JP7274849B2 - 収納ユニット及び収納ユニットの施工方法 - Google Patents

収納ユニット及び収納ユニットの施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7274849B2
JP7274849B2 JP2018197583A JP2018197583A JP7274849B2 JP 7274849 B2 JP7274849 B2 JP 7274849B2 JP 2018197583 A JP2018197583 A JP 2018197583A JP 2018197583 A JP2018197583 A JP 2018197583A JP 7274849 B2 JP7274849 B2 JP 7274849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
shelf
rail
width direction
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018197583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020062328A (ja
Inventor
謙一 加地
昌和 倉田
敦秀 内田
慎也 熊▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2018197583A priority Critical patent/JP7274849B2/ja
Publication of JP2020062328A publication Critical patent/JP2020062328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7274849B2 publication Critical patent/JP7274849B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cabinets, Racks, Or The Like Of Rigid Construction (AREA)

Description

本発明は、収納ユニット及び収納ユニットの施工方法に関するものである。
従来から、住宅の収納空間には、衣類や小物等の物品を収容可能なクローゼット等の収納ユニットが設置されている。
例えば、下記の特許文献1では、前方が開口し後方及び左右両側に壁が設置された収納空間が形成され、当該収納空間に背板及び側板等を有する収納ユニットが配置されている。背板が後方の壁に沿って配置され、側板が左右両側の壁に沿って配置され、側板間には棚板やハンガーを掛けることができるハンガーパイプ等が設けられている。また、後方の壁には木桟等の補強桟が設けられ、背板は補強桟に螺子固定されている。
特開2018-104950号公報
しかしながら、上記の特許文献1の収納ユニットの固定方法では、後方の壁には補強桟が必要であるため、収納ユニットのレイアウト変更が容易にできなかったり、リフォームする際に後方の壁に補強桟を設けなければならなかったりするという問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、レイアウトの自由度を高めることができる収納ユニット及び収納ユニットの施工方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る収納ユニットは、板面が対向するように、幅方向に隣り合って配置された複数の板材と、隣り合う前記板材どうしを連結する連結部材と、隣り合う前記板材の間に配置された棚板と、前記棚板を前記板材に支持させる棚板支持手段と、を備え、該連結部材は、前記板材における隣り合う前記板材側を向く面の上部且つ後部に連結され、前記複数の板材のうち少なくとも1枚の前記板材は、前記幅方向に離れて配置された壁に固定され、少なくとも1枚の前記棚板は、前記幅方向の両端部が、棚板固定手段により前記板材に固定され、前記板材における前記棚板側を向く面には、レールが設けられ、前記棚板支持手段は、前記棚板に係合される棚板被係合部と、前記レールに係合されるレール被係合部と、を有することを特徴とする。
このように構成された収納ユニットでは、幅方向に隣り合って配置された板材どうしは、隣り合う板材側を向く面の上部且つ後部が連結部材で連結されている。これにより、収納ユニットの剛性が高められる。また、複数の板材のうち少なくとも1枚の板材が壁に固定されることで、収納ユニットは設置される。よって、後方の壁の補強桟等に固定する必要がなく、後方の壁の仕様が限定されず、あるいは後方に壁が配置されていなくてもよいため、レイアウトの自由度を高めることができる。
また、本発明に係る収納ユニットでは、前記板材は、前記幅方向に離間して配置された一対の側板と、該一対の側板の間に配置された中仕切板と、を有し、前記一対の側板は、前記壁に固定されていることが好ましい。
このように構成された収納ユニットでは、中仕切板が幅方向に離間して配置された一対の側板の間に配置されているため、収納ユニット内の空間を中仕切板で幅方向に分割することができる。
このように構成された収納ユニットでは、棚板支持手段により棚板を板材に支持させることで、隣り合う板材の間に棚板を設けることができる。また、少なくとも1枚の棚板は、幅方向の両端部が、棚板固定手段により板材に固定されている。よって、棚板が両側の板材を幅方向に突っ張るため、収納ユニットの剛性がより高められる。
このように構成された収納ユニットでは、棚板を板材に支持させる際には、レール被係合部をレールに係合させて、棚板被係合部を棚板に係合させればよい。よって、棚板を板材に容易に支持させることができる。
また、本発明に係る収納ユニットの施工方法は、一対の側板を幅方向に離間して配置し、前記一対の側板を前記幅方向に離れて配置された壁に固定する側板固定工程と、前記幅方向に延びる第一連結部材の一端部を、前記一対の側板のうち一方の側板における前記幅方向の内側を向く面の上部且つ後部に連結する第一連結部材設置工程と、前記一対の側板の間に中仕切板を配置して、前記中仕切板における前記一方の側板側を向く面の上部且つ後部に前記第一連結部材の他端部を連結する中仕切板連結工程と、前記中仕切板の下端部を床に固定する中仕切板固定工程と、前記中仕切板と前記一対の側板のうち他方の側板との間に、前記幅方向に延びる第二連結部材を配置し、該第二連結部材の一端部を、前記中仕切板における前記他方の側板側を向く面の上部且つ後部に連結するとともに、前記第二連結部材の他端部を、前記他方の側板における前記中仕切板側を向く面の上部且つ後部に連結する第二連結部材連結工程と、前記側板と前記中仕切板との間に棚板を配置して、該棚板を前記側板及び前記中仕切板に支持させる棚板支持工程と、少なくとも1枚の前記棚板を、前記側板及び前記中仕切板に固定する棚板固定工程と、を備えることを特徴とする。
このように構成された収納ユニットの施工方法では、側板と中仕切板とは、互いに対向する面の上部且つ後部どうしが第一連結部材または第二連結部材で連結されている。これにより、収納ユニットの剛性が高められる。
また、側板を壁に固定することで、収納ユニットは設置される。よって、後方の壁の補強桟等に固定する必要がなく、後方の壁の仕様が限定されず、あるいは後方に壁が配置されていなくてもよいため、レイアウトの自由度を高めることができる。
また、中仕切板を設置する際には、中仕切板を第一連結部材に当接するように配置すればよく、中仕切板の位置決めがしやすい。
本発明に係る収納ユニット及び収納ユニットの施工方法によれば、レイアウトの自由度を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る収納ユニットの斜視図である。 図1のA-A線断面図である。 図1のB-B線断面図である。 本発明の一実施形態に係る収納ユニットの棚板の取付構造を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る収納ユニットのL字棚板ユニットの取付構造を示す図であり、下方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る収納ユニットのL字棚板ユニットの取り付けに用いられるL字棚受け金具の構成を示す斜視図である。 図5のC-C線断面図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る収納ユニットの斜視図である。
本発明の一実施形態に係る収納ユニットについて、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る収納ユニットの斜視図である。
本実施形態の収納ユニットは、居室の収納空間等に設置されるものである。図1に示すように、収納ユニット100は、一対の側板(板材)1Aと、中仕切板(板材)1Dと、上桟(連結部材)3と、幅木4と、各種オプション取付部材OPと、を備えている。本実施形態では、オプション取付部材OPとして、棚板5、L字棚板ユニット6A、ハンガーパイプ7、フック8、サイドバー9と、を有している。
なお、以下の説明において、側板1A及び中仕切板1Dを総称して、板材1と称することがある。
収納ユニット100は、側板1A、上桟3及び幅木4が設けられる側が、収納空間を形成する壁W1,W2,W3に沿って配置されるものである。なお、図1では、壁W1,W2,W3は図示せず、壁W1,W2,W3が配置される箇所に符号のみ付している。
便宜上、一対の側板1Aの離間方向を幅方向と称し、幅方向と直交する水平方向を前後方向と称する。また、前後方向のうち、横桟側と後側とし、横桟側と反対側を前側と称する。
一対の側板1Aは、幅方向に離間して配置されている。各側板1Aは、長方形の板状に形成されている。側板1Aは、板厚方向を幅方向に向けて配置されている。
図2は、図1のA-A線断面図である。
図2に示すように、側板1Aは、横芯材11と縦芯材12とを組付けた形成された枠体10と、枠体10の両側(収納ユニット100の幅方向の両側)に配置された面材15と、を有したいわゆるフラッシュ構造である。
図1に示すように、各側板1Aは、収納ユニット100の幅方向の両側の壁W1,W2に、螺子(不図示。以下同じ。)で上下及び前後にそれぞれ複数箇所固定されている。なお、一対の側板1Aの両方が壁W1,W2に固定されておらず、一対の側板1Aのうちいずれか一方の側板1Aが壁W1または壁W2に固定される構成であってもよい。
さらに、側板1Aの下端部は、螺子(不図示。以下同じ。)で床に前後方向に複数箇所固定され、各螺子には螺子隠しキャップ16が被せられている。
側板1Aの板厚方向の一方側には、詳細については後述するレール2が設けられている。レール2が設けられた側が、幅方向の内側を向くように配置されている。
中仕切板1Dは、一対の側板1A間の中間に配置されている。側板1Aと中仕切板1Dとは、各板面(面材15の表面)が対向するように配置されている。本実施形態では、一対の側板1A間の略中央に配置されている。
一対の側板1A間に中仕切板1Dが配置されることで、収納ユニット100の内部が幅方向に2分割されている。換言すると、収納内部空間(1スパン)が2個並んだ2スパンとされている。分割された収納内部空間のうち、収納ユニット100を正面視して左側を第1収納内部空間S1と称し、右側を第2収納内部空間S2と称することとする。
中仕切板1Dは、長方形の板状に形成されている。中仕切板1Dは、板厚方向を幅方向に向けて配置されている。
中仕切板1Dは、側板1Aと同様にいわゆるフラッシュ構造である。中仕切板1Dの板厚方向の両側には、レール2が設けられている。なお、中仕切板1Dの板厚方向の一方側にのみ、レール2が設けられる構成であってもよい。
中仕切板1Dの下端部は、螺子(不図示。以下同じ。)で床に前後方向に複数箇所固定され、各螺子には螺子隠しキャップ16が被せられている。
上桟3は、第1収納内部空間S1を形成する側板1Aと中仕切板1Dとの間、及び第2収納内部空間S2を形成する中仕切板1Dと側板1Aとの間に、それぞれ設けられている。
各上桟3は、収納ユニット100の幅方向に延びている。上桟3は、収納ユニット100の幅方向に延びる棒状をなしている。本実施形態では、上桟3は、長い直方体状をなしている。
上桟3の両端部3a,3bは、それぞれ板材1における隣り合う板材1側を向く面(取付面)1mの上端部且つ後端部に連結されている。
上桟3の端部3a,3bはそれぞれ、板材1に上桟固定金具36を介して固定されている。
図2に示すように、上桟固定金具36は、第1固定片37と、第2固定片38と、支持片39と、を有している。
第1固定片37は、板材1の取付面1mに沿って配置されている。第1固定片37の取付孔37hから挿通された螺子37zが、板材1の面材15を貫通して縦芯材12に螺合されている。
第2固定片38は、第1固定片37の後端部から上桟3の延在方向の中央側に向かって延びている。第2固定片38は、上桟3の前面3fに沿って配置されている。第2固定片38の取付孔(不図示。以下同じ。)から挿通された螺子38zが、上桟3に螺合されている。
支持片39は、第2固定片38の下端部から後方に向かって延びている。支持片39は、上桟3の下面3dに沿って配置されている。
第1固定片37が板材1に固定され、第2固定片38が上桟3に固定され、支持片39が上桟3を支持することで、上桟3は板材1に固定されている。本実施形態では、隣り合う板材1どうしは上桟3で連結されているのみであり、板材1どうしを連結する部材は上桟3以外にはない。
図1に示すように、幅木4は、第1収納内部空間S1を形成する側板1Aと中仕切板1Dとの間、及び第2収納内部空間S2を形成する中仕切板1Dと側板1Aとの間にそれぞれ設けられている。
幅木4は、収納ユニット100の幅方向に延びている。幅木4は、収納ユニット100の幅方向に長い直方体状をなしている。
幅木4の両端部4a,4bは、それぞれ板材1の取付面1mの下端部且つ後端部に当接している。幅木4は、後方の壁W3にタッカー等(不図示。以下同じ。)で固定されている。
次に、各種オプション取付部材OPの構成、及び各種オプション取付部材OPの板材1のレール2への取付構造について説明する。
まず、板材1に設けられたレール2について説明する。
レール2は、板材1の取付面1mに設けられている。レール2は、前後方向に沿って延び、板材1の前後方向の略全長にわたって設けられている。
レール2は、板材1の上下方向に間隔を有して複数設けられている。本実施形態では、板材1に5本のレール2が設けられているが、レール2の本数は適宜設定可能である。
図3は、図1のB-B線断面図である。
図3に示すように、板材1の取付面1mには、板厚方向に向かって凹む溝18が形成されている。溝18は、前後方向に沿って延び、板材1の前後方向の略全長にわたって設けられている。
溝18は、板材1の板厚方向に沿う断面視で、略矩形状をなしている。溝18の底部(凹む方向の奥側の部分)18aには、接着剤19が設けられている。溝18には、レール2が嵌合されている。
レール2は、レール底壁部21と、レール側壁部22と、レールフランジ壁部23と、を有している。
レール底壁部21は、溝18の底部18aに沿って配置されている。レール底壁部21は、略板状に形成されている。レール底壁部21は、板厚方向を収納ユニット100の幅方向に向けて配置されている。
レール底壁部21は、溝18の底部18aに設けられた接着剤19に当接することで、溝18に固定されている。従来のようにレール2を板材1に螺子で固定する場合には、螺子が板材1を貫通しないように板材1の厚みを厚くしておく必要があるが、本実施形態では、レール2を溝18に接着剤19で固定する構成であるため、板材1の厚みを薄くすることができる。
レール側壁部22は、レール底壁部21の上下方向の両端部から、それぞれレール底壁部21と直交する方向である溝18の開口側(底部18a側と反対側)に向かって延びている。レール側壁部22は、略板状に形成されている。レール側壁部22は、板厚方向を上下方向に向けて配置されている。
レールフランジ壁部23は、各レール側壁部22の端部(溝18の開口側の端部)から、レール側壁部22と直交する方向である板材1の取付面1mに沿う方向に延びている。レールフランジ壁部23は、略板状に形成されている。レールフランジ壁部23は、板厚方向を収納ユニット100の幅方向に向けて配置されている。
各レールフランジ壁部23において、溝18の内側に向かう側を内向き壁部24とし、溝18の外側に向かう側を外向き壁部25とする。
上下の内向き壁部24の間には、隙間が形成されている。外向き壁部25は、板材1の取付面1mに沿って配置されている。
次に、棚板5及び棚板5の取付構造について説明する。
図1に示すように、棚板5は、隣り合う板材1の間に配置されている。棚板5は、板状に形成されている。棚板5は、板厚方向を上下方向に向けて配置されている。棚板5には、物品等が載置可能である。
以下の説明において、棚板5における収納ユニット100の幅方向を棚幅方向と称することがある。
図3に示すように、棚板5の下面5dには、棚幅方向の両端部且つ前後方向の両端部にそれぞれ、上方に向かって凹む取付穴5hが形成されている。取付穴5hには、嵌合キャップ51が嵌合されている。嵌合キャップ51の内部には、上下方向に貫通し棚幅方向に所定の長さを有する棚係合穴52が形成されている。
図4は、棚板5の取付構造を示す分解斜視図である。
図3及び図4に示すように、棚板5は、棚板支持手段である棚受け金具(係合部材)500を介して板材1に支持されている。棚受け金具500は、棚板5の嵌合キャップ51と対応する箇所に設けられている。
棚受け金具500は、支持面部501と、棚係合爪(棚板被係合部)511と、レール係合片(レール被係合部)521と、を有している。
支持面部501は、板状に形成されている。支持面部501は、板厚方向を上下方向に向けて配置されている。支持面部501の上面に棚板5の下面5dが当接配置され、支持面部501上に棚板5が載置されている。支持面部501は、平面視で略矩形状をなしている。支持面部501の平面視略中央には、上下方向に貫通する貫通孔502が形成されている。
図3に示すように、棚係合爪511は、支持面部501から上方に向かって突出している。棚係合爪511は、支持面部501の貫通孔502の縁部のうちレール2から離間した側に設けられている。棚係合爪511は、棚板5に形成された棚係合穴52に係合されている。
棚係合爪511の厚さ(棚幅方向に沿う長さ)寸法は、棚板5の棚係合穴52の長さ(棚幅方向に沿う長さ)寸法よりも小さい。これにより、棚係合爪511は、棚係合穴52内で棚幅方向に位置が調整可能とされている。
レール係合片521は、傾斜部522と、上向き部523と、延出部524と、係合部525と、を有している。
傾斜部522は、支持面部501の端部(レール2に近接する側の端部)から、上方に向かうにしたがって次第に板材1から離間する方向(棚幅方向の内側)に延びている。傾斜部522の下端部は、板材1の取付面1mに当接している。
上向き部523は、傾斜部522の上端部から鉛直上方に延びている。上方に向かうにしたがって次第に側板1Aから離間する方向に向かう傾斜部522が設けられていることで、上向き部523は板材1と棚幅方向に離間して配置されている。
延出部524は、上向き部523の上端部から、上向き部523と直交する方向である板材1の溝18の底部18aに向かう方向(棚幅方向の外側)に向かって延びている。延出部524は、溝18に設けられたレール2の下側の内向き壁部24に当接配置されている。なお、延出部524が延びる方向は、上向き部523と直交する方向でなくても、溝18の底部18aに向かうにしたがって次第に上方または下方に向かうように傾斜していてもよい。この場合、延出部524がレール2の内向き壁部24に当接していればよい。
係合部525は、延出部524の端部(溝18の底部18a側の端部)から鉛直上方に向かって延びている。係合部525は、上向き部523よりも溝18の底部18a側(棚幅方向の外側)に配置されている。係合部525の上端部は、レール2の上側の内向き壁部24に係合されている。換言すると、係合部525の上端部は、レール2の内向き壁部24における溝18の底部18a側を向く面に当接している。これにより、棚受け金具500はレール2に係合されている。
棚板5が板材1に取り付けられた状態で、棚板5の棚幅方向の端部の面(端面)5sと板材1の取付面1mとの間には、隙間t1が形成されている。
少なくとも1枚の棚板5は、図4に示すように、棚幅方向の両端部が棚板固定手段である棚固定金具550を介して板材1に固定されている。本実施形態のように、2スパンの構成では、一方の収納内部空間(S1またはS2)では、2枚の棚板5が棚固定金具550を介して板材1に固定され、他方の収納内部空間(S2またはS1)では、1枚の棚板5が棚固定金具550を介して板材1に固定されることが好ましい。
棚固定金具550は、固定対象となる棚板5において、前後2箇所の棚受け金具500のうち前側の棚受け金具500の少し後方に配置されている。
棚固定金具550は、前後方向から見て略L字状をなしている。棚固定金具550は、第1片部551と、第2片部561と、連結片部571と、を有している。
第1片部551は、板状に形成されている。第1片部551は、板厚方向を棚幅方向に向けて配置されている。第1片部551は、板材1の取付面1mに沿って配置されている。
第1片部551には、板厚方向に貫通する取付孔(不図示。以下同じ。)が形成されている。取付孔から挿通された螺子553が、板材1に螺合されている。
第2片部561は、板状に形成されている。第2片部561は、板厚方向を上下方向に向けて配置されている。第2片部561は、棚板5の下面5dに沿って配置されている。
第2片部561には、板厚方向に貫通する取付孔562が形成されている。取付孔562から挿通された螺子563が、棚板5に螺合されている。
連結片部571は、第1片部551の上端部と第2片部561の端部(棚幅方向の外側の端部)とを連結している。
棚固定金具550には、第1片部551、第2片部561及び連結片部571を覆うように金具キャップ581が設けられている。
次に、L字棚板ユニット6A及びL字棚板ユニット6Aの取付構造について説明する。
図1の第2収納内部空間S2の上部には、L字棚板ユニット6Aが設けられている。
なお、下記のL字棚板ユニット6Aや他のオプション取付部材OPの構造及び取付構造説明において、前述したオプション取付部材OPの一部と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
L字棚板ユニット6Aは、後側に配置された上記に示す棚板5と、前側に配置されたL字用棚板6と、を有している。棚板5とL字用棚板6とは、前後方向に当接配置されている。
L字用棚板6の棚幅方向の寸法は、棚板5の棚幅方向の寸法よりも短い。L字用棚板6は、隣り合う板材1の一方側の板材1に設けられている。これにより、利用者は、L字用棚板6よりも他方の板材1側に立って、後側の棚板5に載置された物品にアクセスすることが可能である。
図5は、L字棚板ユニット6Aの取付構造を示す図であり、下方から見た斜視図である。
図5に示すように、棚板5の後端部は、棚幅方向の両端部が棚受け金具500を介して板材1に支持されている。棚板5の前部では、棚幅方向の両端部が棚固定金具550を介して棚板5に固定されている。棚板5の前端部では、棚受け金具500に替えてL字棚受け金具600を介して板材1に支持されている。
L字棚受け金具600は、棚板5とL字用棚板6とにまたがって配置されている。換言すると、L字棚受け金具600は、棚板5の前端部からL字用棚板6の後端部まで配置されている。
図6は、L字棚受け金具600の構成を示す斜視図である。図6では、後述するパイプ受け700も示し、棚板5及びL字用棚板6の図示を省略している。
図6に示すように、L字棚受け金具600は、支持面部601と、棚係合爪511と、レール係合片521と、を有している。
支持面部601は、板状に形成されている。支持面部601は、板厚方向を上下方向に向けて配置されている。図5に示すように、支持面部601の上面に棚板5の下面5dが当接配置され、支持面部601上に棚板5が載置されている。支持面部601は、平面視で前後方向に長い長方形状をなしている。
図6に示すように、支持面部601の後部には、上下方向に貫通する貫通孔602が形成されている。支持面部601の前部には、上下方向に貫通する取付孔603が前後2箇所形成されている。各取付孔603から挿通された螺子604(図5参照)が、L字用棚板6に螺合されている。
棚係合爪511は、支持面部601から上方に向かって突出している。棚係合爪511は、棚板5に形成された棚係合穴52(図4参照。以下同じ。)に係合されている。
レール係合片521は、支持面部601の前部及び後部にそれぞれ設けられている。各レール係合片521の係合部525の上端部は、レール2の内向き壁部24に係合されている。
支持面部601の端部(レール2に近接する側の端部)には、前後のレール係合片521の間に、棚幅方向の内側に向かって凹む挿通部606が形成されている。挿通部606は、支持面部601を上下方向に貫通して形成されている。挿通部606には、後述するパイプ受け700の垂下面部701が挿通可能とされている。
図5に示すように、L字用棚板6の後端部には、ジョイント部材650が棚幅方向に離間して2箇所に固定されている。
図7は、図5のC-C線断面図である。
図7に示すように、ジョイント部材650は、取付面部651と、下面部661と、上面部671と、を有している。
取付面部651は、板状に形成されている。取付面部651は、板厚方向を前後方向に向けて配置されている。取付面部651には、前後方向に貫通する取付孔652が形成されている。取付孔652から挿通された螺子653が、L字用棚板6に螺合されている。取付面部651は、棚板5の前端面5fとL字用棚板6の後端面6bとの間に挟み込まれている。
下面部661は、取付面部651の下端部から、前方に向かって延びている。下面部661は、板状に形成されている。下面部661は、板厚方向を上下方向に向けて配置されている。下面部661は、L字用棚板6の下面6dに沿って配置されている。
上面部671は、取付面部651の上端部から、前方及び後方に向かって延びている。上面部671は、板状に形成されている。上面部671は、板厚方向を上下方向に向けて配置されている。上面部671の前部は、L字用棚板6の上面6uに沿って配置されている。上面部671の後部は、棚板5の上面5uに沿って配置されている。
図5に示すように、L字用棚板6の前端部は、棚受け金具500を介して板材1に支持されている。
このようにして、L字用棚板6は、後端部がL字棚受け金具600を介して板材1に支持され、前端部が棚受け金具500を介して板材1に支持されている。さらに、L字用棚板6に固定されたジョイント部材650の上面部671が棚板5に載置されることで、L字用棚板6は棚板5にも支持されている。
次に、ハンガーパイプ7及びハンガーパイプ7の取付構造について説明する。
図1に示すように、ハンガーパイプ7は、パイプ受け700を介して板材1のレール2に取り付けられている。ハンガーパイプ7には、ハンガー等を掛けることができる。
図6に示すように、パイプ受け700は、垂下面部701と、レール係合片711と、パイプ支持部721と、を有している。
垂下面部701は、板状に形成されている。垂下面部701は、板厚方向を収納ユニット100の幅方向に向けて配置されている。垂下面部701の下部には、収納ユニット100の幅方向に貫通する取付孔702が形成されている。
垂下面部701の下端部には、収納ユニット100の幅方向から見て、下方に凸となるように湾曲形成された湾曲部703が形成されている。湾曲部703の形状は、ハンガーパイプ7の下部の形状に対応している。
図2に示すように、垂下面部701の外面(板材1の取付面1mに近接する側の面)の上部は、上方に向かうにしたがって次第に取付面1mから離間する方向に傾斜する傾斜面704が形成されている。これにより、垂下面部701の外面の上端部は、板材1の取付面1mとの間に隙間が形成されている。
レール係合片711は、延出部524と、係合部525と、を有している。延出部524は、垂下面部701の上端部から、板材1の溝18の底部18aに向かう方向に向かって延びている。係合部525は、延出部524の端部(溝18の底部18a側の端部)から鉛直上方に向かって延びている。係合部525の上端部は、レール2の上側の内向き壁部24に係合されている。これにより、パイプ受け700はレール2に係合されている。
垂下面部701の上端部は、棚板5の端面5sと板材1の取付面1mとの間に形成された隙間t1に配置されている。パイプ受け700は、レール2に係合された状態で、隙間t1を前後方向に移動可能とされている。これにより、同一レール2を利用して、棚板5の前後方向内に、ハンガーパイプ7を設けることができる。
図6に示すように、垂下面部701の上端部は、L字棚受け金具600の挿通部606に挿通可能とされている。これにより、同一レール2に、棚板5、L字用棚板6及びハンガーパイプ7を設けることができる。
パイプ支持部721は、垂下面部701の下端部に設けられている。パイプ支持部721は、受け底壁部722と、受け側壁部723と、を有している。
受け底壁部722は、垂下面部701の湾曲部703の下端部に沿って設けられている。受け底壁部722は、垂下面部701から直交し板材1から離間する方向に延びている。
受け側壁部723は、垂下面部701の下部の前後方向の両端部にそれぞれ設けられている。受け側壁部723は、垂下面部701から直交し板材1から離間する方向に延びている。受け側壁部723は、受け底壁部722と連続して設けられている。
図1に示すように、ハンガーパイプ7は、棒状に形成されている。ハンガーパイプ7は、収納ユニット100の幅方向に延びている。
図2に示すように、ハンガーパイプ7の延在方向の両端部は、パイプ受け700の受け底壁部722及び受け側壁部723に支持されている。
ハンガーパイプ7の延在方向の両端部には、螺子孔(不図示。以下同じ。)が形成されている。パイプ受け700の垂下面部701の取付孔702(図6参照。以下同じ。)から挿通された螺子(不図示。以下同じ。)がハンガーパイプ7の螺子孔に螺合されている。
次に、フック8及びフック8の取付構造について説明する。
図1に示すように、フック8は、上下面部81と、レール係合片711(図2に示すパイプ受け700のレール係合片711参照。以下同じ。)と、鉤状部86と、を有している。フック8には、紐状や鉤状等の物品を掛けることができる。
上下面部81は、板状に形成されている。上下面部81は、板厚方向を収納ユニット100の幅方向に向けて配置されている。
レール係合片711は、延出部524と、係合部525と、を有している。延出部524は、上下面部81の上端部から、板材1の溝18の底部18aに向かう方向に向かって延びている。係合部525は、延出部524の端部(溝18の底部18a側の端部)から鉛直上方に向かって延びている。係合部525の上端部は、レール2の内向き壁部24に係合されている。これにより、フック8はレール2に係合されている。
鉤状部86は、上下面部81の下端部に設けられている。鉤状部86は、延出壁部86aと、上向き壁部86bと、を有している。
延出壁部86aは、上下面部81の下端部から直交し板材1から離間する方向に延びている。上向き壁部86bは、延出壁部86aの端部(板材1側と反対側の端部)から上方に向かって延びている。上向き部523により、延出壁部86aに掛けられた物品の移動及び落下が抑制されている。
次に、サイドバー9及びサイドバー9の取付構造について説明する。
サイドバー9は、上下面部81と、レール係合片711(図2に示すパイプ受け700のレール係合片711参照。以下同じ。)と、連結壁部96と、を有している。サイドバー9には、鉤状等の物品を掛けることができる。
上下面部81は、前後方向に離間して一対設けられている。上下面部81は、板厚方向を収納ユニット100の幅方向に向けて配置されている。
レール係合片711は、延出部524と、係合部525と、を有している。延出部524は、各上下面部81の上端部から、板材1の溝18の底部18aに向かう方向に向かって延びている。係合部525は、延出部524の端部(溝18の底部18a側の端部)から上方に向かって延びている。係合部525の上端部は、レール2の内向き壁部24に係合されている。これにより、フック8はレール2に係合されている。
連結壁部96は、一対の上下面部81の下端部どうしを連結している。連結壁部96は、各上下面部81の下端部から他方の上下面部81から離間する方向の延びる第1壁部96aと、各第1壁部96aの端部から板材1から離間する方向の延びる第2壁部96bと、第2壁部96bの端部どうしを連結する第3壁部96cと、を有している。
なお、棚板5、L字棚板ユニット6A、ハンガーパイプ7、フック8及びサイドバー9の設置位置はレール2に沿って適宜設定可能である。
次に、上記の収納ユニット100の施工方法について説明する。オプション取付部材OPの一例として、棚板5の取り付け方法について説明する。
まず、一方の側板1Aの側板固定工程を行う。
ここでは、まず、壁W1に面した側板1A(以下、側板1AAとする。図1参照。)を設置するものとする。壁W1に面して側板1AAを配置して、側板1AAを螺子で壁W1に固定する。また、側板1AAの下端部を螺子で床に固定し、螺子には螺子隠しキャップ16を被せる。なお、側板1AAや後述する中仕切板1Dには、予めレール2が設けられている。
次に、第1収納内部空間S1での第一連結部材設置工程を行う。
側板1AAの上端部且つ後端部に、上桟固定金具36を螺子37zで固定する。上桟固定金具36の支持片39に、上桟(第一連結部材)3の端部3aを載せて、螺子38zで上桟3を上桟固定金具36に固定する。
次に、第1収納内部空間S1での幅木設置工程を行う。
側板1AAの下端部且つ後端部に、幅木4の端部4aを突き当てて、幅木4をタッカー等で後方の壁W3に固定する。
次に、中仕切板連結工程を行う。
中仕切板1Dにおいて、第1収納内部空間S1側を向く面に、上記と同様にして、上桟固定金具36を螺子37zで固定する。
中仕切板1Dを上桟3の端部3b及び幅木4の端部4bに突き当てるようにして、中仕切板1Dを所定の位置に配置する。上桟3及び幅木4は、中仕切板1Dの幅方向及び前後方向の位置出しの役割を担っている。
中仕切板1Dに設けられた上桟固定金具36の支持片39に、上桟3の端部3bを載せて、螺子38zで上桟3を上桟固定金具36に固定する。
次に、中仕切板固定工程を行う。
中仕切板1Dの下端部を螺子で床に固定し、螺子には螺子隠しキャップ16を被せる。
次に、他方の側板1Aの側板固定工程を行う。
壁W2に面して側板1A(以下、側板1ABとする。図1参照。)を配置して、側板1ABを螺子で壁W2に固定する。また、側板1ABの下端部を螺子で床に固定し、螺子には螺子隠しキャップ16が被せる。なお、側板1AAを壁W1に固定する工程で、側板1ABも壁W2に固定しておいてもよい。
次に、第2収納内部空間S2での第二連結部材連結工程を行う。
中仕切板1Dにおける第2収納内部空間S2側を向く面の上端部且つ後端部に、上桟固定金具36を螺子37zで固定する。側板1ABの上端部且つ後端部に、上桟固定金具36を螺子37zで固定する。各上桟固定金具36の支持片39に、上桟(第二連結部材)3の端部を載せて、螺子38zで上桟3を上桟固定金具36に固定する。
次に、第2収納内部空間S2での幅木設置工程を行う。
幅木4の端部4a,4bを、中仕切板1D及び側板1ABの下端部且つ後端部に突き当てて、幅木4をタッカー等で後方の壁W3に固定する。
なお、第二連結部材連結工程及び幅木設置工程において、第2収納内部空間S2の開口寸法(中仕切板1Dと側板1ABとの離間寸法)に合わせて、現場で上桟3及び幅木4を切断するようにしてもよい。
次に、棚板支持工程を行う。
棚板5を設置する箇所のレール2に、棚受け金具500を係合させる。この際に、棚受け金具500を、棚受け金具500の上向き部523が下方に向かうにしたがって次第に板材1から離間するように傾斜させて、棚受け金具500の先端部(係合部525)をレール2の上下の内向き壁部24の間に挿入する。その後、上向き部523が板材1に沿うように、係合部525を中心として棚受け金具500を回転させて、係合部525をレール2の内向き壁部24に係合させる。
側板1Aと中仕切板1Dとの間に棚板5を配置して、棚板5の棚係合穴52に棚受け金具500の棚係合爪511を係合させる。なお、この際に、棚板5を設置する収納内部空間の開口寸法に合わせて、現場で棚板5を切断するようにしてもよい。この場合には、棚板5の棚幅方向のうち棚係合穴52が設けられた側と残すようにして、棚幅方向の反対側には棚係合爪511と係合可能な大きさの下穴を設けるようにする。
次に、棚板固定工程を行う。
棚板5を側板1Aに固定する箇所では、棚固定金具550を板材1に取付面1mに配置し、第1片部551を螺子553で板材1に固定するとともに、第2片部561を螺子563で棚板5に固定する。
このように構成された収納ユニット100では、幅方向に隣り合って配置された板材1どうしは、取付面1mの上端部且つ後端部が上桟3で連結されている。これにより、収納ユニット100の剛性が高められる。また、一対の側板1Aはそれぞれ壁W1,W2に固定されることで、収納ユニット100は設置される。よって、後方の壁W3の補強桟等に固定する必要がなく、後方の壁W3の仕様が限定されず、あるいは後方に壁が配置されていなくてもよいため、レイアウトの自由度を高めることができる。
また、中仕切板1Dが幅方向に離間して配置された一対の側板1Aの間に配置されているため、収納ユニット100内の空間を中仕切板1Dで幅方向に分割することができる。
また、中仕切板1Dを設置する際には、中仕切板1Dを上桟3及び幅木4に当接するように配置すればよく、中仕切板1Dの位置決めがしやすい。
また、棚受け金具500により棚板5を板材1に支持させることで、隣り合う板材1の間に棚板5を設けることができる。また、少なくとも1枚の棚板5は、幅方向の両端部が、棚固定金具550により板材1に固定されている。よって、棚板5が両側の板材1を幅方向に突っ張るため、収納ユニット100の剛性がより高められる。
また、棚板5を板材1に支持させる際には、棚受け金具500のレール係合片521をレール2に係合し、棚受け金具500の棚係合爪511を棚板5の棚係合穴52に係合すればよい。よって、棚板5を板材1に容易に支持させることができる。
また、レール2が板材1の前後方向の略全長にわたって設けられているため、オプション取付部材OPを板材1の前後方向の所望の箇所に設置することができる。
また、図1の第2収納内部空間S2上部に設けられているように、棚板5を前後方向に2枚隣接配置することもできる。後側の棚板5を棚受け金具500で支持するとともに棚固定金具550で固定し、前側の棚板5を棚受け金具500で支持する構成とすれば、前側の棚板5は容易に取り外しができるため、使い勝手が良い。
(変形例)
次に、本発明の変形例に係る収納システムについて、主に図8を用いて説明する。
下記に示す変形例の説明において、前述した部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8は、本発明の一実施形態の変形例に係る収納ユニットを備えた収納システムの斜視図である。
図8に示すように、本変形例の収納システム101は、第1収納ユニット100Aと、第2収納ユニット100Bと、を備えている。第1収納ユニット100A及び第2収納ユニット100Bで、平面視で全体として略L字状に配置されている。
第1収納ユニット100Aは、上記に示す収納ユニット100と比較して、中仕切板1Dの幅方向の配置位置やオプション取付部材OPの配置等が異なり点を除いて、収納ユニット100と同様の構成である。
第2収納ユニット100Bは、側板1Bと、中仕切板1Eと、複数の棚板5と、上桟3と、幅木4(不図示。以下同じ。)と、を備えている。
側板1Bは、壁W4に、螺子(不図示。以下同じ。)で上下及び前後にそれぞれ複数箇所固定されている。側板1Bの下端部は、螺子(不図示。以下同じ。)で床に固定されている。
中仕切板1Eは、側板1Bと幅方向に離間して配置されている。中仕切板1Eにおける側板1B側と反対側の下端部は、螺子(不図示。以下同じ。)で床に固定されている。中仕切板1Eには、壁等の構造体に面して配置されていない。
中仕切板1Eは、第1収納ユニット100Aとの間に空間S10を有して配置されている。利用者は空間S10に立って、第1収納ユニット100Aへのアクセスができるとともに、中仕切板1Eにおける第1収納ユニット100A側を向く面に設けられたオプション取付部材OP(不図示。以下同じ。)等にアクセスすることができる。
棚板5は、棚受け金具500(図4参照。)で側板1B及び中仕切板1Eのレール2に支持されている。また、所定の棚板5は、棚固定金具550(図4参照。)でレール2に固定されている。なお、1スパン(側板1Bと中仕切板1Eとにより形成される1空間)につき、2枚以上の棚板5が棚固定金具550でレール2に固定されていることが好ましい。
このように構成された収納システム101では、第2収納ユニット100Bでは、幅方向に隣り合って配置された側板1Bと中仕切板1Eとは、取付面1mの上端部且つ後端部が上桟3で連結されている。これにより、第2収納ユニット100Bの剛性が高められる。また、側板1Bが壁W4に固定されることで、第2収納ユニット100Bは設置される。よって、後方の壁W1の補強桟等に固定する必要がなく、後方の壁W1または壁W1における第2収納ユニット100Bの後方部分の仕様が限定されず、あるいは後方に壁が配置されていなくてもよいため、レイアウトの自由度を高めることができる。第1収納ユニット100Aは、上記に示す実施形態の収納ユニット100と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明に係る収納ユニット100は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、棚板5を板材1に固定する棚板固定手段として、棚固定金具550を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。棚板5を螺子で板材1に固定する構成であってもよい。また、板材1及び棚板5に穴を設け、穴どうしをダボで連結するとともに、棚板5を板材1との間の隙間t1を楔型の詰め物等で埋める構成でもよい。あるいは、ダボと螺子とを併用する構成であってもよい。
また、上記に示す変形例の第2収納ユニット100Bにおける構成で、側板1Bと中仕切板1Eとの間に、中仕切板を1枚以上追加配置してもよい。この場合には、各収納内部空間(隣り合う板材1どうしの間)に、それぞれ2枚以上の棚板5を棚固定金具550で固定することが好ましい。
また、上記に示す実施形態では、レール2が板材1の前後方向の略全長に設けられているが、本発明はこれに限られない。レールは、板材1の前後方向に断続的に設けられていてもよく、または板材1の前後方向のうち一部分にのみ設けられていてもよい。
1…板材
1A…側板(板材)
1D…中仕切板(板材)
1m…取付面
2…レール
3…上桟(連結部材)
4…幅木
5…棚板
6…L字用棚板
6A…L字棚板ユニット
7…ハンガーパイプ
8…フック
9…サイドバー
10…枠体
15…面材
18…溝
19…接着剤
21…レール底壁部
22…レール側壁部
23…レールフランジ壁部
24…内向き壁部
25…外向き壁部
36…上桟固定金具
52…棚係合穴
100…収納ユニット
100A…第1収納ユニット
100B…第2収納ユニット
500…棚受け金具(係合部材)
501…支持面部
511…棚係合爪(棚板被係合部)
521…レール係合片(レール被係合部)
550…棚固定金具
600…L字棚受け金具
650…ジョイント部材
700…パイプ受け
OP…オプション取付部材
S1…第1収納内部空間
S2…第2収納内部空間
t1…隙間
W1,W2,W3…壁

Claims (3)

  1. 板面が対向するように、幅方向に隣り合って配置された複数の板材と、
    隣り合う前記板材どうしを連結する連結部材と、
    隣り合う前記板材の間に配置された棚板と、
    前記棚板を前記板材に支持させる棚板支持手段と、を備え、
    該連結部材は、前記板材における隣り合う前記板材側を向く面の上部且つ後部に連結され、
    前記複数の板材のうち少なくとも1枚の前記板材は、前記幅方向に離れて配置された壁に固定され
    少なくとも1枚の前記棚板は、前記幅方向の両端部が、棚板固定手段により前記板材に固定され、
    前記板材における前記棚板側を向く面には、レールが設けられ、
    前記棚板支持手段は、
    前記棚板に係合される棚板被係合部と、
    前記レールに係合されるレール被係合部と、を有することを特徴とする収納ユニット。
  2. 前記板材は、
    前記幅方向に離間して配置された一対の側板と、
    該一対の側板の間に配置された中仕切板と、を有し、
    前記一対の側板は、前記壁に固定されている請求項1に記載の収納ユニット。
  3. 一対の側板を幅方向に離間して配置し、前記一対の側板を前記幅方向に離れて配置された壁に固定する側板固定工程と、
    前記幅方向に延びる第一連結部材の一端部を、前記一対の側板のうち一方の側板における前記幅方向の内側を向く面の上部且つ後部に連結する第一連結部材設置工程と、
    前記一対の側板の間に中仕切板を配置して、前記中仕切板における前記一方の側板側を向く面の上部且つ後部に前記第一連結部材の他端部を連結する中仕切板連結工程と、
    前記中仕切板の下端部を床に固定する中仕切板固定工程と、
    前記中仕切板と前記一対の側板のうち他方の側板との間に、前記幅方向に延びる第二連結部材を配置し、該第二連結部材の一端部を、前記中仕切板における前記他方の側板側を向く面の上部且つ後部に連結するとともに、前記第二連結部材の他端部を、前記他方の側板における前記中仕切板側を向く面の上部且つ後部に連結する第二連結部材連結工程と、
    前記側板と前記中仕切板との間に棚板を配置して、該棚板を前記側板及び前記中仕切板に支持させる棚板支持工程と、
    少なくとも1枚の前記棚板を、前記側板及び前記中仕切板に固定する棚板固定工程と、を備えることを特徴とする収納ユニットの施工方法。
JP2018197583A 2018-10-19 2018-10-19 収納ユニット及び収納ユニットの施工方法 Active JP7274849B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018197583A JP7274849B2 (ja) 2018-10-19 2018-10-19 収納ユニット及び収納ユニットの施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018197583A JP7274849B2 (ja) 2018-10-19 2018-10-19 収納ユニット及び収納ユニットの施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020062328A JP2020062328A (ja) 2020-04-23
JP7274849B2 true JP7274849B2 (ja) 2023-05-17

Family

ID=70387964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018197583A Active JP7274849B2 (ja) 2018-10-19 2018-10-19 収納ユニット及び収納ユニットの施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7274849B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002078539A (ja) 2000-09-08 2002-03-19 Arflex Japan Ltd 組立て家具
JP2003093171A (ja) 2001-09-26 2003-04-02 Kokuyo Co Ltd 部材の取付構造
JP2007063793A (ja) 2005-08-30 2007-03-15 Toyo Plywood Kk 壁面収納庫及びその施工方法
JP2018104956A (ja) 2016-12-26 2018-07-05 Dic株式会社 壁面収納及び壁面収納の設置方法
JP2018104950A (ja) 2016-12-26 2018-07-05 株式会社デザインアーク 収納ユニットの取付方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49113924U (ja) * 1973-01-24 1974-09-28

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002078539A (ja) 2000-09-08 2002-03-19 Arflex Japan Ltd 組立て家具
JP2003093171A (ja) 2001-09-26 2003-04-02 Kokuyo Co Ltd 部材の取付構造
JP2007063793A (ja) 2005-08-30 2007-03-15 Toyo Plywood Kk 壁面収納庫及びその施工方法
JP2018104956A (ja) 2016-12-26 2018-07-05 Dic株式会社 壁面収納及び壁面収納の設置方法
JP2018104950A (ja) 2016-12-26 2018-07-05 株式会社デザインアーク 収納ユニットの取付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020062328A (ja) 2020-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101561174B1 (ko) 파티션의 연결장치
US20130305638A1 (en) Modular wall assembly system
JP7274849B2 (ja) 収納ユニット及び収納ユニットの施工方法
JP2018104950A (ja) 収納ユニットの取付方法
JP7325175B2 (ja) 収納ユニット
JP4916142B2 (ja) 収納装置
JP4274065B2 (ja) 支持部材の取付装置
JP3580157B2 (ja) 収納棚の防震装置
JP6886582B2 (ja) 壁面収納及び壁面収納の設置方法
JP5193968B2 (ja) 配線保持具
JP3134714U (ja) 棚受け具
JP4803654B2 (ja) 机上パネル付き机及び机上パネル用補強部材
KR102481300B1 (ko) 조립식 간살 파티션
JP5502554B2 (ja) キッチン構造およびキッチン構造の施工方法
JP5917585B2 (ja) 収納ユニット
JP2014113437A (ja) テーブルの配線ダクト装置
US20230313527A1 (en) Pre-assembled internal frame for modular wall section
JP6178606B2 (ja) 収納部構造
JP7340823B2 (ja) 収納装置
JP7190287B2 (ja) 洗面化粧台用の補強部材及び洗面化粧台の設置方法
JP2007143983A (ja) 現地組立タイプのカウンター等の家具とその組立方法
JP2015164522A (ja) 収納箱の組立て方法
JP3389894B2 (ja) 可動間仕切壁
JP2006223459A (ja) 収納装置
JP2000041767A (ja) 押入れ等の収納空間の組立て収納棚

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210120

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7274849

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150