JPH0127001Y2 - - Google Patents

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JPH0127001Y2
JPH0127001Y2 JP7519583U JP7519583U JPH0127001Y2 JP H0127001 Y2 JPH0127001 Y2 JP H0127001Y2 JP 7519583 U JP7519583 U JP 7519583U JP 7519583 U JP7519583 U JP 7519583U JP H0127001 Y2 JPH0127001 Y2 JP H0127001Y2
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ventilation
auxiliary
hole
ventilation hole
holes
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JP7519583U
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【考案の詳細な説明】 本考案は障子に組込んで使用されるサツシ用防
音換気装置に関するものである。
この種、サツシ用防音換気装置は、概ね、前面
(室内側)および後面(室外側)に前部および後
部換気孔が設けられた換気箱内に音の遮蔽板を設
けて構成される。そして、換気箱の前面部には、
前部換気孔に対応する通孔をもつた開閉板が左右
スライド自在に設けられ、この開閉板のスライド
操作により前部換気孔を開閉(開度調整を含む、
以下同じ)しうるように構成されている。この換
気装置においては、全幅が障子の幅以下、全高が
できるだけコンパクトに、という制限を付される
ため、上記前部換気孔の全開口面積もおのずと制
限され、従つて換気孔全開状態でもなお、換気量
が不充分となるきらいがあつた。また、逆に前部
換気孔を閉じた状態で換気がほゞ完全に停止され
るため、とくに気密性の高い室、あるいは台所等
酸素消費の激しい室の場合、酸欠状態に陥る危険
性があつた。なお、この点の対策として、換気箱
の上面または下面に、前部換気孔の開閉にかかわ
らず常に開放する補助換気孔を設けることが考え
られる。ところがこの場合、補助換気孔を大きく
すると、前部換気孔を開いた状態(以下、最大換
気状態という)での換気量を多くとることができ
る反面、前部換気孔を閉じた状態(以下、最小換
気状態という)で外気の侵入量が多くなり、とく
に冬期に不都合となる。一方、補助換気孔を小さ
くすると、最小換気状態での余分な外気の侵入は
防げるものの、最大換気状態での換気量をできる
だけ増やしたいという要望に十分応えられない。
そこで本考案は、最大換気状態での換気量を最
大限に増加させることができる一方、最小換気状
態では余分な外気の侵入を防止することができる
サツシ用防音換気装置を提供するものである。
本考案は、障子に組込まれる換気箱を備え、こ
の換気箱には、室外側壁に後部換気孔、室内側壁
に前部換気孔と補助換気孔とをそれぞれ設けると
ともに、上記前部換気孔および補助換気孔が設け
られた部分の室内側に、前部換気孔に対応する通
孔と補助換気孔に対応する補助通孔とを備えた開
閉板を、上記通孔が前部換気孔と一致し補助通孔
が補助換気孔に全面連通して補助換気孔が最大限
に開放する最大換気位置と、通孔が前部換気孔か
らずれて同換気孔が閉塞され補助通孔が補助換気
孔に一部連通して補助換気孔が上記最大換気位置
での開放面積よりも小さい面積で開放する最小換
気位置との間でスライドしうるように設けてなる
ものである。
以下、本考案の実施例を図に依拠して説明す
る。
第1図にこの防音換気装置を組込んだ引違いサ
ツシ窓全体を示している。Aは窓枠、Bは外障
子、Cは内障子である。C1は内障子Cの上框、
C2は同召合せ框、C3は同縦框、C4は同下框、C5
は同ガラスで、この内障子Cにおける上框C1
召合せ框C2と縦框C3とで形成される上部コ字形
部分に防音換気装置Dを組込んでいる。この防音
換気装置Dは換気箱1を主体として構成される。
すなわち、換気箱1は、室内側壁として上部壁
2と前部壁3と下部壁4と左右両側壁5,6とを
備え、かつ、左右両側壁5,6に取付けた化粧カ
バー7,8、それに室外側壁としての後部壁9を
具備して成つている。上部壁2、下部壁4ならび
に左右の化粧カバー7,8には、それぞれ室外側
の端部に係合突片10…を一体に連設し、該各係
合突片10…を上框C1、召合せ框C2、縦框C3
それに召合せ框C2と縦框C3との間に中桟状に取
付けた取付枠11にそれぞれ係合させることによ
り、この換気箱1を内障子Cに対し着脱可能に取
付けている。取付枠11は、召合せ框C2および
縦框C3に対しブラケツトを介して、または直接、
ネジ止めにより着脱可能に取付けられる。
なお、従来一般の防音換気装置においては、換
気箱の一部(主として上部壁)を障子の框に一体
に連設し、装置全体として障子に対し分離不能に
構成しており、本考案はこのような防音換気装置
にも適用可能である。
12,13,14は換気箱1内に全幅に亘つて
設けた音に対する遮蔽板、15……は該各遮蔽板
12,13,14に添着したウレタン等の吸音材
で、これらによつて防音効果を得るように構成し
ている。また、換気箱1の後部壁9はパンチング
メタル等の多孔板材から成り、多数の後部換気孔
16……を有している。一方、前部壁3に縦長孔
状の前部換気孔17……、上部壁2の室内側端部
に横長孔状の補助換気孔18……をそれぞれ左右
方向一定間隔置きに多数設けている。また、換気
箱1内の前面部に左右方向に所定のストロークで
スライドしうる開閉板19を設け、この開閉板1
9により、補助換気孔18……を常開状態に保持
しながら前部換気孔17……を開閉しうるように
構成している。この点を次に詳述する。
開閉板19は、前部壁3に重合する主部20の
上下両側に、上部壁2および下部壁4にそれぞれ
重合する突壁21,22を一体に連設した断面コ
字形に形成している。上部壁2および下部壁4の
内面には、開閉板19の上下の突壁21,22が
係合する案内軌道23,23を設け、開閉板19
をこの案内軌道23,23に沿つて左右にスライ
ドさせうるようにしている。24は該開閉板19
を外部からスライド操作するためのつまみ、25
は該つまみ24のガイド孔、26は開閉板19の
内面に取付けた防虫用のパンチングメタル等の多
孔板である。この開閉板19には、主部20に前
部換気孔17……に対応する縦長孔状の通孔27
……、上部突壁21に補助換気孔18……に対応
する横長孔状の補助通孔28……をそれぞれ左右
方向一定間隔置きに多数設けている。こゝで、前
部換気孔17……、補助換気孔18……、通孔2
7……、補助通孔28……の四者の関係等を次の
ように設定している。
(イ) 前部換気孔17、通孔27、補助通孔28の
三者の幅寸法を同一もしくはほゞ同一としてい
る。
(ロ) 補助換気孔18の幅寸法は上記三者17,2
7,28の幅寸法のほゞ3倍、ピツチはほゞ同
一とし、かつ上下方向寸法は補助通孔28と同
一としている。
(ハ) 開閉板19は上記各孔17,18,27,2
8のピツチとほゞ等しいストロークで左右方向
にスライド移動することができる。
(ニ) 通孔27が前部換気孔17と一致した状態
で、補助通孔28は隣り合う二個1組として一
つの補助換気孔18と連通する。従つて、この
状態では補助換気孔18……は各個、孔面積の
2/3が開放する。
このような構成において、上記のように開閉板
19の通孔27……を前部換気孔17……に一致
させた最大換気状態では、第5図aに示すよう
に、開閉板19の補助通孔28……がすべて補助
換気孔18……と連通して該補助換気孔18……
が最大限に開放した状態となる。こうして、換気
作用時には前部換気孔17……による本来の換気
作用に、補助換気孔18……による補助換気作用
がプラスされるため、換気装置全体として換気の
絶対量が増加することとなる。
つぎに、開閉板19を第4,5図仮想線矢印方
向にスライドさせると、通孔27……が前部換気
孔17……から外れて該換気孔17……がすべて
閉塞され、主換気作用が停止する。このとき、開
閉板19の補助通孔28……は、第5図bに示す
ように一個置きに半数が補助換気孔18……に連
通し、残り半数が閉塞される。このため、補助換
気孔18……は、各個、開口面積の1/3(上記換
気作用時の半分)が開放された状態となる。すな
わち、補助換気孔18……の開放部分により、酸
欠防止に必要なだけの換気量が確保される(余分
な外気の侵入がない)最小換気状態となる。この
構成とすれば、換気作用時には、かゝる補助換気
孔18……をもたない従来の換気装置と比較して
換気の絶対量を増加させることができる。一方、
前部換気孔17……を閉じた状態では、従来のよ
うに換気を完全に停止させるのではなく、補助換
気孔18……によつて一定の補助換気作用を確保
できるため、とくに気密性の高い室において密閉
状態による酸欠を招くおそれがなくなる。
しかも、最大換気状態と最小換気状態とで補助
換気孔18……の開放面積に差をもたせ、最小換
気状態では換気量を小さくするように構成してあ
るため、上記のように酸欠防止作用を維持しなが
ら、冬期における室外冷気の侵入等を抑制するこ
とができる。加えて、補助換気孔18……を換気
箱1の上部壁2に設けてあるため、室内への風雨
の直接侵入を極力防止することができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されず、次の
ように種々変更して実施することができる。
補助換気孔18……と補助通孔28……との
関係において、上記実施例では最小換気状態に
おける補助換気孔18……の開放面積を最大換
気状態時の半分となるように補助換気孔18…
…と補助通孔28……の幅寸法関係を設定した
が、この補助換気孔18……の開放面積の具体
的な変化率は種々任意に選択しうるところであ
る。また、上記実施例とは逆に、補助通孔28
……を補助換気孔18……よりも広幅とした場
合でも上記同様の作用効果を得ることができ
る。
補助換気孔18……を換気箱1の下部壁4に
設け、補助通孔28……を開閉板19の下部突
壁22に設けてもよい。
上記のように本考案によるときは、換気箱の前
部換気孔および開閉板の通孔とは別に、換気箱に
補助換気孔、開閉板に補助通孔を設け、前部換気
孔が全開される最大換気状態では補助換気孔も全
開状態とし、前部換気孔が閉塞される最小換気状
態では補助換気孔を上記最大換気状態時よりも小
さい面積で開放させるように構成したから、最大
換気状態での総換気量を増加させることができ、
しかも最小換気状態では酸欠防止必要最小限の換
気量を確保して余分な外気の侵入を防止すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は換気装置
を組込んだ引違いサツシ窓全体の正面図、第2図
は第1図―線に沿う拡大断面図、第3図は第
2図―線に沿う一部切欠拡大断面図、第4図
は補助換気孔と開閉板の通孔の位置関係を示す
図、第5図aは前部換気孔開放状態、bは同閉塞
状態における補助換気孔と補助通孔の位置関係を
示す図である。 C……換気装置が組込まれた障子、D……換気
装置、1……換気箱、2……換気箱の上部壁、3
……同前部壁、4……同下部壁、5,6……左右
両側壁、9……後部壁、12,13,14……音
の遮蔽板、16……後部換気孔、17……前部換
気孔、18……補助換気孔、19……開閉板、2
0……開閉板の主部、21,22……同突壁、2
7……開閉板の通孔、28……同補助通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 障子に組込まれる換気箱を備え、この換気箱に
    は、室外側壁に後部換気孔、室内側壁に前部換気
    孔と補助換気孔とをそれぞれ設けるとともに、上
    記前部換気孔および補助換気孔が設けられた部分
    の室内側に、前部換気孔に対応する通孔と補助換
    気孔に対応する補助通孔とを備えた開閉板を、上
    記通孔が前部換気孔と一致し補助通孔が補助換気
    孔に全面連通して補助換気孔が最大限に開放する
    最大換気位置と、通孔が前部換気孔からずれて同
    換気孔が閉塞され補助通孔が補助換気孔に一部連
    通して補助換気孔が上記最大換気位置での開放面
    積よりも小さい面積で開放する最小換気位置との
    間でスライドしうるように設けてなることを特徴
    とするサツシ用防音換気装置。
JP7519583U 1983-05-18 1983-05-18 サツシ用防音換気装置 Granted JPS59180135U (ja)

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JP7519583U JPS59180135U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 サツシ用防音換気装置

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JP7519583U JPS59180135U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 サツシ用防音換気装置

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JPS59180135U JPS59180135U (ja) 1984-12-01
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JPS59180135U (ja) 1984-12-01

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