JPH0241271Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0241271Y2
JPH0241271Y2 JP1984078626U JP7862684U JPH0241271Y2 JP H0241271 Y2 JPH0241271 Y2 JP H0241271Y2 JP 1984078626 U JP1984078626 U JP 1984078626U JP 7862684 U JP7862684 U JP 7862684U JP H0241271 Y2 JPH0241271 Y2 JP H0241271Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation
door
opening
closing door
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984078626U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60191684U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7862684U priority Critical patent/JPS60191684U/ja
Publication of JPS60191684U publication Critical patent/JPS60191684U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0241271Y2 publication Critical patent/JPH0241271Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は障子用換気グリルの改良に関するも
のである。
〔従来技術〕
従来の障子用換気グリルとしては、例えば第1
〜3図に示すものがある。第1図はその正面図、
第2図はその断面図、第3図は換気孔の開閉構造
を示したものである。
第1図において、S1は内障子、S0は外障子で、
Fは両障子S1,S0の窓枠である。Gは内障子S1
換気グリルで、上ヨコ框f1と中ヨコ框f2および左
タテ框f3と右タテ框f4との間に取り付けてある。
この換気グリルGは、第2図に示すように、中ヨ
コ框f2に一体に形成した内板部21と、この内板
部21に一体形成した固定換気板22と、この固
定換気板22のスライド溝に左右へスライド可能
に嵌合した可動換気板23と、前記上ヨコ框f1
固定換気板22および中ヨコ框f2に取り付けた外
板部24と、第3図に示すように、左右のタテ框
f3,f4に取り付けた左右の側板部25,26と、
固定換気板22のガイド孔27に挿通して可動換
気板23に取り付けた操作杆28と、この操作杆
28のつまみ29とより構成されている。
上記固定換気板22と可動換気板23とには、
第3図のように、それぞれ複数の換気孔h1,h2
等間隔lをおいて設けてある。したがつて、い
ま、第3図において、つまみ29を左へ目一杯移
動させると、上記両換気板22,23の換気孔
h1,h2は丁度重なつて、固定換気板22の換気孔
h1が開かれ、反対に右へ移動させると(第3図の
状態)、閉じられるようになつている。
30は外板部24に設けた通気孔である。この
孔30は、外板部24の下部を内板部21側へ折
り曲げて形成した底板部24aに上下方向へ向け
て設けてある。通気孔30がこの位置に設けてあ
るのは、外板部24にかかる雨水が、内板部11
との間に形成される換気グリルGの内部空間R1
内に直接入らないようにするためであり、したが
つて、また、吹き込んだ雨水等が換気孔h1,h2
通して室内I側へ浸入しないようにするためであ
る。31は通気孔30に取り付けた防虫網であ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来の換気グリルGにあつては、可
動換気板23を左右へ移動させ、その換気孔h2
固定換気板22の換気孔h1と合わせ、あるいは、
これからずらせることによつて、固定換気板22
の換気孔h1を開閉する構造になつているから、次
のような問題点があつた。
(1) 固定換気板22と可動換気板23との間に隙
間g1(第2図)は勿論、側板部25または26
と可動換気板23との間に可動換気板23の可
動範囲に相当する隙間g2(第3図)を生ずるの
で、固定換気板22の換気孔h1を閉じた場合で
も、内外気がこれらの隙間g1,g2を通過し、室
内を水密、気密に保てなかつた。
(2) 換気グリルGの水密、気密効果を高めるため
に、固定、可動の両換気板22,23の換気孔
h1,h2廻りに、弾性シール材等を取り付けて両
換気板22,23の間をシールすることも可能
である。しかし、すべての換気孔h1,h2の廻り
に弾性シール材を取り付けなければならないの
で、そのための作業が煩雑で工数も多くなつて
コストがかかり過ぎ、しかも可動換気板23の
スライド性も弾性シール材の摺接抵抗によつて
損なわれるので、実用的でなかつた。
この考案は、このような従来の問題点を解決し
ようとするもので、室内を水密、気密状態に保持
し、かつ安価で機能的なシール構造を備えた障子
用換気グリルを提供することを目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る換気グリルは、内、外板部と
上、下板部と左右側板部とより成る扁平な筐体で
あつて、その底部に外気と通ずる通気孔を、その
内板部に換気孔群をそれぞれ設けたグリル筐体
と、グリル筐体の内側から前後方向に移動させて
換気孔群を開閉する開閉戸と、この開閉戸に設け
たつまみ孔を遊嵌し、かつ内板部に設けた左右へ
長いガイド孔に沿つて左右へスライド可能に嵌合
した開閉戸用つまみとを備え、かつ内板部の換気
孔群廻りと開閉戸との間を開閉戸の閉位置におい
てシールずる第1シール材と、内板部または開閉
戸のいずれか一方に設けるとともに、つまみ孔廻
りと開閉戸との間に開閉戸の閉位置においてシー
ルする第2シール材を、つまみまたは開閉戸のい
ずか一方に設けたものである。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第4〜9図によつて
説明する。第4図はその正面図、第5図は第4図
の拡大図、第6図と第7図は第4図の拡大断面
図、第8図と第9図は第7図の要部拡大図であ
る。
図において、G1は内障子S1の換気グリルであ
つて、上ヨコ框f1と中ヨコ框f2および左タテ框f3
と右タテ框f4との間に取り付けてある。この換気
グリルG1は、第6図に示すように、底部に外気
Eに通ずる第1、第2通気孔t1,t2を、また、第
7図に示すように、上部に室内側Iに通ずる換気
孔群Hをそれぞれ設けたグリル筐体Cと、第6〜
9図に示すように、その筐体Cの内側から前記換
気孔群Hを開閉する開閉戸Dと、その操作用のつ
まみTと、そのつまみTの操作に応じて開閉戸D
をガイドするガイドブロツクDとより構成されて
いる。これらを分説すると次のとおりである。
グリル筐体Cにおいて、1はその内板部、2は
この内板部1と一体に形成した浄板部、3はその
外板部、4はこの外板部3と一体に形成した下板
部である。外板部3の上端部は上板部2に、下板
部4の下端部は内板部1にそれぞれ取り付けてあ
る。5と6は、第7図に示すように、上、下板部
2,4と内、外板部1,3とで囲われる空間をそ
の左右両側から閉塞する左側板部と右側板部であ
る。グリル筐体Cは、上記内、外板部1,3と
上、下板部2,4と左、右側板部5,6とで形成
されている。そして、上板部2は上ヨコ框f1に、
左、右側板部5,6はそれぞれ左、右タテ框f3
f4に取り付けてある。
換気孔群Hは、第4,5,7図のように、内板
部1に後述するつまみTのガイド孔11を挟んで
左右へ一定間隔をおいて明けた複数の換気孔hよ
り形成されていて、第1、第2通気孔t1,t2から
直接雨水が入らないように、その孔t1,t2より高
い位置に設けてある。
第1通気孔t1は外板部3の下部に、第2通気孔
t2は下板部4に設けてある。前者t1は内障子S1
厚さ方向へ、つまり、水平方向へ、後者t2方向へ
開口した孔になつている。
開閉戸Dは、第6,7図に示すように、換気孔
群Hをカバーするに充分な大きさを有し、かつそ
の内板部1側周縁部には、この部分と内板部1の
換気孔群H廻りとの間を、開閉戸Dの閉位置にお
いて、シールする第1シール材8が取り付けてあ
る。このシール材8は内板部1に取り付けること
もできる。9は開閉戸Dの上、下両端部にそれぞ
れ設けた左右一対のガイドピンであつて、後述す
るガイドブロツクBのガイドレール15にガイド
されることによつて、開閉戸Dを開閉するための
ものである。
つまみTは、第6図のように、開閉戸Dに設け
たつまみ孔10に遊嵌し、かつ第6,7図のよう
に内板部1に設けた左右へ長いつまみTのガイド
孔11と第6図のように外板部3の内面に設けた
左右へ長いガイド溝12とに左右へスライド可能
に嵌合してある。このとき、つまみTは、そのつ
ば部13が内板部1の内面と丁度摺接するように
嵌合してある。14は、つば部13に取り付けた
第2シール材で、開閉戸Dの閉位置において、こ
の開閉戸DとつまみTとの間をシールするための
ものである。上記第1、第2の両シール材8,1
4は、いずれもゴム、プラスチツク等の弾性を有
する材料で形成してある。
ガイドブロツBは、第6〜9図に示すように、
開閉戸Dのガイドピン9をガイドするガイドレー
ル15を形成したもので、4個のガイドピン9に
対応してグリル筐体Cの上部と下部にそれぞれ
左、右各一対取り付けてある。各ブロツクBのガ
イドレール15は、ブロツクBの取付状態におい
て、内板部1沿いの第1レール15aと、外板部
3沿いの第2レール15bと、第1、第2の両レ
ール15a,15bを斜めに連結する第3レール
15cとより形成してある。いずれのレールも溝
形のレールで、上記ガイドピン9が丁度嵌まる程
度の幅と深さにしてある。したかつて、開閉戸D
が閉位置にあるときは、そのガイドピン9は第1
レール15aにガイドされた状態にあり、開位置
にあるときは、第2レール15bにガイドされた
状態にあり、開閉戸Dが閉位置から開位置にくる
ときは、そのガイドピン9は、第3レール15c
によつて、内、外板部1,3間を斜めに横切るよ
うにガイドされる。
次に、上記構成に基づく作用を説明する。
つまみTが、内板部1のガイド孔11の左側に
あるときは、開閉戸Dのガイドピン9がガイドブ
ロツクBの第1レール15aにガイドされた状態
にあるので、換気孔群Hは開閉戸Dによつて閉じ
られた状態にある。この閉状態においては、第1
シール材8の内板部1と圧接し、第2シール材1
4は開閉戸Dと圧接して、室内は外気Eから完全
にシールされ、気密、水密状態に保持される。
しかし、このような閉状態にあつても、第1通
気孔t1と第2通気孔t2とによつて、グリル筐体C
内の通気性は拾分に確保されることになるので、
その筐体C内に気圧と外気圧は等圧となり、万一
これらの通気孔t1,t2から雨水が吹き込むことが
あつても、ただちに排出されるから、その上方の
筐体C内へ漏水して行くおそれはない。また、第
1通気孔t1が降雨時に雨膜で閉鎖されても、第2
通気孔t2による通気性を確保できるので、等圧状
態を常に維持することができる。
つまみTを右へ移動させると、ガイドピン9が
ガイドブロツクBの第3レール15cに沿つて斜
めに移動し、第2レール15bにガイドされる。
このとき、開閉戸Dは、そのつまみ孔10に遊嵌
したつまみTにガイドされて外板部3側へ斜めに
移動し、外板部3沿いに後退して開状態になる。
第7〜9図の鎖線はその後退つまり開状態を示し
たものである。開閉戸Dの開状態になると、上記
気密、水密状態は解除され、外気との通気状態
は、全開された換気孔群Hと第1、第2の各通気
孔t1,t2との間で充分に確保されることになる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上説明したように、開閉戸の閉
位置において、その開閉戸とグリル筐体の換気孔
群廻りとの間、および同じくその開閉戸とつまみ
廻りとの間をシールする構造としたから、必要に
応じ、室内に水密、気密状態に保持することがで
きる。
また、この考案によれば、開閉戸を前後方向へ
移動させて換気孔群を開閉する構造としたから、
上述のように、換気孔群廻りとつまみ廻りとにお
いてシールすればよく、シール材の取付構造が簡
単になる。したがつて、その取付作業が容易にな
り、コスト的にも安くつく。また、同じ理由から
シール材の圧縮によつてシールを行うことがで
き、スライド開閉の場合に生ずるようなシール材
による摺接抵抗はないので、シール材の耐用性が
向上するだけでなく、開閉戸の操作が機能的とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の障子用換気グリルの正面図、第
2図は第1図の−拡大断面図、第3図は第2
図における可動換気板部分の平面図、第4〜9図
はこの考案の実施例を示し、第4図はその正面
図、第5図は第4図の拡大図、第6図は第4図の
−拡大断面図、第7図は第4図の−拡大
断面図、第8図は第7図の部分の拡大図、第9
図は第7図の部分拡大図である。 C……グリル筐体、t1……第1通気孔、t2……
第2通気孔、H……換気孔群、D……開閉戸、T
……つまみ、9……ガイドピン、B……ガイドブ
ロツク、8……第1シール材、14……第2シー
ル材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内、外板部と上、下板部と左右側板部とより成
    る扁平な筐体であつて、その底部に外気と通ずる
    通気孔を、その内板部に換気孔群をそれぞれ設け
    たグリル筐体と、グリル筐体の内側から前後方向
    に移動させて換気孔群を開閉する開閉戸と、この
    開閉戸に設けたつまみ孔を遊嵌し、かつ内板部に
    設けた左右へ長いガイド孔に沿つて左右へスライ
    ド可能に嵌合した開閉戸用つまみとを備え、かつ
    内板部の換気孔群廻りと開閉戸との間を開閉戸の
    閉位置においてシールずる第1シール材と、内板
    部または開閉戸のいずれか一方に設けるととも
    に、つまみ孔廻りと開閉戸との間に開閉戸の閉位
    置においてシールする第2シール材を、つまみま
    たは開閉戸のいずれか一方に設けたことを特徴と
    する障子用換気グリル。
JP7862684U 1984-05-30 1984-05-30 障子用換気グリル Granted JPS60191684U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7862684U JPS60191684U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 障子用換気グリル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7862684U JPS60191684U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 障子用換気グリル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60191684U JPS60191684U (ja) 1985-12-19
JPH0241271Y2 true JPH0241271Y2 (ja) 1990-11-02

Family

ID=30622772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7862684U Granted JPS60191684U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 障子用換気グリル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60191684U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6422719B2 (ja) * 2014-09-30 2018-11-14 株式会社Lixil 換気装置付き建具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5587983U (ja) * 1978-12-15 1980-06-17
JPS58148193U (ja) * 1982-03-30 1983-10-05 神鋼建材工業株式会社 換気装置付きサツシ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60191684U (ja) 1985-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1136000A (en) Weathertight door assembly
JP5992864B2 (ja) 防水ドア構造及びドアの止水板
JPH0241271Y2 (ja)
JPH0241273Y2 (ja)
JPH0241272Y2 (ja)
IE65536B1 (en) Ventilated sliding closure assembly
JP3340909B2 (ja) 窓枠用換気装置
JPS5844792Y2 (ja) 窓下枠の排水装置
JP3640332B2 (ja) パネルユニットの雨仕舞い装置
JPS6220633Y2 (ja)
JPH0510137Y2 (ja)
JPS606156Y2 (ja) バイパス窓用網戸取付構造
JPS6128877Y2 (ja)
CN108397114A (zh) 一种门窗通风装置
KR200154227Y1 (ko) 창문의 밀봉구조
KR0134598Y1 (ko) 창문용 환기구 골조
JPH0116874Y2 (ja)
JPH0127001Y2 (ja)
JPH0145355Y2 (ja)
JPH0810148Y2 (ja) 離脱不可能な窓構造
CA1082044A (en) Lower frame for pivoted window
JPS6139712U (ja) ユニツト式カ−テンウオ−ルにおける左右連結部の雨仕舞い装置
JPH0579260A (ja) 網 戸
JPS6285714A (ja) バツクドア取付部のシ−ル構造
JPS6320787Y2 (ja)