JPH03129059A - 床板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、床下地の上に直敷きで取り付けられる床板に
関するものである。

【従来の技術】

床を形成するにあたって、コンクリートスラブを床下地
としてこの上に床板を直に敷く工法が盛んにおこなわれ
ている。この工法では大引や根太を組む必要がないため
に施工費用を低減できると共に施工工期を短縮すること
ができる。

【発明が解決しようとする課ｊ＠１ しかしながら、このように床板を床下地に直接敷くと、
床板上の衝撃音が床板から床下地に直に伝わって、階下
へ騒音として伝播されるおそれがあるという問題がある
６また床板を床下地に固定しない置床として施工する場
合、床板が反り変形すると床板は床下地から浮き上がっ
て床面に凹凸が発生するおそれがあるという問題がある
。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、衝撃が
階下に騒音として伝えられることを低減することができ
、また反り変形することを低減することができる床板を
提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 本発明に係る床板は、基板１にその上面で開口するスリ
ット状の平行な切り溝２，２・・・を多数本設け、基板
１の上面に軟質シート３を接着すると共に軟質シート３
の上面につき板４を接着して成ることを特徴とするもの
である。

【作　用】

本発明にあっては、基板１に多数本設けたスリット状の
切り溝２，２・・・で衝撃の振動を吸収することができ
ると共に基板１の表面に設けた軟質シート３によって衝
撃を緩衝することができ、また切り溝２．２・・・によ
って反り変形が発生することを防止することができる。

【実施例】

以下本発明を実施例によって詳述する。 基板１は合板や中密度繊維板（ＭＤＦ）などによって正
方形乃至長方形の四角板材として形成されるものであり
、一方の側端面に嵌合突部８が他方の側端面に嵌合凹部
９がそれぞれ設けである。この基板１の上面には第２図
に示すように多数本の平行な切り溝２，２・・・が鋸溝
としてスリット状に設けてあり、各切り溝２，２・・・
はそれぞれ基板１の上面に開口させである。切り溝２は
５〜３０ｍｍ程度の間隔で、開口幅が数輪鴫の大きさで
形成してあり、また切り溝２の深さは基板１の板厚の半
分以上になるように形成しである。尚、基板１を合板で
形成する場合、合板はｖＩＪ２図に示すように繊維の方
向を交互に直交させてベニア単板１　ａｔ　１　ｂを積
層接着することによって形成されるが（第２図において
ベニア単板１ａは繊維の方向が紙面の左右方向、ベニア
単板１ｂはａ維の方向が紙面の表裏方向）、切り溝２は
最下層のベニ７単板１ａの上のベニア単板１ｂまで至る
深さで形成するようにしである。このとき最下層のベニ
７単板１ａの繊維の方向（紙面の左右方向）と切り溝２
の長手方向（紙面の表裏方向）とが直交するように切り
溝２の形成方向が設定してあり、切り溝２を設けたにも
拘わらず基板１としての強度がこの最下層のベニア単板
１ａによって保持されるようにしである。 上記の基板１の上面には全面に亘って軟質シート３が接
着しである。軟質シート３は例えば、硫酸バリウム粉末
や鉛粉末など高比重物質粉末を混入した軟質ポリ塩化ビ
ニルなど厚み１．０〜３゜０開栓度の軟質樹脂のシート
によって形成されるものであり、弾性を有すると共に高
比重物質粉末の混入で遮音性能を有するようにしである
。そして、軟質シート３の上面にさらに表面化粧層を形
成するためのつき板４を全面に亘って接着することによ
って、床＠Ａを形成するようにしである。 つき板４としては、例えば厚み０．２〜３開程度の木質
薄単板を用いることができる。 上記のようにしで形成される床＠Ａにあって、嵌合突部
８と嵌合凹部９とを嵌合させて隣合う床板Ａ、Ａ同士を
接続しつつ、コンクリートスラブなどで形成される床下
地の上に床＠Ａを直接敷くことによって、床を形成する
ことができる。床板Ａは釘や接着剤等で床下地の上に固
定するように施工する他、床板Ａを床下地に固定せずに
置くだけの置床として施工するようにすることもできる
。 そしてこの床板Ａで形成される床にあって、衝撃などが
加わってもこの衝撃は床板Ａの表面部の軟質シート３に
よって緩衝され、基板１に衝撃が伝わることを防止する
ことができると共に、基板１に衝撃が作用しても衝撃の
振動は基板１に設けた切り溝３に吸収されるものであり
、床下の階下に衝撃が衝撃音として伝播されることを軽
減することができるものである。また、湿気や温度の影
響で基板１に部分的な伸縮が作用してもこの伸縮は切ワ
溝３によって吸収されることになり、このような伸縮に
伴って発生する床板Ａの反りを低減することができるも
のである。さらに、床板Ａの上面に部分的な荷重が集中
して加わると、切り溝３の上面の開口が広がるように基
板１の上部に変形が生じるおそれがあるが、基板１の上
面には軟質シート３が全面に亘って接着しであるために
、軟質シート３に対する接着で切り溝３の上面の開口が
広がることを防止することができ、部分的な集中荷重で
基板１の上部に沈み込みのような変形が発生することを
防ぐことがでさるものである。

【発明の効果】

上述のように本発明にあっては、基板にその上面で開口
するスリット状の平行な切り溝を多数本設け、基板の上
面に軟質シートを接着すると共に軟質シートの上面につ
き板を接着しであるので、衝撃などが加わってもこの衝
撃は表面部の軟質シートによって緩衝されると共に基板
に衝撃が作用しても衝撃の振動は基板に設けた切り溝に
吸収され、床下の階下に衝撃が（ＩＩＩ音として伝播さ
れることを軽減することができるものであり、また湿ス
や温度の影響で基板に部分的な１申縮力ｆ作用してもこ
の伸縮は切り溝によって吸収され、反りの発生を低減す
ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図１±同上の
基板の一部の拡大断面図である。 １は基板、２は切り溝、３は軟質シート、４１土つき板
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）基板にその上面で開口するスリット状の平行な切
   り溝を多数本設け、基板の上面に軟質シートを接着する
   と共に軟質シートの上面につき板を接着して成ることを
   特徴とする床板。