JP7117522B2 - 壁下地装置 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1には、間仕切壁を構成する構造枠体の側枠部材、中枠部材及び下枠部材の前後両側のパネル取付面にコード類があてがわれる凹陥部を設けた可動間仕切壁が開示されている。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、壁下地装置を設置した状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る壁下地装置1は、図2及び図3に示すように、上下の横桟31,21,11,17及び壁幅方向両側の縦桟25,25,15,15をそれぞれに有し、壁厚方向両側に面材51,52が固定される上下の下地ユニット20,10を備えている。つまり、壁下地装置1は、上下の横桟11,17及び両側の縦桟15,15を有し、床側に固定される下側下地ユニット10と、上下の横桟31,21及び両側の縦桟25,25を有し、天井側に配される上側下地ユニット20と、を備えている。このような構成とすれば、壁下地を上下の下地ユニット20,10によって構成することができ、各下地ユニット20,10の上下(高さ)寸法が比較的に小さくなるので、搬送や施工時における取扱性を向上させることができる。また、下側下地ユニット10のみを床から途中部位にまで設けられる腰壁の壁下地として利用するようなことも可能となる。
また、この壁下地装置1の天井側(上端側)の固定対象は、天井下地4でもよく、天井下地4に固定され天井を構成する天井材5でもよい。天井下地4としては、LGS(軽量形鋼)等の鋼製下地や、木造下地でもよく、例えば、ハンガー(吊木)に支持された野縁受に固定された野縁でもよく、さらには、天井スラブでもよい。図例では、天井下地4に固定された天井材5の下面側に壁下地装置1を設けた例を示している。つまり、壁下地装置1の天井側を、天井材5を介して天井下地4に固定した例を示している。なお、このような態様に代えて、壁下地装置1の天井側を、天井下地4に直接的に固定した態様としてもよい。
床側の固定対象を、二重床構造の床下地2とし、天井側の固定対象を、上記のような吊天井構造の天井下地4とすれば、間取り変更等に容易かつ柔軟に対応することができる。
また、図例では、壁下地装置1の壁厚方向両側の面材51,51,52,52を、下側下地ユニット10の壁厚方向両側に固定される下側面材51,51と、上側下地ユニット20の壁厚方向両側に固定される上側面材52,52と、を備えた構成としている。
また、下側面材51,51の上下寸法を、下側下地ユニット10の上下寸法と略同寸法とし、上側面材52,52の上下寸法を、下側面材51,51の上端から天井材5までの上下方向に沿う寸法と略同寸法とした例を示している。
また、上下の面材52,51及び化粧シート53に、後記する壁下地装置1に設けられる配線器具(配線ボックス)としてのスイッチ(操作盤)ボックス48及びコンセント(差込接続器)ボックス49に応じた位置となるように開口を設けた構成としている。図例では、これらスイッチボックス48及びコンセントボックス49のうち壁厚方向手前側のスイッチボックス48に取り付けられるスイッチ50のみを例示しているが、壁厚方向奥側にも適宜、スイッチやコンセントが設けられる。
なお、各下地ユニット10,20の厚さ方向一方側に面材51,52が予め固定されたものでもよい。
これら上側下地ユニット20と下側下地ユニット10とは、壁幅方向に沿う寸法が互いに略同寸法とされている。これら上側下地ユニット20及び下側下地ユニット10の壁幅方向に沿う寸法は、取扱性や施工性等の観点から適宜の寸法としてもよく、例えば、600mm~1500mm程度でもよい。
また、これら上側下地ユニット20と下側下地ユニット10とは、上下寸法が互いに略同寸法とされたものでもよいが、本実施形態では、上側下地ユニット20の上下寸法を、下側下地ユニット10の上下寸法よりも大としている。これら上側下地ユニット20及び下側下地ユニット10の上下寸法は、これらを足し合わせた寸法が天井高に概ね応じた寸法となるように適宜の寸法とすればよい。また、下側下地ユニット10の上下寸法を、例えば、700mm~1100mm程度としてもよく、好ましくは、800mm~1000mm程度としてもよい。このような構成とすれば、下側下地ユニット10が腰壁の高さと同程度となる。
下側下地ユニット10の壁厚方向に沿う寸法は、上側下地ユニット20の壁厚方向に沿う寸法よりも5mm~30mm程度、大とされたものでもよい。これら上側下地ユニット20及び下側下地ユニット10の壁厚方向に沿う寸法は、これらに面材52,51が固定されて形成される間仕切壁が一般的な間仕切壁と同程度となるように適宜の寸法としてもよい。なお、上記のような態様に代えて、これら上側下地ユニット20及び下側下地ユニット10の壁厚方向に沿う寸法を、互いに略同寸法としてもよい。
これら溝12,12の溝幅及び溝深さは、各種のケーブルC1,C2の収容が可能なように、また、上端側横桟11の強度低下を抑制する観点や軽量化を図る観点等から適宜の寸法とすればよい。
また、上端側横桟11に、各溝12,12の溝底側を貫通するように配線挿通孔13,13を設けた構成としている。また、上端側横桟11の壁幅方向両端部のそれぞれに配線挿通孔13,13,13,13を設けた構成としている(図3参照)。これら配線挿通孔13,13,13,13は、両側の縦桟15,15の互いに向き合う内側面に沿うように配線されたケーブルC1,C2の挿通が可能なように、平面視して両側の縦桟15,15の壁幅方向中心側に隣接して設けられている。
また、この上端側横桟11には、上側下地ユニット20の下端側横桟21を締結する締結具としてのボルト7が挿通される挿通孔が突部14の部位を貫通するように設けられている。
この下端側横桟17には、下方開口の複数本の溝18,18が壁幅方向の全体に亘って延びるように設けられている。このような構成とすれば、例えば、床下から引き込んだケーブルC1,C2を、溝18に配線することができる。
また、上記同様、この下端側横桟17の壁幅方向両端部には、各溝18,18の溝底において開口するように配線挿通孔19,19,19,19が設けられている。このような構成とすれば、配線挿通孔19を介して床側と間仕切壁内とにケーブルC1,C2を配線することができる。
また、この下端側横桟17には、当該下側下地ユニット10の下端側を床側に固定するねじや釘等の止具6が挿通される挿通孔が溝18,18間に形成された上記同様の突部の部位を貫通するように設けられている。図例では、この止具6を、上記したボルト7よりも小径状のものとした例を示しているが、同径状とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、これら両側の縦桟15,15の内側面に、ケーブルC1,C2を保持する保持部47を取り付けた構成としている。また、各縦桟15,15の長手方向に間隔を空けて複数の保持部47,47を取り付けた構成としている。このような保持部47としては、ケーブルC1,C2が挿通される挿通部が設けられたものでもよく、弾性変形を伴ってケーブルC1,C2を受け入れる開口の開放が可能とされた開環状とされたものでもよい。また、一方の縦桟15の内側面に、コンセントボックス49を取り付けた構成としている。
これら両側の縦桟15,15、中間縦桟16及び上下の横桟11,17は、壁厚方向両面が互いに略同一平面状となるように壁厚方向に沿う寸法が互いに略同寸法とされている。
なお、これら両側の縦桟15,15及び中間縦桟16と上下の横桟11,17とは、適宜の止具や接着剤を用いて接合されたものでもよい。また、これら両側の縦桟15,15、中間縦桟16及び上下の横桟11,17は、金属系材料や木質系材料から形成されたものでもよく、適宜の複合材料から形成されたものでもよい。また、例えば、両側の縦桟15,15及び中間縦桟16を木質系材料から形成されたものとし、上下の横桟11,17を金属系材料から形成されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、この上側下地ユニット20の下端側横桟21に、上記した下側下地ユニット10の上端側横桟11の溝12に対向するように下方に開口し壁幅方向の全体に亘って延びる溝22を設けた構成としている。このような構成とすれば、上下の下地ユニット20,10の溝22,12によって比較的に大断面の配線通路30を形成することができ、太いケーブルや複数本のケーブルを配線することもできる。本実施形態では、この下端側横桟21に、下側下地ユニット10の上端側横桟11に設けられた複数本の溝12,12のそれぞれに対向する複数本の溝22,22を設けた構成としている。
また、下端側横桟21の配線挿通孔23は、上記同様、各溝22,22の溝長手方向両端部に設けられている。また、これら配線挿通孔23,23,23,23は、上記同様、両側の縦桟25,25の互いに向き合う内側面に沿うように配線されたケーブルC1,C2の挿通が可能なように、平面視して両側の縦桟25,25の壁幅方向中心側に隣接して設けられている。これら配線挿通孔23,23,23,23は、下側下地ユニット10の配線挿通孔13,13,13,13に平面視して概ね整合する位置となるように設けられている。
また、この凹部24の壁厚方向に沿う寸法(溝幅寸法)は、上記した下側下地ユニット10の突部14を受入可能なように、突部14の壁厚方向に沿う寸法(幅寸法)に応じた寸法とされている。この凹部24の溝幅寸法を、突部14の幅寸法よりも僅かに大きい寸法としてもよい。また、この凹部24の深さ寸法は、突部14の突出寸法よりも小とされている。つまり、この凹部24の深さ寸法は、この凹部24の溝底に突部14の先端を当接させた状態で、凹部24の溝幅方向両側を区画する両側壁部の先端(下端)が下側下地ユニット10の溝12,12の溝底に当接しないような寸法とされている。
また、この下端側横桟21には、上記した下側下地ユニット10の上端側横桟11に設けられたボルト7の挿通孔に平面視して概ね整合する位置となるように、凹部24の溝底側の部位を貫通する挿通孔が設けられている。
なお、凹部24及び突部14は、上記のような壁幅方向の全体に亘って延びるように設けられたものに限られず、壁幅方向に間隔を空けて複数箇所に設けられたものでもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。また、下端側横桟21に凹部24を設けた態様に代えて、突部を設け、下側下地ユニット10に凹部を設けた態様としてもよく、更にはこのような凹部24や突部14を設けていない構成としてもよい。
また、本実施形態では、これら両側の縦桟25,25間に、上下に延びる略四角柱状とされた中間縦桟26を設けた構成としている。この中間縦桟26は、当該上側下地ユニット20の壁幅方向略中央部に位置するように設けられている。この中間縦桟26の上下端部は、上下の横桟31,21に接合されている。
また、本実施形態では、両側の縦桟25,25と中間縦桟26との間のそれぞれに中間横桟27,27を設けた構成としている。また、これら中間横桟27,27と中間縦桟26との接合部にも接合金具28を設けた構成としている。なお、上側下地ユニット20に、中間横桟27を設けた態様に代えて、または加えて、下側下地ユニット10に、縦桟15との接合部に配線受入溝が設けられた中間横桟を設けた態様としてもよい。また、これら上下の下地ユニット20,10のいずれにも中間横桟や中間縦桟を設けていない構成としてもよい。
この上端側横桟31には、上方開口の複数本の溝32,32が壁幅方向の全体に亘って延びるように設けられている。このような構成とすれば、これら溝32,32にケーブルC1,C2を収容して保持させることができる。また、例えば、天井裏から引き込んだケーブルC1,C2を、これら溝32,32に配線することができる。また、上記同様、これら溝32,32間の突部の先端部には、上方側に向けて開口し、当該上端側横桟31の壁幅方向の全体に亘って延びる溝状の凹部34が設けられている。
また、上記同様、この上端側横桟31の壁幅方向両端部には、各溝32,32の溝底において開口するように配線挿通孔33,33,33,33が設けられている。このような構成とすれば、配線挿通孔33を介して天井側と間仕切壁内とにケーブルC1,C2を配線することができる。
付勢突当部材37は、上端側横桟31に設けられた保持部35に上下に変位自在に保持された被保持部37bと、この被保持部37bの上端部(先端部)に設けられ、固定片部43に突き当てられる突当部37aと、を備えている。本実施形態では、複数の付勢突当部材37,37を設けた構成としている。図例では、上端側横桟31の壁幅方向(長手方向)両端側部位のそれぞれに付勢突当部材37,37を設けた構成としている。なお、これら付勢突当部材37,37は、互いに同様の構成であるので、一方を例にとって説明する。
上端側横桟31の保持部35には、被保持部37bが挿通されて保持される保持孔35aが設けられている。この保持孔35aは、被保持部37bの外径よりも僅かに大径状とされている。
保持部35は、上端側横桟31の凹部34の溝底に固定されている。上端側横桟31の凹部34の溝底には、被保持部37bが挿通される挿通孔が設けられている。
突当部37aは、被保持部37bの上端部から径方向に突出した鍔状とされ、被保持部37bよりも大径状とされている。
なお、付勢部材38としては、このような態様とされたものに限られず、例えば、上端が上端側横桟31の下面側に固定され、下端に固定されたナット37cを引っ張るように付勢する引張コイルばねとしてもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。
突当部39aは、雄ねじ部39bの上端部から径方向に突出した鍔状とされ、雄ねじ部39bよりも大径状とされている。
ねじ突当部材39の雄ねじ部39bを、突当部39aが上方側に向けて変位するようにねじ操作すれば、突当部39aが固定片部43に突き当てられる。また、このように突き当てた状態で、ナット39cを上端側横桟31の下面に当接させるようにねじ操作すれば、雌ねじ孔36aとによってダブルナット状に作用し、雄ねじ部39bに対する締結力を向上させることができる。
また、図例では、これら突当部37a,39aを平面視して略円形状とした例を示しているが、略多角形状とされたものでもよい。
また、各突当部材37,39を保持する保持部35,36を上端側横桟31に別体的に設けた態様に代えて、上端側横桟31に直接的に設けた態様としてもよい。つまり、上端側横桟31の凹部34の溝底に、保持孔35aと雌ねじ孔36aとを設けた態様としてもよい。また、各突当部材37,39やこれらを保持する保持部35,36としては、上記のような態様とされたものに限られず、その他、種々の変形が可能である。
この上端保持部材40の固定片部43は、図4及び図5に示すように、上下方向に厚さ方向を沿わせて配される略平板状とされている。この固定片部43には、当該上端保持部材40を固定対象としての天井下地4に固定するねじや釘等の止具6が挿通される挿通孔44,45が設けられている。本実施形態では、この固定片部43に、止具6の頭部よりも大径状の大径孔部と止具6の頭部よりも小径状の小径孔部とを壁幅方向に一連状に設けたダルマ孔状の第1挿通孔44を設けた構成としている。このような構成とすれば、天井下地4に仮止めされた止具6に対して上端保持部材40を仮保持させることができ、施工性を向上させることができる。図例では、第1挿通孔44の小径孔部に、壁厚方向に延びる長孔部を壁幅方向に間隔を空けて2箇所に設けた例を示している。また、図例では、この第1挿通孔44を固定片部43の長手方向略中央部に設けた例を示している。なお、複数の第1挿通孔44を設けた態様としてもよい。
第1側片部41と第2側片部42とは、壁厚方向に厚さ方向を沿わせて配される略平板状とされ、壁厚方向に互いに間隔を空けて略平行状に配されている。これら第1側片部41と第2側片部42との間隔は、上記した各突当部材37,39の突当部37a,39aの壁厚方向に沿う寸法(本実施形態では、径)に応じた寸法とされている。これら第1側片部41と第2側片部42との間隔は、突当部37a,39aの径と略同寸法または突当部37a,39aの径よりも僅かに大きい寸法とされている。
第2側片部42の突出寸法は、各突当部材37,39の突当部37a,39aの差込性の観点等から、また、突当部37a,39aの壁厚方向への移動の抑制が可能なように適宜の寸法としてもよい。
第1側片部41の突出寸法は、各突当部材37,39の突当部37a,39aの当接性の観点や、上端側横桟31との干渉を抑制する観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、第1側片部41の突出寸法を、第2側片部42の突出寸法の3倍程度とした例を示している。
また、この上端保持部材40の壁厚方向に沿う寸法(幅寸法)は、図1(b)に示すように、上側下地ユニット20の壁厚方向に沿う寸法以下の寸法とされている。
なお、この上端保持部材40は、木質系材料や合成樹脂系材料、金属系材料から形成されたものでもよい。
本例に係る壁下地施工方法は、図6(a)に示すように、下側下地ユニット10を床側に固定する工程と、上端保持部材40を天井側に固定する工程と、を備えている。これら下側下地ユニット10及び上端保持部材40は、壁厚方向中心が施工しようとする間仕切壁の壁芯に一致する位置となるように、適宜の水準器を用いて施工するようにしてもよい。また、下側下地ユニット10は、下端側横桟17に設けられた挿通孔に挿通された止具6によって床下地2等の床側の固定対象に固定するようにしてもよい。なお、下側下地ユニット10を固定する際に、下端側横桟17の溝18にケーブルC1,C2を収容させておくようにしてもよい。また、このように固定された下側下地ユニット10の上端側横桟11の溝12,12にケーブルC1,C2を収容保持させておくようにしてもよい。また、上端保持部材40は、天井側に仮止めされた止具6を第1挿通孔44に挿通させて引っ掛けるように仮保持させた状態で、第2挿通孔45,45を介して止具6,6を天井下地4等の天井側の固定対象に止着して固定するようにしてもよい。
また、上側下地ユニット20の上端側横桟31の溝32,32や、配線挿通孔33,23,13に適宜、ケーブルC1,C2を配線するようにしてもよい。
そして、図1(b)及び図2に示すように、壁下地装置1の壁厚方向両側に、面材51,51,52,52を固定する。これら面材51,51,52,52は、ねじや釘、ステイプル等の適宜の止具によって壁下地装置1に固定するようにしてもよい。そして、面材51,51,52,52の表面に化粧シート53,53を貼着するようにしてもよい。
なお、上記施工手順は、一例に過ぎず、各部材の機能を阻害しない限りにおいて別手順で行うようにしてもよく、種々の変形が可能である。
また、このように施工された間仕切壁を撤去(移設)する際には、上記とは概ね逆順に取り外せば、比較的に容易に撤去することができる。
また、本実施形態では、上下の下地ユニット20,10の上下の横桟31,21,11,17の全てに配線可能な溝32,22,12,18を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。少なくとも下側下地ユニット10の上端側横桟11に溝12を設けた構成とすればよい。また、溝12が設けられた部位に応じて、配線挿通孔33,23,13,19や保持部47を設けた構成としてもよい。本実施形態に係る壁下地装置1の各部材及び各部の構成は、上記したような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
10 下側下地ユニット(下側の下地ユニット)
11 上端側横桟
12 溝
13 配線挿通孔
15 縦桟
17 下端側横桟
20 上側下地ユニット(上側の下地ユニット)
21 下端側横桟
22 溝
23 配線挿通孔
25 縦桟
27 中間横桟
29 配線受入溝
30 配線通路
31 上端側横桟
51 下側面材(面材)
52 上側面材(面材)
Claims (5)
- 上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟をそれぞれに有し、壁厚方向両側に面材が固定される上下の下地ユニットを備えており、
下側の下地ユニットの上端側横桟には、該上端側横桟の壁厚方向両側端部に上側の下地ユニットの下端側横桟の壁厚方向両側端部が当接された状態で、前記下端側横桟とによって配線通路を区画する上方開口の溝が壁幅方向の全体に亘って延びるように設けられていることを特徴とする壁下地装置。 - 請求項1において、
前記下側の下地ユニットの上端側横桟には、壁厚方向に間隔を空けて複数本の前記溝が設けられていることを特徴とする壁下地装置。 - 請求項1または2において、
前記上側の下地ユニットの下端側横桟には、前記下側の下地ユニットの上端側横桟に設けられた前記溝に対向するように下方に開口し壁幅方向の全体に亘って延びる溝が設けられていることを特徴とする壁下地装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記上側の下地ユニットの下端側横桟及び前記下側の下地ユニットの上端側横桟の両方または一方には、前記配線通路に連通する配線挿通孔が設けられていることを特徴とする壁下地装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記上側の下地ユニット及び前記下側の下地ユニットの両方または一方には、上下の横桟間に配される中間横桟が設けられ、この中間横桟と縦桟との接合部には、上下方向両側に開口しかつ少なくとも壁厚方向一方側に開口する配線受入溝が設けられていることを特徴とする壁下地装置。
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