JPH1018726A - 建物の換気構造 - Google Patents

建物の換気構造

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Publication number
JPH1018726A
JPH1018726A JP16955696A JP16955696A JPH1018726A JP H1018726 A JPH1018726 A JP H1018726A JP 16955696 A JP16955696 A JP 16955696A JP 16955696 A JP16955696 A JP 16955696A JP H1018726 A JPH1018726 A JP H1018726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation
partition wall
room
surface material
ventilation structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP16955696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sakata
義雄 酒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH1018726A publication Critical patent/JPH1018726A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手間をかけなくても、防音性を損なわずに部
屋同士の間で十分量の換気を行うことができるようにす
ること。 【解決手段】 木桟1とその両側に固定された表面材2
a,2bとで構成されている中空状の間仕切り壁Wによ
って仕切られた部屋間の換気構造であって、前記間仕切
り壁Wに設けられているドア用開口部11の近傍位置
に、間仕切り壁Wを厚さ方向に貫通した換気口Aが設け
られ、一方の部屋に面している前記表面材2aに形成さ
れた前記換気口Aの孔21aと、他方の部屋に面してい
る前記表面材2bに形成された前記換気口Aの孔21b
が、互いに重ならないように左右にずらして配置されて
いると共に、木桟1を跨がずに木桟1と木桟1との間に
配置されており、前記間仕切り壁W内の中空部Sの換気
通路となる部分に、吸音材5が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、間仕切り壁で仕
切られた部屋間の換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】 近年の住宅には、窓を設けることがで
きない部屋が少なくない。そのような窓のない部屋は、
間仕切り壁を隔てた隣の部屋との間で換気を行ったりし
ている。
【0003】間仕切り壁を隔てた部屋同士の間で換気を
行うために、従来は、実開昭61−39785号公報
(従来技術1とする)に記載されているようにドア自体
に換気口を設けたり、特開昭62−29691号公報
(従来技術2とする)に記載されているようにドア枠に
換気口を設けたり、特開昭57−122234号公報
(従来技術3とする)に記載されているように壁に換気
口を設けたりしている。
【0004】また、単に換気口を設けただけでは、換気
口を通して室内の音が隣の部屋に洩れてしまい、非常に
防音性が損なわれるので、従来技術1ならびに従来技術
2では、換気口内に、蛇行した換気通路を形成するよう
に複数の遮蔽板を設けたり、従来技術3では、一方の部
屋に面しているドア表面材に形成された換気口の孔の位
置と、他方の部屋に面しているドア表面材に形成された
換気口の孔の位置を上下にずらして重ならないように配
置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
従来技術1では、中央部分の面材が薄いドアには適用で
きないし、ガラスで形成されているドアに適用すると、
遮蔽板等が目立って非常に見栄えが悪くなるという問題
があった。
【0006】また、上記従来技術2ならびに上記従来技
術3では、換気口内部の構造が複雑なので、製作に手間
を要するという問題があった。更に、上記従来技術2で
は、換気口の面積がドア枠の大きさによって制限される
ため、十分な換気量が得られないという問題もある。
【0007】そこで、本発明は、上記のような問題に着
目し、手間をかけなくても、防音性を損なわずに部屋同
士の間で十分量の換気を行うことができるようにするこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
め、請求項1記載の建物の換気構造では、木桟とその両
側に固定された表面材とで構成されている中空状の間仕
切り壁によって仕切られた部屋間の換気構造であって、
前記間仕切り壁に設けられているドア用開口部の近傍位
置に、間仕切り壁を厚さ方向に貫通した換気口が設けら
れ、一方の部屋に面している前記表面材に形成された前
記換気口の孔と、他方の部屋に面している前記表面材に
形成された前記換気口の孔が、互いに重ならないように
上下左右の少なくとも一方にずらして配置されている構
成とした。また、請求項2記載の建物の換気構造では、
前記間仕切り壁内の中空部の換気通路となる部分に、吸
音材が設けられている構成とし、請求項3記載の建物の
換気構造では、前記表面材に形成された一対の孔が、木
桟を跨がずに木桟と木桟との間に配置されている構成と
した。
【0009】
【作用】 請求項1記載の建物の換気構造では、換気口
が間仕切り壁に設けられているので、換気口の大きさが
特に制限されることがなく、しかも、換気口の位置がド
ア用開口部の近傍であることにより、家具等で換気口が
塞がれるのを避けることができる。また、一方の部屋に
面している前記表面材に形成された前記換気口の孔と、
他方の部屋に面している前記表面材に形成された前記換
気口の孔が、互いに重ならないように上下左右の少なく
とも一方にずらして配置されているので、遮蔽板等を別
途設けなくても、間仕切り壁の厚さ寸法と比べて長い換
気通路を確保でき、防音性が向上する。
【0010】請求項2記載の建物の換気構造では、間仕
切り壁内の中空部の換気通路となる部分に、吸音材が設
けられているので、より高い防音効果が得られる。
【0011】請求項3記載の建物の換気構造では、表面
材に形成された一対の孔が、木桟を跨がずに木桟と木桟
との間に配置されているので、間仕切り壁の木桟に、切
欠や孔を設ける等の加工をせずに換気口を形成すること
ができ、よって、製作の手間が省け、しかも、間仕切り
壁の強度を損なうこともない。
【0012】
【発明の実施の形態】 まず、図1ならびに図2に基づ
いて、実施の形態1の建物の換気構造について詳述す
る。図1は実施の形態1の建物の換気構造を示す正面
図、図2は図1のII−II断面図で、図中Wは間仕切り
壁、Aは換気口である。
【0013】前記間仕切り壁Wは、木桟(上材1a、下
材1b、縦材1c、補強横材1dを備えている)1と、
その両側に固定された表面材2a,2bで中空状に形成
されており、ドア枠3が嵌め込まれたドア用開口部11
を有している。
【0014】前記ドア枠3は、左右側部がそれぞれ縦材
1cに固定され、下部が床材Fに固定され、上部が前記
縦材1c間に架け渡された補強横材1dに固定されてい
る。また、このドア枠3には、ドア4がドア用開口部1
1を開閉可能に取り付けられている。
【0015】前記換気口Aは、前記間仕切り壁Wのドア
用開口部11の上方近傍位置に、間仕切り壁Wを厚さ方
向に貫通した状態で設けられており、一方の部屋に面し
ている表面材2aに形成された換気口Aの孔21aと、
他方の部屋に面している表面材2bに形成された換気口
Aの孔21bが、互いに重ならないように左右にずらし
て配置されている。また、表面材2a,2bに形成され
ている一対の孔21a,21bは、縦材1cと縦材1c
との間に配置されている。ただし、前記一対の孔21
a,21bは、換気口A内における換気通路が長くなる
ように、縦材1cと縦材1cとの間のできるだけ離れた
位置に配置されている。更に、前記間仕切り壁W内の中
空部Sの換気通路となる部分には、ほぼ全面的にグラス
ウールやフェルト等の吸音材5が張設されている。
【0016】つまり、実施の形態1の建物の換気構造で
は、換気口Aが間仕切り壁Wに設けられているので、換
気口Aの大きさが特に制限されることがない。また、換
気口Aの位置がドア用開口部11の近傍であることによ
り、家具等で換気口Aが塞がれるのを避けることもでき
る。よって、間仕切り壁Wを隔てて隣接する2つの部屋
間で十分量の換気を行うことができる。
【0017】また、一方の部屋に面している表面材2a
に形成されている換気口Aの孔21aと、他方の部屋に
面している前記表面材2bに形成されている換気口Aの
孔21bが、重ならないように上下にずらして配置され
ていることで、間仕切り壁Wの厚さ寸法と比べて長い換
気通路を確保でき、しかも、間仕切り壁W内の中空部S
の換気通路となる部分に吸音材5が設けられているの
で、遮蔽板等を別途設けなくても高い防音効果を得るこ
とができる。
【0018】更に、表面材2a,2bに形成された一対
の孔21a,21bが、木桟1を跨がない位置に配置さ
れているので、間仕切り壁Wの木桟1に切欠や孔を設け
る等の加工をせずに換気口Aを形成することができる。
よって、製作の手間が省け、間仕切り壁Wの強度を損な
うこともない。
【0019】次に、実施の形態2ならびに実施の形態3
について説明する。実施の形態2の建物の換気構造は、
図3に示すように、間仕切り壁Wの各表面材2a,2b
に形成されている換気口Aの孔21a,21bが、互い
に重ならないように上下にずらして配置されている。ま
た、各孔21a,21bは、ドア4の横幅寸法とほぼ同
じ長さの横長形状に形成されている。実施の形態3の建
物の換気構造は、図4に示すように、換気口Aが、間仕
切り壁Wのドア用開口部11の横方向近傍位置に配置さ
れている。また、間仕切り壁Wの各表面材2a,2bに
形成されている換気口Aの孔21a,21bは、互いに
重ならないように上下にずらして配置されている。な
お、実施の形態2ならびに3におけるその他の構成なら
びに作用は、実施の形態1と同一であるので、説明を省
略する。
【0020】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、
実施の形態では、表面材2a,2bに形成されている換
気口Aの孔21a,21bが、木桟1を跨がないように
配置されている例を示したが、木桟1を跨ぐ位置に配置
させてもよい。ただしその場合には、換気通路を確保す
るように、木桟1の一部を切り欠くか、木桟1に孔を開
けるかする必要がある。また、換気口A内に遮蔽板を設
けて換気通路を蛇行状に形成してもよい。
【0021】
【発明の効果】 以上説明したように、請求項1記載の
建物の換気構造にあっては、換気口の大きさが特に制限
されることがなく、しかも、家具等で換気口が塞がれる
のを避けることができるので、部屋間で十分量の換気を
行うことができるという効果が得られる。また、遮蔽板
等を別途設けなくても間仕切り壁の厚さと比べて長い換
気通路を確保できるので、手間をかけずに防音性の向上
を図ることができるという効果も得られる。
【0022】請求項2記載の建物の換気構造にあって
は、吸音材が設けられているので、より高い防音効果が
得られる。
【0023】請求項3記載の建物の換気構造では、間仕
切り壁の木桟に、切欠や孔を設ける等の加工をせずに換
気口を形成することができるので、製作の手間が省け、
しかも、間仕切り壁の強度を損なうこともないという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の建物の換気構造を示す正面図
である。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 実施の形態2の建物の換気構造を示す正面図
である。
【図4】 実施の形態3の建物の換気構造を示す正面図
である。
【符号の説明】 W 間仕切り壁 A 換気口 1 木桟 11 ドア用開口部 2a,2b 表面材 21a,21b 孔 3 ドア枠 4 ドア 5 吸音材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木桟とその両側に固定された表面材とで
    構成されている中空状の間仕切り壁によって仕切られた
    部屋間の換気構造であって、 前記間仕切り壁に設けられているドア用開口部の近傍位
    置に、間仕切り壁を厚さ方向に貫通した換気口が設けら
    れ、一方の部屋に面している前記表面材に形成された前
    記換気口の孔と、他方の部屋に面している前記表面材に
    形成された前記換気口の孔が、互いに重ならないように
    上下左右の少なくとも一方にずらして配置されているこ
    とを特徴とする建物の換気構造。
  2. 【請求項2】 前記間仕切り壁内の中空部の換気通路と
    なる部分に、吸音材が設けられている請求項1記載の建
    物の換気構造。
  3. 【請求項3】 前記表面材に形成された一対の孔が、木
    桟を跨がずに木桟と木桟との間に配置されている請求項
    1または2記載の建物の換気構造。
JP16955696A 1996-06-28 1996-06-28 建物の換気構造 Pending JPH1018726A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102444371A (zh) * 2010-10-12 2012-05-09 甘泽军 一种用于通风、采光、防尘、防蚊虫的材料结构
JP2012207385A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Toyota Home Kk 建物の間仕切壁構造及びそれを備えた通気制御システム
CN105780973A (zh) * 2016-05-06 2016-07-20 广东省第建筑工程有限公司 建筑物室内办公室高隔断消音过风减压管及其应用
JP6977115B1 (ja) * 2020-07-31 2021-12-08 株式会社Lixil 間仕切り体

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