JP2767110B2 - 電子制御カメラのフィルム巻取り装置 - Google Patents

電子制御カメラのフィルム巻取り装置

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JP2767110B2
JP2767110B2 JP63187645A JP18764588A JP2767110B2 JP 2767110 B2 JP2767110 B2 JP 2767110B2 JP 63187645 A JP63187645 A JP 63187645A JP 18764588 A JP18764588 A JP 18764588A JP 2767110 B2 JP2767110 B2 JP 2767110B2
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    • G03B17/42Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
    • G03B17/425Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子制御カメラのフィルム巻取り装置の改
良に関する。
(従来の技術) 電子制御カメラには、フィルムを巻き上げ・巻戻し方
向に給送するためのフィルム給送モータを備え、カメラ
の裏蓋を開けてフィルムをカメラに装填し、裏蓋を閉じ
るとフィルム給送モータを自動的に巻き上げ方向に駆動
して、所定駒数のフィルムをいわゆるフィルム空送りと
して給送すると共に、シャッタボタンを操作するとフィ
ルム給送モータを同様に巻き上げ方向に駆動してフィル
ムを1枚ずつ巻き上げる構造を採用し、フィルム有無検
出手段としてのフィルム有無検出スイッチのフィルム装
填検出を前提に、フィルム巻き上げ実行中にフィルム巻
き上げが行われないとフィルム給送モータを巻戻し方向
に駆動してフィルム巻戻しを行うようにした構造のもの
がある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、第12図に示すように、市販のフィルムはフ
ィルムをスプールに巻き付けるために一定量のリーダー
部(いわゆるべろ部)100がパトローネ200から引き出さ
れているが、従来の電子制御カメラでは、フィルム装填
ミス等によって、フィルム空送り(ローデイング)の実
行中にフィルムが空送りされないような事態が生じる
と、自動的にフィルム給送モータが巻戻し方向に駆動さ
れて、リーダー部100がパトローネ200に引き込まれるた
め、せっかく購入したフィルムを無駄にする。無駄にし
ないためにパトローネ200からフィルムを引き出すこと
にすると、フィルムの引出しに相当の努力を必要とし、
好ましくない。
(発明の目的) 本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その
目的とするところは、フィルムを第1所定量分巻き上げ
る空送り実行(ローディング)中に、フィルム空送りミ
スが発生したときにはフィルムがパトローネに巻き込ま
れるのを阻止するようにした電子制御カメラのフィルム
巻き取り装置を提供するところにある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係わる電子制御カメラのフィルム巻取り装置
は、上記の目的を達成するため、 スプール室とパトローネ室との間のフィルム走行経路
中に配置され、フィルムが装填されているか否かを検出
するフィルム有無検出手段と、 前記フィルムを巻上げ・巻戻し方向に給送するための
フィルム給送モータと、 前記フィルム有無検出手段のフィルム検出を前提に、
前記フィルム給送モータを巻上げ方向に駆動させて、前
記フィルムを第1所定量分巻上げるフィルム巻上げ実行
手段と、 前記フィルム給送が行われたか否かを検出するフィル
ム給送検出手段と、 前記フィルム給送モータを巻戻し方向に駆動させて、
前記フィルムを巻き戻すフィルム巻戻し実行手段とを有
し、 前記フィルム巻戻し実行手段は、 前記フィルム給送検出手段の検出信号に基づいて前記
フィルム巻上げ実行手段による巻上げ動作が正常になさ
れたか否かを判別し、この巻上げ動作が失敗している場
合、前記フィルムの巻戻し動作を開始する第1制御手段
と、 前記フィルム有無検出手段がフィルム無しの検出をす
るまでのフィルム巻戻し量を計数し、この計数量が前記
第1所定量分よりも大きな第2所定量に達している場合
には、前記フィルムがパトローネに巻き込まれるまで前
記フィルム給送モータを強制駆動させる一方、前記計数
量が前記第2所定量に達していないときには、前記フィ
ルム給送モータの駆動を停止させて前記パトローネへの
フィルムの引き込みを阻止する第2制御手段とから構成
されていることを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、第1図に示すように、フィルム有無
検出手段22のフィルム装填検出を前提にフィルム巻き上
げ実行手段がフィルム給送モータ19を巻き上げ方向Xに
駆動してフィルムを巻き上げる。そのフィルムの巻き上
げが実行されたか否かはフィルム給送検出手段23によっ
て検出される。フィルム巻戻し実行手段はフィルム巻戻
しが必要なときにはフィルム給送モータ19を巻き戻し方
向Yに駆動する。このフィルム巻戻しの際、フィルム巻
き込み実行手段はフィルム巻戻しが第1所定量よりも大
きな第2所定量に達している場合には、フィルム有無検
出手段22のオン・オフに拘らずフィルムをパトローネ20
0に強制的に巻き込み、フィルム巻戻しが第1所定量よ
りも大きな第2所定量に達していない場合には、強制巻
き込みを禁止する。
(実施例) 以下に、本発明に係わる電子制御カメラのフィルム巻
取り装置の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第2図ないし第4図は本発明に係わる電子制御カメラ
の外観を示す図であって、1はカメラ本体、2はズーム
鏡筒、3は裏蓋、4は裏蓋開閉レバー、5はファインダ
ー、6は液晶板、7はスライド式のメインスイッチ、8
はパトローネ室、9はスプール室、10はズームレンズ、
11は押しボタンスイッチ、12はモード表示切換ボタン、
13は緑ランプ、14は赤ランプである。
裏蓋3は裏蓋開閉レバー4を矢印A方向(第3図参
照)に操作すると開成される。メインスイッチ7はロッ
ク位置SWLとズーム位置SWZとマクロ位置SWMとを有し、
ロック位置SWLからズーム位置SWZ又はマクロ位置SWMに
向かって矢印B方向に操作すると、第5図に示すメイン
CPUのコントロールに基づきモータドライブ回路15、ス
トロボ回路16、シャッタ回路17等の電源がオンされる。
液晶板6はフィルム関係を表示するフィルム表示領域、
撮影モードを表示する撮影モード表示領域、バッテリの
状態を表示するバッテリ表示領域を有する。フィルム表
示領域には、フィルム空送り要求表示Ld、フィルム装填
を意味する円筒のパトローネマーク表示、フィルム撮影
枚数表示、ズームレンズ10の位置を示す焦点距離表示が
為されるが、その詳細は省略する。
メインCPUは第5図に示すようにドライブICを介して
サブCPUとの間で、情報の授受を行う。サブCPUは処理手
順に従って測光素子の測光情報、測距情報等をメインCP
Uに伝送する機能を有すると共に、オートフォーカスIC
との間で情報の授受を行う。オートフォーカスICは赤外
発光ダイオードの発光制御を行うと共に、被写体からの
赤外反射光を受光するPSDの受光情報をサブCPUに伝送す
る機能を有する。
モータドライブ回路15はズームモータ18とフィルム給
送モータ19とを駆動する機能を有する。そのモータドラ
イブ回路15はメインCPUによりコントロールされる。そ
のモータドライブ回路15のコントロールについては後述
するフローチャートに基づき説明する。
モード表示切換ボタン12は通常撮影モードの状態で、
このモード表示切換ボタン12を押すと日中シンクロ撮影
モードとなり、この日中シンクロ撮影モードの状態でモ
ード表示切換ボタン12を押すと通常撮影モードとなる。
液晶板6にはこの撮影モードに対応する表示がされ、そ
の表示制御は、メインCPUによって行われるが、その詳
細な説明は省略する。
押しボタンスイッチスイッチ11は、第2図に示すよう
にカメラの上部に設けられている。この押しボタンスイ
ッチスイッチ11は測光スイッチSWSと、レリーズスイッ
チSWRと、テレスイッチSWTと、ワイドスイッチSWWとを
備えている。測光スイッチSWSとレリーズスイッチSWRと
はいわゆるシャッタボタン20を構成しており、シャッタ
ボタン20の半押しで測光スイッチSWSがオンし、シャッ
タボタン20の全押しでレリーズスイッチSWRがオンす
る。その測光スイッチSWSのオンにより測光情報がサブC
PUからメインCPUに転送される。メインCPUはこの測光情
報を加工して露出情報に変換する他その他これに関連す
る処理を行う。そして、レリーズスイッチSWRのオンに
よりシャッタ制御情報をサブCPUに転送し、シャッタの
駆動制御が行われる。
テレスイッチSWTはズーム鏡筒2が繰り出される方向
にズームモータ18を正転させる機能を有し、ワイドスイ
ッチSWWはズーム鏡筒2が収納される方向にズームモー
タ18を逆転させる機能を有し、メインCPUはテレスイッ
チSWTと、ワイドスイッチSWWのスイッチ入力に基づき、
ズームモータ18を正逆転させるフローを実行する。そし
て、このズームモータ18の正逆転と共に、液晶板6の表
示状態をフィルム撮影枚数表示から焦点距離表示に切換
える処理を実行するがその詳細も省略する。
パトローネ室8とスプール室9との間のフィルム走行
経路中の開口周壁21には、フィルム有無検出スイッチ
(フィルム有無検出手段)22とフィルム給送検出スイッ
チ(フィルム給送検出手段)23とが設けられている。フ
ィルム有無検出スイッチ22はパトローネをパトローネ室
8に装填すると共に、フィルム給送検出スイッチ23にそ
のフィルムのパーフォレーション101が係合するように
してフィルムのリーダー部100をスプールに装着し、裏
蓋3を閉じると開口周壁21に埋没される。フィルム有無
検出スイッチ22はその開口周壁21に埋没されたときにオ
フとなり、フィルム有無検出スイッチ22がオフのとき、
フィルムは給送可能状態にある。フィルム給送検出スイ
ッチ23は、パーフォレーション101の係合に基づき回転
されるもので、フィルム給送に基づきオン・オフされ
て、ハイ・ローのワインドパルスWPを生成する。
メインCPUは、フィルム有無検出スイッチ22の検出出
力に基づき、フィルム空送りの要求表示Ldを液晶板6に
強制表示させる機能、メインスイッチ7又はレリーズス
イッチSWRの操作に基づきフィルム給送モータ19を駆動
してフィルム空送りを実行させかつフィルム給送検出ス
イッチ23のワインドパルスWPに基づき所定の駒数分のフ
ィルム空送りが実行された時点でフィルム給送モータ19
の駆動を停止するローデイング機能、その他カメラの制
御に必要な機能を司る。
なお、メインCPUには、フィルム給送検出スイッチ2
3、フィルム有無検出スイッチの検出出力の他、バッテ
リスイッチSWBのバッテリ有無情報、後述するズームコ
ード情報、フィルム感度に対応するDX接点情報が入力さ
れている。
以下、このメインCPUの動作を説明するためのフロー
チャートに基づき、本発明に係わる電子制御カメラの各
動作を説明する。
第7図A、第7図BはこのメインCPUの動作を説明す
るためのメインフローを示している。メインCPUは通常
はメインフローを実行している。メインCPUはまずS3に
おいて、メインスイッチ7、フィルム有無検出スイッチ
22(フローではSWFとして表示)、バッテリスイッチSW
B、レリーズスイッチSWR、測光スイッチSWS、ワイドス
イッチSWW、テレスイッチSWT、モード表示切換ボタン12
のスイッチデータを入力し、メモリに格納する。
次に、メインCPUはS5においてSWBがオンか否かの判定
を行う。SWBはカメラにバッテリが装填されているとき
オン、装填されていないときオフである。メインCPUはS
WBがオフのときバッテリバックアップ処理BACK UPに移
行し(S6)、SWBがオンのときS7に移行する。
S7では、ローデイング終了フラグFLDENDの判定を行
う。このローデイング終了フラグFLDENDはフィルムが空
送りされたか否かを判定するフラグで、FLDEND=1のと
きがローデイング終了を意味し、FLDEND=0のときがロ
ーデイング未終了を意味する。FLDEND=1のときはS8に
移行し、FLDEND=0のときはS9に移行する。S9ではロー
デイング要求フラグFLDRQがFLDQR=1か否かの判定を行
う。このローデイング要求フラグFLDRQはフィルム空送
り要求があるかないかを判定するフラグで、FLDRQ=1
のときがフィルム空送り要求ありを意味し、FLDRQ=0
がフィルム空送り要求なしを意味する。
S9においてFLDRQ=1のときはS8に移行し、FLDRQ=0
のときはS10に移行する。S8では、SWFがオフか否かの判
定を行う。SWFがオンのときは、FLDEND=0、FLDRQ=0
(S11、S12)の処理を行い、フィルム表示処理(S13)
に移行する。S8においてSWFがオフのときはS14に移行す
る。S10でも同様にSWFがオフか否かの判定を行う。S10
においてSWFがオフのときはFLDRQ=1(S15)の処理を
行ってS13に移行する。なお、S13のフィルム表示処理で
は、カメラの各状態に応じたフィルム表示が液晶板6に
よりなされる。
今、裏蓋3が開かれていて、FLDEND=0、FLDRQ=0
とする。この状態のときには、S7、S9においてノーと判
定されて、S10を経由する。メインCPUは通常の状態では
メインフローをループするので、裏蓋3が開いたままの
ときフラグFLDEND=0、FLDRQ=0のままである。裏蓋
3を閉じ、フィルムスイッチSWFがOFFになると、S10に
おいてイエスと判定されて、FLDRQ=1(S15)となり、
フィルム表示処理(S13)を行った後、S14に移行する。
S14においては、再びFLDRQ=1か否かの判定を行う。こ
こでは、FLDRQ=1であるので、S16に移行する。S16で
はメインスイッチ7がマクロ位置SWMから変化したか否
かの判定を行う。このマクロ位置SWMから変化したか否
かの判定はマクロ位置メモリに格納されている前回のマ
クロ位置情報と今回のマクロ位置情報との比較により行
う。メインスイッチ7がマクロ位置SWMにあるときに、
マクロ位置SWMからズーム位置SWZ又はマクロ位置SWMか
らロック位置SWLにメインスイッチ7が切り替わるとノ
ーと判定されて、ローデイング処理(S17)に移行す
る。メインスイッチ7がマクロ位置SWMにないときには
マクロ位置メモリの内容には変化がないのでイエスと判
定されて、S18に移行する。S18ではメインスイッチ7が
ズーム位置SWZから変化したか否かの判定を行う。この
ズーム位置SWZから変化したか否かの判定はズーム位置
メモリに格納されている前回のズーム位置情報と今回の
ズーム位置情報との比較により行う。メインスイッチ7
がズーム位置SWZにあるときに、ズーム位置SWZからマク
ロ位置SWMに切り替わるか又はズーム位置SWZからロック
位置SWLに切り替わるとノーと判定されて、ローデイン
グ処理(S17)に移行する。
S16、S18経由の場合、メインスイッチ7がズーム位置
SWZにないとき(この場合はロック位置SWLにあることに
なる)には、イエスと判定されてS19に移行する。S19で
はメインスイッチ7がロック位置SWLにあるか否かを判
定する。ここでは、メインスイッチ7はロック位置SWL
にあるので、イエスと判定されてS20に移行するが、こ
のS20の処理については後述することにし、次に第8図
を参照しつつローデイング処理を説明する。
ローデイング処理では、S171においてワインドパルス
カウンタWPCNTをカウント18にセットする。このカウン
ト18はフィルムの4.5駒(第1所定量分)に相当する。
次に、ワインドパルス変化処理を行う(S173)。ワイン
ドパルス変化処理は、第9図に示す処理フローに従って
行われる。
ワインドパルス変化処理では、S1731においてフィル
ム給送モータ(巻き上げモータ)19が正転開始される。
そして、S1732において初期化フラグFWPINT=1、ワイ
ンドパルスオフ判定フラグWPOFF=1が設定され、S1733
において、1.5秒タイマーが設定され、タイマーがスタ
ートされる。この1.5秒タイマーはフィルムをリワイン
ドするか否かの判定に用いられる。すなわち、フィルム
給送モータ(巻き上げモータ)19を正転してあるいはワ
インドパルスが立ち上がって1.5秒以上経過しても、後
述するワインドパルス判定処理において、ワインドパル
スカウンタWPCNT=0でないと、判定されたときには、S
1734において、リワインド処理するリターンフラグをた
てて、S1750により巻き上げモータの正転停止を実行し
てリワインド処理に移行する。ここでは、フィルム装填
初期の段階での話であり、フィルム装填ミスについては
後述することにし、通常1.5秒以内にフィルムが給送さ
れるので、S1735に移行する。S1735ではスイッチ入力処
理を行い、S1736に移行する。S1736ではバッテリの有無
の判定を行う。フィルム給送中にバッテリが抜かれるこ
ともあることを考慮したのである。この場合はS1751に
おいて巻き上げモータの正転停止を実行してバックアッ
プ処理に移行する。バッテリが装填されているときは、
S1737に移行する。S1737ではフィルムスイッチSWFがオ
フか否かの判定を行う。フィルムスイッチSWFがオンの
ときはS1738の処理を実行する。すなわち、FLDRQ=0、
FLDEND=0、フィルムカウンタFc=0とする。そしてS1
752においてフィルム給送モータ(巻き上げモータ)19
の正転停止が実行され、メインフローのスタートに戻
る。これは、空送りの実行中に裏蓋3を開けることがあ
ることを考慮したものである。
裏蓋3が閉じられたままのときには、フィルムスイッ
チSWFがオフのままであるので、S1739に移行する。S173
9ではFWPOFF=1の判定処理を行う。最初はFWPOFF=1
であるので、イエスと判定され、SWWP=0か否かの判定
処理(S1740)に移行する。SWWP=0はワインドパルスW
Pのローに対応する。ワインドパルスWPがローでないと
きは、S1734に戻ってワインドパルスWPがローになるま
で、S1734、1735、1736、1737、1739、1740のループを
繰り返す。そして、その後、ワインドパルスWPはハイか
らローとなる。すると、S1740においてイエスと判定さ
れて、S1741に移行する。S1741ではFWPOFF=0の処理を
行う。そして、S1734に戻り、S1734、1735、1736、1737
の処理を実行後、S1739の判定処理が行われる。今度
は、FWPOFF=0となっているので、S1739においてノー
と判定されてS1742に移行する。S1742では、FWPINTとSW
WPとの双方が変化したか否かの判定処理を行う。S1742
では、S1732においてFWPINT=1に設定され、かつ、SWW
Pは1から0に変化しているので、イエスと判定され、S
1743に移行する。S1743ではFWPINT=1であるので、S17
44に移行し、FWPINT=0の処理を行う。そして、S1745
の処理に移行する。S1745では、SWWP=1であるか否か
の判定処理を行う。ワインドパルスWPがローのままであ
るときは、ノーと判定されてS1734に移行し、S1734、17
35、1736、1737、1739、1742の処理を行う。S1742ではF
WPINTは1から0に変化しているが、SWWP=0のままで
あるので再びS1734に戻る。そのうちに、ワインドパル
スWPはローからハイとなる。すると、S1742においてFWP
INT、SWWPの双方に変化があったことになるので、イエ
スと判定されて、S1743に移行する。S1743ではFWPINT=
0であるので、S1746の処理に移行し、S1746においてFW
PINT=1の処理が実行され、S1745の処理に移行する。S
1745ではワインドパルスがローからハイとなって、SWWP
=1となるので、イエスと判定され、S1748においてワ
インドパルスカウンタWPCNT−1が実行され、ワインド
パルスカウンタWPCNTの内容が17となる。そして、S1749
において、ワインドパルスカウンタWPCNT=0か否かを
判定する。ワインドパルスカウンタWPCNT=0でないと
きは、ノーと判定してS1732に移行し、前述の処理を繰
り返す。
すなわち、このワインドパルス変化処理では、ワイン
ドパルスWPの立ち上がり毎にワインドパルスカウンタWP
CNTの内容が1個ずつ減算され、ワインドパルスカウン
タWPCNT=0となると、S1753においてフィルム給送モー
タ19の正転を停止して、リワインド処理しないフラグを
たててローデイング処理に戻り、S174に移行する。S174
においては、リワインド処理するか否かを判定する。S1
749経由の場合にはノーと判定されてS175に移行し、S17
34でイエスの場合にはS177、178に移行する。S177、178
では、FLDEND=1、FLDRQ=0に設定し、リワインド処
理に移る。
S175では、フィルムカウンタFc=1に設定し、S180、
S181によってFLDEND=1、FLDRQ=0の処理が実行さ
れ、メインフロースタートに戻る。
ここで、ローデイング実行中に、たとえば、フィルム
装填ミスがあってワインドパルスWPが1.5秒以上経過し
てもその出力が変化しない場合には、フィルム給送が停
止され、第10図に示すリワインド処理が実行される。な
お、ローデイング処理では、ワインドパルスカウンタWP
CNTはWPCNT=18にセットされたが、ワインドパルスカウ
ンタWPCNTはローデイング処理からリワインド処理に移
行する際に、WPCNT=4に初期設定される。
そして、次に、S1781において、枚数カウンタREVFCが
REVFC=5に設定される。この枚数カウンタREFVCはフィ
ルムが5枚以上巻戻されたか否かをカウントするために
用いられ、ここでは、ワインドパルスWPの4パルスがフ
ィルムの1駒(1枚)に対応されている。そして、S178
2に移行し、フィルムを5枚以上巻戻したか否かを判定
するフラグFREV8をFREV8=0にセットし、S1783に移行
して巻き上げモータ19の逆転を開始させ、S1784に移行
する。S1784では、巻戻しが3.5秒以上行われたか否かを
判定するフラグF35TUPをF35TUP=0にセットすると共
に、3.5秒カウンタTCNTOをTCNTO=0に設定する。そし
て、S1785に移行し、2秒カウンタTCNTをTCNT=0にセ
ットし、S1786に移行する。S1786では初期化フラグFWPI
NTをFWPINT=1にセットすると共に、ワインドパルスWP
のオフを判定するフラグFWPOFFをFWPOFF=1にセット
し、S1787に移行する。S1787では0.5秒タイマーをセッ
トし、次に、タイマースタート処理(S1788)を実行し
て、S1789に移行する。S1789では、0.5秒毎にタイムア
ップしたか否かを判定する。0.5秒以内のときにはS1790
に移行し、0.5秒以上経過したときには、S1791に移行す
る。このS1789は、0.5秒毎にエラーが発生したか否かを
検出するエラーチェック処理を行なうもので、そのエラ
ーチェック処理の詳細については後述する。
S1790では、バッテリスイッチSWB、フィルム有無検出
スイッチSWF、フィルム給送検出スイッチSWWPを入力
し、S1792に移行する。S1792では、バッテリスイッチSW
Bがオンか否かを判定する。バッテリスイッチSWBがオフ
のときには、S1793においてフィルム給送モータ19の回
転を停止させ、100msの間ブレーキをかけてバックアッ
プ処理に移行する。バッテリスイッチSWBがオンのとき
には、S1794に移行する。S1794では、フィルム有無検出
スイッチSWFがオフか否かの判定を行う。リワインド中
に裏蓋3を開けることを考慮したものである。SWFがオ
ンのときには、S1795に移行し、SWFがオフのときには、
S1796に移行する。
巻戻し初期では、SWFがオフであるので、S1796に移行
して、フラグFWPOFFがFWPOFF=1であるか否かを判定す
る。最初は、S1786において、FWPOFF=1にセットされ
ているので、イエスと判定されて、S1797に移行する。S
1797では、SWWP=0か否かの判定を行なう。SWWP=0は
ワインドパルスWPのローに対応しており、最初はワイン
ドパルスWPはハイであるので、ノーと判定されて、S178
9に戻る。そして、S1789、1790、1792、1794、1796、17
97の処理を繰り返す。その後、ワインドパルスWPはハイ
からローとなる。すると、S1797において、イエスと判
定されて、S1798に移行する。S1798では、FWPOFF=0の
処理を行なう。そして、再び、S1789、1790、1792、179
4の処理を繰り返し、S1796に至る。S1796においては、
今度は、FWPOFF=0となっているので、ノーと判定され
て、S1799に移行する。S1799においては、FWPINITとSWW
Pとの両方とも変化したか否かの判定を行なう。S1799で
は、S1786において、FWPINIT=1に設定され、SWWPはハ
イからローに変化しているので、イエスと判定され、S1
800に移行する。S1800では、FWPINIT=1か否かの判定
を行なう。最初は、FWPINIT=1であるので、イエスと
判定されて、S1801に移行し、FWPINIT=0の処理が行な
われる。そして、メインCPUは、S1802の処理を実行す
る。
S1802ではSWWPがSWWP=1であるか否かの判定処理を
行なう。ワインドパルスWPがハイからローに変化した直
後では、ワインドパルスWPがローであるので、S1802に
おいて、ノーと判定されて、再びS1789に戻る。そし
て、S1789、1790、1792、1794、1796の処理を実行し、S
1796でノーと判定されてS1799に至る。S1799では、再び
FWPINITとSWWPとの両方とも変化したか否かの判定を行
なうが、SWWPがローのままであるので、今度は、ノーと
判定されて、S1789に戻り、S1789、1790、1792、1794、
1796、1799の処理を繰り返す。
そのうちに、ワインドパルスWPはローからハイとな
る。すると、S1799において、FWPINIT、SWWPとの両方に
変化があったことになるので、イエスと判定され、S180
0に移行する。S1800では、FWPINIT=0であるので、ノ
ーと判定され、S1803に移行する。S1803では、FWPINIT
=1の処理が実行され、S1802に移行する。S1802では、
ワインドパルスWPがローからハイとなって、SWWP=1と
なるので、イエスと判定されて、S1804に移行する。S18
04では、フィルムが矢印方向にあたかも巻戻されている
かのようなフィルム表示処理を行なう。メインCPUはこ
のフィルム表示処理の実行後、S1805に移行する。S1805
では、ワインドパルスカウンタWPCNTのカウント数を1
個減算し、S1806に移行する。これは、ワインドパルスW
Pが1回立ち上がったことに対応する。S1806では、ワイ
ンドパルスカウンタWPCNT=0か否かの判定を行なう。
ワインドパルスカウンタWPCNTは「4」にセットされて
いるので、最初はノーであり、ノーのときは、S1785に
移行し、イエスと判定されるまで、S1785からS1806まで
の処理を繰り返す。
S1786において、ワインドパルスWPが4回立ち上がる
とイエスと判定され、イエスと判定されたときは、S180
7に移行して、REVFC=REVFC−1の処理を行う。このS18
07の処理はフィルムが1枚巻戻されたことに対応してい
る。そして、このS1807の処理後S1808に移行する。S180
8ではREVFC=0か否かの判定を行なう。これはフィルム
が5枚巻戻されたことに対応している。S1808におい
て、REVFC=0でないときは、ノーと判定されてS1809に
移行し、REVFC=0のときは、イエスと判定されて、S18
10に移行する。フィルムが5枚(第1所定量分よりも大
きな第2所定量分(第2所定量と第1所定量との差は1
駒分未満))巻戻されていない場合には、ノーと判定さ
れるため、S1809に移行する。
S1809では、再びWPCNT=4に設定する処理を行なっ
て、S1810′に移行する。S1810′ではフィルムカウンタ
FCの内容を減算する処理FC=FC−1を行なって、S1811
に移行する。S1811ではフィルム表示処理を行なって、S
1785に移行する。なお、フィルムカウンタFcはフィルム
枚数を表示するために用いられる。
このようにして、第2所定量分のフィルムが巻戻され
るまで、S1785からS1811までの処理が繰り返され、その
途中で、枚数カウンタREVFCがREVFC=0になると、S180
8においてイエスと判定されてS1810に移行し、フラグFR
EV8をFREV8=1にセットする処理が行なわれる。メイン
CPUがこれらの処理を実行することにより、フィルムが
パトローネ200に巻き込まれていく。そして、第6図に
示すように、フィルムのリーダー部100がフィルム有無
検出スイッチSWFから離間すると、フィルム有無検出ス
イッチSWFがオフからオンする。一方、メインCPUはS180
9、…、S1785を経由して、S1794に至る。このとき、フ
ィルム有無検出スイッチSWFがオフしていると、S1794に
おいてノーと判定され、S1795に移行する。
S1795では、FREV8=1であるか否かを判定する。フィ
ルムが第2所定量分以上巻戻されている場合には、S181
0の処理(FREV8=1)を経由してS1795に至るので、S17
95においてイエスと判定され、S1812に移行する。S1812
では1.5秒間待つ処理が行なわれ、パトローネ200へのフ
ィルム強制巻き込みが行なわれる。そして、S1813に移
行し、フィルム給送モータの回転を停止し、S1814にお
いて100msの間、ブレーキをかけて、S1815においてFc=
0、FLDRQ=0、FLDEND=0の処理を行なって、メイン
フローのスタートに戻る。
すなわち、メインCPUはS1794、1795、1812、1813、18
14の処理を実行することにより、フィルム巻戻しが第2
所定量分行なわれたか否かを判断し、フィルム巻戻しが
第2所定量分以上(ここでは、5枚以上)行なわれたと
きに、フィルムを強制的にパトローネ200に巻き込む処
理を実行する。
一方、ローデイングミスがあった場合には、フィルム
が繰り出されないため、フィルムが第2所定量分巻戻さ
れないうちにフィルム有無検出スイッチSWFがオフする
ので、S1810を経由せず、フラグFREV8はFREV8=0のま
まである。したがって、S1795においてノーと判定され
て、S1812を経由せずにS1813に移行し、フィルム給送モ
ータの回転が停止される。そして、S1813、1814、1815
の処理が実行されて、メインフローのスタートに戻る。
よって、メインCPUは、S1794、1795、1813、1814、18
15の処理を行なうことにより、フィルム巻戻しが第2所
定量分に達していない場合には、パトローネへのフィル
ム巻き込みを阻止するためにフィルム給送モータの強制
駆動を禁止する処理を実行し、これにより、第6図に示
すように、フィルム有無検出スイッチ22(SWF)がオフ
からオンした時点で、フィルム巻き込みが停止され、リ
ーダー部100が引き出されたままの状態となる。よっ
て、図10に示すステップS1794、S1795、S1812、S1813の
ルートとS1794、S1795、S1813のルートとは、フィルム
有無検出手段がフィルム無しの検出をするまでのフィル
ム巻戻し量を計数し、この計数量が第1所定量よりも大
きな第2所定量に達している場合には、フィルムがパト
ローネに巻き込まれるまでフィルム給送モータを強制駆
動させる一方、計数量が第2所定量に達していない場合
には、フィルム給送モータの駆動を停止させてパトロー
ネへのフィルムの引き込みを阻止する第2制御手段とし
て機能する。なお、フィルム巻戻しの計数量が第2所定
量に達している場合には、フィルム有無検出手段のフィ
ルム無し検出時点から一定時間(1.5秒)だけフィルム
給送モータの駆動が維持されるので、フィルムが確実に
パトローネに引き込まれる。
次に、エラーチェック処理について説明する。
メインCPUはこれらの処理を実行中に、S1789に至る
と、0.5秒経過したか否かを判断し、0.5秒経過したとき
には、S1791に移行する。S1791ではフラグF35TUPがF35T
UP=1であるか否かの判定を行なう。S1791において、
イエスのときはS1817に移行し、ノーのときはS1816に移
行する。フラグF35TUPは後述するように3.5秒経過する
と「1」にセットされるものであり、したがって、最初
はノーと判定されて、S1816に移行する。S1816では、3.
5秒カウンタTCNTOをTCNTO=TCNTO+1にセットする処理
を行なう。これは、0.5秒経過したことに対応する。そ
して、S1818に移行し、3.5秒カウンタTCNTOのカウント
数が「7」であるか否かを判定する。最初は、カウント
数が「1」であるので、ノーと判定され、S1790に移行
し、通常のリワインド処理を続行する。そして、再び、
0.5秒経過すると、S1789においてイエスと判定され、S1
816、1818の処理を実行し、メインCPUは0.5秒経過する
度に、3.5秒カウンタTCNTOのカウント数が「7」になる
まで、この処理を繰り返す。3.5秒を経過すると、3.5秒
カウンタTCNTOのカウント数が「7」となるので、S1818
に至るとイエスと判定されて、S1819に移行する。S1819
では、フラグF35TUPをF35TUP=1にセットする。そし
て、S1790に移行し、通常の処理を実行する。そして、
再びS1791の処理に至ったときにイエスと判定されて、S
1817に移行する。S1817では2秒カウンタTCNT=TCNT+
1の処理を行い、次に、S1820において2秒カウンタTCN
Tのカウント内容が「4」であるか否かを判定する。3.5
秒経過後、2秒以内では、2秒カウンタTCNTのカウント
内容は「3」以下であるので、S1790に移行し、通常の
巻戻し処理を実行するが、2秒を経過すると、S1820に
おいて2秒カウンタTCNTのカウント内容が「4」となる
のでイエスと判定され、S1821に移行し、エラー処理を
行なって、BKREWに移行し、S1783に戻って巻戻しが繰り
返される。なお、なんらかの原因で、フィルム給送モー
ター19が回転しているのにフィルム給送が行なわれない
場合には、S1821においてそれに対応したエラー処理が
行なわれるが、本発明と直接関係しないので、その詳細
は省略する。
S20では、POS=0か否かの判定処理を行う。ここで、
POSはズームコードを意味し、このズームコードは周知
のようにズーム鏡筒2に設けられているズームコード板
とブラシとによって与えられる。POS=0はズームレン
ズ鏡筒2がカメラ本体に格納された状態に対応してい
る。ズームレンズ鏡筒2がカメラ本体1から突出してい
るマクロ位置にあるとき(メインスイッチ7がマクロ位
置SWMにあるとき)、メインスイッチ7を操作せずにそ
のままにしておくと、S16でイエス、S18でイエスと判定
されて、S19に至るが、S19に至ったとき、メインスイッ
チ7をマクロ位置SWMからロック位置SWLに操作するとイ
エスと判定されてS20に移行するが、S20ではPOS=0で
ないのでノーと判定される。したがって、S21において
ズームモータ18が逆回転駆動され、ズーム鏡筒2がカメ
ラ本体1に格納され、メインフローのスタートに戻る。
そして、メインスイッチ7がロック位置SWLのままであ
るときは再びS20の判定を実行するが、今度は、POS=0
であるのでイエスと判定され、S22のロック処理に移行
する。このロック処理では、フィルム表示処理、バッテ
リの有無チェック処理、フィルムローデイング処理が行
なわれるが、その詳細は省略する。
S19において、ノーと判定されたときには、S23におい
て、メインスイッチ7がマクロ位置SWMにあるか否かを
判定する。イエスのときはS24に移行し、ノーのときはS
25に移行する。S24においてはPOS=EHの判定を行い、S2
5においてはPOS≧2の判定を行う。POS=EHはズーム鏡
筒2のマクロ位置(最突出位置)に対応し、メインスイ
ッチ7がマクロ位置SWMにあって、ズーム鏡筒2がマク
ロ位置にないときには、ズーム鏡筒2をマクロ位置(最
突出位置)にまでもっていくために、S27においてズー
ムモータ18を正転させる処理を行い、メインフロースタ
ートに戻る。S24において、POS=EHのときは、S60に移
行するが、これについては、後述する。
POS=2はズーム鏡筒2がワイド端側(最小突出位置
側)にあることを意味する。POS≧2のときはイエスと
判定されてS28に移行し、POS≦CHの判定を行なう。POS
=CHはズーム鏡筒2がテレ端側(ズーム領域最大突出位
置側)にあることを意味する。POS>CHのときにはS21に
移行し、ズームモータ18を逆転させる。POS≦CHのとき
はS30に移行し、ワイドスイッチSWWがオンか否かの判定
を行なう。
ワイドスイッチSWWがオンのときはS33に移行する。S3
3ではワイド端でたつフラグFWIDE=0であるか否かを判
定する。FWIDE=0のときは、ズーム鏡筒2がワイド端
にないからイエスと判定され、S34に移行してワイド処
理が行なわれる。FWIDE=1のときは、S60に移行する。
S60ではスイッチデータをメモリに格納し、125ms待っ
て、S3にループする。
S30において、ワイドスイッチSWWがオンされていない
ときは、S35に移行する。イエスのときはS38においてPO
S=CHか否かの判定を行なう。POS=CHのときはS60、61
に移行する。POS=CHでないときは、S39に移行し、テレ
処理を行なって、メインフローのスタートに戻る。
テレスイッチSWTがオンしていないときは、S44に移行
する。S44ではローデイング要求フラグFLDRQがFLDRQ=
1か否かの判定を行なう。S44において、イエスのとき
は、S45においてレリーズスイッチSWRのメモリの内容が
変化したか否かを判定する。S45において、メモリの内
容に変化がないときには、イエスと判定してS60、61に
移行する。S45においてメモリの内容に変化があったと
きには、ノーと判定して、S46に移行し、レリーズスイ
ッチSWRがオンしたか否かを判定する。イエスのとき
は、S17のローデイング処理を実行する。したがって、
メインスイッチ7がロック位置にないときであって、ロ
ーデイング要求表示があるときに、レリーズスイッチSW
Rをオンすると、ローデイングが実行される。
S44において、ノーのときはS47において測光スイッチ
SWSのメモリの内容が変化したか否かを判定する。S47で
はメモリの内容が変化していないときは、イエスと判定
してS60、61に移行する。メモリの内容が変化したとき
には、ノーと判定して、S48において測光スイッチSWSが
オンか否かを判定する。S48において、測光スイッチSWS
がオンされていないときは、ノーと判定して、S60、S61
に移行する。
測光スイッチSWSがオンのときは、S50に移行する。S5
0においてEV演算処理を行なう。そして、S51において再
び測光スイッチSWSがオンか否かを判定する。測光スイ
ッチSWSを押した後、手を離して測光スイッチSWSを解除
することがあるからである。測光スイッチSWSを押した
後、測光を解除すると、ノーと判定されてメインフロー
のスタートに戻る。S51において測光スイッチSWSが押さ
れたままであるときは、イエスと判定され、S52におい
てバッテリスイッチSWBがオンか否かを判定し、バッテ
リ有無検出スイッチSWBがオフのときはバックアップ処
理に移行し、オンのときはS53においてレリーズスイッ
チSWRがオンか否かを判定する。
S53において、レリーズスイッチSWRがオフのときはノ
ーと判定してS55に移行し、メインスイッチ7がロック
位置SWLにあるか否かを判定する。測光スイッチSWSオン
後にメインスイッチ7をロック位置SWLに設定すると、
イエスと判定されて、メインフローのスタートに戻る。
S55において、メインスイッチ7を操作しないときは、S
51に戻り、S51〜55をループする。すなわち、測光スイ
ッチSWSを押したままであると、レリーズスイッチSWRが
オンされるまで、S51〜55のループを繰り返すことにな
る。
ここで、S53において、レリーズスイッチSWRがオンさ
れると、S56に移行し、露出制御処理が実行され、シャ
ッタ回路が駆動されて、撮影が行なわれ、S57に移行し
て第11図に示すワインド処理が実行される。
ワインド処理においては、まず、S571においてワイン
ドパルスカウンタWPCNT=4に設定される。ここで、カ
ウント内容4はフィルムの1駒に相当する。そして、S5
72において、FLDEND=1か否かを判定する。FLDEND=0
のときは、ローデイングが未終了であるので、ノーと判
定し、メインフローのスタートに戻る。FLDEND=1のと
きはイエスと判定し、S573においてフィルム表示処理が
実行され、ワインド前のフィルム撮影枚数が表示され、
S574に移行する。S574では、第9図に示すワインドパル
ス変化処理が実行される。このワインドパルス変化処理
においては、ワインドパルスカウンタWPCNT=4である
ので、カウント数が4で、このワインドパルス変化処理
を抜けでる。そして、S575において、リワインドするか
否かを判定し、リワインドする場合には、リワインド処
理に移行し、リワインド処理しない場合には、S575に移
行してフィルムカウンタFcに「1」を加える。そして、
メインフローのスタートに戻る。すなわち、このワイン
ド処理もフィルム有無検出スイッチのフィルム装填検出
を前提にフィルムを巻き上げるか否かを判断してフィル
ム給送モータを巻き上げ方向に駆動する実行手段として
の意味を有する。
フィルムがフィルムに表示されている撮影枚数分だけ
巻き上げられたときは、フィルム巻き上げが不可能にな
るので、ワインド中に巻き上げ不能になると、S575にお
いてノーと判定されて、第10図に示すリワインド処理フ
ローが実行されるが、この場合には、通常、フィルムが
所定枚数以上巻戻されるので、フィルムはパトローネ20
0に巻き込まれる。よって、図11に示すステップS574の
詳細ステップ(図9参照)、図11に示すS575、図10に示
す詳細ステップのルートは、フィルム給送検出手段の検
出信号に基づいてフィルム巻上げ実行手段による巻上げ
動作が正常になされたか否かを判別し、この巻上げ動作
が失敗している場合、フィルムの巻戻し動作を開始する
第1制御手段として機能する。
(発明の効果) 本発明に係わる電子制御カメラのフィルム巻き取り装
置は、以上説明したように構成したので、フィルムロー
デイングミスが生じたときには、フィルムのパトローネ
への巻き込みを阻止するようにしたので、ユーザーにと
って至極便利であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる電子制御カメラのフィルム巻き
取り装置のクレーム対応図、 第2図は本発明に係わる電子制御カメラの概略構成を示
す平面図、 第3図は本発明に係わる電子制御カメラの概略構成を示
す背面図、 第4図は第3図に示す裏蓋を取り除いた状態の電子制御
カメラの背面図、 第5図は本発明に係わる電子制御カメラの電子回路の概
略構成を示すブロック図、 第6図はフィルムの巻き取りとフィルム有無検出スイッ
チとの関係を説明するための概略図、 第7図A、第7図Bは本考案に係わる電子制御式カメラ
のメインフロー図、 第8図はローデイング処理のフロー図、 第9図はローデイング時、ワインド時のワインドパルス
変化処理のフロー図、 第10図はリワインド処理のフロー図、 第11図はワインド処理のフロー図、 第12図はフィルムの外観図、 である。 7……メインスイッチ 19……フィルム給送モータ(巻き上げモータ) 22……フィルム有無検出スイッチSWF 23……フィルム有無検出スイッチ 100……リーダー部 200……パトローネ
フロントページの続き (72)発明者 永井 克俊 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−169631(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプール室とパトローネ室との間のフィル
    ム走行経路中に配置され、フィルムが装填されているか
    否かを検出するフィルム有無検出手段と、 前記フィルムを巻上げ・巻戻し方向に給送するためのフ
    ィルム給送モータと、 前記フィルム有無検出手段のフィルム検出を前提に、前
    記フィルム給送モータを巻上げ方向に駆動させて、前記
    フィルムを第1所定量分巻上げるフィルム巻上げ実行手
    段と、 前記フィルム給送が行われたか否かを検出するフィルム
    給送検出手段と、 前記フィルム給送モータを巻戻し方向に駆動させて、前
    記フィルムを巻き戻すフィルム巻戻し実行手段とを有
    し、 前記フィルム巻戻し実行手段は、 前記フィルム給送検出手段の検出信号に基づいて前記フ
    ィルム巻上げ実行手段による巻上げ動作が正常になされ
    たか否かを判別し、この巻上げ動作が失敗している場
    合、前記フィルムの巻戻し動作を開始する第1制御手段
    と、 前記フィルム有無検出手段がフィルム無しの検出をする
    までのフィルム巻戻し量を計数し、この計数量が前記第
    1所定量よりも大きな第2所定量に達している場合に
    は、前記フィルムがパトローネに巻き込まれるまで前記
    フィルム給送モータを強制駆動させる一方、前記計数量
    が前記第2所定量に達していない場合には、前記フィル
    ム給送モータの駆動を停止させて前記パトローネへのフ
    ィルムの引き込みを阻止する第2制御手段とから構成さ
    れていることを特徴とする電子制御カメラのフィルム巻
    取り装置。
  2. 【請求項2】前記第2制御手段は、前記フィルム有無検
    出手段がフィルム無しの検出をするまでのフィルム巻戻
    し量の計数量が前記第2所定量に達している場合には、
    前記フィルム有無検出手段のフィルム無し検出時点から
    一定時間だけ前記フィルム給送モータの駆動を維持し
    て、前記フィルムをパトローネ内に巻き込むように前記
    フィルム給送モータを制御することを特徴とする請求項
    1に記載の電子制御カメラのフィルム巻取り装置。
  3. 【請求項3】前記第1所定量と前記第2所定量との差が
    フィルムの1コマ分未満であることを特徴とする請求項
    1に記載の電子制御カメラのフィルム巻取り装置。
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