JP6877954B2 - 間仕切りパネルにおける天井レール遊端の塞ぎ構造および塞ぎ方法 - Google Patents

間仕切りパネルにおける天井レール遊端の塞ぎ構造および塞ぎ方法 Download PDF

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Description

本発明は、建造物の室内空間を仕切る間仕切りパネルにおける天井レール遊端の塞ぎ構造および塞ぎ方法の技術分野に関するものである。
今日、室内空間を仕切るにあたり間仕切りパネルを用いることがあるが、この場合、間仕切りパネルの上端縁を冂字形をした天井レールに内嵌することで上納まりをすることがある。このようなものにおいて、天井レールの端部を、四角筒形状をした支柱(ポスト)に内嵌する構成のものの場合、中間支柱の上端部を天井レールが内嵌するよう切除する作業が必要があって作業性が劣るという問題がある一方で、天井レールが遊端となる部位においては、支柱の上端部を切除することなく遊端面として残すことで天井レールの遊端が露出しない納まりとすることができるという利点がある。しかしながらこのものでは、前記作業性が損なわれるという問題に加え、支柱が、天井レールを内嵌するため太いものとなって外観が損なわれるという問題がある。
これに対し、逆に支柱を天井レールに内嵌する納まりとした場合、支柱の上端部の切除をしなくてもよく作業性が向上するという利点がある。ところがこの場合、天井レールの端縁が柱や壁等の躯体側部材で塞がれることがない遊端であった場合、該遊端は開口したままで残るため、天井レールの遊端を塞ぐ必要がある。そのためには、天井レールの縦断面形状に略一致するように作成した塞ぎ板を、天井レール遊端に接着剤を介して貼付することが試みられる。ところがこの場合、接着剤が固化して接着が完了するまで塞ぎ板が脱落しないよう押さえておかなければならないこともあって作業性が悪いという問題がある。しかも天井レールは逆凵字形をしたものであるため接着面積が少なく、このため塞ぎ板の強固な接着が難しく、接着が不十分であったような場合、塞ぎ板が位置ズレしたり、脱落したりする惧れがある。
そこで塞ぎ具を、天井レールの溝底片にビス固定される上片と天井レール遊端を塞ぐ塞ぎ板とで逆L字形にして構成し、該塞ぎ具を用いての天井レール遊端の塞ぎ施工ができるようにしたものが提唱されている(例えば特許文献1参照。)。
特開2009−57719号公報
ところが前記塞ぎ具を用いたものは、間仕切りパネルの四角筒形状をした支柱の筒内部位において天井レールの溝底部に上片をビス固定するものであるため、支柱を組込む前に塞ぎ具をビス固定する必要があるため、その後組み込む支柱は、塞ぎ板を回避する状態での組込みとなって作業性が損なわれるだけでなく、塞ぎ板と支柱とをビス固定して強度確保しようとする場合、ビスを、視認可能な塞ぎ板の表側面側から螺入することになって外観が損なわれるという問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、間隔を存して立設される複数の支柱と、隣接する支柱間に組込まれるパネル板と、天井に固定され、パネル板および支柱の上端部を内嵌する水平方向に長い冂字形の天井レールとを備え、前記天井レールの端縁が、柱や壁等の躯体側部材で塞がれることがない天井レール遊端であり、該天井レール遊端を塞ぎ具に設けられる塞ぎ板を介して塞いでなる間仕切りパネルにおける天井レール遊端の塞ぎ構造であって、前記支柱は、立設した状態で上端が天井レールの跨部に対して間隙を存して対向する長さに設定され、前記塞ぎ具は、支柱の上端に係合された状態で天井レールに上下動自在に内嵌されるものであり、該塞ぎ具は、前記塞ぎ板が設けられる縦片と、該縦片の上端から逆L字形に折曲していて支柱上端に載置可能であって、該支柱上端に載置された状態で塞ぎ板は天井レール遊端の塞ぎ位置よりも下側に位置するよう設定される水平方向を向いた上片と、前記上片の塞ぎ板が設けられる側とは逆側の端縁から上方に向けて起立する起立片と、塞ぎ具を上動せしめることで天井レール跨部に当接して該天井レールに固定されるものであって、前記起立片の上端から上片が配される側とは逆側に向けて水平状に突出形成されていて、前記上片が支柱上端に載置された状態では天井レール跨部に対して下方に離間している第一固定片と、塞ぎ具が上動した状態で支柱の天井レール遊端側とは逆側の側板に固定されるものであって、前記起立片の下端から下方に向けて突出形成され、前記第一固定片が天井レール跨部に当接し、上片が支柱上端から離間する上動状態で、支柱の天井レール遊端側とは逆側の側板に当接する突出長さを有した第二固定片と、が一体形成されたものとして、上片が支柱上端に載置された下動状態から第一固定片が天井レール跨部に当接する上動状態に塞ぎ具を上動することで塞ぎ板を天井レール遊端の塞ぎ位置に位置させる構成にしたことを特徴とする間仕切りパネルにおける天井レール遊端の塞ぎ構造である。
請求項2の発明は、間隔を存して立設される複数の支柱と、隣接する支柱間に組込まれるパネル板と、天井に固定され、パネル板および支柱の上端部を内嵌する水平方向に長い冂字形の天井レールとを備えて構成される間仕切りパネルにおいて、前記天井レールの端縁、柱や壁等の躯体側部材で塞がれることがない天井レール遊端であり前記支柱は、立設した状態で上端が天井レールの跨部に対して間隙を存して対向する長さに設定され、前記天井レール遊端を塞ぐための塞ぎ具は、支柱の上端に係合された状態で天井レールに上下動自在に内嵌されるものであり、該塞ぎ具は、前記天井レール遊端を塞ぐための塞ぎ板と、支柱上端に載置可能であって、該支柱上端に載置された塞ぎ具の下動状態で塞ぎ板が天井レール遊端の塞ぎ位置よりも下側に位置するよう設定される上片と、前記支柱上端に載置された上片を上動せしめることで天井レール跨部に当接して該天井レール跨部に固定される第一固定片と、該第一固定片が天井レール跨部に当接する状態で支柱の天井レール遊端側とは逆側の側板に固定される第二固定片とを備えて設けられたものであり、前記天井レール遊端を、塞ぎ具に設けられる塞ぎ板を介して塞ぐための塞ぎ方法であって、該塞ぎ方法は、塞ぎ具の上片を支柱上端に載置する工程、塞ぎ具の上片が載置された支柱を立設する工程、上片が支柱上端に載置された下動状態から第一固定片が天井レール跨部に当接する上動状態に塞ぎ具を上動することで塞ぎ板を天井レール遊端の塞ぎ位置に位置させて第一固定片を天井レール跨部に当接させる工程、該天井レール跨部に当接させた第一固定片を天井レールおよび天井に固定する工程、第二固定片を、支柱の天井レール遊端側の側板とは逆側の側板に固定する工程、とを順次行うことを特徴とする間仕切りパネルにおける天井レール遊端の塞ぎ方法である。
請求項1および2の発明とすることにより、天井レールの遊端を塞ぐための塞ぎ板が設けられた塞ぎ具は、支柱から突出する位置での天井および天井レールへの固定、支柱上端部への固定が簡単にできることになって、支柱上端部の支持固定が確実になる。
間仕切りパネルの正面図である。 (A)(B)は図1のA−A、B−B断面図である。 (A)(B)(C)は床レール部位の一部断面正面図、一部断面平面図、縦断面側面図である。 (A)(B)は第一支柱部位の水平断面平面図、第二支柱部位の水平断面平面図である。 (A)(B)(C)は第一支柱の平面図、第二支柱の平面図、第二支柱に対して肉薄にした部位を太線で示した第一支柱の平面図である。 (A)(B)(C)はベース金具の平面図、正面図、側面図である。 (A)(B)(C)(D)は天井レールの遊端部位の断面正面図、側面図、断面底面図、天井レールの側面図である。 (A)(B)(C)(D)(E)は塞ぎ具の正面図、左側面図、右側面図、平面図、斜視図である。 (A)(B)は塞ぎ具を第一支柱の上端に載置した状態を示す正面断面図、右側面図である。 (A)(B)(C)は塞ぎ具が載置された第一支柱を天井レール遊端部に組込んだ状態を示す正面断面図、左側面図、右側断面図である。 (A)(B)(C)は第一固定片を天井側に固定した状態を示す正面断面図、左側面図、右側断面図である。 (A)(B)は第二固定片を第一支柱に固定した状態を示す正面断面図、右側断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、Pは間仕切りパネルであって、該間仕切りパネルPは高さが低い第一間仕切りパネル1と高い第二間仕切りパネル2との二種類が隣接するようにして設けられている。そしてこれら第一、第二間仕切りパネル1、2は、左右に間隔を存して立設される第一、第二支柱(ポスト)3、4と、これら左右に隣接する第一、第二支柱3、4間に組込まれる(介装される)パネル板5とによりそれぞれ構成されるが、パネル板5は、本実施の形態では表裏面板5aと該表裏面板5a間に内装される内装材(例えばペーパーコア)5bとにより構成されているが、単純な板材や複層板状のガラス板等の板材の一種類あるいは複数種類を組み合わせたものとして構成できること等は何れも従来通りである。
因みに、本実施の形態では、第一、第二間仕切りパネル1、2の厚み方向(見込方向)を前後方向、左右方向(見付け方向)を左右方向、間仕切りパネル1、2の左右方向中央側を左右方向内側、左右方向中央から外れる(遠くなる)側を左右方向外側、図面において間仕切りパネル1、2の厚み方向を前後方向と便宜上定義するが、これに拘泥されるものではないことは勿論である。
本実施の形態の第一、第二支柱3、4は、前後左右方向の長さ(幅)が等しく設定された中空状のものであって、左右の両前側コーナー部3a、3a同士と4a、4a同士、左右の両後側コーナー部3b、3b同士と4b、4b同士をそれぞれ連結する前後側面部3c、3dと4c、4dと、前後側コーナー部3a、3b同士と4a、4b同士の対向側に向けて前後方向に延設され、中央部に前記パネル板5が嵌入するよう切欠き部3e、4eが形成された左右外側面部3f、4fと、各前後側コーナー部3a、3bおよび4a、4bから筒中心方向(対角方向)に向けて延設された前後両側の脚片部3g、3h及び4g、4hと、該前後側脚片部3g、3h及び4g、4hの先端(内端)同士を連結する左右内側面部(本発明の「側板」に相当する。)3i、4iとを備えて構成されている。さらに左右外側面部3f、4fの先端(切欠き端)は、筒中心側に向けて段差状になった段差部3j、4jが形成されている。
そして第一、第二支柱3、4は、後述するように、前後側脚片部3g、3h及び4g、4hと、左右内側面部3i、4iを除いた他の表側面(外面)形状は同じになるように設定される一方で、長さの長い第二支柱4は、短い第一支柱3の肉厚よりも厚い設定になっていて、強度アップが図れるようになっている。
6は前記パネル板5の下端部を支持するべく床面Fに固定される床レールであって、該床レール6は、外幅がパネル板5の厚さと略同じ寸法になっていて第一、第二支柱3、4の切欠き部3e、4eに嵌入するようになった断面凵字形をし、底面部6aが緊締具(例えばタッピンネジやアンカーボルト)6bを介して床面Fに固定されるようになっている。
7は巾木であって、該巾木7は、内幅がパネル板5の厚さに設定され、外幅が段差部3j、4jに突き当てられる寸法設定になった一対の脚片7aと、該脚片7a同士を連結する連結片7bとにより略H字形をしており、連結片7bよりも下側の脚片7a間には床レール6の脚片6cが内嵌し、連結片7bの上面には脚片7aの上端側から嵌入したパネル板5の下端縁が当接するようになっている。
また床レール6の底面部6aには冂字形をしたアジャスタ金具8がセットされ、該アジャスタ金具8の上片8aにアジャスタボルト9の螺子部9aが螺入している。アジャスタボルト9の頭部9bは前記巾木7の連結片7bに下側から当接している。そしてアジャスタボルト9をアジャスタ金具8に対して上下動することで巾木7の上下調節ができ、これによってパネル板5の上下位置調節ができるようになっている。
10は前記支柱3、4の下端部を外嵌支持して立設するためのベース金具であって、該ベース金具10は、緊締具10aによって床面Fに固定される四角形状をした底面部10bと、該底面部10bの外周部から適間隔を存して起立する起立片10cとを備えて構成されるが、起立片10cには外側に向けて突出していて支柱3、4の前後側面部3c、3d、4c、4d、左右内側面部3i、4iの内周面(内側面)に当接することで支柱3、4を立設(起立)支持するための当接部10dが形成されている。
前述したように第二支柱4は、第一支柱3よりも上下方向に長い仕様の間仕切りパネルに用いられるため、肉厚に設定されていて強度アップを図っているのに対し、短い仕様の間仕切りパネルに用いられる第一支柱3は、第二支柱4ほどの強度が必要なく、そのため肉薄になっているが、ベース金具10は共通のもの(同じもの)を用いている。そのため第一支柱3は、前記当接部10dが当接する被当接部3kについては、第二支柱4の被当接部4kと同じ位置に位置するように設定されているが、それ以外の内周面側部位については肉を削いだ内側肉薄部3lとなっている(図5(C)の太線部分)。さらに本実施の形態では、前記被当接部3kのうち、パネル板5の端縁部が切欠き部3eに内嵌する等して組み立て後の間仕切りパネルとしては外観されることがない部位である左右内側面部3iの被当接部3kの表側面も肉を削いだ表側肉薄部3mになっており、これによって第一支柱3は長い第二支柱4ほどの強度は必要なく、短い第一支柱3として必要な強度は十分に確保できることになる。
尚、本実施の形態では第一支柱3の前後側脚片部3g、3h、左右外側面部3fの内周側面部についても肉薄になっている。
しかも第一支柱3は、間仕切りパネルPとして組み立てられた後は、第二支柱4と同じ外観形状となるように設定されているが、間仕切りパネルPとして組み立てたときにはパネル板5が切欠き部3eに内嵌することで外観視することができない表側肉薄部3mの有無を確認することによって、第一支柱3であるか第二支柱4であるかの区別ができるようになっていて、端部まで行って内側肉薄部3lの存否により何れの支柱3または4であるかの確認をする必要がないように設定されている。
一方、11は冂字形をした天井レールであって、該天井レール11は間仕切りパネル全長に亘って設けられるものであるが、跨部11aが緊締具11bによって天井Cに固定される。そして天井レール11の脚片11cの内幅は、前記第一、第二支柱3、4が内嵌する寸法設定になっている。
12は天井レール11の遊端(壁Wや柱等の躯体側部材に突き当たらない端縁であって、例えば通路として使用されるため間仕切りパネル1が設けられない部位における天井レール11の端縁)11dを塞ぐための塞ぎ具であって、該塞ぎ具12は、前記遊端11dに突き当てられて該遊端11dを塞ぐための塞ぎ板12aと、逆L字形をし、縦片12cが塞ぎ板12aの左右方向内面に固定され、上片12dが第一支柱3(塞ぎ具12は、第二支柱4側の天井レール11側に遊端があった場合、該遊端についても第一支柱3と同じ取付け構造となって設けられることは言うまでもない。)の左右内側面部3iの上端に載置される本体12bと、上片12dの左右方向内端(塞ぎ板が設けられる側とは逆側の左右内側面部3iの表側面に当接する位置)から上方に向けて起立する起立片12eと、該起立片12eの上端から塞ぎ板12aに対して遠ざかる方向に向けて水平状に延出する第一固定片12fと、起立片12eの下端縁から前記逆側の左右内側面部3iの表側面に当接する状態で下方に向けて延出するが、その延出長さは塞ぎ具12を持ち上げて前記第一固定片12fを天井レール11の跨部(溝底部)11aに当接させてもまだ前記逆側の左右内側面部3iの表側面に当接しているように長さ設定された第二固定片12gとを備えて構成され、第一、第二固定片12f、12gにはそれぞれビス孔12h、12iが形成されている。
そして塞ぎ具12は、図9(A)(B)に示すように、塞ぎ板12aが天井レール遊端11dに当接し、本体上片12dが第一支柱3の左右内側面部3iの上端に載置され、かつ第二固定片12gが前記逆側の左右内側面部3iの表側面に当接する状態で第一支柱3の上端にセットし、この状態で図10(A)(B)(C)に示すように第一支柱3の上端部を天井レール11の遊端11d側から持ち上げ状に嵌入した後、第一支柱3の下端をベース金具10に外嵌セットして第一支柱を起立させる。この場合に、図10から明らかなように、支柱3は、立設した状態では、上端が天井レール11の跨部11aに対して間隙を存して対向する長さに設定されている。そして塞ぎ板12aは、上片12dが支柱上端に載置した状態では支柱遊端の塞ぎ位置よりも下側に位置していると共に、第一固定片12fは、上片12dが支柱上端に載置された状態では天井レール跨部11aに対して下方に離間している。
次に図11(A)(B)(C)に示すように、塞ぎ具12を持ち上げて第一固定片12fを天井レール11の跨部11aに当接させた状態で、該第一固定片12fをビス(緊締具)12jを介し該跨部11aおよび天井Cに固定する。しかる後、図12(A)(B)に示すように、第二固定片12gを前記逆側の左右内側面部3iにビス(緊締具)12jを介して固定することで、天井レール遊端11dを塞ぎ板12aで塞いだ状態で第一支柱3の上端部を天井C側に固定できるようになっている。
尚、第一間仕切りパネル1の遊端となる第一支柱3は、このままでは左右内側面部3iの遊端11d側の面が凹溝状に外観されるため、塞ぎ材13を用いで塞ぐようにしている。
さらに図11から明らかなように、塞ぎ具12が上動した状態では、第一固定片12fが天井レール跨部11aに当接し、上片12dが支柱上端から離間している。
また本実施の形態において、壁や柱等の躯体側部材で塞がれる遊端を有した天井レールについては、図2に示すように、逆L字形をした支持金具14を用いて天井C側に固定するようにしているが、中間の第一、第二支柱3、4についても同様に支持金具14を介して天井C側に固定しても勿論よい。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、天井レール11は、長さが短い第一支柱3側の端縁が、壁や柱等の躯体側部材によって塞がれることがない遊端11dとなっており、この遊端11dが塞ぎ具12によって塞がれることになるが、該塞ぎ具12は、塞ぎ板12aが天井レール遊端11dに当接し、第二固定片12gが、前記塞ぎ板12aが設けられる側とは逆側の左右方向内面部3iの表側面に当接する状態で第一支柱3の上端に載置し、この状態で第一支柱3の上端を塞ぎ具12と共に天井レール11の遊端部位に持ち上げ状に内嵌した後、第一支柱3の下端を予め床Fに固定されているベース金具10に外嵌して第一支柱3を立設させる。
ついで塞ぎ具12を第一支柱3から持ち上げて第一固定片12fを天井レール11の跨部11aに下側から当接させ、緊締具であるビス12jを用いて第一固定片12fを天井レール11および天井Cに固定する。このとき、塞ぎ板12aは天井レール遊端11dを塞ぐことになる。しかる後、第二固定片12gをビス12jを介して前記逆側の左右方向内面部3iに固定することで、前記遊端11dを塞ぐ状態で第一支柱3の上端部を塞ぎ具12を介して天井C側への固定ができることになる。
このように本発明が実施されたものにおいては、天井レール遊端11d側での第一支柱3の天井レール11への内嵌組込みが、塞ぎ板12aに邪魔されることなく行えると共に、第一支柱3の、天井C側に固定された塞ぎ具12に対する固定が、塞ぎ板12a側ではなく、塞ぎ板12aとは逆側の左右方向内面部3iで行われることになるため、ビス12jが外観されることがなく、外観性の優れたものになる。
しかもこのものでは、第一支柱3の上端に塞ぎ具12がセットされた状態で天井レール遊端11側から嵌入した場合に、塞ぎ板12aが天井レール遊端11dに当接すると共に、第二固定片12gが塞ぎ板12aがある側とは逆側の左右方向内面部3iの表側面に当接することとなって塞ぎ具12が天井レール11の長さ方向に不用意に移動してしまうことがないことになって組み付け作業の作業性が向上する。
そのうえこのものでは、塞ぎ具本体12bというものが、塞ぎ板12aが設けられる縦片12cと、第一支柱3の上端縁に載置される上片12dとを備えた逆L字形に構成され、第一固定片12fが、上片12dの塞ぎ板12aが設けられるとは逆側の端縁から上方に向けて突出する起立片12eの上端から水平方向に向けて塞ぎ板12aから離間する方向に突出するよう形成されているため、第一固定片12fの天井C側への固定位置が、第一支柱3の取付け位置からずれた位置になるため、第一支柱3を取り付け位置にセットした状態で第一固定片12fの天井C側への固定作業ができることになり、作業性が向上する。
一方、第二固定片12gは、起立片12eの下端から下方に向けて突出し、第一固定片12fが天井レール11の跨部11aに当接するよう本体12bを上動させた状態で、第一支柱3の天井レール遊端11d側とは逆側の左右内側面部3iの表側面に当接する長さを有しているため、第二固定片12gと第二支柱3に対する緊締具であるビス12jを介しての固定作業が簡単に行えるだけでなく、該ビス12jが塞ぎ板12aの表側面側から目視されてしまうことがなく、外観が損なわれることもない。
本発明は、建造物の室内空間を仕切る間仕切りパネルにおける天井レール遊端を塞ぐ技術として利用することができる。
1 第一間仕切りパネル
2 第二間仕切りパネル
3 第一支柱
3i 左右内側面部
4 第二支柱
5 パネル板
11 天井レール
11a 跨部
11d 遊端
12 塞ぎ具
12a 塞ぎ板
12b 本体
12c 縦片
12d 上片
12e 起立片
12f 第一固定片
12g 第二固定片
C 天井
F 床面
P 間仕切りパネル

Claims (2)

  1. 間隔を存して立設される複数の支柱と、隣接する支柱間に組込まれるパネル板と、天井に固定され、パネル板および支柱の上端部を内嵌する水平方向に長い冂字形の天井レールとを備え、
    前記天井レールの端縁が、柱や壁等の躯体側部材で塞がれることがない天井レール遊端であり、該天井レール遊端を塞ぎ具に設けられる塞ぎ板を介して塞いでなる間仕切りパネルにおける天井レール遊端の塞ぎ構造であって、
    前記支柱は、立設した状態で上端が天井レールの跨部に対して間隙を存して対向する長さに設定され、
    前記塞ぎ具は、支柱の上端に係合された状態で天井レールに上下動自在に内嵌されるものであり、
    該塞ぎ具は、前記塞ぎ板が設けられる縦片と、該縦片の上端から逆L字形に折曲していて支柱上端に載置可能であって、該支柱上端に載置された状態で塞ぎ板は天井レール遊端の塞ぎ位置よりも下側に位置するよう設定される水平方向を向いた上片と、前記上片の塞ぎ板が設けられる側とは逆側の端縁から上方に向けて起立する起立片と、塞ぎ具を上動せしめることで天井レール跨部に当接して該天井レールに固定されるものであって、前記起立片の上端から上片が配される側とは逆側に向けて水平状に突出形成されていて、前記上片が支柱上端に載置された状態では天井レール跨部に対して下方に離間している第一固定片と、塞ぎ具が上動した状態で支柱の天井レール遊端側とは逆側の側板に固定されるものであって、前記起立片の下端から下方に向けて突出形成され、前記第一固定片が天井レール跨部に当接し、上片が支柱上端から離間する上動状態で、支柱の天井レール遊端側とは逆側の側板に当接する突出長さを有した第二固定片と、が一体形成されたものとして、
    上片が支柱上端に載置された下動状態から第一固定片が天井レール跨部に当接する上動状態に塞ぎ具を上動することで塞ぎ板を天井レール遊端の塞ぎ位置に位置させる構成にしたことを特徴とする間仕切りパネルにおける天井レール遊端の塞ぎ構造。
  2. 間隔を存して立設される複数の支柱と、隣接する支柱間に組込まれるパネル板と、天井に固定され、パネル板および支柱の上端部を内嵌する水平方向に長い冂字形の天井レールとを備えて構成される間仕切りパネルにおいて、前記天井レールの端縁、柱や壁等の躯体側部材で塞がれることがない天井レール遊端であり前記支柱は、立設した状態で上端が天井レールの跨部に対して間隙を存して対向する長さに設定され、前記天井レール遊端を塞ぐための塞ぎ具は、支柱の上端に係合された状態で天井レールに上下動自在に内嵌されるものであり、
    該塞ぎ具は、前記天井レール遊端を塞ぐための塞ぎ板と、支柱上端に載置可能であって、該支柱上端に載置された塞ぎ具の下動状態で塞ぎ板が天井レール遊端の塞ぎ位置よりも下側に位置するよう設定される上片と、前記支柱上端に載置された上片を上動せしめることで天井レール跨部に当接して該天井レール跨部に固定される第一固定片と、該第一固定片が天井レール跨部に当接する状態で支柱の天井レール遊端側とは逆側の側板に固定される第二固定片とを備えて設けられたものであり、
    前記天井レール遊端を、塞ぎ具に設けられる塞ぎ板を介して塞ぐための塞ぎ方法であって、該塞ぎ方法は、
    ・塞ぎ具の上片を支柱上端に載置する工程、
    塞ぎ具の上片が載置された支柱を立設する工程、
    上片が支柱上端に載置された下動状態から第一固定片が天井レール跨部に当接する上動状態に塞ぎ具を上動することで塞ぎ板を天井レール遊端の塞ぎ位置に位置させて第一固定片を天井レール跨部に当接させる工程、
    ・該天井レール跨部に当接させた第一固定片を天井レールおよび天井に固定する工程、
    ・第二固定片を、支柱の天井レール遊端側の側板とは逆側の側板に固定する工程、
    とを順次行うことを特徴とする間仕切りパネルにおける天井レール遊端の塞ぎ方法。
JP2016211913A 2016-10-28 2016-10-28 間仕切りパネルにおける天井レール遊端の塞ぎ構造および塞ぎ方法 Active JP6877954B2 (ja)

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