JP7217439B2 - フレーム装置及びフレーム装置の施工方法 - Google Patents

フレーム装置及びフレーム装置の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7217439B2
JP7217439B2 JP2018222941A JP2018222941A JP7217439B2 JP 7217439 B2 JP7217439 B2 JP 7217439B2 JP 2018222941 A JP2018222941 A JP 2018222941A JP 2018222941 A JP2018222941 A JP 2018222941A JP 7217439 B2 JP7217439 B2 JP 7217439B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
wall
side vertical
vertical frame
indoor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018222941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020084653A (ja
Inventor
良治 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018222941A priority Critical patent/JP7217439B2/ja
Publication of JP2020084653A publication Critical patent/JP2020084653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7217439B2 publication Critical patent/JP7217439B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Description

本発明は、フレーム装置及びフレーム装置の施工方法に関する。
従来より、室内には、室内空間を区画する間仕切壁が設置されているが、間取りを変更したい場合には、大掛かりな工事が必要であった。
例えば、下記特許文献1には、間隔を空けて起立された各柱の上端にビームを掛架した構成とされたフレームを備えた間仕切り装置が開示されている。
特開2011-6975号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような間仕切り装置では、壁面に沿わせて起立された柱と室内側に起立された柱とに掛架されたビームを天井に固定する等しなければ、このビームに連結部材を介して連結された室内側の柱が不安定になることが考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、施工性の向上が可能でありながらも安定的に設置し得るフレーム装置及びフレーム装置の施工方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明に係るフレーム装置は、壁面に沿うように配されて少なくとも一箇所が壁面に対して固定され下端部が床面に当接される壁側縦フレームと、該壁側縦フレームよりも長さ寸法が大とされ、該壁側縦フレームから離間して設置され上端部が天井に固定され下端部が床面に当接される室内側縦フレームと、長手方向第1端部が前記壁側縦フレームの上端部に連結され、長手方向第2端部が前記室内側縦フレームにおける前記壁側縦フレームの上端部の高さ位置に応じた部位に連結され、被保持部材を保持する上フレームと、を備えており、前記壁側縦フレームの長さ寸法は、前記上フレームと前記天井との間に隙間が形成されるように天井高よりも小とされ、該壁側縦フレームには、前記壁面に向けて止着される固着具が挿通される挿通孔が設けられていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るフレーム装置の施工方法は、少なくとも一箇所を壁面に固定し下端部を床面に当接させて壁側縦フレームを壁面に沿わせて設置する工程と、この壁側縦フレームから離間した位置となるように、上端部を天井に固定し下端部を床面に当接させて前記壁側縦フレームよりも長さ寸法が大とされた室内側縦フレームを設置する工程と、長手方向第1端部を前記壁側縦フレームの上端部に連結し、長手方向第2端部を前記室内側縦フレームにおける前記壁側縦フレームの上端部の高さ位置に応じた部位に連結して被保持部材を保持する上フレームを設置する工程と、を備えており、前記壁側縦フレームの長さ寸法は、前記上フレームと前記天井との間に隙間が形成されるように天井高よりも小とされていることを特徴とする。
本発明に係るフレーム装置及びフレーム装置の施工方法は、上述のような構成としたことで、施工性の向上が可能でありながらも安定的に設置することができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係るフレーム装置の一例を模式的に示す概略斜視図である。 (a)、(b)は、同フレーム装置の施工方法の一例を模式的に示す概略斜視図である。 (a)、(b)は、図1(a)におけるX1-X1線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 (a)、(b)は、図1(a)におけるX2-X2線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 (a)は、図1(a)におけるY-Y線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図1(a)におけるZ部に対応させた一部破断概略側面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、フレーム装置を設置した状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
図1~図5は、本実施形態に係るフレーム装置及びこのフレーム装置の施工方法の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るフレーム装置2は、図1に示すように、壁面5に沿うように配されて少なくとも一箇所が壁面5に対して固定され下端部が床面3に当接される壁側縦フレーム20と、この壁側縦フレーム20から離間して設置される室内側縦フレーム14と、を備えている。また、このフレーム装置2は、長手方向第1端部が壁側縦フレーム20に連結され、長手方向第2端部が室内側縦フレーム14に連結される上フレーム10を備えている。このような構成とすれば、壁面5に沿わせて壁側縦フレーム20を固定することができるので、壁に埋込状に配設する必要がなく、大掛かりな工事を要することなく設置でき、また、移設も容易に行うことができる。
本実施形態では、フレーム装置2は、図1(a)に示すように、互いに交差する壁面5,5にそれぞれ沿うように配される二本の壁側縦フレーム20,20と、これら二本の壁側縦フレーム20,20のそれぞれに連結される二本の上フレーム10,10と、を備えている。このような構成とすれば、平面視して略L字状のフレーム構造体を構築することができる。
また、本実施形態では、上フレーム10は、図1(b)に示すように、被保持部材としての間仕切パネル8を保持する構成とされている。このような構成とすれば、当該フレーム装置2を、間仕切パネル8とによって間仕切装置1として機能させることができる。また、本実施形態では、二本の上フレーム10,10の両方を被保持部材としての間仕切パネル8を保持する構成としている。このような構成とすれば、互いに交差する壁面5,5と、各上フレーム10,10に保持された間仕切パネル8,8と、によって所定の空間の四周を区画することができる。
この間仕切装置1(フレーム装置2)の施工対象となる建物としては、戸建住宅や集合住宅等の住宅に限られず、商業施設や公共施設等の建物であってもよい。図例では、互いに直交状に設けられた壁面5,5のそれぞれに壁側縦フレーム20,20を沿わせて設置し、これら壁側縦フレーム20,20の上端部に各壁面5,5に対して直交方向に延びるように各上フレーム10,10を連結した例を示している。なお、二本の上フレーム10,10同士及び二本の壁側縦フレーム20,20同士は、互いに同様の構成であるので、以下では、一つの上フレーム10及び一つの壁側縦フレーム20を例にとってそれぞれの具体的構成について説明する。
壁側縦フレーム20が沿わせられる壁面5は、壁クロスや塗装等の適宜の仕上処理が施された壁仕上面でもよく、仕上処理が施されていない壁下地面でもよい。
床面3は、適宜の床材の表面によって構成される床仕上面でもよく、床材が施工されていない床下地面でもよい。
天井4は、適宜の天井材の表面によって構成される天井仕上面でもよく、天井材が施工されていない天井下地面でもよい。
上フレーム10は、壁側縦フレーム20の上端部と、壁側縦フレーム20よりも長さ寸法が大とされた室内側縦フレーム14における壁側縦フレーム20の上端部の高さ位置に応じた部位(上フレーム連結部)16と、に架け渡されるように配される構成とされている。この上フレーム10は、長手方向に見た外郭形状が略方形状とされている。
この上フレーム10の長さ寸法は、壁側縦フレーム20から室内側縦フレーム14までの寸法に応じた寸法とされている。この上フレーム10の長さ寸法は、壁側縦フレーム20及び室内側縦フレーム14との接合態様に応じて適宜の寸法としてもよい。本実施形態では、この上フレーム10と壁側縦フレーム20及び室内側縦フレーム14とは、縦勝状に接合される構成とされている。つまり、上フレーム10の長手方向の各端面に、壁側縦フレーム20の上端部の見込面及び室内側縦フレーム14の上フレーム連結部16の対向する側面(壁側対向面)を当接させて接合される構成としている。
また、この上フレーム10には、図5(a)に示すように、間仕切パネル8の上端部を保持する保持部12が設けられている。本実施形態では、上フレーム10の保持部12は、間仕切パネル8を上フレーム10の長手方向に沿って移動自在に保持する構成とされている。つまり、間仕切パネル8を可動パネルとしている。また、上フレーム10の保持部12は、間仕切パネル8を吊下保持する構成とされている。つまり、間仕切パネル8は、上吊型で建て付けられる構成とされている。
この上フレーム10には、間仕切パネル8の上端部に設けられた被ガイド部9を受け入れてガイドするガイド溝13が全長に亘って延びるように設けられている。
また、本実施形態では、この上フレーム10に、複数本(図例では、二本)のガイド溝13,13を見込方向(パネル厚さ方向に沿う方向)に並列状に設けた構成としている。つまり、上フレーム10は、複数枚の間仕切パネル8をパネル厚さ方向に並列状に保持する構成とされている。
これらガイド溝13,13は、下方側に向けて開口するように設けられている。また、これらガイド溝13,13の溝幅方向両側を区画する溝側壁部の下端部から互いに向き合う方向に突出するように設けられた片部を保持部12,12,12,12としている。
また、図例では、これらガイド溝13,13間に設けられた溝側壁部11を、一体的に形成したような例を示しているが、各ガイド溝13,13を区画する複数本(図例では二本)の上フレーム部材を接合して上フレーム10を構成するようにしてもよい。また、この中央側の溝側壁部11に、壁側縦フレーム20及び室内側縦フレーム14を当該上フレーム10に連結するねじ等の固着具がねじ込まれる止着部を設けた構成としてもよい。なお、このような止着部としては、その他、種々の箇所に設けられたものでもよい。
また、この上フレーム10の上下方向に沿う見付寸法及びパネル厚さ方向に沿う見込寸法は、強度上の観点や、間仕切パネル8の上端部の保持態様、ガイド溝13の本数等に応じて適宜の寸法としてもよい。
間仕切パネル8は、上下方向に長尺な略矩形平板状とされている。この間仕切パネル8の上下方向に沿うパネル高さ寸法は、床面3から上フレーム10までの上下方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、この間仕切パネル8のパネル幅寸法や枚数は、壁側縦フレーム20から室内側縦フレーム14までの間仕切が可能なように、壁側縦フレーム20から室内側縦フレーム14までの寸法に応じて適宜の寸法や枚数としてもよい。また、間仕切パネル8のパネル幅寸法や枚数は、各間仕切パネル8の取扱性や操作性の観点等から適宜の寸法や枚数としてもよい。間仕切パネル8のパネル幅寸法は、例えば、一般的な引戸の戸幅寸法と同程度の寸法としてもよく、これよりも大きい寸法としてもよい。また、図例では、各上フレーム10に二枚の間仕切パネル8,8を引違状に設けた例を示している(図1(b)参照)。
また、この間仕切パネル8の上端部の被ガイド部9は、上フレーム10に案内支持されるランナーとされている。この被ガイド部9には、上フレーム10のガイド溝13に挿入され、両側の保持部12,12上を走行する転動体が設けられている。また、被ガイド部9は、間仕切パネル8の上端部のパネル幅方向両端部のそれぞれに設けられている。
なお、間仕切パネル8の下端部に、間仕切パネル8の下端側をガイドする適宜のガイド部材のガイドピン等が挿入(遊挿)される凹溝を設けた構成としてもよい。
また、間仕切パネル8のパネル幅方向の端部に適宜の手掛部を設けた構成としてもよい。
また、間仕切パネル8を、上吊型で建て付けられる構成に代えて、下荷重型で建て付けられる構成としてもよい。この場合は、間仕切パネル8の下端側に床面3や適宜の下レール等の走行対象を走行する戸車を設けたり、上端部の被ガイド部9や上フレーム10のガイド溝13、保持部12等を変形したりしてもよい。
また、間仕切パネル8としては、上フレーム10の長手方向に沿って移動自在とされたものに限られず、上フレーム10に対して固定的に保持されるものでもよい。また、間仕切パネル8としては、四周のフレーム内に透光板を設けた透光パネルとしてもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。また、上フレーム10に保持される被保持部材としては、間仕切パネル8に限られず、照明器具や配線、物干し、植物、写真、絵画等でもよく、その他、種々の物品でもよい。このような被保持部材に応じて上フレーム10の保持部12を適宜、変形するようにしてもよく、上フレーム10を、いわゆるダクトレールから構成されたものとしてもよい。
室内側縦フレーム14は、上下方向に長尺状とされている。この室内側縦フレーム14は、上端部が天井4に固定され下端部が床面3に当接される構成とされている。このような構成とすれば、この室内側縦フレーム14を安定的に設置することができる。また、この室内側縦フレーム14の上フレーム連結部16と壁側縦フレーム20の上端部とに上フレーム10の長手方向の各端部が連結されるので、上フレーム10を天井4に対して非固定とすることができる。これにより、大掛かりな工事を要することなく設置でき、また、移設も容易に行うことができる。また、天井4に波打ちや不陸、梁等の凹凸がある場合にもこれらとの干渉を抑制して上フレーム10を設置することができる。本実施形態では、後記する壁側縦フレーム20の長さ寸法を、上フレーム10と天井4との間に隙間が形成されるように天井高よりも小としている。
また、本実施形態では、この室内側縦フレーム14は、図5(b)に示すように、上端部に、昇降自在とされ、天井4に突き当てられる突当部18を設けた構成とされている。このような構成とすれば、室内側縦フレーム14の上端側を、突当部18を上昇させて天井4に突き当てることで固定することができ、固着具によって天井4側に固定する必要があるものと比べて、撤去や移設を容易に行うことができる。
この室内側縦フレーム14は、上下方向に長尺状とされたフレーム本体15の上端部に突当部18を昇降自在に設けた構成とされている。
フレーム本体15は、長手方向に見た外郭形状が略方形状とされている。このフレーム本体15は、中空筒形状とされたものでもよく、中実柱状とされたものでもよい。
また、このフレーム本体15の互いに交差し、各壁面5,5に対向する壁側対向面に、間仕切パネル8,8が当接される。これら壁側対向面の幅寸法(各上フレーム10,10の見込方向に沿う寸法)は、各上フレーム10,10の見込寸法と略同寸法とされている。なお、このフレーム本体15の壁側対向面に、後記する壁側縦フレーム20と同様な間仕切パネル8のパネル幅方向の端部を受け入れる戸じゃくり溝状の凹溝を設けた構成としてもよい。また、このフレーム本体15の壁側対向面とは異なる側の交差する側面は、平坦面状とされている。
また、このフレーム本体15における壁側縦フレーム20の上端部と同高さ位置に、上フレーム連結部16が設けられている。この上フレーム連結部16と上フレーム10とは、ねじ等の固着具によって接合されるものでもよく、また、固着具に代えてまたは加えて適宜の接合金具によって接合されるものでもよい。また、例えば、上フレーム連結部16の各壁側対向面に、上フレーム10の上面やガイド溝13内面に沿うように設けられる接合片部を突出させるように設け、この接合片部を介して上フレーム10に接合するような態様等としてもよい。上フレーム連結部16と上フレーム10との接合態様としては、その他、種々の接合態様の採用が可能である。
また、フレーム本体15の上端部には、突当部18の被保持部19を昇降自在に保持する保持部17が設けられている。本実施形態では、これら保持部17及び被保持部19の一方を雄ねじ部とし、他方をこの雄ねじ部がねじ合わされる雌ねじ穴としている。このような構成とすれば、ねじ作用によって突当部18を昇降させることができる。図例では、フレーム本体15の上端部に、保持部17を構成する雌ねじ穴を上方側に向けて開口させるように設け、突当部18の下面側に、被保持部19を構成する雄ねじ部を下方側に向けて突出させるように設けた例を示している。また、突当部18を、上下方向に厚さ方向を沿わせた板状とした例を示している。なお、この突当部18を平面視した形状は、フレーム本体15の外郭形状と同様な形状でもよく、また、異なる形状でもよい。また、この突当部18を後記するシート材7と同様なシート材を介して天井4に当接させる構成としてもよい。
また、突当部18としては、上記のような突当部18自体を回転させて昇降させるものに代えて、一方に設けられた雄ねじ部を受け入れる筒状部とこの筒状部に対して回転自在にかつ雄ねじ部にねじ合わされたナット部材とを設けたような構成等としてもよい。またねじ作用によって、突当部18を昇降させる構成とした態様に代えて、ばね等の付勢部材によって上昇側に向けて突当部18が付勢されたような構成とされたものでもよい。また、フレーム本体15の上端部に、上方側に向けて開口し、突当部18を昇降自在に受け入れる受入凹所を設けたような構成としてもよい。フレーム本体15の上端部に対して昇降自在に設けられる突当部18としては、その他、種々の変形が可能である。また、このような突当部18を設けた態様に代えて、または加えて、室内側縦フレーム14の上端部をねじ等の固着具や適宜の固定金具によって天井4に固定する構成としてもよい。
また、本実施形態では、室内側縦フレーム14(フレーム本体15)の下端部は、シート材7を介して床面3に当接される構成とされている。このシート材7としては、粘着シートや滑止シート等でもよい。このような構成とすれば、室内側縦フレーム14の下端側の移動を抑制することができる。なお、このようなシート材7を設けた態様に代えて、室内側縦フレーム14の下端部が床面3に直接的に当接される構成としてもよい。
壁側縦フレーム20は、上下方向に長尺状とされている。この壁側縦フレーム20の長さ寸法は、天井4側の凹凸との干渉を抑制する観点や間仕切性の観点等から上フレーム10の上方側に上記したような適宜の隙間が形成されるように適宜の寸法としてもよい。なお、このように上フレーム10の天井4側に隙間を設ける場合には、上フレーム10の天井4側に、この上フレーム10の長手方向の適所を吊下げるように保持する吊下部材を設けた構成としてもよい。また、壁側縦フレーム20の上端部に、上フレーム10の止着部に止着される固着具の挿通孔を設けた構成としてもよい。この壁側縦フレーム20の上端部と上フレーム10との接合態様としては、上記同様、種々の接合態様の採用が可能である。
また、この壁側縦フレーム20における壁面5に対する固定箇所は、壁側縦フレーム20の長手方向途中部位の適所でもよいが、好ましくは、長手方向中央部よりも上側部位としてもよく、図例では、上端側部位としている。本実施形態では、図3に示すように、壁側縦フレーム20の上端側部位に、壁面5に向けて止着される固着具28が挿通される挿通孔23,26を設けた構成としている。このような構成とすれば、挿通孔23,26に固着具28を挿通して壁側縦フレーム20を壁面5に固定することができる。
また、壁側縦フレーム20は、本実施形態では、壁面5との隙間調整機能を有した構成とされている。この壁側縦フレーム20は、図3及び図4に示すように、壁面5に向けて開口する受入溝22が全長に亘って設けられ、少なくとも一箇所(本実施形態では、上端側部位)が壁面5に対して固定され下端部が床面3に当接されるフレーム本体21を備えている。また、壁側縦フレーム20は、フレーム本体21の受入溝22に進退自在に受け入れられ、フレーム本体21の全長に亘って設けられた隙間遮蔽部材25を備えている。また、壁側縦フレーム20は、当該壁側縦フレーム20の長手方向に間隔を空けて複数箇所に設けられ、かつフレーム本体21の反壁面側となる見込面側において操作可能とされフレーム本体21に対して隙間遮蔽部材25を進退させる進退調整部材29を備えている。
上記のような構成とすれば、壁側縦フレーム20のフレーム本体21を固定した状態で、進退調整部材29を操作して隙間遮蔽部材25を壁面5に当接させることで、壁面5と壁側縦フレーム20との間に隙間が生じることを抑制することができる。これにより、設置箇所の波打ちや不陸に合わせて縦枠を現場において加工する必要があるようなものと比べて施工性を向上させることができる。また、複数箇所に進退調整部材29を設けているので、壁面5の上下方向において波打ちや不陸がある場合にも隙間を生じ難くすることができる。
フレーム本体21は、図3に示すように、長手方向に見た外郭形状が略方形状とされている。このフレーム本体21の見込面側には、間仕切パネル8のパネル幅方向の端部を受け入れる戸じゃくり溝状の凹溝21aが設けられている。この凹溝21aは、フレーム本体21の全長に亘って延びるように設けられている。本実施形態では、上フレーム10に並列状に設けられた二本のガイド溝13,13に対応させて、このフレーム本体21の見込面側に、二本の凹溝21a,21aを見込方向に並列状に設けた構成としている。なお、このような凹溝21aを設けていない構成としてもよい。
このフレーム本体21の見込方向に向く両側の側面(見付面)は、平坦面状とされている。また、図例では、このフレーム本体21の見込寸法を、上フレーム10の見込寸法と略同寸法とした例を示している。
また、このフレーム本体21の受入溝22は、溝長手方向に見て略方形溝状とされている。この受入溝22の溝深さ寸法は、後記する隙間遮蔽部材25の受入が可能なように、また、隙間遮蔽部材25による所望する調整寸法等に応じて適宜の寸法としてもよい。
この受入溝22の溝幅方向両側を区画する溝側壁部21b,21bは、フレーム本体21の壁面5に対面する側の見込方向両側縁部から壁面5に向けて突出するように設けられている。これら溝側壁部21b,21bの突出寸法は、壁面5に対面されるそれぞれの先端面が同一平面状となるように互いに同寸法とされている。また、これら溝側壁部21b,21bは、見込方向に厚さ方向を沿わせた板状とされている。これら溝側壁部21b,21bの厚さ寸法は、後記する隙間遮蔽部材25との段差を目立ち難くする観点や強度上の観点等から適宜の寸法としてもよい。
隙間遮蔽部材25は、長手方向に見た外郭形状が略方形状とされている。この隙間遮蔽部材25の見込方向に向く両側の側面(見付面)は、平坦面状とされている。また、図例では、隙間遮蔽部材25の見付方向(上フレーム10の長手方向に沿う方向)に向く両側の側面も略平坦面状とした例を示しているが、このような態様に限られない。
この隙間遮蔽部材25の見込方向に沿う寸法は、受入溝22の溝幅寸法に応じた寸法とされている。この隙間遮蔽部材25の見込方向に沿う寸法は、隙間遮蔽部材25が受入溝22内を見付方向(溝深さ方向)に移動可能なように受入溝22の溝幅寸法よりも僅かに小としてもよい。
また、この隙間遮蔽部材25の見付方向に沿う寸法は、当該隙間遮蔽部材25による所望する調整寸法等に応じて適宜の寸法としてもよい。図例では、隙間遮蔽部材25の見付方向に沿う寸法を、当該隙間遮蔽部材25の全体が受入溝22内に受け入れ可能な寸法としている(図4(b)参照)。また、図例では、フレーム本体21の受入溝22内に隙間遮蔽部材25が最大限退入された状態で、隙間遮蔽部材25の壁面5側に向く面とフレーム本体21の溝側壁部21b,21bの先端面とが略同一平面状となる構成とした例を示している。
壁側縦フレーム20の上端側部位の挿通孔23,26は、これらフレーム本体21及び隙間遮蔽部材25の上端側部位のそれぞれを見付方向に貫通するように設けられている。フレーム本体21の挿通孔23と隙間遮蔽部材25の挿通孔26とは、見付方向に見て一致する位置となるように設けられている。これら挿通孔23,26は、壁幅方向に延びるように壁に設けられた胴縁等の壁下地6の高さに応じた位置となるように設けられたものでもよい(図1参照)。つまり、壁側縦フレーム20(フレーム本体21)における壁面5に対する固定箇所は、壁下地6の高さに応じた位置としてもよい。また、図例では、これら挿通孔23,26を、フレーム本体21及び隙間遮蔽部材25のそれぞれの見込方向略中央部に設けた例を示している。
これら挿通孔23,26の内径は、固着具28の軸部28aの外径よりも僅かに大とされている。また、図例では、固着具28を皿ねじ状とし、フレーム本体21の挿通孔23の見込面側に、この固着具28の頭部28bを受け入れるざぐり状(皿ざぐり状)の凹部23aを設けた例を示している。この固着具28は、フレーム本体21の上端側部位と壁面5との間に隙間が形成されるように壁面5に向けて止着される。
なお、フレーム本体21及び隙間遮蔽部材25の下端側部位にも同様な挿通孔を設けた構成としてもよい。
また、フレーム本体21の下端部は、上記同様なシート材7(図5(b)参照)を介して床面3に当接されるものでもよい。このような構成とすれば、フレーム本体21の下端側を壁面5に固定しないような場合にも、フレーム本体21の下端側の移動を抑制することができる。なお、このようなシート材7を設けずにフレーム本体21の下端部が床面3に直接的に当接される構成としてもよい。
進退調整部材29は、図1(a)に示すように、本実施形態では、フレーム本体21の上端側部位を固定する固着具28よりも下方側に位置するように設けられている。また、進退調整部材29は、フレーム本体21の下端側部位と長手方向途中部位とに設けられている。図例では、フレーム本体21の上端側部位を固定する固着具28と下端側部位の進退調整部材29との間に略等間隔を空けて複数(図例では2つ)の進退調整部材29,29を設けた例を示している。この進退調整部材29を設ける位置や個数は、壁面5との隙間を抑制する観点や、作業性の観点等から適宜の位置や個数としてもよく、2つ~5つ程度としてもよい。なお、フレーム本体21における壁面5に対する固定箇所によっては、進退調整部材29を固定箇所よりも上方側にも設けた構成としてもよい。また、これら複数の進退調整部材29は、互いに同様の構成であるので、以下では、一つを例にとって具体的構成について説明する。
進退調整部材29は、図4に示すように、フレーム本体21及び隙間遮蔽部材25の見込方向略中央部に位置するように設けられている。また、この進退調整部材29は、本実施形態では、隙間遮蔽部材25の壁面5側に向く面から突出しないように設けられている。このような構成とすれば、進退調整部材29と壁面5との干渉を抑制することができる。
また、本実施形態では、進退調整部材29は、フレーム本体21に回転自在に保持される被保持部29aと、隙間遮蔽部材25に設けられた雌ねじ穴27にねじ合わされる雄ねじ部29dと、を備えている。このような構成とすれば、進退調整部材29を雄ねじ部29dの軸回りに回転させることで隙間遮蔽部材25をねじ作用によって進退させることができる。また、進退調整部材25がフレーム本体21に保持されているので、この進退調整部材25によってフレーム本体21に対して隙間遮蔽部材25を保持させることができる。
また、進退調整部材29の被保持部29aは、フレーム本体21を見付方向に貫通する挿通孔24に回転自在に挿通された軸状(丸棒状)とされている。この被保持部29aの軸方向一方側端部には、フレーム本体21の見込面側においてドライバー等の治具によって操作可能とされた十字穴やすりわり等の操作部が設けられた頭部29bが設けられている。フレーム本体21の挿通孔24の見込面側には、上記同様、進退調整部材29の頭部29bを受け入れるざぐり状(皿ざぐり状)の凹部24aが設けられている。また、図例では、フレーム本体21の挿通孔24及び上記した固着具28の挿通孔23が設けられた部位の見込方向両側に、フレーム本体21の全長に亘って延びる中空部を設けた例を示している。
また、被保持部29aの軸方向他方側には、受入溝22の溝底22aに当接または近接される鍔状部29cが設けられている。この鍔状部29cは、被保持部29aに対して軸方向に移動不能に固定的に設けられており、外径が挿通孔24の内径よりも大とされている。進退調整部材29は、この鍔状部29cと頭部29bとによってフレーム本体21に対して軸方向への移動が抑止されている。なお、フレーム本体21の受入溝22の溝底22aまたはこれに対面される隙間遮蔽部材25の反壁面側に向く面に、鍔状部29cを受け入れる凹部を設けた構成としてもよい。
また、進退調整部材29の雄ねじ部29dは、被保持部29aと同軸状に設けられており、受入溝22の溝底22aから壁面5に向けて突出するように設けられている。この雄ねじ部29dは、溝側壁部21b,21bの先端面から突出しないように設けられている。図例では、雄ねじ部29dを、その壁面5側の先端面が溝側壁部21b,21bの先端面よりも見付方向で僅かに溝底22a側となるように設けた例を示しているが、このような態様に限られない。
隙間遮蔽部材25の雌ねじ穴27は、フレーム本体21の挿通孔24と見付方向に見て一致する位置となるように設けられている。図例では、この雌ねじ穴27を、隙間遮蔽部材25を見付方向に貫通させて設けた例を示しているが、有底穴状としてもよい。また、図例では、隙間遮蔽部材25の雌ねじ穴27及び上記した固着具28の挿通孔26が設けられた部位の見込方向両側に、隙間遮蔽部材25の全長に亘って延びる中空部を設けた例を示している。
なお、この雌ねじ穴27は、隙間遮蔽部材25に直接的に設けられたものでもよく、隙間遮蔽部材25に埋込状に設けられたナット部材に設けられたものでもよい。また、フレーム本体21の挿通孔23,24及び隙間遮蔽部材25の挿通孔26も同様、これらフレーム本体21及び隙間遮蔽部材25に直接的に設けられたものでもよく、これらに埋込状に設けられた適宜のカラー等の円筒状部材に設けられたものでもよい。また、進退調整部材29に加えて隙間遮蔽部材25をフレーム本体21に対して進退自在に保持する部材を設けた構成としてもよく、また、隙間遮蔽部材25の受入溝22外への移動を抑止する適宜のストッパー部を設けた構成等としてもよい。
また、本実施形態では、フレーム本体21及び隙間遮蔽部材25における少なくとも室内側において露出する表面(露出表面)を、互いに同色状としている。このような構成とすれば、フレーム本体21と隙間遮蔽部材25との外観の統一化を図ることができ、壁面5との間の隙間調整機能を有したものとしながらも、違和感を生じ難くすることができる。フレーム本体21の上記露出表面は、反壁面側に向く見込面、見込方向に向く両側面(見付面)及び溝側壁部21b,21bの先端面を含む。また、隙間遮蔽部材25の上記露出表面は、当該隙間遮蔽部材25がフレーム本体21の受入溝22に対して最大限進出された状態において露出する見込方向に向く両側面(見付面)を指すが、見込方向に向く両側面の全体としてもよい。
また、フレーム本体21の上記露出表面と隙間遮蔽部材25の上記露出表面とが同色状とは、完全に同色に限られず、それぞれが単一色であれば、視覚的に見分け難い程度に互いの色差が小さいようなものも含む。また、フレーム本体21の上記露出表面及び隙間遮蔽部材25の上記露出表面に模様や柄が施されている場合には、同様の模様や柄が同系色で施されているようなものも含む。また、上記した上フレーム10及び室内側縦フレーム14の少なくとも室内側において露出する表面(露出表面)を、これらフレーム本体21及び隙間遮蔽部材25の上記露出表面と同色状としてもよい。また、これら上フレーム10、室内側縦フレーム14及び壁側縦フレーム20の上記露出表面は、塗装や化粧シートの貼着等によって適宜の表面化粧処理が施された化粧面としてもよい。このような構成とすれば、既設の室内壁に対して設置する際にも容易にかつ見栄え良く設置することができ、リフォーム用部材としても好適に用いることができる。例えば、これら上フレーム10、室内側縦フレーム14及び壁側縦フレーム20の上記露出表面を、アイアン調の黒色系やマット調の白色系の表面仕上処理が施されたものとしてもよい。なお、このような態様に代えて、施工後に適宜の表面仕上処理がなされるものでもよい。
また、これら上フレーム10、室内側縦フレーム14及び壁側縦フレーム20は、アルミニウムやステンレス等の金属系材料から押出成形された金属製形材としてもよい。また、これら上フレーム10、室内側縦フレーム14及び壁側縦フレーム20は、金属系材料から形成されたものに限られず、合成樹脂系材料や木質系材料から形成されたものでもよい。また、室内側縦フレーム14のフレーム本体15と突当部18とは、同材料から形成されたものに限られず、例えば、突当部18をフレーム本体15よりも軟質な材料から形成されたものとしてもよい。また、壁側縦フレーム20のフレーム本体21と隙間遮蔽部材25とも、同材料から形成されたものに限られず、例えば、隙間遮蔽部材25をフレーム本体21よりも軟質な材料から形成されたものとしてもよい。
次に、上記構成とされた本実施形態に係るフレーム装置2の施工方法の一例について説明する。
同施工方法は、図2(a)に示すように、少なくとも一箇所を壁面5に固定し下端部を床面3に当接させて壁側縦フレーム20を壁面5に沿わせて設置する工程を備えている。本実施形態では、互いに交差する壁面5,5のそれぞれに沿わせて壁側縦フレーム20,20を設置する構成としている。これら壁側縦フレーム20,20は、本実施形態では、上記のように、上端側部位に固着具28の挿通孔23,26を設けているので、挿通孔23,26を介して固着具28を各壁面5,5に向けて止着し、固定するようにしてもよい。また、各フレーム本体21,21の下端部を、シート材7を介して床面3に当接させるようにしてもよい。また、この際、各フレーム本体21,21とこれらのそれぞれが対面される壁面5,5との間に隙間が形成されるように設置する構成としている。
また、同施工方法は、図2(b)に示すように、壁側縦フレーム20,20から離間した位置となるように、上端部を天井4に固定し下端部を床面3に当接させて室内側縦フレーム14を設置する工程を備えている。この室内側縦フレーム14は、各壁側対向面が各壁側縦フレーム20,20の見込面に対面する位置となるように設置される。また、この室内側縦フレーム14は、上端部の突当部18を上昇させて天井4に突き当て、下端部をシート材7を介して床面3に当接させて設置するようにしてもよい。
また、同施工方法は、図2(b)及び図1(a)に示すように、長手方向第1端部を壁側縦フレーム20の上端部に連結し、長手方向第2端部を室内側縦フレーム14の上フレーム連結部16に連結して上フレーム10を設置する工程を備えている。本実施形態では、二本の上フレーム10,10のそれぞれの長手方向第1端部を各壁側縦フレーム20,20の上端部に連結し、長手方向第2端部を室内側縦フレーム14の各壁側対向面に連結する構成としている。
また、本実施形態では、同施工方法は、各壁側縦フレーム20,20の進退調整部材29,29を操作して隙間遮蔽部材25,25を各壁面5,5に当接させる工程を備えている。このような構成とすれば、設置箇所の波打ちや不陸に合わせて縦枠を現場において加工する必要があるようなものと比べて施工性を向上させることができる。
そして、上フレーム10に、適宜、被保持部材を構成する間仕切パネル8を建て付けるようにしてもよい。なお、上記施工手順は、一例に過ぎず、種々の変形が可能である。
また、本実施形態では、上フレーム10と天井4との間に隙間が形成される構成とした例を示しているが、上フレーム10が天井4に当接される構成としてもよい。
また、本実施形態では、壁側縦フレーム20に固着具28の挿通孔23,26を設けた例を示しているが、このような挿通孔23,26を設けていない構成としてもよい。
また、本実施形態では、壁側縦フレーム20にフレーム本体21、隙間遮蔽部材25及び進退調整部材29を設け、この壁側縦フレーム20を隙間調整機能を有した構成とした例を示しているが、このような隙間調整機能を有していない構成としてもよい。
また、本実施形態では、二本の上フレーム10と二本の壁側縦フレーム20と一本の室内側縦フレーム14とによって平面視して略L字状のフレーム構造体を構築する構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、同一壁面5に壁幅方向に間隔を空けて沿わせられる二本の壁側縦フレーム20と、これらの各々から離間して設置される二本の室内側縦フレーム14と、各縦フレームを平面視して略C字状に連結する三本の上フレーム10と、を備えた構成としてもよい。または、一本の壁側縦フレーム20と一本の室内側縦フレーム14と二本の上フレーム10とによって平面視して略L字状のフレーム構造体を構築する構成としてもよい。さらには、一本の壁側縦フレーム20と一本の室内側縦フレーム14と一本の上フレーム10とによって平面視して略I字状のフレーム構造体を構築する構成としてもよい。また、本実施形態に係るフレーム装置2の各部材及び各部の構成は、上記したような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
2 フレーム装置
10 上フレーム
12 保持部
14 室内側縦フレーム
16 上フレーム連結部(壁側縦フレームの上端部の高さ位置に応じた部位)
18 突当部
20 壁側縦フレーム
23 挿通孔
26 挿通孔
28 固着具
3 床面
4 天井
5 壁面
8 間仕切パネル(被保持部材)

Claims (5)

  1. 壁面に沿うように配されて少なくとも一箇所が壁面に対して固定され下端部が床面に当接される壁側縦フレームと、該壁側縦フレームよりも長さ寸法が大とされ、該壁側縦フレームから離間して設置され上端部が天井に固定され下端部が床面に当接される室内側縦フレームと、長手方向第1端部が前記壁側縦フレームの上端部に連結され、長手方向第2端部が前記室内側縦フレームにおける前記壁側縦フレームの上端部の高さ位置に応じた部位に連結され、被保持部材を保持する上フレームと、を備えており、
    前記壁側縦フレームの長さ寸法は、前記上フレームと前記天井との間に隙間が形成されるように天井高よりも小とされ、該壁側縦フレームには、前記壁面に向けて止着される固着具が挿通される挿通孔が設けられていることを特徴とするフレーム装置。
  2. 請求項において、
    前記室内側縦フレームの上端部には、昇降自在とされ、前記天井に突き当てられる突当部が設けられていることを特徴とするフレーム装置。
  3. 請求項1または2において、
    互いに交差する壁面にそれぞれ沿うように配される二本の前記壁側縦フレームと、これら二本の壁側縦フレームの上端部にそれぞれの長手方向第1端部が連結され、長手方向第2端部が前記室内側縦フレームに連結される二本の前記上フレームと、を備えていることを特徴とするフレーム装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記上フレームには、前記被保持部材としての間仕切パネルの上端部を保持する保持部が設けられていることを特徴とするフレーム装置。
  5. 少なくとも一箇所を壁面に固定し下端部を床面に当接させて壁側縦フレームを壁面に沿わせて設置する工程と、この壁側縦フレームから離間した位置となるように、上端部を天井に固定し下端部を床面に当接させて前記壁側縦フレームよりも長さ寸法が大とされた室内側縦フレームを設置する工程と、長手方向第1端部を前記壁側縦フレームの上端部に連結し、長手方向第2端部を前記室内側縦フレームにおける前記壁側縦フレームの上端部の高さ位置に応じた部位に連結して被保持部材を保持する上フレームを設置する工程と、を備えており、
    前記壁側縦フレームの長さ寸法は、前記上フレームと前記天井との間に隙間が形成されるように天井高よりも小とされていることを特徴とするフレーム装置の施工方法。
JP2018222941A 2018-11-29 2018-11-29 フレーム装置及びフレーム装置の施工方法 Active JP7217439B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018222941A JP7217439B2 (ja) 2018-11-29 2018-11-29 フレーム装置及びフレーム装置の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018222941A JP7217439B2 (ja) 2018-11-29 2018-11-29 フレーム装置及びフレーム装置の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020084653A JP2020084653A (ja) 2020-06-04
JP7217439B2 true JP7217439B2 (ja) 2023-02-03

Family

ID=70906924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018222941A Active JP7217439B2 (ja) 2018-11-29 2018-11-29 フレーム装置及びフレーム装置の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7217439B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106587A (ja) 2008-10-30 2010-05-13 Okamura Corp 間仕切り装置における支柱固定構造
JP2011162961A (ja) 2010-02-05 2011-08-25 Uchida Yoko Co Ltd 間仕切り装置及び間仕切りシステム
JP2013032647A (ja) 2011-08-02 2013-02-14 Freesia House Co Ltd 間仕切り
JP2018071327A (ja) 2016-11-04 2018-05-10 株式会社イトーキ 間仕切装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54153115U (ja) * 1978-04-15 1979-10-24

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106587A (ja) 2008-10-30 2010-05-13 Okamura Corp 間仕切り装置における支柱固定構造
JP2011162961A (ja) 2010-02-05 2011-08-25 Uchida Yoko Co Ltd 間仕切り装置及び間仕切りシステム
JP2013032647A (ja) 2011-08-02 2013-02-14 Freesia House Co Ltd 間仕切り
JP2018071327A (ja) 2016-11-04 2018-05-10 株式会社イトーキ 間仕切装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
インターネット,2011年03月31日,http://www.links-i.com/news/one.php?te_id=9

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020084653A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11434636B2 (en) Ceiling baffle apparatus and ceiling baffle system for a dynamic acoustic ceiling and methods thereof
KR101529009B1 (ko) 착탈식 벽체 프레임 조립체 및 그 시공방법
KR101576230B1 (ko) 천장마감용 경량 철골 조립체
US20170051505A1 (en) Channel for interior glass panel
US3736714A (en) Wall stud system
KR101452968B1 (ko) 칸막이 시공용 하부 구조체
JP7217439B2 (ja) フレーム装置及びフレーム装置の施工方法
KR100842345B1 (ko) 슬래브 마감재용 천정재 구조
US9752332B2 (en) Molding members for movable partition systems and header structures and components thereof, and related methods of installation
US3888059A (en) Partition wall construction
JP2020084652A (ja) フレーム装置及びフレーム装置の施工方法
RU132823U1 (ru) Невидимый крепеж "зигзаг" для монтажа облицовочной доски
JP7117523B2 (ja) 壁下地装置
JP6944029B2 (ja) 軒先構造、建物、軒先施工方法
JP6890534B2 (ja) 壁下地装置
JP7074534B2 (ja) 仮設建物の壁構造とその施工方法
JP7329280B1 (ja) パネル及びパネルの施工方法
JP7117625B2 (ja) 引戸装置及び間仕切壁構造
KR20190069868A (ko) 건식벽면 시공구조체 및 상기 시공구조체의 시공방법
JP7074980B2 (ja) ベランダ用間仕切りの取付方法
JP7022930B2 (ja) 壁下地装置及びこれを用いた壁下地施工方法
KR200373828Y1 (ko) 욕실용 천장패널 이음부 장식몰딩
JP2019112879A (ja) 壁下地装置及び壁下地施工方法
KR101857252B1 (ko) 조립식 칸막이
JP2007023684A (ja) 座屈変形自在の耐震ドア

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230113

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7217439

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151