JPH07218996A - フイルム給送制御装置 - Google Patents
フイルム給送制御装置Info
- Publication number
- JPH07218996A JPH07218996A JP890394A JP890394A JPH07218996A JP H07218996 A JPH07218996 A JP H07218996A JP 890394 A JP890394 A JP 890394A JP 890394 A JP890394 A JP 890394A JP H07218996 A JPH07218996 A JP H07218996A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- motor
- feeding
- frame
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フイルムベースの種類によらず、高精度で1
コマ送りを行う。 【構成】 マイクロコンピュータ13は、写真フイルム
15の給送中に写真フイルム1コマ当たり複数個のパー
フォレーション18をカウントし、このカウント値が写
真フイルム1コマ分のカウント値よりも少ない値に達し
た時点でモータ11への通電電圧を下げてモータ11の
回転を減速させ、前記カウント値が写真フイルム1コマ
分のカウント値に達した時点でモータ11への通電を停
止して写真フイルム1コマ給送を行う。このマイクロコ
ンピュータ13には、写真フイルム15のベースの種類
を検出する検出センサ9が接続されており、写真フイル
ム15のベースの種類がポリエチレンナフタレート(P
EN)の場合には、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)又はトリアセチルセルロース(TAC)に比べて、
モータ11を減速回転させる際の通電電圧を低くする。
コマ送りを行う。 【構成】 マイクロコンピュータ13は、写真フイルム
15の給送中に写真フイルム1コマ当たり複数個のパー
フォレーション18をカウントし、このカウント値が写
真フイルム1コマ分のカウント値よりも少ない値に達し
た時点でモータ11への通電電圧を下げてモータ11の
回転を減速させ、前記カウント値が写真フイルム1コマ
分のカウント値に達した時点でモータ11への通電を停
止して写真フイルム1コマ給送を行う。このマイクロコ
ンピュータ13には、写真フイルム15のベースの種類
を検出する検出センサ9が接続されており、写真フイル
ム15のベースの種類がポリエチレンナフタレート(P
EN)の場合には、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)又はトリアセチルセルロース(TAC)に比べて、
モータ11を減速回転させる際の通電電圧を低くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フイルムの1コマ
送りを行うフイルム給送制御装置に関し、さらに詳しく
は写真フイルムのベースの種類に応じてフイルム1コマ
送りを行うフイルム給送制御装置に関するものである。
送りを行うフイルム給送制御装置に関し、さらに詳しく
は写真フイルムのベースの種類に応じてフイルム1コマ
送りを行うフイルム給送制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムには、カメラや写真プリン
タ等の露光開口にコマを位置決めするために1コマ毎に
パーフォレーションが設けられている。従来、1コマに
対するパーフォレーションの形態が、一定ピッチで8個
設けた135タイプの写真フイルム、1個設けた110
タイプの写真フイルム、及び1コマの両端に2個設けた
写真フイルム等が提供又は提案されており、このような
パーフォレーションを検出して1コマ毎に写真フイルム
を給送するタイプのフイルム給送制御装置が提案されて
いる。
タ等の露光開口にコマを位置決めするために1コマ毎に
パーフォレーションが設けられている。従来、1コマに
対するパーフォレーションの形態が、一定ピッチで8個
設けた135タイプの写真フイルム、1個設けた110
タイプの写真フイルム、及び1コマの両端に2個設けた
写真フイルム等が提供又は提案されており、このような
パーフォレーションを検出して1コマ毎に写真フイルム
を給送するタイプのフイルム給送制御装置が提案されて
いる。
【0003】フイルム給送制御装置は、カメラの連続撮
影速度や写真プリンタの処理速度を向上させるために、
高い電圧を印可させてモータを高速回転させ、単時間で
1コマ給送を終了させるのが望ましい。しかしながら、
フイルム給送速度を高速のまま停止させると、フイルム
が惰性で停止位置からオーバーランしてしまい停止精度
が低下する。停止精度が低下すると、例えばカメラで
は、コマ位置決め用のパーフォレーションに対してコマ
が一定な位置で停止しないため、撮影コマ間がランダム
な隙間となる。このフイルムを現像して写真プリンタで
焼き付けた場合には、写真プリンタもコマ位置決め用の
パーフォレーションを検知して撮影コマを焼付け開口に
セットするから、焼付け開口と撮影コマとが一致せずに
焼付けが行われ、1コマにカットされた印画紙に対して
焼付け画像が左右にずれてしまう恐れがある。
影速度や写真プリンタの処理速度を向上させるために、
高い電圧を印可させてモータを高速回転させ、単時間で
1コマ給送を終了させるのが望ましい。しかしながら、
フイルム給送速度を高速のまま停止させると、フイルム
が惰性で停止位置からオーバーランしてしまい停止精度
が低下する。停止精度が低下すると、例えばカメラで
は、コマ位置決め用のパーフォレーションに対してコマ
が一定な位置で停止しないため、撮影コマ間がランダム
な隙間となる。このフイルムを現像して写真プリンタで
焼き付けた場合には、写真プリンタもコマ位置決め用の
パーフォレーションを検知して撮影コマを焼付け開口に
セットするから、焼付け開口と撮影コマとが一致せずに
焼付けが行われ、1コマにカットされた印画紙に対して
焼付け画像が左右にずれてしまう恐れがある。
【0004】このため、特開昭57−85040号公
報、同57−85041号公報、同57−85042号
公報、同57−85043号公報、同57−85044
号公報等に開示されているフイルム給送制御装置では、
パーフォレーションをカウントし、このカウント値が1
コマ分のカウント値よりも少ない値に達した時点でモー
タへの印可電圧を下げてモータの回転を減速させ、前記
カウント値が1コマ分のカウント値に達した時点で通電
を停止しフイルム1コマ給送が完了するようにしてい
る。これによれば、1コマ分のパーフォレーションをカ
ウントしたときにはフイルム給送速度が低速になってい
るから、オーバーランすることなく精度良く停止させる
ことができる。
報、同57−85041号公報、同57−85042号
公報、同57−85043号公報、同57−85044
号公報等に開示されているフイルム給送制御装置では、
パーフォレーションをカウントし、このカウント値が1
コマ分のカウント値よりも少ない値に達した時点でモー
タへの印可電圧を下げてモータの回転を減速させ、前記
カウント値が1コマ分のカウント値に達した時点で通電
を停止しフイルム1コマ給送が完了するようにしてい
る。これによれば、1コマ分のパーフォレーションをカ
ウントしたときにはフイルム給送速度が低速になってい
るから、オーバーランすることなく精度良く停止させる
ことができる。
【0005】しかしながら、このような減速タイプのフ
イルム給送制御装置では、国際公開WO90/0420
5号に記載された透明な磁気記録層を設けた写真フイル
ムを用いるのには採用しにくい面があった。というの
は、磁気ヘッドでフイルム1コマ給送時に撮影情報等を
記録する際に、できるだけ多くの記録が行えるように高
速の区間をできるだけ長く取ると、減速する区間が減少
する。この減速区間を減らすとオーバーラン等が発生し
易く停止精度が低下する欠点がある。そこで、フイルム
1コマ分の給送区間のうちでモータを高速で駆動させる
区間をできるだけ長くとり、しかも僅かな減速区間でも
確実にフイルムを停止させるようにしたフイルム給送制
御装置が特願平5−258714号に提案した。このフ
イルム給送装置では、モータを高速で駆動させ、1コマ
の長さ分だけ写真フイルムを移送する手前で一旦モータ
の駆動を停止し、その後、低速でモータを再駆動させて
写真フイルム1コマ分の長さに到達した時点でモータの
駆動を停止すうようにしている。
イルム給送制御装置では、国際公開WO90/0420
5号に記載された透明な磁気記録層を設けた写真フイル
ムを用いるのには採用しにくい面があった。というの
は、磁気ヘッドでフイルム1コマ給送時に撮影情報等を
記録する際に、できるだけ多くの記録が行えるように高
速の区間をできるだけ長く取ると、減速する区間が減少
する。この減速区間を減らすとオーバーラン等が発生し
易く停止精度が低下する欠点がある。そこで、フイルム
1コマ分の給送区間のうちでモータを高速で駆動させる
区間をできるだけ長くとり、しかも僅かな減速区間でも
確実にフイルムを停止させるようにしたフイルム給送制
御装置が特願平5−258714号に提案した。このフ
イルム給送装置では、モータを高速で駆動させ、1コマ
の長さ分だけ写真フイルムを移送する手前で一旦モータ
の駆動を停止し、その後、低速でモータを再駆動させて
写真フイルム1コマ分の長さに到達した時点でモータの
駆動を停止すうようにしている。
【0006】ところで、薄くても充分な強度が得られる
ポリエチレンナフタレート(PEN)をフイルムのベー
スとして用いる方法が従来公開されているが、PENは
カーリング(巻癖)がやや強めであり、ロールフイルム
として使用するにはあまり適していなかった。このPE
Nに対し、近年写真フイルム用のベースとしてアニール
ドポリエチレンナフタレート(A−PEN)が注目され
ており、本出願人もA−PENを用いたフイルムについ
て出願している。A−PENは、ポリエステルフイルム
等の高分子からなる支持体を製造後、50°C以上、前
記支持体のガラス転移温度以下の温度で熱処理すること
により得られ、著しく巻き癖が付きにくく、厚みが80
μmにおいてトリアセチルセルロース(TAC)の12
2μmに相当する強度を持つので、写真フイルムパトロ
ーネ自体の小型化にも効果的である。
ポリエチレンナフタレート(PEN)をフイルムのベー
スとして用いる方法が従来公開されているが、PENは
カーリング(巻癖)がやや強めであり、ロールフイルム
として使用するにはあまり適していなかった。このPE
Nに対し、近年写真フイルム用のベースとしてアニール
ドポリエチレンナフタレート(A−PEN)が注目され
ており、本出願人もA−PENを用いたフイルムについ
て出願している。A−PENは、ポリエステルフイルム
等の高分子からなる支持体を製造後、50°C以上、前
記支持体のガラス転移温度以下の温度で熱処理すること
により得られ、著しく巻き癖が付きにくく、厚みが80
μmにおいてトリアセチルセルロース(TAC)の12
2μmに相当する強度を持つので、写真フイルムパトロ
ーネ自体の小型化にも効果的である。
【0007】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、A−PE
Nは、従来用いられていたポリエチレンテレフタレート
(PET)又はTACに比べ摩擦抵抗が小さいという性
質がある。このため、前述した各フイルム給送制御装置
に、A−PENをベースとした写真フイルムを用いる場
合には、従来用いられていたポリエチレンテレフタレー
ト(PET)又はトリアセチルセルロース(TAC)に
比べフイルム給送速度が速くなり、オーバーランしてし
まう恐れがある。
Nは、従来用いられていたポリエチレンテレフタレート
(PET)又はTACに比べ摩擦抵抗が小さいという性
質がある。このため、前述した各フイルム給送制御装置
に、A−PENをベースとした写真フイルムを用いる場
合には、従来用いられていたポリエチレンテレフタレー
ト(PET)又はトリアセチルセルロース(TAC)に
比べフイルム給送速度が速くなり、オーバーランしてし
まう恐れがある。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、フイルムベースの種類によらず、フイルム停止精度
の向上を図ったフイルム給送制御装置を提供することを
目的とする。
で、フイルムベースの種類によらず、フイルム停止精度
の向上を図ったフイルム給送制御装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、写真フイルム1コマ分の給送を行う前にモ
ータへの印可電圧を下げてモータの回転を減速させるタ
イプのフイルム給送制御装置に、写真フイルムのベース
の種類を検出する検出手段を備え、検出された写真フイ
ルムのベースの種類に応じて前記モータを減速回転させ
る際の印可電圧を変化させるようにしたものである。ま
た、写真フイルム1コマ分の給送が行われる前にモータ
を一旦停止した後に、モータを再駆動させるタイプのフ
イルム給送制御装置では、検出された写真フイルムのベ
ースの種類に応じて前記モータを再駆動させる際の印可
電圧を変化させる。さらに、通電を繰り返し行って低速
でモータを再駆動させるタイプのフイルム給送制御装置
では、写真フイルムのベースの種類に応じて再駆動させ
る際のモータへの通電時間、又は通電電圧を変化させる
ようにした。
するために、写真フイルム1コマ分の給送を行う前にモ
ータへの印可電圧を下げてモータの回転を減速させるタ
イプのフイルム給送制御装置に、写真フイルムのベース
の種類を検出する検出手段を備え、検出された写真フイ
ルムのベースの種類に応じて前記モータを減速回転させ
る際の印可電圧を変化させるようにしたものである。ま
た、写真フイルム1コマ分の給送が行われる前にモータ
を一旦停止した後に、モータを再駆動させるタイプのフ
イルム給送制御装置では、検出された写真フイルムのベ
ースの種類に応じて前記モータを再駆動させる際の印可
電圧を変化させる。さらに、通電を繰り返し行って低速
でモータを再駆動させるタイプのフイルム給送制御装置
では、写真フイルムのベースの種類に応じて再駆動させ
る際のモータへの通電時間、又は通電電圧を変化させる
ようにした。
【0010】
【作用】写真フイルムのベースがポリエチレンナフタレ
ート(PEN)の場合には、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)又はトリアセチルセルロース(TAC)に
比べて摩擦抵抗が小さいから、フイルム給送速度が速く
なる。このため、ポリエチレンナフタレート(PEN)
の写真フイルムでも、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)又はトリアセチルセルロース(TAC)と同じフ
イルム給送速度となるように、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)又はトリアセチルセルロース(TAC)
に比べてモータに印可する電圧を低くした。なお、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)又はトリアセチルセ
ルロース(TAC)に比べて摩擦抵抗が大きいもので
は、ポリエチレンテレフタレート(PET)又はトリア
セチルセルロース(TAC)と同じフイルム給送速度と
なるように、ポリエチレンテレフタレート(PET)又
はトリアセチルセルロース(TAC)に比べてモータに
印可する電圧を高くする。
ート(PEN)の場合には、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)又はトリアセチルセルロース(TAC)に
比べて摩擦抵抗が小さいから、フイルム給送速度が速く
なる。このため、ポリエチレンナフタレート(PEN)
の写真フイルムでも、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)又はトリアセチルセルロース(TAC)と同じフ
イルム給送速度となるように、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)又はトリアセチルセルロース(TAC)
に比べてモータに印可する電圧を低くした。なお、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)又はトリアセチルセ
ルロース(TAC)に比べて摩擦抵抗が大きいもので
は、ポリエチレンテレフタレート(PET)又はトリア
セチルセルロース(TAC)と同じフイルム給送速度と
なるように、ポリエチレンテレフタレート(PET)又
はトリアセチルセルロース(TAC)に比べてモータに
印可する電圧を高くする。
【0011】さらに、再駆動の再に通電時間を変化させ
るタイプでは、ポリエチレンナフタレート(PEN)の
場合に、ポリエチレンテレフタレート(PET)又はト
リアセチルセルロース(TAC)に比べて、通電時間を
短くする。なお、ポリエチレンナフタレート(PEN)
には、熱処理を施したアニールドポリエチレンナフタレ
ート(A−PEN)を含む。
るタイプでは、ポリエチレンナフタレート(PEN)の
場合に、ポリエチレンテレフタレート(PET)又はト
リアセチルセルロース(TAC)に比べて、通電時間を
短くする。なお、ポリエチレンナフタレート(PEN)
には、熱処理を施したアニールドポリエチレンナフタレ
ート(A−PEN)を含む。
【0012】
【実施例】図2にカメラの概略を示す。このカメラ1
は、電源スッチ2をONすると、鏡筒3が沈胴位置から
突出位置に移動して待機状態となり、シャッタボタン4
を半押しすることにより測距と測光とが行われ、そのま
ま全押しすることで前記測距に応じた被写体距離に撮影
レンズ5のピントを合わせ、且つ前記測光に応じた露出
制御によって撮影を行う。そして、写真フイルムパトロ
ーネの装填は、裏蓋開閉用のスイッチ6を下方にスライ
ド操作して裏蓋を開いてから行う。
は、電源スッチ2をONすると、鏡筒3が沈胴位置から
突出位置に移動して待機状態となり、シャッタボタン4
を半押しすることにより測距と測光とが行われ、そのま
ま全押しすることで前記測距に応じた被写体距離に撮影
レンズ5のピントを合わせ、且つ前記測光に応じた露出
制御によって撮影を行う。そして、写真フイルムパトロ
ーネの装填は、裏蓋開閉用のスイッチ6を下方にスライ
ド操作して裏蓋を開いてから行う。
【0013】このカメラ1に装填される写真フイルムパ
トローネ7には、図3に示すように、凹凸8a,8b,
8cで構成されたフイルム種類表示部8が外面に設けら
れている。このフイルム種類表示部8は、凹凸8a,8
b,8cの組合せによって写真フイルムのベースの種類
をコードとして表示している。
トローネ7には、図3に示すように、凹凸8a,8b,
8cで構成されたフイルム種類表示部8が外面に設けら
れている。このフイルム種類表示部8は、凹凸8a,8
b,8cの組合せによって写真フイルムのベースの種類
をコードとして表示している。
【0014】カメラ1のパトローネ室には、フイルム種
類検出用センサ9が取り付けられている。フイルム種類
検出用センサ9には、スイッチ作動片9a,9b,9c
が設けられており、スプール7aの軸方向に沿って写真
フイルムパトローネ7が装填されると、これらのスイッ
チ作動片9a,9b,9cが前記凹凸8a,8b,8c
にそれぞれ当接する。この図では、スイッチ作動片9a
が凹8aに、またスイッチ作動片9bが凹8bに、さら
にスイッチ作動片9cが凸8cにそれぞれ当接し、スイ
ッチ作動片9aがON、スイッチ作動片9bがON、ス
イッチ作動片9cがOFFとなり、写真フイルムのベー
スの種類がポリエチレンナフタレート(PEN)である
ことを表示している。
類検出用センサ9が取り付けられている。フイルム種類
検出用センサ9には、スイッチ作動片9a,9b,9c
が設けられており、スプール7aの軸方向に沿って写真
フイルムパトローネ7が装填されると、これらのスイッ
チ作動片9a,9b,9cが前記凹凸8a,8b,8c
にそれぞれ当接する。この図では、スイッチ作動片9a
が凹8aに、またスイッチ作動片9bが凹8bに、さら
にスイッチ作動片9cが凸8cにそれぞれ当接し、スイ
ッチ作動片9aがON、スイッチ作動片9bがON、ス
イッチ作動片9cがOFFとなり、写真フイルムのベー
スの種類がポリエチレンナフタレート(PEN)である
ことを表示している。
【0015】写真フイルムのベースの種類としては、ポ
リエチレンナフタレート(以下、「PEN」と称す)
と、ポリエチレンテレフタレート(以下「PET」と称
す)又はトリアセチルセルロース(以下「TAC」と称
す)等との2種類となっている。PENは、このPEN
以外のPET、又はTAC等と比較して、摩擦抵抗が小
さいという特性の他に、紫外光に当たると可視光を発す
るという特性も持っている。このため、このカメラ1に
は、撮影レンズ5の背後でこれの光軸上に、紫外光をカ
ットするためのUVフィルターを挿脱する機構が内蔵さ
れており、裏蓋閉際に、又は電源スイッチ2をONした
際に、写真フイルムのベースの種類をPENと判断した
場合、UVフィルターを挿入するようになっている。
リエチレンナフタレート(以下、「PEN」と称す)
と、ポリエチレンテレフタレート(以下「PET」と称
す)又はトリアセチルセルロース(以下「TAC」と称
す)等との2種類となっている。PENは、このPEN
以外のPET、又はTAC等と比較して、摩擦抵抗が小
さいという特性の他に、紫外光に当たると可視光を発す
るという特性も持っている。このため、このカメラ1に
は、撮影レンズ5の背後でこれの光軸上に、紫外光をカ
ットするためのUVフィルターを挿脱する機構が内蔵さ
れており、裏蓋閉際に、又は電源スイッチ2をONした
際に、写真フイルムのベースの種類をPENと判断した
場合、UVフィルターを挿入するようになっている。
【0016】図1は、図2に示したカメラ1のフイルム
給送機構の概略を示すものである。巻取スプール10の
内部には、フイルム給送用のモータ11が内蔵され、こ
のモータ11はモータドライバ12から印加される電圧
に応じて回転数が変化し、回転トルクも印加電圧に比例
する。そして、印加電圧を停止することによりモータ1
1の駆動を停止することができる。モータドライバ12
はマイクロコンピュータ13から送出される制御信号に
よって制御される。撮影終了後に行われる1コマフイル
ム送りは、マイクロコンピュータ13によって駆動伝達
機構14が巻き上げ伝達系に切り換えられ、モータ11
が駆動される。モータ11の駆動は、駆動伝達機構14
を介して巻取りスプール10に伝達され、写真フイルム
15が巻取りスプール10の外周に巻き取られるように
なる。
給送機構の概略を示すものである。巻取スプール10の
内部には、フイルム給送用のモータ11が内蔵され、こ
のモータ11はモータドライバ12から印加される電圧
に応じて回転数が変化し、回転トルクも印加電圧に比例
する。そして、印加電圧を停止することによりモータ1
1の駆動を停止することができる。モータドライバ12
はマイクロコンピュータ13から送出される制御信号に
よって制御される。撮影終了後に行われる1コマフイル
ム送りは、マイクロコンピュータ13によって駆動伝達
機構14が巻き上げ伝達系に切り換えられ、モータ11
が駆動される。モータ11の駆動は、駆動伝達機構14
を介して巻取りスプール10に伝達され、写真フイルム
15が巻取りスプール10の外周に巻き取られるように
なる。
【0017】カメラ1のアパーチュア16の左上方に
は、フォトセンサ17が設けられている。フォトセンサ
17は、写真フイルム15に赤外光を照射しながらその
光を監視して写真フイルム15に設けたパーフォレーシ
ョン18を検出する。このパーフォレーション18は、
写真フイルム1コマ当たり2個ずつ、フイルムコマの両
端にそれぞれ設けられており、向かって左側のパーフォ
レーション18Aがコマ位置決め用パーフォレーション
18となる。そして、フォトセンサ17からマイクロコ
ンピュータ13に入力されるパーフォ信号は、パーフォ
レーション18を検出したときにはローレベルとなり、
これ以外のときはハイレベルとなる。
は、フォトセンサ17が設けられている。フォトセンサ
17は、写真フイルム15に赤外光を照射しながらその
光を監視して写真フイルム15に設けたパーフォレーシ
ョン18を検出する。このパーフォレーション18は、
写真フイルム1コマ当たり2個ずつ、フイルムコマの両
端にそれぞれ設けられており、向かって左側のパーフォ
レーション18Aがコマ位置決め用パーフォレーション
18となる。そして、フォトセンサ17からマイクロコ
ンピュータ13に入力されるパーフォ信号は、パーフォ
レーション18を検出したときにはローレベルとなり、
これ以外のときはハイレベルとなる。
【0018】このパーフォ信号はマイクロコンピュータ
13を介して、パーフォカウンタ19に送られる。この
パーフォカウンタ19はパーフォ信号の立ち上がり、す
なわちパーフォレーション18の進行方向先端エッジを
検出したときに1歩進カウントする。
13を介して、パーフォカウンタ19に送られる。この
パーフォカウンタ19はパーフォ信号の立ち上がり、す
なわちパーフォレーション18の進行方向先端エッジを
検出したときに1歩進カウントする。
【0019】マイクロコンピュータ13は、ROM20
に記憶されたプログラムに従って、フイルム1コマ送り
制御を行う。この制御は、露光完了信号を受け取った後
にモータドライバ12を介してモータ11に高い電圧
「E1」を印可させて高速で駆動させ、パーフォカウン
タ19の値が写真フイルム1コマ分のパーフォレーショ
ン18の数より1個手前の値となったときに、前記電圧
「E1」からこれよりも低い電圧「E2」まで降下さ
せ、モータ3の駆動を減速する。その後、パーフォカウ
ンタ19が写真フイルム1コマ分のパーフォ信号をカウ
ントした時点でモータ11の駆動を停止する。
に記憶されたプログラムに従って、フイルム1コマ送り
制御を行う。この制御は、露光完了信号を受け取った後
にモータドライバ12を介してモータ11に高い電圧
「E1」を印可させて高速で駆動させ、パーフォカウン
タ19の値が写真フイルム1コマ分のパーフォレーショ
ン18の数より1個手前の値となったときに、前記電圧
「E1」からこれよりも低い電圧「E2」まで降下さ
せ、モータ3の駆動を減速する。その後、パーフォカウ
ンタ19が写真フイルム1コマ分のパーフォ信号をカウ
ントした時点でモータ11の駆動を停止する。
【0020】また、マイクロコンピュータ13には、図
3で説明したフイルム種類検出用センサ9が接続されて
おり、裏蓋を閉めた際、又は電源スイッチ2をONした
際に入力される装填完了信号を受けると、装填された写
真フイルムパトローネ7の写真フイルム15のベースが
PENか、それ以外のPET、又はTAC等であるかの
フイルム種類設定データを取り込む。フイルム種類設定
データがPENの場合、モータ11を減速させる際の印
可電圧を前記電圧「E2」よりも低い電圧「E3」とす
る。
3で説明したフイルム種類検出用センサ9が接続されて
おり、裏蓋を閉めた際、又は電源スイッチ2をONした
際に入力される装填完了信号を受けると、装填された写
真フイルムパトローネ7の写真フイルム15のベースが
PENか、それ以外のPET、又はTAC等であるかの
フイルム種類設定データを取り込む。フイルム種類設定
データがPENの場合、モータ11を減速させる際の印
可電圧を前記電圧「E2」よりも低い電圧「E3」とす
る。
【0021】このように構成されたフイルム給送制御装
置の作用について、図4及び図5を参照しながら説明す
る。写真フイルムパトローネ7を装填する際には、スイ
ッチ6を操作して裏蓋を開ける。写真フイルムパトロー
ネ7を装填して裏蓋を閉めると、マイクロコンピュータ
13には、装填完了信号が入力される。装填完了信号が
入力されるとマイクロコンピュータ13は、フイルム種
類検出用センサ9から得られるフイルム種類設定データ
を取り込む。
置の作用について、図4及び図5を参照しながら説明す
る。写真フイルムパトローネ7を装填する際には、スイ
ッチ6を操作して裏蓋を開ける。写真フイルムパトロー
ネ7を装填して裏蓋を閉めると、マイクロコンピュータ
13には、装填完了信号が入力される。装填完了信号が
入力されるとマイクロコンピュータ13は、フイルム種
類検出用センサ9から得られるフイルム種類設定データ
を取り込む。
【0022】フイルム種類設定データがPEN以外のP
ET、又はTAC等であるとマイクロコンピュータ13
が判断した場合には、マイクロコンピュータ13が「F
LG」を「0」にセットする。その後、駆動伝達機構1
4を巻き上げ伝達系に切換え、モータ11と巻取スプー
ル10との連係を行った後に、モータドライバ12を介
してモータ11を駆動させてフイルム初期送りを行う。
この初期送りは、写真フイルム15の先端が巻取スプー
ル10に巻き取られ、最初のフイルムコマの位置決め用
パーフォレーション13Aの進行方向先端エッジがフォ
トセンサ17で検出された時点で完了する。これによ
り、アパーチャー16には最初のフイルムコマがセット
された状態となる。
ET、又はTAC等であるとマイクロコンピュータ13
が判断した場合には、マイクロコンピュータ13が「F
LG」を「0」にセットする。その後、駆動伝達機構1
4を巻き上げ伝達系に切換え、モータ11と巻取スプー
ル10との連係を行った後に、モータドライバ12を介
してモータ11を駆動させてフイルム初期送りを行う。
この初期送りは、写真フイルム15の先端が巻取スプー
ル10に巻き取られ、最初のフイルムコマの位置決め用
パーフォレーション13Aの進行方向先端エッジがフォ
トセンサ17で検出された時点で完了する。これによ
り、アパーチャー16には最初のフイルムコマがセット
された状態となる。
【0023】電源スイッチ2をON位置に操作すると、
鏡筒3が沈胴位置から突出位置に繰り出されて撮影準備
が整う。撮影は、フレーミングを行った後に、シャッタ
ボタン4を半押しし、その後そのまま全押しする。これ
により、シャッタ機構が作動し、露光が行われる。露光
が完了するとマイクロコンピュータ13は、露光完了信
号を受け取り、その後に1コマフイルム送りを行う。
鏡筒3が沈胴位置から突出位置に繰り出されて撮影準備
が整う。撮影は、フレーミングを行った後に、シャッタ
ボタン4を半押しし、その後そのまま全押しする。これ
により、シャッタ機構が作動し、露光が行われる。露光
が完了するとマイクロコンピュータ13は、露光完了信
号を受け取り、その後に1コマフイルム送りを行う。
【0024】1コマフイルム送りは、図5(B)に示す
ように、時間「t1」のときにモータドライバ12を制
御してモータ11を回転させる。このとき、モータ11
へ印加する電圧は、写真フイルム15の給送を高速にす
るために高い電圧「E1」を印可するように制御する。
これにより、モータ11は高速回転し、同図(C)に示
すように写真フイルム15が「V1」の速度で給送され
る。
ように、時間「t1」のときにモータドライバ12を制
御してモータ11を回転させる。このとき、モータ11
へ印加する電圧は、写真フイルム15の給送を高速にす
るために高い電圧「E1」を印可するように制御する。
これにより、モータ11は高速回転し、同図(C)に示
すように写真フイルム15が「V1」の速度で給送され
る。
【0025】その後、フォトセンサ17がパーフォレー
ション18Bを検出し、パーフォ信号をマイクロコンピ
ュータ13に送る。マイクロコンピュータ13には、先
ず、同図(A)に示すように、時間「t2」となったと
きにパーフォ信号の立ち下がりが入力され、パーフォカ
ウンタ19を1歩進カウントさせる。そして時間「t
3」となったときにパーフォ信号の立ち上がりが入力さ
れる。このパーフォ信号の立ち上がり、すなわちパーフ
ォレーション18Bの進行方向後端エッジが検出された
ときマイクロコンピュータ13は、「FLG=0」とな
っているから、モータ11に印可している電圧を「E
1」からこれよりも低い電圧「E2」まで下げる。
ション18Bを検出し、パーフォ信号をマイクロコンピ
ュータ13に送る。マイクロコンピュータ13には、先
ず、同図(A)に示すように、時間「t2」となったと
きにパーフォ信号の立ち下がりが入力され、パーフォカ
ウンタ19を1歩進カウントさせる。そして時間「t
3」となったときにパーフォ信号の立ち上がりが入力さ
れる。このパーフォ信号の立ち上がり、すなわちパーフ
ォレーション18Bの進行方向後端エッジが検出された
ときマイクロコンピュータ13は、「FLG=0」とな
っているから、モータ11に印可している電圧を「E
1」からこれよりも低い電圧「E2」まで下げる。
【0026】これにより、モータ11は減速され、同図
(C)に示すように、写真フイルム15の給送速度は
「V1」よりも遅い「V2」で給送される。そして、同
図(A)に示す時間「t4」となったときに、フォトセ
ンサ17が次のパーフォレーション18Cを検出する
と、マイクロコンピュータ13には、パーフォレーショ
ン18Cの進行方向先端エッジが検出され、パーフォカ
ウンタ19を1歩進カウントさせる。このとき、パーフ
ォカウンタ19のカウント値が1コマ分のパーフォレー
ション18の数「2」となるから、マイクロコンピュー
タ13は、モータドライバ12を制御してモータ11の
駆動を停止させる。
(C)に示すように、写真フイルム15の給送速度は
「V1」よりも遅い「V2」で給送される。そして、同
図(A)に示す時間「t4」となったときに、フォトセ
ンサ17が次のパーフォレーション18Cを検出する
と、マイクロコンピュータ13には、パーフォレーショ
ン18Cの進行方向先端エッジが検出され、パーフォカ
ウンタ19を1歩進カウントさせる。このとき、パーフ
ォカウンタ19のカウント値が1コマ分のパーフォレー
ション18の数「2」となるから、マイクロコンピュー
タ13は、モータドライバ12を制御してモータ11の
駆動を停止させる。
【0027】フイルム種類設定データがPENであると
マイクロコンピュータ13が判断した場合には、マイク
ロコンピュータ13が「FLG」を「1」にセットす
る。そして、前述したように、撮影レンズ5の背後にU
Vフィルターが挿入され、撮影が行われる。その後は、
前述したと同じにモータ11を高速で給送し、パーフォ
レーション18Bの進行方向後端エッジが検出されたと
き(同図に示す時間「t3」)に、「FLG=1」とな
っているから、モータ11に印可している電圧を「E
1」から電圧「E3」まで下げる。この電圧「E3」
は、前記電圧「E2」よりも低い値である。
マイクロコンピュータ13が判断した場合には、マイク
ロコンピュータ13が「FLG」を「1」にセットす
る。そして、前述したように、撮影レンズ5の背後にU
Vフィルターが挿入され、撮影が行われる。その後は、
前述したと同じにモータ11を高速で給送し、パーフォ
レーション18Bの進行方向後端エッジが検出されたと
き(同図に示す時間「t3」)に、「FLG=1」とな
っているから、モータ11に印可している電圧を「E
1」から電圧「E3」まで下げる。この電圧「E3」
は、前記電圧「E2」よりも低い値である。
【0028】これにより、モータ11が低速回転し、同
図(C)に示すように、写真フイルム15の給送速度が
「V1」よりも遅い「V2」で給送される。そして、同
図(A)に示す時間「t4」の際に、フォトセンサ17
が次のパーフォレーション18Cを検出すると、マイク
ロコンピュータ13には、パーフォレーション18Cの
進行方向先端エッジが検出され、パーフォカウンタ19
を1歩進カウントさせる。このとき、パーフォカウンタ
19のカウント値が写真フイルム1コマ分のパーフォレ
ーション18の数「2」となるから、モータドライバ1
2を制御してモータ11の駆動を停止させる。
図(C)に示すように、写真フイルム15の給送速度が
「V1」よりも遅い「V2」で給送される。そして、同
図(A)に示す時間「t4」の際に、フォトセンサ17
が次のパーフォレーション18Cを検出すると、マイク
ロコンピュータ13には、パーフォレーション18Cの
進行方向先端エッジが検出され、パーフォカウンタ19
を1歩進カウントさせる。このとき、パーフォカウンタ
19のカウント値が写真フイルム1コマ分のパーフォレ
ーション18の数「2」となるから、モータドライバ1
2を制御してモータ11の駆動を停止させる。
【0029】このように、写真フイルム15のベースの
種類がPENの場合には、PEN以外の写真フイルム1
5よりも摩擦抵抗が小さい特性を持っているため、PE
N以外の写真フイルム15よりも遅いモータ11の回転
で同じ給送速度「V2」で給送でき、PEN以外の写真
フイルム15と同じ精度で停止させることができる。
種類がPENの場合には、PEN以外の写真フイルム1
5よりも摩擦抵抗が小さい特性を持っているため、PE
N以外の写真フイルム15よりも遅いモータ11の回転
で同じ給送速度「V2」で給送でき、PEN以外の写真
フイルム15と同じ精度で停止させることができる。
【0030】なお、マイクロコンピュータ13とモータ
ドライバー12との間には、図6に示す過電流検出回路
22が組み込まれており、1コマフイルム送りを行って
いる間でこの過電流検出回路22から割り込み信号が送
出されると、マイクロコンピュータ13は全てのコマに
撮影を行ったと判断し、駆動伝達機構14を巻き戻し用
に切り換えて、モータ11を逆転駆動させる。この駆動
はスプール7aに係合するフォーク21に伝達され、写
真フイルム15が巻き戻される。フイルム巻き戻し中に
は、パーフォカウンタ19のカウント値を減算してお
り、カウント値が「0」となった時点から一定時間経過
後にモータ11の逆転駆動を停止する。
ドライバー12との間には、図6に示す過電流検出回路
22が組み込まれており、1コマフイルム送りを行って
いる間でこの過電流検出回路22から割り込み信号が送
出されると、マイクロコンピュータ13は全てのコマに
撮影を行ったと判断し、駆動伝達機構14を巻き戻し用
に切り換えて、モータ11を逆転駆動させる。この駆動
はスプール7aに係合するフォーク21に伝達され、写
真フイルム15が巻き戻される。フイルム巻き戻し中に
は、パーフォカウンタ19のカウント値を減算してお
り、カウント値が「0」となった時点から一定時間経過
後にモータ11の逆転駆動を停止する。
【0031】また、別の実施例としては、減速時に降下
させるモータの印可電圧を、写真フイルム15のベース
の種類に応じて変化させずに、減速させるタイミング
を、PENの写真フイルムの場合にはPEN以外の写真
フイルムよりも早めに行うように制御するようにしても
よい。
させるモータの印可電圧を、写真フイルム15のベース
の種類に応じて変化させずに、減速させるタイミング
を、PENの写真フイルムの場合にはPEN以外の写真
フイルムよりも早めに行うように制御するようにしても
よい。
【0032】図7及び図8に示した実施例では、高速の
区間をできるだけ長く取るために、パーフォレーション
18をカウントし、このカウント値が1コマ分のカウン
ト値よりも少ない値に達した時点でモータ11への通電
を停止してモータ1の回転を一旦停止させ、その後モー
タ11を再駆動させて前記カウント値が1コマ分のカウ
ント値に達した時点でモータ11の通電を停止するよう
にしている。なお、この実施例のフイルム給送制御機構
は、図1で説明した実施例と実質的に同じであるため、
図面を省略している。
区間をできるだけ長く取るために、パーフォレーション
18をカウントし、このカウント値が1コマ分のカウン
ト値よりも少ない値に達した時点でモータ11への通電
を停止してモータ1の回転を一旦停止させ、その後モー
タ11を再駆動させて前記カウント値が1コマ分のカウ
ント値に達した時点でモータ11の通電を停止するよう
にしている。なお、この実施例のフイルム給送制御機構
は、図1で説明した実施例と実質的に同じであるため、
図面を省略している。
【0033】マイクロコンピュータ13は、装填完了信
号を受け取った後に、図3で説明したフイルム種類検出
用センサ9から得られるフイルム種類設定データを読み
取る。その後、写真フイルム1コマ送りを行う。この制
御は、露光完了信号を受け取った後にモータ11に高い
電圧「E1」を印可させてモータ11を高速で駆動さ
せ、パーフォカウンタ19の値が写真フイルム1コマ分
のパーフォレーション18の数より1個手前の値となっ
たときにモータ11の駆動を一旦停止する。その後モー
タ11を低速で再駆動させる。このとき、フイルム種類
設定データがPEN以外のPET、TAC等と判断した
場合には、前記電圧「E1」よりも低い電圧「E2」を
印可してモータ11を低速で再駆動させる。また、フイ
ルム種類設定データがPENと判断した場合には、前記
電圧「E2」よりも低い電圧「E3」を印可してモータ
11を低速で再駆動させる。その後は、図4で説明した
実施例と同じにパーフォカウンタ19が写真フイルム1
コマ分のパーフォ信号をカウントした時点でモータ11
の駆動を停止させる。
号を受け取った後に、図3で説明したフイルム種類検出
用センサ9から得られるフイルム種類設定データを読み
取る。その後、写真フイルム1コマ送りを行う。この制
御は、露光完了信号を受け取った後にモータ11に高い
電圧「E1」を印可させてモータ11を高速で駆動さ
せ、パーフォカウンタ19の値が写真フイルム1コマ分
のパーフォレーション18の数より1個手前の値となっ
たときにモータ11の駆動を一旦停止する。その後モー
タ11を低速で再駆動させる。このとき、フイルム種類
設定データがPEN以外のPET、TAC等と判断した
場合には、前記電圧「E1」よりも低い電圧「E2」を
印可してモータ11を低速で再駆動させる。また、フイ
ルム種類設定データがPENと判断した場合には、前記
電圧「E2」よりも低い電圧「E3」を印可してモータ
11を低速で再駆動させる。その後は、図4で説明した
実施例と同じにパーフォカウンタ19が写真フイルム1
コマ分のパーフォ信号をカウントした時点でモータ11
の駆動を停止させる。
【0034】ところで、モータ11を低速で再駆動させ
る場合には、印可電圧が低いと一旦停止した写真フイル
ム25を再給送するためのトルクが足りず、写真フイル
ム15が給送されない恐れがある。このため、モータ1
1を低速で再駆動させてから一定時間経過後にパーフォ
信号が得られない場合には、モータ11の再駆動を停止
し、その後、再駆動させた時の印可電圧よりも高い電圧
を印可してモータ11を再度駆動させるように制御す
る。この制御は、パーフォ信号の立ち下がりが得られる
まで繰り返して行うようにするのが望ましい。
る場合には、印可電圧が低いと一旦停止した写真フイル
ム25を再給送するためのトルクが足りず、写真フイル
ム15が給送されない恐れがある。このため、モータ1
1を低速で再駆動させてから一定時間経過後にパーフォ
信号が得られない場合には、モータ11の再駆動を停止
し、その後、再駆動させた時の印可電圧よりも高い電圧
を印可してモータ11を再度駆動させるように制御す
る。この制御は、パーフォ信号の立ち下がりが得られる
まで繰り返して行うようにするのが望ましい。
【0035】図9に示す実施例では、モータ11に一定
時間の通電を繰り返し行ってモータ11の際駆動を行う
ようにしている。このように一定時間の通電を断続的に
行うことでモータ11の再駆動を低速で給送できる。そ
して、モータ11に断続的に通電する際の印可電圧を写
真フイルム15のベースの種類に応じて変化させる。例
えば、種類がPEN以外の場合には、同図(B)に示す
ように、モータ11の再駆動時に「E1」の電圧を印可
する。また、種類がPENの場合には、前記電圧「E
1」よりも低い「E4」の電圧を印可させる。これによ
り、写真フイルムのベースの種類のよらず同じ給送速度
で制御できる。
時間の通電を繰り返し行ってモータ11の際駆動を行う
ようにしている。このように一定時間の通電を断続的に
行うことでモータ11の再駆動を低速で給送できる。そ
して、モータ11に断続的に通電する際の印可電圧を写
真フイルム15のベースの種類に応じて変化させる。例
えば、種類がPEN以外の場合には、同図(B)に示す
ように、モータ11の再駆動時に「E1」の電圧を印可
する。また、種類がPENの場合には、前記電圧「E
1」よりも低い「E4」の電圧を印可させる。これによ
り、写真フイルムのベースの種類のよらず同じ給送速度
で制御できる。
【0036】図9で説明した実施例では、写真フイルム
15のベースの種類に応じてモータ11に断続的に通電
を行う際の印可電圧を変化させるようにしているが、図
10に示す実施例では、通電電圧を一定にし、通電時間
を変化させるようにした。例えば、種類がPEN以外の
場合には、同図(B)に示すように、モータ11の再駆
動時に「TL」の時間だけ電圧「E1」を断続的に通電
する。また、種類がPENの場合には、前記時間「T
L」よりも短い「TS」の時間だけ電圧「E1」を断続
的に通電する。これにより、写真フイルムのベースの種
類のよらず同じ給送速度で制御できる。
15のベースの種類に応じてモータ11に断続的に通電
を行う際の印可電圧を変化させるようにしているが、図
10に示す実施例では、通電電圧を一定にし、通電時間
を変化させるようにした。例えば、種類がPEN以外の
場合には、同図(B)に示すように、モータ11の再駆
動時に「TL」の時間だけ電圧「E1」を断続的に通電
する。また、種類がPENの場合には、前記時間「T
L」よりも短い「TS」の時間だけ電圧「E1」を断続
的に通電する。これにより、写真フイルムのベースの種
類のよらず同じ給送速度で制御できる。
【0037】なお、上記各実施例では、1コマ当たり2
個のパーフォレーション18を設けた写真フイルム15
を用いているが、本発明ではこれに限らず1コマ当たり
複数個のパーフォレーション18を設けた写真フイルム
15にも適応できることはいうまでもない。例えば、1
コマ当たり8個のパーフォレーション18が形成された
写真フイルム15の場合には、モータ11の減速又は停
止タイミングを、パーフォカウンタ19の値が写真フイ
ルム1コマ分のパーフォレーション18の数よりも少な
い値、望ましくは1個分少ない値、すなわち7カウント
目で行うようにすれば好適である。
個のパーフォレーション18を設けた写真フイルム15
を用いているが、本発明ではこれに限らず1コマ当たり
複数個のパーフォレーション18を設けた写真フイルム
15にも適応できることはいうまでもない。例えば、1
コマ当たり8個のパーフォレーション18が形成された
写真フイルム15の場合には、モータ11の減速又は停
止タイミングを、パーフォカウンタ19の値が写真フイ
ルム1コマ分のパーフォレーション18の数よりも少な
い値、望ましくは1個分少ない値、すなわち7カウント
目で行うようにすれば好適である。
【0038】図7で説明した実施例では、パーフォカウ
ンタ14の値に応じてモータ11の高速駆動を一旦停止
させているが、図11ないし図14に示す実施例では、
写真フイルム15の給送速度をパーフォレーション18
の通過時間から算出し、この給送速度から写真フイルム
1コマ分の給送予測時間を演算する演算部30を設け、
高速で駆動するモータ11の一旦停止タイミングを、給
送予測時間の少し手前で行うようにしたものである。な
お、図1で説明した実施例と実質的に同じ部材には同じ
符号を付してある。
ンタ14の値に応じてモータ11の高速駆動を一旦停止
させているが、図11ないし図14に示す実施例では、
写真フイルム15の給送速度をパーフォレーション18
の通過時間から算出し、この給送速度から写真フイルム
1コマ分の給送予測時間を演算する演算部30を設け、
高速で駆動するモータ11の一旦停止タイミングを、給
送予測時間の少し手前で行うようにしたものである。な
お、図1で説明した実施例と実質的に同じ部材には同じ
符号を付してある。
【0039】図11に示すように、このフイルム給送制
御機構には、1コマ当たり2個のパーフォレーション1
8が設けられた写真フイルム15が用いられる。マイク
ロコンピュータ13には、ROM30に記憶されたシー
ケンスに基づいてフイルム給送速度と給送予測時間とを
演算する演算部31が設けられている。写真フイルム1
5の給送速度は、フイルム給送中のパーフォレーション
18の進行方向先端エッジから後端エッジまでの通過時
間と、パーフォレーション18の1個分の進行方向に沿
った幅とから算出される。また給送予測時間は、写真フ
イルム15の給送速度と写真フイルム1コマ分の送り量
とから演算される。これらの写真フイルム15の給送速
度と給送予測時間とは一旦RAM32に書き込まれ、必
要に応じて読み出される。また、パーフォレーション1
8の幅と1コマ分の送り量とは、予めROM30にデー
タとして記憶されている。
御機構には、1コマ当たり2個のパーフォレーション1
8が設けられた写真フイルム15が用いられる。マイク
ロコンピュータ13には、ROM30に記憶されたシー
ケンスに基づいてフイルム給送速度と給送予測時間とを
演算する演算部31が設けられている。写真フイルム1
5の給送速度は、フイルム給送中のパーフォレーション
18の進行方向先端エッジから後端エッジまでの通過時
間と、パーフォレーション18の1個分の進行方向に沿
った幅とから算出される。また給送予測時間は、写真フ
イルム15の給送速度と写真フイルム1コマ分の送り量
とから演算される。これらの写真フイルム15の給送速
度と給送予測時間とは一旦RAM32に書き込まれ、必
要に応じて読み出される。また、パーフォレーション1
8の幅と1コマ分の送り量とは、予めROM30にデー
タとして記憶されている。
【0040】ROM30には、モータ11を再駆動させ
る際に、演算部31で算出した写真フイルム15の給送
速度と、予め定められた基準のフイルム給送速度とを比
較し、この比較結果に応じてモータ11を再駆動させる
際の印加電圧「E」をE1、E2、及びE3との3つの
電圧のうちいずれかに選択するシーケンスが記憶されて
いる。選択される電圧の大きさは、E1>E2>E3の
関係となっている。
る際に、演算部31で算出した写真フイルム15の給送
速度と、予め定められた基準のフイルム給送速度とを比
較し、この比較結果に応じてモータ11を再駆動させる
際の印加電圧「E」をE1、E2、及びE3との3つの
電圧のうちいずれかに選択するシーケンスが記憶されて
いる。選択される電圧の大きさは、E1>E2>E3の
関係となっている。
【0041】選択は、例えば、算出された写真フイルム
15の給送速度(VS)が基準フイルム給送速度(V)
よりも早い場合には、モータ11へ印可する電圧を低い
電圧「E3」とし、また、算出した給送速度が基準フイ
ルム給送速度よりも遅い場合にはモータ11へ印加する
電圧を高い電圧「E1」とする。さらに給送速度と基準
フイルム給送速度とが略同じ場合にはモータ11へ印加
する電圧を前記電圧「E1」と「E3」の略中間の電圧
「E2」とする。なお、再駆動時にモータ11へ印加す
る電圧を給送予測時間に応じて変化させてもよい。
15の給送速度(VS)が基準フイルム給送速度(V)
よりも早い場合には、モータ11へ印可する電圧を低い
電圧「E3」とし、また、算出した給送速度が基準フイ
ルム給送速度よりも遅い場合にはモータ11へ印加する
電圧を高い電圧「E1」とする。さらに給送速度と基準
フイルム給送速度とが略同じ場合にはモータ11へ印加
する電圧を前記電圧「E1」と「E3」の略中間の電圧
「E2」とする。なお、再駆動時にモータ11へ印加す
る電圧を給送予測時間に応じて変化させてもよい。
【0042】またマイクロコンピュータ13は、フイル
ム種類検出用センサ9から得られたフイルム種類設定デ
ータに基づき、写真フイルム15のベースの種類がPE
Nか、それ以外のPET、又はTAC等であるかを判断
し、種類がPENの場合には、比較結果に応じて選択さ
れたモータ11の印加電圧から所定電圧「E4」を引い
た電圧「E5」を印可させるように制御する。すなわ
ち、種類がPEN場合には、これ以外の種類と比較して
所定量低い電圧を印可させ、モータ11を再駆動させ
る。これにより、種類がPENの写真フイルムは、PE
N以外の写真フイルムと同じフイルム給送速度で制御で
きる。
ム種類検出用センサ9から得られたフイルム種類設定デ
ータに基づき、写真フイルム15のベースの種類がPE
Nか、それ以外のPET、又はTAC等であるかを判断
し、種類がPENの場合には、比較結果に応じて選択さ
れたモータ11の印加電圧から所定電圧「E4」を引い
た電圧「E5」を印可させるように制御する。すなわ
ち、種類がPEN場合には、これ以外の種類と比較して
所定量低い電圧を印可させ、モータ11を再駆動させ
る。これにより、種類がPENの写真フイルムは、PE
N以外の写真フイルムと同じフイルム給送速度で制御で
きる。
【0043】次に、図11ないし図14で説明した実施
例の作用を説明する。フイルム種類設定データがPEN
以外のPET、又はTAC等であるとマイクロコンピュ
ータ13が判断した場合には、マイクロコンピュータ1
3が「FLG」を「0」にセットする。シャッタレリー
ズ完了後、露光完了信号を受け取るとマイクロコンピュ
ータ13は、図14(B)に示すように、時間「t1」
のときにモータドライバ12を制御してモータ11を回
転させる。このとき、モータ11への印加電圧を「E
1」とする。これにより、モータ11は高速回転し、同
図(C)に示すように写真フイルム15が「VS」の速
度で給送される。
例の作用を説明する。フイルム種類設定データがPEN
以外のPET、又はTAC等であるとマイクロコンピュ
ータ13が判断した場合には、マイクロコンピュータ1
3が「FLG」を「0」にセットする。シャッタレリー
ズ完了後、露光完了信号を受け取るとマイクロコンピュ
ータ13は、図14(B)に示すように、時間「t1」
のときにモータドライバ12を制御してモータ11を回
転させる。このとき、モータ11への印加電圧を「E
1」とする。これにより、モータ11は高速回転し、同
図(C)に示すように写真フイルム15が「VS」の速
度で給送される。
【0044】その後、同図(A)に示すように、時間
「t2」となったときにフォトセンサ17がパーフォ信
号の立ち下がりを検出する。これによりマイクロコンピ
ュータ13は、パーフォカウンタ19を1歩進カウント
させる。このとき、タイマカウントを開始する。そして
時間「t3」となったときにパーフォ信号の立ち上がり
が入力される。このとき、マイクロコンピュータ13
は、タイマカウントを停止する。このカウント値がパー
フォ信号の立ち下がりから立ち上がりまで、すなわちパ
ーフォレーション18Bの進行方向先端エッジと後端エ
ッジとの間の通過時間「t3−t2」となる。
「t2」となったときにフォトセンサ17がパーフォ信
号の立ち下がりを検出する。これによりマイクロコンピ
ュータ13は、パーフォカウンタ19を1歩進カウント
させる。このとき、タイマカウントを開始する。そして
時間「t3」となったときにパーフォ信号の立ち上がり
が入力される。このとき、マイクロコンピュータ13
は、タイマカウントを停止する。このカウント値がパー
フォ信号の立ち下がりから立ち上がりまで、すなわちパ
ーフォレーション18Bの進行方向先端エッジと後端エ
ッジとの間の通過時間「t3−t2」となる。
【0045】マイクロコンピュータ13は、演算部31
を制御して前記カウント値と予め定められたパーフォレ
ーション18の幅とから写真フイルム15の給送速度を
算出し、この給送速度と写真フイルム1コマ分のフイル
ム送り量とから給送予測時間を演算する。これらの写真
フイルム15の給送速度と給送予測時間とは一旦RAM
32に記憶される。
を制御して前記カウント値と予め定められたパーフォレ
ーション18の幅とから写真フイルム15の給送速度を
算出し、この給送速度と写真フイルム1コマ分のフイル
ム送り量とから給送予測時間を演算する。これらの写真
フイルム15の給送速度と給送予測時間とは一旦RAM
32に記憶される。
【0046】次に、マイクロコンピュータ13は、高速
で駆動するモータ11の一旦停止タイミングを、給送予
測時間の少し手前で行うように、減算タイマ値「T1」
を設定し、パーフォ信号の立ち上がりを受けてからタイ
マの減算を開始する。そして、タイマ値「T1」が
「0」となったとき、すなわち同図に示す時間「t4」
のときに、モータ11の高速駆動を一旦停止する。これ
により、時間「t5」のときに写真フイルム15の給送
が停止する。
で駆動するモータ11の一旦停止タイミングを、給送予
測時間の少し手前で行うように、減算タイマ値「T1」
を設定し、パーフォ信号の立ち上がりを受けてからタイ
マの減算を開始する。そして、タイマ値「T1」が
「0」となったとき、すなわち同図に示す時間「t4」
のときに、モータ11の高速駆動を一旦停止する。これ
により、時間「t5」のときに写真フイルム15の給送
が停止する。
【0047】モータ11を一旦停止させた後には、モー
タ11の再駆動を行う。この再駆動はモータ11へ印加
する電圧(同図(B)に示す「E」)を、算出した写真
フイルムの給送速度に応じて変化させる。すなわち基準
フイルム給送速度「V」に対して算出した給送速度「V
S」が早い場合には電圧「E」のうち低い印加電圧「E
3」を選択し、また遅い場合には電圧「E」のうち高い
印加電圧「E1」を選択する。さらに、略同じ場合には
電圧「E」のうち中間電圧「E2」を選択する。
タ11の再駆動を行う。この再駆動はモータ11へ印加
する電圧(同図(B)に示す「E」)を、算出した写真
フイルムの給送速度に応じて変化させる。すなわち基準
フイルム給送速度「V」に対して算出した給送速度「V
S」が早い場合には電圧「E」のうち低い印加電圧「E
3」を選択し、また遅い場合には電圧「E」のうち高い
印加電圧「E1」を選択する。さらに、略同じ場合には
電圧「E」のうち中間電圧「E2」を選択する。
【0048】モータ11には、比較結果で選択された電
圧「E」が印加され(同図に示す時間「t6」のと
き)、再駆動する。そして、マイクロコンピュータ13
には、同図(A)に示すように、時間「t7」となった
ときにパーフォレーション18Cの進行方向先端のエッ
ジに対応したパーフォ信号の立ち下がりが入力される。
このとき、マイクロコンピュータ13は、パーフォカウ
ンタ19を1歩進カウントさせる。これによりパーフォ
カウンタ19が写真フイルム1コマ分のパーフォレーシ
ョン18の数「2」となるから、モータ11の再駆動が
停止する。
圧「E」が印加され(同図に示す時間「t6」のと
き)、再駆動する。そして、マイクロコンピュータ13
には、同図(A)に示すように、時間「t7」となった
ときにパーフォレーション18Cの進行方向先端のエッ
ジに対応したパーフォ信号の立ち下がりが入力される。
このとき、マイクロコンピュータ13は、パーフォカウ
ンタ19を1歩進カウントさせる。これによりパーフォ
カウンタ19が写真フイルム1コマ分のパーフォレーシ
ョン18の数「2」となるから、モータ11の再駆動が
停止する。
【0049】フイルム種類設定データがPENであると
マイクロコンピュータ13が判断した場合には、マイク
ロコンピュータ13が「FLG」に「1」をセットす
る。その後、マイクロコンピュータ13は、前述したと
同じにモータ11の高速駆動を行い、同図に示す時間
「t4」のときにモータ11の高速駆動を停止する。そ
して、給送速度に応じて選択されたモータ11の印加電
圧から所定電圧「E4」を引いた電圧「E5」をモータ
11へ印加する。すなわち、写真フイルム15の種類が
PENの場合には、これ以外の写真フイルムの際に印可
した電圧よりも低い電圧をモータ11に印可させて再駆
動を行う。
マイクロコンピュータ13が判断した場合には、マイク
ロコンピュータ13が「FLG」に「1」をセットす
る。その後、マイクロコンピュータ13は、前述したと
同じにモータ11の高速駆動を行い、同図に示す時間
「t4」のときにモータ11の高速駆動を停止する。そ
して、給送速度に応じて選択されたモータ11の印加電
圧から所定電圧「E4」を引いた電圧「E5」をモータ
11へ印加する。すなわち、写真フイルム15の種類が
PENの場合には、これ以外の写真フイルムの際に印可
した電圧よりも低い電圧をモータ11に印可させて再駆
動を行う。
【0050】なお、減算を開始してタイマ値「T1」が
「0」となるまでに、パーフォレーション13Cの進行
方向先端エッジを検出した場合には、次のコマが到達し
てしまっているのでモータ11の駆動を停止して1コマ
送りシーケンスを終了する。この場合には、1コマ分だ
けフイルムを戻して再度1コマ送りを行う。
「0」となるまでに、パーフォレーション13Cの進行
方向先端エッジを検出した場合には、次のコマが到達し
てしまっているのでモータ11の駆動を停止して1コマ
送りシーケンスを終了する。この場合には、1コマ分だ
けフイルムを戻して再度1コマ送りを行う。
【0051】図11で説明した実施例では、1コマ当た
り2個のパーフォレーション18を設けた写真フイルム
15を用いているが、本発明ではこれに限らず1コマ当
たり複数個のパーフォレーション18を設けた写真フイ
ルム15にも適応できることはいうまでもない。例えば
1コマ当たり8個のパーフォレーション18を設けた写
真フイルム15の場合には、フイルム給送速度を算出す
るために、例えばフイルム給送中に7個目のパーフォレ
ーション18の進行方向先端エッジから後端エッジまで
の通過時間を計測するようにしてもよいし、また6個目
のパーフォレーション18の進行方向先端エッジ又は後
端エッジから7個目のパーフォレーション18の進行方
向先端エッジ又は後端エッジまでの通過時間を計測する
ようにしてもよい。
り2個のパーフォレーション18を設けた写真フイルム
15を用いているが、本発明ではこれに限らず1コマ当
たり複数個のパーフォレーション18を設けた写真フイ
ルム15にも適応できることはいうまでもない。例えば
1コマ当たり8個のパーフォレーション18を設けた写
真フイルム15の場合には、フイルム給送速度を算出す
るために、例えばフイルム給送中に7個目のパーフォレ
ーション18の進行方向先端エッジから後端エッジまで
の通過時間を計測するようにしてもよいし、また6個目
のパーフォレーション18の進行方向先端エッジ又は後
端エッジから7個目のパーフォレーション18の進行方
向先端エッジ又は後端エッジまでの通過時間を計測する
ようにしてもよい。
【0052】ところで、1コマ当たり1個のパーフォレ
ーション18を設けた写真フイルムを用いる場合には、
コマ間にコマ位置決め用以外のパーフォレーション18
が存在しないため、1コマ分の給送予測時間を算出でき
ない。このため、図15ないし図20に示す実施例で
は、1コマ当たり1個のパーフォレーション18を設け
た写真フイルム40を用いるフイルム給送制御機構と
し、この機構に、モータ11を一旦停止させるタイミン
グを得るために、モータ11の回転角を検出してこの回
転角に対応したタイミングパルスを発生するパルス発生
器41と、フイルム給送中にタイミングパルスをカウン
トするパルスカウンタ42とを設け、パルスカウンタ4
2でカウンタしたパルス数が写真フイルム1コマ分の予
定パルス数に達する前にモータ11の高速駆動を一旦停
止するようにしたものである。
ーション18を設けた写真フイルムを用いる場合には、
コマ間にコマ位置決め用以外のパーフォレーション18
が存在しないため、1コマ分の給送予測時間を算出でき
ない。このため、図15ないし図20に示す実施例で
は、1コマ当たり1個のパーフォレーション18を設け
た写真フイルム40を用いるフイルム給送制御機構と
し、この機構に、モータ11を一旦停止させるタイミン
グを得るために、モータ11の回転角を検出してこの回
転角に対応したタイミングパルスを発生するパルス発生
器41と、フイルム給送中にタイミングパルスをカウン
トするパルスカウンタ42とを設け、パルスカウンタ4
2でカウンタしたパルス数が写真フイルム1コマ分の予
定パルス数に達する前にモータ11の高速駆動を一旦停
止するようにしたものである。
【0053】図15に示すフイルム給送制御機構には、
モータ11の回転角を検出するために、モータ11の軸
に固定された羽根車43の回転を検出する馬蹄形の透過
型フォトセンサ44が設けられている。このフォトセン
サ44は、羽根車43の回転に対応したタイミングパル
スを発生する。このタイミングパルスは、アナログ信号
でパルス発生器41に取り込まれ、ここでデジタル信号
に変換されてからマイクロコンピュータ13に送られ
る。そして、マイクロコンピュータ13は、順次出力さ
れてくるタイミングパルスをパルスカウンタ42に送
り、ここでパルスをカウントさせるようにパルスカウン
タ42を制御する。なお、図1で説明した実施例と実質
的に同じ部材には同じ符号を付してある。
モータ11の回転角を検出するために、モータ11の軸
に固定された羽根車43の回転を検出する馬蹄形の透過
型フォトセンサ44が設けられている。このフォトセン
サ44は、羽根車43の回転に対応したタイミングパル
スを発生する。このタイミングパルスは、アナログ信号
でパルス発生器41に取り込まれ、ここでデジタル信号
に変換されてからマイクロコンピュータ13に送られ
る。そして、マイクロコンピュータ13は、順次出力さ
れてくるタイミングパルスをパルスカウンタ42に送
り、ここでパルスをカウントさせるようにパルスカウン
タ42を制御する。なお、図1で説明した実施例と実質
的に同じ部材には同じ符号を付してある。
【0054】ROM45には、フイルム1コマ送り用の
シーケンスが記憶されている。このシーケンスは、パル
スカウンタ42でカウンタしたパルス数が1コマ分の予
定パルス数に達する前にモータ11の高速駆動を一旦停
止するようになっている。なお、写真フイルム1コマ分
の予定パルス数は、予めRAM46に記憶されている。
シーケンスが記憶されている。このシーケンスは、パル
スカウンタ42でカウンタしたパルス数が1コマ分の予
定パルス数に達する前にモータ11の高速駆動を一旦停
止するようになっている。なお、写真フイルム1コマ分
の予定パルス数は、予めRAM46に記憶されている。
【0055】ところで、写真フイルム1コマ分の予定パ
ルス数を一定にすると、パルスカウンタ42でカウンタ
したパルス数が写真フイルム1コマ分の予定パルス数に
達する前に、次のコマのパーフォ信号が検出され、モー
タ11の高速駆動を一旦停止するタイミングを失ってし
まう恐れがある。というのは、撮影していく毎に巻取ス
プール10に写真フイルム40が巻き取られ、この巻き
径が太くなった分だけ写真フイルム1コマ分のモータ1
1の回転量が減少するためである。このため、予定パル
ス数もこれに応じて減らす補正を行うようにする。補正
された予定パルス数は、撮影毎にRAM46に書き換え
られる。
ルス数を一定にすると、パルスカウンタ42でカウンタ
したパルス数が写真フイルム1コマ分の予定パルス数に
達する前に、次のコマのパーフォ信号が検出され、モー
タ11の高速駆動を一旦停止するタイミングを失ってし
まう恐れがある。というのは、撮影していく毎に巻取ス
プール10に写真フイルム40が巻き取られ、この巻き
径が太くなった分だけ写真フイルム1コマ分のモータ1
1の回転量が減少するためである。このため、予定パル
ス数もこれに応じて減らす補正を行うようにする。補正
された予定パルス数は、撮影毎にRAM46に書き換え
られる。
【0056】モータ11を再駆動させる際の印可電圧
は、前述したように写真フイルム40の種類がPEN以
外よりもPENの方を低くする。これにより、種類がP
ENの写真フイルム40であってもPEN以外の写真フ
イルム40と同じ給送速度で制御できる。
は、前述したように写真フイルム40の種類がPEN以
外よりもPENの方を低くする。これにより、種類がP
ENの写真フイルム40であってもPEN以外の写真フ
イルム40と同じ給送速度で制御できる。
【0057】また、このシーケンスは、モータ11を再
駆動させてから一定時間経過後にタイミングパルスが得
られない場合には、モータ11の再駆動を一旦停止し、
その後、再駆動させた時の印加電圧よりも高い電圧を印
加してモータ11を再度駆動させるとともに、モータ1
1を再駆動させてから一定時間内にタイミングパルスが
得られた場合にはモータ11へ印加する電圧を下げるよ
うにしている。
駆動させてから一定時間経過後にタイミングパルスが得
られない場合には、モータ11の再駆動を一旦停止し、
その後、再駆動させた時の印加電圧よりも高い電圧を印
加してモータ11を再度駆動させるとともに、モータ1
1を再駆動させてから一定時間内にタイミングパルスが
得られた場合にはモータ11へ印加する電圧を下げるよ
うにしている。
【0058】次に、図15ないし図20で説明した実施
例の作用を説明する。マイクロコンピュータ13は、フ
イルム種類設定データがPENの場合に、「FLG」に
「1」をセットし、またPEN以外の場合には「FL
G」に「0」をセットする。
例の作用を説明する。マイクロコンピュータ13は、フ
イルム種類設定データがPENの場合に、「FLG」に
「1」をセットし、またPEN以外の場合には「FL
G」に「0」をセットする。
【0059】シャッタレリーズ完了後、露光完了信号を
受け取るとマイクロコンピュータ13は、写真フイルム
1コマ分の予定パルス数をRAM46から読み出し、こ
の予定パルス数よりも少ない値を(W)として減算カウ
ンタに設定する。そして、図19(C)に示すように、
時間「t1」のときにモータドライバ12を制御してモ
ータ11を駆動させる。このとき、モータ11への印加
電圧を「E1」とする。これにより、モータ11は高速
回転し、同図(D)に示すようにフイルムが「V1」の
速度で給送される。
受け取るとマイクロコンピュータ13は、写真フイルム
1コマ分の予定パルス数をRAM46から読み出し、こ
の予定パルス数よりも少ない値を(W)として減算カウ
ンタに設定する。そして、図19(C)に示すように、
時間「t1」のときにモータドライバ12を制御してモ
ータ11を駆動させる。このとき、モータ11への印加
電圧を「E1」とする。これにより、モータ11は高速
回転し、同図(D)に示すようにフイルムが「V1」の
速度で給送される。
【0060】減算カウンタが「0」に達した時点、すな
わち同図に示す時間「t2」のときに、モータ11の高
速駆動を一旦停止する。これにより、時間「t3」のと
きにフイルム給送が停止する。
わち同図に示す時間「t2」のときに、モータ11の高
速駆動を一旦停止する。これにより、時間「t3」のと
きにフイルム給送が停止する。
【0061】モータ11を一旦停止させた後には、モー
タ11の再駆動を行う。このとき、マイクロコンピュー
タ13は、一定時間内にパルス発生器41からタイミン
グパルスが得られるかどうかを監視するために、減算タ
イマ値(K)を設定する。その後、「FLG=0」の場
合、すなわち写真フイルム40のベースの種類がPEN
以外の場合には、同図(C)に示す「E1」よりも低い
電圧「E2」を、また、「FLG=1」の場合、すなわ
ち写真フイルム40のベースの種類がPENある場合に
は、同図(C)に示す「E2」よりも低い電圧「E3」
をモータ11に印可してモータ11を再駆動させる。
タ11の再駆動を行う。このとき、マイクロコンピュー
タ13は、一定時間内にパルス発生器41からタイミン
グパルスが得られるかどうかを監視するために、減算タ
イマ値(K)を設定する。その後、「FLG=0」の場
合、すなわち写真フイルム40のベースの種類がPEN
以外の場合には、同図(C)に示す「E1」よりも低い
電圧「E2」を、また、「FLG=1」の場合、すなわ
ち写真フイルム40のベースの種類がPENある場合に
は、同図(C)に示す「E2」よりも低い電圧「E3」
をモータ11に印可してモータ11を再駆動させる。
【0062】そして、この減算タイマ値(K)が「0」
になるまでにタイミングパルスを得た場合には、写真フ
イルム40が給送されていると判断し、次のコマを位置
決めするためのパーフォレーション18Bを監視する。
になるまでにタイミングパルスを得た場合には、写真フ
イルム40が給送されていると判断し、次のコマを位置
決めするためのパーフォレーション18Bを監視する。
【0063】マイクロコンピュータ13には、同図
(A)に示すように、時間「t6」となったときにパー
フォレーション18Bの進行方向先端エッジに対応した
パーフォ信号の立ち下がりが入力される。このとき、マ
イクロコンピュータ13は、パーフォカウンタ19を1
歩進カウントさせるとともに、パーフォカウンタ19が
写真フイルム1コマ分のパーフォレーション18の数
「1」と同じになるからモータ11の再駆動を停止させ
る。
(A)に示すように、時間「t6」となったときにパー
フォレーション18Bの進行方向先端エッジに対応した
パーフォ信号の立ち下がりが入力される。このとき、マ
イクロコンピュータ13は、パーフォカウンタ19を1
歩進カウントさせるとともに、パーフォカウンタ19が
写真フイルム1コマ分のパーフォレーション18の数
「1」と同じになるからモータ11の再駆動を停止させ
る。
【0064】一方、タイミングパルスが得られないまま
減算タイマ値(K)が「0」になると、マイクロコンピ
ュータ13は写真フイルム40が給送されていないと判
断し、モータ11への通電を停止するように制御する。
これにより、図20(C)に示す時間「t7」のときに
モータ11の再駆動を停止する。
減算タイマ値(K)が「0」になると、マイクロコンピ
ュータ13は写真フイルム40が給送されていないと判
断し、モータ11への通電を停止するように制御する。
これにより、図20(C)に示す時間「t7」のときに
モータ11の再駆動を停止する。
【0065】マイクロコンピュータ13は、「FLG=
0」の場合、すなわち写真フイルム40のベースの種類
がPEN以外の場合には、同図(C)に示す電圧「E
1」を、また、「FLG=1」の場合、すなわち写真フ
イルム40のベースの種類がPENの場合には、電圧
「E1」よりも低い電圧「E4」をモータ11に印可し
てモータ11を再度駆動させる。
0」の場合、すなわち写真フイルム40のベースの種類
がPEN以外の場合には、同図(C)に示す電圧「E
1」を、また、「FLG=1」の場合、すなわち写真フ
イルム40のベースの種類がPENの場合には、電圧
「E1」よりも低い電圧「E4」をモータ11に印可し
てモータ11を再度駆動させる。
【0066】その後、マイクロコンピュータ13は、一
定時間内にパルス発生器41からタイミングパルスが得
られるかどうかを監視するために、減算タイマ値(K)
を設定する。そして、タイミングパルスが得られないま
ま減算タイマ値(K)が「0」になったとき、すなわち
一定時間内にタイミングパルスが得られない場合には、
モータ11の駆動を停止し、再度モータ11を駆動する
シーケンスを繰り返し行う。
定時間内にパルス発生器41からタイミングパルスが得
られるかどうかを監視するために、減算タイマ値(K)
を設定する。そして、タイミングパルスが得られないま
ま減算タイマ値(K)が「0」になったとき、すなわち
一定時間内にタイミングパルスが得られない場合には、
モータ11の駆動を停止し、再度モータ11を駆動する
シーケンスを繰り返し行う。
【0067】減算タイマ値(K)が「0」になるまでに
タイミングパルスが得られた場合には、マイクロコンピ
ュータ13は、写真フイルム40が給送されていると判
断し、同図に示す時間「t9」、すなわちタイミングパ
ルスを得た時点で、モータ11へ印加している電圧を下
げる。この制御は、マイクロコンピュータ13が、「F
LG=0」の場合、すなわち写真フイルム40がPEN
以外の種類である場合に、同図(C)に示す電圧「E
1」から電圧「E2」に、また、「FLG=1」の場
合、すなわち写真フイルム40がPENの種類である場
合に、電圧「E4」から電圧「E3」に下げる。
タイミングパルスが得られた場合には、マイクロコンピ
ュータ13は、写真フイルム40が給送されていると判
断し、同図に示す時間「t9」、すなわちタイミングパ
ルスを得た時点で、モータ11へ印加している電圧を下
げる。この制御は、マイクロコンピュータ13が、「F
LG=0」の場合、すなわち写真フイルム40がPEN
以外の種類である場合に、同図(C)に示す電圧「E
1」から電圧「E2」に、また、「FLG=1」の場
合、すなわち写真フイルム40がPENの種類である場
合に、電圧「E4」から電圧「E3」に下げる。
【0068】その後、マイクロコンピュータ13は、次
のコマを位置決めするためのパーフォレーション18を
監視し、同図(A)に示す時間「t6」となったときに
パーフォ信号の立ち下がりが入力されると、パーフォカ
ウンタ19を1歩進させてモータ11の再駆動を停止さ
せる。
のコマを位置決めするためのパーフォレーション18を
監視し、同図(A)に示す時間「t6」となったときに
パーフォ信号の立ち下がりが入力されると、パーフォカ
ウンタ19を1歩進させてモータ11の再駆動を停止さ
せる。
【0069】そして最後に、マイクロコンピュータ13
は、写真フイルム1コマ分の予定パルス数の補正を行
う。この補正は、パーフォカウンタ19のカウント値に
応じて予定パルス数を減少させる。補正された予定パス
ル数は、RAM46に書き込まれ、次回の1コマ送り時
に、RAM46から読み出し、この予定パルス数よりも
少ない値を減算カウント値(W)として減算カウンタに
設定する。
は、写真フイルム1コマ分の予定パルス数の補正を行
う。この補正は、パーフォカウンタ19のカウント値に
応じて予定パルス数を減少させる。補正された予定パス
ル数は、RAM46に書き込まれ、次回の1コマ送り時
に、RAM46から読み出し、この予定パルス数よりも
少ない値を減算カウント値(W)として減算カウンタに
設定する。
【0070】なお、減算を開始してタイマ値「T1」が
「0」になるまでに、1コマ分のパーフォ信号をカウン
トした場合には、次のコマが到達してしまっているので
モータ11の駆動を停止して1コマ送りシーケンスを終
了する。この場合には、1コマ分だけ写真フイルム40
を巻き戻して再度1コマ送り給送を行う。
「0」になるまでに、1コマ分のパーフォ信号をカウン
トした場合には、次のコマが到達してしまっているので
モータ11の駆動を停止して1コマ送りシーケンスを終
了する。この場合には、1コマ分だけ写真フイルム40
を巻き戻して再度1コマ送り給送を行う。
【0071】図15ないし図20で説明した実施例で
は、1コマ分の予定パルス数をパーフォカウンタ19の
カウント値に応じて補正するようにしているが、本発明
ではこれに限らず、1コマ送り毎にカウントした総タイ
ミングパルスを記憶する手段を設け、前回の総タイミン
グパルスに応じて予定パルス数を補正するようにしても
よい。
は、1コマ分の予定パルス数をパーフォカウンタ19の
カウント値に応じて補正するようにしているが、本発明
ではこれに限らず、1コマ送り毎にカウントした総タイ
ミングパルスを記憶する手段を設け、前回の総タイミン
グパルスに応じて予定パルス数を補正するようにしても
よい。
【0072】また、図15ないし図20で説明した実施
例では、モータ11を再駆動させた後、写真フイルム4
0の給送が行われているかどうかを判断するために、一
定時間内にパスル発生手段41からタイミングパルスが
得られるかを監視しているが、本発明ではこれに限ら
ず、フォトセンサ17から得られるパーフォ信号を一定
時間内で監視するようにしてもよい。
例では、モータ11を再駆動させた後、写真フイルム4
0の給送が行われているかどうかを判断するために、一
定時間内にパスル発生手段41からタイミングパルスが
得られるかを監視しているが、本発明ではこれに限ら
ず、フォトセンサ17から得られるパーフォ信号を一定
時間内で監視するようにしてもよい。
【0073】さらに、図15ないし図20で説明した実
施例では、モータ11を一旦停止するタイミングを、モ
ータ11の回転角を検出してこの回転角に対応したタイ
ミングパルスが写真フイルム1コマ分の予定パルス数に
達する前としているが、本発明ではこれに限らず、写真
フイルム40の給送長を検出し、この長さが予め定めら
れた写真フイルム1コマ分の給送長に達する前にモータ
11を一旦停止するようにしてもよい。この場合、写真
フイルム40の給送長を検出する手段としては、写真フ
イルムのコマ範囲以外に摺動するローラと、このローラ
と一体に回転するエンコード板と、このエンコード板が
一定角度回転するごとにエンコードパルスを出力するフ
ォトインタラプタと、フォトインタラプタから得られる
エンコードパルスをカウントするカウント部とから構成
し、カウント部のカウント値が写真フイルム1コマ分の
カウント値に達する前にモータ11を一旦停止する。
施例では、モータ11を一旦停止するタイミングを、モ
ータ11の回転角を検出してこの回転角に対応したタイ
ミングパルスが写真フイルム1コマ分の予定パルス数に
達する前としているが、本発明ではこれに限らず、写真
フイルム40の給送長を検出し、この長さが予め定めら
れた写真フイルム1コマ分の給送長に達する前にモータ
11を一旦停止するようにしてもよい。この場合、写真
フイルム40の給送長を検出する手段としては、写真フ
イルムのコマ範囲以外に摺動するローラと、このローラ
と一体に回転するエンコード板と、このエンコード板が
一定角度回転するごとにエンコードパルスを出力するフ
ォトインタラプタと、フォトインタラプタから得られる
エンコードパルスをカウントするカウント部とから構成
し、カウント部のカウント値が写真フイルム1コマ分の
カウント値に達する前にモータ11を一旦停止する。
【0074】また、図15ないし図20で説明した実施
例では、1コマ当たり1個のパーフォレーション18を
設けた写真フイルム40を用いる例としているが、本発
明ではこれに限らず、1コマ当たり複数個のパーフォレ
ーション18を設けた写真フイルムにも採用することが
できるのはいうまでもない。
例では、1コマ当たり1個のパーフォレーション18を
設けた写真フイルム40を用いる例としているが、本発
明ではこれに限らず、1コマ当たり複数個のパーフォレ
ーション18を設けた写真フイルムにも採用することが
できるのはいうまでもない。
【0075】なお、前述した各実施例では、写真フイル
ムのベースの種類として、ポリエチレンナフタレート
(PEN)の代わりに熱処理を施したアニールドポリエ
チレンナフタレート(A−PEN)としても同じ効果が
得られることはいうまでもない。
ムのベースの種類として、ポリエチレンナフタレート
(PEN)の代わりに熱処理を施したアニールドポリエ
チレンナフタレート(A−PEN)としても同じ効果が
得られることはいうまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載の発明では、写真フイルムのベースの種類を検出する
検出手段を備え、写真フイルムのベースの種類に応じて
モータを減速回転させる際の印可電圧、又はモータを再
駆動させる際の印可電圧、さらには、モータを際駆動さ
せる際の通電時間を変化させるようにしたから、写真フ
イルムのベースの種類によらず単時間で1コマフイルム
送りが行えるとともに、写真フイルムの給送停止を高精
度で行える。
載の発明では、写真フイルムのベースの種類を検出する
検出手段を備え、写真フイルムのベースの種類に応じて
モータを減速回転させる際の印可電圧、又はモータを再
駆動させる際の印可電圧、さらには、モータを際駆動さ
せる際の通電時間を変化させるようにしたから、写真フ
イルムのベースの種類によらず単時間で1コマフイルム
送りが行えるとともに、写真フイルムの給送停止を高精
度で行える。
【図1】減速タイプのフイルム給送制御装置の構成を示
す説明図である。
す説明図である。
【図2】図1に示したフイルム給送制御装置を内蔵した
カメラを示す斜視図である。
カメラを示す斜視図である。
【図3】フイルム種類表示部を設けた写真フイルムパト
ローネを示す斜視図である。
ローネを示す斜視図である。
【図4】図1に示すフイルム給送制御機構のフイルム1
コマ送りシーケンスを説明したフローチャート図であ
る。
コマ送りシーケンスを説明したフローチャート図であ
る。
【図5】図1に示すフイルム給送制御機構のフイルム1
コマ送りのときのパーフォ信号の波形(A)、モータに
印加する電圧(B)、及びフイルム給送速度(C)とを
それぞれ示した説明図である。
コマ送りのときのパーフォ信号の波形(A)、モータに
印加する電圧(B)、及びフイルム給送速度(C)とを
それぞれ示した説明図である。
【図6】図1に示すフイルム給送制御機構に組み込んだ
過電流検出用の回路図である。
過電流検出用の回路図である。
【図7】一旦モータの駆動を停止するタイプのフイルム
給送制御装置の実施例のフイルム1コマ送りシーケンス
を説明したフローチャート図である。
給送制御装置の実施例のフイルム1コマ送りシーケンス
を説明したフローチャート図である。
【図8】図7に示すフイルム給送制御機構のフイルム1
コマ送りのときのパーフォ信号の波形(A)、モータに
印加する電圧(B)、及びフイルム給送速度(C)とを
それぞれ示した説明図である。
コマ送りのときのパーフォ信号の波形(A)、モータに
印加する電圧(B)、及びフイルム給送速度(C)とを
それぞれ示した説明図である。
【図9】再駆動の再にモータへ所定時間の通電を繰り返
し行うようにした実施例のパーフォ信号の波形(A)、
モータに印加する電圧(B)、及びフイルム給送速度
(C)とをそれぞれ示した説明図である。
し行うようにした実施例のパーフォ信号の波形(A)、
モータに印加する電圧(B)、及びフイルム給送速度
(C)とをそれぞれ示した説明図である。
【図10】再駆動の際にモータの通電時間を変化させる
ようにした実施例のパーフォ信号の波形(A)、PEN
以外の場合のモータの印加電圧(B)、PENの場合の
モータの印加電圧(C)、及びフイルム給送速度(D)
とをそれぞれ示した説明図である。
ようにした実施例のパーフォ信号の波形(A)、PEN
以外の場合のモータの印加電圧(B)、PENの場合の
モータの印加電圧(C)、及びフイルム給送速度(D)
とをそれぞれ示した説明図である。
【図11】算出した1コマ分の給送予測時間に達する前
にモータの駆動を一旦停止させるタイプの実施例を示す
説明図である。
にモータの駆動を一旦停止させるタイプの実施例を示す
説明図である。
【図12】図11に示す実施例のフローチャート図であ
る。
る。
【図13】図12の続きのフローチャート図である。
【図14】図11に示す実施例のパーフォ信号の波形
(A)、モータに印加する電圧(B)、及びフイルム給
送速度(C)とをそれぞれ示した説明図である。
(A)、モータに印加する電圧(B)、及びフイルム給
送速度(C)とをそれぞれ示した説明図である。
【図15】パルス数が写真フイルム1コマ分の予定パル
ス数に達する前にモータの駆動を一旦停止させるタイプ
の実施例を示す説明図である。
ス数に達する前にモータの駆動を一旦停止させるタイプ
の実施例を示す説明図である。
【図16】図15で説明した実施例のフローチャート図
である。
である。
【図17】図16の続きのフローチャート図である。
【図18】図17の続きのフローチャート図である。
【図19】図15で説明した実施例のパーフォ信号の波
形(A)、タイミングパルスの波形(B)、モータに印
加する電圧(C)、及びフイルム給送速度(D)とをそ
れぞれ示した説明図である。
形(A)、タイミングパルスの波形(B)、モータに印
加する電圧(C)、及びフイルム給送速度(D)とをそ
れぞれ示した説明図である。
【図20】図15で説明した実施例のモータを再駆動さ
せてから一定時間内にタイミングパルスが得られない場
合のパーフォ信号の波形(A)、モータに印加する電圧
(B)、及びフイルム給送速度(C)とをそれぞれ示し
た説明図である。
せてから一定時間内にタイミングパルスが得られない場
合のパーフォ信号の波形(A)、モータに印加する電圧
(B)、及びフイルム給送速度(C)とをそれぞれ示し
た説明図である。
9 フイルム種類検出用センサ 10 巻取りスプール 11 モータ 12 モータドライバ 13 マイクロコンピュータ 15,40 写真フイルム 17 フォトセンサ 18 パーフォレーション 19 パーフォカウンタ 31 演算部 43 羽根車
Claims (10)
- 【請求項1】 写真フイルムの給送中に写真フイルム1
コマ当たり複数個のパーフォレーションをカウントし、
このカウント値が写真フイルム1コマ分のカウント値よ
りも少ない値に達した時点でモータへの印可電圧を下げ
てモータの回転を減速させ、前記カウント値が写真フイ
ルム1コマ分のカウント値に達した時点でモータへの通
電を停止するようにしたフイルム給送制御装置におい
て、前記写真フイルムのベースの種類を検出する検出手
段を備え、検出された写真フイルムのベースの種類に応
じて前記モータを減速回転させる際の印可電圧を変化さ
せるようにしたことを特徴とするフイルム給送制御装
置。 - 【請求項2】 前記検出手段により写真フイルムのベー
スの種類がポリエチレンナフタレート(PEN)である
ことが検出された場合には、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)又はトリアセチルセルロース(TAC)と
比べて、減速させる際のモータの印可電圧を低くしたこ
とを特徴とする請求項1記載のフイルム給送制御装置。 - 【請求項3】 写真フイルムの給送中に写真フイルム1
コマ当たり複数個のパーフォレーションをカウントし、
このカウント値が写真フイルム1コマ分のカウント値よ
りも少ない値に達した時点でモータの駆動を一旦停止さ
せ、その後、モータを再駆動させ、前記カウント値が写
真フイルム1コマ分のカウント値に達した時点でモータ
への通電を停止するようにしたフイルム給送制御装置に
おいて、前記写真フイルムのベースの種類を検出する検
出手段を備え、検出された写真フイルムのベースの種類
に応じて前記モータを再駆動させる際の印可電圧を変化
させるようにしたことを特徴とするフイルム給送制御装
置。 - 【請求項4】 写真フイルムの給送中に写真フイルム1
コマ当たり複数個のパーフォレーションをカウントする
とともに、このパーフォレーションの通過幅を測定し、
この幅に基づいて1コマ分の給送予測時間を演算し、こ
の給送予測時間に達する前にモータの駆動を一旦停止さ
せ、その後、前記給送予測時間に応じて決められた電圧
を印可させてモータを再駆動させ、前記パーフォレーシ
ョンのカウント値が写真フイルム1コマ分のカウント値
に達した時点で前記モータの再駆動を停止させるように
したフイルム給送制御装置において、前記写真フイルム
のベースの種類を検出する検出手段を備え、検出される
写真フイルムのベースの種類に応じて前記給送予測時間
に応じて決められた電圧をさらに変化させるようにした
ことを特徴とするフイルム給送制御装置。 - 【請求項5】 写真フイルム1コマ当たり1個のパーフ
ォレーションを有する写真フイルムを給送し、写真フイ
ルム1コマ給送中に給送用モータの高速駆動を一旦停止
させてから再駆動させ、前記パーフォレーションが検知
された時点で給送用モータへの給電を断ってフイルム1
コマ給送を行うフイルム給送制御装置において、前記写
真フイルムのベースの種類を検出する検出手段を備え、
検出される写真フイルムのベースの種類に応じて前記モ
ータを再駆動させる際の印可電圧を変化させるようにし
たことを特徴とするフイルム給送制御装置。 - 【請求項6】 写真フイルム1コマ当たり少なくとも1
個のパーフォレーションを有する写真フイルムを給送
し、写真フイルム1コマ給送中に給送用モータの高速駆
動を一旦停止させ、その後はモータに一定時間の通電を
断続的に行ってモータを再駆動させ、前記1コマ分のパ
ーフォレーションが検知された時点で給送用モータへの
給電を断ってフイルム1コマ給送を行うフイルム給送制
御装置において、前記写真フイルムのベースの種類を検
出する検出手段を備え、検出される写真フイルムのベー
スの種類に応じて前記モータに断続的に通電を行う際の
印可電圧を変化させるようにしたことを特徴とするフイ
ルム給送制御装置。 - 【請求項7】 前記検出手段により写真フイルムのベー
スの種類がポリエチレンナフタレート(PEN)である
ことが検出された場合には、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)又はトリアセチルセルロース(TAC)と
比べて、再駆動する際のモータの印可電圧を低くしたこ
とを特徴とする請求項3ないし6いずれか記載のフイル
ム給送制御装置。 - 【請求項8】 写真フイルム1コマ当たり少なくとも1
個のパーフォレーションを有する写真フイルムを給送
し、写真フイルム1コマ給送中に給送用モータの高速駆
動を一旦停止させ、その後はモータに一定電圧の通電を
断続的に行ってモータを再駆動させ、前記1コマ分のパ
ーフォレーションが検知された時点で給送用モータへの
給電を断ってフイルム1コマ給送を行うフイルム給送制
御装置において、前記写真フイルムのベースの種類を検
出する検出手段を備え、検出される写真フイルムのベー
スの種類に応じて前記モータに断続的に通電を行う際の
通電時間を変化させるようにしたことを特徴とするフイ
ルム給送制御装置。 - 【請求項9】 前記検出手段により写真フイルムのベー
スの種類がポリエチレンナフタレート(PEN)である
ことが検出された場合には、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)又はトリアセチルセルロース(TAC)と
比べて、再駆動する際のモータへの通電時間を短くした
ことを特徴とする請求項8記載のフイルム給送制御装
置。 - 【請求項10】 前記ポリエチレンナフタレート(PE
N)は、熱処理を施したアニールドポリエチレンナフタ
レート(A−PEN)であることを特徴とする請求項2
又は7又は9記載のフイルム給送制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP890394A JPH07218996A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | フイルム給送制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP890394A JPH07218996A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | フイルム給送制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07218996A true JPH07218996A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11705641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP890394A Pending JPH07218996A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | フイルム給送制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07218996A (ja) |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP890394A patent/JPH07218996A/ja active Pending
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