JPH10189579A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH10189579A
JPH10189579A JP8349753A JP34975396A JPH10189579A JP H10189579 A JPH10189579 A JP H10189579A JP 8349753 A JP8349753 A JP 8349753A JP 34975396 A JP34975396 A JP 34975396A JP H10189579 A JPH10189579 A JP H10189579A
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annealing
film
passivation film
semiconductor device
manufacturing
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JP8349753A
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Susumu Shudo
晋 首藤
Miwa Tanaka
みわ 田中
Masahisa Sonoda
真久 園田
Kenichi Sasaki
謙一 佐々木
Toshiaki Idaka
利昭 伊高
Seiichi Mori
誠一 森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/43Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/49Metal-insulator-semiconductor electrodes, e.g. gates of MOSFET
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • Y10S438/00Semiconductor device manufacturing: process
    • Y10S438/902Capping layer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S438/00Semiconductor device manufacturing: process
    • Y10S438/904Charge carrier lifetime control

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランジスタのゲ−ト酸化膜中の電子トラッ
プ量を低減させる。 【解決手段】 シリコン基板50上に、浮遊ゲ−ト5
2、制御ゲ−ト53、ドレイン領域55及びソ−ス領域
56を有するEEPROMのメモリセルを形成する。こ
の後、CVD法により、メモリセルを覆うBPSG膜
(層間絶縁膜)57が形成される。ビット線58を含む
配線を形成した後、シリコン基板50の上部には、シリ
コン基板50を覆うSiON膜(パッシベ−ション膜)
59が形成される。この後、BPSG膜57中の水分を
LSI外部に放出するためのアニ−ルが行われる。アニ
−ルは、t≧7.86×10-11 ×L2 ×exp(91
15/T)を満たす条件下で行われる。但し、tは、ア
ニ−ル時間、Tは、アニ−ル温度、Lは、パッシベ−シ
ョン膜の厚さである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原料ガスの化学反
応を利用して半導体基板上に堆積する絶縁膜をパッシベ
−ション膜として用いる半導体装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】LSIには、SiO2 、Si3 4 、又
はSiOx y (x,yは、原子比を表す任意の正数)
から構成されるパッシベ−ション膜がよく用いられてい
る。また、パッシベ−ション膜の下層の層間絶縁膜とし
ては、PSG、BPSG、ASG、BSP、CSGなど
のシリコンガラス系の絶縁膜が用いられている。
【0003】パッシベ−ション膜として用いる上述の絶
縁膜は、吸湿性及び透水性が共に低いのに対して、層間
絶縁膜として用いる上述の絶縁膜は、一般に水分を吸収
し易い性質を有する。よって、層間絶縁膜は、主として
当該層間絶縁膜の製造時に進入した水分を含んでいる。
【0004】層間絶縁膜中の水分子は、パッシベ−ショ
ン膜の堆積時の熱によって、層間絶縁膜中を拡散する。
この時、水分子は、パッシベ−ション膜を透過して半導
体装置の外部に拡散することはほとんどなく、主として
半導体装置内部のトランジスタのゲ−ト酸化膜中へ拡散
する。その理由は、上述のように、パッシベ−ション膜
が、低い透水性を有するからである。
【0005】トランジスタのゲ−ト酸化膜中へ進入した
水分子は、ゲ−ト酸化膜における電子トラップの原因と
なり、トランジスタのホットキャリア寿命の劣化などを
生じさせる。
【0006】この問題の解決策としては、例えば、パッ
シベ−ション膜の堆積前に、層間絶縁膜中の水分を除去
する目的で、アニ−ル(熱処理)を行うという方法があ
る。この方法は、例えば、文献(特開昭61−2191
41号公報)に開示されているように公知の技術であ
る。
【0007】しかし、この方法は、パッシベ−ション膜
の堆積前にアニ−ルを行うものであるため、このアニ−
ル工程をクリ−ンル−ム内で行わなければならず、製造
コストが高くなるという欠点がある。
【0008】また、上記文献は、DRAMにおける層間
絶縁膜の水分の除去について開示している。DRAMの
ポ−ズ不良の不良率を下げるためには、当該文献にも記
載されているように、パッシベ−ション膜(プラズマ窒
化膜)を形成する前のアニ−ルの温度、時間として、3
50℃、1時間で十分である。
【0009】しかし、EEPROMなどの不揮発性半導
体メモリに、上記文献に開示される条件をそのまま適用
しても、十分な信頼性が得られる程度までメモリセルト
ランジスタのゲ−ト酸化膜中の電子トラップを減らすこ
とができない。
【0010】即ち、EEPROMなどの不揮発性半導体
メモリにおいては、メモリセルトランジスタのゲ−ト酸
化膜中の電子トラップをなくすために、パッシベ−ショ
ン膜を形成する前のアニ−ルの温度、時間について、さ
らに詳細に検討する必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、パ
ッシベ−ション膜は、半導体装置(LSI)の外部から
水分や不純物が進入することを防ぐために設けられるた
め、吸湿性や透水性が低い材料から構成される。しか
し、パッシベ−ション膜の透水性が低いために、パッシ
ベ−ション膜の形成時やその後に、層間絶縁膜中の水分
が主としてメモリセルトランジスタのゲ−ト酸化膜中へ
拡散し、電子トラップの原因を生じさせる欠点があっ
た。
【0012】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、パッシベ−ション膜を、吸湿性や
透水性が低い材料、即ち耐湿性が高い材料から構成して
も、層間絶縁膜中の水分がメモリセルトランジスタのゲ
−ト酸化膜中へ拡散することがないような製造方法を提
供し、メモリセルトランジスタの信頼性の向上を図るこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置の製造方法は、トランジスタが
形成された半導体基板の上部を覆うパッシベ−ション膜
を形成した後に、アニ−ルを行うというものである。
【0014】この場合、前記アニ−ルを行った後に前記
トランジスタのゲ−ト絶縁膜中の電子トラップ量をモニ
タし、前記電子トラップ量が所定値を越えている場合に
再びアニ−ルを行うようにしてもよい。
【0015】前記アニ−ルは、350℃を越える温度、
60分を越える時間の2つの条件のうちの少なくとも1
つを満たしている中で行われる。また、前記アニ−ル
は、前記パッシベ−ション膜の下部に形成される金属配
線の融点未満の温度の中で行われる。
【0016】前記アニ−ルは、tをアニ−ル時間
(分)、Lを前記パッシベ−ション膜の厚さ(nm)、
Tをアニ−ル温度(絶対温度)とした場合に、t ≧
7.86×10-11 ×L2 ×exp(9115/T)の
関係式を満たす条件下で行われるものである。
【0017】前記アニ−ルは、前記パッシベ−ション膜
を形成した直後に行ってもよいし、また、前記パッシベ
−ション膜を形成した後、前記パッシベ−ション膜にボ
ンディングパッドを露出させる開口を形成した後に行っ
てもよい。
【0018】前記アニ−ルは、大気圧よりも低い圧力の
下で行ってもよい。
【0019】前記トランジスタは、例えば、半導体メモ
リのメモリセルを構成するトランジスタである。
【0020】前記パッシベ−ション膜は、シリコン酸化
物、シリコン窒化物、及びシリコン酸窒化物から選択さ
れる1つの絶縁膜であり、CVD法により形成される。
また、前記パッシベ−ション膜は、その屈折率が1.6
5以上となるように形成される。
【0021】前記パッシベ−ション膜の下部には、シリ
コンガラス系の層間絶縁膜が形成され、前記アニ−ルに
より、前記層間絶縁膜中の水分を前記パッシベ−ション
膜の外部に放出させる。
【0022】上記目的を達成するため、本発明の半導体
装置の製造方法は、トランジスタが形成された半導体基
板の上部を覆うパッシベ−ション膜を形成する直前に、
アニ−ルを行う工程を備え、前記アニ−ルは、tをアニ
−ル時間(分)、Tをアニ−ル温度(絶対温度)とした
場合に、t ≧ 7.86×10-5×exp(9115
/T)の関係式を満たす条件下で行われるものである。
【0023】前記アニ−ルと前記パッシベ−ション膜の
形成は、水分や不純物の再進入を防止すべく、同一装置
内で連続して行われる。
【0024】前記アニ−ルを行った後に前記トランジス
タのゲ−ト絶縁膜中の電子トラップ量をモニタし、前記
電子トラップ量が所定値を越えている場合に再びアニ−
ルを行ってもよい。
【0025】前記アニ−ルは、350℃を越える温度、
60分を越える時間の2つの条件のうちの少なくとも1
つを満たしている中で行われる。また、前記アニ−ル
は、前記パッシベ−ション膜の下部に形成される金属配
線の融点未満の温度の中で行われる。
【0026】前記アニ−ルは、大気圧よりも低い圧力の
下で行ってもよい。前記トランジスタは、例えば、半導
体メモリのメモリセルを構成するトランジスタである。
【0027】前記パッシベ−ション膜は、シリコン酸化
物、シリコン窒化物、及びシリコン酸窒化物から選択さ
れる1つの絶縁膜であり、CVD法により形成される。
前記パッシベ−ション膜は、その屈折率が1.65以上
となるように形成される。
【0028】前記パッシベ−ション膜の下部には、シリ
コンガラス系の層間絶縁膜が形成され、前記アニ−ルに
より、前記層間絶縁膜中の水分を前記パッシベ−ション
膜の外部に放出させる。
【0029】上記目的を達成するため、本発明の半導体
装置の製造方法は、トランジスタが形成された半導体基
板の上部を覆う第1のパッシベ−ション膜を形成する工
程と、前記第1のパッシベ−ション膜上に前記第1のパ
ッシベ−ション膜の耐湿性よりも高い耐湿性を有する第
2のパッシベ−ション膜を形成する工程との間に、アニ
−ルを行う工程を備えるものである。
【0030】前記アニ−ルを行う工程の直後に前記トラ
ンジスタのゲ−ト絶縁膜中の電子トラップ量をモニタす
る工程を備え、前記電子トラップ量が所定値を越えてい
る場合に再びアニ−ルを行ってもよい。
【0031】前記アニ−ルは、350℃を越える温度、
60分を越える時間の2つの条件のうちの少なくとも1
つを満たしている中で行われる。また、前記アニ−ル
は、前記第1のパッシベ−ション膜の下部に形成される
金属配線の融点未満の温度の中で行われる。
【0032】前記アニ−ルは、tをアニ−ル時間
(分)、Lを前記第1のパッシベ−ション膜の厚さ(n
m)、Tをアニ−ル温度(絶対温度)とした場合に、t
≧ 7.86×10-11 ×L2 ×exp(9115/
T)の関係式を満たす条件下で行われるものである。
【0033】前記アニ−ルは、大気圧よりも低い圧力の
下で行われる。前記トランジスタは、例えば、半導体メ
モリのメモリセルを構成するトランジスタである。
【0034】前記第1及び第2のパッシベ−ション膜
は、それぞれシリコン酸化物、シリコン窒化物、及びシ
リコン酸窒化物から選択される1つの絶縁膜であり、そ
れぞれCVD法により形成される。
【0035】前記第2のパッシベ−ション膜は、その屈
折率が1.65以上となるように形成される。
【0036】前記第1のパッシベ−ション膜の下部に
は、シリコンガラス系の層間絶縁膜が形成され、前記ア
ニ−ルにより、前記層間絶縁膜中の水分を前記第1のパ
ッシベ−ション膜の外部に放出させる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の半導体装置の製造方法について詳細に説明する。
【0038】図1は、本発明の製造方法が適用されるE
EPROMを示すものである。図2は、図1のII−I
I線に沿う断面図、図3は、図1のIII−III線に
沿う断面図である。
【0039】半導体基板50上には、フィ−ルド酸化膜
51が形成されている。フィ−ルド酸化膜51に取り囲
まれた素子領域には、メモリセルが形成されている。メ
モリセルは、浮遊ゲ−ト電極52、制御ゲ−ト電極5
3、ドレイン領域55及びソ−ス領域56から構成され
ている。
【0040】メモリセルを覆うように、BPSG膜(層
間絶縁膜)57が形成されている。BPSG膜57は、
例えば、Si−H結合を有するガス(SiH4 、SiH
2 Cl2 など)を含む原料ガスを用いたCVD法により
形成される。この場合、BPSG膜57中のSi−H結
合量は、トランジスタのゲ−ト酸化膜中の電子トラップ
量を低減する観点から、0.6×1021cm-3以下に設
定するのがよい。
【0041】なお、本発明における層間絶縁膜として
は、BPSG膜57に限られず、PSG膜、アンド−プ
SiO2 膜、SiH4 又はTEOSを原料ガスとしたプ
ラズマCVD−SiO2 膜、SOG( Spin On Glass)
膜なども用いることができる。
【0042】ビット線58は、メモリセルのドレイン領
域55に接続されている。ビット線58を覆うように、
SiON膜(パッシベ−ション膜)59が形成されてい
る。SiON膜59は、例えば、Si−H結合を有する
ガスを含む原料ガスを用いたCVD法により形成され
る。この場合、SiON膜59中のSi−H結合量は、
トランジスタのゲ−ト酸化膜中の電子トラップ量を低減
する観点から、0.6×1021cm-3以下に設定するの
がよい。
【0043】このような構成(特に、Si−H結合量)
を有するEEPROMは、例えば、特願平8−1009
77号の明細書に開示されている。
【0044】また、SiON膜59の耐湿性は、例え
ば、SiON膜59の屈折率を1.65以上に設定し、
SiON膜59に含まれる窒素濃度を3×1021cm-3
以上に設定することにより、十分に確保できる。
【0045】次に、図1乃至図3のEEPROMを例に
して、本発明の半導体装置の製造方法の第1の実施の形
態について説明する。
【0046】まず、図4及び図8に示すように、P型単
結晶シリコン基板50の表面を選択酸化し、例えば膜厚
が約500nmのシリコン酸化膜からなるフィ−ルド酸
化膜51を形成する。この後、熱酸化を行い、フィ−ル
ド酸化膜51に取り囲まれた素子領域上に例えば膜厚が
約10nmのシリコン酸化膜からなるゲ−ト酸化膜54
を形成する。
【0047】また、CVD法により、シリコン基板50
上の全面に例えば膜厚が約200nmの第1ポリシリコ
ン膜を形成する。POCl3 雰囲気中においてシリコン
基板50を加熱し、第1ポリシリコン膜中に不純物(リ
ン)を導入する。
【0048】また、写真蝕刻工程によりレジストパタ−
ンを作り、このレジストパタ−ンをマスクにしてRIE
法により第1ポリシリコン膜を部分的にエッチングし、
開口部を形成する。この開口部は、後に行われる浮遊ゲ
−ト電極のパタ−ニング時に、隣接するメモリセルの浮
遊ゲ−ト電極同士を分離するために設けられる。
【0049】続いて、熱酸化を行い、第1ポリシリコン
膜の表面に例えば膜厚が約30nmのシリコン酸化膜6
0を形成する。続いて、CVD法により、シリコン基板
50上の全面に第2ポリシリコン膜を形成する。POC
3 雰囲気中においてシリコン基板50を加熱し、第2
ポリシリコン膜中に不純物(リン)を導入する。
【0050】第2ポリシリコン膜上にシリサイド膜を形
成する。なお、第2ポリシリコン膜とシリサイド膜の合
計の膜厚は、例えば約500nmとする。
【0051】この後、写真蝕刻工程によりレジストパタ
−ンを作り、このレジストパタ−ンをマスクにしてRI
E法によりシリサイド膜、第2ポリシリコン膜及び第1
ポリシリコン膜をエッチングする。その結果、浮遊ゲ−
ト電極52及び制御ゲ−ト電極53が形成される。
【0052】また、浮遊ゲ−ト電極52及び制御ゲ−ト
電極53をマスクにして、シリコン基板50中にリンな
どのN型不純物をイオン注入する。熱酸化を行い、浮遊
ゲ−ト電極52及び制御ゲ−ト電極53の表面にシリコ
ン酸化膜61を形成すると共に、シリコン基板50中の
N型不純物を活性化し、ドレイン領域55及びソ−ス領
域56を形成する。
【0053】次に、図5及び図9に示すように、浮遊ゲ
−ト電極52、制御ゲ−ト電極53、ドレイン領域55
及びソ−ス領域56からなるメモリセルを覆うように、
BPSG膜(層間絶縁膜)57を形成する。また、熱処
理を施すことにより、BPSG膜57の表面を平坦化す
る。
【0054】次に、図6及び図10に示すように、写真
蝕刻工程によりレジストパタ−ンを作り、このレジスト
パタ−ンをマスクにしてRIE法によりBPSG膜57
をエッチングし、ドレイン領域55に達するコンタクト
ホ−ルを形成する。
【0055】この後、スパッタ法により、BPSG膜5
7上に金属膜、例えば膜厚が約800nmのアルミニウ
ム合金膜を形成する。写真蝕刻工程によりレジストパタ
−ンを形成し、このレジストパタ−ンをマスクにしてR
IE法により金属膜をエッチングし、配線を形成する。
この配線の一部がビット線58となる。
【0056】次に、図7及び図11に示すように、例え
ば、基板温度を約400℃、周波数を約13.56MH
zに設定し、SiH4 、N2 O、NH3 、N2 のガスを
用いて、プラズマ雰囲気中において、SiON膜(パッ
シベ−ション膜)59を形成する。この時、SiON膜
59の屈折率が1.65以上となるように設定すれば、
SiON膜59の耐湿性は、十分に確保される。
【0057】この後、窒素ガス、又は水素と窒素の混合
ガスの雰囲気中において、約400℃、約1時間のアニ
−ルを行う。このアニ−ル工程を行うと、BPSG膜
(層間絶縁膜)57中の水分がSiON膜(パッシベ−
ション膜)59を透過して半導体装置(LSI)の外部
へ拡散されるため、BPSG膜57中の水分量が減少す
る。
【0058】アニ−ルにおける温度は、水分の十分な外
方向拡散を達成するため、約350℃を越え、かつ、金
属配線を保護するため、ビット線58を含む金属配線を
構成する材料(例えば、アルミニウムやアルミニウム合
金など)の融点未満に設定される。
【0059】また、アニ−ルにおける時間は、SiON
膜(パッシベ−ション膜)59の透水性に依存する。即
ち、SiON膜59の透水性が低ければ低い程、長い時
間のアニ−ルが必要となる。
【0060】なお、ボンディングパッドを露出させるた
めの開口をSiON膜(パッシベ−ション膜)59に形
成した後に、BPSG膜(層間絶縁膜)57中の水分を
除去するためのアニ−ルを行う場合には、当該アニ−ル
による水分除去の効果を確認しながらアニ−ルを行うこ
とができる。
【0061】この確認は、例えば、メモリセルに似せて
作成したキャパシタに定電流ストレスを加え、当該キャ
パシタの一方の電極となるポリシリコン膜の電圧(ゲ−
ト電圧)の変化をモニタすることにより行える。
【0062】後に詳しく述べるが、キャパシタに電流を
流すと、キャパシタの酸化膜中を電子が通過し、また、
その電子のうちの一部が当該キャパシタの酸化膜中の電
子トラップに捕獲される。
【0063】また、酸化膜中に捕獲された電子は、当該
酸化膜に印加されている実効電界を下げる効果がある。
よって、電子が酸化膜に捕獲される前にキャパシタに流
れる電流と同じ電流を、電子が酸化膜に捕獲された後に
当該キャパシタに流そうとすると、電子が酸化膜に捕獲
された後のゲ−ト電圧は、電子が酸化膜に捕獲される前
のゲ−ト電圧よりも高くなる。
【0064】キャパシタの酸化膜中の電子トラップ量が
多い場合には、一定時間にキャパシタの酸化膜中に捕獲
される電子の量が多いことを意味しているため、定電流
ストレスを印加した後のゲ−ト電圧の変化量も大きくな
る。逆に、キャパシタの酸化膜中の電子トラップ量が少
ない場合には、定電流ストレスを印加した後のゲ−ト電
圧の変化量は小さくなる。
【0065】そこで、一定時間のアニ−ル後に半導体装
置をアニ−ル炉から取り出し、ゲ−ト電圧の変化量を検
出する。そして、このアニ−ルによって、ゲ−ト電圧の
変化量が所定量以下になった場合にアニ−ルを終了し、
ゲ−ト電圧の変化量が所定量よりも大きい場合には、ア
ニ−ルをさらに継続して行う。
【0066】この手順を繰り返し行うことで、水分除去
に関して過不足のないアニ−ルを実施することが可能と
なる。
【0067】以上の工程により、図1乃至図3に示すE
EPROMが完成する。
【0068】このような本発明の製造方法により製造さ
れた半導体装置においては、最後のアニ−ル工程が存在
しない従来の製造方法によって製造された半導体装置に
比べて、層間絶縁膜であるBPSG膜57中の水分量を
十分に減らすことができるため、メモリセルトランジス
タのゲ−ト酸化膜の電子トラップ量も少なくなる。
【0069】従って、本発明の製造方法により製造され
た半導体装置は、従来の製造方法により製造された半導
体装置に比べて、メモリセルトランジスタのホットキャ
リア耐性が高く、かつ、メモリセルトランジスタの書き
込み特性、消去特性の劣化も少ない。
【0070】なお、上記製造方法では、SiON膜(パ
ッシベ−ション膜)59の形成後に、BPSG膜(層間
絶縁膜)57中の水分を減少させるためのアニ−ル工程
を実施しているが、このアニ−ル工程は、SiON膜5
9の形成前に実行しても構わない。
【0071】SiON膜59の形成前にアニ−ルを行う
場合の利点は、BPSG膜57上にパッシベ−ション膜
が存在しないため、BPSG膜57中の水分を半導体装
置の外部へ発散し易くなり、アニ−ル時間を短くできる
ことにある。
【0072】一方、SiON膜59の形成前にアニ−ル
を行う場合の欠点は、BPSG膜57上にパッシベ−シ
ョン膜が存在しないため、アニ−ルが終了した後に、再
びBPSG膜57が大気中の水分を吸収する可能性が大
きくなることである。
【0073】この欠点を改善するためには、アニ−ルが
終了してからSiON膜59の形成までの時間を極力短
くしたり、また、アニ−ルからSiON膜59の形成ま
でを、同一装置内で連続的に行うという工夫が必要とな
る。
【0074】BPSG膜57中の水分を減少させるため
のアニ−ルは、大気圧の下で行うことができる他、大気
圧未満の気圧の下で行うこともできる。大気圧未満の気
圧の下でアニ−ルを行えば、アニ−ル時間を短くできる
と共に、アニ−ル温度も下げることが可能となる。
【0075】以上、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、パッシベ−ション膜の形成直前又は形成直後にア
ニ−ルを行うことにより、メモリセルトランジスタのゲ
−ト酸化膜中の電子トラップの原因となる層間絶縁膜中
の水分を減少させることが可能となる。
【0076】パッシベ−ション膜の形成直後にアニ−ル
を行う場合には、既に、半導体装置(LSI)の表面
は、パッシベ−ション膜により保護されているため、こ
のアニ−ル工程をクリ−ンル−ムの内部で行う必要がな
い。つまり、この場合、クリ−ンル−ムの外部におい
て、多数のウェハを同時に処理することが可能となるた
め、本発明において新規に設けたアニ−ル工程によるコ
ストを最小限に抑えることができる。
【0077】層間絶縁膜(BPSG膜など)中の水分の
量(吸湿量)は、層間絶縁膜の形成のための工期や、層
間絶縁膜を形成してからパッシベ−ション膜を形成する
までの放置時間によって変化する。よって、層間絶縁膜
中の水分を適切に除去するためのアニ−ルの温度や時間
を一義的に決めることは難しい。
【0078】しかし、図4乃至図11の実施の形態にお
いて説明した製造方法によれば、パッシベ−ション膜の
形成直後にアニ−ルを行った後に、予めウェハに形成さ
れた試験用のパタ−ンを利用して、メモリセルトランジ
スタのゲ−ト酸化膜中の電子トラップ量をモニタし、電
子トラップ量が必要以上に多い場合には、再び、アニ−
ルを行うことが可能である。
【0079】このように、メモリセルトランジスタのゲ
−ト酸化膜中の電子トラップ量をモニタし、必要に応じ
てアニ−ルの回数を増やせば、信頼性試験における歩留
りの向上を達成できると共に、出荷後における製品の信
頼性の向上にも貢献することができる。
【0080】なお、電子トラップ量のモニタは、メモリ
セルトランジスタのゲ−ト酸化膜について直接行うので
はなく、当該メモリセルトランジスタのゲ−ト酸化膜に
似せて作成した半導体基板上の酸化膜とポリシリコン膜
から構成されるキャパシタについて行うことができる。
【0081】次に、電子トラップ量のモニタ法について
述べる。
【0082】図12は、電子トラップ量のモニタ法に用
いるキャパシタに定電流ストレスを加えた場合における
ゲ−ト電圧の変化を時間の関数として示している。
【0083】即ち、酸化膜中の電子トラップ量は、キャ
パシタに定電流ストレスを印加した場合におけるゲ−ト
電圧(ポリシリコン膜の電圧)の変化量を検出すること
により知ることができる。同図において、ΔVgは、電
子トラップ量のモニタ法に用いるキャパシタに定電流ス
トレスを約10秒間加えた場合におけるゲ−ト電圧の変
化量を示している。
【0084】なお、酸化膜中の電子トラップ量が多けれ
ば多い程、ゲ−ト電圧の変化量ΔVgは、大きくなる。
【0085】つまり、キャパシタに電流を流すと、キャ
パシタの酸化膜中を電子が通過するが、このとき、キャ
パシタの酸化膜中を通過する電子の一部が当該酸化膜中
の電子トラップに捕獲される。また、酸化膜中に捕獲さ
れた電子は、当該酸化膜に印加されている実効電界を下
げる効果を有する。
【0086】このため、電子が酸化膜に捕獲された後に
おいて、当該電子が酸化膜に捕獲される前と同じ電流を
キャパシタに流そうとすると、ゲ−ト電圧は、当該電子
が酸化膜に捕獲される前のゲ−ト電圧よりも高くしなけ
ればならない。
【0087】例えば、キャパシタの酸化膜の電子トラッ
プ量が多い場合には、一定時間内に、当該酸化膜内に捕
獲される電子も多くなるため、一定時間の定電流ストレ
スを印加する前後におけるゲ−ト電圧の変化量ΔVg
は、大きくなる。逆に、キャパシタの酸化膜の電子トラ
ップ量が少ない場合には、一定時間内に、当該酸化膜内
に捕獲される電子も少なくなるため、一定時間の定電流
ストレスを印加する前後におけるゲ−ト電圧の変化量Δ
Vgは、小さくなる。
【0088】このように、キャパシタに定電流ストレス
を一定時間だけ印加した場合におけるゲ−ト電圧の変化
量ΔVgを検出することにより、キャパシタの酸化膜中
の電子トラップ量を知ることができる。
【0089】よって、この結果に基づき、パッシベ−シ
ョン膜を形成した後におけるアニ−ルが適当な回数だけ
行われる。
【0090】図13は、本発明に関わるアニ−ルをサン
プルに所定時間だけ加えた場合におけるアニ−ル時間と
ゲ−ト電圧の変化量ΔVgとの関係を示したものであ
る。
【0091】同図の関係を得るに当って、パッシベ−シ
ョン膜には、膜厚が約1000nmのSiON膜を使用
し、アニ−ル温度は、約400℃に設定した。また、同
図においては、パッシベ−ション膜の屈折率をパラメ−
タにして複数の実験結果を示している。
【0092】この関係によれば、基本的に、アニ−ル時
間を長くすることによって、ゲ−ト電圧の変化量ΔVg
を小さくする、即ち、ゲ−ト電極(ポリシリコン膜)と
半導体基板の間に配置される酸化膜中の電子トラップ量
を減らすことができることがわかる。
【0093】また、パッシベ−ション膜の屈折率が約
1.69の場合には、約200分のアニ−ルを行うこと
により、パッシベ−ション膜が存在しない場合と同じ程
度まで電子トラップ量を減少させることができる。
【0094】また、この事実から予測して、パッシベ−
ション膜の屈折率が約1.65の場合には、約60分の
アニ−ルを行うことにより、パッシベ−ション膜が存在
しない場合と同じ程度まで電子トラップ量を減らせると
考えられる。
【0095】層間絶縁膜(例えば、BPSG膜)中の水
分の外方向拡散は、層間絶縁膜中やパッシベ−ション膜
中を水分子が拡散する過程により律速されていると考え
られる。このとき、拡散の速度を表す拡散係数Dは、 D = D0 ・exp(−Ea /kT) …(1) で表される。
【0096】但し、D0 は、層間絶縁膜及びパッシベ−
ション膜の材質に依存する定数、Ea は、活性化エネル
ギ−、kは、ボルツマン定数、Tは、アニ−ル温度(絶
対温度)とする。なお、水分子の拡散の場合、Ea は、
0.79eV程度であることが分かっている。
【0097】また、上記(1)式に示す「D」を用い
て、拡散の典型的な長さdを表すと、下式のようにな
る。
【0098】 d = 2・(D×t)1/2 …(2) 但し、tは、アニ−ル時間である。
【0099】また、水分子がパッシベ−ション膜中を通
過して半導体装置(LSI)の外部へ拡散していく場
合、パッシベ−ション膜の膜厚Lと拡散の典型的な長さ
dとの間には、単純な比例関係が成り立っていると考え
られる。
【0100】即ち、
【数1】
【0101】である。
【0102】従って、以下の式が成り立つことになる。
【0103】 t = A×L2 /{D0 ・exp(−Ea /kT)} …(4) 但し、Aは、適当な定数である。
【0104】ここで、図13の関係によれば、L=10
00nm、T=673Kのとき、電子トラップ量が、パ
ッシベ−ション膜が存在しない場合と同程度になるため
のアニ−ル時間は、t=60min(分)となる。よっ
て、この結果を上記(4)式に代入し、かつ、逆算する
ことによって、A×D0 を求めることができる。
【0105】つまり、アニ−ル時間tとアニ−ル温度T
の最適値として、 t = 7.86×10-11 ×L2 ×exp(9115
/T) が得られる。
【0106】なお、アニ−ルは、長時間行っても、特に
大きな特性上の問題を生じさせないため、アニ−ル温度
がTのときの実際のアニ−ル時間tは、 t ≧ 7.86×10-11 ×L2 ×exp(9115/T)…(5) で表すことができる。
【0107】ところで、上述した実施の形態において
は、パッシベ−ション膜の形成直前に層間絶縁膜中の水
分を半導体装置(LSI)の外部へ放出させるためのア
ニ−ルを行ってもよいことを述べた。
【0108】この場合、単に、拡散長が同じになるよう
に、アニ−ル温度とアニ−ル時間をコントロ−ルすれば
よいと考え、パッシベ−ション膜が存在する場合と同様
の計算を行う。
【0109】その結果、アニ−ル時間tとアニ−ル温度
Tの関係式として、 t ≧ 7.86×10-5×exp(9115/T) …(6) が得られる。
【0110】次に、EEPROMを例にして、本発明の
半導体装置の製造方法の第2の実施の形態について説明
する。
【0111】まず、図14に示すように、最初の工程か
らビット線58を含む配線を形成する工程までを、上述
の第1の実施の形態に示した製造方法と同様の製造方法
により実施する。
【0112】次に、例えば、基板温度を約400℃、周
波数を約13.56MHzに設定し、SiH4 、N
2 O、NH3 、N2 のガスを用いて、プラズマ雰囲気中
において、パッシベ−ション膜(SiON膜、SiO2
膜など)70を形成する。この時、パッシベ−ション膜
70の耐湿性は、十分なものでなくてもよい。即ち、パ
ッシベ−ション膜70の屈折率についての制限はない。
【0113】但し、パッシベ−ション膜70の耐湿性
は、少なくとも層間絶縁膜57の耐湿性よりも高く設定
されているのがよい。
【0114】この後、窒素ガス、又は水素と窒素の混合
ガスの雰囲気中において、約400℃、約60分のアニ
−ルを行う。このアニ−ル工程を行うと、BPSG膜
(層間絶縁膜)57中の水分がパッシベ−ション膜70
を透過して半導体装置(LSI)の外部へ拡散されるた
め、BPSG膜57中の水分量が減少する。
【0115】なお、アニ−ルにおける温度は、水分の十
分な外方向拡散を達成するため、約350℃を越え、か
つ、金属配線を保護するため、ビット線58を含む金属
配線を構成する材料(例えば、アルミニウムやアルミニ
ウム合金など)の融点未満に設定される。
【0116】また、アニ−ルにおける時間は、パッシベ
−ション膜70の透水性に依存する。このアニ−ル時間
は、上述の第1の実施の形態において説明した計算式
(5)又は(6)により計算される。
【0117】また、本発明に関わるアニ−ルは、例え
ば、浮遊ゲ−ト電極からなる電荷蓄積層の直下にトンネ
ル絶縁膜としてのゲ−ト酸化膜を備えたメモリセルトラ
ンジスタを有するEEPROMなどの不揮発性半導体メ
モリについて、トンネル絶縁膜における電子トラップ量
を制御してメモリセルトランジスタの信頼性を高めるこ
とを目的に行われるものである。
【0118】従って、本発明に関わるアニ−ルは、DR
AMのポ−ズ不良を下げる目的で行われるアニ−ル(例
えば、特開昭61−219141号公報)や、トランジ
スタの移動度を上げる目的で行われるアニ−ル(シンタ
−)などに比べると、アニ−ル温度が同じと仮定する
と、アニ−ル時間が長く、従来、一般的に行われている
アニ−ルとは異なっている。
【0119】例えば、特開昭61−219141号公報
に開示されるアニ−ルの場合、温度約350℃のアニ−
ルでは、アニ−ル時間が約60分となるのに対し、本発
明に関わるアニ−ルの場合、温度約350℃のアニ−ル
では、アニ−ル時間は、約117分となる。
【0120】なお、アニ−ルは、大気圧で行われるが、
大気圧未満の圧力下で行えば、水分放出の効果は、さら
に大きくなり、アニ−ル時間を短縮することが可能とな
る。例えば、圧力 5Torrの減圧下では、温度約4
00℃のアニ−ルで、アニ−ル時間を5分程度にまで短
縮することができる。
【0121】次に、図15に示すように、例えば、基板
温度を約400℃、周波数を約13.56MHzに設定
し、SiH4 、N2 O、NH3 、N2 のガスを用いて、
プラズマ雰囲気中において、パッシベ−ション膜(Si
ON膜、Si3 4 膜など)71を形成する。この時、
パッシベ−ション膜71には、半導体装置(LSI)の
外部から水分や不純物の進入を防止するために、高い耐
湿性を有するものが要求される。
【0122】即ち、パッシベ−ション膜71の耐湿性
は、少なくともパッシベ−ション膜70の耐湿性よりも
高くなっている。
【0123】本実施の形態では、このパッシベ−ション
膜71を形成することにより、パッシベ−ション膜70
の耐湿性を良好にする必要がなく、よって、上述するよ
うに約60分という最低のアニ−ル時間で層間絶縁膜5
7中の水分量を十分に減少させることができる。
【0124】また、パッシベ−ション膜71の耐湿性は
良好であるため、半導体装置(LSI)の外部から内部
への水分や不純物の進入を有効に阻止できる。
【0125】以上の工程により、EEPROMが完成す
る。
【0126】通常、耐湿性の高い絶縁膜をパッシベ−シ
ョン膜として用いると、層間絶縁膜中の水分がゲ−ト酸
化膜へと移動し、ゲ−ト酸化膜中の電子トラップ量を増
加させる。しかし、本実施の形態においては、耐湿性の
高いパッシベ−ション膜を堆積させる前に、層間絶縁膜
中の水分を半導体装置(LSI)の外部へ放出している
ため、ゲ−ト酸化膜中の電子トラップ量は、抑制され
る。
【0127】従って、本発明の製造方法により製造され
た半導体装置は、最後のアニ−ル工程が存在しない従来
の製造方法によって製造された半導体装置に比べて、メ
モリセルトランジスタのホットキャリア耐性が高く、か
つ、メモリセルトランジスタの書き込み特性、消去特性
の劣化も少ない。
【0128】なお、上述の第1の実施の形態において、
パッシベ−ション膜の形成後にアニ−ルを行う場合に
は、長いアニ−ル時間を考慮すると、現実的には、非常
に高い耐湿性を有するパッシベ−ション膜を用いること
が難しいが、上述の第2の実施の形態では、比較的短い
アニ−ル時間を達成できると共に、最上層に非常に高い
耐湿性を有するパッシベ−ション膜を形成することがで
きる。
【0129】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の半導体
装置の製造方法によれば、次のような効果を奏する。
【0130】EEPRPOMなどの半導体メモリを含む
半導体装置において、層間絶縁膜中の水分は、トランジ
スタのゲ−ト酸化膜中の電子トラップ量を増加させる原
因となるが、耐湿性が高い(透水性、吸水性が低い)パ
ッシベ−ション膜を形成する直前又は直後に、通常のア
ニ−ルとは異なる比較的長時間のアニ−ルを施すことに
より、層間絶縁膜中の水分を減らすことができる。
【0131】これにより、トランジスタのゲ−ト酸化膜
中の電子トラップの増加を抑制し、トランジスタの信頼
性の向上を達成することが可能となる。
【0132】また、複数の絶縁膜を積層させてパッシベ
−ション膜を形成する場合には、最初に、耐湿性があま
り良好とは言えない絶縁膜を形成し、その直後に本発明
に関わるアニ−ルを施し、その後、直ちに耐湿性が良好
な絶縁膜を形成すれば、アニ−ル時間を短縮できると共
に、層間絶縁膜中の水分も十分に減らす効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により製造される半導体装置
を示す図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図。
【図4】本発明の製造方法の一工程を示す断面図。
【図5】本発明の製造方法の一工程を示す断面図。
【図6】本発明の製造方法の一工程を示す断面図。
【図7】本発明の製造方法の一工程を示す断面図。
【図8】本発明の製造方法の一工程を示す断面図。
【図9】本発明の製造方法の一工程を示す断面図。
【図10】本発明の製造方法の一工程を示す断面図。
【図11】本発明の製造方法の一工程を示す断面図。
【図12】キャパシタに与える定電流ストレスとゲ−ト
電圧の関係を示す図。
【図13】アニ−ル時間とゲ−ト電圧の変化量の関係を
示す図。
【図14】本発明の製造方法の一工程を示す断面図。
【図15】本発明の製造方法の一工程を示す断面図。
【符号の説明】
50 :シリコン基板、 51 :フィ−ルド酸化膜、 52 :浮遊ゲ−ト、 53 :制御ゲ−ト、 54 :ゲ−ト酸化膜、 55 :ドレイン領域、 56 :ソ−ス領域、 57 :BPSG膜(層間絶縁膜)、 58 :ビット線、 59 :SiON膜(パッシベ−ション
膜)、 60,61 :シリコン酸化膜、 70 :第1のパッシベ−ション膜(下
層)、 71 :第2のパッシベ−ション膜(上
層)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792 (72)発明者 佐々木 謙一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内 (72)発明者 伊高 利昭 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社東芝川崎事業所内 (72)発明者 森 誠一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランジスタが形成された半導体基板の
    上部を覆うパッシベ−ション膜を形成する工程の後に、
    アニ−ルを行う工程を具備したことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記アニ−ルを行う工程の後に前記トラ
    ンジスタのゲ−ト絶縁膜中の電子トラップ量をモニタす
    る工程を具備し、前記電子トラップ量が所定値を越えて
    いる場合に再びアニ−ルを行うことを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記アニ−ルは、350℃を越える温
    度、60分を越える時間の2つの条件のうちの少なくと
    も1つを満たしている中で行われることを特徴とする請
    求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記アニ−ルは、前記パッシベ−ション
    膜の下部に形成される金属配線の融点未満の温度の中で
    行われることを特徴とする請求項3記載の半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記アニ−ルは、tをアニ−ル時間
    (分)、Lを前記パッシベ−ション膜の厚さ(nm)、
    Tをアニ−ル温度(絶対温度)とした場合に、 t ≧ 7.86×10-11 ×L2 ×exp(9115
    /T) の関係式を満たす条件下で行われることを特徴とする請
    求項1記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記アニ−ルは、前記パッシベ−ション
    膜を形成する工程の直後に行われることを特徴とする請
    求項1記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記アニ−ルは、前記パッシベ−ション
    膜を形成する工程の後、前記パッシベ−ション膜にボン
    ディングパッドを露出させる開口を形成した後に行われ
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記アニ−ルは、大気圧よりも低い圧力
    の下で行われることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記トランジスタは、半導体メモリのメ
    モリセルを構成するトランジスタであることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記パッシベ−ション膜は、シリコン
    酸化物、シリコン窒化物、及びシリコン酸窒化物から選
    択される1つの絶縁膜であり、CVD法により形成され
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記パッシベ−ション膜は、その屈折
    率が1.65以上となるように形成されることを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記パッシベ−ション膜の下部には、
    シリコンガラス系の層間絶縁膜が形成され、前記アニ−
    ルにより、前記層間絶縁膜中の水分を前記パッシベ−シ
    ョン膜の外部に放出させることを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 トランジスタが形成された半導体基板
    の上部を覆うパッシベ−ション膜を形成する工程の直前
    に、アニ−ルを行う工程を具備し、前記アニ−ルは、t
    をアニ−ル時間(分)、Tをアニ−ル温度(絶対温度)
    とした場合に、 t ≧ 7.86×10-5×exp(9115/T) の関係式を満たす条件下で行われることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記アニ−ルを行う工程と前記パッシ
    ベ−ション膜を形成する工程は、同一装置内で連続して
    行われることを特徴とする請求項13記載の半導体装置
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記アニ−ルを行う工程の後に前記ト
    ランジスタのゲ−ト絶縁膜中の電子トラップ量をモニタ
    する工程を具備し、前記電子トラップ量が所定値を越え
    ている場合に再びアニ−ルを行うことを特徴とする請求
    項13記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記アニ−ルは、350℃を越える温
    度、60分を越える時間の2つの条件のうちの少なくと
    も1つを満たしている中で行われることを特徴とする請
    求項13記載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記アニ−ルは、前記パッシベ−ショ
    ン膜の下部に形成される金属配線の融点未満の温度の中
    で行われることを特徴とする請求項16記載の半導体装
    置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記アニ−ルは、大気圧よりも低い圧
    力の下で行われることを特徴とする請求項13記載の半
    導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記トランジスタは、半導体メモリの
    メモリセルを構成するトランジスタであることを特徴と
    する請求項13記載の半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記パッシベ−ション膜は、シリコン
    酸化物、シリコン窒化物、及びシリコン酸窒化物から選
    択される1つの絶縁膜であり、CVD法により形成され
    ることを特徴とする請求項13記載の半導体装置の製造
    方法。
  21. 【請求項21】 前記パッシベ−ション膜は、その屈折
    率が1.65以上となるように形成されることを特徴と
    する請求項13記載の半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記パッシベ−ション膜の下部には、
    シリコンガラス系の層間絶縁膜が形成され、前記アニ−
    ルにより、前記層間絶縁膜中の水分を前記パッシベ−シ
    ョン膜の外部に放出させることを特徴とする請求項13
    記載の半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 トランジスタが形成された半導体基板
    の上部を覆う第1のパッシベ−ション膜を形成する工程
    と、前記第1のパッシベ−ション膜上に前記第1のパッ
    シベ−ション膜の耐湿性よりも高い耐湿性を有する第2
    のパッシベ−ション膜を形成する工程との間に、アニ−
    ルを行う工程を具備したことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  24. 【請求項24】 前記アニ−ルを行う工程の直後に前記
    トランジスタのゲ−ト絶縁膜中の電子トラップ量をモニ
    タする工程を具備し、前記電子トラップ量が所定値を越
    えている場合に再びアニ−ルを行うことを特徴とする請
    求項23記載の半導体装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記アニ−ルは、350℃を越える温
    度、60分を越える時間の2つの条件のうちの少なくと
    も1つを満たしている中で行われることを特徴とする請
    求項23記載の半導体装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記アニ−ルは、前記第1のパッシベ
    −ション膜の下部に形成される金属配線の融点未満の温
    度の中で行われることを特徴とする請求項25記載の半
    導体装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記アニ−ルは、tをアニ−ル時間
    (分)、Lを前記第1のパッシベ−ション膜の厚さ(n
    m)、Tをアニ−ル温度(絶対温度)とした場合に、 t ≧ 7.86×10-11 ×L2 ×exp(9115
    /T) の関係式を満たす条件下で行われることを特徴とする請
    求項23記載の半導体装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記アニ−ルは、大気圧よりも低い圧
    力の下で行われることを特徴とする請求項23記載の半
    導体装置の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記トランジスタは、半導体メモリの
    メモリセルを構成するトランジスタであることを特徴と
    する請求項23記載の半導体装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記第1及び第2のパッシベ−ション
    膜は、それぞれシリコン酸化物、シリコン窒化物、及び
    シリコン酸窒化物から選択される1つの絶縁膜であり、
    それぞれCVD法により形成されることを特徴とする請
    求項23記載の半導体装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記第2のパッシベ−ション膜は、そ
    の屈折率が1.65以上となるように形成されることを
    特徴とする請求項23記載の半導体装置の製造方法。
  32. 【請求項32】 前記第1のパッシベ−ション膜の下部
    には、シリコンガラス系の層間絶縁膜が形成され、前記
    アニ−ルにより、前記層間絶縁膜中の水分を前記第1の
    パッシベ−ション膜の外部に放出させることを特徴とす
    る請求項23記載の半導体装置の製造方法。
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