JP2000230288A - 開口部を有する断熱パネル - Google Patents
開口部を有する断熱パネルInfo
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- JP2000230288A JP2000230288A JP11033720A JP3372099A JP2000230288A JP 2000230288 A JP2000230288 A JP 2000230288A JP 11033720 A JP11033720 A JP 11033720A JP 3372099 A JP3372099 A JP 3372099A JP 2000230288 A JP2000230288 A JP 2000230288A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開口部の高さ位置を容易に変えることを可能
とする。 【解決手段】 建物の躯体1に取付けられる断熱パネル
2であって、該断熱パネル2は四方枠3内に窓サッシを
組み込むための開口部4を形成する開口枠5を設け、前
記四方枠3の両面には前記開口部4を除いて面材12,
14を張り付け、これら面材12,14、四方枠3およ
び開口枠5により区画された空間に断熱材9a,9bを
設け、前記開口部4の上辺または下辺に開口部4の高さ
位置を変えるための補助部材30を付替え可能に設けて
なる。
とする。 【解決手段】 建物の躯体1に取付けられる断熱パネル
2であって、該断熱パネル2は四方枠3内に窓サッシを
組み込むための開口部4を形成する開口枠5を設け、前
記四方枠3の両面には前記開口部4を除いて面材12,
14を張り付け、これら面材12,14、四方枠3およ
び開口枠5により区画された空間に断熱材9a,9bを
設け、前記開口部4の上辺または下辺に開口部4の高さ
位置を変えるための補助部材30を付替え可能に設けて
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部を有する断
熱パネルに係り、特に開口部の高さ位置または左右位置
を変えられるようにした開口部を有する断熱パネルに関
する。
熱パネルに係り、特に開口部の高さ位置または左右位置
を変えられるようにした開口部を有する断熱パネルに関
する。
【0002】
【従来の技術】建物としては、在来工法の軸組からなる
躯体に、断熱パネルからなる外壁パネルや屋根パネル等
を取付けることにより、施工性の向上を図った木造建物
が知られている。この建物に外壁パネルや屋根パネル等
として使用される断熱パネルは、枠組と、この枠組の少
なくとも室外面に張り付けられる面材と、これら枠組と
面材で区画された内部に設けられた断熱材とから構成さ
れている。この断熱パネルは、断熱性に優れているだけ
でなく、面材として構造用面材を使用することにより耐
力壁となり、建物の強度の向上が図れる。
躯体に、断熱パネルからなる外壁パネルや屋根パネル等
を取付けることにより、施工性の向上を図った木造建物
が知られている。この建物に外壁パネルや屋根パネル等
として使用される断熱パネルは、枠組と、この枠組の少
なくとも室外面に張り付けられる面材と、これら枠組と
面材で区画された内部に設けられた断熱材とから構成さ
れている。この断熱パネルは、断熱性に優れているだけ
でなく、面材として構造用面材を使用することにより耐
力壁となり、建物の強度の向上が図れる。
【0003】断熱パネルとしては、窓サッシを取付ける
ための開口部を有する断熱パネルがある。この開口部を
有する断熱パネルにおいては、四方枠内に開口部を形成
する開口枠を設けているため、面材、四方枠および開口
枠により区画された空間に断熱材が設けられる。
ための開口部を有する断熱パネルがある。この開口部を
有する断熱パネルにおいては、四方枠内に開口部を形成
する開口枠を設けているため、面材、四方枠および開口
枠により区画された空間に断熱材が設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記開口部
を有する断熱パネルは、例えば浴室(ユニットバス)の
窓開口部に面する室外面に外壁パネルとして用いられる
場合がある。この場合、浴室と隣室(脱衣室)の納まり
の関係で、浴室の窓開口部の高さ位置が変わることがあ
り、その場合、浴室の窓開口部の高さ位置に対応した開
口部を有する断熱パネルを作製しなければならない。ま
た、窓開口部の左右位置が変わる場合には、窓開口部の
左右位置に対応した開口部を有する断熱パネルを作製し
なければならない。このように、従来の開口部を有する
断熱パネルにおいては、ケース毎に開口部の高さ位置ま
たは左右位置を変えた断熱パネルを作製しなければなら
ず、手間がかかっていた。
を有する断熱パネルは、例えば浴室(ユニットバス)の
窓開口部に面する室外面に外壁パネルとして用いられる
場合がある。この場合、浴室と隣室(脱衣室)の納まり
の関係で、浴室の窓開口部の高さ位置が変わることがあ
り、その場合、浴室の窓開口部の高さ位置に対応した開
口部を有する断熱パネルを作製しなければならない。ま
た、窓開口部の左右位置が変わる場合には、窓開口部の
左右位置に対応した開口部を有する断熱パネルを作製し
なければならない。このように、従来の開口部を有する
断熱パネルにおいては、ケース毎に開口部の高さ位置ま
たは左右位置を変えた断熱パネルを作製しなければなら
ず、手間がかかっていた。
【0005】そこで、本発明は、上記事情を考慮してな
されたもので、開口部の高さ位置を容易に変えることが
できる開口部を有する断熱パネルを提供することを目的
とする。また、本発明は、開口部の左右位置を容易に変
えることができる開口部を有する断熱パネルを提供する
ことを目的とする。
されたもので、開口部の高さ位置を容易に変えることが
できる開口部を有する断熱パネルを提供することを目的
とする。また、本発明は、開口部の左右位置を容易に変
えることができる開口部を有する断熱パネルを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
に係る発明は、建物の躯体に取付けられる断熱パネルで
あって、該断熱パネルは四方枠内に窓サッシを組み込む
ための開口部を形成する開口枠を設け、前記四方枠の両
面には前記開口部を除いて面材を張り付け、これら面
材、四方枠および開口枠により区画された空間に断熱材
を設け、前記開口部の上辺または下辺に開口部の高さ位
置を変えるための補助部材を付替え可能に設けてなるこ
とを特徴とする。
に係る発明は、建物の躯体に取付けられる断熱パネルで
あって、該断熱パネルは四方枠内に窓サッシを組み込む
ための開口部を形成する開口枠を設け、前記四方枠の両
面には前記開口部を除いて面材を張り付け、これら面
材、四方枠および開口枠により区画された空間に断熱材
を設け、前記開口部の上辺または下辺に開口部の高さ位
置を変えるための補助部材を付替え可能に設けてなるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2に係る発明は、建物の躯体に取付
けられる断熱パネルであって、該断熱パネルは四方枠内
に窓サッシを組み込むための開口部を形成する開口枠を
設け、前記四方枠の両面には前記開口部を除いて面材を
張り付け、これら面材、四方枠および開口枠により区画
された空間に断熱材を設け、前記開口部の左辺または右
辺に開口部の左右位置を変えるための補助部材を付替え
可能に設けてなることを特徴とする。
けられる断熱パネルであって、該断熱パネルは四方枠内
に窓サッシを組み込むための開口部を形成する開口枠を
設け、前記四方枠の両面には前記開口部を除いて面材を
張り付け、これら面材、四方枠および開口枠により区画
された空間に断熱材を設け、前記開口部の左辺または右
辺に開口部の左右位置を変えるための補助部材を付替え
可能に設けてなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。
付図面に基いて詳述する。
【0009】図3において、1は木造の建物の躯体例え
ば在来工法の軸組で、この軸組1に断熱パネルからなる
開口付外壁パネル2が取付けられている。軸組工法とパ
ネル工法を組み合わせてなる建物は、軸組の壁部や屋根
部に断熱パネルからなる外壁パネルや屋根パネルを取付
けて構成される。壁パネルとしては、方形の標準壁パネ
ル、窓サッシ等を取付ける開口部を有する開口付壁パネ
ル、切妻壁部に取付けられる矢切りパネル等があり、そ
の開口付壁パネルに本発明が適用される。
ば在来工法の軸組で、この軸組1に断熱パネルからなる
開口付外壁パネル2が取付けられている。軸組工法とパ
ネル工法を組み合わせてなる建物は、軸組の壁部や屋根
部に断熱パネルからなる外壁パネルや屋根パネルを取付
けて構成される。壁パネルとしては、方形の標準壁パネ
ル、窓サッシ等を取付ける開口部を有する開口付壁パネ
ル、切妻壁部に取付けられる矢切りパネル等があり、そ
の開口付壁パネルに本発明が適用される。
【0010】図1は、本発明を浴室の開口付外壁パネル
に適用した実施の形態を概略的に示す斜視図である。こ
の浴室20は、ユニットバスからなっている。浴室20
は、下方に防水パンからなる浴槽21および洗い場22
を有し、その四周が出入口開口部23や窓開口部24を
除いて防水性の壁パネル(図示省略)で覆われていると
共に、上方が天井パネル25で覆われている。前記浴室
20は、隣室例えば脱衣室26との納まりの関係で、脱
衣室26の床面26aに対して高低差hがある場合や、
高低差hがない場合(バリアフリータイプ)など、様々
なケースがある。従って、前記高低差hの有無によっ
て、窓開口部24の高さ位置が変わる。
に適用した実施の形態を概略的に示す斜視図である。こ
の浴室20は、ユニットバスからなっている。浴室20
は、下方に防水パンからなる浴槽21および洗い場22
を有し、その四周が出入口開口部23や窓開口部24を
除いて防水性の壁パネル(図示省略)で覆われていると
共に、上方が天井パネル25で覆われている。前記浴室
20は、隣室例えば脱衣室26との納まりの関係で、脱
衣室26の床面26aに対して高低差hがある場合や、
高低差hがない場合(バリアフリータイプ)など、様々
なケースがある。従って、前記高低差hの有無によっ
て、窓開口部24の高さ位置が変わる。
【0011】前記浴室20の窓開口部24に面する軸組
1の室外面には、開口付外壁パネル2が取付けられる。
この開口付外壁パネル2は、図5にも示すように、枠材
からなる上下の横枠3a,3bおよび左右の縦枠3c,
3dを方形に配して釘やステープル等の固着具(図示省
略)にて組立てられた四方枠(木枠)3を有し、この四
方枠3内に図示しない窓サッシを取付けるための開口部
4を形成する開口枠5を設けている。この開口枠5は、
図示例の先組工法の場合、左右の縦枠3c,3d間にま
ぐさおよび窓台となる上下一対の中間横枠6a,6bを
掛け渡して固着具で固定し、これら両中間横枠6a,6
b間に左右一対の開口縦枠6c,6dを掛け渡して固着
具で固定することにより構成されている。なお、上横枠
3aおよび下横枠3bと中間横枠6a,6bとの間に
は、補強縦枠6e,6fを掛け渡して固着具で固定する
ことが好ましい。開口付外壁パネル2の制作手順として
は、前述の先組み工法の他に、くりぬき工法があり、こ
の場合、前記開口枠5は、上下の横枠3a,3bおよび
左右の縦枠3c,3dとは独立して、まぐさおよび窓台
となる上下一対の開口横枠とこれら両開口横枠間に掛け
渡されて固着具で固定された左右一対の開口縦枠とから
構成される。
1の室外面には、開口付外壁パネル2が取付けられる。
この開口付外壁パネル2は、図5にも示すように、枠材
からなる上下の横枠3a,3bおよび左右の縦枠3c,
3dを方形に配して釘やステープル等の固着具(図示省
略)にて組立てられた四方枠(木枠)3を有し、この四
方枠3内に図示しない窓サッシを取付けるための開口部
4を形成する開口枠5を設けている。この開口枠5は、
図示例の先組工法の場合、左右の縦枠3c,3d間にま
ぐさおよび窓台となる上下一対の中間横枠6a,6bを
掛け渡して固着具で固定し、これら両中間横枠6a,6
b間に左右一対の開口縦枠6c,6dを掛け渡して固着
具で固定することにより構成されている。なお、上横枠
3aおよび下横枠3bと中間横枠6a,6bとの間に
は、補強縦枠6e,6fを掛け渡して固着具で固定する
ことが好ましい。開口付外壁パネル2の制作手順として
は、前述の先組み工法の他に、くりぬき工法があり、こ
の場合、前記開口枠5は、上下の横枠3a,3bおよび
左右の縦枠3c,3dとは独立して、まぐさおよび窓台
となる上下一対の開口横枠とこれら両開口横枠間に掛け
渡されて固着具で固定された左右一対の開口縦枠とから
構成される。
【0012】このように四方枠3内に開口枠5を設ける
ことにより開口付外壁パネル2の枠組7が構成されてい
る。そして、前記四方枠3具体的には枠組7の両面(室
外面と室内面)には、開口部4を除いて面材12,14
が固着具で張り付けられ、これら面材12,14、四方
枠3および開口枠5により区画された空間に断熱材9
a,9bが設けられる。
ことにより開口付外壁パネル2の枠組7が構成されてい
る。そして、前記四方枠3具体的には枠組7の両面(室
外面と室内面)には、開口部4を除いて面材12,14
が固着具で張り付けられ、これら面材12,14、四方
枠3および開口枠5により区画された空間に断熱材9
a,9bが設けられる。
【0013】前記枠組7の室外面に張り付けられる面材
12としては、耐力壁用の面材、例えば構造用合板、パ
ーティクルボード、OSB(オリエンテッド・ストラン
ド・ボード)等が用いられる。枠組7の室内面に張り付
けられる面材14としては、合板が用いられるが、紙や
シート等を用いてもよい。
12としては、耐力壁用の面材、例えば構造用合板、パ
ーティクルボード、OSB(オリエンテッド・ストラン
ド・ボード)等が用いられる。枠組7の室内面に張り付
けられる面材14としては、合板が用いられるが、紙や
シート等を用いてもよい。
【0014】前記空間に設けられる断熱材9a,9bと
しては、開口部4の両側に位置する幅の狭い空間には該
空間に合せてブロック状に整形された定形断熱材9aが
設けられることが好ましく、その他の空間すなわち幅の
広い空間には発泡断熱材9bが注入充填されることが好
ましい。定形断熱材9aとしては、予めブロック状に形
成された例えば発泡ポリエステル等が用いられる。発泡
断熱材9bとしては、例えば発泡ポリウレタンフォーム
等が用いられる。
しては、開口部4の両側に位置する幅の狭い空間には該
空間に合せてブロック状に整形された定形断熱材9aが
設けられることが好ましく、その他の空間すなわち幅の
広い空間には発泡断熱材9bが注入充填されることが好
ましい。定形断熱材9aとしては、予めブロック状に形
成された例えば発泡ポリエステル等が用いられる。発泡
断熱材9bとしては、例えば発泡ポリウレタンフォーム
等が用いられる。
【0015】枠組7の室内面には、枠組7と定形断熱材
9aとの隙間に室内側の空気が入り込んで結露が生じる
のを防止するために、少なくとも前記定形断熱材9aを
覆うように防湿部材13が設けられることが好ましい。
防湿部材13としては、例えばポリエチレン等の合成樹
脂製のフィルム、シート、薄板等が用いられる。
9aとの隙間に室内側の空気が入り込んで結露が生じる
のを防止するために、少なくとも前記定形断熱材9aを
覆うように防湿部材13が設けられることが好ましい。
防湿部材13としては、例えばポリエチレン等の合成樹
脂製のフィルム、シート、薄板等が用いられる。
【0016】前記枠組7は、軸組1内に、すなわち桁
(梁、土台を含む。)1aおよび柱1bで区画された内
部に嵌め込まれる大きさに形成されている。室外側の面
材12は、枠組7よりも大きく形成されており、枠組7
より張り出した鍔部12xを軸組1の室外面に当接させ
て固着具例えば釘で張り付け固定されるようになってい
る。枠組7の周囲には、軸組1との間をシールする断熱
パッキン15が設けられ、室外側の面材12の鍔部12
xには、軸組1との間をシールするための気密シール材
16が設けられていることが好ましい。
(梁、土台を含む。)1aおよび柱1bで区画された内
部に嵌め込まれる大きさに形成されている。室外側の面
材12は、枠組7よりも大きく形成されており、枠組7
より張り出した鍔部12xを軸組1の室外面に当接させ
て固着具例えば釘で張り付け固定されるようになってい
る。枠組7の周囲には、軸組1との間をシールする断熱
パッキン15が設けられ、室外側の面材12の鍔部12
xには、軸組1との間をシールするための気密シール材
16が設けられていることが好ましい。
【0017】そして、前述したように浴室の窓開口部2
4の高さ位置が前記高低差hの有無により変わるため、
開口付外壁パネル2においては、その開口部4の上辺ま
たは下辺に、窓開口部24の高さ位置に対応して開口部
4の高さ位置を変えるための補助部材(当て木ともい
う)30が付替え可能に設けられている。この補助部材
30は、枠材からなり、その長さは開口部4の横幅と略
同じ寸法とされている。また、補助部材30の高さ寸法
は前記高低差hと略同じ寸法とされており、補助部材3
0の奥行き寸法は開口部4の奥行き寸法と略同じ寸法と
されている。
4の高さ位置が前記高低差hの有無により変わるため、
開口付外壁パネル2においては、その開口部4の上辺ま
たは下辺に、窓開口部24の高さ位置に対応して開口部
4の高さ位置を変えるための補助部材(当て木ともい
う)30が付替え可能に設けられている。この補助部材
30は、枠材からなり、その長さは開口部4の横幅と略
同じ寸法とされている。また、補助部材30の高さ寸法
は前記高低差hと略同じ寸法とされており、補助部材3
0の奥行き寸法は開口部4の奥行き寸法と略同じ寸法と
されている。
【0018】開口付外壁パネル2の開口部4は、上辺側
または下辺側が前記補助部材30の高さ寸法と略同じ寸
法だけ大きく形成されており、上辺または下辺に補助部
材30を取付けることにより実質的な開口領域となるよ
うに構成されている。高低差hがない場合には、図2の
(a)に示すように、開口部4の上辺に補助部材30を
取付ければよく、高低差hがある場合には、図2の
(b)に示すように、開口部4の下辺に補助部材30を
取付ければよい。
または下辺側が前記補助部材30の高さ寸法と略同じ寸
法だけ大きく形成されており、上辺または下辺に補助部
材30を取付けることにより実質的な開口領域となるよ
うに構成されている。高低差hがない場合には、図2の
(a)に示すように、開口部4の上辺に補助部材30を
取付ければよく、高低差hがある場合には、図2の
(b)に示すように、開口部4の下辺に補助部材30を
取付ければよい。
【0019】前記補助部材30は、開口付外壁パネル2
の開口部4の上辺または下辺に固着具である例えばネジ
にて予め止めれており、建築現場で浴室20の窓開口部
24の高さ位置に合せて、必要に応じて開口部4の下辺
または上辺に付け替えて止めればよい。なお、前記補助
部材30は、開口付外壁パネル2の開口部4の上辺また
は下辺に予め止めれていることが紛失を防ぐ上で好まし
いが、開口付外壁パネル2と同梱包とされていてもよ
い。
の開口部4の上辺または下辺に固着具である例えばネジ
にて予め止めれており、建築現場で浴室20の窓開口部
24の高さ位置に合せて、必要に応じて開口部4の下辺
または上辺に付け替えて止めればよい。なお、前記補助
部材30は、開口付外壁パネル2の開口部4の上辺また
は下辺に予め止めれていることが紛失を防ぐ上で好まし
いが、開口付外壁パネル2と同梱包とされていてもよ
い。
【0020】前記開口付外壁パネル2は、工場で組み立
てられ、建築現場で建物の軸組1に取付けられる。そし
て、その開口付外壁パネル2の開口部4の上辺または下
辺に補助部材30を取付けた後、その開口部4の実質的
な開口領域に窓サッシが取付けられる。窓サッシは、サ
ッシ枠と、ガラス障子とからなり、そのサッシ枠が前記
開口部4の補助部材30で狭められた実質的開口領域に
固着具にて取付けられる。
てられ、建築現場で建物の軸組1に取付けられる。そし
て、その開口付外壁パネル2の開口部4の上辺または下
辺に補助部材30を取付けた後、その開口部4の実質的
な開口領域に窓サッシが取付けられる。窓サッシは、サ
ッシ枠と、ガラス障子とからなり、そのサッシ枠が前記
開口部4の補助部材30で狭められた実質的開口領域に
固着具にて取付けられる。
【0021】以上の構成からなる開口付外壁パネル2に
よれば、四方枠3内に窓サッシを組み込むための開口部
4を形成する開口枠5を設け、前記四方枠3の両面には
前記開口部4を除いて面材12,14を張り付け、これ
ら面材12,14、四方枠3および開口枠5により区画
された空間に断熱材9a,9bを設け、前記開口部4の
上辺または下辺に開口部4の高さ位置を変えるための補
助部材30を付替え可能に設けてなるため、開口部4の
高さ位置を補助部材30の付替えによって容易に変える
ことができる。従って、従来の開口部を有する断熱パネ
ルにおいては、ケース毎に開口部の高さ位置を変えた断
熱パネルを作製しなければならず、手間がかかっていた
が、前記実施の形態の開口部を有する断熱パネルによれ
ば、補助部材30を付け替えるだけで開口部4の高さ位
置を変えることができるため、ケースに拘らず共通の断
熱パネルを作製することができ、生産性の向上およびコ
ストの低減が図れる。
よれば、四方枠3内に窓サッシを組み込むための開口部
4を形成する開口枠5を設け、前記四方枠3の両面には
前記開口部4を除いて面材12,14を張り付け、これ
ら面材12,14、四方枠3および開口枠5により区画
された空間に断熱材9a,9bを設け、前記開口部4の
上辺または下辺に開口部4の高さ位置を変えるための補
助部材30を付替え可能に設けてなるため、開口部4の
高さ位置を補助部材30の付替えによって容易に変える
ことができる。従って、従来の開口部を有する断熱パネ
ルにおいては、ケース毎に開口部の高さ位置を変えた断
熱パネルを作製しなければならず、手間がかかっていた
が、前記実施の形態の開口部を有する断熱パネルによれ
ば、補助部材30を付け替えるだけで開口部4の高さ位
置を変えることができるため、ケースに拘らず共通の断
熱パネルを作製することができ、生産性の向上およびコ
ストの低減が図れる。
【0022】四方枠3と開口枠5との間の空間であっ
て、四方枠3と開口枠5との間の距離が短い辺に沿った
狭い空間には定形断熱材9aを設け、その他の広い空間
には発泡断熱材9bを注入充填してなるため、四方枠3
と開口枠5との間の空間における断熱材9a,9bの施
工が容易になり、組立性の向上が図れる。
て、四方枠3と開口枠5との間の距離が短い辺に沿った
狭い空間には定形断熱材9aを設け、その他の広い空間
には発泡断熱材9bを注入充填してなるため、四方枠3
と開口枠5との間の空間における断熱材9a,9bの施
工が容易になり、組立性の向上が図れる。
【0023】また、前記四方枠3の室内面には、少なく
とも前記定形断熱材9aを覆うように防湿部材13を設
けているため、前記四方枠3もしくは開口枠5と定形断
熱材9aとの隙間に室内側の空気が入り込むのを防止す
ることができる。このため、前記隙間において室内側の
暖かい空気が外気温で冷却されることにより生じる結露
を未然に防止することができ、結露による枠組7および
面材12,14の腐食を防止することができ、開口付外
壁パネル2の耐久性の向上が図れる。
とも前記定形断熱材9aを覆うように防湿部材13を設
けているため、前記四方枠3もしくは開口枠5と定形断
熱材9aとの隙間に室内側の空気が入り込むのを防止す
ることができる。このため、前記隙間において室内側の
暖かい空気が外気温で冷却されることにより生じる結露
を未然に防止することができ、結露による枠組7および
面材12,14の腐食を防止することができ、開口付外
壁パネル2の耐久性の向上が図れる。
【0024】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、前記実施の形態で
は、浴室の開口付外壁パネルに本発明を適用した場合が
示されているが、本発明は、例えば和室仕様と洋室仕様
の選択により床面の高さ位置が変わる部屋の開口部付外
壁パネルにも適用可能である。
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、前記実施の形態で
は、浴室の開口付外壁パネルに本発明を適用した場合が
示されているが、本発明は、例えば和室仕様と洋室仕様
の選択により床面の高さ位置が変わる部屋の開口部付外
壁パネルにも適用可能である。
【0025】前記実施の形態では、開口部4の上辺また
は下辺に開口部4の高さ位置を変えるための補助部材3
0を付替え可能に設けている場合が示されているが、本
発明は、図4に示すように、開口部4の左辺または右辺
に開口部4の左右位置を変えるための補助部材30を付
替え可能に設けていてもよい。この場合、開口部4の左
右位置を補助部材30の付替えによって容易に変えるこ
とができる。補助部材30の縦寸法は開口部4の縦寸法
と略同じ寸法とされており、補助部材30の横寸法は適
宜の寸法とされている。また、前記補助部材30は、そ
の形状が大きい場合、内部に断熱材を有する構造、例え
ば四方枠の両面に面材を張り付け、内部に断熱材を設け
てなるものであってもよい。
は下辺に開口部4の高さ位置を変えるための補助部材3
0を付替え可能に設けている場合が示されているが、本
発明は、図4に示すように、開口部4の左辺または右辺
に開口部4の左右位置を変えるための補助部材30を付
替え可能に設けていてもよい。この場合、開口部4の左
右位置を補助部材30の付替えによって容易に変えるこ
とができる。補助部材30の縦寸法は開口部4の縦寸法
と略同じ寸法とされており、補助部材30の横寸法は適
宜の寸法とされている。また、前記補助部材30は、そ
の形状が大きい場合、内部に断熱材を有する構造、例え
ば四方枠の両面に面材を張り付け、内部に断熱材を設け
てなるものであってもよい。
【0026】前記実施の形態では、本発明を開口付外壁
パネルに適用した例が示されているが、本発明は、例え
ば天窓を取付けるための開口部を有する屋根パネル(開
口付屋根パネル)にも適用可能である。すなわち、本発
明は、開口部を有する各種の断熱パネル(開口付断熱パ
ネル)に適用可能である。また、前記実施の形態では、
枠組7の室内面に定形断熱材9aないし狭い空間を覆う
ように防湿部材13を設けた例が示されているが、防湿
部材13は、枠組7の室内面に開口部4を除く全域に設
けてもよい。この場合、防湿部材13が室内側のシート
状の面材14としての機能を発揮するため、枠組7の室
内面には更に面材14を設けなくてもよい。別言すれ
ば、枠組7の室内面に開口部4を除く全域に面材14を
張り付ければ、必ずしも防湿部材13を設けなくてもよ
い。断熱パネルの開口部に組み込まれる窓サッシには、
出窓などの窓サッシも含まれる。
パネルに適用した例が示されているが、本発明は、例え
ば天窓を取付けるための開口部を有する屋根パネル(開
口付屋根パネル)にも適用可能である。すなわち、本発
明は、開口部を有する各種の断熱パネル(開口付断熱パ
ネル)に適用可能である。また、前記実施の形態では、
枠組7の室内面に定形断熱材9aないし狭い空間を覆う
ように防湿部材13を設けた例が示されているが、防湿
部材13は、枠組7の室内面に開口部4を除く全域に設
けてもよい。この場合、防湿部材13が室内側のシート
状の面材14としての機能を発揮するため、枠組7の室
内面には更に面材14を設けなくてもよい。別言すれ
ば、枠組7の室内面に開口部4を除く全域に面材14を
張り付ければ、必ずしも防湿部材13を設けなくてもよ
い。断熱パネルの開口部に組み込まれる窓サッシには、
出窓などの窓サッシも含まれる。
【0027】
【発明の効果】以上要する本発明によれば、次のような
効果を奏することができる。
効果を奏することができる。
【0028】(1)請求項1に係る発明によれば、建物
の躯体に取付けられる断熱パネルであって、該断熱パネ
ルは四方枠内に窓サッシを組み込むための開口部を形成
する開口枠を設け、前記四方枠の両面には前記開口部を
除いて面材を張り付け、これら面材、四方枠および開口
枠により区画された空間に断熱材を設け、前記開口部の
上辺または下辺に開口部の高さ位置を変えるための補助
部材を付替え可能に設けてなるため、開口部の高さ位置
を補助部材の付替えによって容易に変えることができ
る。
の躯体に取付けられる断熱パネルであって、該断熱パネ
ルは四方枠内に窓サッシを組み込むための開口部を形成
する開口枠を設け、前記四方枠の両面には前記開口部を
除いて面材を張り付け、これら面材、四方枠および開口
枠により区画された空間に断熱材を設け、前記開口部の
上辺または下辺に開口部の高さ位置を変えるための補助
部材を付替え可能に設けてなるため、開口部の高さ位置
を補助部材の付替えによって容易に変えることができ
る。
【0029】(2)請求項2に係る発明によれば、建物
の躯体に取付けられる断熱パネルであって、該断熱パネ
ルは四方枠内に窓サッシを組み込むための開口部を形成
する開口枠を設け、前記四方枠の両面には前記開口部を
除いて面材を張り付け、これら面材、四方枠および開口
枠により区画された空間に断熱材を設け、前記開口部の
左辺または右辺に開口部の左右位置を変えるための補助
部材を付替え可能に設けてなるため、開口部の左右位置
を補助部材の付替えによって容易に変えることができ
る。
の躯体に取付けられる断熱パネルであって、該断熱パネ
ルは四方枠内に窓サッシを組み込むための開口部を形成
する開口枠を設け、前記四方枠の両面には前記開口部を
除いて面材を張り付け、これら面材、四方枠および開口
枠により区画された空間に断熱材を設け、前記開口部の
左辺または右辺に開口部の左右位置を変えるための補助
部材を付替え可能に設けてなるため、開口部の左右位置
を補助部材の付替えによって容易に変えることができ
る。
【図1】本発明を浴室の開口付外壁パネルに適用した実
施の形態を概略的に示す断面図である。
施の形態を概略的に示す断面図である。
【図2】同開口付外壁パネルの開口部の高さ位置を変え
た状態を示す図で、(a)は開口部を下位置に変えた正
面図、(b)は開口部を上位置に変えた正面図である。
た状態を示す図で、(a)は開口部を下位置に変えた正
面図、(b)は開口部を上位置に変えた正面図である。
【図3】開口付外壁パネルの斜視図である。
【図4】開口付外壁パネルの開口部の左右位置を変えた
状態を示す図で、(a)は開口部を右位置に変えた正面
図、(b)は開口部を左位置に変えた正面図である。
状態を示す図で、(a)は開口部を右位置に変えた正面
図、(b)は開口部を左位置に変えた正面図である。
【図5】開口付外壁パネルの内部を示す斜視図である。
1 軸組(建物の躯体) 2 開口付外壁パネル(断熱パネル) 3 四方枠 4 開口部 5 開口枠 9a,9b 断熱材 12,14 面材 30 補助部材
Claims (2)
- 【請求項1】 建物の躯体に取付けられる断熱パネルで
あって、該断熱パネルは四方枠内に窓サッシを組み込む
ための開口部を形成する開口枠を設け、前記四方枠の両
面には前記開口部を除いて面材を張り付け、これら面
材、四方枠および開口枠により区画された空間に断熱材
を設け、前記開口部の上辺または下辺に開口部の高さ位
置を変えるための補助部材を付替え可能に設けてなるこ
とを特徴とする開口部を有する断熱パネル。 - 【請求項2】 建物の躯体に取付けられる断熱パネルで
あって、該断熱パネルは四方枠内に窓サッシを組み込む
ための開口部を形成する開口枠を設け、前記四方枠の両
面には前記開口部を除いて面材を張り付け、これら面
材、四方枠および開口枠により区画された空間に断熱材
を設け、前記開口部の左辺または右辺に開口部の左右位
置を変えるための補助部材を付替え可能に設けてなるこ
とを特徴とする開口部を有する断熱パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11033720A JP2000230288A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 開口部を有する断熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11033720A JP2000230288A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 開口部を有する断熱パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000230288A true JP2000230288A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12394247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11033720A Pending JP2000230288A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 開口部を有する断熱パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000230288A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014152561A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Sadahiro Kato | 木製断熱パネル |
CN114250883A (zh) * | 2022-01-04 | 2022-03-29 | 内蒙古工业大学 | 一种节能结构一体化装配式保温墙体及装配方法 |
-
1999
- 1999-02-12 JP JP11033720A patent/JP2000230288A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014152561A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Sadahiro Kato | 木製断熱パネル |
CN114250883A (zh) * | 2022-01-04 | 2022-03-29 | 内蒙古工业大学 | 一种节能结构一体化装配式保温墙体及装配方法 |
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