JPH08120805A - 開口パネル - Google Patents

開口パネル

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JPH08120805A
JPH08120805A JP6260267A JP26026794A JPH08120805A JP H08120805 A JPH08120805 A JP H08120805A JP 6260267 A JP6260267 A JP 6260267A JP 26026794 A JP26026794 A JP 26026794A JP H08120805 A JPH08120805 A JP H08120805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sash frame
members
panel
opening panel
ventilation
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6260267A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitoshi Shiraiwa
史年 白岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP6260267A priority Critical patent/JPH08120805A/ja
Publication of JPH08120805A publication Critical patent/JPH08120805A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】躯体に取り付けたとき外壁の一部を構成すると
共に窓やテラス等の開口部を構成する開口パネルの通気
をはかる。 【構成】一対の縦材1を横材15及び補強部材2,3によ
って接続し、横材15,各補強部材2,3の間にサッシ枠
Aを構成する。サッシ枠Aに連設して外壁材11とボード
12からなる二重構造の通気性を持った通気パネルBを設
ける。サッシ枠Aの両側に上下方向に配置された側部材
7の少なくとも一方に上下方向に貫通した通気層8を設
け、各補強部材2,3の側部材7と対向する位置に通孔
2a,3aを形成して通気パネルBの通気層14とサッシ
枠Aの通気層8を連通させて開口パネルの通気をはか
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通気性を持たせたサッ
シ枠を組み込んで構成した開口パネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鉄骨構造の建物では躯体に各種のパネル
を取り付けて外壁が構成される。このパネルの中に予め
サッシ枠や外壁材を組み込んで構成した開口パネルがあ
る。前記開口パネルは、予め設定された寸法を持って構
成されたフレームにサッシ枠を構成する側枠を固定する
と共に該側枠の上下にサイディング材やPC板或いはA
LC板等からなる外壁材を固定して構成されている。
【0003】最近では、外壁と内壁の間に通気層を形成
した通気パネルが開発され、この通気パネルによって外
壁を構成することで建物全体の通気をはかって結露を防
止することが一般的になりつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の開口パネル
では、サッシ部分に上下方向に貫通するような通気路は
構成されていないため、サッシ部分の上下に通気層を有
するパネルを取り付けても開口パネルとしての通気性を
持たせることが出来ない。このため、開口パネルを建物
の躯体に取り付けたとき、外壁の一部に通気性を有しな
い部分が存在することとなり、全体の通気性が阻害され
るという問題が生じる。
【0005】また開口パネルの通気性を有するパネルと
サッシ枠との取り合い部分に通気口を設けてサッシ部分
の上下に独立した通気層を形成しようとすると、サッシ
枠と通気パネルとの間の雨仕舞が困難となるという問題
が生じる。
【0006】本発明の目的は、通気性を有する開口パネ
ルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る開口パネルは、縦材と横材とからなるフ
レームの所定位置にサッシ枠を取り付けてなる開口パネ
ルに於いて、サッシ枠の上下方向に配置された側枠部材
の少なくとも一方に上下方向に貫通した通気路を設けて
構成されるものである。
【0008】上記開口パネルに於いて、前記サッシ枠に
連設する部分を通気層を有するように外壁材と内壁材を
設けて構成することが好ましい。
【0009】
【作用】上記開口パネルでは、サッシ枠の上下方向に沿
って配置された側枠部材の少なくとも一方に上下方向に
貫通した通気路を設けることで、通気性を持った開口パ
ネルを構成することが出来る。
【0010】このため、サッシ枠に連設して通気層を有
するように外壁材と内壁材を設けて構成することで開口
パネル全体の通気をはかり、該開口パネルを躯体に取り
付けることによって建物全体の通気を確保することが出
来る。
【0011】
【実施例】以下、上記開口パネルの一実施例について図
を用いて説明する。図1は開口パネルの外観を示す斜視
図、図2は開口パネルのサッシ部分を中心とする縦断面
図、図3は開口パネルのサッシ部分の横断面図、図4は
開口パネルの壁部分の横断面図、図5は開口パネルのフ
レームとサッシの側枠との取合部の構成を説明する模式
正面図である。
【0012】先ず、図1により開口パネルの概略構成に
ついて説明する。開口パネルは建物に設置すべきサッシ
の幅に応じた幅寸法と一階層の高さに応じた高さ寸法を
持って構成され、高さ方向の所定位置に通気性を持った
サッシ枠Aが配置されると共に該サッシ枠Aに連設する
部分には通気層を有するように外壁材と内壁材が設けら
れ(以下「通気パネルB」という)ている。
【0013】上記サッシ枠A及び通気パネルBは夫々後
述するように通気性を有しており、互いに連通して開口
パネルは全体として通気性が付与されている。従って、
開口パネルを図示しない建物の躯体に取り付け、他の通
気性を持った外壁パネルと共に外壁の一部を構成したと
き、この外壁は良好な通気性を保持して結露を防止する
ことが可能となる。
【0014】次に図2〜図5により開口パネルの構成に
ついて説明する。開口パネルの幅方向両側には上下方向
全長にわたって一対の縦材1が配置されており、この縦
材1を一部材としてサッシ枠A及び通気パネルBが構成
されている。
【0015】縦材1は、チャンネル状の溝部1aと、溝
部1aの一方の片1bから直交する方向に設けたフラン
ジ部1cと、フランジ部1cの自由端側を屈折させて構
成した屈折部1dとによって構成されている。そして2
本の縦材1を溝部1aを互いに対向させた状態で配置
し、これ等の縦材1を予め設定されたサッシ枠Aと通気
パネルBの取合位置に対応して配置された断面がハット
型に形成された横材15によって接続することで開口パネ
ルのフレームを構成している。
【0016】一対の縦材1を接続した横材15の間にサッ
シ枠Aが取り付けられ、上部の横材15に上部補強部材2
が取り付けられると共に上方に通気パネルBが構成さ
れ、また下部の横材15に下部補強部材3が取り付けられ
ると共に下方に通気パネルBが構成されている。また縦
材1の外側には、開口パネルを建物の躯体に取り付けた
とき隣接する壁パネルとの間をシールするパッキン4a
や図示しないガスケットを保持する保持部材4が全長に
わたって取り付けられている。
【0017】各補強部材2,3はサッシ枠Aを構成する
上部横部材5及び下部横部材6を支持すると共にサッシ
枠Aを補強する機能を有するものであり、通気パネルB
に形成された通気層14の幅と略等しい幅寸法を持って形
成されている。このため、縦材1に接続された各補強部
材2,3によってサッシ枠Aの上下に構成される各通気
層14の上端部或いは下端部が閉鎖されることのないよう
に、各補強部材2,3の所定位置に通孔2a,3aが形
成されている。
【0018】通気パネルBは、縦材1の溝部1aの自由
端側の片に取り付けたサイディング,PC板,ALC板
等のパネルからなる外壁材11と、両端が縦材1の溝部1
aに嵌合されスペーサー13によって位置決めされて溝部
1aの片1b側に取り付けられ、透湿性と防水性を有す
るボード12とを有して構成されている。そして一対の縦
材1,外壁材11及びボード12からなる二重構造部分によ
って規定された空間が通気層14として形成されている。
【0019】サッシ枠Aの上方に設けた通気パネルBを
構成するボード12の下端、及び下方に設けた通気パネル
Bのボード12の上端は、夫々サッシ枠Aを構成する各横
部材5,6を支持する支持片15aを有するフレームの横
材15に取り付けられて支持されている。
【0020】サッシ枠Aは、縦材1に取り付けた横材15
及び各補強部材2,3の間で且つ各縦材1に沿って上下
方向に配置された左右一対の側部材7と、側部材7の間
で且つ各補強部材2,3に沿って左右方向に配置された
上下の横部材5,6とを有している。
【0021】一対の側部材7を夫々縦材1に固定し、こ
れ等の側部材7の間に上部横部材5を配置して上部補強
部材2,横材15に固定すると共に下部横部材6を配置し
て下部補強部材3,横材15に固定することで、一対の側
部材7と各横部材5,6とによってサッシ枠Aが構成さ
れている。
【0022】上記の如く構成されたサッシ枠Aでは、縦
材1と側部材7とによって上下方向に貫通し且つ上下両
端が各補強部材2,3及び外壁材11,ボードによって規
制された空間が形成され、また各補強部材2,3と各横
部材5,6とによって左右方向に貫通し且つ左右両端が
側部材7によって規制された空間が形成される。
【0023】従って、各補強部材2,3の通孔2a,3
aを側部材7の内部空間に対応させて形成することで、
縦材1と側部材7によって形成された空間を上下に設け
た各通気パネルBの通気層14と連通したサッシ枠Aの通
気層8として利用することが可能である。
【0024】上記の如く構成された開口パネルでは、サ
ッシ枠Aの下方に設けた通気パネルBの通気層14は下端
側が開放され、上端側が下部補強部材3の通孔3aを介
してサッシ枠Aに形成された通気層8と連通する。また
サッシ枠Aの通気層8は上部補強部材2の通孔2aを介
して上方に設けた通気パネルBの通気層14と連通する。
従って、開口パネルは全体として通気性を有することと
なり、躯体に取り付けたとき、他の壁パネルと同様にし
て通気をはかることが可能である。
【0025】尚、一対の側部材7,上下の横部材5,6
によって構成されたサッシ枠Aには2枚の障子9,10が
取り付けられている。
【0026】前述の実施例では、各補強部材2,3の一
対の側部材7に対応する位置に夫々2個の通孔2a,3
aを形成したが、必ずしも一対の側部材7の両方に通気
層8を形成する必要はなく、何れか一方の側部材7に通
気層8を形成しても良い。この場合、各補強部材2,3
には通気層8を形成すべき側部材7に対応して1個の通
孔2a,3aを形成すれば良い。
【0027】また前述の実施例では、サッシ枠Aとして
窓を構成した場合について説明したが、サッシ枠として
テラス或いは欄間付テラス等であってサッシ枠の下方に
通気パネルBを設けないような場合であっても、縦材1
と側部材とによって形成された空間を通気層として利用
することが可能である。
【0028】また側部材7と縦材1とによって形成され
た通気層8に加えて、上下の補強部材2,3と上下の横
部材5,6とによって形成された空間も通気層として利
用することも可能である。この場合、側部材7の上下両
端部であって各横部材5,6と対向する位置に通孔を形
成すると共に、上下の補強部材2,3の各横部材5,6
と対向する位置に複数個の通孔を形成することが必要で
ある。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
開口パネルでは、サッシ枠を構成する側部材に通気層を
構成することによって、開口パネル全体の通気をはかる
ことが出来る。
【0030】このため、本発明に係る開口パネルを建物
の外壁パネルとして利用することによって、建物の外壁
全体を良好な通気性を持って構成することが可能とな
り、結露を防止すると共にカビや錆の発生を防止するこ
とが出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】開口パネルの外観を示す斜視図である。
【図2】開口パネルのサッシ部分を中心とする縦断面図
である。
【図3】開口パネルのサッシ部分の横断面図である。
【図4】開口パネルの壁部分の横断面図である。
【図5】開口パネルのフレームとサッシの側枠との取合
部の構成を説明する模式正面図である。
【符号の説明】
A サッシ枠 B 通気パネル 1 縦材 1a 溝部 1b 片 1c フランジ部 2 上部補強部材 3 下部補強部材 2a,3a 通孔 4 保持部材 5 上部横部材 6 下部横部材 7 側部材 8,14 通気層 11 外壁材 12 ボード 15 横材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦材と横材とからなるフレームの所定位
    置にサッシ枠を取り付けてなる開口パネルに於いて、サ
    ッシ枠の上下方向に配置された側枠部材の少なくとも一
    方に上下方向に貫通した通気路を設けたことを特徴とし
    た開口パネル。
  2. 【請求項2】 前記サッシ枠に連設する部分を通気層を
    有するように外壁材と内壁材を設けて構成したことを特
    徴とした請求項1記載の開口パネル。
JP6260267A 1994-10-25 1994-10-25 開口パネル Withdrawn JPH08120805A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6260267A JPH08120805A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 開口パネル

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JP6260267A JPH08120805A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 開口パネル

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JPH08120805A true JPH08120805A (ja) 1996-05-14

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ID=17345686

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JP6260267A Withdrawn JPH08120805A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 開口パネル

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Effective date: 20020115