JP2013032647A - 間仕切り - Google Patents

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Abstract

【課題】住宅への設置が容易であり、軽量で設置のための組立及び解体も容易であり、安価であって、冷房や暖房の効率を上げることのできる間仕切りを提供する。
【解決手段】既存の住宅内の部屋に組み立てて配置される間仕切りであって、部屋に固定される間仕切り用支柱11、間仕切り用支柱11に固定される間仕切り壁10、レール、レールに開閉可能に吊るされるカーテン14を備える。間仕切り壁10は、部屋40の既存の壁40cと離間して配置されて壁40cとで断熱層を形成する。間仕切り壁10、カーテン14、既存の住宅の床、天井、及び/又は壁40cにより、部屋内に、部屋よりも小さい断熱性のある別の新たな間仕切り部屋30が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、間仕切りに関し、特に既存の住宅の中で用いられる間仕切りに関する。
外壁断熱の不十分な建物、特に住宅において、例えば、真夏時の直射日光による室内の温度上昇は耐えがたいものがあり、そのために冷房を余儀なくされるが、あまりにも負荷が大きすぎて十分に冷房の効果が上がらないばかりか、無駄な電力を消費していることになる。従来、一般的な日本の住宅においては、夏の冷房や冬の暖房効果を上げるために、外壁の断熱を強化したり、ガラス窓を二重あるいは三重にしたり、ガラス窓に遮熱フィルムを張付けるなど行ってガラス窓の断熱性能を上げたり、カーテンを厚手のものにするなどの工夫をしてきた。しかしながら、これらの改修や工夫は、その効果が部分的なもので小さかったり、或いは非常に費用の掛かるものであって実施が容易でなかった。例えば、既存の家を全面的な断熱構造体へ改造することは多額の費用と工期を要し困難であった。
また、工場や事務所などの間仕切りに使われる部材は、支柱であってもパネルであっても大きなものであり、かつ本格的な工事を必要とし、これらを住宅の中に個人で簡単にとりつけられるセットとして持ち込むことは出来なかった。
特開平8−302868号公報 特開平11−280181号公報 実用新案登録第3118711号公報
特許文献1には、紙を用いた間仕切りが示されている、しかしながら、この間仕切りは、ハニカム構造になっているため採光が不十分である。また、この間仕切りは、展示会用であって、天井や床と接合させる支柱や横に使う梁も住宅用としてはなんら考慮されていない。したがって、この間仕切りは、出入口や戸棚の開閉など、生活用の壁としては使用出来ず、住宅には不向きである。
特許文献2には、剛性の高い間仕切りが示されている。しかしながら、この間仕切りを住宅に用いることは極めて困難である。また、特許文献2は、効果的な空間利用のための金属パネルを使った間仕切り方に関するものであり、このような間仕切りは、断熱性、採光性、吸湿性が十分とは言えない。
特許文献3では、パネルとアコーデオンカーテンで構成された間仕切りが示されている。しかしながら、この間仕切りは、支柱を床にねじで固定するようになっており、床が畳である部屋などに設置するのには適さず、また床が板であってもねじにより板床が傷付いてしまう。
本発明は、住宅への設置が容易であり、軽量で設置のための組立及び解体も容易であり、安価であって、冷房や暖房の効率を上げることのできる間仕切りを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、既存の住宅内の部屋に組み立てて配置される間仕切りであって、前記既存の部屋の既存の床と天井間に圧接状態で固定可能な第1の間仕切り用支柱と、前記既存の部屋の既存の壁間、2つの前記第1の間仕切り用支柱間、前記既存の壁と前記第1の間仕切り用支柱との間の少なくとも1つの間に圧接状態で固定可能な第2の間仕切り用支柱と、前記第1及び第2の間仕切り用支柱に対して固定される間仕切り壁であって、前記既存の部屋の既存の壁と離間して配置されて前記既存の壁とで断熱層を形成する間仕切り壁と、前記第1の間仕切り用支柱、前記第2の間仕切り用支柱、前記既存の天井の少なくとも1つに固定されるレールと、上端及び下端が前記既存の床及び天井と同じレベルに位置するように前記レールに吊るされ、水平方向に伸縮可能なカーテンと、を備え、前記間仕切り壁、前記カーテン、前記既存の床、前記既存の天井、及び/又は前記既存の壁により、前記既存の部屋内に、前記既存の部屋よりも小さく且つ断熱性のある別の新たな間仕切り部屋が形成される間仕切りであることを特徴とする。
また、前記間仕切りは、外気と接する壁を少なくとも1つ有する既存の部屋に配置されてもよい。
また、前記カーテンは、前記既存の部屋の出入口、窓、収納の少なくとも1つに対応する位置に配置され、前記カーテンを伸縮させることで、前記間仕切り部屋の外に位置する前記既存の部屋の出入口、窓、収納の少なくとも1つに前記間仕切り部屋から到達可能であってもよい。
また、前記間仕切り壁は、透光性及び遮熱性を有する紙製の透光性遮熱シートと、遮熱性を有する遮熱パネルと、を含み、前記カーテンは、遮熱性を有する遮熱シートからなってもよい。
また、前記第1及び第2の間仕切り用支柱は、伸縮自在であり、前記間仕切りは、前記第1及び第2の間仕切り用支柱を伸縮させることで取り外し可能であってもよい。
また、前記レールは、曲線状に敷設され、前記レールに取り付けられた前記カーテンは、前記間仕切り部屋の壁の一部を構成し、前記カーテンを伸縮させることで、前記間仕切り部屋の外に位置する前記既存の部屋の出入口、窓、収納の少なくとも1つの開閉操作が可能であってもよい。
また、前記間仕切り部屋の外に位置する前記既存の部屋の窓に対応する位置に配置されるように前記第1及び第2の間仕切り用支柱、前記間仕切り壁の少なくとも1つに固定され、開閉可能な窓部を含む窓用開口部材をさらに備えてもよい。
本発明の実施形態によれば、既存の部屋の中の新たな部屋である間仕切り部屋は、一定の空気層を隔てて既存の部屋の壁から独立して設けられているため、外気の影響を受けることが極めて少なく、また、間仕切り部屋の空間が既存の部屋よりも小さいため、冷房や暖房の効率、効果を著しく高めることが出来る。
また、支柱(第1の間仕切り用支柱)や梁(第2の間仕切り用支柱)を伸縮自在に形成することにより、間仕切り部屋の形状や大きさの設定が自由で、従来の生活形態を変えることなく構成することが可能である。
また、春季あるいは秋季において、間仕切り部屋が一時的に不必要になったときには、既存の部屋の天井や床を傷めることなく、高齢者や子供でも付属の専用工具、或いは一般的な工具を用いて間仕切り部屋を簡単に解体して取り外すことが出来る。
また、間仕切り部屋の周囲に間仕切り壁と既存の部屋の壁との間の空気の断熱層を有しているので、間仕切り部屋の壁を構成するカーテンやシートは、採光性がよく断熱性のある比較的安価な材料を自由に選択出来る。
本発明の実施形態に係る、既存の住宅の部屋に設置した間仕切りを示す図である。 本発明の実施形態に係る間仕切りを既存の住宅の部屋に設置した状態の平面図である。 本発明の実施形態に係る間仕切りを図2とは異なる既存の住宅の部屋に設置した状態の平面図である。 本発明の実施形態に係る、既存の住宅の部屋の出入口付近に設置した間仕切りを示す図である。 本発明の実施形態に係る、既存の住宅の部屋の収納付近に設置した間仕切りを示す図である。 本発明の実施形態に係る間仕切りの設置方法を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る間仕切りの設置方法を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る間仕切りの設置方法を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る間仕切りの設置方法を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る間仕切りの間仕切り用支柱の側面図である。 本発明の実施形態に係る間仕切りの間仕切り用支柱の床付近部分の拡大図である。 本発明の実施形態に係る、既存の住宅の部屋の窓付近に設置した間仕切りの変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る間仕切り1について、図1乃至図12を参照して説明する。図1は、既存の住宅の部屋40に設置した間仕切り1を示す図である。図2は、間仕切り1を既存の住宅の部屋40に設置した状態の平面図である。図3は、間仕切り1を図2とは異なる構成の既存の住宅の部屋40に設置した状態の平面図である。図4は、既存の住宅の部屋40の出入口40h付近に設置した間仕切り1を示す図である。図5は、既存の住宅の部屋40の収納50c付近に設置した間仕切り1を示す図である。図6乃至図9は、間仕切り1の設置方法を示す説明図である。図10は、間仕切り1の間仕切り用支柱11の側面図である。図11は、間仕切り1の間仕切り用支柱11の床40a付近部分の拡大図である。図12は、既存の住宅の部屋40の窓40f付近に設置した間仕切り1の変形例を示す図である。
図1に示すように、既存の住宅の部屋40内に間仕切り1が組み立てて設置され、間仕切り1、既存の床40a、既存の天井40b、既存の壁40c(既存の柱も含む)によって囲まれた断熱性、気密性の高い、既存の部屋40とは別の間仕切り部屋30が形成されている。間仕切り部屋30は、既存の部屋40の内側に設置されているため、既存の部屋40より体積が小さい。また、図2及び図3に示すように、離間距離Dだけ離して配置された間仕切り1と既存の部屋40の壁40c或いは窓40fとの間には空気層31が設けられており、この空気層31が断熱層の役割を果たす。このため、間仕切り部屋30の中をエアコン50aにより冷房又は暖房することにより、同じ温度であれば既存の部屋40よりも消費電力を抑えて効率良く冷暖房することができる。図1に示すように、間仕切り部屋30は、人70が生活可能な空間となっている。また、間仕切り1は容易に解体が可能であり、使用しないときは物置や倉庫へ収納したりすることができる。また、間仕切り1は、多くが軽い材料でできており、全体的にも軽量であり、安価なものとなっている。
図1乃至図11に示すように、間仕切り1は、間仕切り壁10と、間仕切り用支柱11と、窓用開口部材12と、間仕切りカーテン伸縮式レール13と、遮熱シート14とを備える。
間仕切り用支柱11は、既存の住宅の部屋40の既存の床40aと天井40bとの間や、既存の壁40c間や、縦に設置した2つの間仕切り用支柱11間や、既存の壁40cと間仕切り用支柱11との間に圧接状態で固定されるようになっている。
間仕切り用支柱11は、図6に示すように、その長手方向(図中の矢印方向)に伸縮自在となっている。図10及び図11に示すように、間仕切り用支柱11は、柱本体11aと、柱本体11aの下部の内部に形成された孔であるボルト収納部11hに移動可能に収容された下側ボルト11bと、下側ボルト11bの柱本体11aとは反対側に固定された下側固定ナット11eと、下側固定ナット11eに固定され且つ既存の床40aの固定される座板11dと、下側ボルト11bに螺合する下側締付ナット11fとを備える。また、間仕切り用支柱11は、柱本体11aの上端部に固定された上側ボルト11cと、上側ボルト11cに固定された上側ナット11gとを備える。下側締付ナット11は、下側ボルト11bに螺合することで、柱本体11aの下端と接触して、柱本体11aの下側ボルト11bに対する位置を可変させる。つまり、例えば、間仕切り用支柱11を部屋40の既存の床40aと天井40bとの間に設置する際、間仕切り用支柱11の上側ボルト11cを天井40bに突き当てた状態で、下側ボルト11bの位置を上側に移動させることにより柱本体11aを上側に移動させることができ、その結果、間仕切り用支柱11を部屋40の既存の床40aと天井40bとの間に圧接状態で固定できるようになっている。また、解体の際は、下側ボルト11bの位置を下側に移動させて柱本体11aを下側に移動させ、間仕切り用支柱11の圧接状態を解除すればよい。なお、本実施形態に係る柱本体11aは、断面矩形形状の直方体としたが、本発明はこれに限定されず、断面円形状や断面6角形状等の棒体であってもよい。また、座板11dの形状も特に限定されず、矩形状、円形状、三角形状、6角形状等、様々な形状の板材を用いることができる。また、柱本体11aの上端も、下端と同様に、ボルト収納部等を設けて、間仕切り用支柱11を伸縮可能とするような機構を備えるようにしてもよい。この場合には、間仕切り用支柱11の両端で長さ調整が可能となる。
間仕切り壁10は、既存の床40a及び天井40b付近に配置される遮熱性を有する遮熱ファインボード(遮熱パネル)10bと、上下に配置された遮熱ファインボード10bの間に配置される透光性及び遮熱性を有する透光性遮熱シート10aとを備える。本実施形態に係る透光性遮熱シート10aは、紙製であるが、本発明はこれに限定されない。また、本実施形態の透光性遮熱シート10a及び遮熱ファインボード10bは、はさみやカッターで容易に切断可能にできている。間仕切り壁10は、間仕切り用支柱11によって支持される。
図8に示すように、窓用開口部材12は、間仕切り部屋30の外に位置する既存の部屋40の窓40fに面する(対向する、対応する)位置に配置されるように間仕切り用支柱11、間仕切り壁10の少なくとも1つに固定される。固定の仕方は特に限定されないが、例えば、上下に配置された遮熱ファインボード10bの接着部15に両面テープ16を貼付又は接着剤を塗布し、そこに窓用開口部材12を押し当てることで行う。また、窓用開口部材12は、開閉可能な窓部を含んで、この窓部を開けることで、既存の窓40fを開ける開閉操作ができるようになっている。なお、窓用開口部材12は、ビスやねじ、クリップ等で固定してもよい。
窓用開口部材12の代わりに、図12に示すような構成としてもよい。窓用開口部材12Aは、水平方向に上下に配置された窓枠間仕切り用支柱20と、上下の窓枠間仕切り用支柱20の間に配置されて開閉可能な紙製の窓部を備える。窓枠間仕切り用支柱20は、間仕切り用支柱11、間仕切り壁10等に固定される。
図2乃至図5に示すように、間仕切りカーテン伸縮式レール13は、間仕切り壁10間や、2つの間仕切り用支柱11間や、間仕切り用支柱11や、既存の天井40bに固定される。本実施形態では、間仕切りカーテン伸縮式レール13を天井40bに近接して配置して、間仕切りカーテン伸縮式レール13に吊るした遮熱シート14の上端部が天井40bと当接或いは近接して配置されるようになっている。なお、間仕切りカーテン伸縮式レール13は天井40bからある程度離して、人70の手の届く高さに配置してもよい。この場合には、例えば、間仕切りカーテン伸縮式レール13は、レール自体に相対移動可能な移動体に上方へ天井40b近くまで延びるプレート状の部材を備えて、この部材に遮熱シート14を取り付けて、遮熱シート14の上端部が天井40bと当接或いは近接して配置されるようにしてもよい。
遮熱シート14は、遮熱性を有し、図4及び5に示すように水平方向(図中の矢印方向)に伸縮可能となっている。遮熱シート14は、上端及び下端が既存の床40a及び天井40bと同じ高さレベルに位置するように、間仕切りカーテン伸縮式レール13に吊るされる。間仕切りカーテン伸縮式レール13及び遮熱シート14は、既存の部屋40の出入口40h、窓40f、収納50c等に面する(対向する、対応する)位置に配置され、遮熱シート14を伸縮させることで、人70は、間仕切り部屋30の外に位置する既存の部屋40の出入口40h、窓40f、収納50cに間仕切り部屋30から到達可能となっている。出入口40hについては、第1の部屋41である間仕切り部屋30から、隣の部屋である第2の部屋42に、遮熱シート14を開くことで行き来できるようになっている。
次に、上記のような構成をもつ間仕切り1の設置・組立、解体方法の1例を説明する。まず、間仕切り用支柱11の縦向き設置の際には、間仕切り用支柱11の上側ボルト11cを天井40bに突き当てた状態で、下側ボルト11bの位置を上側に移動させることにより柱本体11aを上側に移動させて図6中の矢印の方向に間仕切り用支柱11を伸張させ、間仕切り用支柱11を部屋40の既存の床40aと天井40bとの間に圧接状態で固定する。次に、間仕切り用支柱11の横向き設置の際には、間仕切り用支柱11の上側ボルト11cを既に床40aと天井40bとの間に固定した間仕切り用支柱11に突き当てた状態で、下側ボルト11bの位置を上側(柱本体11a側)に移動させることにより柱本体11aを上側(突き当てた側)に移動させて図6中の矢印の方向に間仕切り用支柱11を伸張させ、間仕切り用支柱11を既に床40aと天井40bとの間に固定した2つの間仕切り用支柱11の間に圧接状態で固定する。解体の際は、下側ボルト11bの位置を下側に移動させて柱本体11aを下側に移動させ図中の矢印の方向に間仕切り用支柱11を縮収させ、間仕切り用支柱11の圧接状態を解除する。
次に、図7に示すように、固定した間仕切り用支柱11に対して遮熱ファインボード10bを上下に配置して接着剤や両面テープ16、ねじやビス、クリップで固定する。このとき、既存の床40aと遮熱ファインボード10bとの間、既存の天井40bと遮熱ファインボード10bとの間、遮熱ファインボード10bどうしの間に隙間が開かないようにして気密性を保つようにする。既存の部屋40に梁40eがある場合は、梁40eの形状に合わせて遮熱ファインボード10bをカッター等で切断し、気密性を保つようにする。
次に、図8に示すように、上下に配置した遮熱ファインボード10bの間に、窓用開口部材12や12A、透光性遮熱シート10aを、両面テープ16や接着剤、ビス、ねじ、クリップ等により固定する。本実施形態では、接着部15に両面テープ16を貼付する方法としているが、これには限定されない。
図9に示すように、間仕切りカーテン伸縮式レール13を既存の部屋40の出入口40hに面する位置に配置して固定する。そして、固定した間仕切りカーテン伸縮式レール13に、遮熱シート14を吊る。予め遮熱シート14を吊るした間仕切りカーテン伸縮式レール13を取り付けるようにしてもよい。図9では、間仕切りカーテン伸縮式レール13及び遮熱シート14を既存の部屋40の出入口40hに面する位置に配置する例が示されているが、既存の部屋40の窓40f、収納50c等に面する位置にも配置することができる。このようにして、間仕切り1の既存の部屋40への設置が完了する。本発明の実施形態に係る間仕切り1は、例えば、脚立とドライバー1本、必要に応じてカッターだけで組み立てることができる。或いは、脚立もドライバーも使用せずに設置することができる。
間仕切り1の解体は、上記の設置・組立方法の逆を行えば良い。間仕切り用支柱11、間仕切りカーテン伸縮式レール13、遮熱シート14は、解体後も再利用可能である。透光性遮熱シート10a、遮熱ファインボード10b、窓用開口部材12は、ねじやビス、クリップ等で取り付けられている場合は、取り外し後も再度利用することができる。また、透光性遮熱シート10a、遮熱ファインボード10b、窓用開口部材12は安価なため、接着剤、両面テープ等で取り付けられて、解体後に再利用できない場合でも、経済的負担は小さい。解体後に、透光性遮熱シート10a、遮熱ファインボード10b、窓用開口部材12を、接着等により劣化した箇所のみ切断して切り離し、残りの部分を再使用するようにしてもよい。
次に、上記のような構成をもつ間仕切り1の配置例を説明する。図2は、本発明の実施形態に係る間仕切り1を既存の住宅の部屋40に設置した第1例の平面図である。既存の住宅の部屋40は、8畳の部屋であり、床40a、天井40b、壁40c(柱含む)、梁40e(図7参照)、窓40f、扉40g、開口部(出入口)40h、押入れ40i、畳40jを備える。また、既存の住宅の部屋40には、エアコン50a、たんす(収納)50b、本棚(収納)50c、テレビ50dが配置されている。
上記のような既存の部屋40に、間仕切り1の間仕切り壁10、間仕切り用支柱11、窓用開口部材12、12A、間仕切りカーテン伸縮式レール13(図4、5参照)、遮熱シート14が設置されており、間仕切り壁10、窓用開口部材12、12A、遮熱シート14及び既存の床40a、天井40b、壁40cにより、既存の部屋40より小さい体積の断熱性、気密性の高い間仕切り部屋30が形成されている。間仕切り1の間仕切り壁10は、図2に示すように、既存の部屋40の壁40cと離間距離Dだけ離して配置されている。離間距離Dは、例えば、10〜50cmとするが、これには限定されない。既存の部屋40の壁40cと間仕切り1との間にできた空気層により断熱層が形成されており、壁40cの外側の外気の間仕切り部屋30内への影響が少なく、間仕切り部屋30の断熱性が高く保たれる。また、間仕切り部屋30は、既存の部屋40よりも体積が小さいので、その分、例えばエアコン50aによる冷暖房の効率が上がり、節電及び電気代の低減につながる。間仕切り1の間仕切り壁10は、エアコン50aの風が間仕切り部屋30内に吹き込むように配置されている。窓用開口部材12、12Aは、窓40fに対応する箇所に配置されており、窓用開口部材12、12Aの窓部を開くことにより、人70は、窓40fの開閉操作を行うことができるようになっている。間仕切りカーテン伸縮式レール13及び遮熱シート14は、図2に示すように、扉40g、開口部(出入口)40h、押入れ40i、たんす(収納)50b、本棚(収納)50cに対応する箇所に配置されており、遮熱シート14を縮収させて開くことにより、人70は扉40g、開口部(出入口)40h、押入れ40i、たんす(収納)50b、本棚(収納)50cに到達できるようになっている。用事が終わったら遮熱シート14を伸張させて閉じて、間仕切り部屋30の気密性を確保する。なお、窓40fに対応する箇所に、窓用開口部材12、12Aの代わりに、間仕切りカーテン伸縮式レール13及び遮熱シート14を設けるようにしてもよい。このため、壁40cに面した窓40fや収納である押入れ40i、たんす(収納)50b、本棚(収納)50c等の扉の開閉操作も容易となっている。このような構成により、既存の部屋40に間仕切り部屋30を設けても、従来の生活スタイルを大幅に変える必要がない。
次に、上記のような構成をもつ間仕切り1の別の配置例を説明する。図3は、本発明の実施形態に係る間仕切り1を既存の住宅の部屋40に設置した第2例の平面図である。既存の住宅の部屋40は、6畳の部屋であり、床40a、天井40b、壁40c(柱含む)、梁40e(図7参照)、窓40f、扉40g、開口部(出入口)40h、畳40jを備える。また、既存の住宅の部屋40には、エアコン50a、たんす(収納)50b、本棚(収納)50c、テレビ50dが配置されている。
既存の部屋40に、間仕切り1の間仕切り壁10、間仕切り用支柱11、窓用開口部材12、12A、間仕切りカーテン伸縮式レール13(図4、5参照)、遮熱シート14が設置されており、間仕切り壁10、窓用開口部材12、12A、遮熱シート14及び既存の床40a、天井40b、壁40cにより、既存の部屋40より小さい体積の断熱性、気密性の高い間仕切り部屋30が形成されている。間仕切り1の間仕切り壁10は、図3に示すように、既存の部屋40の壁40cと離間距離Dだけ離して配置されている。離間距離Dは、例えば、10〜50cmとするが、これには限定されない。既存の部屋40の壁40cと間仕切り1との間にできた空気層により断熱層が形成されており、壁40cの外側の外気の間仕切り部屋30内への影響が少なく、間仕切り部屋30の断熱性が高く保たれる。また、間仕切り部屋30は、既存の部屋40よりも体積が小さいので、その分、例えばエアコン50aによる冷暖房の効率が上がり、節電及び電気代の低減につながる。間仕切り1の間仕切り壁10は、エアコン50aの風が間仕切り部屋30内に吹き込むように配置されている。窓用開口部材12、12Aは、窓40fに対応する箇所に配置されており、窓用開口部材12、12Aの窓部を開くことにより、人70は、窓40fの開閉操作を行うことができるようになっている。間仕切りカーテン伸縮式レール13及び遮熱シート14は、図3に示すように、扉40g、開口部(出入口)40h、たんす(収納)50b、本棚(収納)50cに対応する箇所に配置されており、遮熱シート14を縮収させて開くことにより、人70は扉40g、開口部(出入口)40h、たんす(収納)50b、本棚(収納)50cに到達できるようになっている。用事が終わったら遮熱シート14を伸張させて閉じて、間仕切り部屋30の気密性を確保する。図3では、開口部(出入口)40h、本棚(収納)50cに対応する箇所に設置された間仕切りカーテン伸縮式レール13は、曲線状に敷設されている。窓40fに対応する箇所の間仕切りカーテン伸縮式レール13に対してこのような構成を適用してもよい。なお、窓40fに対応する箇所に、窓用開口部材12、12Aの代わりに、間仕切りカーテン伸縮式レール13及び遮熱シート14を設けるようにしてもよい。このため、壁40cに面した窓40fや収納であるたんす(収納)50b、本棚(収納)50c等の扉の開閉操作も容易となっている。このような構成により、既存の部屋40に間仕切り部屋30を設けても、従来の生活スタイルを大幅に変える必要がない。
本発明の実施形態によれば、既存の部屋40の中の新たな部屋である間仕切り部屋30は、一定の空気層31を隔てて既存の部屋40の壁40cから独立して設けられているため、外気の影響を受けることが極めて少なく、また、間仕切り部屋30の空間が既存の部屋40よりも小さいため、冷房や暖房の効率、効果を著しく高めることが出来る。
また、支柱(間仕切り用支柱11)や梁(間仕切り用支柱11)を伸縮自在に形成することにより、間仕切り部屋30の形状や大きさの設定が自由で、従来の生活形態を変えることなく構成することが可能である。
また、春季あるいは秋季において、間仕切り部屋30が一時的に不必要になったときには、既存の部屋40の床40aや天井40bを傷めることなく、高齢者や子供でも付属の専用工具、或いは一般的な工具を用いて間仕切り部屋30を簡単に解体して取り外すことが出来る。
また、間仕切り部屋30の周囲に間仕切り壁10と既存の部屋40の壁40cとの間の空気の断熱層31を有しているので、間仕切り部屋30の壁を構成する透光性遮熱シート10aや遮熱シート14は、採光性がよく断熱性のある比較的安価な材料を自由に選択出来る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
1 間仕切り
10 間仕切り壁
10a 透光性遮熱シート
10b 遮熱ファインボード(遮熱パネル)
11 間仕切り用支柱(第1の間仕切り用支柱、第2の間仕切り用支柱)
11a 柱本体
11b 下側ボルト
11c 上側ボルト
11d 座板
11e 下側固定ナット
11f 下側締付ナット
11g 上側ナット
11h ボルト収納部
12 窓用開口部材
13 間仕切りカーテン伸縮式レール(レール)
14 遮熱シート(カーテン)
15 接着部
16 両面テープ
20 窓枠間仕切り用支柱
30 間仕切り部屋
31 空気層(断熱層)
40 部屋
40a 床(既存)
40b 天井(既存)
40c 壁(既存)
40e 梁(既存)
40f 窓(既存)
40g 扉(既存)
40h 開口部(出入口)(既存)
40i 押入れ(既存)
40j 畳(既存)
41 第1の部屋
42 第2の部屋
50a エアコン(既存)
50b たんす(収納)(既存)
50c 本棚(収納)(既存)
50d テレビ(既存)
70 人
D 離間距離

Claims (7)

  1. 既存の住宅内の部屋に組み立てて配置される間仕切りであって、
    前記既存の部屋の既存の床と天井間に圧接状態で固定可能な第1の間仕切り用支柱と、
    前記既存の部屋の既存の壁間、2つの前記第1の間仕切り用支柱間、前記既存の壁と前記第1の間仕切り用支柱との間の少なくとも1つの間に圧接状態で固定可能な第2の間仕切り用支柱と、
    前記第1及び第2の間仕切り用支柱に対して固定される間仕切り壁であって、前記既存の部屋の既存の壁と離間して配置されて前記既存の壁とで断熱層を形成する間仕切り壁と、
    前記第1の間仕切り用支柱、前記第2の間仕切り用支柱、前記既存の天井の少なくとも1つに固定されるレールと、
    上端及び下端が前記既存の床及び天井と同じレベルに位置するように前記レールに吊るされ、水平方向に伸縮可能なカーテンと、を備え、
    前記間仕切り壁、前記カーテン、前記既存の床、前記既存の天井、及び/又は前記既存の壁により、前記既存の部屋内に、前記既存の部屋よりも小さく且つ断熱性のある別の新たな間仕切り部屋が形成される
    間仕切り。
  2. 前記間仕切りは、外気と接する壁を少なくとも1つ有する既存の部屋に配置される
    請求項1に記載の間仕切り。
  3. 前記カーテンは、前記既存の部屋の出入口、窓、収納の少なくとも1つに対応する位置に配置され、前記カーテンを伸縮させることで、前記間仕切り部屋の外に位置する前記既存の部屋の出入口、窓、収納の少なくとも1つに前記間仕切り部屋から到達可能である
    請求項1または2に記載の間仕切り。
  4. 前記間仕切り壁は、
    透光性及び遮熱性を有する紙製の透光性遮熱シートと、
    遮熱性を有する遮熱パネルと、を含み、
    前記カーテンは、遮熱性を有する遮熱シートからなる
    請求項1乃至3のいずれかに記載の間仕切り。
  5. 前記第1及び第2の間仕切り用支柱は、伸縮自在であり、
    前記間仕切りは、前記第1及び第2の間仕切り用支柱を伸縮させることで取り外し可能である
    請求項1乃至4のいずれかに記載の間仕切り。
  6. 前記レールは、曲線状に敷設され、
    前記レールに取り付けられた前記カーテンは、前記間仕切り部屋の壁の一部を構成し、
    前記カーテンを伸縮させることで、前記間仕切り部屋の外に位置する前記既存の部屋の出入口、窓、収納の少なくとも1つの開閉操作が可能である
    請求項1乃至5のいずれかに記載の間仕切り。
  7. 前記間仕切り部屋の外に位置する前記既存の部屋の窓に対応する位置に配置されるように前記第1及び第2の間仕切り用支柱、前記間仕切り壁の少なくとも1つに固定され、開閉可能な窓部を含む窓用開口部材をさらに備えた
    請求項1乃至6のいずれかに記載の間仕切り。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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