JP2023107104A - 収納構造 - Google Patents

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雄祐 谷口
Yusuke Taniguchi
恵美 内村
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Abstract

【課題】収納空間を無駄なく有効活用でき、収納物品を見つけ易い収納構造を提供する。【解決手段】収納構造10は、左側壁1Lと右側壁1Rと後側壁1Bとによって三方を囲まれた収納空間Sに設けられている。収納構造10は、前後方向及び上下方向に延び、後端面が後側壁1Bに近接するように設けられて収納空間Sを左右方向に仕切る仕切板21と、仕切板21に対向する対向壁1Lと、仕切板21と対向壁1Lとの間に後端面が後側壁1Bに近接するように架設される前後長さが仕切板21の前後長さよりも短い棚板31と、仕切板21と対向壁1Lとの間の棚板31よりも前側に架設されるハンガーパイプ41とを備えている。仕切板21の前後長さL2は、収納空間Sの前後長さL1の4分の3以下である。【選択図】図2

Description

本発明は、押し入れ等の収納空間に設けられる収納構造に関するものである。
従来、押し入れ等の奥行きの大きい収納空間を有効活用するための収納構造が提案されている(例えば、下記の特許文献1を参照)。
特許文献1に開示された収納構造では、押し入れ内の空間を間仕切り壁部で左右に間仕切り、一方側の空間には中段や枕棚を設けて布団等の大型の物を収納する従来の押し入れと同様に用い、他方側の空間には後側に棚板を入口側にハンガーバーを架設することで、衣類や小物の収納を可能にしている。
上記収納構造によれば、押し入れ等の奥行きが大きく布団等の大型の物に適した収納空間を、衣類等の小型の物の収納にも利用することができる。つまり、上記収納構造によれば、押し入れの内部空間を有効活用できる。
特許第5797054号公報
しかしながら、上記収納構造では、押し入れ内の空間を左右に仕切る間仕切り壁部の前後長さが、押し入れの奥行きと同程度と長いために、後側の棚に光が届き難く、棚板上の物が見難く、目的とする物を見つけ難いという問題があった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、収納空間を無駄なく有効活用でき、収納物品を見つけ易い収納構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、収納空間を仕切板で左右方向に仕切り、収納空間の仕切板と対向壁との間に区画される一部の領域のさらに一部である後側(奥側)の領域に棚板を架設すると共に、上記一部の領域のさらに一部である前側(手前側)の領域にハンガーパイプを架設し、仕切板の前後長さを従来よりも短くした。
具体的には、第1の発明は、少なくとも左側壁と右側壁と後側壁とによって三方を囲まれた収納空間に設けられる収納構造を前提とするものである。
そして、第1の発明は、前後方向及び上下方向に延び、後端面が上記後側壁に当接又は近接するように設けられて上記収納空間を左右方向に仕切る仕切板と、上記仕切板に対向する対向壁と、上記仕切板と上記対向壁との間に後端面が上記後側壁又は該後側壁に固定された取付部材に当接又は近接するように架設される前後長さが上記仕切板の前後長さよりも短い棚板と、上記仕切板と上記対向壁との間の上記棚板よりも前側に架設されるハンガーパイプとを備え、上記仕切板の前後長さは、上記収納空間の前後長さの4分の3以下であることを特徴とするものである。
なお、ここで、「後端面が後側壁又は取付部材に近接する」とは、後端面と後側壁又は取付部材との隙間(間隔)が5mm未満である状態をいう。
第1の発明では、収納空間が仕切板によって左右に仕切られ、収納空間の仕切板と対向壁との間に区画される一部の領域のさらに一部である後側の領域に棚板が架設され、収納空間の一部の領域のさらに一部である前側の領域にハンガーパイプが架設されている。このような構成により、仕切板で仕切られた収納空間の一部の領域において、後側の領域を物品の載置収納領域、前側の領域を物品の吊り下げ収納領域として用いることができる。つまり、第1の発明によれば、収納空間を無駄なく有効活用することができる。
また、第1の発明では、収納空間を左右方向に仕切る仕切板が、収納空間の前後長さの4分の3以下の前後長さに形成されている。そのため、収納空間が暗い押し入れ等であっても、光が仕切板の手前を通過できるため、光が後側の領域にある棚板まで通り易く、見通しが良くなる。従って、第1の発明によれば、収納物品を見つけ易い収納構造を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、下面にキャスターが取り付けられた収納ケースをさらに備え、上記収納ケースは、左右長さが上記仕切板と上記対向壁との間の距離よりも短く且つ前後長さが上記棚板の前端と上記収納空間の前端との間の距離よりも短く形成され、上記収納空間において上記仕切板と上記対向壁との間であって上記ハンガーパイプの下方且つ上記棚板よりも前側に設置されていることを特徴とするものである。
第2の発明では、棚板よりも前側の吊り下げ収納領域のハンガーパイプの下方に、キャスター付きの収納ケースが設けられている。キャスター付きの収納ケースであるため、棚板に物品を出し入れする際には、容易に移動させることができる。従って、第2の発明によれば、棚板への物品の出し入れを行い難くすることなく、棚板よりも前側であってハンガーパイプの下方の領域を収納領域として有効利用することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記棚板を支持する複数の棚受部材と、上下方向に延び、上記棚受部材が着脱自在に取り付けられる取付部を複数有し、該複数の取付部が上下方向に並ぶように形成された複数の棚柱とをさらに備え、上記複数の棚柱は、上記仕切板と上記対向壁との互いの対向面の3つ以上の対応する位置に対をなすように取り付けられていることを特徴とするものである。
第3の発明では、棚受部材を着脱自在に取り付けられる棚柱が、仕切板と対向壁の互いの対向面の3つ以上の対応する位置に対をなすように取り付けられている。そのため、前後長さの異なる棚板に容易に付け替えることができる。
第4の発明は、第3の発明において、上記ハンガーパイプの端部を支持する2つのパイプ支持部材をさらに備え、上記取付部は、上記棚柱に形成された取付穴であり、上記2つのパイプ支持部材は、上記複数の棚柱のうち最も前側で対をなす2つの棚柱の互いに対向する2つの上記取付穴に挿通したビスで上記仕切板及び上記対向壁にそれぞれ取り付けられていることを特徴とするものである。
第4の発明では、2つのパイプ支持部材が、最も前側で対をなす2つの棚柱の互いに対向する2つの取付穴に挿通されたビスで仕切板及び対向壁にそれぞれ固定されている。このような構成により、2つのパイプ支持部材の取り付け位置を容易に揃えることができる。また、最も前側で対をなす2つの棚柱には、2つのパイプ支持部材と重ならない高さ位置に棚受部材を設けることができるため、ハンガーパイプの下方に、後側の領域に設けた棚板よりも前後方向の長さの長い幅広棚板をさらに設けることもできる。よって、第4の発明によれば、収納空間を無駄なくより有効活用することができる。
第5の発明は、第1~第4のいずれか1つの発明において、上記対向壁は、上記左側壁又は上記右側壁であることを特徴とするものである。
第5の発明では、仕切板に対向する対向壁が、収納空間の側方を区画する左側壁又は右側壁で構成されている。既存の側壁を利用することにより、少ない部品点数で収納空間を無駄なく有効活用することができる。
以上説明した如く、本発明によると、収納空間を仕切板で左右方向に仕切り、仕切板と対向壁との間の空間の後側の領域に棚板を架設すると共に前側の領域にハンガーパイプを架設し、仕切板の前後長さを従来よりも短くしたため、収納空間を無駄なく有効活用でき、収納物品を見つけ易い収納構造を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態1の押し入れの正面図である。 図2は、本発明の実施形態1の収納構造を設けた押し入れの横断面図である。 図3は、図2のIII-III線断面図である。 図4は、図2のIV-IV線断面図である。 図5は、図2のV-V線断面図である。 図6は、棚受部材を棚柱に取り付ける手順を示す説明図である。 図7は、ハンガーユニット組立手順を示す説明図である。 図8は、本発明の実施形態2の収納構造を設けた押し入れの横断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
本発明に係る収納構造は、住宅やオフィスの押し入れやクローゼット等の内部空間(収納空間)に設けられるものである。以下では、一例として収納構造が押し入れ内の収納空間に設けられる例について説明する。
《発明の実施形態1》
図1及び図2に示すように、収納構造10は、住宅の居室に併設された押し入れ1の内部の収納空間Sに設置される。以下では、説明の便宜上、図1及び図2の上側、下側、左側、右側を、それぞれ「上」、「下」、「左」、「右」として説明する。また、図1及び図2の紙面直交方向において手前側を「前」、奥側を「後」として説明する。
-収納構造の概略構成-
図1~図5に示すように、押し入れ1の内部の収納空間Sは、左側壁1Lと右側壁1Rと後側壁1Bとで側方の三方が囲まれている。押し入れ1の前面開口2には、3枚の引き違い戸3,3,3が設けられている。収納空間Sの上方は、天井1Cで閉塞され、下方は床1Fで閉塞されている。このような構成により、本実施形態1では、収納空間Sは、少なくとも三方の側面(左側面と右側面と後側面)が壁1L,1R,1Bで囲まれ、引き違い戸3,3,3によって前面のみが開口可能に形成されている。
本実施形態1では、収納空間Sは、前後方向において前面開口2の両側の方立4の後端の位置が前端となり、後側壁1Bの前面の位置が後端となる。収納空間Sは、前端から後端までの前後長さL1が、800~1200mmに形成されている。
収納構造10は、仕切ユニット20と、第1棚板ユニット30と、ハンガーユニット40と、収納ケース50と、第2棚板ユニット60とを備えている。詳細については、後述するが、仕切ユニット20により、収納空間Sの内部には、左右に仕切られた2つの収納領域A1,A2が形成され、第1棚板ユニット30と、ハンガーユニット40と、収納ケース50は、左側の第1収納領域A1に設けられ、第2棚板ユニット60は、右側の第2収納領域A2に設けられている。また、第1収納領域A1の後側の領域には第1棚板ユニット30により物品の載置収納領域A11が形成され、第1収納領域A1の前側の領域にはハンガーユニット40により物品の吊り下げ収納領域A12が形成されている。収納ケース50は、吊り下げ収納領域A12の下部に設けられている。第2収納領域A2は、第2棚板ユニット60により物品の載置収納領域となっている。
-収納構造の各部の詳細構成-
[仕切ユニット]
図2~図5に示すように、仕切ユニット20は、1枚の仕切板21と、2枚の天板22a,22bと、1つの支持脚23とを有している。仕切ユニット20は、前後長さが収納空間Sの前後長さL1の4分の3以下となるように形成され、収納空間Sの後ろ寄りの位置に設けられている。
仕切板21は、平面視において矩形状の板状体である。仕切板21の素材は特に限定されないが、本実施形態1では、木製板状体によって構成されている。図2及び図5に示すように、仕切板21は、前後方向及び上下方向に延び、後端面が後側壁1Bに近接するように設けられて収納空間Sを左右方向に仕切っている。仕切板21は、前後長さL2(前端面から後端面までの長さ)が収納空間Sの前後長さL1の4分の3以下に形成されている。仕切板21は、前後長さL2が、450~900mmに形成されている。
図3及び図5に示すように、仕切板21の前端部の下端部には、支持脚23が取り付けられている。支持脚23は、仕切板21の下端部を保持する保持部23aと、該保持部23aの下方に連続して高さ調節が可能に構成された脚部23bとを有している。仕切板21の後端部は、L字金具からなる3つの固定部材24,24,24で後側壁1Bに固定されている。
2枚の天板22a,22bは、矩形の板状体である。2枚の天板22a,22bの素材は特に限定されないが、本実施形態1では、木製板状体によって構成されている。
天板22aは、仕切板21の上端部と左側壁1L(対向壁)との間に架け渡されている。天板22bは、仕切板21の上端部と右側壁1Rとの間に架け渡されている。天板22aは、前後長さが仕切板21の前後長さL2よりも短く、後述する第1棚板ユニット30の棚板31の前後長さL3と同程度に形成されている。天板22bは、前後長さが仕切板21の前後長さL2と同程度に形成されている。天板22a,22bは、後端面が後側壁1Bに近接するように設けられている。
天板22aは、L字金具からなる各2つの固定部材25,…,25で仕切板21と左側壁1Lとに固定されている。天板22bは、L字金具からなる各2つの固定部材26,…,26で仕切板21と右側壁1Rとに固定されている。
仕切ユニット20は、以上のような構成により、仕切板21と左側壁1L(対向壁)との間に第1収納領域A1を区画し、仕切板21と右側壁1Rとの間に第2収納領域A2を区画する。
[第1棚板ユニット]
第1棚板ユニット30は、8枚の棚板31,…,31と、各棚板31を支持する各4つ(計32つ)の棚受部材32,…,32と、各棚受部材32が着脱自在に取り付けられる4つの棚柱33,…,33とを備えている。第1棚板ユニット30は、前後長さが仕切板21の前後長さL2よりも短くなるように形成され、第1収納領域A1の後側の領域に設けられている。
棚板31は、平面視において矩形状の板状体である。図4に示すように、棚板31は、前後方向及び左右方向に延び、後端面が後側壁1Bに近接するように設けられている。棚板31は、前後長さL3(前端面から後端面までの長さ)が仕切板21の前後長さL2(図5参照)より短くなるように形成されている。棚板31は、前後長さL3が、200~500mmに形成されている。
棚板31の素材は特に限定されないが、本実施形態1では、木製板状体によって形成されている。棚板31の下面の前端部と後端部には、左端から右端に亘る溝34,34が形成されている。溝34,34は、棚受部材32が嵌まり込む大きさに形成されている。なお、棚板31は、樹脂を射出成形することによって形成することもできる。
棚板31は、第1収納領域A1の後側の領域に複数(本実施形態1では8つ)上下方向に間隔を空けて配置され、第1収納領域A1の後側の領域に物品を載置可能な物品の載置収納領域A11を形成している。
図6に示すように、棚受部材32は、金属板を折り曲げ形成することによって形成されている。棚受部材32は、本体部32aと支持部32bと上側係合部32cと下側係合部32dとを有している。
本体部32aは、水平方向に膨出するU字形状に形成されて棚板31の溝34に嵌まり込む。支持部32bは、本体部32aの一端部(下側に位置する端部)から下方に折れ曲がり、棚柱33に取り付けた際に棚柱33に沿って下方に延びる。上側係合部32cは、本体部32aの他端部(上側に位置する端部)に連続するように形成されている。上側係合部32cは、後述する棚柱33の取付穴35に対し、棚受部材32を取り付け姿勢から斜めに傾けると挿入でき、取り付け姿勢に戻すと棚柱33と係合して抜けなくなる形状に形成されている。下側係合部32dは、支持部32bの下端に連続するように形成されている。下側係合部32dは、棚柱33の上側係合部32cが係合する取付穴35の1つ下の取付穴35に差込可能に形成されている。
図6に示すように、棚受部材32の取付手順は、まず、棚受部材32を取り付け姿勢から斜めに傾け、上側係合部32cを棚柱33の取付穴35に差し込む(手順1)。そして、棚受部材32の傾きを戻して棚柱33から支持部32bを少し離す(手順2)。次に、U字形状の本体部32a対向する2辺の間隔を狭めるように本体部32aをつまみ(手順3)、支持部32bを棚柱33に当接させると共に、上側係合部32cを差し込んだ取付穴35の直下の取付穴35に下側係合部32dを差し込む(手順4)。このようにして棚受部材32の上側係合部32cと下側係合部32dとを、棚柱33の上下に並ぶ2つの取付穴35,35に差し込むことにより、棚柱33に棚受部材32を取り付ける。
図2及び図6に示すように、棚柱33は、金属板をコの字形状に折り曲げ形成することによって形成されている。図4に示すように、棚柱33には、複数の取付穴35,…,35が上下方向に等間隔に形成されている。図6に示すように、取付穴35は、I字形状の穴と円形状の穴とを重ね合わせた形状に形成されている。図2、図4に示すように、棚柱33は、仕切板21の左側壁1Lとの対向面の後端部と前後方向の中程の位置とに各1つずつ計2つ取り付けられている。また、左側壁1Lの仕切板21との対向面にも、仕切板21に取り付けられた2つの棚柱33,33と対向する2つの位置にそれぞれ1つずつ棚板31が取り付けられている。棚柱33は、図示しないビスで仕切板21又は左側壁1Lに固定されている。
第1棚板ユニット30では、4本の棚柱33の同じ高さ位置の各2つの取付穴35,35に棚受部材32を取り付け、同じ高さ位置に取り付けられた各4つの棚受部材32,…,32が前後の溝34に嵌まり込むように棚板31を載置する。このようにして第1棚板ユニット30は、組み立てられる。また、このようにして組み立てられた第1棚板ユニット30により、第1収納領域A1の後側の領域が物品の載置収納領域A11となる。
[ハンガーユニット]
ハンガーユニット40は、1本のハンガーパイプ41と、2つのパイプ支持部材42,42と、2つの棚柱43,43とを有している。
図4及び図7に示すように、ハンガーパイプ41は、断面が長円形状の金属製の棒状部材で構成されている。ハンガーパイプ41は、第1収納領域A1の前側の領域の上部に設けられている。具体的には、ハンガーパイプ41は、仕切板21の上端部と左側壁1Lの対向する部分との間に架設されている。ハンガーパイプ41がこのような位置に架設されることにより、第1収納領域A1の前側の領域が吊り下げ収納領域A12となる。
パイプ支持部材42は、支持部44と固定部45とを有している。支持部44は、断面がハンガーパイプ41の端部が嵌まるU字形状に形成されている。固定部45は、支持部44の一方の端面を閉塞する板状片部であり、ビス46を挿通する挿通穴45aが上下に2つ形成されている。パイプ支持部材42の素材は特に限定されないが、本実施形態1では、パイプ支持部材42はアルミニウム製である。図7に示すように、パイプ支持部材42は、2つの挿通穴45a,45aと棚柱43の上下に並ぶ2つの取付穴47,47とに挿通した2本のビス46,46を仕切板21又は左側壁1Lにねじ込むことにより、仕切板21又は左側壁1Lに固定される。なお、パイプ支持部材42は、樹脂を射出成形することによって形成することもできる。
棚柱43は、第1棚板ユニット30の棚柱33と同様に構成されている。棚柱43には、取付穴35と同形状の取付穴47,…,47が上下方向に等間隔に形成されている。図2、図4に示すように、2つの棚柱43,43のうちの一方は、仕切板21の左側壁1Lとの対向面の前端部に取り付けられている。また、他方の棚柱43は、左側壁1Lの仕切板21との対向面の上記仕切板21の前端部に対向する位置に取り付けられている。棚柱43は、図示しないビスで仕切板21又は左側壁1Lに固定されている。
なお、ハンガーユニット40は、図7に示すように、フック48を備えていてもよい。フック48は、J字形状のフック本体48aと、フック本体48aの上方に連続して形成され、ハンガーパイプ41が挿通される挿通穴を有する環状の支持部48bとを有している。フック48は、支持部48bの挿通穴にハンガーパイプ41を挿通することにより、ハンガーパイプ41の長手方向にスライド可能にハンガーパイプ41に取り付けられる。なお、フック48は、ハンガーパイプ41に引っ掛けられて物を吊り下げ支持できるものであればいかなる形状であってもよい。フック48は、例えば支持部48bが逆U字形状に形成されてハンガーパイプ41に上方から引っ掛けられるものでもよい。
図7に示すように、ハンガーユニット40の組立手順は、まず、2つのパイプ支持部材42,42を互いに対向する2つの棚柱43,43の同じ高さ位置に取り付ける(手順1)。具体的には、各パイプ支持部材42を、2つの挿通穴45a,45aが棚柱43の上下に並ぶ2つの取付穴47,47と重なる位置に配置し、2本のビス46,46を対応する挿通穴45a及び取付穴47に挿し通し、仕切板21又は左側壁1Lにねじ込む。
次に、ハンガーユニット40がフック48を備える場合には、フック48をハンガーパイプ41に取り付ける(手順2)。そして、ハンガーパイプ41をパイプ支持部材42,42に着脱自在に取り付ける(手順3)。具体的には、2つの棚柱43,43の同じ高さ位置に取り付けられた2つのパイプ支持部材42,42の断面U字形状の支持部44,44にハンガーパイプ41の両端部を嵌め込む。このようにしてハンガーユニット40は組み立てられる。また、このようにして組み立てられたハンガーユニット40により、第1収納領域A1の前側の領域が吊り下げ収納領域A12となる。
[収納ケース]
収納ケース50は、ケース51と、3つの引き出し52,52,52と、4つのキャスター53,…,53とを有している。
ケース51は、前面が開口する箱状体によって構成され、3つの引き出し52a,52b,52cが引き出し可能に形成されている。ケース51の底面には、4つの隅角部に各1つずつキャスター53が取り付けられている。また、3つの引き出し52a,52b,52cのうち最下段の引き出し52cの下面の前端部の幅方向の中央にもキャスター54が取り付けられている。図示を省略するが、ケース51の底板は、最下段の引き出し52cがケース51内にあるときにキャスター54と干渉しないようにキャスター54が納まる切り欠きが形成されている。
収納ケース50は、左右長さL4が仕切板21と左側壁1Lとの間の距離L5よりも短く且つ前後長さL6が第1棚板ユニット30の棚板31の前端と収納空間Sの前端(方立4の後端)との間の距離L7よりも短く形成されている。つまり、収納ケース50は、収納空間Sにおいて仕切板21と左側壁1Lとの間であってハンガーパイプ41の下方且つ第1棚板ユニット30の棚板31よりも前側に設置可能な大きさに形成されている。収納ケース50は、吊り下げ収納領域A12の下部領域に、移動可能に設置されている。
[第2棚板ユニット]
第2棚板ユニット60は、4枚の棚板61,…,61と、各棚板61を支持する各4つ(計16つ)の棚受部材62,…,62と、各棚受部材62が着脱自在に取り付けられる4つの棚柱63,…,63とを備えている。第2棚板ユニット60は、前後長さが仕切板21の前後長さL2と同程度に形成され、第2収納領域A1に設けられている。
棚板61は、平面視において矩形状の板状体である。図3及び図5に示すように、棚板61は、前後方向及び左右方向に延び、後端面が後側壁1Bに近接するように設けられている。棚板61は、前後長さL8(前端面から後端面までの長さ)が仕切板21の前後長さL1と同程度に形成されている。
棚板61の素材は特に限定されないが、本実施形態1では、木製板状体で形成されている。図示を省略しているが、棚板61の下面の左端部と右端部には、棚受部材62に当接することで棚板61のずれを防止する板状片からなるずれ止め部材が取り付けられている。なお、棚板61は、樹脂を射出成形することによって形成することもできる。
棚板61は、第2収納領域A2に複数(本実施形態1では4つ)上下方向に間隔を空けて配置されている。これにより、第2収納領域A2が物品を載置可能な物品の載置収納領域となっている。
棚受部材62は、第1棚板ユニット30の棚受部材32と同様に構成され、本体部62aと支持部62bと上側係合部62cと下側係合部62dとを有している。
棚受部材62は、上側係合部62cと下側係合部62dが、棚柱63の上下に並ぶ2つの取付穴65,65に差し込まれることにより、棚柱63に取り付けられる。
棚柱63は、第1棚板ユニット30の棚柱33と同様に構成され、棚柱63には、複数の取付穴65,…,65が上下方向に等間隔に形成されている。図5に示すように、棚柱63は、仕切板21の右側壁1Rとの対向面の前端部と後端部とに各1つずつ計2つ取り付けられている。また、右側壁1Rの仕切板21との対向面にも、仕切板21に取り付けられた2つの棚柱63,63と対向する2つの位置にそれぞれ1つずつ棚柱63が取り付けられている。棚柱63は、図示しないビスで仕切板21又は右側壁1Rに固定されている。
第2棚板ユニット60では、4本の棚柱63の同じ高さ位置の各2つの取付穴65,65に棚受部材62を取り付け、同じ高さ位置に取り付けられた各4つの棚受部材62,…,62の上に棚板61を載置する。このようにして第2棚板ユニット60は、組み立てられる。また、このようにして組み立てられた第2棚板ユニット60により、第2収納領域A2が物品の載置収納領域となる。
-収納構造の使用例-
次に、収納構造10の使用例について説明する。
[第1収納領域]
第1収納領域A1の後側の領域の載置収納領域A11には、8枚の棚板31,…,31の上に、衣類や鞄や装飾品等を収納することができる。8枚の棚板31,…,31(特に、収納ケース50の後方の棚板31)の物品を出し入れする際には、キャスター53付きの収納ケース50を手前側に引き出すことで、棚板31に近づくことができるので、容易に物品の出し入れを行うことができる。
第1収納領域A1の前側の領域の吊り下げ収納領域A12には、ハンガーパイプ41に、フック48やハンガー(図示省略)を利用して衣類や鞄等を吊り下げることができる。また、吊り下げ収納領域A12には、下部に設けられた収納ケース50の3つの引き出し52,52,52の内部に衣類等を収納することができる。また、収納ケース50はキャスター53付きで移動可能に構成されているため、必要に応じて吊り下げ収納領域A12と居室内との間で設置箇所を変更することができる。
また、本実施形態1では、吊り下げ収納領域A12にも一対の棚柱43,43が設けられている。そのため、収納ケース50を吊り下げ収納領域A12の下部に設けない場合には、第1棚板ユニット30の載置収納領域A11の下部に設けられた棚板31を、最も後ろの棚柱33から最も前側の棚柱43に至る前後長さの長い棚板に変更して、一対の棚柱43,43に棚受部材32,32を取り付けて前後長さの長い棚板に付け替えてもよい。
[第2収納領域]
第2収納領域A2(載置収納領域)に設けられた4枚の棚板61,…,61は、載置収納領域A11に設けられた8枚の棚板31,…,31よりも前後長さが長く、上下に隣り合う棚板61,61の間隔が棚板31,31に比べて大きい。そのため、第2収納領域A2(載置収納領域)には、4枚の棚板61,…,61の上に、載置収納領域A11で収納可能な物品よりも大型の物品の収納が可能である。4枚の棚板61,…,61の上には、衣類や鞄や装飾品等の他、寝具や扇風機等の家電も収納可能である。
-実施形態1の効果-
本実施形態1の収納構造10では、収納空間Sが仕切板21によって左右に仕切られ、収納空間Sの仕切板21と左側壁1L(対向壁)との間に区画される一部の領域(第1収納領域A1)のさらに一部である後側の領域に棚板31が架設され、収納空間Sの一部の領域A1のさらに一部である前側の領域にハンガーパイプ41が架設されている。このような構成により、仕切板21で仕切られた収納空間Sの一部の領域A1において、後側の領域を物品の載置収納領域A11、前側の領域を物品の吊り下げ収納領域A12として用いることができる。つまり、本実施形態1の収納構造10によれば、収納空間Sを無駄なく有効活用することができる。
また、本実施形態1の収納構造10では、収納空間Sを左右方向に仕切る仕切板21が、収納空間Sの前後長さの4分の3以下の前後長さに形成されている。そのため、収納空間Sが暗い押し入れ等であっても、光が仕切板21の手前を通過できるため、光が後側の領域の棚板31まで通り易く、見通しが良くなる。従って、本実施形態1の収納構造10によれば、収納物品を見つけ易い収納構造10を提供することができる。
また、本実施形態1の収納構造10では、棚板31よりも前側の吊り下げ収納領域A12のハンガーパイプ41の下方に、キャスター53付きの収納ケース50が設けられている。キャスター53付きの収納ケース50であるため、棚板31に物品を出し入れする際には、容易に移動させることができる。従って、本実施形態1の収納構造10によれば、棚板31への物品の出し入れを行い難くすることなく、棚板31よりも前側であってハンガーパイプ41の下方の領域を収納領域として有効利用することができる。
また、本実施形態1の収納構造10では、棚受部材32を着脱自在に取り付けられる棚柱33,43が、仕切板21と左側壁1L(対向壁)の互いの対向面の3つの対応する位置に対をなすように取り付けられている。そのため、前後長さの異なる棚板31に容易に付け替えることができる。
また、本実施形態1の収納構造10では、2つのパイプ支持部材42,42が、最も前側で対をなす2つの棚柱43,43の互いに対向する2つの取付穴45,45に挿通されたビス46,46で仕切板21及び左側壁1Lにそれぞれ固定されている。このような構成により、2つのパイプ支持部材42,42の取り付け位置を容易に揃えることができる。また、最も前側で対をなす2つの棚柱43,43には、2つのパイプ支持部材42,42と重ならない高さ位置に棚受部材32を設けることができるため、ハンガーパイプ41の下方に、後側の領域に設けた棚板31よりも前後方向の長さの長い幅広棚板をさらに設けることもできる。よって、本実施形態1の収納構造10によれば、収納空間Sを無駄なくより有効活用することができる。
また、本実施形態1の収納構造10では、仕切板21に対向する対向壁が、収納空間Sの側方を区画する左側壁1Lで構成されている。既存の側壁を利用することにより、少ない部品点数で収納空間Sを無駄なく有効活用することができる。
《発明の実施形態2》
図8に示すように、実施形態2の収納構造10は、2つの仕切板21,21で収納空間Sを左右方向に3つの領域に仕切るようにしたものである。以下では、実施形態1と異なる部分についてのみ詳細に説明し、実施形態1と同様の構成については、詳細な説明を省略する。
-収納構造の概略構成-
図8に示すように、実施形態2においても収納空間Sは、左側壁1Lと右側壁1Rと後側壁1Bとで側方の三方が囲まれ、押し入れ1の前面開口2には、3枚の引き違い戸3,3,3が設けられている。収納空間Sの大きさは、実施形態1と同様である。
収納構造10は、仕切ユニット20と、第1棚板ユニット30と、ハンガーユニット40と、収納ケース50と、第2棚板ユニット60と、第3棚板ユニット70とを備えている。詳細については、後述するが、仕切ユニット20により、収納空間Sの内部には、左右に仕切られた3つの収納領域A1~A3が形成され、第1棚板ユニット30と、ハンガーユニット40と、収納ケース50は、左右方向の中央の第1収納領域A1に設けられ、第2棚板ユニット60は、右側の第2収納領域A2に設けられ、第3棚板ユニット70は、左側の第3収納領域A3に設けられている。また、実施形態1と同様に、第1収納領域A1の後側の領域は第1棚板ユニット30により物品の載置収納領域A11となり、第1収納領域A1の前側の領域はハンガーユニット40により物品の吊り下げ収納領域A12となっている。収納ケース50は、吊り下げ収納領域A12の下部に設けられている。第2収納領域A2は、第2棚板ユニット60により物品の載置収納領域となっている。また、第3収納領域A3は、第3棚板ユニット70により物品の載置収納領域となっている。
-収納構造の各部の詳細構成-
[仕切ユニット]
図8に示すように、仕切ユニット20は、2枚の仕切板21,21と、3枚の天板22a~22cと、2つの支持脚23,23とを有している。仕切ユニット20は、前後長さが収納空間Sの前後長さL1の4分の3以下となるように形成され、収納空間Sの後ろ寄りの位置に設けられている。
仕切板21の構成及び設置手法は実施形態1と同様であるため詳細な説明は省略する。2つの仕切板21,21は、収納空間Sの左右方向の長さを略3等分する位置に設置されている。
3枚の天板22a~22cのうちの2枚の天板22a,22bは、実施形態1の天板22a,22bと左右の幅が異なるのみで同様に構成されている。天板22cは、天板22bと同様に構成されている。天板22aは、2枚の仕切板21,21の上端部間に架け渡されている。天板22bは、右側の仕切板21の上端部と右側壁1Rとの間に架け渡されている。天板22cは、左側仕切板21の上端部と左側壁1Lとの間に架け渡されている。
仕切ユニット20は、以上のような構成により、2枚の仕切板21,21間に第1収納領域A1を区画し、右側の仕切板21と右側壁1Rとの間に第2収納領域A2を区画し、左側の仕切板21と左側壁1Lとの間に第3収納領域A3を区画する。
第1棚板ユニット30、ハンガーユニット40及び収納ケース50は、2枚の仕切板21,21の間に設けられ、実施形態1の第1棚板ユニット30に比べて左右方向の幅が短い(実施形態1では、収納空間Sの左右幅の略半分であるのに対し、実施形態2では、収納空間Sの左右幅の略3分の1)他は、実施形態1の第1棚板ユニット30と同様に構成されているため、詳細な説明を省略する。
また、第2棚板ユニット60も、実施形態1の第2棚板ユニット60に比べて左右方向の幅が短い(実施形態1では、収納空間Sの左右幅の略半分であるのに対し、実施形態2では、収納空間Sの左右幅の略3分の1)他は、実施形態1の第2棚板ユニット60と同様に構成されているため、詳細な説明を省略する。
第3棚板ユニット70は、第2棚板ユニット60と左右反転形状に形成されている他は、ほぼ同様に構成されている。
第3棚板ユニット70は、4枚の棚板71,…,71と、各棚板71を支持する各4つ(計16つ)の棚受部材72,…,72と、各棚受部材72が着脱自在に取り付けられる4つの棚柱73,…,73とを備えている。第3棚板ユニット70は、前後長さが仕切板21の前後長さL2と同程度に形成され、第3収納領域A3に設けられている。棚板71、棚受部材72及び棚柱73は、第2棚板ユニット60の棚板61、棚受部材62及び棚柱63と同様に構成されているため、詳細な説明を省略する。
以上のような構成により、実施形態2の収納構造10では、2つの仕切板21,21によって収納空間Sが左右方向に3つの領域A1~A3に仕切られ、第1収納領域A1の第2収納領域A2と反対側にも第2収納領域A2と同様の第3収納領域A3が形成される。このような実施形態2の収納構造10であっても、実施形態1の収納構造10と同様の効果を奏することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態1,2では、本発明に係る建具の一例として、収納構造10を押し入れ1に設ける例について説明した。しかしながら、本発明に係る収納構造10の設置場所は、押し入れ1のような前面開口2が戸3によって閉塞可能である収納空間Sに限られない。収納構造10は、居室に面する前面開口2が閉塞されない収納空間Sに設置されてもよい。
また、上記実施形態1では、本発明に係る仕切板に対向する対向壁が、押し入れ1の既存の壁(左側壁1L)で構成される例について説明したが、対向壁は、実施形態2のように複数枚の仕切板21,21のうちの1枚であってもよい。具体的には、実施形態1において、左側壁L1に沿うようにもう1枚仕切板21を立設し、2枚の仕切板21,21間に第1収納領域A1を形成する(棚板31及びハンガーパイプ41を架設する)こととしてもよい。
また、上記実施形態1,2では、収納構造10は、収納ケース50と、第2棚板ユニット60と、第3棚板ユニット70(実施形態2のみ)とを備えていたが、本発明に係る収納構造10は、収納ケース50と第2棚板ユニット60と第3棚板ユニット70とを備えないものであってもよい。
また、上記実施形態1、2では、第1収納領域A1に隣接する第2及び第3収納領域A2,A3は、第2及び第3棚板ユニット60,70が設けられ、物品の載置収納領域に構成されていたが、第2及び第3収納領域A2,A3は、棚板61,71の代わりにハンガーパイプが設けられて吊り下げ収納領域に構成されていてもよく、また、棚板やハンガーパイプ等が設けられていなくてもよい。
また、上記実施形態1,2では、仕切板21は、いずれも後端面が後側壁1Bに近接するように設けられていた。しかしながら、仕切板21は、後端面が後側壁1B近くにあればよく、後端面が後側壁1Bに当接するように設けられていてもよい。また、仕切板21は、後側壁1Bに接着固定した上下方向に延びる桟材(取付部材)に対し、後端面が該桟材(取付部材)に当接又は近接するようにビス等で固定されるものであってもよい。
なお、ここで、「後端面が後側壁1B又は桟材(取付部材)に近接する」とは、後端面と後側壁1B又は桟材(取付部材)との隙間(間隔)が5mm未満である状態をいう。
また、上記仕切板21と同様に、上記実施形態1,2において、後端面が後側壁1Bに近接するように設けられていた天板22a,22b及び棚板31,61,71は、いずれも後端面が後側壁1B近くにあればよく、後端面が後側壁1Bに当接するように設けられていてもよい。
本発明は、押し入れ等の収納空間に設けられる収納構造に有用である。
10 収納構造
21 仕切板
31 棚板
32 棚受部材
33 棚柱
41 ハンガーパイプ
42 パイプ支持部材
43 棚柱
46 ビス
47 取付穴
50 収納ケース
53 キャスター
1B 後側壁
1L 左側壁
1R 右側壁

Claims (5)

  1. 少なくとも左側壁と右側壁と後側壁とによって三方を囲まれた収納空間に設けられる収納構造であって、
    前後方向及び上下方向に延び、後端面が上記後側壁に当接又は近接するように設けられて上記収納空間を左右方向に仕切る仕切板と、
    上記仕切板に対向する対向壁と、
    上記仕切板と上記対向壁との間に後端面が上記後側壁又は該後側壁に固定された取付部材に当接又は近接するように架設される前後長さが上記仕切板の前後長さよりも短い棚板と、
    上記仕切板と上記対向壁との間の上記棚板よりも前側に架設されるハンガーパイプとを備え、
    上記仕切板の前後長さは、上記収納空間の前後長さの4分の3以下である
    ことを特徴とする収納構造。
  2. 請求項1に記載の収納構造において、
    下面にキャスターが取り付けられた収納ケースをさらに備え、
    上記収納ケースは、
    左右長さが上記仕切板と上記対向壁との間の距離よりも短く且つ前後長さが上記棚板の前端と上記収納空間の前端との間の距離よりも短く形成され、
    上記収納空間において上記仕切板と上記対向壁との間であって上記ハンガーパイプの下方且つ上記棚板よりも前側に設置されている
    ことを特徴とする収納構造。
  3. 請求項1又は2に記載の収納構造において、
    上記棚板を支持する複数の棚受部材と、
    上下方向に延び、上記棚受部材が着脱自在に取り付けられる取付部を複数有し、該複数の取付部が上下方向に並ぶように形成された複数の棚柱とをさらに備え、
    上記複数の棚柱は、上記仕切板と上記対向壁との互いの対向面の3つ以上の対応する位置に対をなすように取り付けられている
    ことを特徴とする収納構造。
  4. 請求項3に記載の収納構造において、
    上記ハンガーパイプの端部を支持する2つのパイプ支持部材をさらに備え、
    上記取付部は、上記棚柱に形成された取付穴であり、
    上記2つのパイプ支持部材は、上記複数の棚柱のうち最も前側で対をなす2つの棚柱の互いに対向する2つの上記取付穴に挿通したビスで上記仕切板及び上記対向壁にそれぞれ取り付けられている
    ことを特徴とする収納構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の収納構造において、
    上記対向壁は、上記左側壁又は上記右側壁である
    ことを特徴とする収納構造。
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