JP7117523B2 - 壁下地装置 - Google Patents

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本発明は、建物の間仕切壁を構成する壁下地装置に関する。
従来より、屋内空間を間仕切る間仕切壁は、横桟や間柱等を施工して壁下地を構築し、その壁厚方向両側に面材が固定されて構成されている。このような間仕切壁の構造では、天井側や床側に不陸等があれば、横桟の固定に調整を要したり、間柱の長さを微調整する必要が生じたりするなど施工に手間が掛かるという問題があった。
例えば、下記特許文献1には、上端部に天井に固定された固定レールに固定される上下動可能とされた固定具を設けた間仕切壁パネルが開示されている。
特開2003-27638号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された間仕切壁パネルは、パネル自体が比較的に上下に大きくなるため、搬送や施工の際に取り扱い難く、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、施工性の向上が可能でありながらも、取扱性を向上し得る壁下地装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明に係る壁下地装置は、上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、床側に固定される下側下地ユニットと、上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、下端側が前記下側下地ユニットに固定される一方、上端側が、その上端側に上下に進退自在に設けられた突当部材が天井側の突当対象に突き当てられて天井側に保持される上側下地ユニットと、を備えており、前記上側下地ユニットの下端側横桟及び前記下側下地ユニットの上端側横桟のうちの一方には、突部が設けられ、他方には、該突部が差し入れられる凹部が設けられていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る壁下地装置は、上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、床側に固定される下側下地ユニットと、上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、下端側が前記下側下地ユニットに固定される一方、上端側が、その上端側に上下に進退自在に設けられた突当部材が天井側の突当対象に突き当てられて天井側に保持される上側下地ユニットと、天井側の固定対象に固定され、前記突当対象を構成する固定片部、該固定片部の壁厚方向一方側から下方側に向けて突出する第1側片部、及び前記固定片部の壁厚方向他方側から下方側に向けて突出し、前記第1側片部よりも突出寸法が小とされた第2側片部を有した上端保持部材と、を備えていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る壁下地装置は、上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、床側に固定される下側下地ユニットと、上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、下端側が前記下側下地ユニットに固定される一方、上端側が、その上端側に上下に進退自在に設けられた突当部材が天井側の突当対象に突き当てられて天井側に保持される上側下地ユニットと、を備えており、前記下側下地ユニットは、前記上側下地ユニットよりも壁厚方向に沿う寸法が大とされていることを特徴とする。
本発明に係る壁下地装置は、上述のような構成としたことで、施工性の向上が可能でありながらも、取扱性を向上させることができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る壁下地装置の一例及びこれを用いた間仕切壁構造の一例を模式的に示し、(a)は、概略正面図、(b)は、(a)におけるX-X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 同間仕切壁構造の概略分解斜視図である。 同壁下地装置の概略分解斜視図である。 同壁下地装置の一部破断概略分解斜視図である。 (a)、(b)は、同壁下地装置の一部破断概略縦断面図である。 (a)~(c)は、同壁下地装置を用いた壁下地施工方法の一例をそれぞれ模式的に示す一部破断概略縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、壁下地装置を設置した状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
図1~図6は、本実施形態に係る壁下地装置、これを用いた間仕切壁構造及び間仕切壁施工方法の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る壁下地装置1は、図2及び図3に示すように、上下の横桟31,21,11,17及び壁幅方向両側の縦桟25,25,15,15をそれぞれに有し、壁厚方向両側に面材51,52が固定される上下の下地ユニット20,10を備えている。つまり、壁下地装置1は、上下の横桟11,17及び両側の縦桟15,15を有し、床側に固定される下側下地ユニット10と、上下の横桟31,21及び両側の縦桟25,25を有し、天井側に配される上側下地ユニット20と、を備えている。このような構成とすれば、壁下地を上下の下地ユニット20,10によって構成することができ、各下地ユニット20,10の上下(高さ)寸法が比較的に小さくなるので、搬送や施工時における取扱性を向上させることができる。また、下側下地ユニット10のみを床から途中部位にまで設けられる腰壁の壁下地として利用するようなことも可能となる。
この壁下地装置1の施工対象となる建物としては、戸建住宅や集合住宅等の住宅に限られず、商業施設や公共施設等の建物であってもよい。当該壁下地装置1は、種々の箇所に設置可能である。図例では、壁幅方向両側に通路等の空間が形成されるように1つの壁下地装置1を設けた例を示しているが、複数の壁下地装置1を壁幅方向に並設したり、壁幅方向両側または一方側に他の壁が直交状に設けられるように壁下地装置1を設けたりしてもよい。
また、この壁下地装置1の天井側(上端側)の固定対象は、天井下地4でもよく、天井下地4に固定され天井を構成する天井材5でもよい。天井下地4としては、LGS(軽量形鋼)等の鋼製下地や、木造下地でもよく、例えば、ハンガー(吊木)に支持された野縁受に固定された野縁でもよく、さらには、天井スラブでもよい。図例では、天井下地4に固定された天井材5の下面側に壁下地装置1を設けた例を示している。つまり、壁下地装置1の天井側を、天井材5を介して天井下地4に固定した例を示している。なお、このような態様に代えて、壁下地装置1の天井側を、天井下地4に直接的に固定した態様としてもよい。
また、この壁下地装置1の床側(下端側)の固定対象は、床下地2でもよく、床下地2に固定され床を構成する床材3でもよい。床下地2としては、例えば、根太や床下地ボード等でもよく、さらには、床スラブでもよい。また、床下地2は、床スラブ等に設けられた支持脚に根太等を介して支持されて二重床構造を構成する床下地ボードでもよい。図例では、床下地2に固定された床材3の上面側に壁下地装置1を設けた例を示している。つまり、壁下地装置1の床側を、床材3を介して床下地2に固定した例を示している。なお、このような態様に代えて、壁下地装置1の床側を、床下地2に直接的に固定した態様としてもよい。
床側の固定対象を、二重床構造の床下地2とし、天井側の固定対象を、上記のような吊天井構造の天井下地4とすれば、間取り変更等に容易かつ柔軟に対応することができる。
壁下地装置1の壁厚方向両側に設けられる面材51,51,52,52は、略矩形平板状とされている。これら壁厚方向両側の面材51,51,52,52と壁下地装置1とによって間仕切壁が形成される。
また、図例では、壁下地装置1の壁厚方向両側の面材51,51,52,52を、下側下地ユニット10の壁厚方向両側に固定される下側面材51,51と、上側下地ユニット20の壁厚方向両側に固定される上側面材52,52と、を備えた構成としている。
これら上下の面材52,51の壁幅方向に沿う寸法は、適宜の寸法とされたものでもよく、図例では、壁下地装置1(上下の下地ユニット20,10)の壁幅方向に沿う寸法と略同寸法とした例を示している。これら上下の面材52,51の壁幅方向に沿う寸法は、取扱性や施工性等の観点から適宜の寸法としてもよく、例えば、600mm~1500mm程度でもよい。
また、下側面材51,51の上下寸法を、下側下地ユニット10の上下寸法と略同寸法とし、上側面材52,52の上下寸法を、下側面材51,51の上端から天井材5までの上下方向に沿う寸法と略同寸法とした例を示している。
また、これら上下の面材52,51の厚さ寸法は、一般的な壁下地ボードと同程度の厚さ寸法とされたものでもよい。本実施形態では、詳細については後述するが、図1(b)に示すように、下側下地ユニット10の壁厚方向に沿う寸法を、上側下地ユニット20よりも大としており、これらの厚さ寸法差に応じて、上側面材52,52の厚さ寸法を下側面材51,51の厚さ寸法よりも大としている。つまり、上下の下地ユニット20,10に各面材51,51,52,52が固定された状態で、上側面材52,52の表面と下側面材51,51の表面とが略同一平面状となる構成としている。換言すれば、下側下地ユニット10の壁厚方向に沿う寸法に壁厚方向両側の下側面材51,51の厚さ寸法を加えた寸法と、上側下地ユニット20の壁厚方向に沿う寸法に壁厚方向両側の上側面材52,52の厚さ寸法を加えた寸法と、が略等しくなる構成としている。
また、図例では、これら上下の面材52,51の表面に、一連状に壁クロス(壁紙)等の化粧シート53を貼着した例を示している。なお、このような態様に代えて、上側面材52と下側面材51とに段差が形成されて下側面材51が腰壁パネル状の外観を呈するものとしてもよい。
また、上下の面材52,51及び化粧シート53に、後記する壁下地装置1に設けられる配線器具(配線ボックス)としてのスイッチ(操作盤)ボックス48及びコンセント(差込接続器)ボックス49に応じた位置となるように開口を設けた構成としている。図例では、これらスイッチボックス48及びコンセントボックス49のうち壁厚方向手前側のスイッチボックス48に取り付けられるスイッチ50のみを例示しているが、壁厚方向奥側にも適宜、スイッチやコンセントが設けられる。
なお、各下地ユニット10,20の厚さ方向一方側に面材51,52が予め固定されたものでもよい。
また、各面材52,51は、一般的な壁下地ボード、例えば、石膏ボード(プラスターボード)でもよく、インシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)、ハードボード等の木質繊維板、木質積層板等の木質系ボードでもよい。また、各面材52,51としては、このような石膏ボードや木質系ボードに限られず、例えば、0.5mm~1.5mm程度の比較的に薄い鉄板等の金属板でもよい。また、上側面材52と下側面材51とを異なる材料から形成されたものとしてもよい。例えば、上側面材52を、不燃(耐火)ボードとし、下側面材51を、可燃ボードとしたような態様等としてもよい。壁下地装置1の壁厚方向両側に設けられる面材52,51としては、上記した例に限られず、その他、種々の構成とされたものの採用が可能である。
壁下地装置1の上下の下地ユニット20,10は、それぞれに上下の横桟31,21,11,17及び両側の縦桟25,25,15,15を有した略矩形枠状とされている。
これら上側下地ユニット20と下側下地ユニット10とは、壁幅方向に沿う寸法が互いに略同寸法とされている。これら上側下地ユニット20及び下側下地ユニット10の壁幅方向に沿う寸法は、取扱性や施工性等の観点から適宜の寸法としてもよく、例えば、600mm~1500mm程度でもよい。
また、これら上側下地ユニット20と下側下地ユニット10とは、上下寸法が互いに略同寸法とされたものでもよいが、本実施形態では、上側下地ユニット20の上下寸法を、下側下地ユニット10の上下寸法よりも大としている。これら上側下地ユニット20及び下側下地ユニット10の上下寸法は、これらを足し合わせた寸法が天井高に概ね応じた寸法となるように適宜の寸法とすればよい。また、下側下地ユニット10の上下寸法を、例えば、700mm~1100mm程度としてもよく、好ましくは、800mm~1000mm程度としてもよい。このような構成とすれば、下側下地ユニット10が腰壁の高さと同程度となる。
また、本実施形態では、上記のように、下側下地ユニット10の壁厚方向に沿う寸法を、上側下地ユニット20よりも大としている。このような構成とすれば、上下の下地ユニット20,10の壁厚方向両側のそれぞれに略同厚さの面材52,51を固定した状態では、間仕切壁の上側部位と下側部位とに段差が形成され、下側部位に腰壁パネルが付設されたような外観を呈することができる。また、間仕切壁の下側部位の厚さを確保しながらも、上側部位の薄型化が望まれるような場合にも好適となる。
下側下地ユニット10の壁厚方向に沿う寸法は、上側下地ユニット20の壁厚方向に沿う寸法よりも5mm~30mm程度、大とされたものでもよい。これら上側下地ユニット20及び下側下地ユニット10の壁厚方向に沿う寸法は、これらに面材52,51が固定されて形成される間仕切壁が一般的な間仕切壁と同程度となるように適宜の寸法としてもよい。なお、上記のような態様に代えて、これら上側下地ユニット20及び下側下地ユニット10の壁厚方向に沿う寸法を、互いに略同寸法としてもよい。
下側下地ユニット10の上端側横桟11は、図1(b)及び図3に示すように、厚さ方向を上下方向に沿わせて配される略帯板状とされている。また、この上端側横桟11に、上側下地ユニット20の下端側横桟21とによって配線通路30を区画する上方開口の溝12を壁幅方向の全体に亘って延びるように設けた構成としている。このような構成とすれば、間仕切壁の上下方向途中部位において壁幅方向(横方向)に延びるようにケーブルC1,C2を引き回すことができる。また、下側下地ユニット10を床側に施工した状態で、ケーブルC1,C2を溝12に収容させて保持させることができ、また、この状態で上側下地ユニット20を天井側に施工することができるので、配線作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上端側横桟11に、壁厚方向に間隔を空けて複数本(図例では、2本)の溝12,12を設けた構成としている。このような構成とすれば、複数本の溝12,12のそれぞれにケーブルC1,C2を収容させて保持させることができる。これにより、例えば、強電ケーブル(各種電源ケーブル)C1と弱電ケーブル(LANケーブルや光ファイバー、電話回線、テレビ回線等の通信線)C2とを異なる溝12,12に収容して分離配線することができる。この結果、弱電ケーブルC2が強電ケーブルC1から受ける電磁的影響を抑制することができる。
これら溝12,12の溝幅及び溝深さは、各種のケーブルC1,C2の収容が可能なように、また、上端側横桟11の強度低下を抑制する観点や軽量化を図る観点等から適宜の寸法とすればよい。
また、上端側横桟11及び上側下地ユニット20の下端側横桟21の両方または一方に、配線通路30に連通する配線挿通孔13,23を設けた構成としている。このような構成とすれば、配線挿通孔13,23を介して壁幅方向に延びる配線通路30と上下方向の両方または一方とを連通させることができ、ケーブルC1,C2の配線性を向上させることができる。本実施形態では、上端側横桟11及び上側下地ユニット20の下端側横桟21の両方に配線挿通孔13,23を設けた構成としている。
また、上端側横桟11に、各溝12,12の溝底側を貫通するように配線挿通孔13,13を設けた構成としている。また、上端側横桟11の壁幅方向両端部のそれぞれに配線挿通孔13,13,13,13を設けた構成としている(図3参照)。これら配線挿通孔13,13,13,13は、両側の縦桟15,15の互いに向き合う内側面に沿うように配線されたケーブルC1,C2の挿通が可能なように、平面視して両側の縦桟15,15の壁幅方向中心側に隣接して設けられている。
また、この上端側横桟11及び上側下地ユニット20の下端側横桟21のうちの一方に、突部14を設け、他方に、突部14が差し入れられる凹部24を設けた構成としている。このような構成とすれば、床側に固定された下側下地ユニット10の上端側横桟11と上側下地ユニット20の下端側横桟21とを凹凸嵌合させて上側下地ユニット20の下端側を仮保持させることができ、施工性を向上させることができる。本実施形態では、上端側横桟11に、上方側に向けて突出する突部14を設けた構成としている。また、突部14を、上端側横桟11の壁幅方向の全体に亘って延びるように設けた構成としている。また、突部14を、上端側横桟11の壁厚方向略中央部に位置するように設けた構成としている。また、突部14を、2本の溝12,12間に設け、これら両側の溝12,12の溝底から突出させるように設けた構成としている。換言すれば、これら2本の溝12,12を形成することで突部14が形成されている。また、図例では、突部14の先端面を、上端側横桟11の上方側に向く上側面と略同一平面状とした例を示している。
また、この上端側横桟11には、上側下地ユニット20の下端側横桟21を締結する締結具としてのボルト7が挿通される挿通孔が突部14の部位を貫通するように設けられている。
下側下地ユニット10の下端側横桟17は、厚さ方向を上下方向に沿わせて配される略帯板状とされている。本実施形態では、この下端側横桟17を、上端側横桟11を概ね上下反転させたような形状としている。また、この下端側横桟17と上端側横桟11とを略同寸同形状とした例を示している。
この下端側横桟17には、下方開口の複数本の溝18,18が壁幅方向の全体に亘って延びるように設けられている。このような構成とすれば、例えば、床下から引き込んだケーブルC1,C2を、溝18に配線することができる。
また、上記同様、この下端側横桟17の壁幅方向両端部には、各溝18,18の溝底において開口するように配線挿通孔19,19,19,19が設けられている。このような構成とすれば、配線挿通孔19を介して床側と間仕切壁内とにケーブルC1,C2を配線することができる。
また、この下端側横桟17には、当該下側下地ユニット10の下端側を床側に固定するねじや釘等の止具6が挿通される挿通孔が溝18,18間に形成された上記同様の突部の部位を貫通するように設けられている。図例では、この止具6を、上記したボルト7よりも小径状のものとした例を示しているが、同径状とされたものとしてもよい。
下側下地ユニット10の両側の縦桟15,15は、上下に延びる略四角柱状とされている。本実施形態では、これら両側の縦桟15,15と上下の横桟11,17とを、横勝状に接合した構成としている。つまり、上端側横桟11の両端部下面に各縦桟15,15の上端面を当接させ、下端側横桟17の両端部上面に各縦桟15,15の下端面を当接させて、これら両側の縦桟15,15と上下の横桟11,17とを接合している。これにより、上下の横桟11,17の溝12,18が壁幅方向の全体に亘って設けられている。なお、このような態様に代えて、両側の縦桟15,15と上下の横桟11,17とを、縦勝状に接合した構成としてもよい。この場合は、両側の縦桟15,15の端部に溝12,18を設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、これら両側の縦桟15,15の内側面に、ケーブルC1,C2を保持する保持部47を取り付けた構成としている。また、各縦桟15,15の長手方向に間隔を空けて複数の保持部47,47を取り付けた構成としている。このような保持部47としては、ケーブルC1,C2が挿通される挿通部が設けられたものでもよく、弾性変形を伴ってケーブルC1,C2を受け入れる開口の開放が可能とされた開環状とされたものでもよい。また、一方の縦桟15の内側面に、コンセントボックス49を取り付けた構成としている。
また、本実施形態では、これら両側の縦桟15,15間に、上下に延びる略四角柱状とされた中間縦桟16を設けた構成としている。この中間縦桟16は、当該下側下地ユニット10の壁幅方向略中央部に位置するように設けられている。中間縦桟16から一方の縦桟15までの寸法(ピッチ)は、一般的な間柱(スタッド)を設けるピッチと同程度の寸法としてもよく、例えば、300mm~600mm程度としてもよい。この中間縦桟16の上下端部は、上下の横桟11,17に接合されている。
これら両側の縦桟15,15、中間縦桟16及び上下の横桟11,17は、壁厚方向両面が互いに略同一平面状となるように壁厚方向に沿う寸法が互いに略同寸法とされている。
なお、これら両側の縦桟15,15及び中間縦桟16と上下の横桟11,17とは、適宜の止具や接着剤を用いて接合されたものでもよい。また、これら両側の縦桟15,15、中間縦桟16及び上下の横桟11,17は、金属系材料や木質系材料から形成されたものでもよく、適宜の複合材料から形成されたものでもよい。また、例えば、両側の縦桟15,15及び中間縦桟16を木質系材料から形成されたものとし、上下の横桟11,17を金属系材料から形成されたものとしてもよい。
上側下地ユニット20の下端側横桟21は、図1(b)及び図3に示すように、上記した下側下地ユニット10の上端側横桟11と概ね同様、厚さ方向を上下方向に沿わせて配される略帯板状とされている。
また、本実施形態では、この上側下地ユニット20の下端側横桟21に、上記した下側下地ユニット10の上端側横桟11の溝12に対向するように下方に開口し壁幅方向の全体に亘って延びる溝22を設けた構成としている。このような構成とすれば、上下の下地ユニット20,10の溝22,12によって比較的に大断面の配線通路30を形成することができ、太いケーブルや複数本のケーブルを配線することもできる。本実施形態では、この下端側横桟21に、下側下地ユニット10の上端側横桟11に設けられた複数本の溝12,12のそれぞれに対向する複数本の溝22,22を設けた構成としている。
下端側横桟21の溝22,22は、下側下地ユニット10に上側下地ユニット20が積み重ねられた状態で、壁厚方向中心側に向く溝壁面が下側下地ユニット10の溝12,12の壁厚方向中心側に向く溝壁面と略同一平面状となるように設けられている。これら溝22,22の溝幅寸法や溝深さ寸法は、上記同様、ケーブルC1,C2の収容性や下端側横桟21の強度上の観点、軽量化を図る観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、これら溝22,22の溝幅寸法を、下側下地ユニット10の溝12,12よりも小とした例を示している。なお、下端側横桟21に、このような溝22,22を設けていない構成としてもよい。
また、下端側横桟21の配線挿通孔23は、上記同様、各溝22,22の溝長手方向両端部に設けられている。また、これら配線挿通孔23,23,23,23は、上記同様、両側の縦桟25,25の互いに向き合う内側面に沿うように配線されたケーブルC1,C2の挿通が可能なように、平面視して両側の縦桟25,25の壁幅方向中心側に隣接して設けられている。これら配線挿通孔23,23,23,23は、下側下地ユニット10の配線挿通孔13,13,13,13に平面視して概ね整合する位置となるように設けられている。
また、下端側横桟21の凹部24は、下方側に向けて開口するように、かつ当該下端側横桟21の壁幅方向の全体に亘って延びるように溝状に設けられている。また、凹部24を、下端側横桟21の壁厚方向略中央部に位置するように設けた構成としている。また、凹部24を、2本の溝22,22間に設け、これら両側の溝22,22の溝底から突出する突部の先端部に設けた構成としている。この突部は、下端側横桟21の壁厚方向両側縁部よりも下方側に向けて突出するように設けられている。
また、この凹部24の壁厚方向に沿う寸法(溝幅寸法)は、上記した下側下地ユニット10の突部14を受入可能なように、突部14の壁厚方向に沿う寸法(幅寸法)に応じた寸法とされている。この凹部24の溝幅寸法を、突部14の幅寸法よりも僅かに大きい寸法としてもよい。また、この凹部24の深さ寸法は、突部14の突出寸法よりも小とされている。つまり、この凹部24の深さ寸法は、この凹部24の溝底に突部14の先端を当接させた状態で、凹部24の溝幅方向両側を区画する両側壁部の先端(下端)が下側下地ユニット10の溝12,12の溝底に当接しないような寸法とされている。
また、下端側横桟21は、凹部24に突部14を受け入れた状態で、その壁厚方向両側端部が下側下地ユニット10の上端側横桟11の壁厚方向両側端部に当接される構成とされている。
また、この下端側横桟21には、上記した下側下地ユニット10の上端側横桟11に設けられたボルト7の挿通孔に平面視して概ね整合する位置となるように、凹部24の溝底側の部位を貫通する挿通孔が設けられている。
なお、凹部24及び突部14は、上記のような壁幅方向の全体に亘って延びるように設けられたものに限られず、壁幅方向に間隔を空けて複数箇所に設けられたものでもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。また、下端側横桟21に凹部24を設けた態様に代えて、突部を設け、下側下地ユニット10に凹部を設けた態様としてもよく、更にはこのような凹部24や突部14を設けていない構成としてもよい。
上側下地ユニット20の両側の縦桟25,25は、上下に延びる略四角柱状とされている。本実施形態では、これら両側の縦桟25,25と上下の横桟31,21とを、上記同様、横勝状に接合した構成としている。また、これら両側の縦桟25,25の内側面に、上記同様、ケーブルC1,C2を保持する複数の保持部47を取り付けた構成としている。また、これら両側の縦桟25,25の内側面に、スイッチボックス48,48を取り付けた構成としている。
また、本実施形態では、これら両側の縦桟25,25間に、上下に延びる略四角柱状とされた中間縦桟26を設けた構成としている。この中間縦桟26は、当該上側下地ユニット20の壁幅方向略中央部に位置するように設けられている。この中間縦桟26の上下端部は、上下の横桟31,21に接合されている。
また、本実施形態では、図3に示すように、上側下地ユニット20に、上下の横桟31,21間に配される中間横桟27を設け、この中間横桟27と縦桟25との接合部に、上下方向両側に開口しかつ少なくとも壁厚方向一方側に開口する配線受入溝29を設けた構成としている。このような構成とすれば、中間横桟27によって上側下地ユニット20を補強することができる。また、このように上側下地ユニット20の補強が可能でありながらも、縦桟25にケーブルC1,C2を沿わせて縦方向に引き回す際に配線受入溝29に受け入れさせることができる。これにより、施工現場において中間横桟27に加工を施す必要がなく、配線作業性を向上させることができる。
本実施形態では、中間横桟27の縦桟側端部に、配線受入溝29を区画する接合金具28を設けた構成としている。このような構成とすれば、配線受入溝29を区画する部材と中間横桟27を接合する部材とを接合金具28によって兼用化することができる。この接合金具28は、平面視して略U字状(略C字状)とされている。つまり、配線受入溝29を、壁厚方向一方側に開口した構成としている。この接合金具28は、配線受入溝29の溝底を区画する底側片部28aと、中間横桟27及び縦桟25のそれぞれに固定される固定片部28b,28bと、を備えている。なお、このような態様に代えて、壁厚方向両側に開口する配線受入溝29を区画するように、平面視して略H字状とされた接合金具28としてもよい。
また、本実施形態では、両側の縦桟25,25と中間縦桟26との間のそれぞれに中間横桟27,27を設けた構成としている。また、これら中間横桟27,27と中間縦桟26との接合部にも接合金具28を設けた構成としている。なお、上側下地ユニット20に、中間横桟27を設けた態様に代えて、または加えて、下側下地ユニット10に、縦桟15との接合部に配線受入溝が設けられた中間横桟を設けた態様としてもよい。また、これら上下の下地ユニット20,10のいずれにも中間横桟や中間縦桟を設けていない構成としてもよい。
上側下地ユニット20の上端側横桟31は、厚さ方向を上下方向に沿わせて配される略帯板状とされている。本実施形態では、この上端側横桟31を、下端側横桟21を概ね上下反転させたような形状としている。また、この上端側横桟31と下端側横桟21とを概ね同寸同形状とした例を示している。
この上端側横桟31には、上方開口の複数本の溝32,32が壁幅方向の全体に亘って延びるように設けられている。このような構成とすれば、これら溝32,32にケーブルC1,C2を収容して保持させることができる。また、例えば、天井裏から引き込んだケーブルC1,C2を、これら溝32,32に配線することができる。また、上記同様、これら溝32,32間の突部の先端部には、上方側に向けて開口し、当該上端側横桟31の壁幅方向の全体に亘って延びる溝状の凹部34が設けられている。
また、上記同様、この上端側横桟31の壁幅方向両端部には、各溝32,32の溝底において開口するように配線挿通孔33,33,33,33が設けられている。このような構成とすれば、配線挿通孔33を介して天井側と間仕切壁内とにケーブルC1,C2を配線することができる。
上側下地ユニット20の上下の横桟31,21、両側の縦桟25,25、中間縦桟26及び中間横桟27,27は、上記同様、壁厚方向両面が互いに略同一平面状となるように壁厚方向に沿う寸法が互いに略同寸法とされている。また、これら上下の横桟31,21と両側の縦桟25,25及び中間縦桟26とは、上記同様、適宜の止具や接着剤を用いて接合されたものでもよい。また、これら上下の横桟31,21、両側の縦桟25,25、中間縦桟26及び中間横桟27,27は、上記同様、金属系材料や木質系材料から形成されたものでもよく、適宜の複合材料から形成されたものでもよい。例えば、上記同様、上下の横桟31,21を金属系材料から形成されたものとし、両側の縦桟25,25、中間縦桟26及び中間横桟27,27を木質系材料から形成されたものとしてもよい。
また、上側下地ユニット20は、下端側が下側下地ユニット10に固定される一方、上端側が、その上端側に上下に進退自在に設けられた突当部材37,39が天井側の突当対象43に突き当てられて天井側に保持される構成とされている。このような構成とすれば、上下に進退自在とされた突当部材37,39を天井側の突当対象43に突き当て、床側に固定された下側下地ユニット10に積み重ねるようにして下端側を下側下地ユニット10に固定して上側下地ユニット20を施工することができる。これにより、天井側や床側の不陸等に応じて天井側の横桟の高さや水平度、縦桟の長さを施工現場において微調整する必要性を低減することができ、施工性を向上させることができる。
また、本実施形態では、天井側の固定対象としての天井下地4に固定され、突当部材37,39が突き当てられる突当対象としての固定片部43の壁厚方向両側から下方側に向けて突出する両側片部41,42を有した上端保持部材40を設けた構成としている。このような構成とすれば、両側片部41,42間に突当部材37,39を差し入れることで、上側下地ユニット20の上端側を仮保持させることができる。また、両側片部41,42のうち第2側片部42の突出寸法を第1側片部41よりも小としている。このような構成とすれば、第2側片部42よりも下方側に延出する第1側片部41の延出部位に突当部材37,39を当接させて沿わせながら両側片部41,42間に差し入れることができ、施工性を向上させることができる。なお、上端保持部材40の詳細については後述する。
また、本実施形態では、図4及び図5(a)に示すように、突当部材37,39を、上方側に向けて突出するように付勢部材38によって付勢された付勢突当部材37を含んだ構成としている。このような構成とすれば、付勢部材38の付勢に抗して付勢突当部材37を上側下地ユニット20の上端側に対して降下させた状態で下側下地ユニット10上に積み重ねれば、付勢部材38に付勢された付勢突当部材37が固定片部43に突き当てられる。これにより、上側下地ユニット20の上端側を容易に仮保持させることができ、また、天井側や床側に不陸等があるような場合にも、容易に対応することができる。
付勢突当部材37は、上端側横桟31に設けられた保持部35に上下に変位自在に保持された被保持部37bと、この被保持部37bの上端部(先端部)に設けられ、固定片部43に突き当てられる突当部37aと、を備えている。本実施形態では、複数の付勢突当部材37,37を設けた構成としている。図例では、上端側横桟31の壁幅方向(長手方向)両端側部位のそれぞれに付勢突当部材37,37を設けた構成としている。なお、これら付勢突当部材37,37は、互いに同様の構成であるので、一方を例にとって説明する。
被保持部37bは、上下方向に軸方向を沿わせて配される棒状とされ、本実施形態では、抜止部としてのナット37cがねじ合わされた雄ねじ部とされている。ナット37cは、被保持部37bの上端側横桟31を貫通して下方側に露出する部位にねじ合わされている。
上端側横桟31の保持部35には、被保持部37bが挿通されて保持される保持孔35aが設けられている。この保持孔35aは、被保持部37bの外径よりも僅かに大径状とされている。
保持部35は、上端側横桟31の凹部34の溝底に固定されている。上端側横桟31の凹部34の溝底には、被保持部37bが挿通される挿通孔が設けられている。
突当部37aは、被保持部37bの上端部から径方向に突出した鍔状とされ、被保持部37bよりも大径状とされている。
付勢部材38は、突当部37aを上方側に向けて付勢する構成とされている。本実施形態では、この付勢部材38を、突当部37aと保持部35との間に位置し、かつ被保持部37bが挿通された圧縮コイルばねとしている。つまり、突当部37aは、下端が保持部35に当接された付勢部材38によって押し上げられるように付勢されている。また、上記したナット37cが上端側横桟31の下面に当接することで、被保持部37bの上方側への移動が規制され抜け止めがなされる。
なお、付勢部材38としては、このような態様とされたものに限られず、例えば、上端が上端側横桟31の下面側に固定され、下端に固定されたナット37cを引っ張るように付勢する引張コイルばねとしてもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。
また、本実施形態では、図4及び図5(b)に示すように、突当部材37,39を、上端側横桟31に設けられた雌ねじ孔36aにねじ合わされる雄ねじ部39bを有し、ねじ操作によって上下に進退されるねじ突当部材39を含んだ構成としている。このような構成とすれば、ねじ突当部材39を上側下地ユニット20の上端側に対して降下させた状態で、上側下地ユニット20を下側下地ユニット10上に積み重ね、ねじ突当部材39を上昇させれば、ねじ突当部材39が固定片部43に突き当てられる。これにより、上側下地ユニット20の上端側を比較的に強固に保持させることができる。また、本実施形態では、このねじ突当部材39に加えて付勢突当部材37を備えた構成としているので、上側下地ユニット20の上端側を仮保持させた状態でねじ操作を行うことができ、施工性を向上させることができる。
ねじ突当部材39は、上端側横桟31に設けられた雌ねじ孔36aに上下に変位自在にねじ合わされた雄ねじ部39bと、この雄ねじ部39bの上端部(先端部)に設けられ、固定片部43に突き当てられる突当部39aと、を備えている。本実施形態では、複数のねじ突当部材39,39を設けた構成としている。図例では、上端側横桟31の壁幅方向(長手方向)中央側部位に、中央部から略等間隔を空けてねじ突当部材39,39を設けた構成としている。つまり、これらねじ突当部材39,39は、上記した付勢突当部材37,37の壁幅方向中央側に位置するように設けられている。なお、これらねじ突当部材39,39は、互いに同様の構成であるので、一方を例にとって説明する。
雄ねじ部39bは、上下方向に軸方向を沿わせて配される構成とされ、上端側横桟31の雌ねじ孔36aにねじ合わされて保持される被保持部を構成する。上端側横桟31の雌ねじ孔36aは、上記と概ね同様、上端側横桟31の凹部34の溝底に固定された保持部36に設けられている。上端側横桟31の凹部34の溝底には、雄ねじ部39bが挿通される挿通孔が設けられている。また、この雄ねじ部39bの上端側横桟31を貫通して下方側に露出する部位には、ナット39cがねじ合わされている。
突当部39aは、雄ねじ部39bの上端部から径方向に突出した鍔状とされ、雄ねじ部39bよりも大径状とされている。
ねじ突当部材39の雄ねじ部39bを、突当部39aが上方側に向けて変位するようにねじ操作すれば、突当部39aが固定片部43に突き当てられる。また、このように突き当てた状態で、ナット39cを上端側横桟31の下面に当接させるようにねじ操作すれば、雌ねじ孔36aとによってダブルナット状に作用し、雄ねじ部39bに対する締結力を向上させることができる。
なお、このねじ突当部材39の突当部39a及び上記した付勢突当部材37の突当部37aの上方側に向く上面は、略平坦面状とされたものでもよい。また、これら突当部37a,39aの周縁部及び上面に滑止部を設けた態様としてもよい。
また、図例では、これら突当部37a,39aを平面視して略円形状とした例を示しているが、略多角形状とされたものでもよい。
また、各突当部材37,39を保持する保持部35,36を上端側横桟31に別体的に設けた態様に代えて、上端側横桟31に直接的に設けた態様としてもよい。つまり、上端側横桟31の凹部34の溝底に、保持孔35aと雌ねじ孔36aとを設けた態様としてもよい。また、各突当部材37,39やこれらを保持する保持部35,36としては、上記のような態様とされたものに限られず、その他、種々の変形が可能である。
上端保持部材40は、壁幅方向に延びるように長尺状とされている。この上端保持部材40は、固定片部43と、この固定片部43の壁厚方向一方側から下方側に向けて突出する第1側片部41と、固定片部43の壁厚方向他方側から下方側に向けて突出する第2側片部42と、によって壁幅(長手)方向に見て略U字状とされている。
この上端保持部材40の固定片部43は、図4及び図5に示すように、上下方向に厚さ方向を沿わせて配される略平板状とされている。この固定片部43には、当該上端保持部材40を固定対象としての天井下地4に固定するねじや釘等の止具6が挿通される挿通孔44,45が設けられている。本実施形態では、この固定片部43に、止具6の頭部よりも大径状の大径孔部と止具6の頭部よりも小径状の小径孔部とを壁幅方向に一連状に設けたダルマ孔状の第1挿通孔44を設けた構成としている。このような構成とすれば、天井下地4に仮止めされた止具6に対して上端保持部材40を仮保持させることができ、施工性を向上させることができる。図例では、第1挿通孔44の小径孔部に、壁厚方向に延びる長孔部を壁幅方向に間隔を空けて2箇所に設けた例を示している。また、図例では、この第1挿通孔44を固定片部43の長手方向略中央部に設けた例を示している。なお、複数の第1挿通孔44を設けた態様としてもよい。
また、固定片部43に、壁幅方向に延びる長孔状の第2挿通孔45を設けた構成としている。図例では、固定片部43の長手方向両端側部位のそれぞれに第2挿通孔45,45を設けた構成としている。なお、第2挿通孔45,45を、長孔状とした態様に代えて、丸孔状とした態様としてもよい。また、固定片部43に設けられる挿通孔44,45としては、上記した例に限られず、その他、種々の構成とされたものでもよい。
第1側片部41と第2側片部42とは、壁厚方向に厚さ方向を沿わせて配される略平板状とされ、壁厚方向に互いに間隔を空けて略平行状に配されている。これら第1側片部41と第2側片部42との間隔は、上記した各突当部材37,39の突当部37a,39aの壁厚方向に沿う寸法(本実施形態では、径)に応じた寸法とされている。これら第1側片部41と第2側片部42との間隔は、突当部37a,39aの径と略同寸法または突当部37a,39aの径よりも僅かに大きい寸法とされている。
第2側片部42の突出寸法は、各突当部材37,39の突当部37a,39aの差込性の観点等から、また、突当部37a,39aの壁厚方向への移動の抑制が可能なように適宜の寸法としてもよい。
第1側片部41の突出寸法は、各突当部材37,39の突当部37a,39aの当接性の観点や、上端側横桟31との干渉を抑制する観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、第1側片部41の突出寸法を、第2側片部42の突出寸法の3倍程度とした例を示している。
この上端保持部材40の長さ寸法は、各下地ユニット10,20の壁幅方向に沿う寸法と概ね同寸法としてもよく、各下地ユニット10,20の壁幅方向に沿う寸法を整数倍したような寸法としてもよい。また、この上端保持部材40の長さ寸法は、取扱性や施工性等の観点から、例えば、500mm~4000mm程度としてもよい。図例では、上端保持部材40の長さ寸法を、上端側横桟31の長手方向一方側に設けられた突当部材(付勢突当部材)37から長手方向他方側に設けられた突当部材(付勢突当部材)37までの壁幅方向に沿う寸法に概ね応じた寸法とした例を示している。
また、この上端保持部材40の壁厚方向に沿う寸法(幅寸法)は、図1(b)に示すように、上側下地ユニット20の壁厚方向に沿う寸法以下の寸法とされている。
なお、この上端保持部材40は、木質系材料や合成樹脂系材料、金属系材料から形成されたものでもよい。
また、本実施形態では、図4及び図5(b)に示すように、この上端保持部材40からの突当部材(ねじ突当部材)39の脱離を抑制する脱離抑制部材46を設けた構成としている。本実施形態では、脱離抑制部材46を、ねじ突当部材39の雄ねじ部39bを囲むように上端保持部材40の第1側片部41に固定される構成としている。この脱離抑制部材46は、上下方向両側に開口し、かつ壁厚方向一方側となる第1側片部41側に向けて開口した形状とされ、雄ねじ部39bを受け入れる凹所を設けた構成とされている。また、この脱離抑制部材46の壁幅方向両端部には、第1側片部41にねじ等の止具9によって固定される取付片部46a,46aが設けられている。この脱離抑制部材46は、第1側片部41に取付片部46a,46aが固定された状態で、突当部39aの下方側への引き抜きが不能となる構成とされている。なお、上記した第1側片部41の突出寸法は、この脱離抑制部材46の上下方向に沿う寸法に第2側片部42の突出寸法を足し合わせた寸法以上の寸法とされている。
また、脱離抑制部材46としては、上記のような構成とされたものに限られず、その他、種々の構成とされたものでもよく、さらには、このような脱離抑制部材46を設けていない構成としてもよい。また、本実施形態では、上端保持部材40の第1側片部41の突出寸法を、第2側片部42の突出寸法よりも大とした例を示しているが、第1側片部41の突出寸法と第2側片部42の突出寸法とを略同寸法としてもよい。また、突当部材37,39の突当対象としては、このような上端保持部材40に限られず、天井材5としてもよく、その他、種々の突当対象としてもよい。
次に、本実施形態に係る壁下地装置1を用いた壁下地施工方法の一例について図6を参照して説明する。
本例に係る壁下地施工方法は、図6(a)に示すように、下側下地ユニット10を床側に固定する工程と、上端保持部材40を天井側に固定する工程と、を備えている。これら下側下地ユニット10及び上端保持部材40は、壁厚方向中心が施工しようとする間仕切壁の壁芯に一致する位置となるように、適宜の水準器を用いて施工するようにしてもよい。また、下側下地ユニット10は、下端側横桟17に設けられた挿通孔に挿通された止具6によって床下地2等の床側の固定対象に固定するようにしてもよい。なお、下側下地ユニット10を固定する際に、下端側横桟17の溝18にケーブルC1,C2を収容させておくようにしてもよい。また、このように固定された下側下地ユニット10の上端側横桟11の溝12,12にケーブルC1,C2を収容保持させておくようにしてもよい。また、上端保持部材40は、天井側に仮止めされた止具6を第1挿通孔44に挿通させて引っ掛けるように仮保持させた状態で、第2挿通孔45,45を介して止具6,6を天井下地4等の天井側の固定対象に止着して固定するようにしてもよい。
また、同壁下地施工方法は、図6(b)、(c)に示すように、下側下地ユニット10上に上側下地ユニット20を配し、突当部材37,39を天井側の突当対象としての固定片部43に突き当てて上側下地ユニット20を施工する工程を備えている。この際、ねじ突当部材39,39を上端側横桟31に対して降下させた状態で、上側下地ユニット20を斜め状にし、付勢突当部材37,37の突当部37a,37aを第1側片部41に沿わせるようにして上方側に移動させて固定片部43に当接させる。そして、付勢部材38,38の付勢に抗して付勢突当部材37,37を上端側横桟31に対して降下させた状態で、下端側横桟21を下側下地ユニット10の上端側横桟11上に位置付け、上側下地ユニット20を降下させて凹部24に突部14を受け入れさせる。そして、この上側下地ユニット20の下端側横桟21と下側下地ユニット10の上端側横桟11とを、ボルト7とナット8とで締結する。また、ねじ突当部材39,39の雄ねじ部39b,39bをねじ操作して突当部39a,39aを上端側横桟31に対して上昇させて固定片部43に突き当てる(図5(b)参照)。また、ねじ突当部材39,39の雄ねじ部39b,39bにねじ合わされたナット39c,39cをねじ操作して上端側横桟31に当接させる。
そして、図1(b)及び図5(b)に示すように、ねじ突当部材39,39の雄ねじ部39b,39bを囲むように脱離抑制部材46,46を第1側片部41に固定する。このような工程を経て、壁下地(壁下地装置1)が施工された状態となる。
また、上側下地ユニット20の上端側横桟31の溝32,32や、配線挿通孔33,23,13に適宜、ケーブルC1,C2を配線するようにしてもよい。
そして、図1(b)及び図2に示すように、壁下地装置1の壁厚方向両側に、面材51,51,52,52を固定する。これら面材51,51,52,52は、ねじや釘、ステイプル等の適宜の止具によって壁下地装置1に固定するようにしてもよい。そして、面材51,51,52,52の表面に化粧シート53,53を貼着するようにしてもよい。
なお、上記施工手順は、一例に過ぎず、各部材の機能を阻害しない限りにおいて別手順で行うようにしてもよく、種々の変形が可能である。
また、このように施工された間仕切壁を撤去(移設)する際には、上記とは概ね逆順に取り外せば、比較的に容易に撤去することができる。
なお、本実施形態では、突当部材37,39として、付勢突当部材37とねじ突当部材39とを設けた構成とした例を示しているが、いずれか一方のみを設けた構成としてもよく、その他、種々の構成とされた突当部材37,39の採用が可能である。
また、本実施形態では、上下の下地ユニット20,10の上下の横桟31,21,11,17に配線可能な溝32,22,12,18を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。上下の横桟31,21,11,17のうちの少なくとも一つに配線可能な溝を設けた構成としてもよく、または、全てに配線可能な溝を設けていない構成としてもよい。この場合は、配線挿通孔33,23,13,19や保持部47を設けていない構成としてもよい。本実施形態に係る壁下地装置1の各部材及び各部の構成は、上記したような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
1 壁下地装置
10 下側下地ユニット
11 上端側横桟
14 突部
15 縦桟
17 下端側横桟
20 上側下地ユニット
21 下端側横桟
24 凹部
25 縦桟
31 上端側横桟
36a 雌ねじ孔
37 付勢突当部材(突当部材)
38 付勢部材
39 ねじ突当部材(突当部材)
39b 雄ねじ部
40 上端保持部材
41 第1側片部
42 第2側片部
43 固定片部(突当対象)

Claims (5)

  1. 上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、床側に固定される下側下地ユニットと、
    上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、下端側が前記下側下地ユニットに固定される一方、上端側が、その上端側に上下に進退自在に設けられた突当部材が天井側の突当対象に突き当てられて天井側に保持される上側下地ユニットと、
    を備えて おり、
    前記上側下地ユニットの下端側横桟及び前記下側下地ユニットの上端側横桟のうちの一方には、突部が設けられ、他方には、該突部が差し入れられる凹部が設けられて いることを特徴とする壁下地装置。
  2. 上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、床側に固定される下側下地ユニットと、
    上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、下端側が前記下側下地ユニットに固定される一方、上端側が、その上端側に上下に進退自在に設けられた突当部材が天井側の突当対象に突き当てられて天井側に保持される上側下地ユニットと、
    天井側の固定対象に固定され、前記突当対象を構成する固定片部、該固定片部の壁厚方向一方側から下方側に向けて突出する第1側片部、及び前記固定片部の壁厚方向他方側から下方側に向けて突出し、前記第1側片部よりも突出寸法が小とされた第2側片部を有した上端保持部材と、
    を備えていることを特徴とする壁下地装置。
  3. 上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、床側に固定される下側下地ユニットと、
    上下の横桟及び壁幅方向両側の縦桟を有し、下端側が前記下側下地ユニットに固定される一方、上端側が、その上端側に上下に進退自在に設けられた突当部材が天井側の突当対象に突き当てられて天井側に保持される上側下地ユニットと、
    を備えており、
    前記下側下地ユニットは、前記上側下地ユニットよりも壁厚方向に沿う寸法が大とされていることを特徴とする壁下地装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記突当部材は、上方側に向けて突出するように付勢部材によって付勢された付勢突当部材を含んでいることを特徴とする壁下地装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記突当部材は、前記上側下地ユニットの上端側横桟に設けられた雌ねじ孔にねじ合わされる雄ねじ部を有し、ねじ操作によって上下に進退されるねじ突当部材を含んでいることを特徴とする壁下地装置。
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