JP6178606B2 - 収納部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、収納部構造に関する。
押入れやクローゼット等の建物の収納部内に市販の収納ボックスを置いて、物品の収納を行う場合がある。ところが、収納部内の幅寸法と収納ボックスの幅寸法とが対応していないと、収納ボックスの横に隙間が生じてしまい、収納部内の収納スペースを有効活用できないという問題があった。そこで、従来、収納部内で、収納区画を自在に設定できる種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の収納家具は収納部内に設置され、方立の位置を横方向に調整することで、収納区画を必要に応じて自在に設定できるようになっている。このため、市販の収納ボックスを当該収納家具の収納スペースに設置しても、横に隙間が生じくいという利点がある。
特開2007−117232号公報
ところで、特許文献1に記載の収納家具の高さを収納部内の高さよりも低くすることによって、収納部内の天井と当該収納家具の天板との間に空間を形成できるようになっている。このように空間が形成された場合、方立で天板を支持することによって天板上にも物品を収納できるので利便性が高い。
ところが、このように天板上に物品が収納されることを考慮した場合に、収納ボックスを設置するために方立の位置を自在に設定してしまうと、バランスよく荷重を支持する上では好ましくない。特に、当業者ではない居住者の判断だけで方立の位置を調整することは極めて困難である。
そこで、天板(以下、上部棚板)上に物品を収納でき得る構造を担保した範囲内で、収納スペースの幅方向の広さを調整できるような技術の開発が望まれていた。
本発明の課題は、上部棚板上に物品を収納でき得る構造を担保した範囲内で、収納スペースの幅方向の広さを調整することが可能な収納部構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、建物に設けられる押入れやクローゼット等の収納部構造において、
前記収納部1(11)の左右側壁4,5間に、当該収納部1(11)の天井2と間隔を空けて水平に架設される上部棚板20(20A)と、
前記収納部1(11)の床3上に立設され、当該床3と前記上部棚板20(20A)の下面間の長さと略等しい高さに設定されて前記上部棚板20(20A)を支持するとともに前記上部棚板20(20A)の長さ方向に沿って移動自在とされた支持体21と、
前記上部棚板20(20A)の下面に突出して設けられ、前記支持体21による前記上部棚板20(20A)の支持可能範囲A1(A2)を超えて当該支持体が21移動することを規制するストッパーS,Sと、
前記収納部11の床3上に立設されるとともに前記収納部11の背面壁16に固定され、前記支持体21と略等しい高さに設定されて前記上部棚板20Aを支持する固定支持体22と、を備え、
前記固定支持体22は、前記支持体21による前記上部棚板20Aの支持可能範囲A2外に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記上部棚板20(20A)の下面に突出して、前記支持体21による前記上部棚板20(20A)の支持可能範囲A1(A2)を超えて当該支持体21が移動することを規制するストッパーS,Sが設けられているので、前記支持体21を、前記支持可能範囲A1(A2)内で、前記上部棚板20(20A)の長さ方向に沿って移動させることができる。これによって、居住者が前記収納部1(11)内に例えば収納ボックス等を設置する際に前記支持体21の位置を任意に調整しても、前記支持体21による前記上部棚板20(20A)の支持が可能となる。したがって、前記上部棚板20(20A)上に物品を収納でき得る構造を担保した範囲内で、前記収納部1(11)の収納スペースの幅方向の広さを調整することが可能となる。さらに、前記上部棚板20(20A)上に物品を収納でき得る構造を担保した範囲内であれば、前記上部棚板20(20A)の長さも長くすることができる。
さらに、前記固定支持体22は、前記支持体21による前記上部棚板20Aの支持可能範囲A2外に配置されているので、前記支持体21は、当該固定支持体22の有無に関わりなく、前記上部棚板20Aの長さ方向に沿って移動させることができる。その上で、前記支持体21と共に当該固定支持体22によって前記上部棚板20Aを支持できるので、前記上部棚板20Aの長さが長い場合であっても確実に前記上部棚板20Aの支持が可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の収納部構造において、
前記ストッパーS,Sは、前記支持体21の一方の側面(例えば一方の側板24)側と他方の側面(例えば他方の側板24)側の双方に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記ストッパーS,Sは、前記支持体21の一方の側面側と他方の側面側の双方に配置されているので、前記支持体21を、当該支持体21の一方の側面側と他方の側面側のどちらに移動させても前記上部棚板20(20A)の支持が可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の収納部構造において、
前記固定支持体22は、前記左右側壁4,5から離間して配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記固定支持体22は、前記左右側壁4,5から離間して配置されているので、当該固定支持体22は、前記上部棚板20Aの長さ方向両端部よりも中央側に配置されることになり、前記上部棚板20Aを支持しやすくなる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の収納部構造において、
前記上部棚板20(20A)の下部には、当該上部棚板20(20A)の長さ方向に沿ってハンガーパイプ23(23A)が設けられており、
前記支持体21の上端部には、前記ハンガーパイプ23(23A)が挿入されるパイプ溝24aが形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記支持体21の上端部に、前記ハンガーパイプ23(23A)が挿入されるパイプ溝24aが形成されているので、前記支持体21を、前記ハンガーパイプ23(23A)に沿って移動させることができる。すなわち、前記ハンガーパイプ23(23A)を、前記支持体21を移動させる際のガイドとして利用できる。
また、前記支持体21によって前記ハンガーパイプ23(23A)に掛けられる衣類等の重量を支えることができるので、衣類等が掛けられた際の前記ハンガーパイプ23(23A)の撓みを抑えることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の収納部構造において、
前記支持体21は、前記床3と前記上部棚板20(20A)の下面間の長さと略等しい高さに設定された左右の側板24,24と、
前記左右の側板24,24に架設されるとともに当該側板24,24の高さ方向に間隔を空けて配置された複数の棚板25…と、を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、前記支持体21は、前記左右の側板24,24と、前記複数の棚板25…と、を有するので、略ボックス状に形成された状態となる。これによって、当該支持体21として例えば単なる板状のものを採用する場合に比して、前記上部棚板20(20A)を支持しやすくなる。さらに、当該支持体21を、前記複数の棚板25…上に物品を置いた状態で移動させることができるので、使い勝手が良い。
本発明によれば、上部棚板上に物品を収納でき得る構造を担保した範囲内で、収納部の収納スペースの幅方向の広さを調整することが可能となる。
収納部構造の一例を示す正断面図である。 同、平断面図である。 同、A−A断面図およびB−B断面図である。 収納部構造の他の一例を示す正断面図である。 同、C−C断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3において符号1は、建物に設けられる押入れやクローゼット等の収納部を示す。本実施の形態においてはクローゼットが採用されている。
この収納部1は、建物の天井2と床3との間に、互いに対向する左右の側壁4,5と、これら左右側壁4,5間に直交するようにして背面壁6とが設けられることによって構成されている。前面は開口しており、図示しない戸が設けられる。そして、天井2と、床3と、左右側壁4,5と、背面壁6とで囲まれた空間が収納スペースとなっている。
左右側壁4,5および背面壁6は、建築用壁パネルで構成されている。
建築用壁パネルとは、縦横の框材が矩形状に組み立てられるとともに、矩形枠の内部に補助桟材が縦横に組み付けられて枠体が構成され、この枠体の両面に面材が貼設されたものであり、内部中空な構造となっている。さらに、その内部中空な部分には、通常、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填されるものである。
床3と左右側壁4,5との見切り部分には巾木4b,5bがそれぞれ設けられており、床3と背面壁6との見切り部分には巾木6bが設けられている。
また、左右側壁4,5および背面壁6のうち、後述する上部棚板20が設けられる高さ位置に合わせて、上端面で当該上部棚板20を受ける受桟4a,5a,6aがそれぞれ取り付けられている。
これら受桟4a,5a,6aや巾木4b,5b,6bの取り付けはビスや接着剤等が適宜用いられる。
左右側壁4,5および背面壁6を構成する各面材の裏側(内部中空部側)には、前記受桟4a,5a,6aの取付位置に対応して板状の裏側下地材7がそれぞれ取り付けられている。すなわち、前記受桟4a,5a,6aは、ビス等によって前記面材および裏側下地材7に対して固定されている。
なお、本実施の形態の裏側下地材7は、建築用壁パネルの製造段階で予め取り付けられるものとする。また、左右側壁4,5および背面壁6を建築用壁パネルで構成しない場合には現場で裏側下地材7を取り付けるようにしてもよい。
以上のように構成された収納部1は、図1〜図3に示すように、上部棚板20と、支持体21と、ストッパーSと、を備える。
上部棚板20は、収納部1の左右側壁4,5間に、当該収納部1の天井2と間隔を空けて水平に架設される矩形状の板材である。また、この上部棚板20は、側壁4と側壁5との間にわたって長尺に形成されている。また、長さ方向両端部が左右側壁4,5の前記受桟4a,5aに載置固定され、背面側端部が背面壁6の前記受桟6aに載置固定されている。
そして、上部棚板20は、天井2との間に間隔を空けて設けられているため、その上面に物品を置いて収納することが可能となっている。
なお、本実施の形態では収納部1はクローゼットであるが、例えば収納部1を押入れとした場合には、当該押入れの中央に設けられる段板を上部棚板として使用してもよい。
前記支持体21は、収納部1の床3上に立設され、当該床3と前記上部棚板20の下面間の長さと略等しい高さに設定されて前記上部棚板20を支持するとともに前記上部棚板20の長さ方向に沿って移動自在とされている。
本実施の形態の支持体21は、左右の側板24,24と、複数の棚板25…と、背板26と、天板27と、を有し、略ボックス状に形成されている。
左右の側板24,24は、床3と上部棚板20の下面間の長さと略等しい高さに設定されている。また、その奥行き寸法は、図2および図3に示すように、前記上部棚板20の奥行き寸法と略等しく設定されている。
また、左右の側板24,24の背面側上端部には、前記受桟6aが係合する凹部が切欠形成されている。さらに、背面側下端部には、前記巾木6bが係合する凹部が切欠形成されている。
ここで、前記上部棚板20の下方には、図1〜図3に示すように、当該上部棚板20の長さ方向に沿ってハンガーパイプ23が設けられている。このハンガーパイプ23は、衣類の掛かったハンガー等を引っ掛けるためのものである。また、このハンガーパイプ23の長さ方向両端部は、前記左右側壁4,5の受桟4a,5aに固定された図示しない取付金具を介して当該受桟4a,5aに取り付けられている。
そして、支持体21の上端部、すなわち左右の側板24,24の上端部には、ハンガーパイプ23が挿入されるパイプ溝24a,24aがそれぞれ形成されている。これによって、支持体21を、ハンガーパイプ23に沿って移動できるようになる。
複数の棚板25…は、左右の側板24,24に架設されるとともに当該側板24,24の高さ方向に間隔を空けて配置されている。
これら複数の棚板25…のうち、最上段の棚板25と最下段の棚板25は、左右の側板24,24に固定された状態となっている。これら最上段の棚板25と最下段の棚板25の間に設けられる棚板25は、従来公知のダボおよびダボ穴等の棚板支持手段を採用することによって上下方向に位置の調整が行えるものとする。
背板26は、左右の側板24,24に架設されている。この背板26の上下方向の長さは、左右の側板24,24の上下方向の長さよりも短く設定されている。そして、この背板26は、当該背板26の中央と、支持体21自体の背面側中央とがラップするようにして配置されている。
さらに、このように配置された背板26の上端部に前記最上段の棚板25が設けられ、下端部に前記最下段の棚板25が設けられている。なお、最上段の棚板25と最下段の棚板25の間に設けられる棚板25の奥行き寸法は、背板26の厚み分、最上段の棚板25と最下段の棚板25の奥行き寸法よりも短く設定されている。
天板27は、左右の側板24,24の上端部間に架設されている。この天板27の上面は、左右の側板24,24の上端面と共に前記上部棚板20の下面に当接している。このため、これら左右の側板24,24の上端面と天板27の上面は平滑に形成されていたり、摩擦軽減手段が設けられていたりすることが好ましい。すなわち、支持体21の移動が、上部棚板20の下面との間に生じる摩擦によって阻害されないようにすることが好ましい。
本実施の形態の支持体21は、以上のように構成されている。
続いて、前記ストッパーSは、上部棚板20の下面に突出して設けられ、支持体21による上部棚板20の支持可能範囲A1を超えて当該支持体21が移動することを規制するものである。つまり、このストッパーSは、支持体21を構成する側板24の上端部に当接するものである。
このストッパーSの形状は特に限定されるものではないが、本実施の形態においては、突起状に形成されている。また、その他にも、形状を上部棚板20の奥行き方向に沿って長尺な突条としてもよいし、突起状のものを上部棚板20の奥行き方向に複数並べて配置してもよいものとする。また、ストッパーSの材料も特に限定されるものではなく、例えばゴムや木材、金具等、様々なものを用いることが可能である。
なお、ストッパーSの取り付けは、ビスや接着剤等が適宜用いられる。
より詳細に説明すると、ストッパーSは、支持体21の一方の側面側と他方の側面側の双方に配置されている。すなわち、本実施の形態においては図1に示すように、左の側板24側と、右の側板24側のそれぞれにストッパーS,Sが配置されている。
そして、これら左右のストッパーS,S間が、前記支持体21による前記上部棚板20の支持可能範囲A1とされている。
ここで、本実施の形態の建物は、基準寸法(モジュール)に基づいて設計され、構築されている。この基準寸法(モジュール)とは、建物のあらゆる部分を一定の大きさの倍数関係に整えるための基準寸法であり、本実施の形態においては、1モジュールが1000mmに設定されている。なお、ここでは基準寸法(モジュール)の値を1000mmとしたが、これに限らずどのような値としてもよく、例えば、1000mm以外に800mm、900mm、910mm等といった値が挙げられる。
また、建物を構築する際、設計段階から構造計算が行われることによって安全性に配慮された建物を構築できるが、このような構造計算を行う際には、前記基準寸法も加味して計算が行われるため、本実施の形態においても、前記支持可能範囲A1の数値を導き出す際に、前記基準寸法が好適に使用される。
すなわち、本実施の形態においては、左側のストッパーSは、当該ストッパーSに前記支持体21の左の側板24が当接した時に、右の側板24と右の側壁5との間の間隔が1000mmを超えない位置に配置されている。一方の右側のストッパーSは、当該ストッパーSに前記支持体21の右の側板24が当接した時に、左の側板24と左の側壁4との間の間隔が1000mmを超えない位置に配置されている。
本実施の形態においては、上述のように基準寸法に基づいて前記支持可能範囲A1を決定するものとしたが、これに限られるものではなく、より詳細に構造計算を行ってストッパーS,Sの位置を決めてもよいし、前記支持可能範囲A1が限界値よりも狭くなるようにストッパーS,Sの位置を設定して確実に上部棚板20を支持し得るようにしてもよい(例えば、支持体21を中央側に寄せて配置するとともに当該支持体21の移動距離も短くする等)。
以上のようにして収納部1が構成されている。
すなわち、本実施の形態の収納部1は、上部棚板20と支持体21とによって収納部1の収納スペースを区画する収納家具を構成し、当該収納家具を収納スペース内に含んだ構成となっている。
そして、支持体21を移動させる際は、例えば左右の側板24,24を掴みながら、上部棚板20の長さ方向に沿って移動させる。この時、左右の棚板24,24の下端部を床3から僅かに浮かせるようにしながら持ち上げて移動させることが好ましい。
また、例えば収納部1内の床3に設置する収納ボックス(図示せず)を、横方向に大きな隙間が生じないように配置するには、当該収納ボックスを側壁4(5)に近づけて(例えば巾木に当接するまで近づけて)配置し、さらに支持体21を収納ボックスの側面に当接するまで移動させる。これによって、支持体21によって上部棚板20を確実に支持しつつ、収納ボックスの横に大きな隙間が生じなくなる。
本実施の形態によれば、上部棚板20の下面に突出して、前記支持体21による前記上部棚板20の支持可能範囲A1を超えて当該支持体21が移動することを規制するストッパーS,Sが設けられているので、支持体21を、前記支持可能範囲A1内で、上部棚板20の長さ方向に沿って移動させることができる。これによって、居住者が収納部1内に例えば収納ボックス等を設置する際に支持体21の位置を任意に調整しても、支持体21による上部棚板20の支持が可能となる。したがって、上部棚板20上に物品を収納でき得る構造を担保した範囲内で、収納部1の収納スペースの幅方向の広さを調整することが可能となる。さらに、上部棚板20上に物品を収納でき得る構造を担保した範囲内であれば、この上部棚板20の長さも長くすることができる。
また、ストッパーS,Sは、支持体21の左側の側板24側と右側の側板24側の双方に配置されているので、支持体21を、当該支持体21の左側と右側のどちらに移動させても上部棚板20の支持が可能となる。
また、左右の側板24,24の上端部に、ハンガーパイプ23が挿入されるパイプ溝24a,24aが形成されているので、支持体21を、ハンガーパイプ23に沿って移動させることができる。すなわち、ハンガーパイプ23を、支持体21を移動させる際のガイドとして利用できる。
また、支持体21によってハンガーパイプ23に掛けられる衣類等の重量を支えることができるので、衣類等が掛けられた際のハンガーパイプ23の撓みを抑えることができる。
また、支持体21は、左右の側板24,24と、複数の棚板25…と、を有するので、略ボックス状に形成された状態となる。これによって、当該支持体21として例えば単なる板状のものを採用する場合に比して、上部棚板20を支持しやすくなる。さらに、当該支持体21を、複数の棚板25…上に物品を置いた状態で移動させることができるので、使い勝手が良い。
[実施例]
図4および図5は、収納部構造の他の一例を示す。本実施例の収納部11が上述の収納部1と異なる点は、当該収納部11の幅方向の広さを大きくした点である。以下の説明では上述の収納部1の構造と同様の構成要素には、同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
本実施例の収納部11は、建物の天井2と床3との間に、左右の側壁4,5と、これら左右側壁4,5間に直交するようにして背面壁16とが設けられることによって構成されている。前面は開口しており、図示しない戸が設けられる。そして、天井2と、床3と、左右側壁4,5と、背面壁16とで囲まれた空間が収納スペースとなっている。
そして、上述の収納部1の場合と比して、左右側壁4,5間の間隔が広く設定されている。なお、天井高は上述の収納部1の場合と同様である。
左右側壁4,5の間隔が広く設定されたことに伴って、背面壁16の幅寸法も広く設定されている。また、これに伴って、本実施例の上部棚板20Aの長さも長く設定され、背面壁16に取り付けられる受桟16aおよび巾木16bの長さも長く設定され、背面壁16の面材の裏側に設けられる裏側下地材17の長さも長く設定されている。さらに、ハンガーパイプ23Aも長尺に設定されている。
なお、上部棚板20Aは、異なる長さの矩形板材を繋ぎ足して長く形成してもよい。
そして、前記収納部11の床3上に、背面壁16に固定され、かつ支持体21と略等しい高さに設定されて上部棚板20Aを支持する固定支持体22が立設されている。
固定支持体22の構成は、前記支持体21の構成と同様であり、左右の側板24,24と、複数の棚板25…と、背板26と、天板27と、を有する略ボックス状体である。
また、左右の側板24,24の上端部には、ハンガーパイプ23Aを挿入するパイプ溝24a,24aが形成されている。ただし、固定支持体22は移動しないため、ハンガーパイプ23Aによるガイド機能はなく、左右の側板24,24によって当該ハンガーパイプ23Aの支持のみ行っている。
固定支持体22は、背板26を背面壁16に留め付けることによって固定されている。このように固定支持体22が固定される背面壁16の面材の裏側には、板状の裏側下地材18が取り付けられている。図5に示すように、本実施例の裏側下地材18は、背板26上部と下部とに対応して上下二箇所に設けられている。そして、背板26は、ビス等によって前記面材および裏側下地材18,18に対して固定されている。
このような固定支持体22は、左右側壁4,5から離間して配置されている。これによって、当該固定支持体22は、前記上部棚板20Aの長さ方向両端部よりも中央側に配置されることになり、前記上部棚板20Aを支持しやすくなる。
また、固定支持体22の右側の側板24と右の側壁5との間の間隔が大きすぎると、上部棚板20Aの右側の端部側で荷重を支えにくくなるため、固定支持体22と側壁5(支持体21との並び順によっては側壁4の場合もある)との間隔にも、支持可能範囲の数値が適用される。すなわち、本実施例においては1000mm以上の間隔ができないように固定支持体22が配置されている。
さらに、固定支持体22は、前記支持体21による上部棚板20Aの支持可能範囲A2外に配置されている。すなわち、本実施例の支持体21は、左の側壁4と固定支持体22との間で、上部棚板20Aの長さ方向に沿って移動することになる。そして、ストッパーS,Sが、支持体21の左の側板24側(左の側壁4側)と、右の側板24側(固定支持体22側)のそれぞれに配置されている。
そして、これら左右のストッパーS,S間が、本実施例における支持可能範囲A2とされている。固定支持体22は、当該支持可能範囲A2外に配置されているので、支持体21は、当該固定支持体22の有無に関わりなく、上部棚板20Aの長さ方向に沿って移動させることができる。その上で、支持体21と共に当該固定支持体22によって上部棚板20Aを支持できるので、上部棚板20Aの長さが長い場合であっても確実に上部棚板20Aの支持が可能となる。
なお、本実施例においては、左側のストッパーSは、当該ストッパーSに前記支持体21の左の側板24が当接した時に、右の側板24と固定支持体22との間の間隔が1000mmを超えない位置に配置されている。一方の右側のストッパーSは、当該ストッパーSに前記支持体21の右の側板24が当接した時に、左の側板24と左の側壁4との間の間隔が1000mmを超えない位置に配置されている。
以上のようにして収納部11が構成されている。
1 収納部
2 天井
3 床
4 側壁
5 側壁
6 背面壁
11 収納部
16 背面壁
20,20A 上部棚板
21 支持体
22 固定支持体
S ストッパー
A1 支持可能範囲
A2 支持可能範囲

Claims (5)

  1. 建物に設けられる押入れやクローゼット等の収納部構造において、
    前記収納部の左右側壁間に、当該収納部の天井と間隔を空けて水平に架設される上部棚板と、
    前記収納部の床上に立設され、当該床と前記上部棚板の下面間の長さと略等しい高さに設定されて前記上部棚板を支持するとともに前記上部棚板の長さ方向に沿って移動自在とされた支持体と、
    前記上部棚板の下面に突出して設けられ、前記支持体による前記上部棚板の支持可能範囲を超えて当該支持体が移動することを規制するストッパーと、
    前記収納部の床上に立設されるとともに前記収納部の背面壁に固定され、前記支持体と略等しい高さに設定されて前記上部棚板を支持する固定支持体と、を備え、
    前記固定支持体は、前記支持体による前記上部棚板の支持可能範囲外に配置されていることを特徴とする収納部構造。
  2. 請求項1に記載の収納部構造において、
    前記ストッパーは、前記支持体の一方の側面側と他方の側面側の双方に配置されていることを特徴とする収納部構造。
  3. 請求項1又は2に記載の収納部構造において、
    前記固定支持体は、前記左右側壁から離間して配置されていることを特徴とする収納部構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の収納部構造において、
    前記上部棚板の下方には、当該上部棚板の長さ方向に沿ってハンガーパイプが設けられており、
    前記支持体の上端部には、前記ハンガーパイプが挿入されるパイプ溝が形成されていることを特徴とする収納部構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の収納部構造において、
    前記支持体は、前記床と前記上部棚板の下面間の長さと略等しい高さに設定された左右の側板と、
    前記左右の側板に架設されるとともに当該側板の高さ方向に間隔を空けて配置された複数の棚板と、を有することを特徴とする収納部構造。
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