JP3202563B2 - カーテンウォールユニット - Google Patents

カーテンウォールユニット

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JP3202563B2
JP3202563B2 JP30264395A JP30264395A JP3202563B2 JP 3202563 B2 JP3202563 B2 JP 3202563B2 JP 30264395 A JP30264395 A JP 30264395A JP 30264395 A JP30264395 A JP 30264395A JP 3202563 B2 JP3202563 B2 JP 3202563B2
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裕市 鹿野
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は凹凸の壁面を構成
するカーテンウォールユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カーテ
ンウォールの壁面の一部を凹凸に形成する場合、その壁
面は相対的に凸になる部分と凹になる部分から構成され
ることになるが、従来のカーテンウォールユニットは平
板状の版として製作されることから、壁面に平行なユニ
ットとそれに垂直なユニットを多角形状に組み合わせて
対応することになる。
【0003】予め製作されている複数枚のユニットを多
角形状に組み合わせて凹凸の壁面を構成するとすれば、
ユニット間の取合いが複雑になる上、凹凸壁面における
横枠の気密材が直線状に連続しないため、上下に隣接す
るユニットとの間の水密性と気密性の確保が困難にな
る。
【0004】従ってユニット間の水密性と気密性の確保
は現場でのシール作業に依存することになり、それに伴
い、各ユニットの組立作業も現場で行うことになるため
作業数が増え、能率の低下は避けられない。
【0005】この発明は上記背景より水密性や気密性確
保の問題を解消しながら、凹凸壁面を構成するカーテン
ウォールユニットを提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では1枚のユニッ
トで凹凸の壁面を構成することにより横枠に敷設される
気密材をユニットの全幅に亘って直線状に連続させ、上
下に隣接するユニットとの間の水密性と気密性の確保を
容易にすると共に、現場での作業性と能率を高める。
【0007】ユニットを構成する横枠は室内側の縁が直
線状に連続しながら、見込み幅の大きい区間の凸部と見
込み幅の小さい区間の凹部を持つ。縦枠は横枠の長さ方
向の両端と、横枠の凸部と凹部の境界の凸部側に配置さ
れ、横枠の見込み幅に対応した見込み幅を持つ。パネル
は横枠と縦枠とで区画された空間に収納される。
【0008】横枠の室内側の縁が直線状に連続すること
により横枠に敷設される気密材が1ユニットにおいて直
線状に連続し、上下に隣接するユニット間の水密性と気
密性の確保が容易になる。縦枠はユニットの全高に亘っ
て直線状に連続するため、横方向に隣接するユニット間
の水密性と気密性も容易に確保される。高さ方向と横方
向に隣接するユニット間の水密性と気密性の確保が容易
であることにより現場でのシール作業は簡略化される、
あるいは不要になる。
【0009】ユニットが横枠と縦枠から予め組み立てら
れることにより現場での組立作業がなくなる。加えて水
密性や気密性が横枠や縦枠に敷設される乾式の気密材に
よって確保できることにより現場での作業数が削減さ
れ、凹凸の壁面を構成するための作業性と能率が向上す
る。
【0010】ユニットの枠組みは上下の横枠と複数本の
縦枠から組み立てられることから、組立作業上、複数枚
のユニットを組み合わせる場合の取合いの複雑さはな
く、凹凸壁面の構造が単純化される。また横枠の室外側
の縁の凹凸形状を変化させ、それに対応した縦枠を用意
することによりユニットの形状が自由に変えられる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明のカーテンウォールユニ
ット(以下ユニット)1は上下の横枠2,2と、横枠の
2の両端と中間部に配置される複数本の縦枠3,3と、
横枠2,2と縦枠3,3とで区画された空間に収納され
るパネル4から構成され、パネル4の面が平面上、凹凸
の壁面を構成するものである。パネル4はガラスを含
む。
【0012】図面では図5,図6に示すように窓部とそ
の上のスパンドレル部から、下階の窓から上階の同一位
置までの高さを持ってユニット1を製作しているが、ユ
ニット1は必ずしも1層分の高さを持つ必要はなく、窓
部,またはスパンドレル部の高さを持って製作される場
合もある。図示する場合は上下の横枠2,2の中間に、
窓部とスパンドレル部を区分する無目5が配置される。
無目5は隣接する縦枠3,3間に配置される。
【0013】窓部とスパンドレル部からなる場合、ユニ
ット1は図6に示すように躯体7に固定されるファスナ
ー8に接続されることにより躯体7に支持される。上下
に隣接するユニット1,1は図7に示すように面外方向
に互いに係合することにより面外方向の移動に対して規
制される。
【0014】図1〜図4に示すように横枠2の室内側の
縁は直線状に連続し、室外側の縁は凹凸状に屈曲し、横
枠2は見込み幅の大きい区間の凸部21と見込み幅の小さ
い区間の凹部22を持った形状をする。凸部21と凹部22の
形成位置とそれぞれの区間は自由に設定され、設計され
るユニット1の外観に従って決まる。図示するように横
枠(上枠と下枠)2の室内寄りは一定の見込み幅のまま
連続するため、室内側には全長に亘って上下に隣接する
ユニット1,1間の気密性を確保する気密材6が敷設さ
れる。
【0015】図1はユニット1の幅方向両側に凹部22,
22を形成し、中間部に凸部21を形成した形であり、図2
は逆に幅方向両側に凸部21を形成した形、図3は図1と
図2を合成させた形、図4は図1のユニット1を半分に
した形である。ユニット1の形状は横枠2の平面形状と
それに対応する縦枠3によって決まり、横枠2の平面形
状は見込み幅の大きい凸部21に合わせた見込み幅を持つ
形材の一部の区間の室外側を切り欠いた形であるため、
本発明のユニット1の構成材によって室外側に凹凸のな
い形状のユニット1も製作できる。
【0016】縦枠3は横枠2の長さ方向の両端と、横枠
2の凸部21と凹部22の境界の凸部21側に配置され、各配
置位置の横枠2の見込み幅に対応した見込み幅を持つ。
図1,図5に示すユニット1の場合、図9に示すように
横枠2の長さ方向の両端に位置する縦枠3は凹部22の見
込み幅に対応した見込み幅を持ち、凸部21と凹部22の境
界に位置する縦枠3は凸部21の見込み幅に対応した見込
み幅を持つ。
【0017】パネル4はカーテンウォールの壁面に平行
な面に配置され、無目5が配置されたユニット1では、
横枠2と無目5と、隣接する縦枠3,3に囲まれた空間
の室外側に収納される。
【0018】図7,図8はそれぞれ図5のa−a線とb
−b線の断面図であり、図7が横枠2の凸部21の断面
を、図8が凹部22の断面を示すが、横枠2の断面形状や
寸法は凸部21の見込み幅に合わせて決まり、凹部22は上
記の通り、凸部21の室外寄りを切断した形になってい
る。
【0019】図5のc−c線断面図である図9に示すよ
うに縦枠3の見込み幅も横枠2の凸部21の見込み幅に合
わせて決まり、横枠2の凹部22に位置する縦枠3は横枠
2の凸部21に位置する縦枠3を切断した形をする。図9
はまた、横枠2の両端に位置する縦枠3がPCパネル10
の室内側に位置する場合の、ユニット1とPCパネル10
との取合いを示す。
【0020】図7,図8に示すように横枠2の、上下に
隣接するユニット1側、すなわち上枠の上側と下枠の下
側の室内側には上記した通り、ユニット1,1間の室内
側で気密性を確保する気密材6が敷設されるが、横枠2
の室内寄りは一定の見込み幅のまま連続するため、気密
材6は凸部21と凹部22を通り、横枠2の全長に亘って連
続する。気密材6はユニット1において横枠2の見込み
方向の同一位置に敷設され、上下に隣接するユニット
1,1の下枠の気密材6と上枠の気密材6が互いに密着
する。
【0021】図10,図11はそれぞれ図5のd−d線とe
−e線の断面を示す。ここでは横枠2の凸部21と凹部22
に配置される無目5の寸法がそれぞれに収納されるパネ
ル4の板厚と重量の相違から相違しているが、双方に収
納されるパネル4の板厚が等しい場合には凸部21と凹部
22に同一寸法の無目5が使用される。スパンドレル部に
収納されるパネル4の室内側に配置される耐火ボード9
の下端は無目5に支持される。
【0022】
【発明の効果】室内側の縁が直線状に連続しながら、見
込み幅の大きい区間の凸部と小さい区間の凹部を持つ横
枠と、横枠の見込み幅に対応した見込み幅を持つ縦枠か
ら、1枚のユニットで凹凸の壁面を構成しているため、
横枠に敷設される気密材をユニットの全幅に亘って直線
状に連続させることができ、凹凸の壁面を構成しながら
も上下に隣接するユニットとの間の水密性と気密性の確
保が容易になる。
【0023】縦枠はユニットの全高に亘って直線状に連
続するため、横方向に隣接するユニット間の水密性と気
密性も容易に確保でき、高さ方向と横方向に隣接するユ
ニット間の水密性と気密性が容易に確保できることか
ら、現場でのシール作業は簡略化される、あるいは不要
になる。
【0024】またユニットが予め組み立てられるため現
場での組立作業がないことと、水密性や気密性が横枠や
縦枠に敷設される乾式の気密材によって確保できること
から、現場における作業数が削減され、凹凸壁面を構成
するための作業性と能率が向上する。
【0025】ユニットの枠組みは上下の横枠と複数本の
縦枠から組み立てられるため、複数枚のユニットを組み
合わせる場合の取合いの複雑さはなく、凹凸壁面の構造
が単純化される。また横枠の室外側の端部の凹凸形状を
変化させ、それに対応した縦枠を用意することによりユ
ニットの形状が自由に変えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上下に隣接するカーテンウォールユニットの突
き合わせの様子を示した斜視図である。
【図2】他の形状のカーテンウォールユニットを示した
斜視図である。
【図3】他の形状のカーテンウォールユニットを示した
斜視図である。
【図4】他の形状のカーテンウォールユニットを示した
斜視図である。
【図5】上下に隣接するカーテンウォールユニットの配
置状態を示した立面図である。
【図6】図5の縦断面図である。
【図7】図5のa−a線断面図である。
【図8】図5のb−b線断面図である。
【図9】図5のc−c線断面図である。
【図10】図5のd−d線断面図である。
【図11】図5のe−e線断面図である。
【符号の説明】
1……カーテンウォールユニット、2……横枠、21……
凸部、22……凹部、3……縦枠、4……パネル、5……
無目、6……気密材、7……躯体、8……ファスナー、
9……耐火ボード、10……PCパネル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの面が平面上、凹凸の壁面を構成
    するカーテンウォールユニットであり、室内側の縁が直
    線状に連続しながら、見込み幅の大きい区間の凸部と見
    込み幅の小さい区間の凹部を持つ横枠と、横枠の長さ方
    向の両端と、横枠の凸部と凹部の境界の凸部側に配置さ
    れる、横枠の見込み幅に対応した見込み幅を持つ縦枠
    と、横枠と縦枠とで区画された空間に収納されるパネル
    から構成されるカーテンウォールユニット。
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CN107905411B (zh) * 2017-11-17 2019-08-30 青岛中利诺信息技术有限公司 一种用于室内的液压伸缩式多功能建筑幕墙装置

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