JP7329280B1 - パネル及びパネルの施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 下地材及びランナー材が不要で、容易に施工可能なパネル及びパネルの施工方法を提供する。【解決手段】 柱100の側面101を覆うパネル1であって、板状のボード材10と、ボード材10の一面側に形成されクッション性を有するクッションボード20と、ボード材10にクッションボード20を固定すると共に、隣り合うパネル1同士を連結する第1金物30、第2金物40と、ボード材10から鉛直方向に突出すると共に突出長さが調整可能なボルト50、ボルト60と、を備えることを特徴とするパネル1である。また、複数のパネル1で柱100を囲み、隣り合うパネル1同士を連結することを特徴とするパネル1の施工方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、パネル及びパネルの施工方法に関する。
従来、柱の側面に、壁面となるボード材を固定する場合、例えば、複数の細長の下地材を固定した後、その上にボード材を固定していた(特許文献1参照)。また、床面及び天井面に、断面視がU字形のランナー材(差込材)を鉛直方向において開口部が対向するようにそれぞれ固定し、一対のランナー材の間に下地材を挿入・固定した後、下地材の上にボード材を固定していた。
特開2003-64804号公報
しかしながら、従来の方法では、下地材毎に鉛直方向の位置出しをした状態で柱に固定するため、施工に時間を要していた。すなわち、下地材の数に対応して、複数回にて位置出しする必要があり、手間を要していた。また、ランナー材毎に位置出しする必要があり、手間を要していた。
そこで、本発明は、下地材及びランナー材が不要で、容易に施工可能なパネル及びパネルの施工方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、柱又は壁の表面を覆うパネルであって、板状のボード材と、前記ボード材の一面側に形成されクッション性を有するクッションボードと、前記ボード材に前記クッションボードを固定すると共に、隣り合うパネル同士を連結する金物と、を備えることを特徴とするパネルである。
このような構成によれば、クッション層を柱又は壁の表面側に配置することで、柱又は壁の表面が凸凹していたとしても、その凸凹に対応してクッション層が変形可能である。すなわち、柱又は壁の表面の凸凹に対応してクッション層を変形させた状態で、ボード材(パネル)について鉛直方向の位置出しすることで、パネルを鉛直方向に配置しつつ柱又は壁の表面を覆うことできる。
言い換えると、1枚のパネルについて、1回の鉛直方向の位置出しするのみで、パネルで柱又は壁を覆うことができる。このように、下地材及びランナー材が不要となるうえ、パネルの施工が容易となり、施工時間を短縮できる。
また、このような構成によれば、金物によって、クッションボードをボード材に固定すると共に、隣り合うパネル同士を連結できる。
また、前記ボード材から鉛直方向に突出すると共に突出長さが調整可能な突出部を備える構成としてもよい。
このような構成によれば、パネルを柱又は壁の表面に固定した後、床面又は天井面に当接するように突出部の突出長さを調整することで、鉛直方向においてパネルが床面又は天井面に支持/当接される。これにより、その後、パネルがずれ難くなる。
また、前記課題を解決するための手段として、本発明は、複数の前記パネルで柱を囲み、隣り合うパネル同士を連結することを特徴とするパネルの施工方法である。
このような構成によれば、複数のパネルで柱を囲み、隣り合うパネル同士を連結することにより、複数のパネルが柱に対してずれ難くなる。
本発明によれば、下地材及びランナー材が不要で、容易に施工可能なパネル及びパネルの施工方法を提供することができる。
本実施形態に係るパネルの斜視図である。 本実施形態に係るパネルの施工方法を示す平面図である。 本実施形態に係る第1金物及び第2金物の断面図であり、連結状態(差込状態)を示している。 本実施形態に係る第1金物及び第2金物の断面図であり、非連結状態(差込前状態)を示している。 本実施形態に係る第1金物及び第2金物の背面図であり、非連結状態(差込前状態)を示している。
本発明の一実施形態について、図1~図5を参照して説明する。なお、図2において、第1金物30、第2金物40を省略している。また、図3~図4において、明確にするため、ボード材10、クッションボード20と、第1金物30、第2金物40との間に隙間を形成している。
≪パネルの構成≫
図1に示すように、パネル1(1A~1D)は、四角柱状の柱100(図2参照)の4つの側面101(表面)を覆う建材であって、板状を呈する2層構造の部材である。パネル1は、室内側(外側)に配置されるボード材10と、ボード材10の柱側面である裏面11(一面)に固定された層状のクッションボード20(クッション層)と、第1金物30と、第2金物40と、2本のボルト50(突出部)と、2本のボルト60(突出部)と、を備えている。つまり、クッションボード20は、ボード材10の裏面11側(一面側)に形成されている。前側のパネル1Aと後側のパネル1C、左側のパネル1Bと右側のパネル1Dとは同一の構造である。ボード材10、クッションボード20の厚さは、例えば、30mm、30mmである。
<ボード材>
ボード材10は、室内側に配置される薄板状の部材であって、例えば、木製の木質ボード、不燃ボード(石膏ボード、ケイカル材(ケイ酸カルシウム板)等)で構成されている。また、ボード材10の表面に、難燃性のクロス材(繊維材)を貼着し、耐火性を備える構成としてもよい。
ボード材10の下部には下面12から鉛直上向きに穿設された2つのボルト穴13、13が形成されている。2つのボルト穴13は、ボード材10の幅方向において、概ね均等に配置されている。ボルト穴13は、ボルト50が螺合する雌ねじ穴である。
ボード材10の上部には上面14から鉛直下向きに穿設された2つのボルト穴15、15が形成されている。ボルト穴15は、ボルト60が螺合する雌ねじ穴である。
<クッションボード>
クッションボード20は、クッション性を有する薄板状部材、つまり、弾性変形可能な薄板状部材である。クッションボード20は、例えば、合成樹脂層、合成ゴム層(ウレタン層等)で形成されている。その他、クッションボード20は、人造鉱物繊維(ロックウール、グラスウール等)層で形成されている。すなわち、クッションボード20は、要求される性能(クッション性、断熱性、耐火性等)、施工場所等に基づいて選定された適当な材料から形成されている。
<第1金物、第2金物>
第1金物30は、前側のパネル1Aと後側のパネル1Cにおいて、ボード材10にクッションボード20を固定するための部材である(図2~図5参照)。第2金物40は、左側のパネル1Bと右側のパネル1Dにおいて、ボード材10にクッションボード20を固定するための部材である(図2~図5参照)。また、第1金物30、第2金物40は、第1金物30が第2金物40内に差し込まれることで相互に連結され、その結果、周方向において隣り合うパネル1A、1B、1C、1Dを連結する部材である(図3~図5参照)。
第1金物30は、前側のパネル1Aの内面(柱100側の面、図2~図5参照)に、高さ方向(上下方向)において所定間隔を隔てて複数固定されている。また、第1金物30は、前側のパネル1Aの内面(柱100側の面)に、左右方向において、両端側にそれぞれ固定されている。なお、第1金物30は、後側のパネル1Cの内面にも同様に固定されている。
第2金物40は、左側のパネル1Bの内面(柱100側の面、図2~図5参照)に、高さ方向(上下方向)において所定間隔を隔てて複数固定されている。また、第2金物40は、左側のパネル1Bの内面(柱100側の面)に、前後方向において、両端側にそれぞれ固定されている。なお、第2金物40は、右側のパネル1Dの内面にも同様に固定されている。
ここで、前側のパネル1Aの左側の第1金物30と、左側のパネル1Bの前側の第2金物40とについて、具体的に説明する。
<第1金物>
第1金物30は、金属製の部材であって、細長の金属製(鉄製等)の板材を曲げ加工等することによって作製されたものである。第1金物30は、ボード材10に固定されるベース31と、ベース31の幅方向外側端から後側(柱100側)に向かって延びる脚部32と、脚部32の後端から右側(幅方向内側)に向かって延びる段差部33と、段差部33の右端から後側に向かって延びる被差込部34と、を備えている。すなわち、脚部32と被差込部34とは、左右方向において段違いで配置されている。
ベース31には、ビス(図示しない)が挿通される挿通孔31aが形成されている。そして、ベース31は、ビス(図示しない)でボード材10の裏面11(柱100側の面)に固定されている。これにより、パネル1Aの解体時、ボード材10と第1金物30とが容易に分解(分離)され、第1金物30が容易に再利用されるようになっている。なお、ベース31が、接着剤でボード材10に固定された構成でもよい。
ベース31と脚部32との間には、折り曲げ部分を外側からプレス加工することでL字形で内側に膨出したリブ31bが形成されている。これにより、脚部32は、ベース31に対して所定角度(例えば90°)で保持されるようになっている。したがって、前側のパネル1Aと左側のパネル1Bとは、所定角度で保持されるようになっている。
脚部32は、前記したように、被差込部34に対して一段左外側に配置されている。そして、第1金物30及び第2金物40が組み付いた状態において(図3参照)、脚部32の左面(外面)と、第2金物40のベース41の左面(外面)とが、面一になるように構成されている。すなわち、脚部32と左側のパネル1Bを構成するボード材10との間に、隙間が形成されず、ボード材10の前端部が裏面側(背面側)から脚部32で支持されている。これにより、左側のパネル1Bを構成するボード材10の前端部が、室内側から柱100側(裏面側)に押されたとしても、脚部32で良好に支持され、ボード材10にクラック等が発生し難くなっている。
被差込部34は、第2金物40の後記する差込溝44に差し込まれる部分である。このように、被差込部34が、差込溝44に差し込まれることにより、第1金物30と第2金物40とが連結し、その結果、前側のパネル1Aと左側のパネル1Bとが連結されるようになっている。
被差込部34の厚さは、差込溝44の溝幅と略同一又は若干小さく、被差込部34は差込溝44に圧入されるようになっている。これにより、被差込部34とベース41及び保持部43との摩擦力が大きくなり、被差込部34が差込溝44から抜け難くなっている。
被差込部34の若干先端側(後側)には、切起こし加工により形成された係止片34aが形成されている。係止片34aは、被差込部34をU字形に打ち抜いた後に右側に曲げ起こすことで形成された部分である。係止片34aは、被差込部34が差込溝44に差し込まれた状態において係止孔43cに係止し、被差込部34が差込溝44から脱落し難くなっている。
クッションボード20はベース31の後側に配置され、クッションボード20の左端部がピン70でベース31に固定されるようになっている。ピン70は、第1金物30の付属品(一部)であって、クッションボード20を貫通するピン本体71と、ピン本体71に固定されると共にクッションボード20を押さえる円板状の押さえ板72と、を備えている。ピン本体71は導電性材料(銅合金等)で形成されており、ピン用の溶接機(図示しない)で通電することで、ピン本体71の前端がベース31に溶接されるようになっている。その他、第1金物30が、クッションボード20の左端部が差し込まれると共にこの左端部を保持するU字形の保持部を備える構成としてもよい。
<第2金物>
第2金物40は、金属製の部材であって、細長の金属製の板材を曲げ加工等することによって作製されたものである。第2金物40は、ボード材10に固定されるベース41と、ベース41の幅方向内側端から内側(柱100側)に延びる脚部42と、脚部42の内側端から前側に延びる保持部43と、を備えている。
ベース41は、ビス(図示しない)が挿通される挿通孔41aが形成されている。そして、ベース41は、ビス(図示しない)でボード材10の裏面11(柱100側の面)に固定されている。これにより、パネル1Bの解体時、ボード材10と第2金物40とが容易に分解(分離)され、第2金物40が容易に再利用されるようになっている。なお、ベース41が、接着剤でボード材10に固定された構成でもよい。
ベース41、脚部42及び保持部43は、平面視において全体でU字形を呈しており、その内側に差込溝44が形成されている。差込溝44は、被差込部34が差し込まれる溝である。
保持部43は、ベース41及び脚部42とで、被差込部34を保持する部分である。保持部43の前端側は柱100側(内側)に若干折れ曲がり、スロープ部43aが形成されている。これにより、差込溝44の溝幅が前側の開口側に向かって徐々に大きくなり、被差込部34が差込溝44にスムースに案内され差し込まれるようになっている。
保持部43の後側には、挿通孔41aにアクセスするための貫通孔43bが形成されている。
保持部43の中間やや前側には、係止片34aが係止する係止孔43cが形成されている。係止孔43cは、上下方向が長手方向の長孔であって上側が開口している(図5参照)。つまり、係止孔43cは、差込方向(前後方向)と直交する上下方向の一方側(上側)が開口している。
これにより、第2金物40に対して、第1金物30を上方に移動させることにより、係止片34aが係止孔43cから脱離し、第1金物30と第2金物40とが容易に分離されるようになっている。すなわち、供用後において、左側のパネル1Bに対して前側のパネル1Aを上方にスライドさせることにより、前側のパネル1Aと左側のパネル1Bとを容易に分離可能となっている。
クッションボード20は保持部43の右側に配置され、クッションボード20の前端部がピン70で保持部43に固定されるようになっている。なお、ピン70は、第2金物40の付属品(一部)である。その他、第2金物40が、クッションボード20の前端部が差し込まれると共にこの前端部を保持するU字形の保持部を備える構成としてもよい。
<ボルト>
ボルト50は、ボード材10の下面12から鉛直下方に突出すると共に突出長さが調整可能な部材である。ボルト50は、六角形状の頭部51と、頭部51から鉛直上方に延びると共にボルト穴13に螺合する雄ねじ部52(軸部)と、を備えている。
そして、ボルト50を回転させることで、下面12から鉛直下方に突出するボルト50突出長さが可変するようになっている。なお、2つのボルト50、50の突出長さは、独立して調整可能である。
これにより、パネル1を柱100の側面101に固定した後、ボルト50の頭部51が床面に当接するようにボルト50の突出長さを調整することで、鉛直方向においてパネルが床面に支持される。これにより、その後、パネル1が鉛直方向においてずれ難くなる。
ボルト60は、ボード材10の上面14から鉛直上方に突出すると共に突出長さが調整可能な部材である。ボルト60は、頭部61と、頭部61から鉛直上方に延びると共にボルト穴15に螺合する雄ねじ部62(軸部)と、を備えている。
そして、ボルト60を回転させることで、上面14から鉛直上方に突出するボルト60突出長さが可変するようになっている。これにより、パネル1を柱100の側面101に固定した後、ボルト60の頭部61が天井面に当接するようにボルト60の突出長さを調整することで、パネル1が鉛直方向においてずれ難くなる。
≪パネルの効果≫
このようなパネル1によれば、第1金物30、第2金物40によって、クッションボード20を保持しつつ、隣り合うパネル1同士を連結できる。これにより、クッションボード20がロックウールから形成され耐火性能を有する場合、仮に、火災によりボード材10が消失したとしても、第1金物30、第2金物40で連結された隣り合うクッションボード20は残存する。すなわち、第1金物30、第2金物40で連結されたクッションボード20は、耐火材(防火被覆)としての機能を発揮し、柱100の燃焼を防止する。
≪パネルの施工方法≫
次に、図2を参照して、パネル1(1A~1D)の施工方法について説明する。パネル1の施工方法は、4枚のパネル1A~1Dで四角柱状の柱100を囲み、隣り合うパネル1A~1D同士を連結することを特徴としている。ただし、柱100の形状、パネル1の数は、これに限定されない。
<1枚目のパネルの固定>
まず、1枚目のパネル1Aを、柱100の側面101に固定する。具体的には、クッションボード20を柱100側に配置した状態で、下げ振りやレーザーを使用してボード材10の姿勢が鉛直方向に沿うように維持しつつ、クッションボード20を両面テープ、接着剤等を使用して柱100の側面101に固定(仮固定)する。
この場合において、柱100の側面101が凸凹(不陸)であるとき、クッションボード20を凸凹に対応して変形させる。ここで、側面101の凸凹は、例えば、複数の柱基材を上下方向において溶接等に連結する際の溶接部(溶接跡)によって形成される。その他、側面101の凸凹は、複数の柱基材の側面を連結する連結金具(連結プレート)の段差によって形成される。
このように、クッションボード20が側面101の凸凹に対応して変形するので、凸凹の影響を受けずにボード材10を鉛直方向に位置出しできる。
そして、2本のボルト50、50を回転し、下面12からの突出長さを調整し、各頭部51を施工箇所の床面に当接させる。また、2本のボルト60、60を回転し、上面14からの突出長さを調整し、各頭部61を施工箇所の天井面に当接させる。これにより、パネル1A(ボード材10)は床面に鉛直下方から支持されると共に天井面にも当接しているので、その後、パネル1Aがずれ難くなる。その他、下面12と床面との間にクサビを挿入し介装して、位置ずれを防止してもよい。
<2~4枚目のパネルの固定>
次いで、2枚目のパネル1B(ボード材10)の側端部を、1枚目のパネル1A(ボード材10)の側端部に当接し、側面101の凸凹に対応してクッションボード20を変形させつつ位置合わせしながら、第1金物30の被差込部34を、第2金物40の差込溝44に差し込む(図3~図4参照)。そうすると、第1金物30と第2金物40とが連結され、その結果、パネル1Aとパネル1Bとが連結される。ここで、ビス81(連結部)でパネル1Bをパネル1Aに固定し、パネル1A、1Bを補強して連結してもよい。なお、ビス81に代えて、例えば、釘、ほぞ等を使用して固定してもよい。
ここで、パネル1Aは鉛直方向に位置出し済であるので、パネル1Bをパネル1Aに当接させ位置合わせすることで、パネル1Bを鉛直方向に位置出しできる。すなわち、2枚目のパネル1Bについて、下げ振り、レーザ等による位置出し作業は不要となる。また、2枚のパネル1Bを、両面テープ等によって柱100の側面101に固定(仮固定)しないので、施工時間が短縮される。
次いで、3枚目のパネル1Cを2枚目のパネル1Bに、同様にして連結する。
次いで、4枚目のパネル1Dを1枚目のパネル1Aと3枚目のパネル1Cとに、同様にして連結する。
これにより、4枚のパネル1A~1Dで柱100を囲むと共に、隣り合うパネル1A~1Dがビス81で連結された構成となるので、4枚のパネル1A~1Dが柱100から鉛直下方にずれ難くなる。すなわち、4枚のパネル1A~1Dの内側に配置された4つのクッションボード20全体が、各側面101の凸凹に対応して変形しているので、4枚のパネル1A~1Dが柱100から鉛直下方にずれ難くなる。
このように、パネル1、パネル1の施工方法によれば、従来の下地材ランナー材が不要なるうえ、1枚目のパネル1Aについてのみ、下げ振り等によって鉛直方向の位置出しするので、パネル1の固定作業が省略され、施工時間を短縮できる。
≪変形例≫
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、次のように変更してもよい。
前記した実施形態では、パネル1で柱100の側面を覆う構成を例示したが、その他に例えば、パネル1で壁の表面(壁面)を覆う構成としてよい。すなわち、複数のパネル1が壁の表面に沿って面方向に配置されると共に連結される構成としてもよい。
前記した実施形態では、ボルト50がボード材10のボルト穴13に螺合する構成を例示したが、その他に例えば、ボード材10の下端部を保持し支持する側面視でL字形を呈する金属製の支持部材を備え、この支持部材にボルト50が螺合する構成としてもよい。ボルト60についても同様である。
前記した実施形態では、ボード材10の下面12及び上面14に、ボルト50、ボルト60を備える構成を例示したが、その他に例えば、これに加えて/代えて、ボード材10の裏面11にボルト(突出部)を備える構成としてもよい。このボルトが柱100に当接するように、ボルトの突出長さを調整することで、パネル1を裏面11側からも支持できる。
前記した実施形態では、クッションボード20が、第1金物30及び第2金物40でボード材10に固定された構成を例示したが、その他に例えば、クッションボード20が適当な接着剤によってボード材10の裏面11に接着(固定)された構成でもよい。また、例えば、クッション層がウレタン層等で形成される場合、ボード材10の裏面11にウレタン樹脂を吹き付けてクッション層を形成してもよい。
1 パネル
10 ボード材
13 ボルト穴
20 クッションボード(クッション層)
30 第1金物
40 第2金物
50 ボルト(突出部)
60 ボルト(突出部)
81 ビス
100 柱
101 側面(表面)

Claims (3)

  1. 柱又は壁の表面を覆うパネルであって、
    板状のボード材と、
    前記ボード材の一面側に形成されクッション性を有するクッションボードと、
    前記ボード材に前記クッションボードを固定すると共に、隣り合うパネル同士を連結する金物と、
    を備える
    ことを特徴とするパネル。
  2. 前記ボード材から鉛直方向に突出すると共に突出長さが調整可能な突出部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のパネル。
  3. 複数の請求項1又は請求項に記載のパネルで前記柱又は前記壁の表面を覆い、隣り合うパネル同士を連結する
    ことを特徴とするパネルの施工方法。
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