JP5575498B2 - 間仕切り装置及び間仕切りシステム - Google Patents
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複数の領域のうちの一の領域と、前記一の領域と隣接する他の領域は、異なる方向に配置され、前記一の領域の側方の少なくとも何れか一方は、その一部又は全部が、前記他の領域を構成する、前記第一側板又は前記第二側板によって構成される。
る他の領域を交互に配置して列状とすることで、各領域の独立性をより高めることができる。
り装置の安定性が確保される。
<構成>
図2から図5に示すように、第一実施形態に係る間仕切りシステム300は、柱状体としてのポール2、横梁体としてのビーム3を有する空間構造体1と、第一側板110、第二側板120、正面板130を有する間仕切り装置101とを備える。図2は、第一実施形態に係る間仕切りシステムの斜視図であり、図3は、第一実施形態に係る間仕切りシステムの側面図であり、開閉式ひさしが閉じられた状態を示す。また、図4は、第一実施形態に係る間仕切りシステムの側面図であり、開閉式ひさしが開放された状態を示す。図5は、第一実施形態に係る間仕切りシステムの平面図を示す。以下、初めに間仕切り装置101について説明し、その後、空間構造体1について説明する。
第一実施形態に係る間仕切り装置101は、第一側板110、第二側板120、正面板130を有する第一ワークプレイス(本発明の第一領域に相当する。)201を基本構成とし、第二ワークプレイス(本発明の第二領域に相当する。)202は、第一ワークプレイス201を反転させた態様である。このように、第一ワークプレイス201と第一ワークプレイス201が反転された第二ワークプレイス202が列方向において交互に配置されることで、列状の間仕切り装置101が構成されている。そして、第一実施形態では、このような列状の間仕切り装置101が3列構成されている。すなわち、第一ワークプレイス201と第二ワークプレイス202が同じパターンで配置された列状の間仕切り装置101が、所定の間隔を空けて3列平行に設けられている。所定の間隔は、通路として必要な間隔を確保するとともにオフィスの広さに応じて適宜設計される。なお、第一ワーク
プレイス201及び第二ワークプレイス202の設置数、列状の間仕切り装置101の列の数は、オフィスの規模や用途に応じて適宜変更することができる。
ており、第一側板110と固定金具160は、ねじなどの既存の固定手段により接続される。第一実施形態では、第一側板110の奥行き方向の一方の端部(手前側の端部)に沿って金具用貫通孔111が複数形成されている。従って、第一側板110は、一方の端部近傍でポール2と接続される。また、第一実施形態では、各ワークプレイス200に机150と椅子170が設けられている。そこで、第一側板110には、机150の天板151を支持する天板枠152を固定するための枠用固定孔112が設けられている。この枠用固定孔112は、第一側板110の高さ方向の中心よりも下部寄りに設けられている。なお、枠用固定孔112は、高さ方向に段階的に複数設けてもよい。これにより、机150の天板151の高さ位置の調整が可能となる。また、枠用固定孔112は、第一側板110の高さ方向の中心を通る仮想水平線と線対称となるように設けてもよい。これにより、図8Aに示すように、第一側板110を取り付ける際、上下を気にすることなく取り付けることが可能となる。図8Aは、第一側板の高さ方向の中心を通る仮想水平線と線対称となるように枠用固定孔設けることで、第一側板が反転させて使用可能であることを説明する図を示す。また、図8Bに示すように、第一側版0を右手側方としてだけでなく、左手側方にも使用することが可能となる。図8Bは、第一側板の高さ方向の中心を通る仮想水平線と線対称となるように枠用固定孔設けることで、間仕切り装置が異なる態様で使用可能であることを説明する図を示す。なお、使用しない枠用固定孔112には、例えばハンガーや小物等を引っ掛けることが可能なフック等を配置してもよく、これにより利便性が向上する。また、使用しない固定孔には、カバーを設けてもよく、これにより、デザイン性が向上する。
ークプレイス201の机150の天板151等を接続するための枠用固定孔112と、第二ワークプレイス202の机150の天板151等を接続するための枠用固定孔112を設ける必要がある。このように、第二側板120は、一対のワークプレイス203を構成する第二側板120と端部に設けられる一対のワークプレイス203を構成しない第二側板120で態様が異なる。従って、第二側板120は、二種類の態様を用意してもよいが、列の端部に用いられる第一ワークプレイス201又は第二ワークプレイス202の第二側板120も一対のワークプレイス203を構成する第二側板120と同様の構成としてもよい。これにより、汎用性が高まり、また、部品点数を削減することができる。なお、使用しない脚部用固定孔123には、カバーをしてもよく、これによりデザイン性が向上する。また、使用しない脚部用固定孔123に例えばフック等を設けることで、利便性が向上する。
190の開閉度合いを調整することで、オフィスの天井に設けられた空調機から送出される空気のワークスプレイス0への流入量を調整することができる。なお、例えば、光を透過する部材(例えば、ガラスやプラスチックパネル)で開閉式ひさし190を構成することで、オフィスの天井に設けられた照明からの光をワークプレイス200内に取り込むことができる。
上述した第一実施形態に係る間仕切り装置101は、空間構造体1を構成するポール2と接続されることで、安定的に支持される。また、空間構造体1は、ポール2やビーム3等を適宜組み合わせることで、オフィスなどの空間内に新たな任意空間を自由に設計することができる。従って、間仕切り装置101をこのような空間構造体1と共に用いることで、間仕切り装置101そのものの設計の自由度が向上される。以下、空間構造体1について説明する。
造体1に組み込まれるとき、配線用溝部36は鉛直上方向に開口するのでより多くのケーブルを収納すること可能となることが好ましいからである。勿論、鉛直下方向の配線用溝部38にもケーブルを収納することは可能であるが、外観のデザイン性が低下するため、その場合図12に示すワイヤリングカバーを配線用溝部38を覆うように設けてもよい。尚、ビーム3の水平方向の表面には、外壁面35、37に相当する壁面は設けられず、配線用溝部は存在しない。
bと、突起部72bとは反対の方向に付勢部72aから突出した突起部72cから構成される。付勢部72aは、突起部72bと突起部72cが設けられた各点を結ぶ線に対して線対称に形成される。具体的な付勢部72aの形状は、各突起部近傍(図中R1で示される領域)では線対称の中心線に若干沿う形状であり、更に付勢部72aの中央に近づくと(図中R2で示される領域)線対称の中心線から離れるように円弧形状をとり、付勢部72aの中央近傍(図中R3で示される領域)では線対称の中心線にほぼ平行な形状となる。付勢部72aがこのような形状を採ることで、R1で示される領域の付勢部を軸として、R3で示される領域の付勢部が図面に垂直な方向に撓みやすくなり、その撓みによって付勢部72aが図面に垂直な方向に付勢力を発揮することが可能となる。また突起部72cは、概ね円柱状の突起形状を有しており、突起部72bは、突起部72cより若干の横幅を有する形状である。尚、この横幅は、ポール2やビーム3の開口部23、33の幅より若干小さい。
力を発生させる。その結果、付勢部材72とベース部材73とから構成されるスライド連結装置71は、ビーム3内の任意の位置に固定される。
次に、上述した第一実施形態に係る間仕切りシステム300の設置手順について説明する。なお、以下に説明する設置手順は、一例であり、設置手順は適宜変更することができる。
以上説明した第一実施形態に係る間仕切りシステム300によれば、各ワークプレイス200の3方向が、第一側板110、正面板130、第二側板120によって仕切られることで、各ワークプレイス200の独立性が確保される。また、第一ワークプレイス201と第一ワークプレイス201が反転された第二ワークプレイスが列方向において交互に配置されることで、間仕切り装置101が列状に構成される。そして、第一実施形態では、このような列状の間仕切り装置101であって第一ワークプレイス201と第二ワークプレイス202の配置が同じパターンの列状の間仕切り装置101が3列構成される。従って、各ワークプレイス200の使用者の背後には、他のワークプレイスの収納棚180が存在し、他の使用者が存在することがない。また、仮に椅子170を引いたとしても、列方向における隣のワークプレイス200は、反転された態様ワークプレイス200であり、隣のワークプレイス200の使用者が視界に入ることはない。従って、第一実施形態に係る間仕切りシステム300では、各ワークプレイス200の独立性が高められている。なお、ワークプレイス200の下部や上部は、開放されていることから通気性は確保されている。また、第一実施形態に係る間仕切りシステム300では、各ワークプレイス200の背後や側方に収納棚180が存在することから、利便性にも優れている。更に、空間構造体1は、任意の空間を形成可能であり、設計の自由度が高いことから、間仕切り装置101の配置設計も自由に行うことができる。また、初期の設計だけでなく、間仕切り装置101のレイアウト変更等も容易に行うことができる。
第二実施形態に係る間仕切りシステム301は、第一実施形態の間仕切りシステム300よりも簡易な構成を有する。図21は、第二実施形態に係る間仕切りシステムの斜視図を示す。なお、図21は、3つのワークプレイス200からなる一列の間仕切り装置を示すが、ワークプレイス200の数や列状の間仕切り装置の数は、オフィスの規模等に応じて適宜変更可能である。第二実施形態に係る間仕切りシステム301は、収納棚180及び開閉式ひさし190を含まない構成であり、第一実施形態よりも簡易な構成となっている。本発明における間仕切りシステムは、第一実施形態のように収納棚180等を設けることでより利便性が向上される。但し、本発明に係る間仕切りシステムは、第二実施形態のようにシンプルな構成として用いることも可能である。なお、第二実施形態の間仕切りシステム301を構成する第一側板110、第二側板120、正面板130などの構成は、第一実施形態と同じであるので説明は割愛する。第二実施形態に係る間仕切りシステム301によっても、第一実施形態に係る間仕切りシステム300と同じく、各ワークプレイス200の独立性を確保することができる。
図22は、第三実施形態に係る間仕切りシステム302の平面図を示す。第三実施形態では、ポール2を中心としてワークプレイス200が放射状に4つ設けられている。換言すると、各ワークプレイス200の正面方向が90度ずつずれるように、ポール2の周囲に各ワークプレイス200が設けられている。なお、ワークプレイス200の数やポール2の数は、オフィスの規模等に応じて適宜変更可能である。第三実施形態においても、第一側板110はポール2と接続されているが、ポール2と側板2との距離が第一実施形態における距離よりも長くとられている。各ワークプレイス200の構成は、第一実施形態と同じであり、間仕切り装置101は、第一側板110、第二側板120、及び正面板130を備える。各ワークプレイス200の正面は、正面板130によって仕切られ、左手側方は、第二側板120によって仕切られている。なお、第一実施形態では、各ワークプレイス200の右手側方は、自身のワークプレイス200を構成する第一側板と、隣接するワークプレイス200の第一側板110によって仕切られていた。これに対し、第三実施形態では、各ワークプレイス200の右手側方は、自身のワークプレイス200を構成する第一側板110と、隣接するワークプレイス200の収納棚180によって仕切られている。
2・・・ポール
3・・・ビーム
10・・・ジョイント
71・・・スライド連結装置
72・・・付勢部材
72a・・・付勢部
73・・・ベース部材
101・・・間仕切り装置
110・・・第一側板
120・・・第二側板
130・・・正面板
140・・・脚部
150・・・机
151・・・天板
152・・・天板枠
160・・・固定金具
170・・・椅子
180・・・収納棚
190・・・開閉式ひさし
201・・・第一ワークプレイス
202・・・第二ワークプレイス
300、301、302・・・間仕切りシステム
Claims (9)
- 床から上方に延びる一又は複数の柱状体と接続され、該柱状体が設けられる空間を、対向する2つの側方及び正面からなり後方が開放された平面視四角形の複数の領域に仕切る間仕切り装置であって、
後方側の端部近傍が前記柱状体と接続され、前記複数の領域の各領域の一方の側方の正面側の一部を仕切る板状の第一側板と、
前記第一側板と直交し、前記第一側板の正面側の端部と一方の端部が接続され、前記各領域の正面を仕切る板状の正面板と、
前記正面板と直交し、前記正面板の他方の端部と正面側の端部が接続され、前記各領域の一方の側方と対向する他方の側方の全体を仕切る板状の第二側板と、を備え、
前記複数の領域のうちの一の領域と隣接する他の領域は、前記一の領域に対して反転して配置され、前記一の領域と該一の領域が反転された態様である前記他の領域が列状に交互に配置され、
前記一の領域の一方の側方は、正面側に位置する当該一の領域の第一側板と、後方側に位置する隣接する他の領域の第一側板とによって構成される、
間仕切り装置。 - 前記第一側板、前記正面板、及び前記第二側板は、前記床から所定の間隔を空けて設けられる、請求項1に記載の間仕切り装置。
- 前記各領域には、机の天板が設けられ、
前記机の天板は、一端が前記第一側板の内側面と接続され、他端は第二側板又は該天板を支持する脚部と接続され、少なくとも一端が前記柱状体によって支持される、請求項1又は2に記載の間仕切り装置。 - 前記一の領域の正面板の外側面には、前記他の領域の使用者が使用可能な収納部が設けられる、請求項1から3の何れか1項に記載の間仕切り装置。
- 床から上方に延びる複数の柱状体と、前記床に水平方向に延び、前記柱状体と接続される横梁体と、前記柱状体が設けられる空間を、対向する2つの側方及び正面からなり後方が開放された平面視四角形の複数の領域に仕切る間仕切り装置と、を含む間仕切りシステ
ムであって、
前記間仕切り装置は、
後方側の端部近傍が前記柱状体と接続され、前記複数の領域の各領域の一方の側方の正面側の一部を仕切る板状の第一側板と、
前記第一側板と直交し、前記第一側板の正面側の端部と一方の端部が接続され、前記各領域の正面を仕切る板状の正面板と、
前記正面板と直交し、前記正面板の他方の端部と正面側の端部が接続され、前記各領域の一方の側方と対向する他方の側方の全体を仕切る板状の第二側板と、を備え、
前記複数の領域のうちの一の領域と隣接する他の領域は、前記一の領域に対して反転して配置され、前記一の領域と該一の領域が反転された態様である前記他の領域が列状に交互に配置され、
前記一の領域の一方の側方は、正面側に位置する当該一の領域の第一側板と、後方側に位置する隣接する他の領域の第一側板とによって構成される、
間仕切りシステム。 - 前記列状の間仕切り装置が平行して複数列設けられ、
一の列状の間仕切り装置における第一の領域及び他の領域の配置パターンと、隣接する他の列状の間仕切り装置における第一の領域と他の領域の配置パターンは、同じパターンである、請求項5に記載の間仕切りシステム。 - 前記第一側板、前記正面板、及び前記第二側板は、前記床から所定の間隔を空けて設けられる、請求項5又は6に記載の間仕切りシステム。
- 前記各領域は、机の天板を有し、
前記机の天板は、一端が前記第一側板の内側面と接続され、他端は第二側板又は該天板を支持する脚部と接続され、少なくとも一端が前記柱状体によって支持される、請求項5から7の何れか1項に記載の間仕切りシステム。 - 前記一の領域の正面板の外側面には、前記他の領域の使用者が使用可能な収納部が設けられる、請求項5から8の何れか1項に記載の間仕切りシステム。
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