JPH09105990A - フイルム給送制御装置 - Google Patents

フイルム給送制御装置

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JPH09105990A
JPH09105990A JP7261780A JP26178095A JPH09105990A JP H09105990 A JPH09105990 A JP H09105990A JP 7261780 A JP7261780 A JP 7261780A JP 26178095 A JP26178095 A JP 26178095A JP H09105990 A JPH09105990 A JP H09105990A
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JP
Japan
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film
feeding
perforation
sensor
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP7261780A
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English (en)
Inventor
Akihiko Funaki
昭彦 舟木
Naoyuki Nishino
直行 西納
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/42Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
    • G03B17/425Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B1/00Film strip handling
    • G03B1/60Measuring or indicating length of the used or unused film; Counting number of exposures

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 写真フイルムの停止位置がずれた場合でも、
撮影コマ間の二重露光及びコマずれの発生を防止する。 【解決手段】 写真フイルムの給送に同期してパルス信
号を発生させるとともに、パーフォレーション検出用の
センサをフイルム面が通過する間に発生したパルス信号
数を計数し、この計数値Xと規定値SL ,SH (SL
H )とを比較する。計数値Xが規定値SH に満たない
ときにはフイルム給送を継続し、「SH ≦X」となった
ときに給送停止制御を開始する。なお、規定値SH は、
写真フイルムがパーフォレーション群の形成間隔長と同
じ長さだけ給送される間に発生されるパルス信号数に定
めておくのが好ましく、これにより、写真フイルムは、
少なくとも1コマ分に相当する長さ以上給送された後に
給送停止制御が開始される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1コマあたり2個
のパーフォレーションを形成した写真フイルムを使用す
るカメラの1コマ給送の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフイルム給送制御装置では、フイ
ルム給送に伴って回転される従動スプロケットを使用し
たものが一般的である。1コマの撮影が終わると、給送
モータが駆動されてフイルム給送が開始され、従動スプ
ロケットが1回転されると、シャッタがチャージされる
とともに従動スプロケットにロックがかかり、給送モー
タの駆動が停止される。これによって、次の1コマがア
パーチャにセットされる。
【0003】一方、最近では、このような従動スプロケ
ットを用いないで写真フイルムを1コマ給送するフイル
ム給送制御装置が提案されている。例えば、1コマあた
り2個のパーフォレーションを設けた写真フイルムを使
用し、フイルム給送路に設けたパーフォ検出用センサに
よってパーフォレーションを検出し、フイルム給送制御
を行う方法が知られている。この方法では、確実に所定
の位置で写真フイルムが停止されるように、パーフォ検
出用センサが1個目のパーフォレーションを検出した時
点では給送モータを減速し、2個目のパーフォレーショ
ンの先端側のエッジを検出したときに給送モータを急停
止させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パーフ
ォ検出用センサを用いたフイルム給送制御装置では、一
旦フイルム給送が停止されると、上述のような従動スプ
ロケットによる規制等がないため、カメラに振動等が与
えられた場合には、写真フイルムが所定の停止位置から
ずれることがあった。
【0005】例えば図8(A)に示すように、写真フイ
ルム5は左から右に送られ、本来ならパーフォ検出用セ
ンサ6の前面に2個目のパーフォレーションP2 が対峙
した状態で停止しているはずの写真フイルム5が、振動
等の原因によってセンサ6がパーフォレーションP1
パーフォレーションP2 との間のフイルム部を検出して
いる状態で停止している場合がある。この状態から撮影
を行って1コマ給送を開始すると、まずセンサ6によっ
てパーフォレーションP2 が検出され、写真フイルム5
の給送速度が減速される。そして、次のパーフォレーシ
ョンP3 が検出されると、これが2個目のパーフォレー
ションであると誤認され、ここで写真フイルム5の給送
が停止されてしまう(同図(B)参照)。すなわち、写
真フイルム5はパーフォレーションP3 とパーフォレー
ションP4 との距離だけ所定の長さより短く給送され、
以降の各コマM2 ,M3 ,・・・において、いわゆるコ
マずれが生じることになる。勿論、このまま撮影を行う
と、1コマ目M1 と2コマ目M2 のコマ間隔がなくなっ
て、これらが端で接するか又は縁が二重露光になる。
【0006】また図9(A)に示すように、パーフォ検
出用センサ6の前面に2個目のパーフォレーションP2
と3個目のパーフォレーションP3 との間のフイルム部
が対峙した状態で停止しているときには、まずセンサ6
によってパーフォレーションP3 が検出されて写真フイ
ルム5の給送速度が減速され、次のパーフォレーション
4 が検出されると給送が停止される(同図(B)参
照)。この場合、写真フイルム5は本来の停止位置に停
止され、新しい撮影コマM2 もコマずれを生じることな
く適正な位置に規定されるが、写真フイルム5はパーフ
ォレーションP2と1コマ目M1 の先端位置との距離だ
け所定の長さより短く給送されるので、2つの撮影コマ
1 ,M2 が互いに端部で重なり合ってしまう。
【0007】本発明は、振動等で写真フイルムの停止位
置がずれた場合でも、撮影コマ間の二重露光及びコマず
れの発生を防止することができるフイルム給送制御装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、近接する2個のパーフォレーションから
なるパーフォレーション群が各コマに対応して形成され
た写真フイルムを使用するとともに、この写真フイルム
を給送する給送モータと、写真フイルムのパーフォレー
ションが通過するフイルム給送路に配置されたパーフォ
レーション検出用のセンサとを備え、パーフォレーショ
ンを検出しながら写真フイルムの停止位置を制御するよ
うにしたカメラのフイルム給送制御装置であって、写真
フイルムの給送に同期してパルス信号を発生するパルス
信号発生手段を設け、センサが非パーフォレーション部
を検出するごとに、この非パーフォレーション部がセン
サを通過する間にパルス信号発生手段により発生された
パルス信号数を計数するとともに、この計数値と予め定
められた規定値とを比較し、計数値が規定値に達してい
るときに給送モータの回転速度を減速し、この後、セン
サが次のパーフォレーションを検出した時点で給送モー
タの回転を停止させるようにするものである。なお、規
定値は、写真フイルムがパーフォレーション群の形成間
隔長と同じ長さだけ給送される間に、パルス信号発生手
段により発生されるパルス信号数と等しくしておくのが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図2に示すように、写真フイルム
11の終端部はパトローネ本体12に回動自在に収納さ
れたスプール13に固着されている。写真フイルム11
の一方の側縁部には、パーフォレーション群P1
2 ,P3 ,・・・(24枚撮りではP24まで)が形成
されており、他方の側縁部には磁気記録層14が形成さ
れている。パーフォレーション群P1 ,P2 ,P3 ,・
・・,P24は、各々写真フイルム11の給送速度を減速
させるための減速用パーフォレーションP1a,P2a,P
3a,・・・,P24a と、写真フイルム11の給送を急停
止させるための急停止用パーフォレーションP1b
2b,P3b,・・・,P24b とから構成されている。そ
して、各急停止用パーフォレーションP1b,P2b
3b,・・・,P24b と対応する位置に撮影コマM1
2 ,M3 ,・・・,M24の先端部が規定される。
【0010】一対の減速用パーフォレーションP1a,P
2a,P3a,・・・,P24a と急停止用パーフォレーショ
ンP1b,P2b,P3b,・・・,P24b との各間隔長
1 、及びパーフォレーション群P1 ,P2 ,P3 ,・
・・,P24の形成間隔長L2 は、撮影コマM1 ,M2
3 ,・・・,M24の形成間隔及び大きさに応じて定型
化されており、間隔長L1 は3.8mm、間隔長L2
23.9mmとなっている。
【0011】また、パーフォレーション群P24から間隔
長L2 だけ離れた位置にはパーフォレーションPE が形
成されている。このパーフォレーションPE は単独であ
り、これによって最終の撮影コマM24が判別される。
【0012】カメラの給送機構と電気的構成を示す図3
において、巻取りスプール21の内部には、フイルム給
送用の給送モータ22が収納されている。この給送モー
タ22は、モータドライバ23を介して制御演算装置2
5に接続されており、その駆動と回転方向を制御され
る。また給送モータ22の回動は、駆動伝達機構26を
介してスプール13に係合するスプール駆動軸27に伝
達される。駆動伝達機構26は、制御演算装置25から
の信号で制御され、給送モータ22と巻取りスプール2
1,スプール駆動軸27との連係及び連係解除を行う。
なお、給送モータ22は、写真フイルム11を巻取りス
プール21に巻き取るときには正転駆動し、パトローネ
本体12内に巻き戻すときには逆転駆動する。
【0013】給送モータ22の回転軸には、ピニオンギ
ア28及びギア29を介して、多数のスリットが放射状
に一定ピッチで形成されたエンコード板30が連結され
ている。このエンコード板30の近傍には、エンコード
板30を挟むように発光ダイオードとホトトランジスタ
とを対面させたホトセンサ31が設けられている。ホト
センサ31は、エンコード板30が回転して発光ダイオ
ードとホトトランジスタとの間をスリットが通過するご
とにパルス状の信号を出力する。このホトセンサ31か
らの出力信号は、信号処理回路32によって波形整形処
理されてエンコードパルスになり、これが制御演算装置
25に入力される。なお、エンコード板30は給送モー
タ22の回転に伴って回転しているから、エンコードパ
ルスは給送モータ22が一定角度回転するごとに発生さ
れる。そして、制御演算装置25からの制御信号により
パルスカウンタ33がエンコードパルスの発生数をカウ
ントし、このカウント値が後述するフイルム給送制御に
用いられる。
【0014】写真フイルム11の露光範囲を規定するア
パーチャ34の後方には、カメラの背面カバーにバネを
介して周知のフイルム圧板35が設けられている。この
フイルム圧板35と背面カバーとの間には、フイルム圧
板35に形成された開口を通して写真フイルム11のパ
ーフォレーションP1a,P1b,P2a,P2b,・・・を検
出するためのセンサ36と、写真フイルム11の側縁部
に設けられた磁気記録層14に、例えばパノラマサイズ
等のトリミング情報や被写体輝度等の撮影情報を磁気記
録するための磁気記録ヘッド37とが設けられている。
磁気記録ヘッド37は、ヘッドドライバ38を介して制
御演算装置25によって駆動される。
【0015】センサ36からの出力信号は、信号処理回
路39によって波形整形処理されてパーフォ信号にな
り、これが制御演算装置25に入力される。図4に示す
ようにパーフォ信号は、センサ36にパーフォレーショ
ンPna又はPnb(nは自然数)のいずれかが対峙してい
るときにLOWレベルとなり、写真フイルム11のフイ
ルム面が対峙しているときにはHIレベルとなる。なお
同図には、信号処理回路32から出力されるエンコード
パルスも併せて記載した。
【0016】また図3において、制御演算装置25に
は、比較回路41,ROM42,及びRAM43が接続
されている。比較回路41は、パルスカウンタ33のカ
ウント値Xと予め定められた規定値SL 及びSH (SL
<SH )との比較を行い、カウント値Xが規定値SL
H 以上であるときに「H」信号を、またカウント値X
が規定値SL ,SH よりも小さいときには「L」信号を
出力する。また、ROM42には、フイルム給送制御等
のシーケンスを実行するためのプログラムが書き込まれ
ており、RAM43は、規定値SL ,SH 等、各種のシ
ーケンス実行時に用いられる種々のデータを一時的に記
憶する。なお、規定値SL ,SH は減速用パーフォレー
ションPnaと急停止用パーフォレーションPnbとの間隔
長L1 及びパーフォレーション群Pn の各形成間隔長L
2 と、エンコードパルスの発生間隔とに応じて定めら
れ、規定値SL は写真フイルム11が間隔長L1 だけ給
送される間に発生されるエンコードパルス数よりも僅か
に大きな値に、また規定値SHは間隔長L2 だけ給送さ
れる間に発生されるエンコードパルス数よりも僅かに小
さな値に定められる。例えば、間隔長L2 間に発生され
るエンコードパルス数をYとしたときに、規定値SH
「Y−10」程度とし、規定値SL は2つの間隔長
1 ,L2 の比率(=3.8mm:23.9mm)から
「Y/4」程度としておけばよい。
【0017】このように構成されたカメラのフイルム給
送制御は図1に示すフローにしたがって行われる。撮影
コマMn (nは自然数)への撮影が終了すると、1コマ
給送制御用のシーケンスプログラムがROM42から読
み出されて実行される。制御演算装置25は、まずモー
タドライバ23を介して給送モータ22を正転駆動し、
巻取りスプール21を巻上げ方向に、またスプール駆動
軸27をフイルム送り出し方向に回動する。このスプー
ル駆動軸27の回動によって、写真フイルム11がパト
ローネ本体12から送り出される。また給送モータ22
の回転に伴ってエンコード板30が回転し、エンコード
板30に形成されたスリットがホトセンサ31の発光ダ
イオードとホトトランジスタとの間を通過するごとに、
制御演算装置25にエンコードパルスが入力される。こ
の際、エンコード板30は給送モータ22と一体に回転
しているから、エンコードパルスは、給送モータ22が
一定角度回転し、写真フイルム11が一定長給送される
ごとに発生する。
【0018】フイルム給送が開始されると、制御演算装
置25は、信号処理回路39から出力されているパーフ
ォ信号を確認する。センサ36の前面にパーフォレーシ
ョンPi (iは自然数)部分が対峙していてパーフォ信
号がLOWレベルであるときは、制御演算装置25は、
そのままフイルム給送を行う。そして、パーフォレーシ
ョンPi の給送方向後端側のエッジ部がセンサ36の前
面に達し、パーフォ信号がLOWレベルからHIレベル
に変化すると、このタイミングで制御演算装置25はパ
ルスカウンタ33を作動させ、信号処理回路32から出
力されるエンコードパルスのカウントを開始する。同時
に、制御演算装置25はヘッドドライバ38を介して磁
気記録ヘッド37を駆動し、磁気記録層14への磁気記
録を開始する。一方、フイルム給送が開始された時点で
既にパーフォ信号がHIレベルであった場合には、制御
演算装置25は即座にパルスカウンタ33を作動させ、
エンコードパルスのカウントを開始する。
【0019】写真フイルム11が正給送され、次のパー
フォレーションPi+1 の先端側のエッジ部がセンサ36
に対峙すると、信号処理回路39から出力されるパーフ
ォ信号がHIレベルからLOWレベルに変化する。この
タイミングで制御演算装置25は、磁気記録ヘッド37
の駆動を停止させて磁気記録層14への磁気記録を終了
するとともに、パルスカウンタ33によるエンコードパ
ルスのカウントを停止する。これにより、2つのパーフ
ォレーションPi ,Pi+1 間のフイルム面がセンサ36
の前面を通過している間に発生されたエンコードパルス
数を得ることができる。
【0020】次に、制御演算装置25は比較回路41を
作動させる。比較回路41は、パルスカウンタ33のカ
ウント値Xと予め定められた規定値SL 及びSH とを順
次比較する。「SH ≦X」の場合には、この写真フイル
ム11は間隔長L2 とほぼ同じ長さだけ給送されたこと
になる。すなわち、図5(A)に示すように、給送モー
タ22が正転を開始した時点ではセンサ36の前面に撮
影コマMn に対応した急停止用パーフォレーションPnb
が対峙していたことになる。したがって、この撮影コマ
n はずれを生じることなく正しい位置に形成されてい
たことになるので、制御演算装置25は即座に給送停止
制御を開始する。
【0021】「X<SL 」の場合には、この写真フイル
ム11は間隔長L1 よりも短い距離しか給送されなかっ
たことになる。すなわち、図6に示すように、モータ正
転開始時点ではセンサ36の前面に2つのパーフォレー
ションPna,Pnb間のフイルム面An 、又は減速用パー
フォレーションPna、又はパーフォレーションPnaより
もさらに右側のフイルム面Bn-1 (ただし、パーフォレ
ーションPnaからの距離が間隔長L1 未満)が対峙して
いたことになる。いずれの場合においても、制御演算装
置25は撮影コマMn が撮影コマMn-1 側にずれを生
じ、少なくとも2つのフイルム面An 及びBn に跨がる
ように規定されていたものと判断する。
【0022】また「SL ≦X<SH 」である場合には、
写真フイルム11の給送長は間隔長L1 よりも長いが、
間隔長L2 よりは短いことになる。すなわち、図7に示
すように、モータ正転開始時点ではセンサ36の前面に
フイルム面Bn 又は減速用パーフォレーションPnaより
もさらに右側のフイルム面Bn-1 (ただし、パーフォレ
ーションPnaからの距離が間隔長L1 以上)が対峙して
いたことになる。いずれの場合においても、制御演算装
置25は撮影コマMn が少なくとも2つのフイルム面B
n 及びAn+1 、又はAn 及びBn-1 に跨がるように規定
されていたものと判断する。
【0023】制御演算装置25は、上記のように撮影コ
マMn がずれを生じていると判断したときに、パルスカ
ウンタ33をリセットしてカウント値Xを「0」とした
後に、再び上記手順に従って、パルスカウンタ33のカ
ウント値Xに基づいて写真フイルム11の給送位置を確
認しながら、フイルム給送を繰り返す。そして、エンコ
ードパルス数Xが規定値SH 以上になり、写真フイルム
11が間隔長L2 以上の長さを給送されたときに、制御
演算装置25は給送停止制御を開始する。これにより写
真フイルム11は、給送停止制御が開始される以前に、
少なくとも1コマ分に相当する間隔長L2 とパーフォレ
ーション2個分とを併せた長さ以上の給送が行われ、減
速用パーフォレーションPnaがセンサ36を通過したと
きに給送停止制御が開始される。例えば図6の例では減
速用パーフォレーションP(n+1)aが、また図7の例では
減速用パーフォレーションP(n+2)aがセンサ36を通過
したときに給送停止制御が開始される。
【0024】なお、エンコードパルス数Xと規定値SL
との比較結果が「SL ≦X」となるごとに、カメラのフ
イルムカウンタの値が1歩進される。「SL ≦X」であ
るときには、写真フイルム11は間隔長L1 以上の長さ
を給送されているので、フイルム面Bn ,Bn+1 ,・・
・がセンサ36を通過したことになる。したがって、フ
イルムカウンタは、各撮影コマMn ,Mn+1 ,・・・の
本来の形成位置と対応したフイルム面Bn ,Bn+1 ,・
・・がセンサ36を通過するごとに1歩進されることに
なる。
【0025】センサ36の前面に、現在通過中の減速用
パーフォレーションP(n+1)a又はP (n+2)aの終端側のエ
ッジ部が到達するとパーフォ信号がLOWレベルからH
Iレベルに変化し、このタイミングで制御演算装置25
は給送モータ22を減速する。そして、次の急停止用パ
ーフォレーションP(n+1)b又はP(n+2)bの先端側のエッ
ジ部がセンサ36の前面に達した瞬間、すなわちパーフ
ォ信号がHIレベルからLOWレベルに変化した瞬間に
制御演算装置25は給送モータ22を急停止させる。こ
れによって、次の未露光の撮影コマMn+1 がアパーチャ
34にセットされる。この際、写真フイルム11が既に
1コマ分以上の長さを給送され、露光済みの撮影コマM
n の終端部がセンサ36を通過しているので、この撮影
コマMnの終端部に次の撮影コマMn+1 の先端部が重な
ることはない。そして、この撮影コマMn+1 が露光され
ると、この後は以上に説明したシーケンスが繰り返さ
れ、各コマが順次にアパーチャ34にセットされる。な
お、図7に示した例のように、未露光の撮影コマMn+1
が本来の形成位置よりも1コマ分先送りされた位置に規
定されることがあるが、フイルム面Bn ,Bn+1 ,・・
・がセンサ36を通過するごとにフイルムカウンタが1
歩進されるので、撮影者は、残りの撮影コマ数を正確に
確認することができる。
【0026】なお、上記実施形態では、パトローネ本体
から写真フイルムを引き出しながら1コマ給送を行うカ
メラに本発明を適用したが、フイルム装填時に全コマを
巻取りスプールに巻き取り、1コマ分ずつパトローネ本
体内に巻き戻しながら順次に撮影を行うプレワインディ
ング方式のカメラに適用することもできる。
【0027】また、給送モータの回転に伴ってエンコー
ドパルスを発生するエンコード板とホトセンサとの組合
せによるエンコーダを用いたが、写真フイルムのベース
面に接触回転されるエンコード板を備え、写真フイルム
の移動距離に比例したエンコードパルスを発生させるフ
イルムエンコーダを用いてもよい。また、モータの回転
時間とフイルム給送距離とはほぼ比例するから、エンコ
ーダの代わりにタイマを用いてもよい。この場合には、
巻取りスプールの巻径変化や電源電圧の変動によってモ
ータの回転時間とフイルム給送距離との比例関係が変化
することを考慮し、1コマ給送時のコマ数や電源電圧を
考慮してタイマ値を補正することが好ましい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明のフイルム給送制
御装置によれば、写真フイルムの給送に同期してパルス
信号を発生させるとともに、パーフォレーション検出用
のセンサをフイルム面が通過する間に発生したパルス信
号数を監視し、このパルス信号数がパーフォレーション
群の形成間隔長に応じて定められた規定値に達するまで
フイルム給送が継続されるので、写真フイルムは、少な
くとも1コマ分に相当する長さ以上給送された後に、給
送停止制御が開始される。したがって、振動等による写
真フイルムの位置ずれの発生の有無に係わりなく、常に
1コマ分以上の給送が行われ、撮影コマ間の二重露光の
発生を防止することができる。しかも、パーフォレーシ
ョン群を構成する2つのパーフォレーションのうち、1
個目のパーフォレーションに達したときに必ず給送停止
制御が開始されるので、2個目のパーフォレーションが
センサと対峙した位置で写真フイルムの給送が停止さ
れ、コマずれが生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの1コマ給送シーケンスを示すフローチ
ャートである。
【図2】写真フイルムの構成を示す概略平面図である。
【図3】カメラのフイルム給送機構と電気的構成を示す
ブロック図である。
【図4】写真フイルムのパーフォレーションとパーフォ
信号及びエンコードパルスとの関係を示す説明図であ
る。
【図5】写真フイルムの給送開始位置と給送停止位置と
の関係を示す説明図である。
【図6】コマずれを生じた写真フイルムの給送開始位置
と給送停止位置との関係を示す説明図である。
【図7】コマずれを生じた写真フイルムの給送開始位置
と給送停止位置との別の関係を示す説明図である。
【図8】従来のカメラにおけるコマずれを生じた写真フ
イルムの給送開始位置と給送停止位置との関係を示す説
明図である。
【図9】従来のカメラにおけるコマずれを生じた写真フ
イルムの給送開始位置と給送停止位置との別の関係を示
す説明図である。
【符号の説明】
5,11 写真フイルム 6,36 センサ 22 給送モータ 25 制御演算装置 30 エンコード板 31 ホトセンサ 33 パルスカウンタ 41 比較回路 M1 〜M24 撮影コマ P1 〜P24 パーフォレーション群 P1a〜P24a ,P1b〜P24b ,PE パーフォレーショ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近接する2個のパーフォレーションから
    なるパーフォレーション群が各コマに対応して形成され
    た写真フイルムを使用するとともに、この写真フイルム
    を給送する給送モータと、写真フイルムのパーフォレー
    ションが通過するフイルム給送路に配置されたパーフォ
    レーション検出用のセンサとを備え、前記パーフォレー
    ションを検出しながら写真フイルムの停止位置を制御す
    るようにしたカメラのフイルム給送制御装置において、 前記写真フイルムの給送に同期してパルス信号を発生す
    るパルス信号発生手段を設け、前記センサが非パーフォ
    レーション部を検出するごとに、この非パーフォレーシ
    ョン部がセンサを通過する間に前記パルス信号発生手段
    により発生されたパルス信号数を計数するとともに、こ
    の計数値と予め定められた規定値とを比較し、計数値が
    規定値に達しているときに前記給送モータの回転速度を
    減速し、この後、センサが次のパーフォレーションを検
    出した時点で給送モータの回転を停止させることを特徴
    とするフイルム給送制御装置。
  2. 【請求項2】 前記規定値は、写真フイルムが前記パー
    フォレーション群の形成間隔長と同じ長さだけ給送され
    る間に前記パルス信号発生手段により発生されるパルス
    信号数と等しいことを特徴とする請求項1記載のフイル
    ム給送制御装置。
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