JP2017089244A - 空間構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】美観を損なうことなく配線および機器を容易に取り回すことが可能な空間構造体を提供する。【解決手段】床面から立設した支柱12の上端部(支柱上端面12a)と、水平方向に延びる連結杆13の端部(連結杆端面13a)とを連結部材14を介して連結した空間構造体1であって、連結杆13の、連結部材14に近接した部分に、略垂直方向に貫通し、OAタップやアダプター等の機器あるいは機器の配線が挿通することが可能な連通孔311を形成した。【選択図】 図3

Description

本発明は、オフィスや展示場等の室内空間を、業務環境や業務形態等の変化に対応して仕切ったり区画したりする空間構造体に関する。
従来、床から立設する支柱と連結杆の端部を連結する連結部材を用いた空間構造体内部で使用する機器の配線経路として、支柱や連結杆の内部に機器の配線を配置して外から配線を見えなくしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3680055号公報
ところで、上記特許文献1に記載された配線経路では、支柱や連結杆に形成された孔に配線を挿通して支柱と連結杆の間で配線を配置可能にしているものの、OAタップやアダプター等の機器が取り付けられた状態の配線を挿通することは考慮されておらず、これにより配線および機器の取り回しが自由に行うことができないという問題があった。
そこで、本発明の課題は、美観を損なうことなく配線および機器を容易に取り回すことが可能な空間構造体を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の空間構造体は、床面から立設した支柱の上端部と、水平方向に延びる連結杆の端部とを連結部材を介して連結した空間構造体であって、前記連結杆の、前記連結部材に近接した部分に、略垂直方向に貫通し、配線あるいは機器の挿通が可能な連通孔を形成した。
上記空間構造体によれば、上記連結部材に近接した部分に配線あるいは機器の挿通が可能な連通孔を上記連結杆に形成したため、OAタップやアダプター等の機器が取り付けられた状態で連通孔を挿通して支柱と連結杆の間で機器や配線を移動させて配置することができる。また、連通孔が連結部材に近接した部分に形成されているため、支柱と連結杆の間で配線を配置した場合に配線が外部に露出することを防止することができる。したがって、美観を損なうことなく配線および機器を容易に取り回すことが可能な空間構造体を提供することができる。
また、本発明の空間構造体は、前記連結杆は、前記水平方向に延びる略中空矩形形状の連結杆本体と、該連結杆本体の上部および下部にそれぞれ前記水平方向に連続して延びる凹溝が形成された上下連結杆凹溝部とをもち、前記連通孔を前記連結杆本体の上面および下面にそれぞれ形成した。
上記空間構造体によれば、上記連結杆本体の上部および下部にそれぞれ上下連結杆凹溝部が形成され、連結杆本体の上面および下面にそれぞれ連通孔が形成されているため、凹溝に配線を配置することにより、配線が外部に露出することを防止して美観を向上することができる。
さらに、本発明の空間構造体は、前記連結杆本体の上面および下面にそれぞれ形成した前記連通孔は、それぞれ上面側と下面側から、前記連通孔に挿通する際の配線あるいは機器の損傷を防止する保護部材をさらに有する。
上記空間構造体によれば、上記連結孔は、保護部材を有するため、配線あるいは機器を連通孔に挿通する際、配線あるいは機器が破損することを抑制することができる。
このように、本発明によれば、美観を損なうことなく配線および機器を容易に取り回すことが可能な空間構造体を提供することができる。
第1実施形態に係る空間構造体を示す斜視図である。 図1に示す支柱と連結部材を示す斜視図である。 図1に示す支柱に連結部材を介して連結杆が連結された状態であり、連通孔を示す斜視図である。 (a)図1に示す連結杆の平面図、(b)図1に示す連結部材の平面図、(c)図1に示す支柱と連結杆の連結状態を示す平面図、(d)(c)に示すネジ座を示す平面図である。 図1に示す支柱に連結部材を介して連結杆が連結された状態であり、連通孔を示す上面図である。 (a)支柱に連結された連結杆に形成された連通孔の長手方向の断面図、(b)連結杆に形成された連通孔の短手方向の断面図である。 (a)連通孔を示す上面図、(b)連通孔の長手方向の断面図、(c)連通孔の短手方向の断面図である。 (a)図1に示す連結杆と連結部材の連結状態を示す斜視図、(b)連結杆同士の連結状態を示す斜視図である。 連結杆同士が連結された状態であり、連結杆に形成された連通孔を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。はじめに、図1を参照して第1実施形態に係る空間構造体の概略構成について説明する。
なお、以下の実施形態に係る空間構造体の一例として、オフィスや展示場等の室内空間を、業務環境や業務形態等の変化に容易かつ柔軟に対応して仕切ったり区画したりすることができるとともに、空間内で使用する機器およびこの機器の配線を支柱や支柱に連結された連結杆に配置することが可能な空間構造について説明する。
[1.空間構造体の構成]
図1に示すように、本実施形態に係る空間構造体1は、室内空間を仕切る構成部材であり床面から立設した支柱12と、床面に水平方向に配置された連結杆13から略構成されている。
また、空間構造体1は、支柱12と連結杆13、連結杆13同士をそれぞれ連結する連結部材14と、連結杆13同士を上面視L字状に連結した部分に取り付けられるコーナー部材15と、支柱12で囲まれた空間やこの空間内を仕切ったり区画したりする間仕切りパネル16を有している。
間仕切りパネル16は、一端が連結杆13に移動可能に取り付けられたパネルであってもよいし、一端が連結杆13に固定されたパネルであってもよい。また、一部が固定または移動可能な間仕切りパネル16であってもよく、間仕切りパネル16は業務環境や業務形態等に応じて適宜変更が可能である。
なお、以下の本実施形態では、支柱12を介して連結される連結杆13と、連結杆13同士を連結する連結杆13は同一形状のものである場合について説明するが、支柱12を介して連結される連結杆と連結杆同士を連結する連結杆は異なる形状のものであってもよい。
[2.支柱の構成]
次に、図2および図3を参照して、図1に示す支柱12の具体的な構成について説明する。
支柱12は、アルミニウム製の材質で成型されており、図2および図3に示すように、床と水平な断面が多角形(ここでは正方形)を有する支柱本体21と、正方形の各頂点位置に形成される頂角を等分する仮想線上に各頂点位置から外方に向けてそれぞれ延出した延出部22と、正方形の各辺にそれぞれ形成された連結溝23から構成されている。
支柱本体21は、後述する連結部材14に形成された2つの第2ビス孔41bに対応する位置に、所定の角度(例えば、支柱上端面12aから45度または−45度)でビス(図示省略)が挿通可能な2つの支柱側ビス孔12bを有している。このビス孔12bは、後述する支柱側ネジ座12dに形成されている(後述する図4(c)および(d)参照)。
延出部22は、正方形の各頂点位置に形成される頂角を等分する仮想線上に各頂点位置から外方に向けて4つ延出して形成されている。各延出部22の互いに対向する支柱本体21の対向面間には、機器および配線を収容することが可能に形成されている。
連結溝23は、図2および図3に示すように、支柱12の一端から他端まで連続して形成されており、支柱12の外側に開口する開口部231と、機器および配線を収容することが可能なカバー部材(図示省略)が係止可能な係止部232を有している。
また、この連結溝23は、ネジ座12dを支柱の上端面12aから下方に向けて挿入し、支柱側ネジ座12dの当接部12eが上端面12aに当接して連結溝23内に位置することが可能な形状に形成されている(後述する図4(d)参照)。
[3.連結杆の構成]
次に、図2から図4を参照して、支柱12に連結される連結杆13の具体的な構成について説明する。
連結杆13は、アルミニウム製の材質で成型されており、図2から図4に示すように、連結杆端面13aの外形が後述する連結部材本体41の外形と略同一の形状を有している。すなわち、図2および図3に示すように、連結杆13は、連結杆端面13aに連結部材14が固定されると、連結部材14の外形から連結杆端面13aがほぼはみ出ることなく固定可能な形状を有している。
連結杆13は、図2および図3に示すように、水平方向に延びた連結杆本体31と、この連結杆本体31の上部から立設した一対の連結杆立設板32と、凹形状が形成された連結杆凹溝33を有している。
連結杆本体31は、水平方向に延びる略中空矩形形状を有している。また、連結杆本体31の連結杆本体端面13aには、図4(a)に示すように、後述する連結部材本体41に形成された4つの第1連結部材側ビス孔41aに対応する位置に4つの連結杆側第1ビス孔31aが形成されている。
また、連結杆本体31の連結杆側面13bには、水平方向に延びる2本の側面溝13cが形成されており、側面溝13cの溝内には、それぞれ連結杆側ネジ座13dを挿入することが可能な形状に形成されている(図8参照)。
側面溝13cの溝内には、後述する連結部材14に形成された2つの第2ビス孔41bに対応する位置に、所定の角度(例えば、連結杆13の凹溝底面33aから45度または−45度)でビス(図示省略)が挿通可能な2つの連結杆側第2ビス孔31bを有している。この連結杆側第2ビス孔31bは、2つの連結杆側ネジ座13dにそれぞれ形成されている。
そして、連結杆本体31には、図3に示すように、連結部材14に近接する部分に配線あるいは機器が挿通可能な連通孔311が形成されている。連通孔311の具体的に構成については後述する。
一対の連結杆立設板32は、図4(c)に示すように、支柱12と連結杆13とを連結部材14を介して連結した場合、支柱12の支柱上端面12aよりも一対の連結杆立設板32の連結杆上端面32aの方が高くなるように形成されている。
連結杆凹溝33は、図3に示すように、凹溝底面33aと一対の連結杆立設板32により、内部に配線を収容することが可能に上方に開口した形状を有している。そして、連結杆凹溝33は、連結杆本体31の上部に水平方向に連続して延びて形成されている。
また、連結杆凹溝33は連結杆本体31の下面にも形成されている。すなわち、連結杆本体31には、図4(a)に示すように、連結杆本体上面31cおよび連結杆本体下面31dにそれぞれ水平方向に連続して延びる上下連結杆凹溝が形成されている。以下の実施形態では、連結杆凹溝33のうち連結杆本体上面31cに形成された凹溝を上連結杆凹溝33c、連結杆本体下面31dに形成された凹溝を下連結杆凹溝33dともいう。
また、連結杆凹溝33は、図3および図4に示すように、後述する連結部材凹部43と補形をなしている。すなわち、連結杆凹溝33は連結部材凹部43の横断面形状とほぼ一致させた形状をした凹部であり、連結杆13の連結杆端面13aに連結部材14が固定されると、連結杆凹溝33は連結部材凹部43の凹形状とほぼ一致する。
そして、後述するように、水平方向に延びる2本の連結杆13を上面視T字状に交差させ、一方の連結杆13(後述する図8(a)に示す右側の連結杆13)の連結杆端面13aと他方の連結杆13(後述する図8(a)に示す左側の連結杆13)の連結杆側面13bとを連結する場合における他方の連結杆13の連結杆側面13bには切欠部34が形成されている。
切欠部34は、後述する連結部材凹部43と補形をなしている。すなわち、切欠部34は連結部材凹部43の横断面形状とほぼ一致させた形状をした凹部であり、連結部材14が固定された一方の連結杆13を他方の連結杆13の連結杆側面13bに上面視T字状に交差させて連結すると、切欠部34は、後述する図8(b)に示すように、一方の連結杆13の連結杆凹溝33と連結部材凹部43の凹形状とほぼ一致する。
なお、図示を省略するが、なお、連結杆13の下部には、間仕切りパネル16が連設可能に形成されている(図1参照)。
[4.連通孔の構成]
次に、図5から図7を参照して、連結杆本体21に形成された連通孔311の具体的な構成について説明する。
連通孔311は、図5及び図6に示すように、連結部材14に近接した部分に略垂直方向に貫通し、配線あるいは機器が挿通可能に形成されている。すなわち、連通孔31は、OAタップやアダプター等の機器が連結杆本体41の連結杆本体上面31cから連結杆本体下面31dへ挿通することが可能な大きさで形成されている。
なお、連通孔311の大きさは適宜変更が可能であるが、連通孔311を挿通する機器の辺および対角線にうち一番長い長さの辺および対角線の長さが連通孔311の長手方向Aの長さ(図5の長さA)と設定することができる。
また、連通孔311の短手方向Bの長さ(図5の長さB)は、支柱本体21を形成している正方形の辺の長さや連結杆立設板32間の長さ、連結溝23よりも短くするように設定することができる。
この連通孔311は、図6(a)および図6(b)に示すように、連結杆本体31の連結杆本体上面31cに形成された上連結杆凹溝33c、連結杆本体下面31dに形成された下連結杆凹溝33dにそれぞれ形成されている。
上記のように形成された連通孔311は、連結杆本体上面31c側または連結杆本体下面31d側から連通孔311を配線あるいは機器が挿通する際、配線あるいは機器の破損を防止する保護部材312を有している。
また、図6および図7に示すように、保護部材312は、連結杆本体上面31c側から上連結杆凹溝33cの凹溝底面33aに当接、または、連結杆本体下面31d側から下連結杆凹溝33dの凹溝上面33bに当接する爪部313と、連結杆本体31の内部に係止して保護部材312が連結杆本体31から抜けるのを防止する抜け止めが形成されている。
[5.連結部材の構成]
次に、図2から図4を参照して、支柱12と連結杆13を連結する連結部材14の具体的な構成について説明する。
連結部材14は、約10mm厚の鉄材で形成されており、図2および図4に示すように、連結部材14の外形が上述した連結杆端面13aの外形と略同一の形状を有している。すなわち、図2に示すように、連結部材14は、連結杆端面13aに固定されると、連結杆端面13aの外形から連結部材14がほぼはみ出ることなく固定可能な形状を有している。
連結部材14は、図4(b)に示すように、床面に対して垂直方向に延びた矩形形状の連結部材本体41と、連結部材本体41の上部から立設した一対の連結部材立設板42と、連結部材本体41の上部と連結部材立設板42とからなる連結部材凹部43を有している。
連結部材本体41は、図4(a)および図4(c)に示すように、床面に対して垂直方向に延びた矩形形状を有している。また、連結部材本体41には、上述した連結杆13に形成された4つの連結杆側第1ビス孔31aに対応する位置に4つの連結部材側第1ビス孔41aが形成されている。
さらに、連結部材本体41には、図4(d)に示す支柱側ネジ座12dが連結溝23に挿入されて連結溝23内に位置すると、支柱側ネジ座12dに形成された2つの支柱側ビス孔12bに対応する位置に、所定の角度でビス(図4c参照)が挿通可能な2つの連結部材側第2ビス孔41bが形成されている。
この2つの連結部材側第2ビス孔41bは、図5に示す連結杆側ネジ座13dがそれぞれ側面溝13cに挿入されて側面溝13c内に位置すると、連結杆側ネジ座13dにそれぞれ形成された連結杆側第2ビス孔31bに所定の角度でビス(図示省略)が挿通可能に形成されている。
すなわち、連結部材本体41に形成された2つの連結部材側第2ビス孔41bは、支柱側ネジ座12dに形成された2つの支柱側ビス孔12bと、連結杆側ネジ座13dにそれぞれ形成された連結杆側第2ビス孔31bにビスを挿入することが可能である。このため、支柱12に連結杆13を連結する場合も連結杆13同士を連結する場合にも同型の連結部材14を用いることができるため、連結部材14の製造コストの低減を図ることができる。
一対の連結部材立設板42は、図4(c)に示すように、連結部材14を介して支柱12と連結杆13を連結した場合、支柱12の支柱上端面12aよりも一対の連結部材立設板42の連結立設板上端面42aの方が高くなるように形成されている。
連結部材凹部43は、図4(b)に示すように、凹部底面43aと一対の連結部材立設板42により形成されており、上部に開口した形状を有している。この連結部材凹部43は、上述した連結杆凹溝33と補形をなしている。すなわち、連結部材凹部43は、連結杆凹溝33の横断面形状とほぼ一致させた形状をした凹部であり、図2に示すように、連結杆13の連結杆端面13aに連結部材14が固定されると、連結部材凹部43は連結杆凹溝33の凹形状とほぼ一致する。
また、後述するように、連結部材凹部43は、水平方向に延びる2本の連結杆13を上面視T字状に交差させ、一方の連結杆13(後述する図8(a)に示す右側の連結杆13)の連結杆端面13aと他方の連結杆13(後述する図8(a)に示す左側の連結杆13)の連結杆側面13bとを連結する場合における他方の連結杆13の連結杆側面13bに形成された切欠部34とも補形をなしている。
すなわち、連結部材凹部43は、切欠部43の横断面形状とほぼ一致させた形状をした凹部であり、連結部材14が固定された一方の連結杆13を他方の連結杆13の連結杆側面13bに上面視T字状に交差させて連結すると、連結部材凹部43は、一方の連結杆13の連結杆凹溝33と他方の連結杆13の切欠部34の凹形状とほぼ一致する(後述する図8参照)。
上述した連結部材14により、アルミニウム製の材質で成型されている支柱12と連結杆13、連結杆13同士を強固に連結することができる。また連結部材14により、連結杆13に配置された配線を連結部分で生じる傷から保護することができる。
[6.連結部材による支柱と連結杆の連結]
次に、図2から図6を参照して、連結部材14を介して支柱12と連結杆13を連結する場合について説明する。
はじめに、一方の連結杆13(例えば図2の右側の連結杆13)および他方の連結杆13(例えば図2の下側の連結杆13)に連結部材を固定する。具体的には、一方の連結杆13と他方の連結杆13の連結杆端面13aにそれぞれ連結部材14を当接し、4つの連結杆側第1ビス孔31aと4つの連結部材側第1ビス孔41aにビスを挿通してビス止めすることにより連結部材14を連結杆端面13aに固定する(図2参照)。
次に、支柱12に連結部材14が固定された連結杆13をそれぞれ固定する。具体的には、はじめに、ネジ座12dを支柱の上端面12aから下方に向けて挿入し、支柱側ネジ座12dの当接部12eを上端面12aに当接させて支柱側ネジ座12dを連結溝23内に位置させる(図4(c)および図4(d)参照)。
次に、所定の角度でビスが挿通可能に支柱側ネジ座12dに形成された支柱側ビス孔12bと、連結部材14に形成された2つの連結部材側第2ビス孔41bにビスを挿通してビス止めすることにより、上面視すると一方の連結杆13と他方の連結杆13が連結部材14を介して上面視するとL字状に交差するように連結する(図3参照)。
支柱12に連結杆13が連結部材14を介して連結されると、支柱12の支柱上端面12aよりも一対の連結杆立設板32の連結杆上端面32aおよび一対の連結部材立設板42の連結立設板上端面42aの方が高くなるように連結部材14を介して一方の連結杆13および他方の連結杆13が連結される(図3参照)。
また、支柱12に連結杆13が連結部材14を介して連結されると、連結杆凹溝33の凹溝底面33aと連結部材凹部53の凹部底面43aと支柱上端面12aがほぼ面一となる位置関係となる。このため、連結杆凹溝33に配線を配置した場合、支柱12と連結杆13の連結部において配線の取り回しが容易となり、配線が支柱12や連結杆13から露出することが軽減されて美観を向上することができる。
なお、図2および図3に示す支柱上端面12aには、保護部材210が嵌められている。このため、一方の連結杆13の連結杆凹溝33から他方の連結杆13の連結杆凹溝33に渡って配置された配線が、本体部ボルト孔211(図5参照)や支柱12の一端から他端に渡って形成された貫通穴212a、212b(図5参照)による傷から保護することができる。しかし、例えば、支柱12の貫通穴212a、212bに配線を配置する場合等により保護部材210が嵌められていない方が配線を配置し易い場合には、保護部材210が嵌められていなくてもよい。
[7.支柱の床面への立設]
次に、図4(c)を参照して、上述した支柱12の床面に対する立設状態について説明する。
上述した支柱12は、床面に対して立設させる場合には、図4(c)に示すように、アジャスター206を介して床面に立設させる。具体的には、アジャスター206のアジャスター孔206aを貫通したボルト207aにロックナット207bを嵌めた後、支柱本体21の本体部ボルト孔211に挿入する。
そして、アジャスター206に形成されたアジャスター側ビス孔(図示省略)にビスを挿通し、床面にビス止めすることにより、ボルト207aが挿入された支柱12を、アジャスター206を介して床面に立設させる。なお、床面に段差があり複数の支柱12同士の高さが同一にならない場合にはロックナット207bの位置を変更することにより高さを調節することが可能である。
上述したように、支柱本体21は断面が正方形を有しており、正方形の各頂角を等分する線上に頂角から外方に向けてそれぞれ延出部22が延出している。このため、床面にビス止めする際、支柱12を安定して床面に立設させつつ支柱本体21や延出部22が邪魔にならずにビス止めすることができる。
[8.連結部材による連結杆同士の連結]
次に、図8および図9を参照して、連結部材14を介して一方の連結杆13と他方の連結杆13を連結する場合について説明する。
図8(a)に示すように、はじめに、一方の連結杆13(図8(a)の右側の連結杆13)の連結杆端面13aに連結部材14をビス止めして固定する。具体的には、一方の連結杆13の連結杆端面13aに連結部材14を当接して4つの連結杆側第1ビス孔31aと4つの連結部材側第1ビス孔41aにビスを挿通してビス止めすることにより連結部材14を連結杆端面13aに固定する。
次に、他方の連結杆13(図5(b)の左側の連結杆13)の連結杆側面13bに連結部材14が固定された一方の連結杆13(図2(b)の右側の連結杆13)をビス止めして固定する。具体的には、はじめに、連結杆側面13bに形成された2本の側面溝13cにそれぞれ連結杆側ネジ座13dを挿入する。
次に、連結杆側ネジ座13dにそれぞれ形成された2つの連結杆側第2ビス孔31bと、連結部材14の2つの連結部材側第2ビス孔41bに所定の角度でビスを挿通してビス止めすることにより、上面視すると一方の連結杆13と他方の連結杆13が連結部材14を介してT字状に交差して連結する(図8参照)。
一方の連結杆13と他方の連結杆13が連結部材14を介して連結されると、連結杆凹溝33の凹溝底面33aと切欠部34の切欠部底面34aが連結部材凹部53の凹部底面43aとほぼ面一となる位置関係となる(図4(a)、図4(b)、図8参照)。このため、一方の連結杆13と他方の連結杆13の交差部において支柱12と連結杆13の連結部において配線の取り回しが容易となる。また、面一であることから配線が外部に露出することを防止して美観を向上することができる。
また、図9に示すように、連結部材14を介して一方の連結杆13と他方の連結杆13を連結する場合における一方の連結杆13の連結杆本体21に連通孔311を形成することができる。具体的には、連通孔311を、一方の連結杆13と他方の連結杆13を連結する場合における連結部材14に近接する部分に形成する。
このように、連結部材14を介して一方の連結杆13と他方の連結杆13を連結する場合において、一方の連結杆13と他方の連結杆13の交差部において配線や機器の取り回しが可能となるため、空間構造体1内部の配線や機器等のレイアウトが自由自在となる。
上述したように、連結部材本体41に形成された2つの連結部材側第2ビス孔41bは、支柱側ネジ座12dに形成された2つの支柱側ビス孔12bと、連結杆側ネジ座13dにそれぞれ形成された連結杆側第2ビス孔31bにビスを挿入することが可能である。このため、支柱12に連結杆13を連結する場合も連結杆13同士を連結する場合にも同型の連結部材14を用いることができるため、連結部材14の製造コストの低減を図ることができる。
[9.作用効果]
以上、上述したような空間構造体1は、床面から立設した支柱12の上端部(支柱上端面12a)と、水平方向に延びる連結杆13の端部(連結杆端面13a)とを連結部材14を介して連結した空間構造体1であって、連結杆13の、連結部材14に近接した部分に、略垂直方向に貫通し、配線あるいは機器の挿通が可能な連通孔311を形成した。
そして、上述した空間構造体1によれば、連結部材14に近接した部分に配線あるいは機器の挿通が可能な連通孔311を連結杆13に形成したため、OAタップやアダプター等の機器が取り付けられた状態で連通孔311を挿通して支柱12と連結杆13の間で機器や配線を移動させて配置することができる。
具体的には、例えば、連結杆凹溝33に配置する配線に取り付けられたOAタップやアダプター等を連通孔311に挿通し、延出部22の互いに対向する支柱本体21の対向面間にOAタップやアダプター等を収容することができる。
そして、連通孔311が連結部材14に近接した部分に形成されているため、上記のように連結杆凹溝33に配置する配線に取り付けられたOAタップやアダプター等を連通孔311に挿通して支柱本体21に収容する場合に、連結杆13と支柱本体21の間で配線が外部に露出することを防止することができる。したがって、美観を損なうことなく配線および機器を容易に取り回すことが可能な空間構造体1を提供することができる。
また、空間構造体1は、連結杆13は、水平方向に延びる略中空矩形形状の連結杆本体31と、連結杆本体31の上部および下部にそれぞれ水平方向に連続して延びる凹溝が形成された上下連結杆凹溝部(上連結杆凹溝33c、下連結杆凹溝33d)とをもち、連通孔311を連結杆本体31の上面および下面(連結杆本体上面31cおよび連結杆本体下面31d)にそれぞれ形成した。このため、連結杆凹溝33に配線を配置することにより、配線が外部に露出することを防止して美観を向上することができる。
上述したように、例えば、連結杆凹溝33に配置する配線に取り付けられたOAタップやアダプター等を連通孔311に挿通し、延出部22の互いに対向する支柱本体21の対向面間にOAタップやアダプター等を収容する場合においては、特に、連通孔311を挿通した配線が下連結杆凹溝33dにより外部に露出することが防止されるため、より美観を向上することができる。
そして、上記の場合、支柱12の連結溝23の係止部232に機器および配線を収容することが可能なカバー部材(図示省略)を係止することにより、さらに配線が外部に露出することが防止されて美観を向上することができる。
さらに、空間構造体1は、連結杆本体31の上面および下面にそれぞれ形成した連通孔311は、それぞれ上面側と下面側(連結杆本体上面31c側と連結杆本体下面31d側)から、連通孔311に挿通する際の配線あるいは機器の損傷を防止する保護部材312をさらに有する。このため、配線あるいは機器を連通孔311に挿通する際、配線あるいは機器が破損することを抑制することができる。
[10.変形例]
以上、本発明の空間構造体1を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上述した実施形態では、支柱本体21は、床と水平な断面が正方形を有する場合を図示して説明したが、断面が三角形、五角形、六角形等の多角形であってもよい。
また、上述した実施形態では、4本の支柱12を立設して空間構造体1を構成する場合について説明したが、プレゼンテーションや展示スペース等の空間にも適用することが可能である。
なお、上述した実施形態の支柱を用いた空間構造体は、高等教育市場においては、プレゼンテーションスペース、セミナーブース、キャリアサポートエリア、ライブラリーエリア、ゼミルーム、デジタルサイネージ等、病院市場においては、スタッフステーション、ICUスタッフステーション等、オフィス市場においては、間仕切りパネルと連携した新空間、ルームインルーム等として利用することができる。
1 空間構造体
12 支柱
12a 支柱上端面
12b 支柱側ビス孔
12c 支柱側面
13 連結杆
13a 連結杆端面
13b 連結杆側面
14 連結部材
15 コーナー部材
16 間仕切りパネル
21 支柱本体
22 延出部
23 連結溝
31 連結杆本体
31a 連結杆側第1ビス孔
31b 連結杆側第2ビス孔
32 連結杆立設板
32a 連結杆上端面
33 連結杆凹溝
33a 凹溝底面
34 切欠部
34a 切欠部底面
41 連結部材本体
41a 連結立設板状端面
42 連結立設板
43 連結部材凹部
43a 凹部底面
311 連通孔
312 保護部材
313 爪部
314 抜け止め

Claims (3)

  1. 床面から立設した支柱の上端部と、水平方向に延びる連結杆の端部とを連結部材を介して連結した空間構造体であって、
    前記連結杆の、前記連結部材に近接した部分に、略垂直方向に貫通し、配線あるいは機器の挿通が可能な連通孔を形成したことを特徴とする空間構造体。
  2. 前記連結杆は、前記水平方向に延びる略中空矩形形状の連結杆本体と、該連結杆本体の上部および下部にそれぞれ前記水平方向に連続して延びる凹溝が形成された上下連結杆凹溝部とをもち、
    前記連通孔を前記連結杆本体の上面および下面にそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1に記載の空間構造体。
  3. 前記連結杆本体の上面および下面にそれぞれ形成した前記連通孔は、それぞれ上面側と下面側から、前記連通孔に挿通する際の配線あるいは機器の損傷を防止する保護部材をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の空間構造体。
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