JP6977115B1 - 間仕切り体 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動及び設置の容易な間仕切り体を提供すること。【解決手段】間仕切り体1は、互いに連結される複数のパネル部2と、隣接するパネル部2の一方のパネル部2及び他方のパネル部2を接続する接続角度を、一方のパネル部2及び他方のパネル部2が自立するように調節可能に連結する軸部3と、を有する。パネル部2は、通気部27を有することが好ましい。通気部27は、上下方向に離れて配置される第1通気口271及び第2通気口272を有し、第1通気口271は、パネル部2の外側の面に、第2通気口272は、外側の面からパネル部の厚さ方向に離れて位置するパネル部の内側の面に形成されることが好ましい。【選択図】図1

Description

本開示は、間仕切り体に関する。
従来、広い空間を、それよりも小さい空間に仕切るための間仕切り体が知られている。間仕切り体には、板状の部材が設置面に対して垂直方向に起立するように支持脚が設けられ、高さを調節可能に構成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−306984号公報
空間を仕切るための板状の部材に支持脚を設け、高さを調節可能に構成することで、間仕切り体が大型になっていた。大型の間仕切り体は移動がしづらく、一度設置してしまうと、その後の位置の変更が容易でなかった。
本開示は、互いに連結される複数のパネル部と、隣接する前記パネル部の一方のパネル部及び他方のパネル部を接続する接続角度を、前記一方のパネル部及び前記他方のパネル部が自立するように調節可能に連結する軸部と、を有する間仕切り体に関する。
第1実施形態の間仕切り体を示す斜視図である。 第1実施形態の間仕切り体の縦断面図である。 第1実施形態の間仕切り体の横断面図である。 第1実施形態の間仕切り体の軸部の周囲の部分拡大斜視図である。 第1実施形態の固定部材の上部から視た斜視図である。 第1実施形態の固定部材の下部から視た斜視図である。 第1実施形態の固定補助脚の斜視図である。 第1実施形態の変形例に係る固定部材の上部から視た斜視図である。 第1実施形態の変形例に係る固定部材の下部から視た斜視図である。 第1実施形態の変形例に係る間仕切り体の斜視図である。 第2実施形態の間仕切り体の斜視図である。 第2実施形態の間仕切り体の縦断面図である。 第3実施形態の間仕切り体の斜視図である。 第4実施形態の間仕切り体を開いた状態の正面図である。 第4実施形態の間仕切り体を折った状態の正面図である。
以下、本開示の第1実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。間仕切り体1は、例えば複数の人間が同時に使用可能な大型の机や、カウンター等の上に配置される衝立である。間仕切り体1は、図1に示すように、複数のパネル部2と、軸部3と、固定部材4と、固定補助脚5と、を有する。間仕切り体1は、軸部3を介して隣接する2枚のパネル部2が接続され、隣接する2枚のパネル部2の間に形成される角度が調節可能である。
パネル部2は、アルミ製の上桟21、下桟22、軸部側縦框23及び自由端側縦框24を組んで構成される枠部20と、枠部20の内側に嵌め込まれるパネル25と、弾性部材26と、を有する。パネル部2は、後述する軸部3によって2枚が連結されている。本明細書において、隣接するパネル部2が向き合い、重ねることが可能な面を内側、内側面の反対側を外側と呼ぶ。パネル部2の軸部3に沿う方向を上下方向と呼び、上下方向に交差して軸部3から自由端へ向かう方向をパネル部2の幅方向と呼ぶ。
上桟21は、図2Aに示すように、パネル部2の上部でパネル部2の幅方向に延びる桟である。上桟21は、断面視略コの字状を有し、上面部211と、内側面212と、外側面213と、保持部214と、を有する。上面部211は、パネル部2の厚さ方向に延びる平坦な面であり、パネル部2の天面である。内側面212及び外側面213は、パネル部2の内側及び外側で、上下方向に沿って延びる面である。内側面212及び外側面213の上端は、上面部211を超えて上方に突出しており、上面部211は、内側面212及び外側面213の上端よりもくぼんだ位置にある。保持部214は、内側面212及び外側面213の下端からパネル部2の厚さ方向の内側に向かって屈曲し、パネル25及び弾性部材26を保持可能な開口214aを有する。
下桟22は、図2Aに示すように、上桟21に対向し、パネル部2の下部でパネル部2の幅方向に延びる桟である。下桟22は、断面視略コの字状を有し、下面部221と、内側面222と、外側面223と、保持部224と、を有する。下面部221は、パネル部2の厚さ方向に延びる平坦な面である。内側面222及び外側面223は、パネル部2の内側及び外側で、上下方向に沿って延びる面である。内側面222及び外側面223の下端は、下面部221を超えて下方に突出しており、下面部221は、内側面222及び外側面223の下端よりも上方に位置している。内側面222及び外側面223の下端は、間仕切り体1を設置する際に、設置面に接する最下端部となる。保持部224は、内側面222及び外側面223の上端からパネル部2の厚さ方向の内側に向かって屈曲し、パネル25及び弾性部材26を保持可能な開口224aを有する。
軸部側縦框23は、図2Bに示すように、2枚のパネル部2を連結する軸部3に近接した側の縦框である。軸部側縦框23は、パネル部2の上下方向に延びる長さと、軸部3側から枠部20の内周側へ延びる幅と、パネル部2の厚さ方向を規定する所定の厚さとを有する。軸部側縦框23は、軸係合部231と、中空部232と、保持部233と、端部キャップ234(図3参照)と、を有する。
軸係合部231は、外側湾曲部2311と、係合片2313とを有する。外側湾曲部2311は、軸係合部231の外側に形成され、パネル部2側から軸部3側へ連続するなだらかな曲面である。係合片2313は、外側湾曲部2311に対して対向する側に位置し、パネル部2の内側の面から軸部3側へ延びる平坦な面2313aと、平坦な面2313aの軸部3側の端部が鉤状に屈曲して形成される鉤部2313bとを有する。係合片2313は、軸部3の内部へ挿入され、鉤部2313bが軸部3の内部と係合することで、パネル部2と軸部3が連結される。
中空部232は、軸係合部231から枠部20の内周側に隣接して形成される、内部が中空に形成される部分である。中空部232は、軸部側縦框23の上端側から下端側まで中空に形成されている。中空部232には、後述する固定部材4が挿入される。
保持部233は、中空部232から枠部20の内周側に隣接して形成される断面視略コの字状の部分である。保持部233は、枠部20の内周側に向かって開口した開口233aを有する。開口233aに、パネル25及び弾性部材26が保持される。
端部キャップ234は、図3に示すように、軸部側縦框23における軸係合部231の外側湾曲部2311、及び中空部232の上端を覆うように取り付けられる樹脂製のカバーである。端部キャップ234は、外側湾曲部2311及び中空部232の形状に沿う形状を有する。さらに、端部キャップ234は、外側湾曲部2311の軸部側の端部から、中空部232の軸部側の側面に向かって湾曲する内側湾曲部2342を有する。内側湾曲部2342は、後述する軸部3の湾曲した外面がスライド移動可能となるように、軸部3の外面の曲面に合った形状を有する。
自由端側縦框24は、軸部側縦框23に対向し、パネル部2の自由端側で上下方向に延びる縦框である。自由端側縦框24は、湾曲部241と、筒状凹部242と、保持部243とを有する。湾曲部241は、自由端側縦框24の端部で断面視略U字状に形成される部分であり、内部が中空になっている。湾曲部241は、自由端側縦框24の上端から下端まで形成されている。筒状凹部242は、湾曲部241の下面から上方に向かって、所定高さ筒状に形成された窪みである。筒状凹部242の内部に、後述する固定補助脚5が挿入される。保持部243は、湾曲部241から枠部20の内周側に隣接して形成される断面視略コの字状の部分である。保持部243は、枠部20の内周側に向かって開口した開口243aを有する。開口243aに、パネル25及び弾性部材26が保持される。
パネル25は、枠部20の内部に保持される板材である。パネル25は、透明な樹脂製で四角形の形状を有する。弾性部材26は、パネル25の四周に取り付けられるゴム製パッキンである。弾性部材26は、上桟21の保持部214に形成される開口214a、下桟22の保持部224に形成される開口224a、軸部側縦框23の保持部233に形成される開口233a、自由端側縦框24の保持部243に形成される開口243a、に差し込まれて保持される。弾性部材26は、上記の開口214a、224a、233a、243aの内壁に対してパネル25を押圧し、開口214a、224a、233a、243aの隙間を埋めてパネル25を固定する。
軸部3は、隣接するパネル部2の一方のパネル部2及び他方のパネル部2を連結する部材であり、パネル部2の上下方向の長さと同じ長さを有する。軸部3により、間仕切り体1の一方のパネル部2及び他方のパネル部2が、自立可能に接続される。軸部3は、軸部湾曲部31と、パネル係止部32と、端部キャップ33と、を有する。
軸部湾曲部31は、軸部3の外側に位置する湾曲した面であり、潰れた半円形状を有する。軸部湾曲部31の幅方向一方側と他方側の曲面は、連結するパネル部2の軸部側縦框23に設けられた端部キャップ234における内側湾曲部2342とスライド移動可能に合わさるように配置される。
パネル係止部32は、図2Bに示すように、内側保持部321と、係合部品322と、を有する。内側保持部321は、軸部湾曲部31における幅方向の両側の端部から、幅方向の中央側へ向かって延びる面である。軸部湾曲部31と内側保持部321で囲まれた空間の内部に、パネル部2の軸係合部231における係合片2313と係合する樹脂製の係合部品322が組付けられる。係合部品322は、係合片2313の鉤部2313bを回動可能に受けるとともに、鉤部2313bを軸部3内に移動可能に固定する。
端部キャップ33は、図3に示すように、アルミ型材で構成される軸部湾曲部31及びパネル係止部32の上端に取り付けられる樹脂製のカバーである。端部キャップ33は、略D字状に形成され、軸部湾曲部31の幅方向の中央に、外側へ向かって突出する凸部331を有する。凸部331は、隣接するパネル部2が軸部3に連結され最大に開かれた状態で、内側湾曲部2342の端部に当接し、パネル部2がそれ以上回転すること防止する。
2枚のパネル部2は、互いの内側面を重ねて閉じた状態から、略直線状に並ぶように180度開いた状態まで開閉可能に接続される。軸部3は、2枚のパネル部を接続する接続角度を、一方のパネル部2及び他方のパネル部2が自立するように調節可能に連結する。接続角度が0度より大きく180度よりも小さいことで、間仕切り体1は自立可能となる。間仕切り体1として、好適切に空間を仕切るためには、例えば、60度から120度の角度で開くことで、パネル部2で仕切られる一方側と他方側の空間の両方を使用することができる。
固定部材4は、軸部3の少なくとも上端側に位置するように、パネル部2の軸部側縦框23に取り付けられる。固定部材4は、2枚のパネル部2を接続する接続角度を固定する部品である。固定部材4は、上面部41と、挿入部42と、係止溝43と、内側係止部44と、を有する。
上面部41は、パネル部2の設置面と略平行な方向に延びる平坦な面である。上面部41は、固定部材4を軸部3の上端側に配置した場合は、軸部3の上面を構成する。上面部41は、図4Aに示すように、略L字状に屈曲し、屈曲して外側に形成される角が面取りされた形をしている。詳細には、上面部41は、内側縁411と、外側縁412と、接続縁413とを有する。内側縁411は、略90度の角度で屈曲する。外側縁412は、三つの辺が2か所で屈曲して接続されることで構成されている。外側縁412の一方及び他方の端部側の辺412a、412bは、内側縁411に対向して延び、外側縁412の中央側の辺412cは、二つの辺412a、412bを接続する直線で構成される。接続縁413は、内側縁411と外側縁412とを接続する直線である。接続縁413は、上面部41が軸部3の上部に配置された状態では、パネル部2の厚さ方向に延びる。
挿入部42は、上面部41の延びる方向に対して略直交する方向に突出する。挿入部42は、上面部41が軸部3の上部に配置された状態で下方へ延び、パネル部2の軸部側縦框23における中空部232に挿入される。図4Bに示すように、挿入部42は、上面部41に近い側では略直方体の形状を有し、上面部41から遠い側では、周囲の面が下方に向かって小さくなるように傾斜する傾斜面42aが形成される。傾斜面42aにより、中空部232への挿入が容易になる。
内側係止部44は、上面部41の延びる方向に対して略直交する方向に、挿入部42と間を空けて延びる。内側係止部44は、上面部41が軸部3の上部に配置された状態で、下方へ延びる。内側係止部44は、図4Bに示すように、挿入部42の長辺に対して直交する方向に位置し、上面部41の内側縁411から突出する。内側係止部44は、軸部3に取り付けられた状態では、パネル部2の軸部側縦框23における中空部232の内側の面よりも内側に配置される。
係止溝43は、挿入部42と内側係止部44との間に形成される隙間である。係止溝43は、挿入部42の内側の端面と、内側係止部44の外側の端面との間に形成される。係止溝43には、上面部41が軸部3の上部に配置された状態では、中空部232の内側の面の上部側が係止される。すなわち、挿入部42と内側係止部44とで、中空部232の内側の面を挟むように係止される。
挿入部42、内側係止部44及び係止溝43は、上面部41における略90度に屈曲する内側縁411の一方と他方に対称に配置される。挿入部42が隣接する2枚のパネル部2の軸部側縦框23における中空部232に挿入されることで、2枚のパネル部2の接続角度が90度に固定される。
固定補助脚5は、パネル部2の自由端側縦框24に挿入可能な部品である。固定補助脚5は、図5に示すように、支持面51及び補助脚挿入部を有する。
支持面51は、略長方形の薄い板状の形状を有する。支持面51の幅は、パネル部2の厚さ方向の寸法よりも小さいことが好ましい。支持面51の長さは、特に限定されないが、パネル部2の幅の1/4よりも短いことが好ましい。
補助脚挿入部52は支持面51の上面から上方に突出する円柱状の部分である。補助脚挿入部52は、自由端側縦框24の筒状凹部242に挿入される。補助脚挿入部52と筒状凹部242の内面とは単に合わさっているだけなので、補助脚挿入部52は自由に回転することができる。補助脚挿入部52を回転させて支持面51をパネル部2に交差する方向へ向けてもよい。支持面51がパネル部2の下面と交差する方向に延びることで、パネル部2がより大きな力で押されても倒れないように支持される。
固定補助脚5は、間仕切り体1をより強固に設置面に固定したいときに、固定部品を固定するためのクランプ面として利用してもよい。補助脚挿入部52を回転させて支持面51を下桟22の下から外側へ出し、設置面へ固定する別途の固定部品を支持面51にねじ留めする。これにより、固定補助脚5を介して設置面とパネル部2をクランプ固定することができる。
図6A及び図6Bは、第1実施形態の変形例に係る固定部材4Aの斜視図である。変形例に係る固定部材4Aは、第1実施形態の固定部材4が二つ接続されたような略X型の形状を有する。より詳細には、固定部材4における上面部41の外側縁412の中央側の辺412cが接続され、内側縁411Aが背中合わせで配置される。上面部41Aから突出する挿入部42、係止溝43、内側係止部44は、それぞれ固定部材4の構成と同様であるため、説明を省略する。
図7に示すように、変形例によれば、4枚のパネル部2を連結することができる。すなわち、一対のパネル部2で構成される間仕切り体1を、固定部材4Aにより二つ接続することが可能になる。変形例に係る間仕切り体1によれば、空間を4つに仕切ることができる。
第1実施形態によれば、以下の効果が奏される。間仕切り体1を、互いに連結される複数のパネル部2と、隣接するパネル部2の一方のパネル部2及び他方のパネル部2を接続する接続角度を、一方のパネル部2及び他方のパネル部2が自立するように調節可能に連結する軸部3と、を含んで構成した。隣接するパネル部2が、軸部3により自立可能な角度で接続される。間仕切り体の1設置にパネル部2を支える構造物を必須で必要としないので、設置が容易になるとともに移動も容易になる。パネル部2を開く角度を調節するだけで、仕切る空間を自由に設定することができる。
第1実施形態によれば、パネル部2を、一方のパネル部2及び他方のパネル部2を重ねた状態から180度まで開閉可能に接続した。接続角度を、0度より大きく180度より小さくした。パネル部2が0度より大きく180度より小さい角度に開閉可能に接続されていることで、間仕切り体1の用途や設置場所に応じて柔軟に開閉角度を変更することができる。さら0度近くまでパネル部2同士を重ねることで、面積が小さくなるので、持ち運びが容易になる。
第1実施形態によれば、接続角度を固定可能な固定部材4をさらに含んで構成した。パネル部2の接続角度を固定部材4で固定することで、使用中に物や人がぶつかってもパネル部2の接続角度が変わることがない。よって、安定して使用することが可能となる。
図8及び図9は、第2実施形態に係る間仕切り体1Aを示す。第2実施形態に係る間仕切り体1Aでは、パネル部2Aが通気部27を有する点で、第1実施形態と異なる。通気部27は、パネル部2Aの下桟22に形成される。下桟22は、第1通気口271と、第2通気口272と、を有する。
第1通気口271は、下桟22の外側面223の高さ方向の中央付近に設けられる。図9に示すように、第1通気口271は、パネル部2Aの外側の面に形成される。すなわち、第1通気口271は、下桟22の外側面223を構成する板面が、下面部221から上方に延びる途中で内側面222側へ折れることで開口する。第1通気口271の上からは、外側面223を構成する板面が、下桟22の上端まで延びる。第1通気口271は、外側面223にのみ形成され、内側面222側は塞がっている。
第2通気口272は、パネル部2Aの内側の面に形成される。第2通気口272は、下桟22の内側面222の高さ方向の上部に設けられる。第2通気口272は、下桟22の内側面222を構成する板面が、第1通気口271よりも上方の位置で外側面223に向かって曲がり、下桟22の上端との間に開口が形成されている。第2通気口272は、第1通気口271と上下方向に離れて配置され、段違い位置に形成される。第2通気口272は、内側面222にのみ形成され、外側面223側は塞がっている。
第2実施形態では、図9に示すように、外側面223を構成する板面は、上方で内側面222側へ屈曲し、外側面223を構成する板面が屈曲することで、パネル25及び弾性部材26を保持する保持部224Aが形成されている。
通気部27が形成されていることで、間仕切り体1Aを介して仕切られた空間にいる人が会話をしても、声が通りやすい。第1通気口271及び第2通気口272が段違いに配置されていることで、例えば間仕切り体1Aを設置して、仕切られた空間で人が会話等をした場合に、口腔内から飛んだ飛沫が第1通気口271及び第2通気口272のいずれから入り込んだとしても、対向する外側面223又は内側面222で堰き止められる。このため、飛沫が仕切られた空間の外まで届くことはない。外側面223と内側面222とは、パネル部2Aの厚さ方向に離れて位置している。したがって、第1通気口271及び第2通気口272は、下桟22の内部で上下方向に空気が連通して通る。このため、声等の音が仕切られた空間の外まで届きやすい。
図10は、第3実施形態に係る間仕切り体1Bを示す。第3実施形態に係る間仕切り体1Bは、3枚のパネルが接続されてコの字型に形成されている点で上記実施形態と異なる。3枚のパネル部2Bのうち、中央に配置されるパネル部2Bの面積が大きく、両側に配置されるパネル部2Bの面積が、中央に配置されるパネル部2Bよりも小さい。軸部3が隣接するパネル部2Bを接続する構成は、第1実施形態と同様である。第3実施形態によれば、パネル部2Bがコの字を形成するように3枚接続されているので、間仕切り体1Bが安定して自立する。
図11A及び図11Bは、第4実施形態に係る間仕切り体1Cを示す。第4実施形態に係る間仕切り体1Cは、パネル部2Cが4枚接続されている点で上記実施形態と異なる。図11Bに示すように、4枚のパネル部2Cは、略M字型に折り畳むことができるように接続されている。第4実施形態によれば、仕切りたい空間が大きいとき、間仕切り体1Cの幅方向の両端側に位置するパネル部2Cを、空間の奥行方向に沿うように配置し、間仕切り体1Cの中央側に位置するパネル部2Cを空間の左右方向に複数並べることで、仕切られる空間を広げることができる。
本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、変形、改良等は本開示に含まれる。接続されるパネル部2の数や向きは、限定されない。第4実施形態の変形例として、パネル部2を接続する枚数は任意に増やすことができ、パネル部2Cを屏風のように折り畳み可能とすることができる。
上記実施形態では、パネル25は透明な樹脂板である。パネル25の素材及び色は限定されない。パネルは、ガラスであってもよいし、アルミ板、アルミ樹脂複合板(アルポリック(登録商標))であってもよい。パネルは、半透明又は不透明であってもよい。
上記実施形態では、弾性部材26はゴム製パッキンである。弾性部材26は、グレーチングチャンネルやビードであってもよい。
固定部材は、なくてもよい。パネル部2には通気部や開口を配置してもよい。パネル部2に設けた開口を開閉可能な窓のように構成してもよい。上記実施形態では、固定部材4は、隣接するパネル部2同士を90度の角度で接続するように固定しており、内側縁411は略90度の角度で屈曲している。しかし、固定部材4がパネル部2を固定する角度及び内側縁411の屈曲する角度は、任意の角度に設定できる。例えば、45度、60度、120度、135度等を例示できる。
上記実施形態では、固定部材4は、内側係止部44を有している。固定部材は、内側係止部44を有さなくてもよい。挿入部42が隣接するパネル部2のそれぞれに挿入されることで、パネル部2の接続角度を固定することは可能である。あるいは、他の構成として、挿入部42の内側に内側係止部44を形成せずに、挿入部42の外側に上面部41から下方に突出する係止部を設けてもよい。挿入部42を軸部側縦框23の中空部232に挿入し、中空部232の外側の面の外側に係止部を配置するように構成してもよい。
上記実施形態では、固定部材4の上面部41は平坦な面に形成されている。上面部41は、平坦な面でなく、曲面でもよく、凹凸が形成されていてもよい。
固定補助脚5の形状は、上記実施形態に限定されない。支持面51は、略長方形でなくてもよい。支持面51の幅は、パネル部2の厚さ方向の寸法よりも大きくてもよく、長さはパネル部2に沿ってどの程度長くてもよい。補助脚挿入部52の形状は、円錐形状であってもよく、他の形状であってもよい。
第2実施形態では、第1通気口271は、下桟22の外側面223の高さ方向の中央付近に設けられている。第1通気口271は、外側面223の高さ方向の中央から下側に配置されていてもよい。
上記実施形態のいずれにおいても、パネル部2の大きさは限定されない。大きさの異なるパネル部2が軸部3により接続されていてもよい。第3実施形態では、中央に配置されるパネル部2Bの面積が、その両側に配置されるパネル部2Bの面積よりも小さく形成されている。第3実施形態の構成において、両側に配置されるパネル部2Bの面積は、中央に配置されるパネル部2Bの面積と同じでもよいし、中央に配置されるパネル部2Bよりも大きくてもよい。
1 間仕切り体、 2 パネル部、 3 軸部、 4 固定部材 27 通気部、 271 第1通気口、 272 第2通気口

Claims (5)

  1. 互いに連結される複数のパネル部と、
    隣接する前記パネル部の一方のパネル部及び他方のパネル部を接続する接続角度を、前記一方のパネル部及び前記他方のパネル部が自立するように調節可能に連結する軸部と、を有し、
    前記パネル部は、通気部を有し、
    前記通気部は、上下方向に離れて配置される第1通気口及び第2通気口を有し、前記第1通気口は、前記パネル部の外側の面に、前記第2通気口は、前記外側の面から前記パネル部の厚さ方向に離れて位置する前記パネル部の内側の面に形成され、
    前記外側の面及び前記内側の面は、それぞれ一枚の板材で構成され、
    前記外側の面を構成する板面の前記第1通気口における上縁側の先端は、前記パネル部の内部に向かって連続的に曲げられ
    前記内側の面を構成する板面の前記第2通気口における下縁側の先端は、前記内部に向かって連続的に曲げられ、
    前記第1通気口及び前記第2通気口は、前記パネル部の内部において前記パネル部の厚さ方向と交差する方向に連なる、間仕切り体。
  2. 前記パネル部の内側の面は、前記第1通気口から視認可能に前記第1通気口に対向して延びるように配置され、
    前記パネル部の外側の面は、前記第2通気口から視認可能に前記第2通気口に対向して延びるように配置される、請求項1に記載の間仕切り体。
  3. 前記パネル部は、前記一方のパネル部及び前記他方のパネル部を重ねた状態から180度まで開閉可能に接続され、
    前記接続角度は、0度より大きく180度より小さい、請求項1又は2に記載の間仕切り体。
  4. 前記接続角度を固定可能な固定部材をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の間仕切り体。
  5. 前記固定部材は、一対の前記パネル部で構成される間仕切り体を複数連結する請求項に記載の間仕切り体。
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