁マグネット手
段によってフック手段を作動させて解除レバーの拘束を
外すことにより、各バネの強さをそれぞれ最適に設定で
き、より確実で安定した動作を確保できるフィルム巻き
上げにおける一回転制限機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による一眼レフカメラのクイックリターン機構
は、フィルム巻き上げ時、一回転制限カムの溝より制限
レバーの爪を離脱させて一回転制限カムの回転を許容し
一回転制限カムが一回転を終了したとき前記溝に爪を飛
び込ませることにより1駒巻き上げを行い、巻き戻しの
時、一回転制限カムの溝より前記爪を離脱させ逆方向に
一回転制限カムを回転させることにより前記溝に前記爪
が係合できないようにして連続した巻き戻しを可能にす
る一回転制限機構において、巻き上げ時、通電電流によ
り吸着板を吸着,離脱する電磁マグネット手段と、前記
電磁マグネット手段の吸着板に一端が係止され、第1の
付勢手段により離脱方向に付勢力が与えられているレバ
ー部材と、前記レバー部材の他端に係合しているフック
手段と、前記フック手段の動作により係止が解かれ、第
2の付勢手段によって前記制限レバーを前記一回転制限
カムより離脱させる解除レバーとを備え、前記吸着板を
離脱させるときの力は前記第1の付勢手段により、前記
制限レバーを前記一回転制限カムより離脱させるための
前記制限レバーを押す力は第2の付勢手段によりそれぞ
れ行うように構成してある。
【0009】また、本発明は上記構成において、前記レ
バー部材は、前記電磁マグネット手段の吸着板に一端が
係止されている回動可能なマグネットレバーと、前記マ
グネットレバーと同軸に回動可能に取り付けられ、前記
マグネットレバーに係合し、第1の付勢手段により吸着
板の離脱方向に付勢力が与えられており、前記マグネッ
トレバーの離脱方向の回転にしたがって回転し、前記制
限カムとともに回転する解除レバーカムによって前記吸
着板の離脱方向とは反対方向に回転させられ前記吸着板
を前記電磁マグネット手段に吸着させるマグネットチャ
ージレバーとから構成され、前記解除レバーは前記制限
レバーを前記一回転制限カムより離脱させた後、前記解
除レバーカムによって前記フック手段に係止されるとと
もに前記第2の付勢手段をチャージするように構成して
ある。さらに本発明は上記構成において、前記一回転制
限カムは、前記爪に係合する切欠をそれぞれ有する、同
軸に設けられた2枚の制限カムより構成され、一方の制
限カムに制限ピンを植設して他方の制限カムの長溝に係
合させ、巻き上げ方向の回転では前記制限ピンを前記長
溝の一端側に突き当て2つの切欠の位置を略一致させる
ことにより前記爪の係合を可能にし、巻き戻し方向の回
転では前記制限ピンを前記長溝の他端側に突き当て2つ
の切欠の位置をずらせることにより前記爪の係合を不能
に構成してある。
【0010】
【作用】上記構成によれば、電磁マグネット手段から離
脱させるバネと解除レバーにより制限レバーの爪を外す
ためのバネがそれぞれ独立しているので、適正な張力の
バネを選択でき、本件発明者が考えていた機構より、よ
り安定した動作の一回転制限機構を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳しく説明する。図1は、本発明による一回
転制限機構を適用したバックフォーカス制御方式AFカ
メラを断面で示した概略正面図である。固定ボディー3
8は、カバー37,裏蓋等よりなる外郭ケース,リチウ
ム電池44を収納する電池室および絞り制御機構40等
を含んで構成されている。
【0012】一方、可動ボディー32はフィルム開口部
36,ミラーボックスユニット46,AF測距ユニット
45,ファインダ機構35、ならびにスプール31およ
びパトローネ39等を含むフィルム給送機構等の撮影機
能を搭載して構成されている。本発明による一回転制限
機構30はスプロット下端側に配置されている。可動ボ
ディー32は、リニアレール33,ガイドレール41に
よって固定ボディー38内をレンズ光軸方向に滑動可能
に支持され、AF駆動ユニット42の駆動により無限遠
位置から最至近位置の間を移動し合焦位置にもたらされ
るようになっている。
【0013】図2は、本発明による一回転制限機構の実
施の形態を示す図で、(a)はカメラ正面側から見た断
面図で,(b)は下から見た図である。(a)は解除マ
グネット1からスプロケット17までの間のレバー類を
直線的に配置して示した断面図である。図3は、本発明
による一回転制限機構の実施の形態を底面側から見た分
解斜視図である。図5は、図3を組み込んだ状態を示す
底面図で、図の上側がレンズ側,下側がフィルム側であ
る。本発明による機構の地板3は可動ボディー32側に
固定されている。電磁マグネット手段を構成する解除マ
グネット1は、非動作の状態では吸着板2を吸着した状
態にあり、巻き上げ時に印加される信号により吸着力を
消滅させるように構成されている。
【0014】マグネット(以下「MG」という)チャー
ジレバー5と同じ軸21に回動可能に取り付けられてい
るMGレバー4の先端には上記吸着板2が回動可能にピ
ン4aによって取り付けられている。MGレバー4は、
バネ29によって反時計方向に付勢されており、立ち上
げ部4bがMGチャージレバー5の立ち上げ部5aに係
止されている。また、MGレバー4の他端側の突起部4
cはフック手段であるフックレバー6の立ち上げ部6a
に当接している。MGチャージレバー5は第1の付勢手
段であるバネ30によって時計方向に付勢されており、
他端側の接触レバー部5bは当該MGチャージレバー5
が時計方向に回転したとき解除レバーカム9の下カム9
bの側面に当接するようになっている。
【0015】フックレバー6は軸22に回動可能に取り
付けられており、バネ31によって時計方向に付勢され
ている。フックレバー6の他端側のフック部6bは解除
レバー7の係止部7aに係止されている。解除レバー7
は制限レバー8と同じ軸23に回動可能に取り付けら
れ、第2の付勢手段であるバネ27によって反時計方向
に付勢されている。解除レバー7は接触レバー部7cを
有している。接触レバー部7cは解除レバー7が反時計
方向に回転したとき解除レバーカム9の上カム9aの側
面に当接するようになっている。また、係止部7aの延
長部分に設けられている突起部7bは、フックレバー6
より外れたとき制限レバー8の当接部8aを押すように
なっている。
【0016】制限レバー8はバネ28により時計方向に
付勢力が与えられ、爪8bは一回転制限時には制限カム
(A)11の切欠溝11aと制限カム(B)10の切欠
部10aに嵌合している。制限レバー8の下面には制限
接片24が取り付けられている。制限接片24はスプロ
ケット基板14のパターン25,26に滑動可能に接触
しており、パターン25,26とともにスイッチ回路が
形成されている。制限接片24がスプロケット基板14
のDの位置にある場合にはパターン25と26は電気的
に接続されスイッチオンであり、Cの位置にある場合に
はパターン25と26は切断されておりスイッチオフで
ある。
【0017】制限カム(A)11は、スプロケット軸1
2に固定され、スプロケット軸12はスプロケット軸受
15を介してスプロケットカプラ16に結合されてい
る。スプロケットカプラ16はスプロケット17に取り
付けられている。したがって、制限カム(A)11はス
プロケット17とともに回転する。また、制限カム
(B)10はスプロケット軸12に制限カム(A)11
に対し回動可能に取り付けられている。
【0018】図4は、一回転制限カムを上方向から見た
分解斜視図である。制限カム(A)11は、切欠溝11
aの他に切欠部11bを有し、この切欠部11bに制限
カム(B)10の嵌合部10cが嵌合されている。嵌合
部10cの円弧の長さは切欠部11bの円弧形の長さよ
り一定長だけ短くなっている。スプロケット軸12が巻
き上げ方向に回転したときには制限カム(A)11の切
欠部11bの端面11cが制限カム(B)10の嵌合部
10cの端面10eに突き当たり制限カム(B)10も
ともに回転し、制限カム(A)11の切欠溝11aと制
限カム(B)10の切欠部10aとは一致するため、制
限レバー8の爪8bは飛び込むことができる。一方、ス
プロケット軸12が巻き戻し方向に回転したときには制
限カム(A)11の切欠部11bの端面11dが制限カ
ム(B)10の嵌合部10dの端面10eに突き当たり
制限カム(B)10も共に回転するが、この場合は制限
カム(A)11の切欠溝11aと制限カム(B)10の
切欠部10aとはズレルため、制限レバー8の爪8bは
飛び込むことができない。
【0019】さらにスプロケット軸12には解除レバー
カム9が取り付けられ、制限カム(B)10の上に重ね
られている。解除レバーカム9は、当該カム9の孔9c
に制限カム(B)10のピン10bが入るため単独で回
動することはなく制限カム(B)10とともに回動す
る。制限カム(B)10の嵌合部10cの下に設けられ
たピン18a,18bにはスプロケット接片13が固定
されている。スプロケット接片13は、スプロケット基
板14のパターン上を滑動するようになっている。
【0020】以下、図5〜図8に従って一回転制限動作
を説明する。各図は、本発明による一回転制限機構を下
方から見た図で、図5は一回転制限中の状態を、図6は
解除マグネット作動直後の一回転制限フリーの状態を、
図7は解除レバーとMGチャージレバーのバネをチャー
ジし、一回転制限直前の状態を、図8は巻き戻しの状態
をそれぞれ示している。図5の状態において、解除マグ
ネット1に巻き上げのための信号が図示しないCPUか
ら入力すると、解除マグネット1の吸着力は消滅して吸
着板2は離脱可能状態になる。バネ29の付勢力により
MGレバー4およびMGチャージレバー5は時計方向に
回転する。これによりフックレバー6は反時計方向に回
転してフック部6bから解除レバー7が解放される。
【0021】このため解除レバー7はバネ27により反
時計方向に回転し制限レバー8を押す。制限レバー8は
反時計方向に回転し爪8bが一回転制限カム32の溝よ
り抜ける。このとき制限接片24はCの位置に移動し、
スイッチオフの状態になる。図6はこの状態を示してい
る。スイッチオフ信号が出力されることによりCPUは
巻き上げを開始する信号を出力し、スプロケット17が
時計方向に回転し始める。制限カム(A)11および
(B)10も共に回転し、同時に解除レバーカム9も回
転する。MGチャージレバー5の接触レバー部5bは下
カム9bにより押され、MGチャージレバー5は反時計
方向に回転させられ、吸着板2は解除マグネット1に接
触させられる。解除マグネット1はこのときには通電は
終了しているので、吸着板2は吸着力により保持され、
バネ30のチャージングのための動作が終了する。
【0022】一方、解除レバー7の接触レバー部7cは
上カム9aにより押され、解除レバー7はバネ27に抗
して時計方向に回転させられ、係止部7aはフックレバ
ー6のフック部6bに係合してバネ27のチャージング
が行われる。制限レバー8はバネ28により時計方向に
回転し爪8bが一回転制限カム32の外周部に当接す
る。図7は上記のように動作し、一回転制限直前の状態
を示している。さらにスプロケット17が回転すると、
一回転制限カム32の溝に制限レバー8の爪8bが飛び
込む。図5の状態である。爪8bが溝に飛び込むと同時
に制限接片24はDの位置に戻るためスイッチオン信号
が出力され、CPUはモータの回転を停止させる。
【0023】つぎに巻き戻し方向に回転する場合を説明
する。巻き戻しをする場合にもCPUは解除マグネット
に信号を出力するため、巻き上げ動作と同様に爪8bは
一回転制限カム32の溝から抜ける。制限接片24より
なるスイッチのオフによりCPUは爪8bが抜けたこと
を知り、巻き上げとは逆方向すなわち反時計方向にスプ
ロケット17を回転させる。これにより制限カム(A)
11は反時計方向に回転を開始し、上記ずれ量だけ回転
したところで制限カム(B)10も回転を始める。その
ため切欠溝11aと切欠部10aがずれ一回転制限カム
32には爪8bが飛び込むべき溝が形成されない。した
がって、巻き戻し動作では一回転毎に制限を受けること
なくフィルムすべてが巻き戻される。図8はこの状態を
示している。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、一回転制
限カムの溝に制限レバーの爪を係合させることにより1
駒巻き上げを行い、逆方向に回転させることにより一回
転制限カムに溝を形成しないようにして連続した巻き戻
しを可能にする一回転制限機構において、電磁マグネッ
ト手段からレバー部材を第1の付勢手段により離脱させ
るようにし、フック手段により解除レバーの係止を解い
て第2の付勢手段によって前記制限レバーの爪を一回転
制限カムの溝より離脱させるように構成することによ
り、電磁マグネット手段より離脱させる力と制限レバー
を一回転制限カムから離脱させる力をそれぞれ独立した
バネにより調整可能であるので、より確実で安定した一
回転制限動作を行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一回転制限機構を適用したバック
フォーカス制御方式AFカメラを示す概略正面図であ
る。
【図2】本発明による一回転制限機構の実施の形態を示
す図で、(a)はカメラ正面側から見た断面図,(b)
は下から見た図である。
【図3】本発明による一回転制限機構の実施の形態を示
す分解斜視図である。
【図4】一回転制限カムを上側から見た分解斜視図であ
る。
【図5】本発明による一回転制限機構を下から見た図
で、一回転制限中の状態を示している。
【図6】本発明による一回転制限機構を下から見た図
で、解除マグネット作動直後の一回転制限フリーの状態
を示している。
【図7】本発明による一回転制限機構を下から見た図
で、解除レバーとMGチャージレバーをチャージし、一
回転制限の直前の状態を示している。
【図8】本発明による一回転制限機構を下から見た図
で、巻き戻しの状態を示している。
【図9】本件発明者が考えた機構の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…解除マグネット 2…吸着板 3…地板 4…MGレバー 5…MGチャージレバー 6…フックレバー 7…解除レバー 8…制限レバー 9…解除レバーカム 10…制限カム(B) 11…制限カム(A) 12…スプロケット軸 13…スプロケット接片 14…スプロケット基板 15…スプロケット軸受 16…スプロケットカプラ 17…スプロケット 27,28,29,30,31…バネ 21,22,23…軸 24…制限接片 25,26…パターン 33…一回転制限カム
フロントページの続き (72)発明者 奥谷 剛 東京都世田谷区玉川台2丁目14番9号 京セラ株式会社 東京用賀事業所内 (56)参考文献 特開 平4−56938(JP,A) 特開 平1−284842(JP,A) 実開 昭62−51332(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム巻き上げ時、一回転制限カムの
    溝より制限レバーの爪を離脱させて一回転制限カムの回
    転を許容し一回転制限カムが一回転を終了したとき前記
    溝に爪を飛び込ませることにより1駒巻き上げを行い、
    巻き戻しの時、一回転制限カムの溝より前記爪を離脱さ
    せ逆方向に一回転制限カムを回転させることにより前記
    溝に前記爪が係合できないようにして連続した巻き戻し
    を可能にする一回転制限機構において、 巻き上げ時、通電電流により吸着板を吸着,離脱する電
    磁マグネット手段と、 前記電磁マグネット手段の吸着板に一端が係止され、第
    1の付勢手段により離脱方向に付勢力が与えられている
    レバー部材と、 前記レバー部材の他端に係合しているフック手段と、 前記フック手段の動作により係止が解かれ、第2の付勢
    手段によって前記制限レバーを前記一回転制限カムより
    離脱させる解除レバーとを備え、 前記吸着板を離脱させるときの力は前記第1の付勢手段
    により、前記制限レバーを前記一回転制限カムより離脱
    させるための前記制限レバーを押す力は第2の付勢手段
    によりそれぞれ行うように構成したことを特徴とするフ
    ィルム巻き上げにおける一回転制限機構。
  2. 【請求項2】 前記レバー部材は、前記電磁マグネット
    手段の吸着板に一端が係止されている回動可能なマグネ
    ットレバーと、 前記マグネットレバーと同軸に回動可能に取り付けら
    れ、前記マグネットレバーに係合し、第1の付勢手段に
    より吸着板の離脱方向に付勢力が与えられており、前記
    マグネットレバーの離脱方向の回転にしたがって回転
    し、前記制限カムとともに回転する解除レバーカムによ
    って前記吸着板の離脱方向とは反対方向に回転させられ
    前記吸着板を前記電磁マグネット手段に吸着させるマグ
    ネットチャージレバーとから構成され、 前記解除レバーは前記制限レバーを前記一回転制限カム
    より離脱させた後、前記解除レバーカムによって前記フ
    ック手段に係止されるとともに前記第2の付勢手段をチ
    ャージするように構成したことを特徴とする請求項1記
    載のフィルム巻き上げにおける一回転制限機構。
  3. 【請求項3】 前記一回転制限カムは、前記爪に係合す
    る切欠をそれぞれ有する、同軸に設けられた2枚の制限
    カムより構成され、一方の制限カムに制限ピンを植設し
    て他方の制限カムの長溝に係合させ、 巻き上げ方向の回転では前記制限ピンを前記長溝の一端
    側に突き当て2つの切欠の位置を略一致させることによ
    り前記爪の係合を可能にし、 巻き戻し方向の回転では前記制限ピンを前記長溝の他端
    側に突き当て2つの切欠の位置をずらせることにより前
    記爪の係合を不能にしたことを特徴とする請求項1また
    は2記載のフィルム巻き上げにおける一回転制限機構。
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