JPH10299232A - フローリング材 - Google Patents

フローリング材

Info

Publication number
JPH10299232A
JPH10299232A JP10896397A JP10896397A JPH10299232A JP H10299232 A JPH10299232 A JP H10299232A JP 10896397 A JP10896397 A JP 10896397A JP 10896397 A JP10896397 A JP 10896397A JP H10299232 A JPH10299232 A JP H10299232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flooring
flooring material
floor finishing
floor
density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10896397A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Tokunari
廣久 徳成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP10896397A priority Critical patent/JPH10299232A/ja
Publication of JPH10299232A publication Critical patent/JPH10299232A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送コストを低減することができ、現場作業
を容易に行うことができるフローリング材を提供するこ
と。 【解決手段】 フローリング材3は、高密度の石膏ボー
ド6Aと、この高密度の石膏ボード6Aの上に載置され
る中質繊維板7Aと、この上面に貼り付けられる突板5
とを備えて形成されている。工場で、高密度の石膏ボー
ド6Aの上に中質繊維板7Aを載置し、その上面に突板
5を貼り付け、フローリング材3を形成する。次に、建
物ユニットの床下地材上にフローリング材3を複数枚並
べて取り付ける。工場でフローリング材3を形成できる
ので、輸送コストを低減することができるとともに、現
場作業を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フローリング材に
関するものであり、特に建築基準法に規定された準耐火
構造の建物に利用できる。
【0002】
【背景技術】建物にフローリングの床を形成する場合に
は、通常、建物の構造体である根太の上に合板等の床下
地材を取り付け、この上面に突板等の床仕上げ材を貼り
付けて形成していた。
【0003】一方、建築基準法に規定された準耐火性能
が要求される建物では、通常、構造体を石膏ボード等の
不燃材で囲う、いわゆるメンブレン耐火構造に相当する
構造が採用されている。このような準耐火構造の建物
で、フローリングの床を形成する場合には、建物の構造
体である根太の上に合板等の床下地材を取り付け、この
上面に不燃材である石膏ボードを敷き、その上に突板等
の床仕上げ材を貼り付けて形成していた。ところで、通
常の石膏ボードは、比較的脆く、輸送中に他の物にぶつ
かったりすると、破損する恐れがある。このため、仮に
破損した石膏ボードがあっても、それを容易に取り除く
ことができるように、石膏ボードおよび床仕上げ材を別
々に現場に輸送し、現場で床下地材の上に石膏ボードお
よび床仕上げ材を順次載置して、準耐火用のフローリン
グ構造を形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、床下地
材を合板等で形成した場合、その表面には凹凸が生じて
いることが多いため、例えば、車椅子等の荷重の大きい
物体が一部の床仕上げ材に集中すると、その荷重で床仕
上げ材が合板の凹部に沈み、床仕上げ材にひび割れが生
じる恐れがある。このため、従来は、床仕上げ材が合板
の凹部に沈まないように補強しており、その分現場作業
が煩雑になるという問題があった。
【0005】また、現場で準耐火用のフローリング構造
を形成する作業、つまり、床下地材の上に石膏ボードを
敷き、その上にさらに床仕上げ材を貼り付ける作業は時
間および手間がかかり、中でも、特に床仕上げ材の貼り
付け作業には多くの時間および手間がかかるので、現場
作業が煩雑になるという問題もあった。さらに、石膏ボ
ードおよび床仕上げ材を別々に現場に輸送するため、輸
送コストを低減することができないという問題もあっ
た。
【0006】また、現場での床仕上げ材の貼り付け作業
を容易にするために、予め床仕上げ材を下地面材に貼り
付けてパネル状にし、この床仕上げ材付きパネルを、現
場で石膏ボードの上面に取り付けることも考えられる
が、この場合でも床仕上げ材付きパネルと石膏ボードと
を別々に現場に輸送しなければならないので、輸送コス
トを低減することができないという問題もあった。
【0007】本発明の目的は、輸送コストを低減するこ
とができ、現場作業を容易に行うことができるフローリ
ング材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を参照し
て説明すると、建物11の床部1を構成するフローリン
グ材3であって、高密度無機面材6と、前記高密度無機
面材6の上面に貼り付けられる床仕上げ材(例えば、突
板5等)とを備えて形成されていることを特徴とする。
【0009】高密度無機面材6は、従来の石膏ボードよ
りも強固に形成されているため、運搬、施工時に高密度
無機面材6が破損することは殆どない。このため、高密
度無機面材6を床仕上げ材に固定して一体化することが
でき、部品化されたフローリング材3の形成が可能とな
る。この部品化されたフローリング材3は、工場等で予
め形成しておくことができるため、現場では、床仕上げ
材の貼り付け作業をする必要がなくなり、短時間でフロ
ーリング構造2を形成でき、現場作業を容易に行うこと
が可能となる。
【0010】また、本発明のフローリング材3は、大版
の石膏ボード上に床仕上げ材を貼って施工してもよい
が、比較的小さな石膏ボードに床仕上げ材を貼った小さ
い単位のフローリング材3として設計すれば取扱いが容
易になり、施工作業を軽減することが可能となる。
【0011】さらに、工場等で予めフローリング材3を
形成して輸送することができ、従来のように、フローリ
ング材3を形成する材料を別々に輸送しなくてよいの
で、その分輸送コストを低減することが可能となる。
【0012】また、高密度無機面材6は、合板に比べて
その表面が平らなので、合板のように凹凸を補修する必
要がなく、その分施工作業性を向上することが可能とな
る。
【0013】また、前記高密度無機面材6と床仕上げ材
との間には、固定板7が介装されていることが好まし
い。固定板7が介装されていれば、床仕上げ材に衝撃が
加わっても、その衝撃を固定板7で緩和することができ
るので、その分高密度無機面材6の対衝撃性を増すこと
ができ、一体化した際に床部1としての性能を向上する
ことが可能となる。固定板7としては、パーティクルボ
ードや硬質繊維板(ハードボード)等が利用できるが、
特に比較的強度が高く、かつ、衝撃荷重の緩和性能も高
い中質繊維板(MDF)7Aで形成されていることが好
ましい。
【0014】さらに、高密度無機面材6と、前記高密度
無機面材6の上面に貼り付けられる床仕上げ材とを備え
て形成されているフローリング材3の場合には、前記高
密度無機面材6に、前記床仕上げ材の端縁よりも外側に
突出された突出部61と、前記床仕上げ材の端縁よりも
内側に窪まされた窪み部62とが形成されていることが
好ましい。
【0015】また、前記高密度無機面材6と床仕上げ材
との間に固定板7が介装されているフローリング材3の
場合にも、前記高密度無機面材6に、前記床仕上げ材の
端縁よりも外側に突出された突出部61と、前記床仕上
げ材の内側に窪まされた窪み部62とが形成されている
ことが好ましく、また、前記固定板7に、前記床仕上げ
材の端縁よりも外側に突出された突出部61と、前記床
仕上げ材の内側に窪まされた窪み部62とが形成されて
いてもよい。
【0016】さらに、前記突出部61は、前記高密度無
機面材6の少なくとも一つの辺の全長にわたって形成さ
れ、前記窪み部62は、前記突出部61が形成される辺
の対向する他の辺の全長にわたって形成されていること
が好ましい。
【0017】このような突出部61および窪み部62が
形成されていると、例えば、建物11の床下地材16の
上面にフローリング材3を複数枚並設する際に、その隣
接する一方の高密度無機面材6の窪み部62に、他方の
高密度無機面材6の突出部61を挿入して、フローリン
グ材3同士を係合することにより、フローリング材3の
設置を簡単に行うことができて現場作業を容易にするこ
とが可能となるとともに、フローリング材3を隙間なく
固定することができ、確実にフローリング構造2を形成
することが可能となる。
【0018】さらに、前記高密度無機面材6は、高密度
(例えば、比重0.8以上)の石膏ボード6Aであるこ
とが望ましい。このように、高密度の石膏ボード6Aを
用いれば、従来の石膏ボードに比べて強固に形成されて
いるため、輸送中に他の物にぶつかっても、破損する恐
れが少ない。そのため、工場で高密度の石膏ボード6A
上に床仕上げ材を貼り付けてフローリング材3を形成
し、この一体化されたフローリング材3を輸送すること
ができ、高密度の石膏ボード6Aと床仕上げ材とを別々
に輸送する場合に比べて、輸送コストを低減することが
可能となる。
【0019】また、本発明のフローリング材3は、ユニ
ット式建物を構成する建物ユニット11に適用され、か
つ、この建物ユニット11の床部1を構成するものでも
よい。フローリング材3としては、工場で予め建物ユニ
ット11に設置し、取り付けられた状態で運搬されても
よいし、フローリング材3を現場に運搬して、現場で建
物ユニット11に設置してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態を
適用した準耐火構造のユニット式建物を構成する建物ユ
ニット11が示されている。建物ユニット11は、4隅
に立設される柱12と、これらの柱12の上端および下
端間に掛け渡された上梁13Aおよび下梁13Bとを有
する骨組みを備えて形成されている。このような骨組み
の上梁13Aおよび下梁13Bには、天井野縁14およ
び根太15が掛け渡されている。そして、天井野縁14
には、図示しない天井面材が取り付けられ、根太15に
は、床下地材16が取り付けられている。そして、この
床下地材16の上には、後述するフローリング材3が取
り付けられている。さらに、建物ユニット11の外壁部
分には、図示しない外壁面材が取り付けられて建物ユニ
ット11が形成されている。
【0021】この建物ユニット11の床下地材16の上
には、建物ユニット11の短辺方向に延出したフローリ
ング材3が、その長辺における長手方向に沿って複数枚
並設されており、これら根太15、床下地材16および
フローリング材3から形成されるフローリング構造2に
よって床部1が構成されている。
【0022】フローリング材3は、図2、3に示すよう
に、不燃性を有し表面が平らな高密度無機面材6である
高密度(比重0.8以上)の石膏ボード6Aと、この高
密度の石膏ボード6Aの上に載置された固定板7である
中質繊維板(MDF)7Aと、中質繊維板7Aの上面に
貼り付けられた床仕上げ材である突板5とで構成されて
いる。
【0023】さらに、突板5および中質繊維板7Aと高
密度の石膏ボード6Aとの端面位置を水平方向にずらす
ことによって、高密度の石膏ボード6Aには、前記突板
5の端縁よりも外側に突出された突出部61と、突板5
の内側に窪まされた窪み部62とが形成されている。従
って、突出部61は、高密度の石膏ボード6Aの直交か
つ隣接する2辺の全長にわたって形成されているととも
に、窪み部62は、突出部61が形成される2辺に対向
する他の2辺の全長にわたって形成されている。
【0024】このようなフローリング材3の製造および
建物ユニット11への取付手順を、以下に説明する。ま
ず、工場で、高密度の石膏ボード6Aの上面に中質繊維
板7Aを載置し、その上に突板5を貼り付け、フローリ
ング材3を形成する。この際、突板5と中質繊維板7A
との端面位置を揃え、これらと高密度の石膏ボード6A
との端面位置を水平方向にずらすことによって、突出部
61および窪み部62を形成する。
【0025】次に、建物ユニット11の床下地材16上
にフローリング材3を建物ユニット11の長辺方向に沿
って複数枚並べて取り付ける。この際、床下地材16上
に載置した高密度の石膏ボード6Aの突出部61上に、
これから床下地材16上に載置する他の高密度の石膏ボ
ード6Aの窪み部62を合わせて載置することで、フロ
ーリング材3同士を係合して取り付けていく。このよう
にして、フローリング材3の設置を行い、フローリング
構造2を形成し、建物ユニット11の床部1を構成す
る。なお、フローリング材3は、工場でフローリング材
3を建物ユニット11に取り付けてもよく、フローリン
グ材3を現場に輸送して、現場で取り付けてもよく、任
意である。
【0026】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。高密度の石膏ボード6Aは、従来の
石膏ボードよりも強固に形成されているため、運搬、施
工時に他の物にぶつかっても破損することが殆どなく、
容易に取り扱うことができる。このため、突板5、高密
度の石膏ボード6A、中質繊維板7Aを一体化して部品
化されたフローリング材3を形成でき、各々を個別に取
り扱う場合に比べて、容易に取り扱うことができる。
【0027】この部品化されたフローリング材3は、工
場等で予め形成しておくことができるため、現場では、
突板5の貼り付け作業をする必要がなくなり、短時間で
フローリング構造2を形成でき、現場作業を容易に行う
ことができる。
【0028】また、高密度の石膏ボード6A、中質繊維
板7Aおよび突板5が一体化されたフローリング材3を
輸送したり、取り扱ったりできるので、従来のように、
フローリング材3を形成する高密度の石膏ボード6A、
中質繊維板7Aおよび突板5を別々に輸送しなくてよ
く、その分輸送コストを低減することができるととも
に、輸送作業も軽減できる。さらに、突板5、高密度の
石膏ボード6A、中質繊維板7Aを別々に輸送すると、
輸送強度を得るために各々の厚さを比較的厚くする必要
があるが、本発明のフローリング材3は一体化されてい
るため、各々を薄くすることができる。
【0029】さらに、高密度の石膏ボード6Aは、合板
に比べてその表面が平らなので、合板のように凹凸を補
修する必要がなく、その分施工作業性を向上することが
できる。
【0030】また、中質繊維板7Aが介装されているた
め、突板5に衝撃が加わっても、その衝撃を中質繊維板
7Aで緩和することができるので、高密度の石膏ボード
6Aの対衝撃性を増すことができ、一体化した際に床部
1としての性能を向上することができる。
【0031】さらに、建物11の床下地材16の上面に
フローリング材3を複数枚並設する際に、各高密度の石
膏ボード6Aの端部に形成された突出部61と窪み部6
2とを係合させているので、フローリング材3の設置を
簡単に行うことができて、現場作業を容易にすることが
できるとともに、フローリング材3を隙間なく固定する
ことができ、準耐火構造の建物にも適用できるフローリ
ング構造2を形成することができる。
【0032】また、突板5および中質繊維板7Aに対し
て、高密度の石膏ボード6Aを水平方向にずらして突出
部61と窪み部62とを形成することによって、先に配
置されたフローリング材3の突出部61上に、他のフロ
ーリング材3の窪み部62が位置するように配置して降
ろすだけで施工でき、フローリング材3の取り付け作業
性をより向上することができるとともに、例えば、高密
度の石膏ボード6Aの端部を突出部61および窪み部6
2に加工する必要がなく、容易に床部1を形成すること
ができる。
【0033】さらに、建物ユニット11の短辺方向に延
出し、かつ短辺の長さを有するフローリング材3を、建
物ユニット11の長辺方向に沿って複数枚並設すること
によって、フローリング材3を建物ユニット11の長辺
間に跨らせて配置でき、各フローリング材3同士は、建
物ユニット11の短辺と平行な端部同士のみを互いに接
続すればよいので、フローリング材3を容易に取り付け
ることができる。
【0034】なお、本発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成
等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれ
る。例えば、前記実施形態では、フローリング材3は、
突板5および中質繊維板7Aと、高密度の石膏ボード6
Aとの端部の端面位置を揃えずに、水平方向にずらして
突出部61、窪み部62を形成していたが、これに限ら
ず、例えば、図4に示すように、突板5、中質繊維板7
Aおよび高密度の石膏ボード6Aの端部の端面位置を揃
えていてもよい。この際、高密度の石膏ボード6Aの端
部を突出部61および窪み部62に加工して形成しても
よい。
【0035】高密度の石膏ボード6Aの端部を突出部6
1および窪み部62に加工した場合には、フローリング
材3を並設する際に、一方のフローリング材3の高密度
の石膏ボード6Aに加工形成された窪み部62に、他方
のフローリング材3の高密度の石膏ボード6Aに加工形
成された突出部61を挿入することによって、フローリ
ング材3を並設することができ、容易に床部1を形成す
ることができる。
【0036】また、図5に示すように、高密度の石膏ボ
ード6Aの端部を窪み部62で形成した場合には、フロ
ーリング材3の配置する際、一方の窪み部62に板状の
不燃部材50を取り付けることによって、突出部61を
形成することができ、隣接配置するフローリング材3に
容易に取り付けることができる。さらに、このように形
成すれば、突出部61が形成されているフローリング材
3に比べて、工場から現場への輸送時に、容易にフロー
リング材3を積み重ねて輸送することができる。
【0037】また、図6に示すように、高密度の石膏ボ
ード6Aと突板5の端部の端面位置を揃えておき、中質
繊維板7Aに、突板5の端縁よりも外側に突出された突
出部61と、突板5の内側に窪まされた窪み部62とを
備えて形成されていてもよい。すなわち、中質繊維板7
Aを水平方向にずらすことによって、フローリング材3
の端部に簡単に突出部61と窪み部62とを容易に形成
することができる。
【0038】また、前記実施形態では、突板5と高密度
の石膏ボード6Aとの間に中質繊維板7Aを介装してい
たが、例えば図7に示すように、中質繊維板7Aを介装
しなくてもよい。さらに、この場合においても、高密度
の石膏ボード6Aと突板5との端部の端面位置をずらし
て突出部61と窪み部62とを形成してもよい。
【0039】また、前記実施形態では、高密度の石膏ボ
ード6Aに突出部61および窪み部62を形成していた
が、これに限らず、例えば、突出部61および窪み部6
2を形成せずに高密度の石膏ボード6Aの両端面をその
長手方向に沿って平面状に形成してつきつけ形式の接合
構造やそぎつけ形式の接合構造を採用してもよい。
【0040】さらに、高密度無機面材6としては、高密
度の石膏ボード6Aでなくてもよく、不燃性を有する各
種の無機面材を利用できる。
【0041】また、固定板7としては、中質繊維板7A
に限らず、例えば、パーティクルボードや合板等でもよ
い。
【0042】さらに、前記実施形態では、フローリング
材3をユニット式建物を構成する建物ユニット11に適
用したが、これに限らず、フローリング材3は、在来工
法による建物やパネル工法による建物や軸組工法による
建物にも適用できるものである。
【0043】また、前記実施形態では、フローリング材
3を取り付ける際に、建物ユニット11の床下地材16
上に取り付けていたが、高密度の石膏ボード6Aは、従
来の石膏ボードよりも強固に形成されているので、例え
ば、床下地材16を取り除いて、フローリング材3を根
太15上に直接載置してもよい。この場合には、床下地
材16が不要となる分、床部1の高さ寸法を小さくで
き、室内空間の高さ寸法を大きくすることができる。
【0044】さらに、床仕上げ材としては、突板5に限
らず、例えば、自然木を加工した板材等でもよい。
【0045】また、前記実施形態では、フローリング材
3は、建物ユニット11の長辺方向に沿って複数枚並設
していたが、これに限らず、例えば、建物ユニット11
の短辺における長手方向に沿って複数枚並設してもよ
い。この場合には、建物ユニット11の長辺の長さを有
するフローリング材3を用いる必要があるため、製造お
よび現場での設置が煩雑になる。さらに、この煩雑さを
解消するために、長さの短いフローリング材3を用いた
場合には、建物ユニット11の短辺における長手方向だ
けでなく、長辺における長手方向に沿っても複数枚並設
しなければならないので、建物ユニット11の短辺と平
行な端部同士を互いに接続するだけでなく、建物ユニッ
ト11の長辺と平行な端部同士を互いに接続しなければ
ならず、現場作業が煩雑になる。これらの点から、フロ
ーリング材3は、建物ユニット11の長辺方向に沿って
複数枚並設した方が、製造および現場作業が容易となる
とともに、曲げ荷重が小さいので、床部1としての性能
をより確保できる点で好ましい。
【0046】さらに、前記実施形態では、建物ユニット
11の短パンの長さを有するフローリング材3を複数用
いて建物ユニット11の床部1に取り付けていたが、こ
れに限らず、建物ユニット11の床部1程の大きさを有
する大版の石膏ボード上に突板5を貼って施工してもよ
い。但し、前記実施形態のように、比較的小さな高密度
の石膏ボード6Aに突板5を貼った小さい単位のフロー
リング材3を用いれば、取扱いが容易になり、施工作業
を軽減することができる。
【0047】さらに、本発明のフローリング材3として
は、準耐火構造の建物の床部1に限らず、一般の建物の
床部1にも適用することができる。このような一般の建
物に、本発明のフローリング材3を用いれば、従来の合
板等を用いたフローリング材に比べて、高密度の石膏ボ
ード6Aを用いることによって、遮音性能を向上するこ
とができる。
【0048】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のフローリ
ング材によれば、高密度無機面材を用いることによっ
て、輸送コストを低減することができ、現場作業を容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるフローリング材を
設置した建物ユニットを示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるフローリング材を
示す斜視図である。
【図3】図2における縦断面図である。
【図4】本発明の変形例であるフローリング材を示す縦
断面図である。
【図5】本発明の他の変形例であるフローリング材を示
す縦断面図である。
【図6】本発明の他の変形例であるフローリング材を示
す縦断面図である。
【図7】本発明の他の変形例であるフローリング材を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 床部 3 フローリング材 5 床仕上げ材である突板 6 高密度無機面材 6A 高密度の石膏ボード 7 固定板 7A 中質繊維板(MDF) 61 突出部 62 窪み部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の床部を構成するフローリング材で
    あって、高密度無機面材と、前記高密度無機面材の上面
    に貼り付けられる床仕上げ材とを備えて形成されている
    ことを特徴とするフローリング材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフローリング材におい
    て、前記高密度無機面材と床仕上げ材との間には、固定
    板が介装されていることを特徴とするフローリング材。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のフローリング材におい
    て、前記固定板は中質繊維板であることを特徴とするフ
    ローリング材。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のフローリング材におい
    て、前記高密度無機面材は、前記床仕上げ材の端縁より
    も外側に突出された突出部と、前記床仕上げ材の端縁よ
    りも内側に窪まされた窪み部とを備えて形成されている
    ことを特徴とするフローリング材。
  5. 【請求項5】 請求項2または3に記載のフローリング
    材において、前記床仕上げ材と固定板とは端部の端面位
    置が揃えられており、前記高密度無機面材は、前記床仕
    上げ材の端縁よりも外側に突出された突出部と、前記床
    仕上げ材の内側に窪まされた窪み部とを備えて形成され
    ていることを特徴とするフローリング材。
  6. 【請求項6】 請求項2または3に記載のフローリング
    材において、前記高密度無機面材と床仕上げ材との端部
    の端面位置は揃えられており、前記固定板は、前記床仕
    上げ材の端縁よりも外側に突出された突出部と、前記床
    仕上げ材の内側に窪まされた窪み部とを備えて形成され
    ていることを特徴とするフローリング材。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかに記載のフロー
    リング材において、前記突出部は、前記高密度無機面材
    の少なくとも一つの辺の全長にわたって形成されている
    とともに、前記窪み部は、前記突出部が形成される辺に
    対向する他の辺の全長にわたって形成されていることを
    特徴とするフローリング材。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のフロー
    リング材において、前記高密度無機面材は、高密度の石
    膏ボードであることを特徴とするフローリング材。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のフロー
    リング材において、ユニット式建物を構成する建物ユニ
    ットに適用され、かつ、この建物ユニットの床部を構成
    することを特徴とするフローリング材。
JP10896397A 1997-04-25 1997-04-25 フローリング材 Withdrawn JPH10299232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10896397A JPH10299232A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 フローリング材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10896397A JPH10299232A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 フローリング材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10299232A true JPH10299232A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14498107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10896397A Withdrawn JPH10299232A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 フローリング材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10299232A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238421A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Nankai Plywood Co Ltd 建築用板材
KR101070742B1 (ko) * 2003-02-06 2011-10-07 타이세이 일렉트로닉 인더스트리스, 코., 엘티디. 차음 바닥구조
JP2012184643A (ja) * 2011-02-18 2012-09-27 Panasonic Corp 床材と床材の製造方法
JP2013540924A (ja) * 2010-11-01 2013-11-07 フィニッシュ システムズ インターナショナル,リミテッド ライアビリティー カンパニー ストーンウッド複合材基部のエンジニアードフローリング

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101070742B1 (ko) * 2003-02-06 2011-10-07 타이세이 일렉트로닉 인더스트리스, 코., 엘티디. 차음 바닥구조
JP2008238421A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Nankai Plywood Co Ltd 建築用板材
JP2013540924A (ja) * 2010-11-01 2013-11-07 フィニッシュ システムズ インターナショナル,リミテッド ライアビリティー カンパニー ストーンウッド複合材基部のエンジニアードフローリング
US9453349B2 (en) 2010-11-01 2016-09-27 Finish Systems International, Llc Stone-wood composite base engineered flooring
JP2012184643A (ja) * 2011-02-18 2012-09-27 Panasonic Corp 床材と床材の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06220932A (ja) 耐火構造
JP2019019504A (ja) フラットスラブ構造
JPH10299232A (ja) フローリング材
JP2006161406A (ja) 天井または床の耐火構造
JP7288787B2 (ja) 木造建物の床パネル
JPH05148907A (ja) 住戸ユニツトからなる建築物
JP7472922B2 (ja) 入隅金具、室内入隅の施工方法、および、建築物
JP2024519114A (ja) かみ合わせ可能な壁補強パネル、壁補強アセンブリ、及び壁補強のための方法
JP7364267B2 (ja) 木造建物の構造
JP2840197B2 (ja) 床パネル
JP3292407B2 (ja) 壁 体
JP2664034B2 (ja) 上階の床構造
JP2024024423A (ja) 耐力壁パネル接続構造
JPH0723443Y2 (ja) 間仕切り壁の構造
JPH07158188A (ja) 天井兼用床パネル構造
GB2300203A (en) A timber-frame panel
JP2001207548A (ja) 建物ユニット
JPH06220921A (ja) ユニット式建物
JPH0242812Y2 (ja)
JPH08326272A (ja) フローリング貼り床パネルおよびその敷込み構造
JPH03129059A (ja) 床板
JPH08232344A (ja) 準耐火構造のユニット式建物
JPH0754418A (ja) ユニット式建物
JPH0988318A (ja) 工業化建物の床構造および床施工方法
JPH05133030A (ja) 木質構造建築物の床構造及び床施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040706