JP2022047581A - 壁パネル装置 - Google Patents

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Kenzaburo Kojima
聡 中島
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【課題】施工性を向上し得る壁パネル装置を提供する。【解決手段】壁パネル装置1は、壁幅方向に間隔を空けて設置される上下方向に長尺な複数本の縦下地材5と、これら縦下地材に取り付けられる壁パネル10と、を備えており、前記壁パネルの裏面11側には、前記縦下地材に形成された受入開口7に挿入されて引掛保持される下方側に向けて突出する係止突部22を有した引掛部20が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、壁パネル装置に関する。
従来より、建物内を間仕切る間仕切壁やふかし壁としては、間柱等の壁下地材に、壁下地ボードをねじ等の固着具によって固定して構築される構成とされたものが知られている。
また、例えば、下記特許文献1には、床ランナと天井ランナのフランジに下地ボードをねじ止めして形成された下地壁体に、係止突起を有した取付部材を取り付け、この取付部材の係止突起に引っかけられる係止孔を内装パネルに設けた間仕切壁が開示されている。
特開平9-111995号公報
しかしながら、上記したような従来のねじ止めによって壁下地ボードを壁下地材に固定する構成や、上記特許文献1に記載された間仕切壁では、施工現場においてパネルを壁下地に取り付ける際に多数の工数を要し、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、施工性を向上し得る壁パネル装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る壁パネル装置は、壁幅方向に間隔を空けて設置される上下方向に長尺な複数本の縦下地材と、これら縦下地材に取り付けられる壁パネルと、を備えており、前記壁パネルの裏面側には、前記縦下地材に形成された受入開口に挿入されて引掛保持される下方側に向けて突出する係止突部を有した引掛部が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る壁パネル装置は、上述のような構成としたことで、施工性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る壁パネル装置の一例を模式的に示す概略分解斜視図である。 同壁パネル装置の概略正面図である。 同壁パネル装置が備える壁パネルの一例を模式的に示す概略斜視図である。 (a)は、図1におけるZ1部に対応させた一部破断概略斜視図、(b)は、図1におけるZ2部に対応させた一部破断概略斜視図、(c)、(d)は、図3におけるZ3部に対応させた一部破断概略斜視図である。 (a)、(b)は、図2におけるX-X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)、(b)は、図2におけるY-Y線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、本実施形態に係る壁パネル装置を設置した状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
図1~図6は、本実施形態に係る壁パネル装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る壁パネル装置1は、図1及び図2に示すように、壁幅方向に間隔を空けて設置される上下方向に長尺な複数本の縦下地材5と、これら縦下地材5に取り付けられる壁パネル10と、を備えている。
この壁パネル装置1の施工対象となる建物としては、戸建住宅や集合住宅等の住宅に限られず、商業施設や公共施設等の他の建物等であってもよく、当該壁パネル装置1は、種々の箇所に設置可能である。
また、この壁パネル装置1は、縦下地材5の壁厚方向両側に壁パネル10が取り付けられて間仕切壁を構成するように設置されるものであってもよい。また、この壁パネル装置1は、縦下地材5の壁厚方向一方側のみに壁パネル10が取り付けられて、いわゆるふかし壁状に設置されるものであってもよい。
縦下地材5は、上端部が天井側下地材3に固定され、下端部が床側下地材4に固定されている。これら天井側下地材3及び床側下地材4は、縦下地材5とによって壁下地2を構成する。なお、これら天井側下地材3及び床側下地材4を含む壁下地2は、壁パネル装置1を構成するものであってもよい。
本実施形態では、壁下地2を、金属製(鋼製)下地としている。この壁下地2は、いわゆる軽量鉄骨壁下地と概ね同様の構成とされたものであってもよい。
天井側下地材3及び床側下地材4は、LGS(軽量形鋼)等の金属系形材から形成され、壁幅方向に長尺状とされている。これら天井側下地材3及び床側下地材4は、互いに同様の構成とされ、互いに向き合う方向に開口する長手方向に見て略コ字状(略U字状)とされた溝形鋼状(チャンネル状)とされている。これら天井側下地材3及び床側下地材4の溝を区画する各片部の厚さは、0.5mm~1.5mm程度であってもよい。また、これら天井側下地材3及び床側下地材4の壁厚方向に沿う幅寸法は、壁厚寸法等に応じて適宜の寸法とすればよく、例えば、20mm~120mm程度であってもよい。また、これら天井側下地材3及び床側下地材4の壁幅方向に沿う長さ寸法は、施工性の観点や取扱性の観点等から適宜の寸法としてもよく、例えば、2000mm~5000mm程度であってもよい。また、これら天井側下地材3及び床側下地材4の溝幅方向両側を区画する片部の上下方向に沿う高さ寸法は、縦下地材5の嵌め入れ性等の観点から適宜の寸法としてもよく、例えば、20mm~60mm程度であってもよい。なお、これら天井側下地材3及び床側下地材4は、それぞれの固定対象としての天井下地や床下地等に適宜のねじや釘等の固着具によって固定されるものであってもよい。
縦下地材5は、上端部が天井側下地材3の溝内に嵌め込まれ、下端部が床側下地材4の溝内に嵌め込まれて設置される。この縦下地材5は、壁幅方向に沿って等間隔を空けて(等ピッチで)設置される。この縦下地材5を設置するピッチは、一般的な間柱(スタッド)のピッチと同程度であってもよく、例えば、250mm~600mm程度であってもよい。
また、この縦下地材5は、図6に示すように、本実施形態では、略四角筒形状とされている。なお、図6では、上記した床側下地材4の図示を省略している。
この縦下地材5は、上記同様、LGS等の金属系形材から形成されたものであってもよい。また、この縦下地材5の壁厚方向両側の各面を構成する壁厚側板状部6,6は、厚さ方向が壁厚方向となるように板状とされ、壁厚方向に間隔を空けて設けられている。また、この縦下地材5の壁幅方向両側の各面を構成する壁幅側板状部8,8は、厚さ方向が壁幅方向となるように板状とされ、壁幅方向に間隔を空けて設けられている。これら壁厚側板状部6,6及び壁幅側板状部8,8の厚さは、0.5mm~2.5mm程度であってもよい。
また、この縦下地材5の長さ寸法は、天井高に応じて適宜の寸法とされたものであってもよい。なお、縦下地材5としては、略四角筒形状とされたものに限られず、壁幅方向一方側に向けて開口する長手方向に見て略コ字状(略U字状)とされた溝形鋼状(チャンネル状)とされたものであってもよい。つまり、壁厚方向両側の壁厚側板状部6,6と壁幅方向一方側の壁幅側板状部8とを備えた縦下地材5であってもよい。
また、壁下地2に、縦下地材5の途中部位に設けられる適宜の振れ止め具等を設けた構成としてもよく、壁下地2としては、その他、種々の構成とされたものであってもよい。
壁パネル10は、図1~図3に示すように、上下方向に長尺な略矩形平板状とされている。この壁パネル10の裏面11側には、図5及び図6に示すように、縦下地材5に形成された受入開口7に挿入されて引掛保持される下方側に向けて突出する係止突部22を有した引掛部20が設けられている。このような構成とすれば、引掛部20の係止突部22を縦下地材5の受入開口7に挿入し、下方側に壁パネル10を移動させれば、係止突部22が受入開口7の孔縁に係止され、壁パネル10を縦下地材5に取り付けることができる。これにより、壁下地に対して多数のねじ等を用いて下地ボードを固定する構成とされたものや、下地ボードを施工し、更に取付部材を下地ボードに取り付ける必要があるようなものと比べて、施工性を向上させることができる。また、例えば、縦下地材5側に引掛部20を設けたようなものと比べて、縦下地材5側への加工や部材取付工数を削減することができる。
本実施形態では、受入開口7は、縦下地材5の壁厚側板状部6,6のそれぞれを壁厚方向に貫通して形成されている。壁厚方向両側の受入開口7,7は、壁厚方向に見て互いに略一致した位置となるように設けられている。これら受入開口7,7は、壁厚方向(貫通方向)に見て略方形孔状とされ、各壁厚側板状部6,6の壁幅方向略中央部に位置するように設けられている。また、各壁厚側板状部6,6に、長手方向に間隔を空けて複数(図例では3つ)の受入開口7を設けた構成としている。
壁パネル10の引掛部20は、本実施形態では、壁パネル10の裏面11から壁厚方向に沿って突出するように設けられている。このような構成とすれば、例えば、受入開口7を、縦下地材5の壁幅側板状部8,8に設け、壁幅方向外側から壁パネル10を壁幅方向に移動させて引掛部20を係止させる必要があるようなものと比べて、施工性を向上させることができる。つまり、縦下地材5に対して壁厚方向に壁パネル10を移動させて引掛部20の係止突部22を受入開口7に挿入し、下方側に壁パネル10を移動させれば、係止突部22が受入開口7の孔縁に係止保持され、壁パネル10を縦下地材5に取り付けることができる。
この壁パネル10の上下方向に沿う高さ寸法は、天井側下地材3の固定対象から床側下地材4の固定対象までの上下方向に沿う寸法よりも小とされている。この壁パネル10の高さ寸法は、縦下地材5の受入開口7に係止突部22を挿入可能で、かつ挿入した後に、下方側に移動可能なように適宜の寸法としてもよい。この壁パネル10の高さ寸法は、縦下地材5の受入開口7に係止突部22を挿入する際に、その上端部が天井側下地材3の固定対象に近接するような寸法とされていてもよい。また、この壁パネル10の高さ寸法は、縦下地材5の受入開口7に係止突部22を挿入して下方側に移動させた状態で、その下端部が床側下地材4の固定対象に当接または近接するような寸法とされていてもよい。図例では、壁パネル10を設置した状態で形成される壁パネル10の上端部と天井側下地材3の固定対象との隙間を覆うように幕板状部材9を設けた例を示している(図2参照)。なお、図例では、壁パネル10の上端部を覆うように廻縁状の幕板状部材9を設けた例を示しているが、天井側下地材3の固定対象と壁パネル10の上端部との隙間に嵌め込まれるスペーサ状の幕板状部材9を設けた構成としてもよい。また、壁パネル10の下端部を覆うように適宜の巾木部材を設けた構成としてもよい。
また、この壁パネル10の厚さ寸法は、10mm~20mm程度であってもよい。また、壁パネル10の幅寸法は、取扱性や施工性等の観点から適宜の寸法であってもよく、例えば、300mm~1500mm程度であってもよい。図例では、幅寸法が縦下地材5のピッチの略3倍とされた壁パネル10を、壁幅方向両端部の裏面11側のそれぞれに縦下地材5,5が位置し、壁幅方向途中部位の裏面11側に2本の縦下地材5,5が位置するように設けた例を示している。なお、壁パネル10の幅寸法や、その裏面11側に配置される縦下地材5の本数は、後記する引掛部20を設ける位置等に応じて適宜の幅寸法や本数としてもよい。
また、本実施形態では、図4(a)、(b)に示すように、この壁パネル10の壁幅(パネル幅)方向両側端部に、互いに隣り合う壁パネル10,10の端部を接合する実部を設けた構成としている。このような構成とすれば、隣り合う壁パネル10,10間の段差を生じ難くすることができる。
図例では、壁パネル10の壁幅方向両側端部に、相じゃくり状の実部を設けた例を示している。図4(a)に示すように、壁パネル10の壁幅方向第1端部には、その表面側に壁幅方向外側に向けて突出する表面側突片部12が設けられている。この表面側突片部12によって第1端部の壁下地2側には、裏面側凹段部13が形成されている。この裏面側凹段部13は、壁幅方向外側及び壁下地2側に向けて開口するように設けられている。
また、図4(b)に示すように、壁パネル10の壁幅方向第2端部には、その壁下地2側に壁幅方向外側に向けて突出する裏面側突片部14が設けられている。この裏面側突片部14によって第2端部の表面側には、表面側凹段部15が形成されている。この表面側凹段部15は、壁幅方向外側及び表面側に向けて開口するように設けられている。
このような構成により、隣り合う壁パネル10,10は、一方の壁パネル10の裏面側突片部14を他方の壁パネル10の表面側突片部12によって押えるようにして接合される。なお、隣り合う壁パネル10,10の端部を接合する実部としては、図例のような相じゃくり状の実部に限られず、雄実部と雌実部とを有した本実状の実部であってもよく、その他、種々の構成とされた実部であってもよい。また、壁パネル10としては、このような実部が設けられて隣り合う壁パネル10と実接合される構成に代えて、突き合わせ接合される構成としてもよい。
また、壁パネル10は、本実施形態では、図3及び図4(a)、(b)に示すように、鋼板16と、この鋼板16の裏面(壁下地2側に向く面)に上下方向に間隔を空けて固定され壁幅方向に長尺な複数本の横芯材18と、を備えている。また、壁パネル10は、鋼板16の裏面の壁幅方向両端部に固定され上下方向に長尺な両側の縦芯材17,17を備えている。このような構成とすれば、表面硬度及び難燃性を向上させることができる。また、横芯材18に引掛部20を設けた構成としている。このような構成とすれば、石膏ボード等に引掛部20を固定したものと比べて、引掛部20の固定強度を向上させることができる。また、壁パネル10は、鋼板16の裏面における複数本の横芯材18によって上下に区画された部位に固定された複数の板状体19を備えている。このような構成とすれば、鋼板16の変形を抑制することができ、表面平滑性及び剛性を向上させることができる。
鋼板16は、当該壁パネル10の厚さ方向一方側となる表面を構成し、当該壁パネル10の上下(パネル高さ)方向の全体及び壁幅方向の全体に亘って設けられている。この鋼板16の表面には、適宜の塗装や化粧シートの貼着等によって表面化粧処理が施されていてもよい。また、本実施形態では、この鋼板16の壁幅方向両端部によって両側の実部を構成する表面側突片部12及び裏面側凹段部13並びに裏面側突片部14及び表面側凹段部15を形成している。つまり、表面側突片部12及び裏面側凹段部13並びに裏面側突片部14及び表面側凹段部15は、鋼板16に折曲加工が施されて形成されている。また、鋼板16は、当該壁パネル10の壁幅方向両側端部の裏面11を構成するように、裏面11側に至るように設けられている。この鋼板16は、壁幅方向両側の縦芯材17,17の壁厚方向両側面を覆うように設けられている。
縦芯材17は、アルミニウム等の金属系材料から形成され、四角筒状とされている。この縦芯材17は、当該壁パネル10の全長に亘って設けられたものでもよく、壁幅方向の略全体に亘って設けられた横芯材18によって分断されるように、横芯材18の壁幅方向両端部のパネル高さ方向両側に位置するように設けられたものであってもよい。また、縦芯材17は、適宜の固着具や接着剤等によって壁厚方向両側面に当接された鋼板16に固定されていてもよい。
横芯材18は、アルミニウム等の金属系材料から形成され、四角筒状とされている(図5参照)。この横芯材18は、上記した縦下地材5に設けられた受入開口7に応じた高さ位置となるように設けられている。図例では、壁パネル10の高さ方向(長手方向)両端部には横芯材18を設けずに、壁パネル10の高さ方向途中部位に複数本(図例では3本)の横芯材18を高さ方向に間隔(略等間隔)を空けて設けた例を示している。この横芯材18は、固着具や接着剤等によって鋼板16の裏面に固定されたものであってもよい。また、この横芯材18の長手方向(壁幅方向)両端部の壁厚方向両側面に鋼板16が当接されて固定されていてもよい。この横芯材18の壁厚方向に沿う寸法は、縦芯材17の壁厚方向に沿う寸法と略同寸法とされている。また、横芯材18と縦芯材17とは、適宜の固着具や金具、溶接等によって接合されていてもよい。
板状体19は、鋼板16の裏面における横芯材18によって上下に区画された部位の縦芯材17,17間に位置するように設けられている。図例では、四枚の板状体19を、各横芯材18を挟むように上下に設けた例を示している。これら板状体19は、壁幅方向両側端部が両側の縦芯材17,17に当接または近接するように設けられている。また、横芯材18の上下方向両側に設けられた板状体19,19は、横芯材18側の端部が横芯材18に当接または近接するように設けられている。また、上端側の板状体19は、上端面が当該壁パネル10の上端面を構成するように設けられている。また、下端側の板状体19は、下端面が当該壁パネル10の下端面を構成するように設けられている。これら板状体19は、固着具や接着剤等によって鋼板16の裏面に固定されたものであってもよい。
また、これら板状体19は、厚さ寸法が横芯材18の壁厚方向に沿う寸法と略同寸法とされている(図5参照)。図例では、これら板状体19の厚さ寸法を、横芯材18の壁厚方向に沿う寸法よりも僅かに小さくした例を示している。
なお、これら板状体19としては、一般的な壁下地ボードでもよく、例えば、石膏ボード(プラスターボード)でもよい。また、板状体19としては、木質積層板や木質ボードでもよく、インシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)、ハードボード等の木質繊維板でもよい。
引掛部20は、図3に示すように、壁パネル10の裏面11側に、壁幅方向に間隔を空けて複数箇所に設けられ、かつ高さ方向に間隔を空けて複数箇所に設けられている。本実施形態では、壁パネル10の裏面11側に、壁幅方向に2列状に、かつ高さ方向の3箇所に位置するように、6つの引掛部20を設けた例を示している。また、壁パネル10の高さ方向両端部に引掛部20を設けずに、高さ方向途中部位の3箇所に引掛部20,20,20を設けた構成としている。図例では、引掛部20,20,20を、壁パネル10の高さ方向略中央部と、高さ方向中央部から互いに略等間隔を空けた位置と、に設けた例を示している。また、壁パネル10の幅方向両端部に引掛部20を設けずに、幅方向途中部位に、幅方向中央部から互いに略等間隔を空けた位置において2列状に引掛部20,20を設けた例を示している。なお、引掛部20を設ける位置や個数は、図例のような位置や個数に限られず、当該壁パネル10の高さ寸法や幅寸法等に応じて適宜の位置や個数としてもよい。また、これら引掛部20は、互いに同様の構成であるので、以下では、一つの引掛部20を例にとって説明する。
この引掛部20の係止突部22は、図5に示すように、本実施形態では、壁パネル10の裏面11との隙間27が下端側に向かうに従い大となるように形成されている。このような構成とすれば、係止突部22の下端側を受入開口7に挿入し易くなり、施工性をより向上させることができる。また、この係止突部22は、基端側の隙間27が縦下地材5の壁厚側板状部6の厚さに応じた寸法となるように形成されている。このような構成とすれば、縦下地材5に壁パネル10を取り付けた状態では、係止突部22の基端側の隙間27に縦下地材5の受入開口7の孔縁を構成する壁厚側板状部6が嵌め込まれるようにして位置することとなる。これにより、縦下地材5に対する壁パネル10の壁厚方向のがたつきを生じ難くすることができる。
また、本実施形態では、係止突部22の基端部23には、壁パネル10の裏面11に向けて開口する凹部24が設けられ、この凹部24の上下両側部位の隙間27が縦下地材5の壁厚側板状部6の厚さに応じた寸法となるように形成されている。このような構成とすれば、がたつきが生じ難くなるように、基端部23の隙間27を上下方向の全体に亘って壁厚側板状部6の厚さに応じた寸法としたものと比べて、壁厚側板状部6との干渉が過大となって挿入し難くなるようなことを抑制することができる。これにより、受入開口7の孔縁を区画する壁厚側板状部6を、係止突部22の基端部23の隙間27の奥部に円滑に受け入れることができる。
また、本実施形態では、図6に示すように、引掛部20には、厚さ方向が壁幅方向となるように板状とされた一対の係止突部22,22が設けられている。また、受入開口7は、これら一対の係止突部22,22を受け入れ可能な開口幅とされている。このような構成とすれば、例えば、係止突部22を厚さ方向が壁厚方向となるように板状としたものと比べて、係止突部22の壁厚方向への変形を効果的に抑制することができる。また、厚さ方向が壁幅方向となるように板状とされた一つの係止突部22を設けたものと比べて、受入開口7に挿入される一対の係止突部22,22によって引掛部20が縦下地材5に対して安定的に引掛保持される。
また、引掛部20は、図4(c)、(d)に示すように、横芯材18に固定される固定片部21を備えている。この固定片部21は、厚さ方向が壁厚方向となるように板状とされ、横芯材18の壁下地2側に向く面に沿うように固定されている。この固定片部21の壁下地2側に向く面が当該壁パネル10の裏面11を構成する。また、この固定片部21には、横芯材18の長手方向に沿って延びるように横長片部が設けられている。固定片部21は、この横長片部の両端部がねじ等の固着具によって横芯材18に止着されて横芯材18に固定されている。また、図6に示すように、この横長片部は、その両端部の固着具の頭部が縦下地材5に干渉しないように適宜の寸法とされている。また、この固定片部21には、横長片部の長手方向略中央部から垂れ下がるように垂下片部が設けられている。固定片部21は、横長片部と垂下片部とによって壁厚方向に見て略T字状とされている。この垂下片部は、横芯材18の下方側の板状体19の壁下地2側に向く面に沿うように設けられている。また、この垂下片部の上端部の壁幅方向両側縁部から壁下地2側に向けて突出するように、一対の係止突部22,22が設けられている。
これら係止突部22,22の厚さ寸法は、強度上の観点や軽量化を図る観点等から適宜の寸法としてもよく、例えば、1.0mm~2.0mm程度としてもよい。
また、これら係止突部22,22の壁幅方向外側に向く面間の寸法(一方の係止突部22の壁幅方向外側に向く面から他方の係止突部22の壁幅方向外側に向く面までの壁幅方向に沿う寸法)は、図6に示すように、受入開口7の開口幅よりも小とされている。これら係止突部22,22の壁幅方向外側に向く面間の寸法は、縦下地材5の強度上の観点や壁幅方向へのがたつきを抑制する観点、受入開口7への挿入性の観点等から適宜の寸法としてもよく、受入開口7の開口幅の7/10~9/10程度の寸法としてもよい。なお、これら係止突部22,22は、互いに同様の構成であるので、以下では、一方の係止突部22を例にとって説明する。
この係止突部22は、垂下片部に連なる部位から下方側に向けて突出するように設けられている。この係止突部22の上下方向に沿う寸法(垂下片部に連なる部位も含む寸法)は、受入開口7に挿入可能なように受入開口7の上下方向に沿う寸法よりも小とされている。この係止突部22の上下方向に沿う寸法は、縦下地材5の強度上の観点や受入開口7への挿入性の観点等から適宜の寸法としてもよく、受入開口7の上下方向に沿う寸法の7/10~9/10程度の寸法としてもよい。また、固定片部21の垂下片部は、その下端部が係止突部22の下端部と概ね同高さに位置するように設けられている。
また、この係止突部22の垂下片部に連なる部位となる基端部23の上端縁部は、下方側に向かうに従い下るように傾斜する傾斜面状とされている。このような構成とすれば、受入開口7に係止突部22を挿入する際における基端部23の受入開口7の孔縁への引っ掛かりを抑制することができる。図例では、基端部23の上端縁部を突湾曲面状とした例を示している。
この係止突部22の基端部23に設けられた凹部24は、当該係止突部22の厚さ方向の全体に亘って切欠状に設けられ、かつ壁パネル10の裏面11を構成する固定片部21の垂下片部側に向けて開口するように凹湾曲面状に形成されている。基端部23における凹部24が形成された部位の上下方向両側部位と固定片部21の垂下片部との隙間(壁幅方向に見た状態における隙間)27は、壁厚側板状部6の厚さ寸法と略同寸法とされている。
また、係止突部22の下端側となる先端部25は、固定片部21の垂下片部側に向く面が下方側に向かうに従い垂下片部から離間するように傾斜する傾斜面状とされている。また、図例では、この先端部25の下端を突湾曲面状とした例を示している。なお、この引掛部20は、適宜の金属系材料から形成されたものでもよい。
上記構成とされた壁パネル10は、以下のようにして縦下地材5に取り付けるようにしてもよい。まず、各引掛部20の係止突部22,22が縦下地材5の受入開口7と壁厚方向に見て略一致した位置となるように壁パネル10を位置付けた状態で、縦下地材5側に向けて移動させて係止突部22,22を受入開口7に挿入する。そして、壁パネル10を下方側に移動(または自重落下)させれば、係止突部22,22の基端部23によって区画された隙間27の下方側を向く底部が受入開口7の下側を区画する孔縁に当接する。この状態では、受入開口7の下側の孔縁を構成する壁厚側板状部6が壁パネル10の裏面11(固定片部21の垂下片部)と係止突部22,22の基端部23との間に挟み込まれるようにして保持される。これにより、壁パネル10が縦下地材5に取り付けられる。
なお、上記した例では、引掛部20に、壁幅方向を厚さ方向とした一対の係止突部22,22を設けた例を示しているが、このような態様に限られず、例えば、壁厚方向を厚さ方向としたような係止突部を設けた態様としてもよい。また、上記した例では、係止突部22の基端部23に凹部24を設けた例を示しているが、このような凹部24を設けていない構成としてもよい。また、上記した例では、係止突部22を、隙間27が下端側に向かうに従い大きくなるように設けた例を示しているが、このような態様に限られない。また、上記した例では、壁厚方向に突出する係止突部22が挿入される受入開口7を縦下地材5の壁厚側板状部6に設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、壁幅方向に突出する係止突部22が挿入される受入開口7を縦下地材5の壁幅側板状部8に設けた態様としてもよい。壁パネル10の裏面11側に設けられる引掛部20としては、その他、種々の構成とされたものであってもよい。
また、上記した例では、壁パネル10を、鋼板16の裏面側に縦芯材17や横芯材18、板状体19が設けられた構成とした例を示しているが、このような構成とされたものに限られない。例えば、壁パネル10の略全体が石膏ボードや木質系ボード等から板状に形成されたものでもよく、その他、種々の構成とされたものであってもよい。また、上記した壁パネル装置1の各部及び各部材の構成は、上記したような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。
1 壁パネル装置
5 縦下地材
6 壁厚側板状部(壁厚方向両側の各面を構成する板状部)
7 受入開口
10 壁パネル
11 裏面
16 鋼板
17 縦芯材
18 横芯材
19 板状体
20 引掛部
22 係止突部
23 基端部
24 凹部
27 隙間

Claims (7)

  1. 壁幅方向に間隔を空けて設置される上下方向に長尺な複数本の縦下地材と、これら縦下地材に取り付けられる壁パネルと、を備えており、
    前記壁パネルの裏面側には、前記縦下地材に形成された受入開口に挿入されて引掛保持される下方側に向けて突出する係止突部を有した引掛部が設けられていることを特徴とする壁パネル装置。
  2. 請求項1において、
    前記受入開口は、前記縦下地材の壁厚方向両側の各面を構成する板状部のそれぞれを壁厚方向に貫通して形成されており、
    前記引掛部は、前記壁パネルの裏面から壁厚方向に沿って突出するように設けられていることを特徴とする壁パネル装置。
  3. 請求項2において、
    前記係止突部は、前記壁パネルの裏面との隙間が下端側に向かうに従い大となるように形成され、かつ基端側の隙間が前記縦下地材の板状部の厚さに応じた寸法となるように形成されていることを特徴とする壁パネル装置。
  4. 請求項3において、
    前記係止突部の基端部には、前記壁パネルの裏面に向けて開口する凹部が設けられ、該凹部の上下両側部位の隙間が前記縦下地材の板状部の厚さに応じた寸法となるように形成されていることを特徴とする壁パネル装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項において、
    前記引掛部には、厚さ方向が壁幅方向となるように板状とされた一対の前記係止突部が設けられており、
    前記受入開口は、これら一対の係止突部を受け入れ可能な開口幅とされていることを特徴とする壁パネル装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、
    前記壁パネルは、鋼板と、該鋼板の裏面に上下方向に間隔を空けて固定され壁幅方向に長尺な複数本の横芯材と、前記鋼板の裏面の壁幅方向両端部に固定され上下方向に長尺な両側の縦芯材と、を備えており、
    前記引掛部は、前記横芯材に設けられていることを特徴とする壁パネル装置。
  7. 請求項6において、
    前記壁パネルは、前記鋼板の裏面における前記複数本の横芯材によって上下に区画された部位に固定された複数の板状体を備えていることを特徴とする壁パネル装置。
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