JP3421596B2 - フィルム巻き上げ手動式カメラ - Google Patents

フィルム巻き上げ手動式カメラ

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JP3421596B2
JP3421596B2 JP32974498A JP32974498A JP3421596B2 JP 3421596 B2 JP3421596 B2 JP 3421596B2 JP 32974498 A JP32974498 A JP 32974498A JP 32974498 A JP32974498 A JP 32974498A JP 3421596 B2 JP3421596 B2 JP 3421596B2
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    • G03B1/00Film strip handling
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    • G03B1/00Film strip handling
    • G03B1/02Moving film strip by pull on end thereof
    • G03B1/14Special arrangements to ensure constant length of movement of film

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動により巻き上
げレバーを操作して、フィルムを1駒づつ巻き上げ可能
なフィルム巻き上げ手動式カメラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、手動により巻き上げレバーを
操作して、フィルムを1駒づつ巻き上げるフィルム巻き
上げ手動式カメラが知られている。
【0003】この従来のフィルム巻き上げ手動式カメラ
では、巻き上げレバーの操作によるフィルムの給送に伴
ってパルスを発生させるパルス発生手段が設けられ、パ
ルス発生手段によるパルスの発生個数をカウントして、
フィルムの適正給送量に対応する基準パルス個数に現在
のパルス発生個数が一致した時点で、巻き上げレバーと
スプールとの係合を解除して、フィルムを適正給送量だ
け給送するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブローニー
サイズのようなパーフォレーションを有しないフィルム
を用いる従来のフィルム巻き上げ手動式カメラにおいて
は、巻き上げレバーをゆっくり回動させると、フィルム
の給送速度が遅くなり、巻き上げレバーを早く回動させ
ると、フィルムの給送速度が早くなり、フィルムの給送
速度によって、給送されるフィルムの給送量がばらつく
という不都合があり、また、ブローニー版のフィルムは
35mmフィルムに較べて高価であるため、1回のフィ
ルムの巻き上げによる給送量が多いと撮影枚数が少なく
なり、高価なフィルムが無駄に浪費されるという問題点
がある。また、最終駒がフィルムの撮影領域からはみだ
すこともある。
【0005】本発明は、上記観点から為されたもので、
その目的とするところは、巻き上げレバーの操作速度に
拘わらずフィルムを適正給送量分給送することのできる
フィルム巻き上げ手動式カメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のフィルム巻き上げ手動式カメラは、手動により巻き上
げレバーを操作して、パーフォレーションを有しないフ
ィルムを1駒づつ巻き上げ可能なフィルム巻き上げ手動
式カメラにおいて、巻き上げレバーによるフィルムの給
送に伴ってパルスを発生させるパルス発生手段と、パル
ス発生手段に基づいて発生したパルスの個数をカウント
するカウント手段と、パルスに基づいてフィルム給送速
度を判断するフィルム給送速度判断手段と、フィルム給
送速度判断手段の判断結果に基づいてフィルムの1駒分
に対応する適正給送量に基づいて設定された基準パルス
個数を補正するパルス数補正手段と、基準パルス個数を
フィルム給送速度に応じて補正して補正後の基準パルス
個数とカウント手段によってカウントされたカウント個
数とが一致したときに、巻き上げレバーとスプールとの
係合を解除する解除手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0007】本発明の請求項2に記載のフィルム巻き上
げ手動式カメラは、カウント手段が、基準パルス個数が
初期設定されるとともにパルス発生手段に基づいて発生
したパルスによりカウント内容を逐次減算するダウンカ
ウント手段からなり、パルス数補正手段が、フィルム給
送速度判断手段の判断結果に基づいて基準パルス個数を
補正して、補正後の基準パルス個数から現在までにカウ
ントされたカウント個数を差し引いた残りのカウント個
数をダウンカウント手段に設定する設定手段からなり、
解除手段が、ダウンカウント手段のカウント内容がゼロ
のときに、前記巻き上げレバーとスプールとの係合を解
除することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に記載のフィルム巻き上
げ手動式カメラは、パルス数補正手段、フィルム給送
速度が所定範囲内であるとフィルム給送速度判断手段が
判断したときに、フィルム給送速度に応じて補正量を演
算し、フィルム給送速度に対応する補正を行うことを特
徴とする。
【0009】本発明の請求項4に記載のフィルム巻き上
げ手動式カメラは、パルス数補正手段、フィルム給送
速度が第1所定速度を超えたとフィルム給送速度判断手
段が判断したときに、補正量が最大となる固定パルス数
分を補正することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項5に記載のフィルム巻き上
げ手動式カメラは、フィルム給送速度判断手段による給
送速度の判断が、1駒分の半分のフィルム給送が完了し
た時点よりも後の時点で実行されることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わるフィルム巻
き上げ手動式カメラの平面図で、1はカメラボディ、2
は巻き上げレバー、3はシャッター速度設定ダイヤル、
4はシャッターボタン、5はメインスイッチ、6はカメ
ラボディ1に対して開閉可能の裏蓋、7は外部LCDで
ある。
【0012】カメラボディ1には裏蓋6の開閉の有無を
検出する裏蓋開閉検出手段としての裏蓋開閉検出スイッ
チSWが設けられると共に、巻き上げレバー2の回動位
置に対応させて予備角スイッチSW1、巻き上げ完了ス
イッチSW3が設けられている。
【0013】予備角スイッチSW1は巻き上げレバー2
が操作開始位置としての収納位置(0度から10度の範
囲)にあるときにはオフであり、10度位置から180
度回動位置にあるときはオンとなる。巻き上げ完了スイ
ッチSW3は、シャッター後幕が走行するとオンとな
り、シャッターチャージが完了するとオフとなる。
【0014】カメラボディ1内には、図2に示すCPU
8が設けられている。CPU8には電源回路9により電
源が供給され、発振子10のクロック信号、絞り連係部
材11を介して図示を略す撮影レンズからの絞り情報
(AVボリューム情報)、パルス発生手段12からのパ
ルスが入力されると共に、EEPROM13から撮影に
関係する全データが入力される。
【0015】そのCPU8にはメインスイッチ5、裏蓋
開閉検出スイッチSW、予備角スイッチSW1、巻き上
げ完了スイッチSW3、シャッターボタン4の操作によ
ってオンする測光スイッチSW4、レリーズスイッチS
W6、その他のスイッチSW7のスイッチ情報が入力さ
れる。
【0016】CPU8は後述する制御フローに従ってカ
メラの動作制御を実行し、カメラの動作状態に応じてフ
ァインダー内照明用LED14の点灯信号、ファインダ
ー内LCD15への表示情報、外部LCD7への表示情
報、レリーズマグネットMg1、フィルム係止マグネッ
トMg2、シャッター先幕走行用マグネットESMg
1、シャッター後幕走行用マグネットESMg2、巻き
上げロック解除マグネットMg3への制御情報を出力す
る他、6分割測光IC16を駆動制御して測光情報を読
み取るようになっている。
【0017】巻き上げレバー2は図3に示すように歯車
ラチェット機構17、電磁クラッチギヤ18、歯車機構
19を介してスプール20に連結されている。フィルム
22はスプール21に設けられ、フィルム22の先端を
スプール20に係止させることにより、スプール21と
スプール20との間に掛け渡されている。また、CPU
8はダウンカウンタ23、メモリ24との間で情報の授
受を行う。
【0018】次に、制御フローを参照しつつ、本発明に
係わるフィルム巻き上げ式カメラの作動を説明する。説
明の便宜上、最初に、カメラボディ1の裏蓋6が開けら
れており、フィルム22がカメラボディ1にセットされ
ている状態を説明する。
【0019】メインスイッチ5をオンすると、図4に示
すように、CPU8は、メインフロー処理に入り、ま
ず、ラムをクリアすると共に(S.1)、レジスタの初
期化を実行し(S.2)、EEPROM13から全デー
タの読み込みを行い(S.3)、メインフローの実行間
隔時間としてのインターバル時間を125msにセット
し(S.4)、各種スイッチSW、SW1、SW3〜S
W7の状態信号を取り込んで(S.5)、各スイッチの
状態に基づいてそのスイッチ状態に対応する操作処理を
行う(S.6)。
【0020】次に、CPU8は測光スイッチSW4がオ
ンされたか否かを判断し(S.7)、測光スイッチSW
4がオフ(ノー)の場合、フィルム給送移行チェック処
理を行う(S.8)。
【0021】フィルム給送移行チェック処理とは、メイ
ンフローの実行中に巻き上げレバーが操作されてフィル
ム給送状態に入っているか否かを判断する処理である。
【0022】フィルム給送には、裏蓋6を開けた状態で
フィルム22をセットし、裏紙に形成されたスタートマ
ークがアパーチャに形成されている位置決め指標に一致
するまでフィルムを給送する処理、裏蓋6を閉じてから
1駒目のフィルムをアパーチャに位置させるまでフィル
ムを給送する頭出し処理、撮影を実行後にフィルム22
を1駒づつ巻き上げるワインド処理、定められた枚数の
撮影終了後にフィルム22をスプール20に巻き取るた
めの巻き取り処理、巻き取り処理実行後の空巻き処理、
フィルム22をセットせずに裏蓋6を開けた状態での空
巻きを可能にするための空巻き処理、フィルム22をセ
ットせずに裏蓋6を閉じた状態での空巻きの実行を可能
にするための空巻き処理がある。
【0023】以下、これらの処理を場合分けして説明を
行う。 (1)裏蓋6を開けてフィルム22をスプール21、2
0に掛け渡して、位置決め指標にスタートマークが一致
するまでフィルムを給送する場合 説明の便宜のため、現在巻き上げレバー2は収納位置に
あり、巻き上げ完了スイッチは最初はオンしているもの
とする。すなわち、シャッター走行が完了していて未チ
ャージの状態とする。
【0024】メインフローのS.8のフィルム給送移行
チェック処理では、図5に示すようにCPU8は予備角
スイッチSW1がオフであるか否かをまず判断する
(S.101)。巻き上げレバー2が収納位置にあると
きは予備角スイッチSW1はオフであるので、そのまま
メインフローにリターンし、S.9のボディ状態チェッ
ク処理に移行するが、ボディ状態移行チェック処理につ
いては後述することにし、先にフィルム給送移行チェッ
ク処理について説明する。
【0025】S.101において、巻き上げレバー2が
操作されて、予備角スイッチSW1がオンすると、S.
102に移行して頭出し中フラグが「1」であるか否か
が判断される。S.102においてノーのときはS.1
03に移行して巻き取り中フラグが「1」であるか否か
が判断され、S.103においてノーのときはS.10
4に移行して巻き取り完了フラグが「1」であるか否か
が判断され、S.104においてノーのときはS.10
5に移行して裏蓋開フラグが「1」であるか否かが判断
され、S.105においてノーのときはS.106に移
行して巻き上げ完了スイッチSW3がオンであるか否か
が判断され、S.106においてノーのときはメインフ
ローにリターンしてS.9のボディ状態チェック処理に
移行し、S.102〜S.105の各処理において各フ
ラグが「1」にセットされているか又はS.106で巻
き上げ完了スイッチSW3がオンのときは、S.107
に移行して後述するフィルム給送処理を実行した後、メ
インフローにリターンしてS.9のボディ状態チェック
処理に移行する。
【0026】ボディ状態チェック処理とは、カメラボデ
ィ1が現在どのような状態にあるか否かを判断するため
の処理である。
【0027】ボディ状態チェック処理では、まず、図6
に示すように、裏蓋スイッチSWが開か否かを判断する
(S.201)。ここでは、裏蓋スイッチSWが開であ
るので、S.202に移行し、フィルム駒数をクリアす
る。すなわち、フィルム表示が空白になる。
【0028】次に、CPU8はボディ状態フラグを全て
クリアする(S.203)。ここで、ボディ状態フラグ
とは、裏蓋開フラグ、頭出しフラグ、巻き取り中フラ
グ、巻き取り完了フラグ、フィルムなしフラグ、ワイン
ドフラグ、巻き上げ途中フラグの総称をいう。
【0029】そして、CPU8は裏蓋開フラグを「1」
にセットして(S.204)、パルスカウント終了フラ
グ、レバー1巻き有りフラグをクリアする(S.20
5、S.206)。
【0030】次に、CPU8はS.210に移行して最
終撮影枚数か否かを判断する。S.210においてノー
のとき、CPU8はS.214に移行して予備角スイッ
チSW1がオフであるか否かを判断する。巻き上げレバ
ー2が収納位置にあるとき、CPU8はS.214にお
いてイエスと判断して、S.215に移行して前回予備
角スイッチSW1がオフか否かを判断する。
【0031】前回の予備角スイッチSW1がオフのと
き、S.215においてイエスと判断し、S.216を
ジャンプしてS.217に移行し、パルスカウント終了
フラグをクリアする。前回の予備角スイッチSW1がオ
ンのときは巻き上げロック解除許可フラグをセットして
S.217に移行する。前回の予備角スイッチSW1が
オンで今回の予備角スイッチSW1がオフであるので、
巻き上げレバー2の操作が行われたと判断し、巻き上げ
ロックの解除を行うためである。
【0032】巻き上げレバー2が途中にあるときは、
S.215〜S.217の処理をジャンプしてS.21
8に移行する。巻き上げレバー2が途中にあるときに巻
き上げロックの解除の許可をしないためである。
【0033】S.218では、CPU8は巻き上げ完了
スイッチSW3がオンであるか否かを判断する。巻き上
げ完了スイッチSW3がオンのときにはS.219に移
行して前回の巻き上げ完了スイッチSW3がオンである
か否かを判断する。S.218で巻き上げ完了スイッチ
SW3がオフのときにはS.221に移行して再度巻き
上げ完了スイッチSW3がオンであるか否かを判断す
る。
【0034】巻き上げレバー2は、図示を略す所定位置
に当接して、それ以上は巻き上げレバー2の回動が不可
能な操作停止位置が規定されており、シャッターのチャ
ージ動作は巻き上げレバー2を収納位置(操作開始位
置)から操作停止位置まで最大角度回動させた(最大移
動量移動させた)場合に完了するようになっている。
【0035】巻き上げ完了スイッチSW3はシャッター
チャージ完了状態でオフ、それ以外の状態ではオンする
スイッチであり、巻き上げレバー2が操作停止位置に達
すると、シャッターチャージが完了してオフする。すな
わち、巻き上げ完了スイッチSW3がオフであること
は、巻き上げレバー2が操作停止位置に達するまで操作
されたことを意味し、CPU8は予備角スイッチSW1
及び巻き上げ完了スイッチSW3の状態に基づいて巻き
上げレバー2が操作開始位置から操作停止位置まで最大
移動量操作されたことを検出する。
【0036】S.219においてノーのときには巻き上
げロック解除許可フラグをセットして(S.220)、
S.221に移行し、S.219においてイエスのとき
にはS.220をジャンプしてS.221に移行する。
【0037】S.218、S.221のルートは、レリ
ーズ処理が実行される前の状態に対応し、S.218、
S.219、S.221のルートはレリーズ処理実行後
巻き上げ前の状態に対応し、S.218〜S.221の
ルートは今回巻き上げ完了スイッチSW3がオンで前回
巻き上げ完了スイッチSW3がオフであるのでレリーズ
処理実行直後の状態に対応し、巻き上げロックを解除し
て巻き上げを可能にするためである。
【0038】S.221においては、巻き上げ完了スイ
ッチSW3がオンであるか否かを再度判断する。S.2
21においてノーときはS.222において予備角スイ
ッチSW1がオフであるか否かを判断し、予備角スイッ
チSW1がオフのときはS.223に移行してレリーズ
許可フラグを「1」にセットした後、S.224に移行
する。S.221においてイエスのときはS.222、
S.223をジャンプしてS.224に移行し、S.2
22においてノーときはS.223をジャンプしてS.
224に移行する。
【0039】S.221、S.224のルートはレリー
ズ実行後まだ巻き上げレバー2の操作が為されていない
状態に対応し、S.221、S.222、S.224の
ルートは巻き上げレバー2は操作されたがまだ収納位置
に戻っていない状態に対応し、S.221〜S.224
のルートは巻き上げレバー2の巻き上げによりシャッタ
ーチャージが為され、巻き上げレバー2が収納位置に戻
った状態に対応し、これによりレリーズ許可フラグをセ
ットするためである。
【0040】S.224においては、頭出し中フラグが
「1」であるか否かを判断する。S.224においてノ
ーのときはS.225に移行して巻き取り中フラグが
「1」であるか否かを判断する。S.225においてノ
ーのときはS.226に移行して巻き取り完了フラグが
「1」であるか否かを判断する。S.226においてノ
ーのときはS.227に移行して裏蓋開フラグが「1」
であるか否かを判断する。S.227においてノーのと
きはS.229に移行して巻き上げロック解除許可フラ
グが「1」であるか否かを判断する。
【0041】S.224〜S.227において、各フラ
グが「1」のときはS.228に移行してレリーズ許可
フラグをクリアした後、S.229に移行する。これ
は、裏蓋6が開けられている間、フィルム頭出し中の
間、フィルム巻き取り中の間、レリーズ処理を禁止する
ためである。
【0042】S.229において、イエスのときはS.
230に移行してレリーズ許可フラグが「1」であるか
否かを判断し、S.230においてノーのときはS.2
31に移行して予備角スイッチSW1がオフか否かを判
断し、S.231においてイエスの時はS.232に移
行して巻き上げロック解除許可フラグをクリアした後、
巻き上げロック解除処理を行って(S.233)、メイ
ンフローにリターンする。
【0043】S.229においてノーのときはS.23
0〜S.233をジャンプしてメインフローにリターン
し、S.230においてイエスのときはS.231〜
S.233をジャンプしてメインフローにリターンし、
S.231においてノーのときはS.232、S.23
3をジャンプしてメインフローにリターンする。
【0044】S.229〜S.233のルートは、巻き
上げロックの解除処理を意味し、S.230においてイ
エスのときにS.231〜S.233をジャンプするの
は、いったん巻き上げてレリーズが許可されているの
で、二重巻き上げを防止するためであり、S.231に
おいてノーのときにS.232、S.233の処理をジ
ャンプするのは巻き上げレバー2が収納位置にないとき
に巻き上げロック解除処理を行うことにするとメカニカ
ルな作動に支障が生じるからである。S.229におい
て、ノーときにそのままメインフローにリターンするの
は、巻き上げロックを解除する必要がないからである。
【0045】裏蓋6を開けた状態では、裏蓋開フラグは
「1」であり、レリーズ許可フラグはクリアされ、巻き
上げレバー2が収納位置にあるときには予備角スイッチ
SW1はオフであるので、巻き上げロック解除許可フラ
グがクリアされ、巻き上げロック解除処理を行った後、
メインフローにリターンする。
【0046】この巻き上げロック解除処理により巻き上
げロック解除マグネットMg3に通電され、巻き上げレ
バー2による巻き上げが可能となる。
【0047】次に、CPU8は図4に示すS.10の表
示処理を実行し、この表示処理実行後、S.11におい
てスリープモード割り込み復帰条件設定処理を行った
後、スリープモードに入る(S.12)。節電のためで
ある。
【0048】そして、測光スイッチ、レリーズスイッ
チ、予備角スイッチSW1がオンするか又はインターバ
ル時間経過後、スリープモードを抜け出して、フィルム
給送移行チェック処理に移行する(S.13)。S.1
3のフィルム給送移行チェック処理では、S.8のフィ
ルム給送移行チェック処理と同様の処理を行う。
【0049】S.8、S.13のフィルム給送移行処理
において、予備角SW1がオンで裏蓋6が開けられてい
ると、S.107のフィルム給送処理に移行する。
【0050】フィルム給送処理とはカメラのボディ状態
に応じてフィルム給送を選択する処理である。
【0051】フィルム給送処理では、図7に示すように
S301において、最初にパルスカウント終了フラグが
クリアされ、S.302に移行して裏蓋開フラグが
「1」であるか否かが判断される。S.302において
ノーのときはS.303に移行して頭出しフラグが
「1」であるか否かが判断され、S.303においてノ
ーのときはS.304に移行してフィルムなしフラグが
「1」であるか否かが判断され、S.304においてノ
ーのときはS.305に移行してワインドフラグが
「1」であるか否かが判断され、S.305においてノ
ーのときはS.306に移行して巻き取り中フラグが
「1」であるか否かが判断され、S.306においてノ
ーのときはS.307に移行して巻き取り完了フラグが
「1」であるか否かが判断され、S.307においてノ
ーのときはS.308に移行してパルス発生手段12と
してのフィルムインターラプタをオフしてフィルム移行
チェック処理に戻ってからメインフローに戻る。
【0052】S.302においてイエスのときにはS.
309に移行して空巻き処理を実行し、S.303にお
いてイエスのときはS.310に移行して頭出し処理を
実行し、S.304においてイエスのときはS.311
に移行して空巻き処理を実行し、S.305においてイ
エスのときはS.312に移行してワインド処理を実行
し、S.306においてイエスの時はS.313に移行
して巻き取り処理を実行し、S.307においてイエス
ときはS.314に移行して空巻き処理を実行し、これ
らの処理を実行した後、フィルムインターラプターをオ
フしてフィルム移行チェック処理に戻ってからメインフ
ローに戻る(S.308)。
【0053】ここで、裏蓋6を開けたままで、巻き上げ
レバー2の操作を行っているので、S.302において
イエスと判断され、S.309の空巻き処理に移行す
る。
【0054】空巻き処理では、図8に示すように、ま
ず、CPU8はS.1001において125msタイマ
ーをスタートさせ、次に予備角スイッチSW1がオフで
あるか否かを判断する(S.1002)。ここで、12
5msタイマーは125ms毎に表示処理を実行するた
めに用いられる。
【0055】巻き上げレバー2が収納位置以外の位置
(10度から180度の範囲の位置)にあるときには、
S.1002においてノーと判断され、S.1004に
移行する。S.1004においては125msが経過し
たか否かが判断され、125msが経過するまでは、
S.1002、S.1004の処理を実行し、125m
sが経過すると、再度125msタイマーをスタートさ
せた後(S.1005)、CPU8にスイッチ状態を入
力し(S.1006)、スイッチ操作処理を行った後
(S.1007)、表示処理を行って(S.100
8)、S.1002に戻る。
【0056】CPU8は巻き上げレバー2が収納位置に
戻るまでの間、125ms毎にS.1005〜S.10
08の処理を実行する。
【0057】巻き上げレバー2が収納位置に戻ると、
S.1002においてイエスと判断され、S.1003
に移行して巻き上げ完了スイッチSW3がオフであるか
否かを判断する。S.1003においてノーのときには
S.1004に移行し、S.1003においてイエスの
ときはS.308の処理を行って、メインフローにリタ
ーンする。
【0058】裏蓋6を開けた状態のとき、ボディ状態チ
ェック処理に入ると、S.214、S.215、S.2
16を経由して巻き上げロック解除許可フラグがセット
されているので、巻き上げレバー2を最大角度まで巻き
上げて収納位置に戻す動作を繰り返すとフィルムが給送
され、これにより、フィルム22の裏紙に印刷されてい
るスタートマークを位置決め指標に合わせることができ
る。この場合、いったんS.223でセットされたレリ
ーズ許可フラグがS.228でクリアされるので、シャ
ッターリレーズは禁止される。 (2)頭出し処理 CPU8はメインフローの実行中に、S.9のボディ状
態チェック処理に入ると、図6に示すようにS.201
に移行して、裏蓋開閉検出スイッチSWの状態を判断す
る。裏蓋6が閉じられると、S.201においてノーと
判断され、S.207に移行して前回裏蓋スイッチSW
が開であったか否かを判断する。前回裏蓋スイッチSW
が開のとき、S.208に移行してボディ状態フラグが
全てクリアされ、S.209に移行して頭出しフラグが
「1」にセットされ、S.210に移行してその後の処
理を実行する。前回も裏蓋6が閉じられているときは、
S.208、S.209をジャンプしてS.210に移
行して、その後の処理を実行する。
【0059】S.210以降の処理においては、頭出し
中フラグが「1」にセットされているので、S.228
においてレリーズ許可フラグがクリアされ、従って、頭
出し処理中にもレリーズが禁止される。
【0060】メインフローに戻っての処理実行中に、
S.8、S.13のフィルム給送移行チェック処理に入
り、巻き上げレバー2の操作により、予備角スイッチS
W1がオンすると、図5のS.102においてイエスと
判断されて、S.107のフィルム給送処理に入り、図
7のS.303でイエスと判断されて、S.310の頭
出し処理が実行される。
【0061】頭出し処理では、図9に示すように、S.
400においてフィルムパルス速度Fvpをクリア、速
度補正後パルス数(後述の演算により求められた残りの
パルス数RP)をクリア、フィルムパルス補正NGフラ
グをクリア、フィルムパルス補正OKフラグをクリア
し、次に、S.401においてフィルムパルスエラーフ
ラグをクリアし、次いでフィルムインターラプターをオ
ンさせ(S.402)、次に、S.403において、巻
き上げ途中フラグが「1」であるか否かを判断する。な
お、フィルムパルス速度Fvp、速度補正後パルス数、
フィルムパルス補正NGフラグ、フィルムパルス補正O
Kフラグについては後述する。
【0062】この巻き上げ途中フラグは1回の巻き上げ
レバー2の操作により頭出しの設定に必要な個数の頭出
しパルス数、又はフィルムを1駒給送するのに必要なワ
イドパルス数がカウントされていないときにセットされ
る。
【0063】CPU8は、頭出し処理に入った直後に
は、巻き上げ途中フラグがクリアされているので、S.
403においてノーと判断し、S.404に移行してダ
ウンカウンタ23に頭出しパルス数(約フィルム4駒分
の移動量に対応したパルス数)を設定し、次に、125
msタイマーをスタートさせ(S.406)、S.40
7に移行して予備角スイッチSW1がオフか否かを判断
する。
【0064】巻き上げレバー2を巻き上げ操作して収納
位置に戻るまでの間は、予備角スイッチSW1はオンで
あるので、S.407においてノーと判断されて、S.
408’に移行し、フィルムパルス速度補正処理を行
う。このフィルムパルス速度補正処理については説明の
便宜上後述する。CPU8はこのS.408’の処理実
行後S.409に移行してフィルムパルスカウントチェ
ック処理を行う。このフィルムパルスカウントチェック
処理では、まず、図10に示すようにS.2001でパ
ルスカウント終了フラグが「1」か否かを判断する。
【0065】巻き上げの最初は、パルスカウント終了フ
ラグはクリアされているので、S.2001においてノ
ーと判断され、次に、S.2002に移行してダウンカ
ウンタ23が「0」か否かを判断する。S.2001に
おいてパルスカウント終了フラグがセットされていると
きは、そのまま頭出し処理フローのS.410にリター
ンする。
【0066】巻き上げレバー2の操作によるフィルムの
走行に基づきパルスが発生されて、ダウンカウンタ23
の数値が徐々に減少するが、ダウンカウンタ23の内容
はすぐには「0」にならないので、S.2002におい
て、ノーと判断されて、頭出し処理のS.410にリタ
ーンする。S.2002において、ダウンカウンタ23
の内容が「0」のときはS.2003に移行してパルス
カウント終了フラグを「1」にセットしてS.2004
に移行し、フィルムインターラプタをオフし、S.20
05においてフィルム係止処理を行った後、S.200
6においてフィルム駒数をカウントアップした後、頭出
し処理のS.410にリターンする。
【0067】S.2001、S.2002のルートを経
由して頭出し処理のS.410へのリターンはフィルム
の1駒目がまだアパーチャに位置していない場合に対応
し、S.2001〜S.2006のルートを経由しての
S.410へのリターンは頭出しパルス数分のパルスが
カウントされてフィルム22の1駒目がアパーチャに位
置された場合に対応する。
【0068】S.410では、CPU8は125msが
経過したか否かを判断する。CPU8は125ms経過
前にはS.407、S.408’、S.409、S.4
10の処理を繰り返し、125ms経過すると、125
msタイマーを再度スタートさせ(S.411)、CP
U8は各種スイッチ状態信号を取り込んで(S.41
2)、各スイッチ状態に対応する操作処理を実行し
(S.413)、次に、表示処理を実行した後(S.4
14)、S.407に戻る。S.407において予備角
スイッチSW1がオフするとS.408に移行して巻き
上げ完了スイッチSW3がオフであるか否かを判断す
る。
【0069】一度、巻き上げレバー2を最大角度まで巻
き上げると、巻き上げ完了スイッチSW3がオフされる
と共に、シャッターチャージが為される。なお、巻き上
げ完了スイッチSW3がもともとオフの場合にはオフの
ままである。
【0070】巻き上げレバー2が収納位置に戻ると、
S.407においてイエスと判断され、S.408に移
行して巻き上げ完了スイッチSW3がオフか否かが判断
され、S.408においてイエスのときはS.415に
移行する。従って、S.407〜S.415のルートは
巻き上げレバー2の1回の巻き上げに相当する。
【0071】S.415においてパルスカウント終了フ
ラグがクリアされているときは、ノーと判断され、S.
416に移行して巻き上げ途中フラグをセットし、S.
417に移行してダウンカウンタ23に残っている数値
がメモリ24にいったん記憶される。
【0072】次に、CPU8はS.418に移行してレ
バー1巻きありフラグが立っているか否かを判断する。
レバー1巻きフラグが「1」にセットされたことは、裏
蓋6が閉じられてから最初の巻き上げ動作が為されたこ
とを意味する。
【0073】巻き上げレバー2が収納位置から停止位置
までの最大角度(すなわち、巻き上げレバー2の操作可
能な最大移動量分)まで移動操作されたか否かの判別
は、S.407、S.408の処理により行われ、S.
415に移行する段階のときに、すなわち、予備角スイ
ッチSW1及び巻き上げ完了スイッチSW3が共にオフ
の状態(巻き上げレバー2が収納位置から一旦最大停止
位置まで移動操作された後、再び収納位置にまで戻され
た状態)のときに、巻き上げレバー2による巻き上げが
「1巻きあり」と認識される。
【0074】ところで、裏蓋6を閉めた直後の状態のと
きに巻き上げレバー2が途中位置にある可能性があるの
で、裏蓋6を閉めた後の最初の巻き上げ動作による予備
角スイッチSW1のオフ及び巻き上げ完了スイッチSW
3のオフという条件をそのまま用いて、巻き上げレバー
2の操作開始位置から操作停止位置までの最大移動量操
作であると判断することはできない。
【0075】そこで、この発明の実施の形態では、裏蓋
6を閉めた直後には、図6のS.206において、レバ
ー1巻き有りフラグがクリアされており、裏蓋6を閉め
た後の最初(第1回目)の巻き上げレバー2の操作によ
りこのS.418の処理に至ったときに、必ずS.42
4に移行してレバー1巻きフラグを「1」にセットした
後、頭出し処理を一旦抜け出て、第2回目の巻き上げレ
バー2の操作により再度S.418に至ったときに初め
てS.419へ移行できるようにしている。
【0076】CPU8は、S.419において規定個数
以上のパルスが発生したか否かを判断する。S.419
においてノーの場合、S.420においてボディ状態フ
ラグを全てクリアし、次に、S.421に移行してフィ
ルムなしフラグを「1」にセットして、「フィルム無
し」と判断する。
【0077】言い換えると、巻き上げレバー2による巻
き上げが確実に操作開始位置から始まる第2回目以降の
巻き上げ動作により、S.419〜S.421の処理を
実行することによりフィルムの有無を判断するようにし
ており、裏蓋6を閉めた直後の最初の巻き上げレバー2
の操作を第1回目の操作と判断し、第1回目の巻き上げ
レバー2の操作の場合には、巻き上げレバー2を操作開
始位置又は途中位置から操作停止位置まで移動操作した
ときに、S.419〜S.421の処理をジャンプさせ
ることにより、フィルム22がカメラボディ1に装填さ
れているともいないとも判断しないようにして、フィル
ム22の装填の検出精度を高めるようにしている。
【0078】フィルム22がセットされているときに
は、頭出し中に巻き上げレバー2の1〜2回の操作で、
ダウンカウンタ23の内容が「0」にならないので、こ
の頭出し処理フローが複数回繰り返され、この頭出し処
理の実行中にフィルムパルスカウントチェック処理に入
り、ダウンカウンタ23の内容が「0」になると、頭出
しパルス数分の個数のパルスがカウントされたとして、
S.2003において、パルスカウント終了フラグをセ
ットし、フィルムインターラプタをオフし、フィルム係
止処理を行って、フィルム駒数をカウントアップする
(S.2004、S.2005、S.2006)。
【0079】そのフィルム係止処理により、巻き上げレ
バー2による巻き上げ途中でも電磁クラッチギヤ18へ
の通電がオフされ、巻き上げレバー2の駆動力が断たれ
ると共に、フィルム係止マグネットMgに通電されてス
プール20をロックすることによりフィルム22の位置
が固定される。
【0080】従って、図13(a)に示すように、頭出
しの最初では、巻き上げレバー2を巻き上げると、予備
角スイッチSW1がオンしてから最大角度まで巻き上げ
る間パルスが発生し、巻き上げレバー2によりシャッタ
ーチャージが為されると、巻き上げ完了スイッチSW3
がオフし、巻き上げレバー2を収納位置に戻すと、巻き
上げロックマグネットMg3に通電されて巻き上げロッ
クが解除される。次に、頭出し処理の終わりでは、巻き
上げレバー2の巻き上げにより、図13(b)に示すよ
うに、頭出しパルス数分のパルスがカウントされると、
フィルム係止マグネットMg2に通電されてスプール2
0が係止され、フィルム22の位置が固定される。
【0081】また、頭出し処理フローのS.415にお
いて、パルスカウント終了フラグが「1」であるのでイ
エスと判断されて、S.422、S.423に移行し
て、ボディ状態フラグを全てクリアした後、ワインドフ
ラグを「1」にセットしてフィルム給送処理にリターン
する。
【0082】ボディ状態チェック処理から頭出し処理に
入ると、フィルムがセットされているときには、頭出し
処理完了後、フィルムの駒数が「1」と表示され、ま
た、シャッターのチャージが為されてレリーズが許可さ
れ、巻き上げレバー2の巻き上げロックがかかった状態
となる。
【0083】メインフローに戻って、S.4〜S.13
の処理実行中に、測光スイッチがオンされると、図4に
示すようにS.7においてイエスと判断されて、S.1
4に移行してパワーホールドタイマーがセットされる。
次に、CPU8はS.15に移行してスイッチ状態信号
を取り込み、それに対応するスイッチ操作処理を行って
(S.16)、S.17で輝度情報(Bv)を取り込
み、次にS.18に移行して絞り情報(AVVR)を取
り込んで、これらの情報により測光演算処理を行い
(S.19)、S.20のボディ状態チェック処理に入
る。
【0084】このボディ状態チェック処理を抜け出る
と、CPU8は次に輝度情報、絞り情報等に基づきS.
21において表示処理を実行し、S.22のフィルム給
送移行チェック処理に移行する。巻き上げレバー2を操
作しないときは、このフィルム給送移行チェック処理を
すぐに抜け出てS.23に移行し、レリーズ許可フラグ
が「1」にセットされているか否かを判断する。
【0085】S.23においてイエスのときは、S.2
4に移行してレリーズスイッチがオンされているか否か
を判断し、S.24においてイエスのときはレリーズ処
理を行うと共にレリーズ許可フラグをクリアし、S.2
6に移行してパルスカウント終了フラグをクリアして、
S.27に移行して、パワーホールドタイマーのカウン
ト内容を減算し、S.28に移行してパワーホールドタ
イマーのカウント内容が「0」か否かを判断する。
【0086】S.28においてイエスのときは、S.4
に戻り、ノーのときはS.15に戻り、この処理を繰り
返す。S.23においてノーのときはレリーズを禁止す
るため、S.24〜S26の処理をジャンプしてS.2
7に移行し、S.24においてノーのときはレリーズ処
理を禁止するため、S.25、S.26の処理をジャン
プしてS.27移行する。
【0087】S.23〜S.26のルートは撮影実行に
対応し、これによりシャッター幕が走行されて、巻き上
げ完了スイッチSW3がオンされると共に、フィルム係
止処理が解除される。
【0088】このメインフローの実行中に、図6のボデ
ィ状態チェック処理に入ると、S.218で今回巻き上
げ完了スイッチSW3がオンと判断されてS.219に
移行し、S.219では前回巻き上げ完了スイッチSW
3がオフであったのでイエスと判断されて巻き上げロッ
ク解除許可フラグがセットされる。
【0089】次に、S.221では巻き上げ完了スイッ
チSW3がオンであるので、S.222、S.223の
処理をジャンプしてS.224に移行するため、レリー
ズ許可フラグのセットが禁止される。
【0090】そして、S.224〜S.227の処理を
行った後、S.229に移行して巻き上げロック解除許
可フラグが「1」であるか否かが判断される。S.22
9においてはイエスと判断されて、S.230に移行
し、S.230ではノーと判断されてS.231〜S.
233の処理を行ってメインフローに戻る。
【0091】これにより、巻き上げロック解除処理が行
われて巻き上げレバー2の巻き上げが可能となる。 (3)ワインド処理 レリーズ後に、メインフローの実行中に巻き上げレバー
2を操作すると、図5のフィルム給送移行チェック処理
のS.106においてイエスと判断され、S.107に
移行してフィルム給送処理が行われる。
【0092】このフィルム給送処理では、図7のS.3
05の入ると、イエスと判断されて、S.312に移行
してワインド処理が実行される。
【0093】ワインド処理では、図11に示すように、
まず、S.3000において、フィルムパルス速度Fv
pをクリア、速度補正後パルス数をクリア、フィルムパ
ルス補正NGフラグをクリア、フィルムパルス補正OK
フラグをクリアし、次にS.3001でフィルムパルス
エラーフラグをクリアし、次にフィルムインターラプタ
ーをオンさせ(S.3002)、次いで、S.3003
において、巻き上げ途中フラグが「1」であるか否かを
判断する。この巻き上げ途中フラグは巻き上げレバー2
の一巻きでワインドパルス数(1駒分の給送により発生
する基準パルス数)に達しなかったときにセットされ
る。なお、頭出し処理でも述べたようにフィルムパルス
速度Fvp、速度補正後パルス数、フィルムパルス補正
NGフラグ、フィルムパルスOKフラグについては後述
する。
【0094】CPU8は、ワインド処理に入った直後に
は、巻き上げ途中フラグがクリアされているので、S.
3003においてノーと判断し、S.3004に移行し
て、ダウンカウンタ23にワインドパルス数を設定し、
次に、125msタイマーをスタートさせ(S.300
6)、S.3007に移行して予備角スイッチSW1が
オフか否かを判断する。
【0095】巻き上げレバー2を巻き上げ操作して収納
位置に戻るまでの間は、S.3007においてノーと判
断されて、S.3008’のフィルムパルス速度補正処
理(後述)を行った後、S.3009に移行する。S.
3009のフィルムパルスカウントチェック処理では、
図10に示すように、まず、S.2001でパルスカウ
ント終了フラグが「1」か否かを判断する。
【0096】巻き上げの最初では、パルスカウント終了
フラグはクリアされているので、S.2001において
ノーと判断され、次に、S.2002に移行してダウン
カウンタ23の内容が「0」か否かを判断する。S.2
001においてパルスカウント終了フラグがセットされ
ているときは、そのままワインド処理フローのS.30
10にリターンする。
【0097】巻き上げレバー2の操作によるフィルムの
走行に基づきパルスが発生されて、ダウンカウンタ23
の数値が徐々に減少するが、ダウンカウンタ23の内容
はすぐには「0」にならないので、S.2002におい
て、ノーと判断されて、ワインド処理のS.3010に
リターンする。S.2003において、ダウンカウンタ
23の内容が「0」のときはS.2003に移行してパ
ルスカウント終了フラグを「1」にセットしてS.20
04に移行し、フィルムインターラプタをオフし、S.
2005においてフィルム係止処理を行った後、S.2
006においてフィルム駒数をカウントアップした後、
ワインド処理のS.3010にリターンする。
【0098】S.2001、S.2002のルートを経
由してワインド処理のS.3010へのリターンは巻き
上げ途中に対応し、S.2001〜S.2006のルー
トを経由してのS.3010へのリターンは巻き上げレ
バー2の収納位置から最大角度位置までの間にワインド
パルス数がカウントされて1駒分のフィルムがアパーチ
ャに位置された場合に対応する。
【0099】S.3010〜S.3014の処理はS.
410〜S.414の処理と実質的に同じであるので、
その詳細な説明は省略する。
【0100】巻き上げレバー2が収納位置に戻ると、
S.3007においてイエスと判断され、S.3008
に移行して巻き上げ完了スイッチSW3がオフか否かが
判断され、S.3008においてイエスのときはS.3
015に移行する。従って、S.3007〜S.301
5のルートは巻き上げレバー2のレリーズ後の1回の巻
き上げに相当する。
【0101】S.3015においてパルスカウント終了
フラグがクリアされているときは、ノーと判断され、
S.3016に移行して巻き上げ途中フラグをセット
し、S.3017に移行してダウンカウンタ23に残っ
ている数値がメモリ24にいったん記憶される。そし
て、フィルム給送処理にリターンする。
【0102】S.3009においてパルスカウントチェ
ック処理に入ると、ダウンカウンタ23の内容が減算さ
れ、ワインドパルス数がカウントされると、S.200
3でパルスカウント終了フラグが「1」にセットされ、
フィルムインターラプタがオフされ、フィルム係止処理
が実行されて、フィルム駒数がカウントアップされる。
【0103】巻き上げレバー2を最大角度巻き上げる
と、巻き上げ完了スイッチSW3がオフされると共に、
シャッターチャージが為される。また、ワインドパルス
数分のパルスがカウントされた時点でフィルム係止が実
行される。
【0104】このワインド処理実行後、メインフローの
実行中に、図6に示すボディ状態チェック処理に入る
と、S.221でノーと判断され、S.223でイエス
と判断されて、S.223においてレリーズ許可フラグ
がセットされ、S.229に移行して巻き上げロック解
除許可フラグが「1」であるか否かが判断される。
【0105】巻き上げロック解除許可フラグは「1」に
セットされているので、S.230に移行するが、レリ
ーズ許可フラグが「1」にセットされているので、巻き
上げロック解除処理は行われずにメインフローにリター
ンし、これにより二重巻き上げが防止される。
【0106】このようにして、撮影が実行されて、定め
られた枚数の撮影が実行され、フィルム巻き取り処理が
行われる。 (4)フィルム巻き取り処理 メインフローの実行中に、撮影が実行されてフィルム2
2の残りがなくなると、図6のボディ状態チェック処理
に入ったときに、S.210においてイエスと判断され
て、S.211に移行し、CPU8は巻き上げ完了スイ
ッチSW3がオンか否かを判断する。
【0107】シャッター走行により巻き上げ完了スイッ
チSW3はオンしているので、S.211においてイエ
スと判断され、S.212に移行してボディ状態フラグ
を全てクリアし、S.213に移行し、巻き取り中フラ
グを「1」にセットして、S.214に移行する。
【0108】レリーズ処理によりレリーズ許可フラグは
クリアされるので、ボディ状態チェック処理のS.23
0においてノーと判断されて、S.231〜S.233
の処理が実行されて、巻き上げレバー2のロックが解除
される。
【0109】メインフローの実行中に、図5のフィルム
給送移行チェック処理に入ると、S.103において、
イエスと判断されて、S.107のフィルム給送処理に
入り、図7のS.306においてイエスと判断されて、
S.313において巻き取り処理を実行する。
【0110】S.313の巻き取り処理では、図12に
示すように、まず、S.4001でフィルムパルスエラ
ーフラグをクリアし、フィルムインターラプターをオン
させ(S.4002)、次に、S.4003において、
ダウンカウンタ23にフィルムがまだ残っているかの判
定に用いるパルス数を設定し、次に、125msタイマ
ーをスタートさせ(S.4004)、S.4005に移
行して予備角スイッチSW1がオフか否かを判断する。
【0111】巻き上げレバー2を巻き上げ操作して収納
位置に戻るまでの間は、S.4005においてノーと判
断されて、S.4007に移行する。S.4007では
パルスカウント終了フラグが「1」か否かを判断する。
【0112】最初は、パルスカウント終了フラグはクリ
アされているので、S.4007においてノーと判断さ
れ、次に、S.4008に移行してダウンカウンタ23
が「0」か否かを判断する。S.4007においてパル
スカウント終了フラグがセットされているときは、S.
4008〜S.4010の処理をジャンプしてS.40
11に移行する。S.4008においてダウンカウンタ
23の内容が「0」でないときにはS.4009、S.
4010をジャンプしてS.4011に移行する。S.
4008でダウンカウンタ23の内容が「0」のときに
は、S.4009においてパルスカウント終了フラグを
セットして、フィルムインターラプターをオフしてS.
4011に移行する。
【0113】S.4011〜S.4015の表示処理は
S.3009〜S.3014の表示処理に対応している
ので、その説明は省略する。
【0114】巻き上げレバー2の操作により巻き上げが
行われ、予備角スイッチSW1がオフすると、S.40
05においてイエスと判断され、巻き上げレバー2の操
作によりシャッターチャージが為されていると、巻き上
げ完了スイッチSW3がオフされているので、S.40
06においてイエスと判断され、S.4016に移行し
てパルスカウント終了フラグが「1」にセットされたか
否かが判断される。
【0115】S.4016において、イエスのときはフ
ィルム給送処理にそのままリターンし、S.4016に
おいてノーのときはS.4107に移行してボディ状態
フラグを全てクリアして、巻き取り完了フラグをセット
してフィルム給送処理にリターンする(S.410
8)。
【0116】S.4016でパルスカウント終了フラグ
が「1」か否かを判断することにしたのは、1回の巻き
上げで規定パルスカウントが終了していればフィルムが
まだ残っていると考えられるので巻き取りを続行し、パ
ルスカウントが終了していなければフィルムの巻き取り
が完了していると考えられるので後述の空巻き処理を実
行させることにしたからである。
【0117】巻き上げレバー2の操作によりシャッター
チャージが為され、巻き上げ完了スイッチSW3がオフ
しており、レリーズ許可フラグはクリアされているの
で、CPU8はメイン処理フローの実行中にボディ状態
チェック処理フローに入ると、S.231〜S.233
において巻き上げロック解除処理を行い、メインフロー
にリターンする。
【0118】そして、このメインフローの実行中に、フ
ィルム給送移行チェック処理に入ると、S.104にお
いて、巻き取り完了フラグが「1」であるか否かを判断
し、S.104においてイエスのときには、S.107
に移行してフィルム給送処理に入り、図7のS.307
においてイエスと判断して、S.314の空巻き処理を
実行する。この空巻き処理についてはすでに説明したの
で、その説明は割愛する。 (5)フィルムをセットしない場合の頭出し処理 CPU8はメインフローの実行中に、S.9のボディ状
態チェック処理(図6参照)に入り、裏蓋6が閉じられ
ると、S.201においてノーと判断し、S.207に
移行して前回裏蓋スイッチSWが開であったか否かを判
断し、S.207においてイエスと判断し、S.208
に移行してボディ状態フラグを全てクリアし、S.20
9に移行して頭出しフラグを「1」にセットし、S.2
10に移行してその後の処理を実行する。
【0119】S.210以降の処理においては、頭出し
中フラグが「1」にセットされているので、S.228
においてレリーズ許可フラグがクリアされ、従って、頭
出し処理中はレリーズが禁止される。
【0120】メインフローに戻っての処理実行中に、C
PU8はS.8、S.13のフィルム給送移行チェック
処理(図5参照)に入る。巻き上げレバー2の操作によ
り、予備角スイッチSW1がオンすると、S.102に
おいてイエスと判断されて、S.107のフィルム給送
処理に入り、図7のS.303でイエスと判断されて、
S310の頭出し処理が実行される。
【0121】頭出し処理(図9参照)のS.400〜
S.415についてはすでに説明したので、異なる部分
についてのみ説明する。この頭出し処理実行中にS.4
09において、図10に示すフィルムカウントパルスチ
ェック処理を行うが、フィルムが装填されていないた
め、パルスは規定量発生しない。
【0122】従って、ダウンカウンタ23の内容が
「0」となることはなく、かつ、パルスカウント終了フ
ラグが「1」に設定されることもない。従ってフィルム
係止処理も実行されることがない。
【0123】よって、巻き上げレバー2が戻ると、S.
415において、ノーと判断され、S.416に移行し
て巻き上げ途中フラグをセットし、S.417に移行し
てダウンカウンタ23に残っている数値がメモリ24に
いったん記憶される。
【0124】次に、CPU8はS.418に移行してレ
バー1巻きありフラグがセットされているか否かを判断
する。裏蓋6を閉めた直後の巻き上げレバー2の巻き上
げ操作を行ったときが第1回目の巻き上げと判断され、
レバー1巻きありフラグはクリアされているので、S.
418においてノーと判断され、S.424に移行して
レバー1巻き有りフラグをセットして、フィルム給送移
行チェック処理にリターンし、S.308に移行してフ
ィルムインターラプタをオフしてフィルム給送移行チェ
ックに戻ってからメインフローにリターンする。なお、
巻き上げレバー2が収納位置にないときから巻き上げを
行ったときも同様に第1回目の巻き上げとされる。
【0125】CPU8はメインフローの実行中に再び頭
出し処理に入ると、S.400、S.401、S.40
2の処理を行った後、S.403に移行して巻き上げ途
中フラグが「1」であるか否かを判断する。第1回目の
巻き上げで、巻き上げ途中フラグは「1」にセットされ
ているので、S.403においてイエスと判断され、
S.405に移行して、メモリ24に記憶されていた残
りの数値がダウンカウンタ23に設定される。
【0126】次に、CPU8はS.406〜S.414
の処理の繰り返し実行中に巻き上げレバー2が戻ると、
S.415以降の処理を実行する。このS.415以降
の処理ではS.418においてレバー1巻き有りフラグ
がセットされているので、S.418においてイエスと
判断され、S.419に移行して規定量個数以上のパル
スが発生したか否かが判断される。
【0127】フィルム22はセットされていないので規
定量個数以上のパルスが発生することはあり得ず、S.
419においてノーと判断され、S.420に移行して
ボディ状態フラグを全てクリアし、S.421に移行し
てフィルムなしフラグをセットして、フィルム給送処理
にリターンする。
【0128】このS.419〜S.421のルートを通
ることにより、頭出しフラグがクリアされるので、フィ
ルム22がセットされていないときには巻き上げレバー
2を少なくとも2回巻き上げることにより、頭出し処理
から抜け、撮影が実行できる状態になる。S.419〜
S.421のルートはフィルムの有無を検出するフィル
ム有無検出手段としての役割を果たす。
【0129】従って、図14(a)に示すように、フィ
ルム22がないときに第1回目の巻き上げ操作を行って
もパルスは発生せず、巻き上げレバー2が収納位置に戻
ると巻き上げロック解除マグネットMg3に通電されて
巻き上げロックが解除される。また、図14(b)に示
すように第2回目の巻き上げ操作でもパルスが発生しな
いためフィルム係止処理が実行されない。
【0130】メインフローに戻っての処理実行中に、レ
リーズスイッチがオンされると、S.24においてイエ
スと判断され、レリーズ処理を行ってS.26以降の処
理を行う。S.23〜S.26のルートは撮影実行に対
応し、これによりシャッター幕が走行されて、巻き上げ
完了スイッチSW3がオンされる。
【0131】このメインフローの実行中に、ボディ状態
チェック処理に(図6参照)入ると、S.218で今回
巻き上げ完了スイッチSW3がオンと判断されてS.2
19に移行し、S.219では前回巻き上げ完了スイッ
チSW3がオフであったのでイエスと判断されて巻き上
げロック解除許可フラグがセットされる。
【0132】次に、S.221では巻き上げ完了スイッ
チSW3がオンであるので、S.222、S.223の
処理をジャンプしてS.224に移行するため、レリー
ズ許可フラグのセットが禁止される。
【0133】そして、S.224〜S.227の処理を
行った後、S.229に移行して巻き上げロック解除許
可フラグが「1」であるか否かが判断される。S.22
9においてはイエスと判断されて、S.230に移行
し、S.230ではノーと判断されてS.231〜S.
233の処理を行ってメインフローに戻る。これによ
り、巻き上げロック解除処理が行われて巻き上げレバー
2の巻き上げが可能となる。
【0134】メインフローに戻っての処理実行中に、巻
き上げレバー2を操作すると、フィルム給送移行チェッ
ク処理のS.106においてイエスと判断されて、図7
のフィルム給送処理に入り、フィルム給送処理のS.3
04においてイエスと判断されて図8の空巻き処理が実
行される。
【0135】図8の空巻き処理に入るとパルス発生手段
12としてのフィルムインターラプタの作動が禁止され
るので節電が図られる。この空巻き処理はパルス発生手
段12の作動を禁止する役割を果たす。
【0136】巻き上げレバー2の操作によりシャッター
チャージが為されると、再び、レリーズ許可フラグがセ
ットされてレリーズが可能となり、フィルムがない場合
に裏蓋6を閉じて、巻き上げレバー2を少なくとも2回
巻き上げると、以後はレリーズが可能となる。 (6)フィルムパルス速度補正処理(巻き上げレバー2
による巻き上げ速度に応じて適正給送量に対応する基準
パルス個数Pbを補正する場合) 前述の図9のS.408’及び図11のS.3008’
におけるフィルムパルス給送処理についての詳細を以下
に説明する。
【0137】巻き上げレバー2の巻き上げ速度が速い
と、フィルムの給送速度が速くなり、適正給送量に対応
して設定された基準パルス個数Pb(頭出し処理の場合
には頭出しパルス数であり、ワインド処理の場合にはワ
インドパルス数)に対して給送されるフィルム量が多く
なる。そこで、巻き上げレバー2の操作速度が速いとき
には適正給送量に対応して設定された基準パルス個数を
補正して、1駒分に正確に対応する適正給送量のフィル
ムを給送するようにするのが望ましい。
【0138】フィルムパルス速度補正処理はこの補正を
行うためのもので、巻き上げレバー2の巻き上げ速度が
所定よりも速い場合には、カウントされるべき基準パル
ス個数Pbの個数を少ない方に補正して、適正給送量の
フィルムが給送されるようにする処理である。
【0139】CPU8は図9の頭出し処理又は図11の
ワインド処理に入ると、フィルムパルス速度Fvp、速
度補正後の残りパルス数RP、フィルムパルス補正NG
フラグ、フィルムパルス補正OKフラグをクリアする
(S.400又はS.3000)。
【0140】次に、CPU8はフォトインタラプターを
オンさせ(S.402又はS.3002)、ダウンカウ
ンター23に基準パルス個数Pbとしての頭出しパルス
数又はワインドパルス数を設定し(S.404又はS.
3004)、S.406、S.407又はS.300
6、S.3007の処理を実行する。これらの処理につ
いてはすでに説明したのでその詳細は省略する。
【0141】次に、CPU8はS.408’又はS.3
008’に移行してフィルムパルス速度補正処理に入
る。
【0142】ここでは、基準パルス個数Pbは図15に
示すようにフィルムパルス速度Fvpが速度補正開始フ
ィルム速度(1/Tb)よりも遅いときには、Pb=P
b0に設定され、第1所定速度としての速度補正リミッ
トフィルム速度(1/Ta)よりも早いときには、Pb
=Pa0に設定され、フィルムパルス速度Fvpが速度
補正開始フィルム速度(1/Tb)と速度補正リミット
フィルム速度(1/Ta)との間にあるときには、補正
係数Kを用いて補正するようにしている。
【0143】ここで、 K=(Pb0−Pa0)/(Tb−Ta) なお、Tbは速度補正開始基準位置でのパルス幅、Ta
は速度補正リミット位置でのパルス幅であり、パルス幅
が小さいほどフィルム22の給送速度が大きいことを意
味する。なお、Pa0は最大補正量としての固定パルス
数を意味する。
【0144】すなわち、フィルムパルス速度Fvpは、
図16に示すように、パルス発生手段12に基づいて発
生するパルスPPのパルス幅Tp(Tp=1/Fv)に
基づいて判断している。このパルス幅Tpは、ここで
は、基準パルス個数Pbから現在までにカウントされた
パルス個数を減算した残りのパルス数RPが31個から
30個になるまでの間に発生する1個のパルスにより定
める。
【0145】CPU8は、S.408’又はS.300
8’のフィルムパルス速度補正処理に入ると、図17に
示すように、S.501において、フィルムパルス補正
NGフラグ=0であるか否かを判断する。S.501に
おいて、イエスのときは、S.502に移行して、フィ
ルムパルス補正OKフラグ=0であるか否かを判断す
る。
【0146】ここで、フィルムパルス補正NGフラグと
は基準パルス個数Pbが補正されなかったときに「1」
に設定されるフラグであり、フィルムパルス補正OKフ
ラグとはフィルムパルス補正を行って基準パルス個数P
bが補正されたときに「1」に設定されるフラグであ
る。
【0147】CPU8はS.502においてイエスのと
きはS.503に移行して、ダウンカウンタ23のカウ
ント内容が50パルス以下か否かを判断する。ダウンカ
ウンタ23のカウント内容が51パルス以上のときは
S.503においてノーと判断して頭出し処理のS.4
09又はワインド処理のS.3009にリターンし、
S.410又はS.3010以降の処理を繰り返す。
【0148】ダウンカウンタ23のカウント内容Qが5
1パルス以上のときに頭出し処理又はワインド処理にリ
ターンさせることにしたのは、フィルム給送を停止させ
る直前にフィルム給送速度を監視すれば十分であり、ダ
ウンカウンタ23のカウント内容Qが51パルス以上の
ときに補正を行うことは意味がないからである。
【0149】S.501においてノーのとき、S.50
2においてノーのときも同様にリターンする。S.50
1においてノーのときにリターンさせることにしたの
は、巻き上げレバー2の巻き上げ速度が遅いか又は何ら
かの原因でパルスが発生しないときであり、S.502
においてノーのときにリターンさせることにしたのは、
補正が適正になされたからである。
【0150】そのフィルムパルス速度補正処理のS.5
03において、ダウンカウンタ23のカウント内容が5
0以下になると、S.504に移行してダウンカウンタ
23のカウント内容が31になるまで待機し、ダウンカ
ウンタ23のカウント内容が31になると、パルス速度
測定用タイマーをスタートさせ(S.505)、ダウン
カウンタ23のカウント内容が30であるか否かを判断
し(S.506)、ダウンカウンタ23のカウント内容
が31から30の間にあるときは、規定時間がオーバー
したか否かを判断し(S.507)、規定時間がオーバ
ーしないうちに、ダウンカウンタ23のカウント内容が
30パルスになったときには、S.509に移行して現
在のフィルムパルス速度(1フィルムパルス時間Tp)
を設定する。
【0151】巻き上げレバー2によるフィルム給送速度
は、巻き上げが進行するに伴って速くなる傾向がある。
このためフィルムの給送速度の検出は、理想的にはフィ
ルム1駒分の巻き上げ完了直前が望ましいが、そのよう
に検出することとすると、補正量演算時間等の関係から
制御遅れが生じたり、補正可能範囲が狭くなったりする
場合がある。
【0152】従って、実際のフィルム給送速度の判断
実行するタイミングとしては、残りのパルスカウント数
が少なくとも1駒分の給送量の半分よりも下回った段階
(すなわち、半駒以上移送が完了した段階)以降の適当
な時点で行うのが望ましい。
【0153】この発明の実施の形態では、このことを考
慮して、パルスの残り個数が31パルスとなった段階
で、補正処理を開始しており、S.503、S.504
のルートはフィルム給送量を係数する係数手段としての
役割を果たす。本実施の形態では、フィルム1駒分で約
200個のパルスをカウントするので、フィルムが約
0.85駒移送完了した時点で速度判断を実行する。
【0154】S.507においてイエスのときはS.5
08に移行してフィルムパルス補正NGフラグを「1」
にセットした後、S.517に移行する。このS.50
7、S.508、S517のルートは巻き上げレバー2
の巻き上げ速度が遅く、基準パルス個数Pbを補正しな
くともフィルム22を適正量給送でき、従って、補正す
る必要がない場合に対応する。
【0155】CPU8は、S.509の処理を行った後
S.510に移行して下記の演算を行う。
【0156】ans1=Tb−Tp ただし、現在のフィルムパルス速度Fvp(=1/T
p)が速度補正開始フィルムパルス速度Fvb(=1/
Tb)よりも遅い場合には、ans1=0に設定する。
【0157】ここで、ans1は速度補正開始フィルム
パルス速度1/Tbの時間相当分から現在のフィルムパ
ルス発生速度Fvpの時間相当分を差し引いた時間差、
すなわち、S.510の処理は補正基準位置でのパルス
時間幅から高速側のパルス時間幅を差し引いた時間差を
意味する。
【0158】CPU8はS.510の処理実行後、その
時間差を補正パルス数ans2に変換する(S.51
1)。
【0159】ans2=ans1×K 次に、CPU8はS.512に移行して、ダウンカウン
タ23のカウント内容Qから補正パルス数ans2を差
し引いた残りのパルス数Rpを算出する。
【0160】RP=Q−ans2 次に、CPU8はS.513に移行して、演算により求
められた残りのパルス数RPが最大補正パルス数(Pb
0−Pa0)よりも大きいか否かを判断する。残りのパ
ルス数がPb0−Pa0よりも大きい場合には、残りの
パルス数RPを最大補正パルス数(Pb0−Pa0)に
設定して(S.514)、S.515に移行し、残りの
パルス数が最大補正パルス数(Pb0−Pa0)以下の
場合には、残りのパルス数RPをS.512で求めた残
りのパルス数のままとしてS.515に移行し、ダウン
カウンタ23に残りのパルス数RPを設定する。
【0161】そして、CPU8はフィルム補正OKフラ
グを「1」に設定し(S.516)、S.517に移行
してタイムオーバー用タイマーをセットする。
【0162】CPU8は、その処理後、S.518にお
いてダウンカウンタ23の内容Qが「0」か否かを判断
し、S.518においてノーのときは規定時間オーバー
か否かを判断し(S.519)、規定時間以上であれば
イエスと判断してS.520に移行する。S.519に
おいてノーのときは、S.517に戻ってS.517〜
S.519の処理を繰り返す。
【0163】S.509〜S.519のルートは巻き上
げレバー2が速度補正開始速度以上で巻き上げられてい
ることを意味し、そのままダウンカウンタ23の内容が
「0」になると、S.518においてイエスと判断さ
れ、S.525に移行してタイマーをリセットし、頭出
し処理のS.409又はワインド処理のS.3009を
実行する。その後、図10のフィルムパルスカウントチ
ェックでフィルム係止処理が行われる。
【0164】S.519において規定時間をオーバーし
たときにはイエスと判断して、S.520に移行してフ
ィルム補正NGフラグを「1」にセットし、次に、S.
521に移行してフィルム補正OKフラグが「1」であ
るか否かを判断する。
【0165】CPU8は、S.521においてフィルム
パルス補正OKフラグが「1」のときにはS.522に
移行して、フィルムパルス補正OKフラグを「0」にク
リアして、補正した分(ans2)をキャンセルするた
め現時点で残っている残りのパルス数(カウント内容
Q)にans2を加算し、ダウンカウンタ23に残りパ
ルス数として再設定する(S.523、S.524)。
そして、CPU8はS.525に移行してタイマーをリ
セットした後、頭出し処理のS.409又はワインド処
理のS.3009を実行する。
【0166】S.521においてフィルムパルス補正O
Kフラグが「0」のときはS.525に移行してタイマ
ーをリセットした後、頭出し処理のS.409又はワイ
ンド処理のS.3009を実行する。
【0167】S.508、S.517、S.518〜
S.520、S.525のルートは巻き上げレバー2の
巻き上げ速度が遅く、基準パルス個数の補正が一度も行
われなかった場合に相当し、S.509〜S.525の
ルートは巻き上げレバー2の速度が遅く、基準パルス個
数Pbの補正が一度は行われたが、巻き上げ途中で巻き
上げレバー2の操作を極めてゆっくりしたかあるいは停
止させた場合に相当する。
【0168】このようにして、巻き上げレバー2の一定
しない巻き上げ速度の変動分を考慮したフィルム22の
巻き上げが実行され、フィルム22が適正に給送される
と、すなわち、ダウンカウンタ23のカウント内容Qが
「0」になると、頭出し処理フロー又はワインド処理フ
ローのフィルムカウントパルスチェック処理のS.20
05においてフィルム係止処理が実行され、巻き上げレ
バー2とスプール20との係合が解除され、フィルム2
2が1駒分給送された時点でフィルム22の給送が停止
される。
【0169】
【発明の効果】請求項1、2に記載の発明によれば、巻
き上げレバーの操作速度に拘わらずフィルムを適正量分
給送することができるという効果を奏する。
【0170】請求項3に記載の発明によれば、巻き上げ
速度の変動に対応して正確にパルス数を補正できるとい
う効果を奏する。
【0171】請求項4に記載の発明によれば、補正不可
能なほど高速にフィルム給送が行われた場合でも、フィ
ルムの停止位置の誤差を最小限に抑制することができ
る。
【0172】請求項5に記載の発明によれば、制御遅れ
を伴うことなく確実にフィルムを1駒分の位置で停止さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カメ
ラの平面図である。
【図2】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カメ
ラの制御回路を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カメ
ラの部分分解斜視図である。
【図4】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カメ
ラのメインフロー図である。
【図5】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カメ
ラのフィルム給送移行チェックフロー図である。
【図6】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カメ
ラのボディ状態チェックフロー図である。
【図7】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カメ
ラのフィルム給送処理のフロー図である。
【図8】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カメ
ラの空巻き処理のフロー図である。
【図9】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カメ
ラの頭出し処理のフロー図である。
【図10】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カ
メラのフィルムパルスカウントチェック処理のフロー図
である。
【図11】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カ
メラのワインド処理のフロー図である。
【図12】 本発明に係わるフィルム巻き上げ手動式カ
メラの巻き取り処理のフロー図である。
【図13】 フィルムがセットされている状態の頭出し
処理のシーケンスを説明するための図であって、(a)
は第1回目の巻き上げから複数回の巻き上げを行うこと
に基づくパルスの発生状態を示し、(b)は頭出しの終
わりの最後の1回目の巻き上げに基づくパルスの発生状
態を示す。
【図14】 フィルムがセットされていない状態の頭出
し処理のシーケンスを説明するための図であって、
(a)は第1回目の巻き上げに基づくパルスの状態を示
し、(b)は第2回目の巻き上げに基づくパルスの状態
を示す。
【図15】 フィルムパルス速度と補正パルスとの関係
を説明するための説明図である。
【図16】 巻き上げレバーの巻き上げにより発生する
パルスの説明図である。
【図17】 図9又は図11に示すフィルム速度補正処
理のフロー図である。
【符号の説明】
1…カメラボディ 2…巻き上げレバー 8…CPU(フィルム給送速度判断手段、パルス数補正
手段) 12…パルス発生手段 22…フィルム 23…ダウンカウンタ(カウント手段) Mg2…フィルム係止マグネット(解除手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−67269(JP,A) 特開 平10−104701(JP,A) 特開 平7−114070(JP,A) 特開 昭55−142324(JP,A) 特開 昭58−24123(JP,A) 特開 昭59−192235(JP,A) 実開 昭61−22024(JP,U) 実開 昭62−33031(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00 G03B 1/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手動により巻き上げレバーを操作して、パ
    ーフォレーションを有しないフィルムを1駒づつ巻き上
    げ可能なフィルム巻き上げ手動式カメラにおいて、 巻き上げレバーによるフィルムの給送に伴ってパルスを
    発生させるパルス発生手段と、 前記パルス発生手段に基づいて発生したパルスの個数を
    カウントするカウント手段と、 前記パルスに基づいてフィルム給送速度を判断するフィ
    ルム給送速度判断手段と、 前記フィルム給送速度判断手段の判断結果に基づいて前
    記フィルムの1駒分に対応する適正給送量に基づいて
    定された基準パルス個数を補正するパルス数補正手段
    と、 前記基準パルス個数を前記フィルム給送速度に応じて補
    正して補正後の基準パルス個数と前記カウント手段によ
    ってカウントされたカウント個数とが一致したときに、
    前記巻き上げレバーとスプールとの係合を解除する解除
    手段と、 を備えているフィルム巻き上げ手動式カメラ。
  2. 【請求項2】前記カウント手段が、前記基準パルス個数
    が初期設定されるとともに前記パルス発生手段に基づい
    て発生したパルスによりカウント内容を逐次減算するダ
    ウンカウント手段からなり、 前記パルス数補正手段が、前記フィルム給送速度判断手
    段の判断結果に基づいて前記基準パルス個数を補正し
    て、補正後の基準パルス個数から現在までにカウントさ
    れたカウント個数を差し引いた残りのカウント個数を前
    記ダウンカウント手段に設定する設定手段からなり、 前記解除手段が、前記ダウンカウント手段のカウント内
    容がゼロのときに、前記巻き上げレバーとスプールとの
    係合を解除することを特徴とする請求項1に記載のフィ
    ルム巻き上げ手動式カメラ。
  3. 【請求項3】前記パルス数補正手段、前記フィルム給
    送速度が所定範囲内であると前記フィルム給送速度判断
    手段が判断したときに、前記フィルム給送速度に応じて
    補正量を演算し、該フィルム給送速度に対応する補正を
    行うことを特徴とする請求項1に記載のフィルム巻き上
    げ手動式カメラ。
  4. 【請求項4】前記パルス数補正手段、前記フィルム給
    送速度が第1所定速度を超えたと前記フィルム給送速度
    判断手段が判断したときに、補正量が最大となる固定パ
    ルス数分を補正することを特徴とする請求項1に記載の
    フィルム巻き上げ手動式カメラ。
  5. 【請求項5】前記フィルム給送速度判断手段による給送
    速度の判断が、1駒分の半分のフィルム給送が完了した
    時点よりも後の時点で実行されることを特徴とする請求
    項1に記載のフィルム巻き上げ手動式カメラ。
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