JP2007143983A - 現地組立タイプのカウンター等の家具とその組立方法 - Google Patents

現地組立タイプのカウンター等の家具とその組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 標準化された仕様の既製品として作製され乍らも、そのカウンターを設置する現地での設置場所の寸法に合せて、その現地でカウンターの全長を調整して組立て、そこに設置できるようにした受付け用カウンターの提供と、そのカウンターの組立て方法を提供すること。
【解決手段】 矩形枠状フレーム1と、該フレーム1に結合される幕板部材と天板12を備え、正面から見た少なくとも一側端にエンドパネルEP2を備えた受付け用カウンターにおいて、前記フレーム1を、正面から見た幅方向で長さ変更可能に形成しておくと共に、設置場所の寸法条件に対応して変更したフレーム1の長さに合わせて前記幕板部材と天板12の正面幅方向の長さをカットし、前記フレーム1に取付けるようにしたこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、オフィスなど各種事業所の受付けなどに設置される現地組立タイプのカウンターを始めとし、間仕切パネルやキャビネットなどのように矩形枠状フレームを有し、そのフレームに構成部材を取付けてなる家具と、その組立方法に関する。
例えば、受付け用カウンターは、銀行等の金融機関や役所や一般オフィスの受付けなどのように内部側の担当者と来訪した顧客などが当該カウンターを挟んで対面し、打合せや書類などのやり取りなどを行う場として、広く様々な事業所などにおいて使用されている。間仕切パネルやキャビネットなどのオフィス用家具も、受付け用カウンターと同様、広く種々の事業所で使用されている。
従来の受付け用カウンターの設置の態様をみると、カウンターの寸法についていえば、奥行きや正面幅などを予め複数種類設定した標準化された仕様のものの中から、設置場所に収まるものをユーザが選択して設置する形式が最も一般的である。
このような受付け用カウンターの中には、設置場所の寸法(特に、設置間口)に合せて受付け用カウンターを造作して設置する、いわゆる現地施工タイプのものも知られているが、現地施工タイプの受付け用カウンターは、その寸法、特に間口(正面幅)をユーザの所望通りに形成できるところから、見映えや使い勝手の点で、標準化された仕様の既製品の設置に比べ優れている反面、工期(納期)がかかる上に、既製品よりもコスト高に付くという難点がある。この点は、間仕切用パネルやキャビネットなど、矩形枠状フレームを有し、該フレームに構成部材を取付けてなるオフィス用家具においてもほぼ同様のことが言える。
しかし、受付け用カウンターについていえば、標準化された既製品において、現地組立ての際に、その長さ(正面幅)を調整することができるような機能に仕立てられたものは、特許文献においても見当たらない。
本発明は、上記の受付け用カウンターなどのように矩形枠状フレームを有し、そのフレームに構成部材を取付けたオフィス家具(以下、本明細書では説明の便宜上、単に「受付け用カウンター」という)の現状に鑑み、標準化された仕様の既製品として作製され乍らも、そのカウンターを設置する現地での設置場所の寸法に合せて、その現地でカウンターの全長を調整して組立て、そこに設置できるようにした受付け用カウンターの提供と、そのカウンターの組立て方法を提供することを、課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明受付け用カウンターの構成は、矩形枠状フレームと、該フレームに結合される幕板部材と天板を備え、正面から見た少なくとも一側端にエンドパネルを備えた受付け用カウンターにおいて、前記フレームを、正面から見た幅方向で長さ変更可能に形成しておくと共に、設置場所の寸法条件に対応して変更したフレームの長さに合わせて前記幕板部材と天板の正面幅方向の長さをカットし、前記フレームに取付けるようにしたことを特徴とするものである。
次に、本発明を間仕切パネルに適用した場合の構成は、矩形枠状フレームと、該フレームに張設したように取付けられるパネル部材を備えた間仕切りパネルにおいて、前記フレームを、正面から見た幅方向で長さ変更可能に形成しておくと共に、設置場所の寸法条件に対応して変更したフレームの長さ(正面幅)に合せて前記パネル部材の正面幅方向の長さをカットし、前記フレームに取付けて間仕切パネルに形成したことを特徴とするものである。
また、本発明をキャビネットに適用した場合の構成は、矩形枠状フレームと、該フレームに結合される少なくとも左右側壁部材と背面壁部材と天壁部材と底壁部材とを備えたキャビネットにおいて、前記フレームを、正面幅方向の長さを変更可能に形成すると共に、設置場所の寸法条件に対応して変更したフレームの正面幅(長さ)に合せて前記背面壁部材と天壁部材と底壁部材の正面幅方向の長さをカットし、前記フレームに取付けてキャビネットに形成したことを特徴とするものである。キャビネットに棚板がある場合には、棚板の長さ(正面幅方向)も、上記の天壁,底壁部材と同じ要領でカットする。
本発明の受付用カウンターの構成においては、当該カウンターは、少なくとも2以上の矩形枠状フレームを左右方向で連接するタイプもあり、連接フレームを用いる場合には、その連接境界に天板受け部を有する中間脚部材を挟持させて設置することがある。また、単独フレーム,連接フレームのいずれにおいても、エンドパネルはフレームの左右側端に設けることができる。
上記構成を備えた本発明受付け用カウンターは、次に述べる方法によって設置現場で組立てる。即ち、本発明受付け用カウンターの組立方法の構成は、受付け用カウンターの正面幅可変に形成した矩形枠状フレームの当該正面幅を、そのカウンターを設置すべき場所の幅員との整合を図った正面幅に設置現場で変更し、変更した正面幅の前記フレームに合せて当該カウンターに取付けるべき幕板と天板の正面幅の長さをその場所でカットして変更し、当該フレームに取付けることにより組立てることを特徴とするものである。
従って、上述した本発明家具における間仕切パネルやキャビネットにおいても、その設置場所において、正面幅可変のフレームの長さを設置場所の寸法に対応させて選択される長さに変更し、正面幅を変更した当該フレームに、間仕切パネルの場合には、パネル部材の正面幅を前記フレームに合せ設置現場でカットして変更したものを取付け、キャビネットの場合には、正面幅を変更した前記フレームに左右側壁部材を取付けて、背面壁部材と天壁,底壁両部材の正面幅を設置現場でカットして変更し、前記フレームに取付けることにより、これらの家具の組立てを設置現場で組立て施工することができる。
本発明は、矩形枠状フレームと、該フレームに結合される幕板部材と天板を備え、正面から見た少なくとも一側端にエンドパネルを備えた標準化された仕様の受付け用カウンターにおいて、前記フレームを、正面から見た幅方向で長さ変更可能に形成すると共に、変更したフレームの長さに合わせて前記幕板部材と天板の正面幅方向の長さをカットし、前記フレームに取付けることにより、現地で正面幅を調整した受付け用カウンターを組立てることができるので、標準化された仕様のカウンターであっても、設置場所の寸法(間口)に整合させた正面幅の受付け用カウンターを現地で組立てて設置することができる。
次に、本発明を受付け用カウンターに適用した実施形態の一例を、図を参照して説明する。図1は本発明受付け用カウンターの構造を説明するための分解斜視図、図2は図1のカウンターにおける長さ(正面幅)可変の矩形枠状フレームの正面図、図3は図2のフレームのA−A矢視断面図、図4は図2のフレームの右側面図、図5は中間脚の斜視図、図6は図1のフレームに取付けるエンドパネルの内面側の正面図、図7は図6のエンドパネルの平面図、図8は本発明を受付け用カウンターに適用した一例の側断面図、図9は本発明を受付け用カウンターに適用した他の例の側断面図である。
本発明受付け用カウンターの一例は、図1に例示したように、一台のローカウンターLCに2台を接合した連接タイプの2台のハイカウンターHC1,HC2を、連結用パネルCPを介して受付けコーナーINFなどを形成するためオフィス等に設置されるものである。
図1において、左側のローカウンターLCと該カウンターLCに連結用パネルCPを介して接合されている第1のハイカウンターHC1は、標準化仕様の寸法で製作された既製品であるが、第1ハイカウンターHC1に連接される第2のハイカウンターHC2は、その正面幅(長さ)が標準化仕様のままであると、設置場所の間口幅に整合しない、具体的には正面幅が大き過ぎたり、小さ過ぎる場合がある。
そこで本発明では、このような場合に対応するため、当該カウンターの設置場所で、このカウンターHC2の正面幅を変更して組立て,設置できるようにした。
このため本発明では、まず前記カウンターHC2の矩形枠状フレーム1に、図2〜図4に例示する構成を採用した。即ち、当該フレーム1は、基本的には左右側の縦メンバ2L,2Rの上,下端部に結合された上,下の横メンバ3U,3Bと、図示した例では中間縦メンバ2Mとにより形成されている。そして、上,下の横メンバ3U,3Bを、角パイプ材乃至凹状断面材などで形成すると共に、図示した例では上,下の横メンバ3U,3Bを右半側で分割し、図の左方側を固定側フレーム部1F、図の右方側を可動フレーム部1Mとする一方、固定側フレーム部1Fにおける上,下の横メンバ3Ul,3Blにして進退可能に挿入できるインサート材4U,4Bを、可動側フレーム部1Mの上,下のメンバ3Ur,3Brに取付け、かつ、固定側フレーム部1Fにおいてインサート材4U,4Bの挿入度(挿入深さ=長さ)を固定することができるように形成した。
上記インサート材4U,4Bの挿入度の固定機構は、図の例では、可動側フレーム部1Mの一端側(図2の右方)に固定して取付けられたインサート材4U,4Bの対向する内面に、それぞれ等ピッチで明けたネジ穴5,6と、このインサート材4U,4Bが挿入される固定側フレーム部1Fにおいて前記ネジ穴5,6に対向した面に形成した直列する2つの長穴7と、この長穴7を通して前記ネジ穴6にネジ込まれる固定ネジ8により形成されている。この例において、ネジ穴6と長穴7とは、互に反対側の部材に形成してもよい。また、インサート材4U,4Bの長さやネジ穴6のピッチは、任意であり、インサート材4U,4Bの長さを大きくし、かつ、ネジ穴6のピッチを細かくすると、フレーム1の正面幅の調節範囲を拡大し、かつ、その調節を細かく行うことができる。
上記インサート材4U,4Bの固定機構において、図の例で言えば、インサート材4U,4Bに6個設けられているネジ穴5,6の中で中間に位置するネジ穴6が、図の左側の長穴7の右端部で固定ネジ8により固定されるインサート深さを、このカウンターにおけるフレーム1の正面幅の標準仕様の長さとしておくと、このフレーム1は標準仕様の正面幅より大きくしたり(図2,図3の位置)、小さくしたりすることを選択することができる。
勿論、図2,図3に例示したインサート深さの位置をフレーム正面幅の標準仕様大きさの位置としておけば、このフレーム1はネジ穴6のピッチ単位でフレームの正面幅を小さくする方向においての長さ変更可能な矩形枠状フレーム1となる。
上記フレーム1の下方の横メンバ3bの前面には、図4に例示する形態で、後述する幕板11を、例えば、ケンドン式で係止するための幕板係止レール9が取付けられると共に、該レール9の下半側前面に位置する巾木10が設けられるが、これら係止レール9と巾木10は、フレーム1の変更した長さ(正面幅)に合せて幕板11,天板12と同様に切断(カット)されるか、又は、より長いもの(変更したフレーム1の長さに合ったもの)に取代えられるので、この点については次に説明する。
即ち、フレーム1の正面幅(長さ)が上述した要領で、一例として短くなる側に変更(調整)されると、ここでは最も長く調整した場合のフレーム1の長さに合せて予め作製されていた上記の係止レール9,巾木10,幕板11,天板12が、短くなる側に調節されたフレーム1の正面幅に合せた長さに、適宜の切断手段Cuによってカット(図1の斜線部分がカット部位)され、当該フレーム1に取付けられることにより、第2のハイカウンターHC2の基本形が形成される。
なお、実際の組立て順序は、図1の例では、受付けコーナーINFの設置場所にローカウンターLCが連結パネルCPを介して第1のハイカウンターHC1と結合されて配置される。このとき、ローカウンターLCの開放されたエンド(図1の左側端)には、常法によりエンドパネルEP1が取付けられているが、第1のハイカウンターHC1の開放端は、その開放状態のままである。図1のローカウンターLCにおいて、T1は天板、F1は幕板、B1は巾木である。また、図1の第1のハイカウンターHC1において、T2は天板、F2は幕板、B2は巾木である。
ここで、第1のハイカウンターHC1は、長さ可変ではないが構成部材は第2のハイカウンターHC2と基本的に同じ標準化仕様サイズのフレーム1を備えているので、その開放端側には、第2のハイカウンターHC2のフレーム1の左端(図3参照)と対称形をなす縦メンバ(2R)が外側面を露出して位置している。
本発明では、第1のハイカウンターHC1との右端と第2のハイカウンターHC2の左端とを、それらの縦メンバ2R,2L同士で突合せると、平断面略ロ状の突合せ断面が形成されるので、この断面ロ状部に、そこに入るロ状断面の脚部材13aと、この脚部材13aの上端に水平に設けた両ハイカウンターHC1とHC2の天板T2と12の突合せ端面部位を下面から受ける天板受け部13bを備えた、側面からみて倒立略L字状の中間脚13(図5参照)を挿入し、両カウンターHC1とHC2における縦メンバ2R,2Lの背面側から挿入した脚部材13aをビスなどで止着することにより、両ハイカウンターHC1とHC2のフレーム1同士を両者の縦メンバ2Rと2Lにおいて連接結合できるように形成している。
このようにして第2のハイカウンターHC2のフレーム1が、第1のハイカウンターHC1のフレーム1の開放端面側に、中間脚13を介して結合されると、先にカットされたケンドン式の幕板11の係止レール9と巾木10とが、長さを調節したカウンターHC2のフレーム1の下方の横メンバ3Bに取付けられる。
係止レール9と巾木10がカウンターHC2のフレーム1に取付けられると、カットされた幕板11が、その裏面の上下部に備えた被係止金具(図に表れず)により、フレーム1の上方の横メンバ3Uの上面(又は、該メンバ3Uの前面に設けた幕板上部の係止金具)と下方の係止レール9の隙間に係止されることにより当該フレーム1の前面に取付けられる。
上記例は、係止レール9〜天板12までの各部材を正面幅を短か目に調整したフレーム1の長さに合せて短かくカットして適用する例であるが、本発明では、決められた幅員(例えば壁間)しかない場所に受付けコーナーINFを設置する場合に対応するため、フレーム1の標準的な正面幅を予め短か目に設定しておき、エンドパネルEP2を一側の壁面に当接配置してから当該フレーム1をエンドパネルEP2に当接できる長さに伸ばす調整をし、このフレーム1の長さに合う長さを備えた係止レール9から天板12までの構成部材を取付ける組立態様を採ることができる。
また、本発明では、上記例のフレーム1を備えて設置された受付用カウンターHC2を、例えば、レイアウト変更などにより正面幅が大きいカウンターに代えたい場合、従来はサイズ(正面幅)違いの別のカウンターに取代えていたものを、前記フレーム1の長さを長く調節して、当該フレーム1の長さに合う天板12や幕板11などの部材を変更すれば足り、カウンター全体を取代える必要がないというメリットもある。
次に、上述した第2のハイカウンターHC2のフレーム1には、その右方の縦メンバ2Rに、エンドパネルEP2が取付けられるので、次に、このエンドパネルEP2の構成と機能について図6,図7により説明する。
図6,図7のエンドパネルEP2には、その内面(天板のエンド端面に対向する面)に後述する天板受けブロック14を埋設するための略長方形をなす彫込み凹部15と、幕板11のカットエンドを埋込み嵌入させる縦向きの幕板エンド嵌入溝16が形成されている。
ここで、天板受けブロック14は、前記彫込み凹部15に密に遊嵌される外形を有する板状のブロック体で形成され、外面にはカットされた天板12のカットエンドを埋込み嵌合するため、天板12の当該カットエンドと同一断面の形状に彫込まれた天板カットエンドの嵌合溝14aを備えていると共に、外面は何もないプレーン(平坦)な面に形成されており、内,外いずれの面を外に向けて前記パネルEP2の凹部15に嵌合しても、当該エンドパネルEP2の内面と同一面を形成する。つまり、前記彫込み凹部15の深さと天板受けブロック14の厚さは等しく形成されているのである。
図6,図7は、天板12のカットエンドの嵌合溝14aを外に向けて天板受けブロック14を凹部15に嵌合してビス等で固定した状態を示している。この状態にしたエンドパネルEP2の内面には、天板エンドを支持する断面略┐状の受金具17と、フレーム1における右方の縦メンバ2Rを結合するための柱状金具18とが取付けられている。
このエンドパネルEP2を、図1に実線で示す状態から時計方向回りに90度回転させてフレーム1の右端側に接近させて仮位置決めし、この状態でカットした天板12をこのエンドパネルEP2の天板12のカットエンドの受金具17と中間脚13の天板受け13aに載せ、天板12のカットエンドをその嵌合溝14aに嵌入させると共に、幕板11のカットエンドをその嵌入溝16に嵌入させる。両カットエンドの嵌入が規定通りに収まると、フレーム1の縦メンバ2Rに柱状金具18を呼込み態様でビス止めする。これにより、第2のハイカウンターHC2の長さを調節したフレーム1に、その長さに合せてカットした天板12や幕板11などの構成部材が取付けられて、ハイカウンターHC2の設置現場での組立てが完了する。ここで、幕板11と天板12のカットエンドの端部は、嵌入溝16と嵌合溝14aに、それぞれに嵌入されてしまうので、カットエンドにおける切断面のバリなどの粗面や粗くなった部分を隠してしまうことができる。
上記は、第2のハイカウンターHC2を第1ハイカウンターHC1に連接する形で現地組立てした例であるが、本発明受付け用カウンターは、単独設置においても、上記態様での現地組立てができること勿論である。この場合、当該フレーム1の他方のエンド(上記例で中間脚13を設けた側)には、内面に天板12や幕板11のカットされない端部を支持できる機能,構成(例えば、上記の受金具17や柱状金具18と同様の金具)を備えたエンドパネルが取付けられる。
上記のエンドパネルEP2の説明において、天板受けブロック14は、天板12のカットエンドを嵌入する嵌合溝14aを外面に向けて当該パネルEP2の彫込み凹部15に装着した例であったが、ハイカウンターHC2が標準化された寸法仕様の場合には、フレーム1の正面幅の変更は行われないので、天板12や幕板11などのフレーム1に取付けられる構成部材の長さのカットは行われない。
このようにフレーム1の正面幅が変更されないハイカウンターHC2では、そのエンドパネルEP2における天板受けブロック14は、嵌合溝14aを彫込み凹部15に向けて何も形成されていない平坦面を外側に向けて前記彫込み凹部15に装着固定する。この状態で、カットされない天板エンドの受金具17とフレーム1の縦メンバ2Rを結合する柱状金具18を当該パネルEP2の内面に取付けて、カットしない天板12,幕板11などをフレーム1に取付けることにより、標準化仕様のハイカウンターHC2がその設置現場において組立てられる。
上述した受付けコーナーINFにおいては、各カウンターLC,HC1,HC2の幕板F1,F2,11は各フレーム、並びに、図2〜図4のフレーム1の前面に当接した状態で取付けられるが、これらの幕板F1,F2,11は、一例として図8に示すようにフレーム1の前面から前方へ突出させた状態で設けることがある。これは、幕板裏面に配置する配線収納用トレー19の前後幅を大きくしたり、トレー19を前後に並列して設けることにより、配線収容量を大きくするため、或は、デザイン上の要請に応えるためである。図8の幕板11をフレーム1の前面から離間して取付けるため、ここでは幕板取付け用のブラケット20が、フレーム1の上下部に設けられ、このブラケット20の前面に幕板11が取付けられている。なお、図8において、21は笠木である。図9は、図8の例と異なり、幕板F1,F2,11をフレーム1の前面から突出させず、当該フレーム1に直接装着するようにした例の側断面図である。図9において22はフレーム1の内側に設けた背面カバーであるが、このカバー22は図8の例では図示するのを省略している。図8,図9において、図1〜図5と同一部材は同一符号を用いている。
以上は、本発明を受付け用カウンターに適用した例であるが、本発明は、前記カウンターを構成する正面幅変更可能なフレーム1と同じ機能,構成を付与した矩形枠状フレームに構成部材を取付けて形成される、例えば、間仕切りパネルやキャビネットにも適用可能であるから、次にこの点について簡単に説明する。
図示しないが、間仕切りパネルのフレームが構成部材の寸法は違っても、上述した本発明受付け用カウンターのフレーム1と同様に、左右の縦メンバ2L,2Rと、長さ変更可能の構造が付与された上下の横メンバ3U,3Bと、選択的に設けられる中間縦メンバ2Mとを有する構造を備えていて、当該フレームの正面幅を上述したフレーム1の場合と同様に変更可能であると、当該間仕切りパネルの正面幅をその設置場所の間口等に合せた幅に現地で調整工作をして設置することができる。即ち、正面幅を調節したフレームに対して、その調整幅に合せて正面幅を現地でカットしたパネル部材(図示せず)を取付けることにより、上述の受付け用カウンターと同じ効果が得られる間仕切りパネルを提供することが可能になる。
この点は、前記フレーム1と同じ構成を備えた矩形枠状フレームに、例えば、背面壁部材と天壁,底壁部材と左右側壁部材とを取付けることを介して各構成部材同士を結合して構成される前面オープンのキャビネットがあった場合、そのキャビネットの設置現場において、正面幅を調節したフレームに合せて長さ(左右幅方向)をカットした背面壁部材,天板,底壁部材を、当該フレームに取付けることを介してカットした構成部材同士を結合したキャビネットを組立てることができる。なお、上記キャビネットが棚板を備えたものであれば、当該棚板もフレームの幅変更に合せてカットして装着する。
本発明は以上の通りであって、受付け用カウンターにあっては、矩形枠状フレームと、該フレームに結合される幕板部材と天板を備え、正面から見た少なくとも一側端にエンドパネルを備えた受付け用カウンターにおいて、前記フレームを、正面から見た幅方向で長さ変更可能に形成すると共に、変更したフレームの長さに合わせて前記幕板部材と天板の正面幅方向の長さをカットし、前記フレームに取付けるようにして当該カウンターを設置現場で組立てることができるようにしたので、設置する場所の間口などに整合させた受付け用カウンターを容易かつ低コストで提供することができる。
この点は、前記受付け用カウンターの長さ変更可能な矩形枠状フレームと同じ構成のフレームに構成部材を取付けることにより構成される間仕切りパネルやキャビネットにも適用できるので、本発明は正面幅(長さ)が標準仕様の寸法に形成されたオフィス家具を、誂え寸法の正面幅を有する家具に設置現場で調整して組立てることができるので、オフィス家具の製造メーカは勿論、需要者にとってもきわめて有用である。
本発明受付け用カウンターの構造を説明するための分解斜視図。 図1のカウンターにおける長さ(正面幅)可変の矩形枠状フレームの正面図。 図2のフレームのA−A線矢視断面図。 図2のフレームの右側面図。 中間脚の斜視図 図1のフレームに取付けるエンドパネルの内面側の正面図。 図6のエンドパネルの平面図。 本発明を受付け用カウンターに適用した一例の側断面図。 本発明を受付け用カウンターに適用した他の例の側断面図。
符号の説明
1 フレーム
2L,2R 縦メンバ
3U,3B 横メンバ
4U,4B インサート材
5,6 ネジ穴
7 長穴
8 固定ネジ
9 係止レール
10 巾木
11 幕板
12 天板

Claims (8)

  1. 矩形枠状フレームと、該フレームに結合される家具構成部材を備えると共に、その構成部材の一部又は全部が前記フレームの正面幅方向に沿った構成部材を備えたオフィス家具において、前記フレームを正面幅方向で長さ変更可能に形成すると共に、変更したフレームの長さに合せて前記フレームの正面幅方向に沿った構成部材の長さをカットし、前記フレームに取付けるようにしたことを特徴とする現地組立タイプのオフィス家具。
  2. 矩形枠状フレームと、該フレームに結合される幕板部材と天板を備え、正面から見た少なくとも一側端にエンドパネルを備えた受付け用カウンターにおいて、前記フレームを、正面から見た幅方向で長さ変更可能に形成すると共に、変更したフレームの長さに合わせて前記幕板部材と天板の正面幅方向の長さをカットし、前記フレームに取付けるようにしたことを特徴とする現地組立タイプの受付用カウンター。
  3. 矩形枠状フレームと、該フレームに結合されるパネル部材を備えた間仕切りパネルにおいて、前記フレームを、正面から見た幅方向で長さ変更可能に形成すると共に、変更したフレームの長さ(正面幅)に合せて前記パネル部材の正面幅方向の長さをカットし、前記フレームに取付けたことを特徴とする間仕切りパネル。
  4. 矩形枠状フレームと、該フレームに結合される少なくとも左右側壁部材と背面壁部材と天壁部材と底壁部材とを備えたキャビネットにおいて、前記フレームを、正面幅方向の長さを変更可能に形成すると共に、変更したフレームの正面幅(長さ)に合せて前記背面壁部材と天壁部材と底壁部材の正面幅方向の長さをカットし、前記フレームに取付けたことを特徴とするキャビネット。
  5. 正面幅方向で長さを変更する矩形枠状フレームは、左,右の縦メンバと両縦メンバの上,下に結合される上,下の横メンバを備え、かつ、上,下の横メンバを中間で分割し、当該分割部位に、長さ変更のため分割した一方の上下横メンバに進退可能に挿入して固定されるインサート材を、前記の分割した他方の上下横メンバに結合して設けた請求項1〜4のいずれかのオフィス用家具。
  6. オフィス用家具の矩形枠状フレームの正面幅を、当該家具を設置すべき場所の幅員との整合を図った正面幅に設置現場で変更し、変更した正面幅の前記フレームに合せて当該家具に取付けるべき前記フレームの正面幅に沿った向きの構成部材の長さをその場所で変更して当該フレームに取付けることにより組立てることを特徴とするオフィス用家具の組立て方法。
  7. 受付け用カウンターの矩形枠状フレームの正面幅を、当該カウンターを設置すべき場所の幅員との整合を図った正面幅に設置現場で変更し、変更した正面幅の前記フレームに合せて当該カウンターに取付けるべき幕板と天板の正面幅の長さをその場所で変更して当該フレームに取付けることにより組立てることを特徴とする受付け用カウンターの組立方法。
  8. 矩形枠状フレームの正面幅は、当該フレームの分割した一方の上,下横メンバに進退可能に挿入して固定されるインサート材の挿入深さを設置現場で変更して固定する請求項6又は7の受付け用カウンターの組立方法。
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