JPH07114070A - フイルム給送制御装置 - Google Patents

フイルム給送制御装置

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JPH07114070A
JPH07114070A JP25871493A JP25871493A JPH07114070A JP H07114070 A JPH07114070 A JP H07114070A JP 25871493 A JP25871493 A JP 25871493A JP 25871493 A JP25871493 A JP 25871493A JP H07114070 A JPH07114070 A JP H07114070A
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JP
Japan
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motor
film
perforation
feeding
frame
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JP25871493A
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Inventor
Naoyuki Nishino
直行 西納
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 モータ3が1コマ当たり2個のパーフォレー
ション13を持つフイルム8を給送すると、フォトセン
サ12はパーフォレーション13をそれぞれ検出し、パ
ーフォ信号をマイクロコンピュータ5に送る。マイクロ
コンピュータ5は、パーフォ信号を得るとパーフォカウ
ンタ14を1歩進カウントさせる。フイルムの1コマ送
り時には、モータ3を高速で駆動させ、フォトセンサ1
2がパーフォレーション13Bを検出した時点でモータ
3の高速駆動を一旦停止させる。その後、モータ3を再
駆動させてフォトセンサ12がパーフォレーション13
Cを検出した時点でモータ3の再駆動を停止させる。 【効果】 1コマ分フイルムを送る手前でモータの駆動
を一旦停止させるため、単時間で1コマ送りが行えると
ともに、停止精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フイルムの1コマ
送りを行うフイルム給送制御装置に関し、さらに詳しく
は写真フイルムに設けたパーフォレーションを検知して
フイルム1コマ送りを行うフイルム給送制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムには、カメラや写真プリン
タ等の露光開口にコマを位置決めするために1コマ毎に
パーフォレーションが設けられている。1コマに対する
パーフォレーションの形態は、一定ピッチで8個設けた
135タイプの写真フイルム、1個設けた110タイプ
の写真フイルム、及び1コマの両端に2個設けた写真フ
イルム等が提供又は提案されている。従来、このような
パーフォレーションを検出して1コマ毎に写真フイルム
を給送するタイプのフイルム給送制御装置が提案されて
いる。
【0003】フイルム給送制御装置は、カメラの連続撮
影速度や写真プリンタの処理速度を向上させるために、
高い電圧を通電させてモータを高速回転させ、単時間で
1コマ給送を終了させるのが望ましい。しかしながら、
フイルム給送速度を高速のまま停止させると、フイルム
が惰性で停止位置からオーバーランしてしまい停止精度
が低下する。停止精度が低下すると、例えばカメラで
は、コマ位置決め用のパーフォレーションに対してコマ
が一定な位置で停止しないため、撮影コマ間がランダム
な隙間となる。このフイルムを現像して写真プリンタで
焼き付けた場合には、写真プリンタもコマ位置決め用の
パーフォレーションを検知して撮影コマを焼付け開口に
セットするから、焼付け開口と撮影コマとが一致せずに
焼付けが行われ、1コマにカットされた印画紙に対して
焼付け画像が左右にずれてしまう恐れがある。
【0004】このため、特開昭57−85040号公
報、同57−85041号公報、同57−85042号
公報、同57−85043号公報、同57−85044
号公報等に開示されているフイルム給送制御装置では、
パーフォレーションをカウントし、このカウント値が1
コマ分のカウント値よりも少ない値に達した時点でモー
タへの通電電圧を下げてモータの回転を減速させ、前記
カウント値が1コマ分のカウント値に達した時点で通電
を停止しフイルム1コマ給送が完了するようにしてい
る。これによれば、1コマ分のパーフォレーションをカ
ウントしたときにはフイルム給送速度が低速になってい
るから、オーバーランすることなく精度良く停止させる
ことができる。
【0005】ところで、国際公開WO90/04205
号には、透明な磁気記録層を設けた写真フイルムが提案
されている。このような写真フイルムを用いるフイルム
給送制御装置では、カメラ又は写真プリンタ等に設けた
磁気ヘッドで1コマ給送時に撮影情報等を記録又は再生
するため、フイルムの給送速度を一定にする必要があ
る。そこで、前述した減速タイプのフイルム給送制御装
置を用いて1コマ給送時に磁気記録させる場合には、1
コマ分の給送区間のうちで減速させる区間ではフイルム
給送速度が一定に成りにくいため、高速の区間で行うの
が好適である。
【0006】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、磁気記録
する撮影情報等は、1コマ給送時にできるだけ多くの記
録が行えるように設計するのが望ましい。これを考慮し
た場合には、高速の区間をできるだけ長く取る必要があ
る。したがって、減速する区間を減らすことになり、減
速する区間を減らすとオーバーラン等が発生し易く停止
精度が低下する欠点がある。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、1コマ分の給送区間のうちでモータを高速で駆動さ
せる区間をできるだけ長くとり、しかもフイルム停止精
度を向上させたフイルム給送制御装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1記載の発明では、1コマ当たり複
数個のパーフォレーションが設けられたフイルムを給送
するモータと、フイルムの給送中にパーフォレーション
を検出してパーフォ信号を発生するパーフォ信号発生手
段と、パーフォ信号発生手段で得られたパーフォ信号を
カウントするカウント手段と、フイルムの1コマ送り時
に前記モータを駆動させ、前記カウント手段の値が前記
複数個よりも少ない予定値に達した時点で前記モータの
駆動を一旦停止させ、その後モータを再駆動させて前記
カウント手段が1コマ分のパーフォ信号をカウントした
時点で前記モータの再駆動を停止させる制御手段とを設
けたものである。
【0009】これによれば、カウント手段の値が前記複
数個よりも少ない予定値に達した時点でモータの駆動を
一旦停止させ、その後モータを再駆動させてカウント手
段が1コマ分のパーフォ信号をカウントした時点でモー
タの再駆動を停止させるように制御部が制御するから、
単にモータの回転を減速させるのと比較して、単時間で
フイルム1コマ送りが行えるとともに、モータの駆動を
一旦停止するため惰性でフイルムがオーバーランするこ
とが確実に阻止できる。しかもモータを高速で駆動させ
る区間を長くとることができ、磁気記録の際には多量の
磁気情報を記録することができる。
【0010】また請求項2記載の発明では、フイルムに
設けた1コマ当たり複数個のパーフォレーションを設け
たフイルムを給送するモータと、フイルムの給送中にパ
ーフォレーションを検出してパーフォ信号を発生するパ
ーフォ信号発生手段と、このパーフォ信号発生手段で得
られたパーフォ信号をカウントするカウント手段と、フ
イルムの給送中にパーフォ信号発生手段から出力される
パーフォ信号の幅を測定し、この幅に基づいて給送予測
時間を演算する演算手段と、フイルムの1コマ送り時に
前記モータを駆動させ、前記給送予測時間に達する前
に、前記モータの駆動を一旦停止させ、その後モータを
再駆動させて前記カウント手段が1コマ分のパーフォ信
号をカウントした時点で前記モータの再駆動を停止させ
る制御手段とを設けたものである。
【0011】これによれば、モータの駆動を一旦停止さ
せるタイミングを、算出した予測の給送予測時間に達す
る前としているから、パーフォレーションの間隔内でも
モータの駆動を一旦停止させることができ、さらにモー
タを高速で駆動させる区間を長くとることができる。
【0012】請求項3記載の発明では、モータを再駆動
させる際に、モータへ印加する電圧を、前記給送予測時
間に応じて変化させるように制御部が制御するようにし
たものである。給送速度は、フイルムの負荷によって変
化する。例えば、モータの軸に連結されたフイルム巻取
り軸にフイルムが少なく巻かれている場合には、少ない
トルクでフイルム送りが行え、また多く巻かれている場
合には、大きいトルクでないとフイルム送りが行えな
い。そこで、算出された給送速度が基準の給送速度より
も早い場合にはモータへ印加する電圧を低くし、また遅
い場合には負荷がかかっているためモータへ印加する電
圧を高くする。これによれば、撮影毎に異なるフイルム
の負荷に応じてモータへ印加する電圧を変化させるた
め、モータの再駆動が確実に行えるようになる。
【0013】請求項4記載の発明では、モータの回転周
期を検出してこの回転周期に対応したタイミングパルス
を発生するパルス発生手段と、前記タイミングパルスを
カウントするパスルカウント手段とを設け、制御手段
が、フイルムの1コマ送り時にモータを駆動させ、パル
スカウント手段でカウントしたパルス数が1コマ分の予
定パルス数に達する前にモータの駆動を一旦停止させ、
その後モータを再駆動させて前記パーフォ信号を検出し
た時点でモータの再駆動を停止させるようにしたもので
ある。例えば、1コマ当たり1個のパーフォレーション
を設けたフイルムは、コマ間にコマ位置決め用以外のパ
ーフォレーションが存在しないため、モータの回転周期
に対応したタイミングパルスを検出することによって、
モータの駆動を一旦停止させるタイミングを得るように
している。
【0014】ところで、撮影毎にフイルム巻取り軸に巻
かれるフイルムが多くなり、この巻取り軸の径が太くな
るにつれて、モータの回転量が減少し1コマ当たりのパ
ルス数が減少する。このため、巻取り軸の径に応じて予
定のパルス数を補正する必要がある。請求項5記載の発
明では、この1コマ分の予定パルス数をパーフォ信号の
カウント値に応じて、また請求項6記載の発明では、1
コマ分の総タイミングパルスに応じて補正するようにし
ている。
【0015】また、モータを再駆動させたときには、フ
イルムが給送れているかどうかを監視する必要がある。
このため、請求項7記載の発明では、パーフォ検出手段
から得られるパーフォ信号を監視し、モータを再駆動さ
せてから一定時間経過後にパーフォ信号が得られない場
合には、モータの再駆動を一旦停止し、しかる後に前記
再駆動させた時の印加電圧よりも高い電圧を印加してモ
ータを再度駆動させるようにしたものである。また請求
項8記載の発明では、パルス発生手段から得られるタイ
ミングパルスを監視し、モータを再駆動させてから一定
時間経過後にタイミングパルスが得られない場合には、
モータの再駆動を一旦停止し、しかる後に前記再駆動さ
せた時の印加電圧よりも高い電圧を印加してモータを再
度駆動させるようにしたものである。さらに、請求項9
記載の発明では、モータを再駆動させてから一定時間内
で前記タイミングパルスが得られた場合、モータへ印加
する電圧を、再駆動させた時の印加電圧に対して下げる
ようにしたものである。
【0016】
【実施例】図1は本発明を実施したカメラのフイルム給
送機構の概略を示すものである。巻取スプール2の内部
には、フイルム巻き上げ用のモータ3が内蔵され、この
モータ3はモータドライバ4から印加される電圧に応じ
て回転数が変化し、回転トルクも印加電圧に比例する。
そして、印加電圧を停止することによりモータ3の駆動
を停止することができる。このモータドライバ4はマイ
クロコンピュータ5から送出される制御信号によって制
御される。撮影終了後に行われる1コマ送りは、マイク
ロコンピュータ5によって駆動伝達機構6が巻き上げ用
に切り換えられ、モータ3が駆動される。モータ3の駆
動は、駆動伝達機構6を介して巻取りスプール2に伝達
され、フイルム8が巻取りスプール2の外周に巻き取ら
れるようになる。
【0017】アパーチュア11の左上方には、フォトセ
ンサ12が設けられている。フォトセンサ12は、フイ
ルム8に赤外光を照射しながらその光を監視してフイル
ム8に設けたパーフォレーション13を検出する。この
パーフォレーション13は、フイルム1コマ当たり2個
ずつコマの両端にそれぞれ設けられており、向かって左
側のパーフォレーション13がコマ位置決め用のパーフ
ォレーション13となる。そして、フォトセンサ12か
らマイクロコンピュータ5にパーフォ信号が入力され
る。このパーフォ信号は、パーフォレーション13を検
出したときにはローレベル(以下、「L」という)とな
り、これ以外のときはハイレベル(以下、「H」とい
う)となる。
【0018】このパーフォ信号はマイクロコンピュータ
5を介して、パーフォカウンタ14に送られる。このパ
ーフォカウンタ14はパーフォ信号の立ち上がり、すな
わちパーフォレーション13の進行方向先端エッジを検
出したときに1歩進カウントする。
【0019】マイクロコンピュータ5は、ROM15に
記憶されたプログラムに従って、フイルム1コマ送り制
御を行う。この制御は、露光完了信号を受け取った後に
モータ3を高速で駆動させ、パーフォカウンタ14の値
が1コマ分のパーフォレーション13の数より1個手前
の値となったときにモータ3の駆動を一旦停止する。そ
の後モータ3を低速で再駆動させ、パーフォカウンタ1
4が1コマ分のパーフォ信号をカウントした時点でモー
タ3の駆動を停止させる。さらに、モータ3を低速で再
駆動させてから一定時間経過後にパーフォ信号が得られ
ない場合には、モータ3の再駆動を停止し、しかる後に
再駆動させた時の印加電圧よりも高い電圧を印加してモ
ータ3を再駆動させるようにする。
【0020】このように構成されたフイルム給送制御装
置の作用について、図2を参照しながら説明する。フイ
ルム8をカメラに装填して裏蓋を閉じると、マイクロコ
ンピュータ5には装填完了信号が入力される。これによ
り、マイクロコンピュータ5は駆動伝達機構6の伝達系
に切換え、モータ3と巻取スプール2及びフォーク7と
の連係を行う。この後、マイクロコンピュータ5はモー
タドライバ4を介してモータ3を駆動させてフイルム初
期送りを行う。この初期送りは、フイルムの先端が巻取
スプール2に巻き取られ、最初のコマの位置決め用パー
フォレーション13Aの進行方向先端エッジがフォトセ
ンサ12で検出された時点で完了する。これにより、ア
パーチャー11には最初のコマがセットされた状態とな
る。
【0021】シャッタレリーズ完了後、露光完了信号を
受け取るとマイクロコンピュータ5は、図3(B)に示
すように、時間「t1」のときにモータドライバ4を制
御してモータ3を回転させる。このとき、モータ3への
印加電圧を「E1」とする。これにより、モータ3は高
速回転し、同図(C)に示すようにフイルムが「V1」
の速度で給送される。
【0022】その後、フォトセンサ12がパーフォレー
ション13Bを検出し、パーフォ信号をマイクロコンピ
ュータ5に送る。マイクロコンピュータ5には、先ず、
同図(A)に示すように、時間「t2」となったときに
パーフォ信号の立ち下がりが入力され、パーフォカウン
タ14を1歩進カウントさせる。そして時間「t3」と
なったときにパーフォ信号の立ち上がりが入力される。
このパーフォ信号の立ち上がり、すなわちパーフォレー
ション13の進行方向後端エッジが検出されたときマイ
クロコンピュータ5は、モータ3の駆動を一旦停止させ
る。これにより、フイルム8の給送は同図(C)に示す
ように時間「t4」で一旦停止する。
【0023】その後時間「t5」のときに、モータ3を
再駆動させる。このとき、モータ3へ印加する電圧を、
同図(B)に示すように「E1」よちも小さい値「E
2」とする。これにより、モータ3は低速回転するから
同図(C)に示すように、フイルム8の給送速度は「V
1」よりも遅い「V2」で給送される。そして、フォト
センサ12が次のパーフォレーション13Cを検出し、
パーフォ信号をマイクロコンピュータ5に送る。マイク
ロコンピュータ5には、同図(A)に示すように、時間
「t6」となったときにパーフォ信号の立ち下がり、す
なわちパーフォレーション13Cの進行方向先端エッジ
が検出される。このとき、マイクロコンピュータ5は、
パーフォカウンタ14を1歩進カウントさせる。これに
よりパーフォカウンタ14のカウント値が1コマ分のパ
ーフォレーション13の数「2」となるからモータドラ
イバ4を制御してモータ3の駆動を停止させる。これに
よればモータ3は低速で回転しているから精度良く、且
つ迅速にフイルムを停止させることができる。
【0024】なお、本実施例と図3(D)に示す従来技
術で説明した減速タイプのものと比較すると、モータの
高速駆動区間を同じにすれば、従来技術のものでは単に
減速させるのみであるからフイルム1コマ送り時間が本
実施例のフイルム停止時間「t6」よりもオーバーした
時間「t7」でフイルムが停止する。すなわち、本実施
例のものでは一旦モータ3を停止させるからフイルム1
コマ送りを単時間で行える利点がある。さらに、本実施
例のものと同じ給送時間とするためには、オーバー分の
時間を見越して減速させるタイミングを早めに行うよう
に制御すればよいが、この場合には、モータを高速で給
送させる区間が減少し、磁気記録層をもったフイルムに
多量の情報が記録できない。したがって本実施例のもの
では、多量の情報が記録できるため、撮影情報等を記録
するカメラ等に内蔵させるには好適なものとなる。
【0025】ところで、モータ3を低速で再駆動させる
場合には、印加電圧が低いと一旦停止したフイルム8を
再給送するためにトルクが足りずフイルムが給送されな
い恐れがある。このため、モータ3を低速で再駆動させ
てから一定時間経過後にパーフォ信号が得られない場合
には、モータ3の再駆動を停止し、その後、再駆動させ
た時の印加電圧よりも高い電圧を印加してモータ3を再
度駆動させるように制御する。この制御は、パーフォ信
号の立ち下がりが得られるまで繰り返し行うようにする
のが望ましい。
【0026】上記実施例では、モータ3の駆動を一旦停
止させた後に、単にモータ3の再駆動を行うようにして
いるが、別の実施例としては図4に示すように、モータ
3を再駆動させ、一定時間経過後にモータの再駆動を停
止させるシーケンスを何回も繰り返して行い、1コマ分
のパーフォ信号をカウントしたときにモータ3の駆動を
停止させるようにしてもよい。これによれば、モータ3
に印加する電圧を制御することなく、精度良くフイルム
を停止させることができる。
【0027】また、上記実施例では、1コマ当たり2個
のパーフォレーションを設けたフイルム8を用いている
が、本発明ではこれに限らず1コマ当たり複数個のパー
フォレーションを設けたフイルムにも適応できることは
いうまでもない。例えば、1コマ当たり8個のパーフォ
レーションが形成されたフイルムの場合には、モータ3
の駆動の一旦停止タイミングを、パーフォカウンタの値
が1コマ分のパーフォレーションの数よりも少ない値、
望ましくは1個少ない値、すなわち7カウント目で行う
ようにすれば好適である。
【0028】次に第2実施例を説明する。上記実施例で
は、パーフォカウンタ14の値に応じてモータ3の高速
駆動を一旦停止させているが、この第2実施例では、フ
イルム8の給送速度をパーフォレーション13の通過時
間から算出し、この給送速度から給送予測時間を演算す
る演算部17を設け、高速で駆動するモータ3の一旦停
止タイミングを、給送予測時間の少し手前で行うように
したものである。
【0029】図5に示すように、このフイルム給送制御
装置には、1コマ当たり2個のパーフォレーション13
が設けられたフイルムが用いられる。マイクロコンピュ
ータ5には、ROM18に記憶されたシーケンスに基づ
いてフイルム給送速度と給送予測時間とを演算する演算
部17が設けられている。フイルム8の給送速度は、フ
イルム給送中のパーフォレーション13の進行方向先端
エッジから後端エッジまでの通過時間と1個のパーフォ
レーション13の進行方向の幅とから算出される。また
給送予測時間は、フイルム8の給送速度と1コマ分の送
り量とから演算される。これらのフイルム8の給送速度
と給送予測時間とは一旦RAM19に書き込まれ、必要
に応じて読み出される。なお、パーフォレーションの幅
と1コマ分の送り量とは、予めROM18にデータとし
て記憶されている。
【0030】また、ROM18には、モータ3を再駆動
させる際に、演算部17で算出したフイルム8の給送速
度と予め定められた基準のフイルム給送速度とを比較
し、この比較結果に応じてモータ3へ印加する電圧を制
御するシーケンスが記憶されている。この制御は、例え
ば算出されたフイルム8の給送速度が基準フイルム給送
速度よりも早い場合にはモータ3へ印加する電圧を低
く、また、給送速度が基準フイルム給送速度よりも遅い
場合にはモータ3へ印加する電圧を高く、さらに給送速
度と基準フイルム給送速度とが略同じ場合にはモータ3
へ印加する電圧を前記2つの電圧値の略中間とするよう
になっている。なお、再駆動時にモータ3へ印加する電
圧を制御する方法としては、給送速度に対応した給送予
測時間に応じて行うようにしてもよい。
【0031】次に、図6、図7、及び図8を参照しなが
ら第2実施例の作用を説明する。シャッタレリーズ完了
後、露光完了信号を受け取るとマイクロコンピュータ5
は、図8(B)に示すように、時間「t1」のときにモ
ータドライバ4を制御してモータ3を回転させる。この
とき、モータ3への印加電圧を「E1」とする。これに
より、モータ3は高速回転し、同図(C)に示すように
フイルム8が「V1」の速度で給送される。
【0032】その後、フォトセンサ12がパーフォレー
ション13Bを検出し、パーフォ信号をマイクロコンピ
ュータ5に送る。このときマイクロコンピュータ5に
は、先ず、同図(A)に示すように、時間「t2」とな
ったときにパーフォ信号の立ち下がりが入力され、パー
フォカウンタ14を1歩進カウントさせる。このとき、
タイマカウントを開始する。そして時間「t3」となっ
たときにパーフォ信号の立ち上がりが入力される。この
とき、マイクロコンピュータ5は、タイマカウントを停
止する。このカウント値がパーフォ信号の立ち下がりか
ら立ち上がりまで、すなわちパーフォレーション13B
の進行方向先端エッジと後端エッジとの間の通過時間
「t3−t2」となる。
【0033】マイクロコンピュータ5は、演算部17を
制御して前記カウント値と予め定められたパーフォレー
ション13の幅とからフイルム8の給送速度を算出し、
この給送速度と1コマ分のフイルム送り量とから給送予
測時間を演算する。これらのフイルム8の給送速度と給
送予測時間とは一旦RAM19に記憶される。次に、マ
イクロコンピュータ5は、高速で駆動するモータ3の一
旦停止タイミングを、給送予測時間の少し手前で行うよ
うに、減算タイマ値「T1」を設定し、その後タイマの
減算を開始する。そして、タイマ値「T1」が「0」と
なったとき、すなわち図7に示す時間「t4」のとき
に、モータ3の高速駆動を一旦停止する。これにより、
時間「t5」のときにフイルム8の給送が停止する。
【0034】モータ3を一旦停止させた後には、モータ
3の再駆動を行う。このとき、モータ3へ印加する電圧
(同図(C)に示す「V2」)を、前記フイルム8の給
送速度に応じて変化させる。すなわち基準フイルム給送
速度「V」に対して算出した給送速度「V1」が早い場
合には印加電圧を低く、また遅い場合には印加電圧を高
く、さらに略同じ場合には前記2つの電圧の中間とす
る。
【0035】この比較結果に応じた電圧を印加させ、時
間「t6」のときに、モータ3を再駆動させる。そし
て、マイクロコンピュータ5には、同図(A)に示すよ
うに、時間「t7」となったときにパーフォレーション
13cの進行方向先端のエッジに対応したパーフォ信号
の立ち下がりが入力される。このとき、マイクロコンピ
ュータ5は、パーフォカウンタ14を1歩進カウントさ
せる。これによりパーフォカウンタ14が1コマ分のパ
ーフォレーション13の数「2」となるから、モータ3
の再駆動を停止させる。これによれば、例えばパーフォ
レーション13に係わりなく何時でもモータ3の高速駆
動を一旦停止させることができるから、前述した実施例
と比較してモータ3の高速給送区間を長くとることがで
き、磁気記録情報を多く記録することが可能となる。
【0036】なお、減算を開始してタイマ値「T1」が
「0」となるまでに、パーフォレーション13cの進行
方向先端エッジを検出した場合には、次のコマが到達し
てしまっているのでモータ3の駆動を停止して1コマ送
りシーケンスを終了する。この場合には、1コマ分だけ
フイルムを戻して再度1コマ送りを行う。
【0037】上記実施例では、1コマ当たり2個のパー
フォレーション13を設けたフイルム8を用いている
が、本発明ではこれに限らず1コマ当たり複数個のパー
フォレーションを設けたフイルムにも適応できることは
いうまでもない。例えば1コマ当たり8個のパーフォレ
ーションを設けたフイルムの場合には、フイルム給送速
度を算出するために、、例えばフイルム給送中に7個目
のパーフォレーションの進行方向先端エッジから後端エ
ッジまでの通過時間を計測するようにしてもよいし、ま
た6個目のパーフォレーションの進行方向先端エッジ又
は後端エッジから7個目のパーフォレーションの進行方
向先端エッジ又は後端エッジまでの通過時間を計測する
ようにしてもよい。
【0038】ところで、1コマ当たり1個のパーフォレ
ーション20を設けたフイルム21を用いる場合には、
コマ間にコマ位置決め用以外のパーフォレーションが存
在しないため、給送予測時間を算出できない。このた
め、第3実施例では、モータ3の回転周期を検出してこ
の回転周期に対応したタイミングパルスを発生するパル
ス発生器22と、フイルム給送中にタイミングパルスを
カウントするパルスカウンタ23とを設け、パルスカウ
ンタ23でカウンタしたパルス数が1コマ分の予定パル
ス数に達する前にモータ3の高速駆動を一旦停止するよ
うにしたものである。
【0039】図9に示すように、第3実施例のフイルム
給送制御装置には、モータ3の回転周期を検出するため
に、モータ3の軸に固定された羽根車24の回転を検出
する馬蹄形の透過型フォトセンサ25が設けられてい
る。このフォトセンサ25は、羽根車24の回転に対応
したタイミングパルスを発生する。このタイミングパル
スは、アナログ信号でパルス発生器22に取り込まれ、
ここでデジタル信号に変換されてからマイクロコンピュ
ータ5に送られる。そして、マイクロコンピュータ5
は、順次出力されてくるタイミングパルスをパルスカウ
ンタ23に送り、ここでパルスをカウントさせるように
パルスカウンタ23を制御する。
【0040】ROM26には、フイルム1コマ送り用の
シーケンスが記憶されている。このシーケンスは、パル
スカウンタ23でカウンタしたパルス数が1コマ分の予
定パルス数に達する前にモータ3の高速駆動を一旦停止
するようになっている。また、1コマ分の予定パルス数
は予めRAM27に記憶されている。
【0041】ところで、1コマ分の予定パルス数を一定
にすると、パルスカウンタ23でカウンタしたパルス数
が1コマ分の予定パルス数に達する前に、次のコマのパ
ーフォ信号が検出され、モータ3の高速駆動を一旦停止
するタイミングを失ってしまう恐れがある。というの
は、撮影していく毎に巻取スプール2がフイルム21を
巻き取られ、この巻き径が太くなった分だけ1コマ送り
分のモータ3の回転量が減少するためである。このた
め、予定パルス数もこれに応じて減らす補正を行うよう
にする。補正された予定パルス数は、撮影毎にRAM2
7に書き換えられる。
【0042】また、このシーケンスは、モータ3を再駆
動させてから一定時間経過後にタイミングパルスが得ら
れない場合には、モータ3の再駆動を一旦停止し、その
後、再駆動させた時の印加電圧よりも高い電圧を印加し
てモータ3を再度駆動させるとともに、モータ3を再駆
動させてから一定時間内にタイミングパルスが得られた
場合、モータ3へ印加する電圧を下げるようにしてい
る。
【0043】次に、図10、図11、及び図12を参照
しながら第3実施例の作用を説明する。シャッタレリー
ズ完了後、露光完了信号を受け取るとマイクロコンピュ
ータ5は、1コマ分の予定パルス数をRAM27から読
み出し、この予定パルス数よりも少ない値を(W)とし
て減算カウンタに設定する。そして、図12(C)に示
すように、時間「t1」のときにモータドライバ4を制
御してモータ3を回転させる。このとき、モータ3への
印加電圧を「E1」とする。これにより、モータ3は高
速回転し、同図(D)に示すようにフイルムが「V1」
の速度で給送される。
【0044】減算カウンタが「0」に達した時点、すな
わち図10に示す時間「t2」のときに、モータ3の高
速駆動を一旦停止する。これにより、時間「t3」のと
きにフイルム給送が停止する。
【0045】モータ3を一旦停止させた後には、モータ
3の再駆動を行う。このとき、モータ3へ印加する電圧
を、同図(D)に示す「V1」よりも低い「V2」とす
る。そして、マイクロコンピュータ5は、一定時間内に
パルス発生器22からタイミングパルスが得られるかど
うかを監視するために、減算タイマ値(K)を設定す
る。この減算タイマ値(K)が「0」になるまでにタイ
ミングパルスを得た場合には、フイルム21が給送され
ていると判断し、次のコマを位置決めするためのパーフ
ォレーション20Bを監視する。
【0046】マイクロコンピュータ5には、同図(A)
に示すように、時間「t6」となったときにパーフォレ
ーション20Bの進行方向先端エッジに対応したパーフ
ォ信号の立ち下がりが入力される。このとき、マイクロ
コンピュータ5は、パーフォカウンタ14を1歩進カウ
ントさせるとともに、パーフォカウンタ14が1コマ分
のパーフォレーション20の数「1」となるからモータ
3の再駆動を停止させる。
【0047】一方、タイミングパルスが得られないまま
減算タイマ値(K)が「0」になると、マイクロコンピ
ュータ5はフイルム21が給送されていないと判断し、
モータ3への通電を停止するように制御する。これによ
り、図13(C)に示すように、時間「t7」のときに
モータ3の再駆動を停止する。そして、マイクロコンピ
ュータ5は、時間「t8」のときに再度モータ3へ通電
を行うように制御して、モータ3を駆動する。このとき
の印加電圧は、前述した電圧「V2」よりも高い電圧、
すなわち「V1」と略同じにするのが望ましい。
【0048】そして、マイクロコンピュータ5は再度、
一定時間内にパルス発生器22からタイミングパルスが
得られるかどうかを監視するために、減算タイマ値
(K)を設定する。そして、タイミングパルスが得られ
ないまま減算タイマ値(K)が「0」になったとき、す
なわち一定時間内にタイミングパルスが得られない場合
には、モータ3の駆動を停止し、再度駆動するシーケン
スを繰り返し行う。
【0049】減算タイマ値(K)が「0」になるまでに
タイミングパルスが得られた場合には、マイクロコンピ
ュータ5は、フイルム21が給送されていると判断し、
同図に示す時間「t9」、すなわちタイミングパルスを
得た時点で、モータ3へ印加している電圧「V1」を
「V2」まで下げるように制御する。
【0050】その後、マイクロコンピュータ5は、次の
コマを位置決めするためのパーフォレーション20を監
視し、同図(A)に示すように、時間「t6」となった
ときにパーフォ信号の立ち下がりが入力され、パーフォ
カウンタ14を1歩進させてモータ3の再駆動を停止さ
せる。そして最後に、マイクロコンピュータ5は、1コ
マ分の予定パルス数の補正を行う。この補正は、パーフ
ォカウンタ14のカウント値に応じて予定パルス数を減
少させる。補正された予定パスル数は、RAM27に書
き込まれ、次回の1コマ送り時に、RAM27から読み
出し、この予定パルス数よりも少ない値を減算カウント
値(W)として減算カウンタに設定する。
【0051】なお、減算を開始してタイマ値「T1」が
「0」になるまでに、1コマ分のパーフォ信号をカウン
トした場合には、次のコマが到達してしまっているので
モータ3の駆動を停止して1コマ送りシーケンスを終了
する。この場合には、1コマ分だけフイルムを戻して再
度1コマ送りを行う。
【0052】上記第3実施例では、1コマ分の予定パル
ス数をパーフォカウンタ14のカウント値に応じて補正
するようにしているが、本発明ではこれに限らず、1コ
マ送り毎にカウントした総タイミングパルスを記憶する
手段を設け、前回の総タイミングパルスに応じて予定パ
ルス数を補正するようにしてもよい。
【0053】また上記第3実施例では、モータを再駆動
させた後、フイルムの給送が行われているかどうかを判
断するために、一定時間内にパスル発生手段からタイミ
ングパルスが得られるかを監視しているが、本発明では
これに限らず、フォトセンサから得られるパーフォ信号
を一定時間内で監視するようにしてもよい。
【0054】さらに、上記第3実施例では、1コマ当た
り1個のパーフォレーションを設けたフイルムを用いる
例としているが、本発明ではこれに限らず、1コマ当た
り複数個のパーフォレーションを設けたフイルムにも適
応できる。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のフ
イルム給送制御装置では、1コマ当たり複数個のパーフ
ォレーションを設けたフイルムを用いる場合には、コマ
位置決め用のパーフォレーション以外のパーフォレーシ
ョンを検出するこにより、1コマ送る手前でモータの駆
動を一旦停止させ、その後モータを再駆動させてカウン
ト手段が1コマ分のパーフォ信号をカウントした時点で
モータの駆動を停止させるように制御するから、単にモ
ータの回転を減速させるのと比較して、惰性でフイルム
がオーバーランすることが確実に阻止でき、停止精度の
高い1コマ送りが行える利点がある。また、磁気記録を
行う場合には、1コマ分の区間のうちでモータを高速で
駆動させる区間をできるだけ長くとることができるた
め、多量の磁気情報を記録できる利点がある。
【0056】また、別の発明では、モータの回転周期を
検出してこの回転周期に対応したタイミングパルスを発
生するパルス発生手段を設け、このタイミングパルスを
検出することによって、1コマ送る手前でモータの駆動
を一旦停止させ、その後モータを再駆動させてカウント
手段が1コマ分のパーフォ信号をカウントした時点でモ
ータの駆動を停止させるように制御するから、コマ間に
コマ位置決め用以外のパーフォレーションが存在しない
フイルムでも、モータの駆動を1コマ送る手前で一旦停
止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたカメラのフイルム給送制御装置
の構成を示す説明図である。
【図2】フイルム1コマ送りシーケンスを簡単に説明し
たフローチャート図である。
【図3】フイルム1コマ送りのときのパーフォ信号の波
形(A)、モータに印加する電圧(B)、フイルム給送
速度(C)、及び従来時術のフイルム給送速度(D)と
をそれぞれ示した説明図である。
【図4】モータの再駆動を断続的に行うようにした別の
実施例のパーフォ信号の波形(A)、モータに印加する
電圧(B)、及びフイルム給送速度(C)とをそれぞれ
示した説明図である。
【図5】第2実施例のフイルム給送制御装置の構成を示
す説明図である。
【図6】第2実施例の1コマ送り時のフローチャート図
である。
【図7】図6の続きを示すフローチャート図である。
【図8】第2実施例のパーフォ信号の波形(A)、モー
タに印加する電圧(B)、及びフイルム給送速度(C)
とをそれぞれ示した説明図である。
【図9】第3実施例のフイルム給送制御装置の構成を示
す説明図である。
【図10】第3実施例の1コマ送り時のフローチャート
図である。
【図11】図10の続きを示すフローチャート図であ
る。
【図12】第3実施例のパーフォ信号の波形(A)、モ
ータに印加する電圧(B)、及びフイルム給送速度
(C)とをそれぞれ示した説明図である。
【図13】モータを再駆動させた後一定時間内にタイミ
ングパルスが得られない場合のパーフォ信号の波形
(A)、モータに印加する電圧(B)、及びフイルム給
送速度(C)とをそれぞれ示した説明図である。
【符号の説明】
2 巻取りスプール 3 モータ 4 モータドライバ 5 マイクロコンピュータ 8 フイルム 12,25 フォトセンサ 13,20 パーフォレーション 14 パーフォカウンタ 17 演算部 24 羽根車

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルムに設けた1コマ当たり複数個の
    パーフォレーションを検出してフイルム1コマ送りを行
    うフイルム給送制御装置において、 前記フイルムを給送するモータと、フイルムの給送中に
    パーフォレーションを検出してパーフォ信号を発生する
    パーフォ信号発生手段と、パーフォ信号発生手段で得ら
    れたパーフォ信号をカウントするカウント手段と、フイ
    ルムの1コマ送り時に前記モータを駆動させ、前記カウ
    ント手段の値が前記複数個よりも少ない予定値に達した
    時点で前記モータの駆動を一旦停止させ、その後モータ
    を再駆動させて前記カウント手段が1コマ分のパーフォ
    信号をカウントした時点で前記モータの再駆動を停止さ
    せる制御手段とを設けたことを特徴とするフイルム給送
    制御装置。
  2. 【請求項2】 フイルムに設けた1コマ当たり複数個の
    パーフォレーションを検出してフイルム1コマ送りを行
    うフイルム給送制御装置において、 前記フイルムを給送するモータと、フイルムの給送中に
    パーフォレーションを検出してパーフォ信号を発生する
    パーフォ信号発生手段と、このパーフォ信号発生手段で
    得られたパーフォ信号をカウントするカウント手段と、
    フイルムの給送中にパーフォ信号発生手段から出力され
    るパーフォ信号の幅を測定し、この幅に基づいて給送予
    測時間を演算する演算手段と、フイルムの1コマ送り時
    に前記モータを駆動させ、前記給送予測時間に達する前
    に、前記モータの駆動を一旦停止させ、その後モータを
    再駆動させて前記カウント手段が1コマ分のパーフォ信
    号をカウントした時点で前記モータの再駆動を停止させ
    る制御手段とを設けたことを特徴とするフイルム給送制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、モータを再駆動させる
    際に、モータへ印加する電圧を、前記給送予測時間に応
    じて変化させるようにしたことを特徴とする請求項2記
    載のフイルム給送制御装置。
  4. 【請求項4】 フイルムに設けたパーフォレーションを
    検出してフイルム1コマ送りを行うフイルム給送制御装
    置において、 前記フイルムを給送するモータと、モータの回転周期を
    検出してこの回転周期に対応したタイミングパルスを発
    生するパルス発生手段と、前記タイミングパルスをカウ
    ントするパスルカウント手段と、フイルムの給送中にパ
    ーフォレーションを検出しパーフォ信号を送出するパー
    フォ検出手段と、フイルムの1コマ送り時に前記モータ
    を駆動させ、前記パルスカウント手段でカウントしたパ
    ルス数が1コマ分の予定パルス数に達する前に前記モー
    タの駆動を一旦停止させ、その後モータを再駆動させて
    前記パーフォ信号を検出した時点で前記モータの再駆動
    を停止させる制御手段とを設けたことを特徴とするフイ
    ルム給送制御装置。
  5. 【請求項5】 前記パーフォ信号をカウントするパーフ
    ォカウント手段を設け、前記制御手段は、前記パーフォ
    カウント手段のカウント値に応じて前記1コマ分の予定
    パルス数を補正することを特徴とする請求項4記載のフ
    イルム給送制御装置。
  6. 【請求項6】 1コマ送り毎にカウントした総タイミン
    グパルスを記憶する記憶手段を設け、前記制御手段は、
    前回の1コマ送り時の総タイミングパルスに応じて前記
    1コマ分の予定パルス数を補正することを特徴とする請
    求項4記載のフイルム給送制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、パーフォ検出手段から
    得られるパーフォ信号を監視し、モータを再駆動させて
    から一定時間経過後にパーフォ信号が得られない場合に
    は、モータの再駆動を一旦停止し、しかる後に前記再駆
    動させた時の印加電圧よりも高い電圧を印加してモータ
    を再度駆動させるようにしたことを特徴とする請求項1
    ないし6記載のフイルム給送制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、パルス発生手段から得
    られるタイミングパルスを監視し、モータを再駆動させ
    てから一定時間経過後にタイミングパルスが得られない
    場合には、モータの再駆動を一旦停止し、しかる後に前
    記再駆動させた時の印加電圧よりも高い電圧を印加して
    モータを再度駆動させるようにしたことを特徴とする請
    求項4ないし6記載のフイルム給送制御装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、モータを再駆動させて
    から一定時間内で前記タイミングパルスが得られた場
    合、モータへ印加する電圧を、再駆動させた時の印加電
    圧に対して下げることを特徴とする請求項4ないし6記
    載のフイルム給送制御装置。
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